最初のiPadが発売されてから10年以上が経ち、今や日常生活のなかで馴染みの深いデバイスとされている「タブレット」。しかし、スマホやノートパソコンとの違いがよくわからず、購入すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、タブレットとはどんなデバイスで、どういった方に適しているのかを解説します。おすすめのモデルもご紹介するので、気になっている方はぜひチェックしてみてください。
タブレットとは?

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タブレットとはスマホと同様、モバイルデバイスの一種です。スマホと同じようにタッチやスワイプなど指先で操作します。ほとんどのタブレットは7〜12インチくらいのディスプレイサイズを採用。キーボードのない小型ノートパソコンのように使えるのが特徴です。
搭載しているOSの種類はAppleのiOSをはじめ、AndroidやWindowsなどさまざまです。また、Amazonは自社デバイスにAndroidをベースにしたFire OSを使用しています。
スマホとノートパソコンの中間的な存在のため、長所と短所をよく理解したうえで利用すると非常に便利なアイテム。多くのメーカーからたくさんの製品が販売されているので、使い勝手のよいモデルを見つけてみてください。
タブレットを使うメリット・デメリット
メリット

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タブレットは携帯性と視認性のバランスに優れているのが大きな特徴です。スリムでコンパクトなボディは、カバンやリュックの中でかさばらず簡単に持ち運ぶことが可能。さらに、スマホと比べて画面が大きいため、見やすくタッチ操作がしやすいのもメリットです。外出先や移動中に、動画を視聴したりウェブサイトを閲覧したりするシーンで活躍します。
なお、ペン入力に対応したモデルなら手書き入力ができて便利。立ったまま片手で持ってメモをとるといった使い方が可能です。スケッチブック代わりにも使え、クリエイティブな作業をする時などでも重宝します。
デメリット

多くのタブレットはパソコン用のアプリが利用できません。そのため、WindowsやMacなどパソコンのアプリでおこなっている作業を、タブレットへ置き換えようと考えている方は注意が必要です。
また、搭載しているパーツのスペックが低いため、動画編集といった負荷のかかる作業も苦手。使用するアプリや作業の内容をよく考慮したうえで選んでみてください。
スマホ・ノートパソコンとの違い
タブレットとスマホの違い

タブレットとスマホの大きな違いは電話機能の有無です。スマホはいわば多機能型の携帯電話なので、電話のためのアプリが必ず付いています。
一方、タブレットはネットを利用した通話やビデオチャットはできるものの、ほとんどのモデルが電話アプリ非搭載。基本的には、大きな見やすい画面で情報を確認したり、映画などのコンテンツを楽しんだりするデバイスと考えておきましょう。
タブレットとノートパソコンの違い

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タブレットはノートパソコンには付いているキーボードを搭載していません。文字入力の際には画面上に表示されるソフトウエアキーボードを利用します。長文の文書を作成したり、大量のデータを打ち込んだりする作業には不向きなので覚えておきましょう。
また、タブレットが画面をタッチして操作するのに対し、ノートパソコンでは主にマウス・キーボード・タッチパッドなどを使うのも異なる点です。
タブレットはこんな人におすすめ

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タブレットはスマホで利用しているアプリを大きな画面で使いたい方におすすめ。映画をはじめ電子書籍・マンガ・ゲームといったコンテンツを見やすい画面で楽しむことが可能です。
薄型で軽量なため、歩きながら操作したり、ベッドに寝転びながらの視聴も可能。汎用性が高く、通話機能やパソコン用のアプリにこだわらないのであれば、さまざまなシーンでネットを利用できます。
タブレットのおすすめモデル
アップル(Apple) 12.9インチ iPad Pro MHNH3J/A
iPad ProとはiPadシリーズのハイエンドモデルです。MacBook ProやiMacなどにも採用されている、M1チップを搭載しているのが特徴。パソコン並みの処理性能を求める方におすすめのタブレットです。動画の編集など、負荷のかかる作業にもしっかりと対応できます。
12.9インチのLiquid Retina XDR ディスプレイを搭載。ProMotionテクノロジーを採用しており最大120Hzのリフレッシュレートに対応しているため、映像の動きが非常に滑らかです。画面のスクロールをはじめ、Apple Pencilによる手書き入力が快適におこなえます。
別売のMagic Keyboardを装着すればノートパソコンのようにも使えるので、長文を入力する機会が多い方はチェックしてみてください。
アップル(Apple) 8.3インチ iPad mini MLWR3J/A
携帯性に優れたiPadが欲しい方におすすめのモデルです。iPadシリーズのなかでも小さめの8.3インチ液晶を採用しているのが特徴。重さも約293gと軽量なため、カバンやリュックの中でかさばらず容易に持ち運べます。小型ながらパワフルなA15 Bionicチップを搭載しているので、動画の視聴はもちろんイラスト作成やゲームなど幅広い用途に使用することが可能です。
トップボタンにTouch ID機能を内蔵。画面のロック解除やECサイトでの決済処理がスマートにおこなえます。また、外出先でマスクを外さず操作ができるのも便利なポイントです。ストレージは大容量の256GBを搭載しています。
アマゾン(Amazon) 10インチ Fire HD 10
Fire OSを搭載した10インチサイズのタブレット。ディズニープラスをはじめ、NetflixやDAZNなど、人気のアプリを楽しみたい方におすすめのモデルです。フルHD(1920×1200)表示タイプの液晶を採用しているため、好みのコンテンツがキレイな画面で視聴できます。
ロングライフバッテリーを搭載しているのもポイント。フル充電で最大12時間動作するバッテリー性能の高さも魅力です。
ファーウェイ(HUAWEI) 7インチ MediaPad T3 7
約7インチの液晶を搭載したコンパクトなモデルです。厚さが8.6mmと薄型設計のうえ重さも約250gと非常に軽量なため、容易に持ち歩くことが可能。携帯性に優れたタブレットを求める方におすすめです。クアッドコアのプロセッサと2GBメモリを実装しており、好きな場所で読書や動画の視聴がおこなえます。
ペアレンタルコントロール機能を搭載しているのもポイント。子供の学習用途にも安心して使えるので、気になる方はチェックしてみてください。
マイクロソフト(Microsoft) 10.5インチ Surface Go 3 8V6-00015
OSにWindows 11を採用したタブレットです。インテルのPentium Goldプロセッサと4GBメモリを搭載。Windowsアプリを利用できるのが魅力です。訪問先へ移動する車内でプレゼン資料の確認がおこなえるほか、ちょっとした手直しにも対応できます。
また、Officeソフトが付属しており、購入後すぐに使えるのも便利なポイントです。ストレージは64GBのeMMCタイプを採用。容量は若干少なめですが、microSDXCカードリーダーを搭載しているため、64GB以上のカードが利用できて便利です。
タブレットとはスマホとノートパソコン、両方のメリットを持ち併せたデバイスです。ただし、それぞれの機器との違いやデメリットをよく理解せずに購入すると、期待していた使い方ができない可能性もあるため注意が必要。本記事も参考によく検討したうえで、快適なタブレットライフを始めて見てください。