プログラマーにとってキーボードは仕事の必需品ともいえるアイテム。プログラマーはパソコンを使う時間が長く、自分に適していないキーボードでは業務に支障をきたす場合もあります。
今回は、快適に作業を行いやすいプログラマーにおすすめのキーボードをご紹介。選び方についてもあわせて解説するので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
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プログラミングに適したキーボードとは?

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プログラミングに適したキーボードを選ぶ際に大切なのが打ちやすさ。自分に合わないキーボードだとスムーズに作業を進められません。程よい打鍵感と快適な姿勢で入力できるキーボードを使いましょう。タイピング速度も上がりやすく、作業効率の改善も期待できます。
また、確実性もチェックしておきたいところ。プログラミングはタイピングの速さを求められますが、安いキーボードだと速度についていけない場合があります。
メカニカル式や静電容量式などのキースイッチを採用したキーボードは、高速タイピングがしやすいのでおすすめ。さらに、複数キー同時押しでも認識できる「Nキーロールオーバー」に対応していれば、複雑なショートカットキー操作にも対応できるため、あわせてチェックしてみてください。
プログラマー向けキーボードのおすすめメーカー
東プレ(Topre)

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「東プレ」は、自動車用プレス部品や空調機器関連、電子機器関連など幅広い製品の開発を行っているメーカーです。東京都中央区に本社を構えています。同社のキーボードは、「REALFORCE」と名付けられ、さまざまなモデルが展開されています。
接続方式に、物理的な接点がない静電容量無接点方式を採用しているのが特徴。1度のキータッチで2つの文字入力が行われる「チャタリング」を防いだり、少ない力で入力できたりします。ミスなく素早いタイピングを行いたい場合におすすめのメーカーです。
ピーエフユー(PFU)

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石川県かほく市に本社を構える、情報通信技術に関する製品およびサービスを展開するメーカー。「Happy Hacking Keyboard Professional」と呼ばれるモデルを展開しています。
同社のキーボードは、ショートカット操作に適した、合理的なキー配列が特徴。ホームポジションから手を動かすことなく、素早いタイピングを行えます。
また、プログラマーが理想とする配列のキーボードと謳っており、ショートカット操作を頻繁に使用する場合におすすめのメーカーです。
キークロン(Keychron)

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「キークロン」は、キーボード製造の豊富な経験を持つ愛好家グループによって結成されたメーカーです。キーボードおよびキーボード関連製品を展開しています。
同社のキーボードは、キースイッチを交換できる「ホットスワップ」に対応したモデルを展開。自分好みにカスタマイズしたり、簡単に修理できたりします。カスタマイズ性の高さを重視する場合におすすめのメーカーです。
ロジクール(Logicool)

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スイスのローザンヌに本社を構える周辺機器メーカー「ロジクール」。マウスやキーボードはもちろん、ヘッドセットやスピーカーまで幅広く展開しています。
同社のキーボードは、カーソルを動かすだけでパソコン間を移動できるFlow機能を備えているのが特徴。対応マウスと組み合わせて使用すれば、テキストや画像、ファイルをパソコン間で簡単に転送できます。
素早い転送で作業効率を向上させたい場合におすすめです。ただし、すべてのキーボードに搭載されているわけではない点は留意しておきましょう。
また、同社は、ゲーミング製品も広く展開していることから、ゲーム向け機能が充実したモデルもラインナップ。プログラミングだけでなく、ゲームも楽しみたい場合にもおすすめのメーカーです。
プログラマーにおすすめのキーボード
東プレ(Topre) REALFORCE R3 KEYBOARD R3HD11
Nキーロールオーバーに対応しており、複数のキーを同時に押しても認証されるおすすめのキーボードです。複雑なショートカットキー操作や高速タイピングもスムーズに行えます。
キースイッチには、静電容量無接点方式を採用。物理的な接点がないので、部品の摩耗などが少なく耐久性に優れています。静音性にも優れており、静かにタイピングできるのも魅力です。
東プレ独自のAPC機能に対応しており、キースイッチのオン位置を4段階に調節可能。また、薄型のデザインで、持ち運びにも適しています。英語配列仕様で、合理的に作業できる人気モデルです。
東プレ(Topre) REALFORCE R3S KEYBOARD R3SD13
キースイッチに静電容量無接点方式が採用されている、プログラマーにおすすめのキーボードです。独特な打鍵感を体感できます。
すべてのキーを同時に押しても認識される「全キー同時押し」機能を搭載。加えて、スイッチのオン位置を4段階で調節できるAPC機能も使用可能です。また、専用のソフトをインストールすれば、キーマップ入れ替え機能やボードメモリー機能などが使えます。
ピーエフユー(PFU) HHKB Professional HYBRID Type-S PD-KB800
静電容量無接点方式と「Type-S」キー構造が採用されている、プログラマーにおすすめのキーボードです。心地よい打鍵感で快適にタイピングができます。
ショートカット操作がしやすい合理的なキー配列が採用されているのもポイント。効率よく作業が行えます。さらに、制御キーと文字キー全般のカスタマイズが可能な「キーマップ変更機能」が搭載されているのも魅力です。
3段階のチルト切り替え機能付きで、キーボードを好みの角度に設定可能。また、最大4台までのデバイスを登録しておけます。
キークロン(Keychron) Keychron K2 Pro ワイヤレス・メカニカルキーボード QMK VIA
MacでもWindowsでも使用できる汎用性の高いプログラマー向けのキーボードです。Bluetoothによるワイヤレス接続と有線接続に対応しているため、幅広いデバイスで使用できるのもポイント。最大3台のデバイスにワイヤレス接続でき、シームレスに切り替えられます。
専用のウェブアプリを使用することで、各キーを手軽にカスタマイズできるのもポイント。自分好みのキー配置を実現し、効率的な入力が可能です。
ネジ込み式PCBスタビライザーを搭載し、キーのグラつきなどを抑えてスムーズなタイピングができる点もメリット。加えて、角度調節ができるので長時間の作業も快適にこなせます。
キークロン(Keychron) K3 Max QMK/VIA K3M-H1-JIS
2.4GHzワイヤレス接続とBluetooth接続の両方に対応しているおすすめのキーボードです。最大3台までのデバイスと接続ができます。
キーマップの設定ができるのもポイント。自分好みにカスタマイズが行えます。キースイッチには、メカニカル方式を採用。赤軸なので、軽やかなキータッチでスムーズにタイピングできます。
キークロン(Keychron) Keychron K15 Pro QMK/VIA K15P-H2-US
人間工学に基づいて設計されており、内側に向かって湾曲しているおすすめのキーボードです。確かな打鍵感を得られるメカニカル方式が採用されています。加えて、ホットスワップ対応で、スイッチを簡単に交換できるのも特徴です。
マルチペアリングに対応しており、最大3台までのデバイスと接続が可能。スマホやタブレットにも接続できます。
キーボードの角度を3段階に変えられるのもポイント。また、色相や彩度、明るさなどを自由に調節できるRGBバックライトも備わっています。
ロジクール(Logicool) MX MECHANICAL MINI KX850CC
薄型のメカニカルスイッチが採用された、プログラマーにおすすめのキーボード。青軸のため、爽快な打鍵感を楽しめます。加えて、手を近づけると点灯するバックライトが備わっているのも特徴です。
最大3台までのデバイスと接続可能。ボタンひとつで、簡単に接続先を切り替えられます。また、Windows・macOS・ChromeOS・ Linux・iPadOSと、複数のOSに対応しているのもポイントです。
本体サイズは、幅312.60×奥行131.55×高さ26.10mmとコンパクト。重量も612gと軽量で、持ち運びに便利です。
ロジクール(Logicool) MX KEYS mini KX700GR
テンキーレスのコンパクト設計で、すっきりと設置できるキーボード。Bluetooth接続とロジクールの通信技術「Logi Bolt」に対応し、幅広いデバイスに繋げられます。
本製品は、キーに球状のくぼみがある「パーフェクト・ストロークキー」を採用。滑らかかつ高精度に入力できるのもポイントです。
独自の「FLOW機能」に対応しており、別途FLOW対応マウスとあわせて使えば、3台までのデバイス間でデータ移動などができるのもメリット。高性能なキーボードを求めている方におすすめです。
ロジクール(Logicool) SIGNATURE K855
最大3台までのデバイスと接続ができるおすすめのキーボードです。簡単に接続先を切り替えられます。
Windows・macOS・Linux・ChromeOS・iPadOS・iOS・Androidと、幅広いOSに対応。メカニカルスイッチが採用されており、しっかりとした打鍵感を得られます。
最大5000万回のキーストロークに耐えられる耐久性が備わっているため、長く愛用可能。単4形アルカリ電池2本で、最長3年間使用できます。
ロジクール(Logicool) サイレント ワイヤレスキーボード K295
比較的リーズナブルに購入できる、コスパが高いキーボードです。優れた静音性を実現する独自の「SilentTouchテクノロジー」を搭載しているのが特徴。周囲が静かな環境でも気兼ねなくプログラミングに集中できます。
また、テンキー付きのフルサイズキーボードなので、数字などを効率よく入力できるのも魅力のひとつ。2.4GHzの安定したワイヤレス接続に対応しているのもポイントです。
24ヶ月持続する優れた電池寿命を実現。静音性の優れた高コスパモデルを求めている方におすすめです。
ロジクール(Logicool) 有線メカニカルキーボード K835
モダンかつコンパクトなデザインが特徴的なキーボードです。設置スペースを大きく取らないため、デスクにもすっきりと設置できるのが魅力。クリック感のあるカチッとしたタイピング感覚と音を楽しめる、青軸のメカニカルキーボードです。
角度のついたデザインで、心地よいタイピングを実現しているのもポイント。また、5000万回のキーストロークに耐えうる優れた耐久性を備えているので、長期的に愛用できます。
チルトレッグを搭載しているため、角度を調節して快適な姿勢で入力可能。シンプルかつおしゃれなモデルを求めている方におすすめです。
フィルコ(FILCO) Majestouch 2SC FKBN91M/NCSP2AG-RKL
スタイリッシュなデザインが特徴的なプログラマー向けキーボード。2トーンカラーキーキャップを採用しています。見た目も重視したい方におすすめです。
複数のキーを同時に押した際にすべて認識される「Nキーロールオーバー」に対応しているのもメリット。高速入力でも高精度に認識されるため、快適にプログラミングができます。
ペリックス(Perixx) 有線エルゴノミクスキーボード PERIBOARD-512BUS
左右分割型を採用したキーボードです。手と指の形に合わせてカーブしたエルゴノミクス構造で、快適に入力できるのが特徴。パームレストを備えているので、長時間の作業にも対応できます。
USB接続による有線接続に対応しているため、USBポートに挿すだけで簡単に使用できるのもポイント。テンキーを備えているので、数字入力もスムーズにこなせます。
7つのマルチメディアホットキーを備えており、ミュートやボリュームなどをワンタッチで操作可能。プログラミングだけでなく、ビデオ会議などにも対応しやすい汎用性の高いキーボードです。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY) エルゴノミクスキーボード トラックボール付き SKB-ERG5BK
エルゴノミクスデザインが特徴のプログラマー向けキーボードです。大きめのリストレストがついているので、長時間でも快適に作業できます。
また、19mmのキーピッチを採用し、入力しやすいのもポイント。手前部分には直径25mmの大きめのトラックボールを配置しているので、カーソル操作もスムーズにこなせます。
キースイッチはメンブレン方式を採用。比較的手頃な価格で購入できる点がメリットです。
BAROCCO MiSTEL MD770 ML-MD770-J-SR/BK
左右に分離して使用できるプログラマー向けのキーボードです。静音性が高い赤軸のスイッチを採用しています。
複数のキーを同時に押してもキーが正しく認識される「Nキーロールオーバー」に対応しているのもポイント。キー操作でマクロを登録できる「マクロ機能」も搭載しています。
WindowsとMacに対応しているため、幅広いパソコンで使用できる点もメリット。日本語配列を採用しているので、日本語配列に慣れ親しんだプログラマーにもおすすめです。
プログラミング用キーボードの選び方
キー配列をチェック
プログラミングでは「英語配列」が人気

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英語配列キーボードと日本語配列キーボードでは、キーの配列やサイズが異なります。プログラミングをする際は、記号の配列などが合理的な英語配列がおすすめ。仕様に慣れれば、日本語配列よりも効率的に作業を行えます。
日本語配列と大きく異なる点は、BackSpaceキーとEnterキーのサイズ。英語配列では、どちらも横長のキーとなっており、BackSpaceキーとEnterキーの間にスラッシュなどの記号キーが配置されています。
なお、英語圏のソフトウェアは、英語配列を想定してショートカットが設定されているケースも少なくありません。英語圏のソフトウェアを使う場合は、英語配列に指を慣らしておくのがおすすめです。
普段使い慣れているなら「日本語配列」も

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日本語配列のキーボードでプログラミングや作業をするのに慣れている方は、日本語配列キーボードを使い続けるのもおすすめです。英語配列に切り替えるとキーの配置やサイズが変化するので、タイピングミスの原因になるおそれもあります。
特に、Enterキーは形が大きく異なるため、英語配列のキーボードに変えた直後は、Enterを押したつもりが別のキーに触れてしまうこともあります。使い慣れているモノや自分がタイピングしやすいモデルを選ぶのが大切です。
キースイッチの種類をチェック
メンブレン方式

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メンブレンスイッチとは、キーボード全面で共通する接点「メンブレンシート」を使用したスイッチのこと。キートップとシリコンで作られたドーム状の突起「ラバーカップ」の間に設置された接点シートが、キーの押下によって接触することでスイッチが反応して入力が反映される仕組みです。
リーズナブルな価格で購入したい方におすすめ。なお、キーストロークは深めでキーの反発力も強く、長時間の作業にはあまり適していないので留意しておきましょう。
パンタグラフ方式

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パンタグラフ方式は、ラバーカップの上にひし形状のスプリングを用いたスイッチのこと。キーボード全面で共通の接点シートを採用する点はメンブレンスイッチと同じですが、しっかりとした打鍵感を得られるのが特徴です。
また、キーストロークは浅めで、少ない力で流れるように軽快なタイピングが可能。薄い設計のモノが多く、ノートパソコンのキーボードに広く採用されています。
メカニカル方式

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メカニカルスイッチとは、バネの力を用いた機械的な電気スイッチのこと。メンブレンスイッチと違って各キーのスイッチに独立した接点が搭載されているのが特徴です。しっかりとした打鍵感を得やすく、タッチタイピング時のミスタイプ防止にも役立ちます。
プログラミング用途では、強い打鍵感と爽快な打鍵音が得られる「青軸」や、静音ながらもしっかりとした打鍵感を得られる「黒軸」を採用したキーボードなどがおすすめです。
静電容量無接点方式

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静電容量無接点方式スイッチとは、キーを押下した際の静電容量の変化を検出して入力を反映する仕組みを持つ無接点スイッチのこと。入力の際にキーを深く押し込む必要がないので、指にかかる負担が少なく、長時間のプログラミング作業でも快適にこなしやすいのが特徴です。
また、キー内の接点同士が触れることがないため、キースイッチの耐久性が高いのもポイント。滑らかかつ精度の高いキータッチなので、長時間の業務でも、より確実に作業を進めたいプログラマーにおすすめです。
接続方式をチェック

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接続方式には、有線とワイヤレスの2種類が存在します。USBコネクタやPS/2コネクタなどを使う有線接続は、ケーブルを介してパソコン本体から給電を受けながら使用するため、電池切れの心配がないのが特徴。また、無線接続のキーボードと異なり、キー入力が反映されるまでの遅延が少ないのもポイントです。
ワイヤレスレシーバーやBluetoothなどを使う無線接続は、ケーブルを必要としないため、省スペース性に優れているのが魅力。さらに、複数機器とのペアリングなどができるモノもラインナップされており、利便性を重視したい方におすすめです。
キー配列やキースイッチの種類など、ラインナップされているキーボードの種類はさまざま。プログラミング作業をする際の環境などに合わせて選ぶのが大切です。ぜひ本記事を参考にして、自分に合ったキーボードを探してみてください。