動画視聴やWebブラウジングはもちろん、電子書籍を読むための端末としても使えるタブレット。同ジャンルにおいてAppleのiPadシリーズが人気ですが、電子書籍を読むことに特化したデバイスといえばAmazonのKindleシリーズも注目すべきアイテムです。

そこで今回は、電子書籍を読むことをメインにKindle端末とiPadを比較。それぞれのメリットとデメリットに加え、おすすめのモデルをご紹介します。

KindleとiPadの違い

KindleはAmazonが販売している電子書籍リーダーで、主にAmazonで販売している電子書籍を読むための端末です。2007年に初代Kindleが登場。当時はまだスマホやタブレットが普及していない時期でした。

iPadはAppleのタブレット端末で、2010年の登場以来根強い人気の端末です。2007年に登場した同社のiPhoneと同じように画面を直接操作するマルチタッチやユーザーインターフェースのデザインなど多くの機能が共通化されています。また、アプリケーションをインストールすることにより、さまざまな拡張が可能。ただし、iPhoneと違い通話機能はありません。

Kindleはあくまで電子書籍を読むための端末に対して、iPadはウェブブラウジングやメールなどのインターネット、動画閲覧や撮影などの情報端末です。これがKindleとiPadの最大の違いです。

また、Amazonには以前「Kindle Fire」というタブレット端末がありましたが、電子書籍リーダーのKindleと区別するために現在ではKindleが商品名から外れ「Fire」という製品名に変更されています。

Kindleの特長

Kindleのメリット

①軽量コンパクト

Kindleシリーズは軽量コンパクトな点が大きなメリット。スタンダードモデルの「Kindle」は本体サイズが160×115×9.1mmとコンパクトかつ、161gと軽量です。

一方、iPadシリーズの最軽量モデル「iPad mini 4」のWi-Fiモデルは、サイズが203.2×134.8×6.1mmで重量298.8g。薄さはiPadに軍配が挙がりますが、重量はKindleの方が約140gほど軽いことがわかります。これはiPhone 8の重量が148gなのでカバーやアクセサリなどを含めると大体同じぐらいの重量です。

②目に優しい

iPadなどのタブレットは目に向けて光を当てますが、Kindleはディスプレイの表面を照らす設計になっているので、目が疲れにくいです。そのうえ、本物のインクを使用したe-inkスクリーン技術を採用し、紙のような表示で目が疲れにくい工夫が施されています。

③強い日差しの中でも使える

これもe-inkスクリーンの特性ですが、直射日光が当たってもディスプレイが反射しにくく、外でもほとんど問題なく使用することができます。自宅のベランダや庭、カフェのテラス席などで読書を楽しみたい方にはKindleがおすすめです。

④バッテリーが長持ち

ワイヤレス接続をオフで1日30分使用した場合、一度充電すれば最大6週間程度も使い続けることができます。1日30分以上使っても1週間は充電する必要がないでしょう。

⑤無料で3G回線が使える

Kindleには「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi+3G回線モデル」の2種類があります。後者は本体価格がやや高くなりますが、ユーザーは個別の契約などを行う必要もなく、無料で3G回線使うことができるのが大きなメリットです。

⑥価格が安い

Kindleは一番安いモデルで1万円以内、高いモデルでも3万円台とリーズナブル。iPadの価格が4万円前後であることと比べても手に取りやすいのがメリットです。また、Amazonプライム会員なら割引キャンペーンを利用できる場合もあります。

さらに、Kindleの各モデルには、ホーム画面やスリープ画面に広告を表示するキャンペーン情報つきと広告なしのキャンペーン情報なしがあります。キャンペーン情報つきモデルは価格安くてお得です。

Kindleのデメリット

①ストレージ容量が少ない

Kindleの本体ストレージはスタンダードなモデルで4GB、最大で32GBの容量です。iPadは最低でも32GBの容量があり、最大で500GB程度のモデルもあります。しかし、Kindleが扱うのは電子書籍データだけなので、数百冊は保存できますし、容量無制限のクラウドがあるので購入した電子書籍は好きなだけ保存できます。

②モノクロ表示しかできない

Kindleはモノクロ表示しかできない点には注意しましょう。白黒の小説や漫画などは問題ありませんがが、カラーページのある雑誌や参考書、本や漫画の表紙などはモノクロでしか表示できません。

iPadの特長

メリット

iPadのメリットは、電子書籍に限らずWebブラウジングやメール、写真や動画の撮影などさまざまなことができる点です。アプリケーションをインストールすることで、順次機能を追加できます。また、KindleアプリをインストールすることでKindleと同じように電子書籍リーダーとしても使え、カラー表示も可能です。

デメリット

iPadのデメリットは、Kindleに比べて本体価格が高い点。もっとも安いモデルでもKindleの最上位モデルより高く、もっとも高いモデルだとノートパソコン並みの価格です。Kindleアプリをインストールすれば電子書籍リーダーにもなりますが、紙の本に近い読み心地という点では、Kindleの快適さには到底かないません。

KindleとiPadは結局どっちがおすすめ?

Kindleがおすすめな人

Kindleは電子書籍リーダーとしての機能しかありません。そのため、本や雑誌などをよく読まれる方、通勤・通学など外出中によく本を読まれる方、部屋に本がいっぱいある方など、読書が趣味の方におすすめです。また、本に付箋を貼ったりラインを引いたりよくする方も、同じ機能がKindleにあるので特に心配ありません。

iPadがおすすめな人

インターネットが必須な方、写真や動画を撮影したい方、ゲームなどを楽しみたい方におすすめです。Kindleアプリをインストールすれば電子書籍リーダーとして使えますが、やはりKindleの使い勝手には敵いません。とはいえ、カラー表示ができるので雑誌などをメインで読まれる方におすすめです。

Kindleのおすすめモデル

アマゾン(Amazon) Kindle

Kindleシリーズでもっともリーズナブルなスタンダードモデル。ストレージは4GB、重量はKindleの中で最軽量の161gです。他のkindleに比べ解像度が低い点と、ディスプレイの表面を照らすバックライトが搭載されていない点には注意しましょう。

アマゾン(Amazon) Kindle Paperwhite

性能と価格のバランスがよい人気のモデル。Kindleと比較すると、バックライトを搭載し解像度も向上しているので、必要な機能がひと通り揃っています。ストレージは4GB、ラインナップは「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi+無料3Gモデル」の2種です。

アマゾン(Amazon) Kindle Paperwhite マンガモデル

Kindle Paperwhiteのストレージを8倍の32GBにしたモデル。マンガは一般書籍に比べ容量が多いですが、32GBのストレージにより約700冊のマンガを保存することができます。もちろんマンガ以外の一般書籍も保存可能。マンガをメインで読まれる方におすすめです。ただし、ラインナップはWi-Fiモデルのみ。

アマゾン(Amazon) Kindle Voyage

Kindle Paperwhiteの上位モデル。Kindle Paperwhiteよりも厚さが1.5mm薄く、重量は約12%軽くなっています。バックライトがLED6個と多いことで画面が明るく、輝度の自動調整機能もついています。

Paperwhite以下では画面をタップしたりスワイプすることでページ移動しますが、ページめくりボタンがあることで、両端にある進む・戻るボタンを押してページを移動でき、よりスムーズに操作できます。

アマゾン(Amazon) Kindle Oasis

防水タイプのKindle最上位モデル。ディスプレイは他のKindleより1インチ大きい7インチですが、Paperwhiteよりも軽くなっています。バックライトはLED12個、明るさ自動調整、ページめくりボタンを搭載。ストレージは8GBと32GBから選択可能です。お風呂やプールサイドなど場所を選ばず読書したい方におすすめです。

iPadのおすすめモデル

アップル(Apple) iPad mini 4

iPadの中でもっともサイズが小さい「iPad mini 4」。7.9インチのRetinaディスプレイ搭載し、重量は「Wi-Fiモデル」で298.8g、「Wi-Fi+Cellularモデル」で304g、ストレージ容量は128GBです。

KindleアプリをインストールすることでKindleと同じ電子書籍リーダーとしても使えます。カラー表示なので雑誌などの読書におすすめです。また、ストレージ容量が大きいため、Kindle端末よりたくさんの書籍データを保存することができます。