仕事やゲームなどさまざまなシーンで活躍する「キーボード」。キーボードにはノートパソコンで馴染のあるパンタグラフ方式や高価な静電容量無接点方式など、さまざまな種類があります。
そこで今回は、キーボードの種類と特徴を解説し、各種類のおすすめキーボードを紹介。種類に応じて適した用途やチェックしておきたいポイントなどもあわせて解説するので、ぜひ自分にぴったりの1台を見つけてみてください。
- 目次
- キーボードの種類
- キーボードの選び方
- メンブレンキーボードのおすすめモデル
- パンタグラフキーボードのおすすめモデル
- メカニカルキーボードのおすすめモデル
- 静電容量無接点キーボードのおすすめモデル
- キーボードのAmazon・楽天市場ランキングをチェック
キーボードの種類
メンブレンキーボード

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メンブレンキーボードは最もスタンダードなキーボード。キートップの下にラバードームが搭載されており、キーが押下された際に変形したラバードームがスイッチの接点に触れて入力される仕組みです。キーストロークが長く、しっかりとした打鍵感を得られます。
価格が安いモデルが多いのも、メンブレンキーボードの魅力のひとつ。コストパフォーマンスを重視する方は、ぜひチェックしてみてください。
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パンダグラフキーボード

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パンタグラフキーボードは、ノートパソコンにも採用される薄型のキーボード。電車に取り付けられているパンタグラフのような形をしたスプリングが、キートップの下に搭載されています。
軽い力で入力しやすいため、長時間使用しても疲れにくい点が魅力のひとつ。また、薄型に設計しやすいので、スリムなキーボードが多いのも特徴です。
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メカニカルキーボード

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メカニカルキーボードは、各キーのキースイッチが独立している点が特徴。スイッチに採用されている軸の種類やバネによって打鍵感が大きく異なり、赤軸や青軸、茶軸など軸の色によってキーの重さや静音性を分類しています。
耐久性に優れているほか、不具合があってもキー単位で交換やメンテナンスができるため、長く使い続けやすい点がメリット。ハードな使い方をしがちな、ゲーミングキーボードに多く採用されています。
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静電容量無接点方式

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静電容量無接点方式は、スイッチが一定距離より近づくと入力が認識されるタイプ。スイッチが物理的に接触しないため底打ち感が少なく、静音性にも優れています。打鍵感も軽快で、スムーズかつ心地よくタイピング可能です。
パーツが摩耗しにくいので、耐久性に優れているのも魅力のひとつ。一方、静電容量無接点方式を採用したキーボードは、数が少なく価格も高い傾向にある点がデメリットです。
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キーボードの選び方
用途で選ぶ
普段使い・ビジネス用

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普段使いやビジネス用には、パンタグラフやメンブレンのキーボードがおすすめ。パンタグラフやメンブレンのキーボードは価格が安いモデルが多く種類も豊富なので、さまざまな選択肢から自分に合ったモデルを選択できます。
また、ビジネスで文章の執筆やコーディングを行う場合は、静電容量無接点方式もおすすめ。静電容量無接点方式は打鍵感が心地よく疲れにくいため、長時間タイピングする方はチェックしてみてください。
ゲーム用

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ゲーム用には、ゲーミングキーボードがおすすめ。多くのゲーミングキーボードにはメカニカルスイッチが採用されており、入力時にしっかりとしたフィードバックを感じられるので、タイプミスを軽減しながら操作可能です。
また、ゲーミングキーボードにはキーのカスタマイズに対応したモデルが多いのも魅力。ゲームに合わせてよく使うキーをカスタマイズすれば、より効率的にプレイできます。
スマホ・タブレット用

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スマートフォンやタブレット用のキーボードには、コンパクトなモデルがおすすめ。特に外出先で使用したい場合は、スマートフォンやタブレットと一緒にカバンに入れて持ち歩けるサイズを選ぶと快適に使用可能です。
ケーブルを接続せずに使えるワイヤレスタイプだと持ち運びや接続の手間を軽減できます。また、iPhoneやiPadを使用している場合は、Lightning端子を搭載した有線キーボードもあるのでチェックしてみてください。
接続方法で選ぶ
ワイヤレス

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ワイヤレスのキーボードは、ケーブルがないため設置場所の自由度が高い点がメリット。通信できる距離であればパソコンから離れた位置でも使用できるほか、スマートフォンやタブレットと一緒に持ち歩く場合にも適しています。
ワイヤレスには、主にBluetoothと2.4GHzの2種類があり、一般的に2.4GHzで接続する場合はレシーバーが必要。Bluetoothの場合はレシーバーが不要なので、USBポートのない機器にも接続可能です。
有線

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有線タイプのキーボードは、パソコンやスマートフォン、タブレットに直接ケーブルを接続して使用するタイプ。遅延や通信の途切れが少ないため安定性に優れているほか、接続機器側から電源を供給できるので、充電不要で使用できます。
一方、ケーブルの長さによって設置場所が制限されてしまう点がデメリット。デスク上にケーブルが見えている状態にもなりやすいため、スッキリとしたデスクを目指したい場合は配線にこだわる必要があります。
テンキーの有無をチェック

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キーボードの種類には、テンキー搭載タイプと非搭載タイプがあります。テンキーとは、主に数字を入力する際に使われる、1~10までの数字と四則演算の記号などが配置されたキーのこと。一般的にはキーボードの右側に配置されています。
電卓アプリを多用する場合や、Excelのような表計算ソフトに数値を入力する機会が多い場合はテンキー付きのキーボードがおすすめ。一方、テンキー非搭載タイプの方がコンパクトなので、数字入力の機会が少ない場合は無理に選ぶ必要はありません。
日本語配列か英語配列か

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キーボードの配列には、主に日本語配列と英語配列の2種類があります。日本で一般的に採用されているのは、JIS配列とも呼ばれる日本語配列。変換キーや半角・全角キーなどが搭載されており、日本語をスムーズに入力できます。
英語配列はUS配列とも呼ばれ、主に海外で採用されている配列です。日本語配列にある一部のキーがない反面、エンターキーやスペースキーが大きく設計されている点がメリット。特にこだわりがない場合は、使い慣れている配列のキーボードがおすすめです。
メンブレンキーボードのおすすめモデル
エレコム(ELECOM) 有線静音フルキーボード TK-FCM114SK

低価格ながら使いやすい、おすすめのキーボード。接続方法は有線なので、遅延を最小限に抑えられるのがポイントです。専用ドライバーのインストールが不要で、パソコンのUSBポートに接続するだけで使用できます。Windowsはもちろん、macOSやChrome OSに対応している点も魅力です。
テンキー付きのフルキーボードのため、Excelのような表計算ソフトを使用する方にもおすすめ。キーピッチは19mmと広く、デリートキーやインサートキーなどの特殊なキーが独立して配置されているので、ミスを防ぎながらスムーズにタイピングできます。
本体裏面には、水抜き穴も搭載。万が一水をこぼしてしまっても素早く排出できるため、故障を防止できます。また、角度調節スタンドの搭載もポイント。姿勢や体格に合わせて、角度を2段階に調節して使用できます。
エレコム(ELECOM) Lightning静音ミニキーボード TK-LCM02

iPhoneやiPadとの相性に優れたキーボード。Lightningコネクターを採用した有線タイプであり、Lightningポートを搭載したデバイスに直接接続可能です。サイズもコンパクトなので、小さなデスクでも無理なく使用できます。
キーボードの種類は、メンブレン方式。独自の静音設計の採用により、タイピング時に発生する音を最小限に抑えられるため、周囲や時間帯を気にせずに使いやすい点が魅力です。
キー配列は、82キーの日本語配列。コンパクトながらキーピッチは19mm確保されているので、タイプミスを軽減しながらスムーズに入力可能です。また、マルチファンクションキーも搭載されているため、輝度やボリュームなどをキーボードから操作できます。
Apple製品との互換性を保証するMFi認証を取得しているのもポイント。iOSやiPadOSがアップデートされても、安心して使用できます。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY) エルゴノミクス ワイヤレスキーボード 400-SKB063

楽な姿勢で使用しやすい、おすすめのキーボードです。人間工学に基づいて、V字にキーが配置された設計を採用。手を置きやすいようになだらかな傾斜も設けられているので腕が自然な八の字になりやすく、肩や腕への負担を軽減する効果に期待できます。
接続は2.4Ghzのワイヤレス方式。付属のレシーバーをパソコンのUSBポートに接続すれば、ドライバーをインストールせずに使用可能です。ケーブルがないため設置場所の自由度も高く、デスク上をスッキリと整頓しながら使用できます。
テンキーが搭載されているので、電卓やExcelで数値を入力しやすい点も魅力。また、本体下部には小型のタッチパッドも搭載されています。カーソル移動はもちろん、クリックやスクロールもできるため、マウスがなくてもパソコンを操作できます。
電源スイッチの搭載もポイント。使わないときは電源をオフにできるので、電力消費を抑えられます。
パンタグラフキーボードのおすすめモデル
ロジクール(Logicool) MX KEYS MINI KX700

コンパクトながら高性能なパンタグラフキーボード。接続方式にはワイヤレスを採用しており、Bluetoothのほか独自規格である「Logi Bolt」もサポートしています。電源ボタンも搭載されているため、節電しながら使用可能です。
WindowsやmacOSのほか、Chrome OSやiOS、AndroidにLinuxなどさまざまなOSをサポート。最大で3台までのデバイスを切り替えながら使用できるほか、キートップにはWindows用とMac用の印字が施されています。
ソフトをインストールすると、ファンクションキーへの機能の割り当ても可能。また、複数のパソコン間を行き来する「Logicool Flow」対応マウスと連動し、カーソルのあるパソコンに自動で接続する機能も利用できます。
ワイヤレスかつコンパクトなので、スマートフォンやタブレット用のキーボードとしてもおすすめです。
スリーイーホールディングス(3E Holdings) TENPLUS 3E-BKY7

持ち運びに便利なおすすめのパンタグラフキーボード。テンキー付きのキーボードながら、折りたたみに対応しています。重量もわずか194gと軽量。カバンやポーチに入れて気軽に持ち運べるので、スマートフォンやタブレット用のキーボードとしておすすめです。
接続方式はワイヤレス。Bluetoothで接続するため、USBポートを搭載していない機器でも使用可能です。マルチペアリングに対応しており、最大で3台までのデバイスを切り替えながら使用できるので、複数の機器を使い分けている方にも適しています。
コンパクトな設計ながら、ファンクションキーやテンキーも搭載。数字を入力する機会が多い方でも安心して使用可能です。また、コンパクトなキーボードでは省略されがちな、デリートやバックスペースも両方搭載されています。
電池持ちのよさもポイント。最大で約30時間使用できるほか、約2時間でフル充電可能です。
エレコム(ELECOM) Bluetooth超薄型コンパクトキーボード TK-FBP101

軽量かつ薄型で使いやすいおすすめのキーボード。最薄部約6.5mmの非常にスリムな設計が特徴です。Windowsのほか、macOSやiOS、AndroidなどさまざまなOSに対応しているため、複数のデバイスを使い分けている方におすすめです。
接続方式はBluetoothによるワイヤレス。最大で3台までのデバイスを登録し、自由に切り替えながら使用可能です。
キーピッチが19mmと広いため、快適にタイピング可能。電卓やExcelなどの事務仕事に便利な、テンキーも搭載されています。また、マルチファンクションキーも13種類搭載されているので、キーボードからさまざまな操作が可能です。
電源には単4形のアルカリ電池を2本使用。電池の消耗を抑えやすい電源ボタンも搭載されています。
メカニカルキーボードのおすすめモデル
フィルコ(FILCO) Majestouch2 メカニカルキーボード FKBN91MRL/JB2

快適な打鍵感を実現した、おすすめのメカニカルキーボード。打鍵感の異なるスイッチがラインナップされており、好みのモノを選べます。
接続方式は有線。USBケーブルが直付けされているほか、付属品としてPS/2プラグも同梱されているため、PS/2キーボードとしても接続可能です。また、WIndows XP以降のOSで動作が確認されているので、古いパソコンでも使用できます。
91キーの日本語配列を採用。テンキーは搭載されていないものの、矢印キーやデリートキー、ファンクションキーなどは独立して配置されています。また、Nキーロールオーバーにも対応しており、複数のキーを同時に押しても全てしっかりと入力可能です。
キートップにかなが表記されている点も特徴。かな入力したい方でも安心して使用できます。
ロジクール(Logicool) ゲーミングメカニカルキーボード G512r-TC

パソコンでゲームを楽しみたい方におすすめのメカニカルキーボード。本体には航空機にも使われるアルミニウム合金が採用されており、高い耐久性を実現しています。表面にはつや消し加工が施され高級感もあるので、デザインを重視する方にもおすすめです。
キースイッチには「GX Brown タクタイル」を採用。タイピング時にフィードバックが伝わってきやすいため、しっかりとした打鍵感を求める方におすすめです。接続方式は遅延や途切れなどの少ない有線なので、ゲームをプレイしたい方にも適しています。
ファンクションキーを使用すれば、メディアコントロールも可能。専用ソフトの導入により、キーのカスタマイズも行えます。また、各キーに搭載されたライトの色やエフェクトも、ソフトから自由にカスタマイズ可能です。
本製品はUSB2.0による優先接続。また、本体にUSB 2.0ポートが搭載されているのも特徴で、デバイスを充電したりマウスのレシーバーを接続したりできます。
エレコム(ELECOM) ARMA FPSゲーミングキーボード TK-ARMA50

FPSのプレイに適したおすすめのメカニカルキーボード。接続方式は有線で、メッシュ被膜を採用した耐久性の高いケーブルを搭載しています。また、ケーブルにフェライトコアが搭載されているのも特徴。電子ノイズを軽減し、安定した通信を実現します。
キーストローク2.6mmを実現する、独自設計のメカニカルスイッチを採用。変換・無変換キーを搭載せずスペースキーを広げた独自のキー配列により、FPSゲーム中の誤入力を防止しながらスムーズなタイピングが可能です。
全キーロールオーバーもサポート。専用のソフトをインストールすると、一部のキーを除いた多くのキーをカスタマイズ可能です。カスタマイズ内容はキーボード本体に保存されるため、ソフトをインストールしていないパソコンでも使い慣れた設定で使用できます。
キーをカスタマイズできる「ゲーミングモード」と通常の入力の「チャットモード」2つのモードも搭載。キーを押すだけで瞬時にモードを切り替え可能です。
静電容量無接点キーボードのおすすめモデル
ピーエフユー(PFU) Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S 英語配列 PD-KB800BS

快適な打鍵感が特徴的な、おすすめの静電容量無接点キーボード。USB Type-Cポートが搭載されているため、Bluetoothによるワイヤレス接続と有線接続の両方を利用可能です。また、本体サイズがコンパクトなので、持ち運びにも適しています。
静電容量無接点方式の採用による、心地よい打鍵感が特徴のひとつ。静音性にも優れており、周囲に配慮しながら使用可能です。合理的なキー配列もポイント。ホームポジションから大きく手を動かさずに、スムーズなタイピングが可能です。
キーマップ変更機能も搭載。Windows向けのソフトをインストールすると、制御キーや文字キーのキーマップをカスタマイズ可能です。設定した内容はキーボード側に保存されるため、別のデバイスと接続しても設定内容を維持したまま使用できます。
3段階で角度を調節できる機能にも対応。細部までこだわって設計された、高品質なキーボードです。
東プレ(Topre) REALFORCE R3 キーボード R3HC11

長時間でも快適にタイピングできる、おすすめの静電容量無接点キーボード。Bluetoothと有線接続の両方に対応しており、Windows以外にもさまざまなOSに対応しています。
打鍵感に優れているのはもちろん、二重入力が発生しない仕組みを採用しているのも特徴。チャタリングが発生しない構造と入力に底打ちが不要な仕組みにより、長時間使用してもストレスの少ない安定したタイピングが可能です。
カスタマイズ性に優れている点も魅力。専用のソフトをインストールすると、全てのキーのキーマップを自由にカスタマイズできます。アクチュエーションポイントも4段階で設定でき、設定内容はキーボード本体に保存可能です。
アキーヨ(AKEEYO) NiZ ワイヤレスキーボード AKY-NIZ-TC84-DM-35G

多機能で扱いやすいおすすめの静電容量無接点キーボード。OSは、Android・Windows・iOS・macOSに対応しています。有線とBluetoothの両方で使用可能。Bluetoothの場合は、最大で3台のデバイスを切り替えられます。
ゴム製リングの内蔵による、静音性も特徴。タイピング時の音が響きにくいので、時間帯や場所を気にせずに使用可能です。また、ステップスカルプチャー方式を採用しているため、ホームポジションから最小の動きで素早く入力できます。
Nキーロールオーバーにも対応。ソフトを導入すればキーマップの変更もできるので、自身の使いやすいスタイルにカスタマイズ可能です。
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キーボードにはさまざまな種類があり、種類によって適している用途が異なります。ゲームにはメカニカルタイプのゲーミングキーボード、大量の文章やプログラミングコードなどを長時間快適に入力したい場合は静電容量無接点方式がおすすめです。本記事を参考に、ぜひ自分にぴったりの1台を見つけてみてください。