PCでの作業効率を上げるのに役立つ「モニター」。特にMacBookユーザーは、モニターを含めデスク周りをミニマルに整えたい方も多いのではないでしょうか。しかし、モニターはどうしても存在感が出やすくなってしまいがちです。

そこで今回は、BenQから発売されている、Mac向けモニター「MAシリーズ」をご紹介。スタイリッシュな見た目だけでなく、機能面もMacBookに最適化されているモデルの魅力をレビューしています。

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デフォルトのカラーモードがM-bookモード。MacBookをすぐつないで使える

MacBookユーザー向けに作られた、BenQ初めての専用シリーズ「MAシリーズ」のモニターは、デフォルトで「M-bookモード」にカラー設定されており、MacBookに合わせて作られたこだわりようが感じられます。M-bookモードとは、モニターとMacBookとの色味の差を最小限に抑え、一貫性を持たせられる機能のことです。

BenQではM2チップのMacBook Pro 13インチをベンチマークとして、ガンマ・コントラスト・色温度などを計測しながら、より正確な再現を実現しています。実際にデュアル画面で作業を行った際も、色味の差はほぼ感じられず、見たままの色で気にせず編集やデザインを行えるのが便利でした。

MacBookの色味に対応できるよう、色域カバー率も高いのが魅力。MA270Uの場合はDisplay P3が95%、sRGBは99%、MA320UはDisplay P3が97%、sRGBは99%をカバーしています。

高解像度で美しい画面表示

MAシリーズは、3840×2160の4K解像度で精細な画面表示ができます。画像や映像の細かい部分まで確認でき、作業領域も広くとれるのがメリット。動画鑑賞やゲームといった趣味用途から、写真・動画・デザインといった作業用途まで幅広く活躍します。

また、本製品はMA270Uが「VESA DisplayHDR 400」と「HDR10」、MA320Uが「VESA DisplayHDR 600」と「HDR10」に対応しているのもポイントです。

HDR(ハイダイナミックレンジ)とは、モニターの画面に表示する明るさの幅を広げた技術のこと。モニターがHDRに対応していれば、表示された画像の暗い部分や明るい部分をよりはっきり表示できるようになり、モニターの画質を左右する重要な要素です。

「DisplayHDR」は映像周辺機器の国際標準化団体「VESA」が定めた規格。VESA DisplayHDRに対応しているMAシリーズは、白飛びや黒つぶれの少ない、くっきりとした画面表示を叶えています。暗い場所で撮ったバンドマンの写真を見てみましたが、影の濃い部分の表情もしっかりと視認できました。

BenQが誇るアイケア技術も採用。長時間作業も集中して行える

秀でたアイケア技術を採用している印象が強いBenQのモニター。MAシリーズにももちろんアイケア技術が採用されており、長時間作業をしても目が疲れにくいのが魅力です。

MA270UとMA320Uともに、BenQ独自の「ナノマットコートパネル」を採用。アンチグレアで反射を低減できるので、作業中の集中が途切れる原因となる映り込みを抑えられます。

また、製品の安全試験や認証などを行う国際機関「TUV Rheinland」の「Reflection Free」「Eye Comfort 2.0」「ブルーライト軽減」「フリッカーフリー」など各種認証を取得。

SAKIDORI編集部員もデュアルディスプレイで作業しており、毎日モニターを凝視しています。そこで、MA270Uを使ってみたところ、まぶしすぎるということもなかったうえ、個人的に映り込みやちらつきなども感じず、1日中快適に作業を行えました。

操作は専用ソフト「Display Pilot 2」でより簡単に

通常、モニターのOSDメニューは本体下部にあるボタンで操作します。MAシリーズも同様に、使用頻度の高い項目の輝度・入力切替・音量・プロパティ設定へは本体下部のボタンで手軽にアクセス可能です。

そのほかの機能に関しては、基本的にBenQのディスプレイアシスタントソフト「Display Pilot 2」で操作するよう作られているのがポイント。MacとWindowsに対応しています。

Display Pilot 2はOSD設定を触らずに、さまざまな画面設定が可能。操作はモニター上に出ている操作パネルをクリックするだけなので、手を伸ばしてボタン操作せずとも各種設定ができるのが便利でした。

細かい輝度設定や音量調節ができるほか、よく使う機能はウィジェットに追加することですぐアクセスすることが可能。また、「アプリケーションモード」があるのもポイントです。アプリごとにsRGBやシネマモードといったカラーモードを設定し、起動の際に適応されるようにできます。

Macとシームレスに連携できる「FocuSync」が便利

Display Pilot 2のなかの「FocuSync」機能によって、MacBookとよりシームレスに連携が可能。同機能をオンにして、MacBook上から「集中モード」をオンにすると、モニターの通知も連動して切れるほか、カラーモードやブルーライト低減モードなどを使用できるのがポイントです。

また、「iKeyboard Control」機能では、MacBookのキーボード上から輝度調節や音量調節をすると、モニターも連動して調節されます。

逆に、「Brightness Sync」機能を有効にすると、MAシリーズが周囲の明るさを検知し、モニターの輝度を自動調節する「B.I.+ Gen2」機能にMacBookが連動するのも便利。環境や自分の使い勝手のよさに応じて使い分けられます。

過不足ないインターフェイス。USB Type-Cを2基搭載

MAシリーズにはHDMIが2ポート、USB Type-Cが1ポート、USB Type-A(USB 3.2 Gen 1)が1ポート、ヘッドホンジャックを搭載。MacBook以外のパソコンへの同時接続もできます。

なかでも、USB Type-Cポートは片方が15W、もう片方が90W出力に対応。MacBookとiPhone、iPadなどの同時充電を行えるのがポイントです。さらに、常時給電に対応し、モニターがオフのときでも、デバイスの充電を行えるのが便利でした。

より多くのデバイスを接続したい場合は、Type-AポートにUSBハブやドッキングステーションなどを接続して、ポートを拡張することも可能です。

MacBookに最適化されたエルゴノミクスデザイン

高さ調節で上に上げるとMacBookを手前に置いても被らない

MA270Uは445.1~560.1mmの間、MA320Uは493.8~608.8mmの間の115mm間で高さ調節が可能。首の角度を適宜変えながら作業が行えます。

MAシリーズは、モニターを1番上に上げた状態の場合、13インチのMacBookを真下に開いて置いても被らないように設計。「MacBookユーザーのために作られた」と謳われているだけあり、細かい部分にもこだわりを感じられました。

ティルト・スウィーベル・ピボットで自在に

MAシリーズはエルゴノミクスデザインを採用。高さ調節のほかにも、モニターが-5~20°の間で前後する「ティルト」、左右15°で水平回転させられる「スウィーベル」、縦に90°回転させられる「ピボット」など自在に動かせます。

デスク環境に合わせて調節することで、作業や動画視聴などをより快適に行えるようになるのがメリット。作業中疲れてきたときや、デスクの模様替えをするときに、より勝手のよい位置に調節できるのも嬉しいポイントです。

また、本製品は100×100mmのVESAマウントに対応。モニターアームにも取り付けられるので、自分好みのディスプレイ環境に整えられます。

台座には傷つきにくいラバーパッドを採用。MacやAppleアクセサリーを置いてもおしゃれ

MAシリーズのモニターはMacBookと似た、シルバー仕上げのスタイリッシュなデザインを採用。ミニマルな作業環境に整えやすいのも大きな魅力です。

また、スタンドの台座部分にあるラバーパッドにも注目。傷つきにくい素材なので、MacBookを寄せて置いておきたいときや、その他のAppleデバイス、アクセサリーなどを置いておくのにもぴったりです。

製品情報

ベンキュー(BenQ) MA270U

ベンキュー(BenQ) MA270U

ベンキュー(BenQ) MA320U

ベンキュー(BenQ) MA320U

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