パソコンよりも手軽にネット閲覧ができる「タブレット」。スマホと同じアプリを大画面で操作できるなど使い勝手のよさもユーザーに浸透し、最近では子どもからシニア層まで幅広い世代が活用しています。

とはいえ、メーカーはもちろん、サイズや価格帯なども幅広く、製品ラインナップが豊富なので、どのアイテムが自分にあっているかわかりにくいものです。そこで今回は、タブレットに関する基礎知識と2018年のおすすめの製品をご紹介。サイズやOSの違いなどについても解説するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

タブレットとは?

タブレットとは、キーボードが搭載されていない薄型の液晶付きコンピューターのこと。画面をタッチして操作するため、スマートフォンとも近い使用感が特徴です。アップルが販売したiPadを皮切りにタブレット人気が高まり、その後グーグルやマイクロソフトもタブレット用のOSを普及させてタブレット業界を盛り上げています。

タブレットとパソコンの違い

タブレットは、画面を直接タッチして操作するコンピューター端末のこと。キーボードはBluetoothで接続することによって使用できます。自由に持ち運びができるため、キッチンに持って行って料理のレシピを検索したり寝室の枕元に設置して電子書籍を確認したりすることも可能です。また、8インチ程度のタブレットであれば、カバンの中に入れて外出先でも気軽に使えます。

一方、ノートパソコンはキーボードとコンピューターが一体になっている仕様です。タブレットが普及する以前は、ビジネス・プライベート問わず幅広く活用されていました。現在は、ネットのコンテンツを楽しむだけであれば、スマホやタブレットで十分なので、ビジネスシーンでの利用や高性能ゲームを動かすために購入する方が増えています。

タブレットでできること

①スマホで利用しているアプリが使える

スマホで普段利用しているアプリを、タブレットでも使用することが可能です。スマホとタブレットではほとんどのOSが共通のため、アプリがタブレットに対応していれば、問題なく利用できるでしょう。

ただし、タブレットのOSの違いによって、利用できるアプリは異なります。例えば、普段はiPhoneを利用しているのに、Androidタブレットを購入した場合、普段利用しているアプリが存在しないことがあります。

また、スマホと同じようにCPUやメモリがアプリの動作基準を満たしていない場合、ゲームや画像処理ソフトは動作が重くなることがあるため、購入前は気をつけなければなりません。

②電子書籍を読む

タブレットは、電子書籍を読むのに最適なサイズです。また、画面を2本の指で拡大・縮小する「ピンチ操作」をして、文字のサイズを変えることができるため、シニア世代にもおすすめです。

③お絵かきやメモ

8~12インチ程度の画面サイズでタッチパネルに対応しているということは、タッチペンにも対応しているということ。タブレットの中には、イラストの制作にも耐えうる性能を持ったモノも存在します。

例えば、アップルが販売しているiPad Proであれば、「Apple Pencil」を活用することでイラストの制作を行うことが可能。また、イラストが制作できるほどのスペックでなくても、アプリと連携することで手書きノートとして活用することが可能です。

④写真や動画の撮影

タブレットには、スマホと同様にカメラが搭載されているモデルがほとんど。つまり、写真や動画の撮影に対応しています。スマホでは画面が小さすぎて確認しづらい写真も、タブレットサイズなら撮影後すぐに映り具合を確認することが可能です。

⑤ファイルの編集など

ビジネスマンが頻繁に利用するExcelファイルも、アプリから編集できます。Bluetoothキーボードと接続すれば快適に文字入力を行えるので、自宅でパソコンを所有せずともタブレット1台でまかなうことが可能。

さらに、Windowsタブレットのように、あらかじめビジネスシーンで利用することを想定してパソコンと同じOSを搭載しているモデルもラインナップされています。取り外しができるキーボードを搭載したタイプのタブレットもリリースされているので、ビジネス用途でタブレットを使う方はチェックしてみてください。

タブレットを選ぶ前に

タブレットを選ぶ前には、用途を考えることが重要。仕事で活用する・エンタメ作品を楽しむために使う・電子書籍を読むために使うなど、多くの用途が想定されるからです。

例えば、普段使用しているパソコンと全く同じように使用できるタブレットが欲しいなら、Windowsタブレットを購入する必要があります。ただし、AndroidタブレットやiOSタブレットもBluetoothキーボードと接続することでメールや画像処理ソフトを利用することが可能です。

しかし、会社のWindowsパソコンにインストールされているソフトを、これらのタブレットにインストールすることはできません。WindowsタブレットであればOSが同じなので、ある時はパソコン・ある時はタブレットのように活用できます。

他にも、電子書籍を読むためだけにタブレットを活用するのであれば、そこまで高い性能を必要としないもの。この場合、1万円程度の安価なタブレットも選択肢に含めた方がよいでしょう。

また、AmazonがAndroid OSを独自に改良して販売している「Fireタブレット」もコスパがよく、Amazonの関連サービスをよく利用される方は優良な候補です。

アップルからリリースされているiPadであれば、複数のアプリを同時起動したアプリ間のファイル移動などにも対応しています。従来のアップルユーザーが利用してきたMacBookがライバルだと評価されるぐらい、タブレットがパソコンのスペックに近づいているのが現状です。

タブレットの選び方

①OSで選ぶ

現在のタブレット端末は、「Android OS」「Windows OS」「iOS」のいずれかを搭載しているモノがほとんどです。以下では、各OSの特徴を解説します。

Android OSの特徴

Android OSは、グーグルが提供しているOSです。スマホと同様、複数のメーカーのタブレット端末にAndroid OSが搭載される仕組みを取っているため、複数の会社がしのぎを削ってタブレットを開発しています。

そのため、タブレットによって防水機能やスピーカーの音質を高めるなど、豊富なラインナップのなかからお気に入りの1台を選択することが可能です。

ただし、Android OSの場合はOSのバージョンやタブレットの機能によって、アプリが対応していないこともあります。利用したいアプリがある場合、OSへの対応の有無を購入前に調べておく必要があります。

Windows OSの特徴

Windows OSはマイクロソフトが提供しているOSです。Android OSと同様、複数のメーカーのタブレットに搭載されているOSのため、iOSと比較してラインナップが豊富です。

現状Windowsタブレットとして販売されているものは、パソコンにインストールされているモノと同じOSが搭載されているため、ビジネスで利用しているソフトウェアをそのまま活用することができます。よりパソコンに近い使い方がしたい方はWindows OS、スマホに近い使い方がしたい方はAndroid OSを選択している傾向にあります。

また、ノートパソコンとしてもタブレットとしても使える「2in1タブレット」と言われているモデルの多くがこのWindows OSを搭載したタイプです。代表的な機種である「surface」シリーズなど、ノートパソコンとしても使えるスペックを備えています。

iOSの特徴

iOSはアップルが提供しているOSです。アップルが販売しているiPhoneおよびiPadに搭載されています。

iOSの特徴は、なんと言ってもデザイン性の高さとインターフェースの統一性。アップルのパソコンが長年デザイナーから愛用されていることからも分かるように、iOSでも高いデザイン性が継承されています。

アップルはグーグルと比較するとアプリの審査が厳しいため、ストアにあるアプリの品質が高い傾向にあるのもユーザーから支持されている理由のひとつです。ただし、Androidタブレットのように安価なタブレットがないため、iPadシリーズは全体的に高価になります。

②モニターサイズで選ぶ

タブレットは、モニターサイズによって適切な用途があります。タブレットで最も普及している3パターンにおいて適切な用途を知っておきましょう。

7~8インチモデル

7~8インチモデルは、携帯性に優れています。ネットサーフィンや電子書籍を読む場合には文字が小さめなので、拡大して調節することも可能。通勤・通学など移動中にタブレットを使用するのに最も適しているサイズです。

10インチモデル

10インチモデルは、携帯性と利便性を両立したスタンダードなサイズです。7~8インチモデルよりも性能が高い傾向にあり、プライベート活用のみではなく、高性能アプリを楽しみたい場合やビジネスシーンでの利用にも適しています。

12インチ以上のモデル

前提として、ノートパソコンと同様の使い方を想定しているモデルです。ノートパソコンとしてはコンパクトなので、持ち運んで外出先で使用する場合にも適しています。なお、Androidタブレットには12インチ以上のモデルがほとんどありません。

③通信方式で選ぶ

タブレットでインターネットを利用する際、LTE(SIMフリー)モデル・Wi-Fiモデルのどちらかを選択する必要があります。そこで、まずはこれらの通信方式がどのようなものかを確認しましょう。

LTE(SIMフリー)モデル

LTE(SIMフリー)モデルとは、SIMカードを挿入することによってどこでもLTE通信を行えるモデルです。高速のLTE通信は魅力的ですが、月額料金を支払って通信事業者と契約する必要があるため、使用しなくても料金が発生してしまいます。

移動中などWi-Fiが利用できない環境下においても通信を行うことが可能なため、Wi-Fiモデルより利便性が高い点。ただし、タブレットの本体価格もLTEモデルの方がやや高くなります。

Wi-Fiモデル

Wi-Fiモデルは、SIMカードを挿入せずにWi-Fiに接続することによって通信を行うモデルです。月々の料金が発生しない一方、Wi-Fiが使えない環境下ではインターネットが使用できないというデメリットがあります。

ただし、SIMフリーモデルを利用せずともモバイルルーターやスマートフォンのテザリング機能を活用することで、移動中などでもインターネットを活用することが可能。タブレット以外にも複数の端末で通信する機会があるなら、比較的価格の安いWi-Fiモデルも有力な選択肢です。

Androidタブレットのおすすめモデル

7~8インチモデル

ファーウェイ(Huawei) MediaPad T2 7.0 Pro

7インチのフルHD液晶ディスプレイを採用したAndroidタブレット。独自の画像最適化技術「ClariVu」を搭載しており、彩度を最大20%強化することに成功しています。鮮やかで高画質な画像と映像が楽しめるのが魅力です。

OSは、Android 5.1をプリインストール。CPUはOcta-core「MSM8939」、メモリは2GB、内蔵ストレージは16GBです。指紋認証機能に対応しており、登録した指で認証パッドに触れるだけでロックを解除できます。セキュリティ重視の方も安心です。

また、ブルーライトを軽減できる「視力保護モード」にも対応。アプリゲームを長時間楽しみたい方はもちろん、電子書籍用のタブレットとしてもおすすめです。

エイスース(ASUS) ZenPad 3 Z581KL

2K解像度(2048×1536)に対応した7.9インチAndroidタブレット。SIMフリーモデルなので、SIMカードを挿入することで、いつでもネットにつなげられます。

「ASUSTru2Life+」テクノロジーと呼ばれる映像技術・デュアルフロントスピーカー搭載など、エンタメコンテンツを最大限楽しむために配慮された設計。さらに、4GBのメモリを搭載しているため、Android用ゲームなども快適に楽しめます。最大11時間稼働するロングバッテリーのため、外出先でもガッツリ使い倒せるタブレットです。

日本電気(NEC) LAVIE Tab E TE508/HAW

Android7.1を搭載した8インチタブレット。マルチタスクにも対応し、コンテンツを楽しみながらメールの返信をするなど、柔軟な使い方が可能な1台です。

本機は「Dolby Atmos」と呼ばれるサウンドシステムを採用。フロントにデュアルスピーカーを搭載しているため、付属のスタンドを使用しても音を邪魔することがありません。

さらに、Microsoft Office Mobileも搭載しています。プライベード用途だけではなく、緊急で仕事をしなければならないときでも、資料の編集が可能です。

10インチモデル

エイスース(ASUS) ZenPad 10 Z301M-DB16

2万円程度で購入できるAndroid7.0を搭載した10.1インチタブレット。アンチフィンガープリント加工と呼ばれる、指紋が残りにくい加工が施されているため、複数人でシェアしても画面の汚れが気になりません。

日本語入力システムのATOKや、キッズモードを搭載しているのもポイント。大人だけではなく、パソコンに親しんでいる高齢者や小さなお子さんでも安心して利用できます。

持ち運びと利便性を両立したサイズにリーズナブルな価格から、初心者に自信を持っておすすめできるタブレットです。

レノボ(Lenovo) TAB4 10 Plus ZA2M0085JP

3万円程度で購入できる10.1インチAndroidタブレット。Android7.1を搭載し、メモリ3GB・保存容量16GBと十分な性能を備えるため、仕事からプライベート利用まで幅広く使用できます。

充電端子はUSB Type-Cに対応。microSDカードスロットも搭載しているため、データ容量はさらに拡張できます。最大12時間稼働するバッテリーも魅力なハイコスパタブレットです。

ファーウェイ(HUAWEI) MediaPad M3 Lite 10

10.1インチAndroidタブレット。LTEモデル・Wi-Fiモデルに加え、防水仕様やテレビチューナーを搭載したWi-Fiモデルのバリエーションも用意されています。

高性能スピーカーを4つ搭載しているため、最高の画質と音質でテレビを楽しめるのがメリット。急速充電にも対応し、25分の充電で2時間の動画が楽しめる性能を有しているため、プライベート・ビジネス問わず活用できるタブレットです。

アマゾン(Amazon) Fire HD 10

Android OSを独自に改良した10インチタブレット。同社が提供する動画サービス・電子書籍サービス等を最大限楽しむためにつくられているため、普段からAmazonを利用している方にはおすすめの1台です。

価格も2万円前後と非常にリーズナブル。ただし、使用できるアプリがAndroidタブレットよりも少ない点には注意してください。

Windowsタブレットのおすすめモデル

7~8インチモデル

マウスコンピューター(MouseComputer) WN892

2万円程度で買える格安Windowsタブレット。パソコンカバーとキーボードが付属しているため、自宅・移動先を問わずノートパソコンとしても活用できます。

CPUはAtom x5-Z8300 プロセッサー、メモリは2GB・保存容量は32GBのため、パソコンとして利用する際は、高い性能を必要とするソフトウェアではなく、メールや文書作成用と割り切って利用するのがよいでしょう。

10インチモデル

レノボ(Lenovo) Ideapad Miix 320

キーボードを接続することでノートパソコンとしても使える2in1タブレットです。ディスプレイには10.1型のIPS液晶を採用。斜めからでも色鮮やかに見えるのが特徴で、快適にWEBページや動画を閲覧できます。

OSにはWindows 10 Home 64bitをプリインストール。CPUはインテルの「Atom x5-Z8350」、メモリは4GBを搭載しています。内部ストレージに64GBのeMMCを採用することで、素早い立ち上がりを実現。振動に強いのも魅力です。

タブレット時の重量は550gで、キーボードを装着しても1.02kgと軽量クラス。さらに最大11時間のバッテリー駆動に対応するなど、外出先でも安心して使えます。プライベートでもビジネスでも活躍してくれるおすすめのタブレットです。

エイスース(ASUS) TransBook T101HA-G128

5万円程度のWindowsタブレット。10.1インチ液晶に加えて、メモリ4GB・保存容量は128GBのため、よりパソコンとして利用する機会が多い方におすすめの1台です。

フルHD出力に対応したmicroHDMI出力端子・USB2.0・microUSB・microSDカードスロットなど、周辺機器を活用するための端子も豊富に搭載。タブレット利用なら、13時間も連続稼働できます。

サムスン(Samsung) Galaxy Book SM-W623NZKAXJP

10.6インチのWindowsタブレット。CPUはCore m3、メモリ4GB・保存容量128GBと高性能なうえ、OSにはWindows10 Proを採用しているため、サブPCではなくメインPCとして利用する方の実用にも耐えうる1台です。

画面解像度はフルHDに対応。タブレットを最大限活用するための、メモ作成・スケッチ等に使用できるSペンを搭載しているため、パソコン・タブレットとしてだけではなく、ノートとしても活用できます。また、USB Type-C端子を搭載しているため、最新の周辺機器を快適に接続可能です。

12インチ以上のモデル

マイクロソフト(Microsoft) Surface Pro HGG-00004

Windowsを提供しているマイクロソフト自ら手掛ける12.3インチのWindowsタブレット。CPUにCore m3・メモリ4GB・保存容量128GBとノートパソコン使用に十分な性能を有し、Office Home and Business Premiumを搭載しているため、より室内での利用に適した1台です。

Windows Helloと呼ばれる顔認証機能を使用すれば、パスワード不要。利便性とセキュリティを両立することができます。別売りのSurfaceペンを利用すれば、4096段階の筆圧検知でメモ・イラスト作成を行うこともできます。

iOSタブレットのおすすめモデル

7~8インチモデル

アップル(Apple) iPad mini 4 MK9Q2J/A

薄さ6.1mm・300gを切る超軽量のiOS搭載タブレット。解像度は2048×1536に対応しているため、小型ながらアップルOS特有のデザインとインターフェースを堪能できます。

バッテリーは10時間連続稼働。Touch IDテクノロジーを搭載しているため、指紋認証でロックを解除することが可能です。また、Apple Payのような料金支払いも、指紋認証で対応できます。

10インチモデル

アップル(Apple) iPad MP2G2J/A

9.7インチサイズのiOS搭載タブレット。iPad mini 4と同じ解像度ながら画面サイズが大きいため、より大きな画面で快適に文字を読みたい方には最適の1台です。

また、本製品に搭載されているA9チップは、iPad mini 4に搭載されているA8チップと比較してCPU性能1.6倍・グラフィックス性能1.8倍のため、複数のアプリを同時に起動する機会が多い方はこちらのタブレットをおすすめします。

12インチ以上のモデル

アップル(Apple) iPad Pro MP6G2J/A

iPadの中で、最も高性能かつ画面サイズが大きいタブレット。12.9インチの大画面で解像度は2732×2048のため、室内で快適に利用するのにピッタリの1台です。

また、CPUのA10Xチップは、A8チップと比較するとCPU性能2.5倍・グラフィックス性能4.3倍になります。

iPad Proの最大の特徴は、「Apple Pencil」と「Smart Keyboard」に対応しているところ。Apple Pencilを使用すれば、タブレットのみでイラスト制作を完了させることが可能です。また、Smart Keyboardを接続して、事務作業を行うこともできます。

アップル製品のノートパソコンであるMacBookがライバルと呼ばれるほど、パソコンとして活用できるタブレットです。

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