AmazonのKindleは、読書する機能に特化した使いやすい電子書籍リーダー。一方、AppleのiPadは電子書籍の閲覧はもちろん、アプリをダウンロードすることで、プライベートからビジネスまでさまざまなシーンで活躍する人気のタブレット端末です。

そこで今回は、KindleとiPadを比較しながらそれぞれのおすすめポイントを解説。人気のモデルもご紹介するので、あわせてチェックしてみてください。

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Kindleの特徴

軽量コンパクトで持ち運びに便利

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Kindleシリーズは、片手で持ちやすいコンパクトなサイズ感と軽さが特徴です。200g前後の軽量モデルが複数ラインナップされており、カバンに入れて気軽に持ち運べるので便利です。本体メモリには、一般的な書籍であれば数千冊分のデータが保存できます。

また、一般的な漫画の場合で8GBなら約110冊、32GBなら約370冊を収納可能。膨大な量の書籍を詰め込んで出かけられるのがKindleの魅力です。

バッテリーが長持ちする

iPadと比較すると、バッテリーの持ちがよく、頻繁に充電しなくてよいのがKindleの魅力です。ウェブサイトを閲覧したり動画再生をしたりと、さまざまな処理を行う必要がないため、大きな電力を消費する強力なプロセッサは搭載されていません。

また、通常の液晶パネルに代わり、同じ画面を表示している間は電力を消費しない「E-Ink(電子インク)」ディスプレイを採用するなど、徹底した省電力設計が特徴です。一度充電すると、最大で数週間使用することが可能。バッテリー残量を気にせず、紙の書籍感覚で読書に集中できます。

一部モデルでは無料で4G回線が利用可能

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Kindleシリーズの上位機種である「Kindle Oasis」では、Wi-Fiに加え無料の4Gモデルを選択可能です。自宅などWi-Fi環境がある場所だけでなく、旅行先や出張先でも書籍をダウンロードできるため非常に便利。ただし、すべての書籍をダウンロードできるわけではない点には留意しておきましょう。

4G回線の利用料金はAmazonが負担するので、面倒な回線の契約手続きや追加料金の支払いは必要ありません。購入価格はWi-Fiモデルより若干高くなりますが、自宅にWi-Fi環境のない方や、外出先で読書する機会が多い方におすすめです。

通常のタブレットと比べて価格が安い

読書する機能に特化したKindleシリーズは、価格の安さも魅力。iPadシリーズのように強力なプロセッサや大容量メモリなどの高性能部品が必要ないため、モデルにもよりますが価格帯は1〜4万円前後です。

iPadシリーズの価格帯は4〜15万円程度なので、Kindleシリーズのほうが比較的購入しやすいのがメリット。シンプルな機能で、できるだけ安く購入できる製品を探している方に適しています。

文字が見やすく目に優しい

Kindleシリーズには「E-Ink(電子インク)」と呼ばれる、特殊なディスプレイが採用されています。光を反射しにくく、屋外など強い日差しの下でも見やすいのが特徴。また、300ppiと高解像度なので、小さな文字でもはっきり見えて快適に読むことが可能です。

iPadのようなバックライトは搭載せず、フロントライトを採用しているのもポイント。光がディスプレイの表面を照らすため、眼に優しいのが魅力です。長時間の読書でも眼に負担がかかりにくく、紙の本を見ているような感覚で書籍を楽しめます。

iPadの特徴

Kindle以外のコンテンツも利用できる

iPadの魅力は、App Storeからアプリをダウンロードすることで、さまざまな電子書籍リーダーのコンテンツを利用できること。また、iOSには標準で「Apple Books」という電子書籍アプリがインストールされており、購入してすぐに利用可能です。

ほかにも、「楽天Kobo」や「LINEマンガ」といった、多くの電子書籍アプリをダウンロードできます。もちろん「Kindle」アプリもラインナップされているため、700万冊以上ある豊富な書籍のなかから、好みの本を探して読むことが可能です。

カラー表示も可能

文字だけで構成されている、いわゆる一般的な書籍を読む用途であればカラー表示は不要です。ただし、ファッション雑誌など多くの写真が記載されている書籍を読みたい場合は、カラー表示が可能なモデルを選択しましょう。

最近はコミックにおいても、フルカラー版やカラーページ増量版といったモノが多数販売されています。同じ内容のコンテンツでも、全く違った印象を楽しめるのが魅力。今までモノクロで読んでいたコミックファンの方も、一度カラー表示でも試してみてください。

電子書籍以外のアプリも使える

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電子書籍以外のアプリを自由にダウンロードして使えるのがiPad最大の特徴です。ネットサーフィンや動画の視聴といったプライベートでの使用はもちろん、報告書やプレゼン資料の作成などビジネスシーンでも活躍します。

さらに、写真やビデオの撮影・加工、手書きによるスケッチといった、クリエイティブな用途にも使用可能です。読書だけでなく幅広いシーンでマルチに使いたい方には、iPadが適しています。

MacBookなどのApple製品との親和性が高い

iPadは、MacBookやiPhoneといったほかのApple製品と、「iCloud」を通じてデータや情報を簡単に共用できるのも魅力です。

「iCloud」とは、Appleが提供しているクラウドサービスのこと。無料登録できるApple IDを使いサインインしておくだけで、書籍・音楽・連絡先・カレンダーなど、さまざまなデータを自動で同期できます。

iPadの「Apple Books」で購入した書籍は、同じIDでサインインしているほかのAppleデバイスに自動で反映。外出先ではiPadで本を読み、帰宅後はMacBookで読書の続きを行うなどの使い方もできて便利です。

KindleとiPadはどっちがおすすめ?

Kindleがおすすめなのはこんな人

読書専用のコンパクトな端末が欲しい人

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Kindleシリーズは、好きな場所に持ち運んで気軽に読書を楽しみたい方におすすめです。電子書籍を読む機能に特化している分コンパクト設計なので、カバンやリュックの中でかさばりません。

多くのモデルが200g前後と軽量なのもポイント。片手で楽に持てるため、自宅はもちろん電車やバスで移動中でもサッと取り出して前回の続きから読みはじめることが可能です。ちょっとしたスキマ時間を有効活用できます。

メール・SNS・チャットなどのアプリを搭載しておらず、好きな本を読むことに集中できるのも便利です。

Kindle以外の電子書籍サービスを利用しない

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電子書籍にはKindle以外にも、楽天Kobo・BOOK WALKER・コミックシーモアなどのさまざまなサービスがあります。ほかの電子書籍サービスを利用しないならKindleがおすすめです。小説・ビジネス書・漫画・雑誌など、200万冊以上のなかから選べるため、お気に入りの本が見つけられます。 

Kindleのアプリは多様なデバイスで利用できるのもポイント。専用端末以外にiOS・Android・Mac・PC版があるので、自宅ではKindle端末、外出先ではスマホやタブレットで読書を楽しむといった使い方が可能です。フォント調節をはじめ辞書やハイライト機能を備えるなど、使い勝手に優れています。

端末にあまりお金をかけたくない

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Kindleシリーズは、端末にあまりお金をかけたくない方にもおすすめです。モデルにもよりますが、iPadシリーズの2分の1から3分の1程度の手頃な価格で購入することも可能。少ない出費で電子書籍が楽しめます。

Kindle本は、スマホやパソコンのブラウザを介して購入できるのもポイントです。ダウンロードした書籍は、iOSやAndroid版のKindleアプリでも読めるため、専用端末にお金をかけたくない方はチェックしてみてください。なお、Kindle Storeのサイトにアクセスしたり読書リストを作成したりと、手順がやや煩雑な点には留意しておきましょう。

iPadがおすすめなのはこんな人

ブラウジングやゲームなど読書以外の用途でも使いたい

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iPadシリーズは読書だけでなく、別の用途でも利用したい方におすすめです。純正ブラウザのSafariが標準搭載されているため、購入してすぐにネットサーフィンなどが楽しめます。もちろん、Google ChromeやFirefoxといった他社のブラウザをダウンロードして利用することも可能です。

ゲーム用途で使えるのもポイント。高性能プロセッサを内蔵しているので、さまざまなゲームが快適にプレイできます。App Storeから入手できるほか、サブスクながら200以上のタイトルから好みのゲームが自由に遊べる「Apple Arcade」などもあるので、ゲーム好きの方はチェックしてみてください。

雑誌や写真集・フルカラー漫画などをメインに読みたい

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雑誌や写真集などの、カラーコンテンツを読みたい方にもiPadシリーズがおすすめ。高解像度のRetinaディスプレイを搭載しているため、高精細かつ鮮明な画像が確認できます。

色域が広く色の再現性に優れているのも嬉しいポイントです。現行シリーズでは「True Tone」テクノロジーを採用しているので、周囲の光環境にかかわわらず自然な色で表示できます。

大きな画面を使って見開きで読書がしたい

一部を除いて、ほとんどのKindle端末が6〜7インチ程度のディスプレイを搭載しているのに対し、iPadシリーズは約8〜13インチと大きめのディスプレイを採用しています。

iPadシリーズは大きな画面を利用して、見開き表示で読書を楽しみたい方におすすめ。特に12.9インチのiPad Proの場合は、小説なら文庫判を、漫画であれば新書判を広げたサイズ感で読み進めることが可能です。

Kindleのおすすめモデル

アマゾン(Amazon) Kindle 16GB

アマゾン(Amazon) Kindle 16GB

Kindleシリーズのなかでも価格が安いスタンダードモデルです。ディスプレイサイズは6インチとコンパクトで、持ち運びやすいのも魅力。ダークモードを搭載しているため、昼の屋外はもちろん夜間の暗い室内でも読書を快適に楽しめます。

USB-C対応で、一度のフル充電でバッテリーが最大6週間持ちます。16GBのストレージを内蔵しており、小説などの一般的な書籍なら数千冊が保存できるのもメリット。気軽に読書を楽しみたい方におすすめです。

アマゾン(Amazon) Kindle Paperwhite 16GB

アマゾン(Amazon) Kindle Paperwhite 16GB

7インチサイズのディスプレイを搭載したKindle Paperwhite。画面は光の反射が抑えられており、紙のような読み心地を実現しています。前モデルと比べて、ページめくりが25%速くなっているのも特徴。読書に集中したい方にぴったりです。

また、IPX8等級の高い防水機能を搭載。水深2mの真水の中で最大60分耐えられると謳われています。誤って水の中に落としてしまっても、慌てる心配がないのがメリット。プールサイドやお風呂場で、安心して読書が楽しめるおすすめのモデルです。

アマゾン(Amazon) Kindle Paperwhite シグニチャー エディション 32GB

アマゾン(Amazon) Kindle Paperwhite シグニチャー エディション 32GB

ワイヤレス充電に対応したKindle Paperwhiteです。別売のワイヤレス充電スタンドを利用すれば、充電の際にケーブルを抜き差しする手間がありません。ストレージも32GBと大容量。ヘビーユースしたい方におすすめのモデルです。

周囲の明るさを検知して輝度を自動的に調整する「明るさ自動調整機能」を搭載。明るいところから暗いところに移動したときなどに、手動で変更する手間なく読書を続けられます。また、色調調節ライトで、画面の色を好みに合わせて変えられるのも魅力です。

さらに、IPX8等級の防水機能を搭載。キッチンやお風呂場などの水回りで、水濡れや水没を心配せずに読書したい方はチェックしてみてください。

アマゾン(Amazon) Kindle Oasis 32GB

アマゾン(Amazon) Kindle Oasis 32GB 2019

Wi-Fi通信に加えて、4Gデータ通信にも対応したKindleです。電車での移動中や外出先でも、読みたい書籍をその場でダウンロードすることが可能。自宅にWi-Fi環境がない方をはじめ、旅行や出張の機会が多い方におすすめのモデルです。7インチディスプレイを搭載しているため、一般的な小説はもちろん漫画を読む際にも重宝します。

人間工学に基づいた設計を採用しているのも特徴。ページ送りボタンを搭載しているので、片手で持って楽に読み進められます。自動画面回転機能を備えているため、左右どちらの手で持っても快適に利用することが可能です。

そのほか、明るさ自動調節・色調調節ライト・IPX8等級防水など、場所にかかわらず読書を楽しむための機能を多数搭載しています。

アマゾン(Amazon) Kindle Scribe 64GB

アマゾン(Amazon) Kindle Scribe 64GB

手書き入力機能を搭載したKindle Scribe。専用プレミアムペンが付属されており、ノート機能で白紙に自由に書き込んだり、Kindleストアの電子書籍に文字を書き込めたりするのが特徴。ただし、電子書籍は縦書きおよびマンガなど、一部書き込みに非対応のコンテンツがある点には注意が必要です。

また、10.2インチの大型ディスプレイを搭載しているのもポイント。横向き表示にすればマンガを見開きで読めるため、コミック好きの方にもおすすめです。PDFやDOCXの取り込みに対応しているので、ビジネスシーンでも活躍します。

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iPadのおすすめモデル

アップル(Apple) iPad 第11世代 MD3Y4J/A

アップル(Apple) iPad 第11世代 MD3Y4J/A

2025年発売の新型「iPad」です。iPadシリーズのなかではエントリーモデルに位置する製品で、初めてタブレットを購入する方におすすめです。新たにA16チップを搭載しており、基礎性能が向上。また、初期ストレージが128GBと2倍に増えつつ、価格は維持されたままなのでコスパも良好です。

ディスプレイには「Liquid Retinaディスプレイ」を採用。2360×1640ピクセル解像度の高画質なディスプレイなので、細かな文字まではっきりと読めるのが魅力です。カラーはシンプルなシルバーのほか、ポップな色調のブルー・ピンク・イエローの計4色から選べます。

アップル(Apple) iPad mini 第6世代 MK7M3J/A

アップル(Apple) iPad mini 第6世代 MK7M3J/A 2021

持ち運びに便利なiPadが欲しい方におすすめのモデルです。8.3インチのRetinaディスプレイを採用したコンパクトなボディが特徴。重さも293gと非常に軽量なため、携帯性は良好です。カバンやリュックの中でかさばらないほか、スペースの限られた車内などでも気軽に取り出して使えます。

DisplayPort出力対応のUSB Type-Cポートを搭載しているのがポイント。外部ディスプレイに接続できるので、広い表示領域でさまざまな作業が効率的にこなせます。外出先や移動中はもちろん、自宅やオフィスなどでも快適に利用可能です。

アップル(Apple) iPad Air 13インチ MCNL4J/A

アップル(Apple) iPad Air 13インチ MCNL4J/A

2025年発売の新型「iPad Air」。2サイズ展開のうち、画面が大きい13インチタイプのモデルです。ファッション雑誌や写真集などのカラーページを大画面で見られるのが魅力。マンガや小説などの電子書籍を見開き表示で読みやすいのもメリットです。

また、新たにM3チップを搭載しているのが特徴。M1チップ搭載モデルと比較して、処理速度が約2倍以上も向上しています。読書だけでなく、映画を見たり、ゲームアプリを遊んだりと、エンタメコンテンツを楽しみたい方におすすめです。

アップル(Apple) 11インチ iPad Pro M4 MVV83J/A

アップル(Apple) 11インチ iPad Pro M4 MVV83J/A 2024

9コアCPUと10コアGPUのM4チップを搭載した、11インチのiPad Proです。携帯性と処理性能、両方を求めるクリエイターにおすすめのモデル。最大10時間のバッテリー駆動が可能と謳われており、外出先でも電池切れを心配せずに動画編集作業などがおこなえます。

厚さは5.3mmと薄型設計のうえ、重さも444gと比較的軽量。カバンやリュックにスッキリと収まり、気軽に持ち運ぶことが可能です。

Thunderbolt 3とUSB 4対応のType-Cポートを搭載。大容量ファイルの移行をスムーズにおこなえます。外部ディスプレイへの出力にも対応するなど、使い勝手は良好です。

アップル(Apple) 13インチ iPad Pro M4 MVX63J/A

アップル(Apple) 13インチ iPad Pro M4 MVX63J/A 2024

M4チップを搭載した13インチのiPad Pro。2752×2064ピクセルの広い表示領域により、さまざまな作業が効率的にこなせます。価格より性能を重視する、プロのクリエイターにおすすめのモデルです。

タンデムOLEDを採用しているのが特徴。わずか5.1mmの薄型ボディながら、フルスクリーン輝度が最大1000ニトの非常に明るい画面表示を実現しています。屋内・屋外問わず視認性は良好です。

Apple Pencil Proに対応しているのもポイント。スクイーズによるパレット表示や、ダブルタップによるツール切り替え機能などが利用できるので、手書き入力が快適におこなえます。

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