7インチ以下のコンパクトモデルから13インチ程度の大きめサイズまで、サイズ別に製品がラインナップされている「タブレット」。なかでも、10インチ前後のディスプレイを採用したタブレットは、携帯するにはやや大きいものの、映像や画像が見やすいため自宅用として人気です。
そこで今回は、10インチタブレットのおすすめモデルをご紹介。コスパのよい製品から高性能モデルまでピックアップしたので、ぜひチェックしてみてください。
10インチタブレットのメリット

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10インチタブレットは、漫画や電子書籍を見開きで読むのにぴったりの大きさ。リビングで雑誌を読んだり、台所でレシピを確認したりと、家族で使う場合にも便利です。また、動画視聴やサイト閲覧をしたい方にも10インチタブレットがおすすめです。
10インチタブレットの選び方
OSで選ぶ
iPad OS

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iPad OSはAppleが開発したiPad専用のOSです。シンプルな操作性で、タブレット初心者にもおすすめ。また、複数のアプリを起動してウィンドウを同時に表示したり、ペンを使ってメモ入力したりできます。便利な機能が多く備わっているのが魅力です。
アプリはApp Storeからダウンロードできます。App Storeはアプリの審査を厳しく行っているため、信頼性が高いのもポイントです。
Android

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Android OSは、Googleが開発しているOSです。Androidのタブレットは、リーズナブルなモデルからスペックの高いモデルまで幅広くラインナップ。予算に合わせて製品を選びやすいのが特徴です。
また、一部のモデルはmicroSDカードを使って気軽にストレージを拡張可能。多くのアプリやファイルを保存したい方にもおすすめです。Androidのタブレットはさまざまなメーカーから販売されているため、デザインや機能が豊富。幅広い選択肢からタブレットを選べるのも特徴です。
Windows

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Microsoftが開発・販売しているWindows OS。多くのパソコンに採用されているほか、タブレット初心者でも扱いやすいのが特徴です。Windowsは定期的にアップデートをしており、セキュリティの強化やパフォーマンスの向上などを実施しています。長期間使用したい場合にぴったりです。
また、タブレットにキーボードが付属しているモデルもラインナップ。ノートパソコンのように使えるので、作業効率の向上が期待できます。Officeソフトが搭載されているモノを選べば、すぐにWordやExcelなどを使用可能です。
通信方式で選ぶ
Wi-Fiモデル

Wi-Fiモデルは、無線LANに接続して通信を行うタイプのタブレットです。自宅にWi-Fi環境が整っていれば、新たに回線を契約しなくてもタブレットでインターネットを利用できます。
ただし、Wi-Fi環境のない場所ではインターネットに接続できません。外出中にタブレットでメールやSNSを利用したい方は注意が必要です。
Cellular・LTEモデル

Wi-Fiに加え、携帯電話回線を利用できるCellular・LTEモデル。SIMカードを挿入することによって、屋外でもインターネットに接続できます。Webサイト・動画コンテンツ・ゲームなどを、場所を選ばず楽しみたい方におすすめです。
一方、同じ機種でもWi-Fiモデルと比較すると価格がやや高めなのが難点。外出先で使う予定がない方は、Wi-Fiモデルでも十分快適に使えます。
機能で選ぶ
インターフェースを確認

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タブレットは、周辺機器を充実させると使い勝手が向上します。microUSBやUSB Type-Cなど、タブレットに接続できる端子の種類を確認しておきましょう。
なお、10インチタブレットはUSBポートの数も製品によって異なるため、気になる方は要チェックです。
メモリ容量とストレージ容量

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タブレットを選ぶ際は、メモリ容量とストレージ容量をチェックしておくことが大切。メモリ容量は最低でも2GB、快適に操作するなら3〜4GBの製品を検討しておきたいところです。
8GBなどのより大きいメモリ容量があるタブレットは、ゲームや簡易的な動画編集など、重い作業をしたい方におすすめ。重い作業をしない方にはオーバースペックなので、タブレットの用途を明確にして選びましょう。
ストレージ容量は、ネットサーフィンのみに使用する場合でも32GB以上のモノを選んでおくと安心です。動画や音楽データが増えると容量が足りない場合もあります。動画や電子書籍など保存したいモノが多い方は、よりストレージ容量の大きいモデルがおすすめです。
なお、microSDカードに対応するモデルも多いため、ストレージ容量を追加したい方はあわせてチェックしてみてください。
10インチタブレットのおすすめモデル
アップル(Apple) iPad Wi-Fi 64GB MPQ13J/A

Appleが展開している10.9インチのタブレット。Liquid Retinaディスプレイを用いており、色彩豊かで高精細な映像を表示できます。映画鑑賞を快適に楽しめるおすすめの製品です。
本製品はストレージ容量64GBのWi-Fiモデル。処理能力に優れたA14 Bionicチップを内蔵しており、動画編集はもちろん、ゲームをプレイする方にもぴったりです。Magic Keyboard Folioと互換性があり、タブレットをノートパソコンのように使えます。レポートや書類作成をする際に便利です。
そのほか、USB Type-Cコネクタを採用。シンプルな操作性でタブレット初心者でも扱いやすいのが魅力です。
アップル(Apple) iPad Air Wi-Fi 68G MM9F3J/A

iPad OSを搭載しているタブレット。トップボタンにTouch IDを内蔵しており、指紋で画面のロックを解除したり、Apple Payで支払いを行ったりできます。Apple独自のM1チップを搭載し、処理能力に優れるほか、長時間のバッテリー駆動を実現しています。
10.9インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載しているのも特徴。高精細な映像を表示できるので、ゲームや映画を快適に楽しめます。反射防止コーティングが施されているのもポイントです。
本製品は、SIMカードを挿入でき、携帯電話の通信システムを利用できます。そのほか、4Kのビデオ撮影やスローモーション撮影ができるのも魅力。ストレージ容量は64GBと256GBから選べます。
日本電気(NEC) LAVIE Tab T10 大画面スタンダードタブレット PC-T1055EAS
WUXGA(1920×1200)の高解像度に対応している10インチタブレット。IPS液晶ディスプレイを用いており、見る角度を変えても綺麗な映像を楽しめます。家族や友人と一緒に映画を見る際などに便利です。
CPUは8コア、メモリは4GBを搭載しており、プライベートからビジネスまで幅広く使えます。立体音響技術のDolby Atmosを採用しているため、音質にこだわる方にもおすすめです。
また、顔認証機能を備えており、タブレットに顔を向けるとすばやくサインインできます。自動調整バッテリー機能を有しているのも魅力。使用頻度が低いアプリのバッテリー消費を抑えられ、長時間使用できます。
レノボ(Lenovo) Lenovo Tab M10 Plus 3rd Gen
2K(2000×1200)のIPS液晶を採用した、10.61インチのタブレットです。画面占有率が約85%で、狭額縁のデザインを採用しているのが特徴。ワイドで美しい映像を楽しめます。
本製品には、Dolby Atmosに対応した2つのスピーカーを採用。臨場感あふれるサウンドが魅力です。CPUは8コア、メモリは3GBで、Web閲覧や動画視聴などが快適にできます。
また、子供がどのようにタブレットを使っているか、利用状況を分析できる「キッズモード」を搭載。子供の学習用としてもおすすめです。
重量は約465g、バッテリーは最大12時間もつため、持ち運んで長時間使う方にも向いています。アルミニウム合金製のメタルボディーにより、スタイリッシュに仕上げられているモデルです。
オッポ(OPPO) Pad Air OPD2102A
スタイリッシュなデザインを採用した約10.3インチのタブレット。薄さは約6.9mm、重量は約440gで持ち運びやすいのが特徴です。独自の背面加工技術により、マットな質感に仕上がっているのもポイント。指紋が付きにくいうえ、汚れが目立たないのがメリットです。
CPUにはSnapdragon 680を搭載。バッテリーの消費を抑えているほか、アプリの起動や、映画鑑賞などが快適に行えるスペックです。バッテリーの容量は7100mAhで、約12時間の動画再生も可能。18Wの急速充電に対応しているため、短い時間でも十分にバッテリー残量を増やせます。
シャオミ(Xiaomi) Redmi Pad
解像度2000×1200で、2K表示に対応している10.61インチのタブレット。1500:1のコントラスト比を実現しており、鮮やかで綺麗な映像を楽しめます。90Hzの高リフレッシュレートも特徴。画像が1秒間に90回更新されるので、なめらかな映像を表示できます。動きの激しいゲームも快適にプレイできるおすすめモデルです。
4つのスピーカーを内蔵しているほか、Dolby Atmosに対応しているのもポイント。映画館のような迫力のある音響を体感できます。バッテリーは大容量の8000mAh。動画再生は最大約21時間、ゲームは約12時間の長時間駆動を実現しているのも魅力です。
画面分割機能を備えているのもメリット。2つのウィンドウを並べられるので、効率的に作業可能です。
マイクロソフト(Microsoft) Surface Go 3 8V6-00015
Windows OSを採用している2in1タイプの10.5インチタブレット。別売りのキーボードと接続すれば、ノートパソコンとしても使えます。Officeソフトを搭載しているため、WordやExcelなどをすぐに使用可能。大学生のレポート作成はもちろん、ビジネスシーンで書類を作成する際に活躍するおすすめの製品です。
キックスタンドを備えているのもポイント。画面を見やすい位置に調節可能です。画面解像度は1920×1280。バッテリー駆動時間は最大約11時間で、長時間タブレットを使いたい方にもぴったりです。
顔認証機能を備えているのも特徴。センサーに顔を向けるだけでサインインでき、パスワードを入力する手間が省けます。
ファーウェイ(HUAWEI) MatePad 11
クリエイティブな使い方ができる、「ファーウェイ」の10インチタブレット。同一画面で最大4つの特定アプリを開くことができ、並行してさまざまな作業が行えます。
本製品は120Hzのリフレッシュレートで、スムーズな映像を表示できるのがポイント。CPUは性能の高いSnapdragon 865を採用しており、サクサク作業ができます。また、Wi-Fi 6に対応しているため、高速かつ安定性が高い通信でコンテンツを楽しめるのも魅力です。
ほかにも、別売りの「HUAWEI M-Pencil(第2世代)」を使うことで、タブレット内に直接メモしたり、絵を書いたりと、クリエイティブな使い方が可能。複数の作業を行う方や、クリエイティブな用途でタブレットを使う方におすすめです。
ティーシーエル(TCL) TABMAX 10.4
256GBのストレージを内蔵している10.36インチのタブレット。容量が十分にあるので、多くのアプリや画像をダウンロード可能です。microSDカードに対応しているので、容量が不足した際にストレージを拡張できます。
IPS液晶ディスプレイを採用し、解像度は2000×1200。鮮やかで高精細な表現が可能です。また、インカメラとアウトカメラが付いており、Web会議なども快適に行えます。
CPUにはSnapdragon 665を採用。タブレットでゲームをプレイしたい方にも適しています。接続端子はUSB Type-C。バッテリー容量は8000mAhで、電源のない場所でも安心して使用可能です。比較的安い価格で購入できるのもメリット。コスパを重視する方もチェックしてみてください。
アマゾン(Amazon) Fire HD 10 Plus タブレット

フルHDディスプレイを搭載している10.1インチのタブレット。高画質でビデオ通話や映画鑑賞を楽しめます。画面に強化アルミノシリケートガラスを採用しているので、耐傷性は良好。バッテリー駆動時間は最大約12時間で、気軽に外へ持ち運べるおすすめの製品です。
OSには、AndroidベースのFire OSを採用。Amazonのサービスを利用したい方におすすめです。AIアシスタントのAlexaに対応しているのも特徴。Alexaに話しかけると、カレンダーや天気のチェックなどが行えるので便利です。2画面表示機能も搭載しており、マルチタスクも容易にこなせます。
本製品のストレージ容量は32GB。画像や電子書籍を十分にダウンロードできます。別途microSDカードを使えば、最大1TBまで容量を拡張可能。万が一、容量が不足したとしても安心です。使い勝手のよい10インチタブレットを求めている方は、ぜひチェックしてみてください。
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タブレットを購入する際は、用途を明確にしておくことが重要です。10インチタブレットは、漫画や雑誌を見開きで読むのに適した大きさ。そのほか、動画視聴やサイト閲覧を行いたい方にもぴったりです。今回ご紹介した選び方やおすすめモデルを参考に、ぜひお気に入りの1台を手に入れてみてください。