キーボードを取り外したり、360°回転させたりタブレットとしても使える「2in1PC」。持ち運びも便利なので外出先で使用するのが多い方におすすめです。

そこで今回は、2in1PCの選び方とおすすめモデルをご紹介。通常のノートPCより汎用性が高く、タブレットよりも実用性に富んだアイテムを探している方は、ぜひチェックしてみてください。

2in1PCとは

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「2in1PC」とは、ノートPCとタブレットの利便性を兼ね備えているPCです。長い文章を入力するときなどはノートPCとして、外出先ではタブレットとしても利用できるため、場所を選ばずにどこでも使用できます。

ボディは薄型軽量で、液晶本体とキーボードの質量を合わせても1kg前後のモデルがほとんど。かさばることもないので、収納が容易なのもポイントです。

2in1PCの種類

コンバーチブル型

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「コンバーチブル型」は液晶部分とキーボードが分離しない2in1PCです。ヒンジ部分が360°回転するので、一般的なノートPCのような見開きの形はもちろん、キーボードを折り返すことでタブレットとしても活用できます。

キーボード部分を支えにする「スタンドモード」が利用できる端末であれば、動画視聴も快適。また、狭い場所にも設置できるハの字状の「テントモード」であれば、タッチ操作の際も揺れにくく便利です。なお、タブレットとして使う際にはキーボードの分だけ重くなってしまうというデメリットがあるので、留意しておきましょう。

セパレート型

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セパレート型は液晶部分とキーボード部分が分離するため、タブレットとして使用しやすいタイプです。最近は、液晶部分の背面にスタンドを搭載し、キーボードを装着しなくても自立できるモデルも増えています。

デメリットは、キーボードとディスプレイが分離する関係で、PCの頭脳部分である「CPU」を冷却ファンで冷やせない点です。そのため、コンバーチブル型に比べやや性能が劣る場合があるので注意しましょう。

2in1PCの選び方

スペックをチェック

CPU

CPUはPCの頭脳部とも言える重要な部品で、各種ソフトウェアを動かす役割を担っています。CPUの性能が高くなるほどPCの処理速度が速くなりスムーズに動くので、作業が効率的に進められるのがポイントです。

CPUはGHzで表記されるクロック周波数の数値が高いものほど高性能となりますが、ほかにもコア数やスレッド数も重要。これらの数が多くなるほどCPUで行う処理を分散できるので、マルチタスクも快適です。

また、CPUには「Core i5」や「Core i7」のような記載があり、基本的には数字の高い方が処理速度に優れています。頻繁に写真編集を行う場合はCore i5以上、本格的な動画編集を行う場合はCore i7がおすすめです。

メモリ

メモリはPCにおける作業領域の広さを決める部品で、PCで処理中の素材やデータを一時的に取り置く場所として使われています。GBの数値が高くなるほど大容量となり、動画など容量の大きな素材を扱う場合や、異なる作業を同時に進めるマルチタスクを行う場合でも快速に作業可能です。

4GBが一般的な容量ですが、最近はデータの大容量化が進んだことでウェブブラウジングや動画を見るだけでも4GBを超えるメモリが瞬間的に消費されます。そのため、マルチタスクを快適に行いたい場合は、できれば8GB以上のメモリを搭載した機種を選ぶのがおすすめです。

また、写真・動画編集などのクリエイティブ作業に使う場合は、16GB以上の大容量メモリや独立型のGPUを搭載した機種が最適。2in1PCは原則的に後からメモリの増設ができないので、用途に合わせたメモリ容量を最初から選びましょう。

ストレージ

2in1PCのデータ保存を担うストレージには、スピードが早く消費電力の少ない「SSD」が多く採用されています。

快適な作業環境を実現するためには最低でも128GBはほしいところ。写真や楽曲を多めに保存したい場合は256GB以上、動画編集などをする方は512GB以上の大容量ストレージを選びましょう。

サイズや重量をチェック

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タブレットのように携帯性を重視したい場合は10インチ前後、大きめのキーボードなど快適な作業環境をある程度確保したい場合や、会議などで資料・写真を大きく見せたい場合は12〜13インチのサイズがおすすめです。また、15インチ以上の機種は携帯性ではやや劣りますが、大きな画面で快適に作業でき、スペックの高いモデルが多いのでクリエイティブワークに重宝します。

2in1PCを主にタブレットとして運用したい場合は、キーボード部を分離することでその重量内に収まるコンバーチブル型がおすすめ。また、旅行や出張などへ頻繁に携帯したい場合は、キーボード込みで1.5kg以内に収まる機種を選びましょう。

付属品をチェック

Microsoft Office

2in1PCをビジネスや学業に使いたい場合は、Microsoftの「Office Home & Business 2019」がプリインストールされた機種がおすすめ。購入後すぐにWord・Excel・PowerPointが使えるので、レポートや資料の作成などに重宝します。

Office 2019は永久ライセンスのため、一度購入したら以降は追加料金を払うことなく永続的にOfficeが使えます。OfficeプリインストールモデルはOffice非搭載モデルと比べてやや割高ですが、後でOfficeを別途購入したり、毎月の利用料金が必要な「Office 365」を契約したりするよりもお得に運用できるのが魅力です。

スタイラスペン(タッチペン)

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2in1PCをノートやスケッチブックのように使いたい場合はスタイラスペンに対応した機種がおすすめ。周辺アクセサリーとして別売されていることが多いですが、タッチパネル上に文字やイラストを描けるのが魅力です。

筆圧検知に対応したスタイラスペンであれば書く力に応じて線の太さやタッチを変えられるので、プロユースのイラストや漫画の制作にも対応可能。また、「Adobe Photoshop」でレタッチの適用範囲を決めるマスクの作成などもスムーズにできます。

2in1PCのおすすめメーカー

マイクロソフト(Microsoft)

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マイクロソフトはWindows PCの総本山とも呼べるPCメーカーです。Windows OSとOfficeの開発元でもあり、ハードとソフトの両方を自社で生産している最大の強み。価格帯は全体的にやや高めですが、品質は折り紙付きなのでOSの機能を最大限に引き出せる高性能なPCを探している方におすすめです。

2in1PCとしては、タブレットにキーボードカバーを組み合わせた「Surface Go」および「Surface Pro」と、クリエイター向けに開発されたセパレート型の「Surface Book」の3機種をラインアップ。周辺アクセサリーに筆圧と傾きの検知に対応する高性能なスタイラス「Surfaceペン」が用意されているのもポイントです。

エイスース(ASUS)

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ASUSはPC以外にスマホなども製造している台湾のメーカーです。ASUSのPCはコストパフォーマンスの高さが最大の魅力。際立った機能はそれほどありませんが、10万円未満の予算で使い勝手のいい機種が入手できます。

2in1PCとしては2種類のシリーズをラインアップ。本体がタブレットになっているセパレート型の「TransBook」と、価格の抑えられたコンバーチブル型の「VivoBook」が発売されています。どちらもライトユーザー向けのシリーズですが、ウェブブラウジングやレポート・書類の作成、簡単な写真編集が主な用途の方におすすめです。

ヒューレットパッカード(HP)

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HPはPCで第1位の市場シェア率を誇る世界最大のPCメーカーです。洗練された優美なデザインと手頃な価格がHP製PCの特徴。また、エントリーモデルの「HP」からハイエンドモデルの「Spectre」まで4種類のグレードがあり、豊富な選択肢のなかから自分の目的や予算に合った機種を選べるのも魅力です。

2in1PCとしては、4つ全てのグレードでコンバーチブル型の機種をラインナップ。上位の機種になると上質で堅牢なアルミニウムを素材に採用したPCがあるので質感にこだわりたい方におすすめです。

2in1PCのおすすめモデル

マイクロソフト(Microsoft) Surface Pro 6 LGP-00017

マイクロソフト(Microsoft) Surface Pro 6 LGP-00017

マイクロソフト純正の12.3型タブレットPC。別売りのタイプカバーを装着すれば2in1PCとしても使用可能です。

本体背面のキックスタンドで画面の角度を調整することで、シーンに応じて3種類のモードに切り替えられます。また、専用タッチペン「Surfaceペン」での高精度な描画にも対応しています。

CPUにはCore i5-8250U(クアッドコア)、メモリは8GB、ストレージは128GBを搭載。ウェブの閲覧や資料作成はもちろん、本格的な写真編集もストレスなく使用できます。

また、「Office Home and Business 2019」がプリインストールされているのも特徴。レポートや資料作成のために必要なツールが始めから搭載されているので、学生やビジネスパーソンにもおすすめです。

マイクロソフト(Microsoft) Surface Book 2 HNL-00024

マイクロソフト(Microsoft) Surface Book 2 HNL-00024

移動の多いクリエイター向けに開発されたマイクロソフト純正の13.5型2in1PCです。特殊なヒンジ構造の採用で液晶部を360°回転できるほか、キーボード部から液晶部を脱着可能なセパレート構造を採用しているのが特徴。用途やシーンに応じて4種類のスタイルを使い分けられます。

高度なクリエイティブワークに対応できる高性能を備えているのも特徴です。CPUにはCore i7-8650U、メモリは16GB、ストレージは512GBを搭載。また、キーボード部に独立型GPUの「NVIDIA GeForce GTX 1050」を搭載しているので、写真・動画の編集やイラスト制作の作業をする際に液晶部と一体化させて使えば、ストレスなくスムーズに作業を進められます。

そのほか「Surfaceペン」にも対応。筆圧検知と傾き検知の両方に対応しており、高精度な描画が可能なのでイラストレーターや漫画家の方にもおすすめです。

エイスース(ASUS) TransBook R105HA

エイスース(ASUS) TransBook R105HA

小型軽量・低価格・ロングバッテリーと3拍子が揃ったセパレート型の2in1PCです。リーズナブルな価格で購入できるのが魅力。搭載されているメモリは4GBなので調べ物やレポート・書類作成にしか使わないというライトユーザーの方におすすめです。

液晶部は360°回転させてテントモードやスタンドモードとしても使えるほか、キーボード部を取り外して純粋なタブレットとしても使えます。タブレット時は本体重量が約580gと軽く、キーボードと合わせても約1.08kgしかないので、持ち運びが苦になりません。

そのほか、最長13時間保つロングバッテリーを搭載。さらに液晶部にはUSB2.0に加え、microUSBやmicroSDカードスロットが搭載されているので、周辺アクセサリーも十分に活用できます。

エイスース(ASUS) VivoBook Flip 14 TP412UA

エイスース(ASUS) VivoBook Flip 14 TP412UA

コストパフォーマンスに優れたコンバーチブル型の2in1PCです。6万円前後と比較的安い価格で購入できます。CPUはCore i3、メモリに4GB、ストレージに128GBのSSDを搭載しているのがポイント。負荷のかかる画像編集や動画編集以外での使用であればストレスなく使えます。

14型のフルHDディスプレイには約9mmの狭小ベゼルを採用。画面占有率が80%もあるので、迫力のある映像を楽しめます。液晶部は360°回転が可能なほか、タッチパネルも搭載しているので、タッチ操作で直感的に使えるのも特徴です。別売りの「ASUS Pen」を使えばメモやスケッチが手書きでできます。

OSにはWindows 10 Home(Sモード)を搭載。Microsoftストア経由でしかアプリをインストールできないなどの制限はありますが、その分セキュリティが高く担保されているので、家族で使用する共有PCとしてもおすすめです。

ヒューレットパッカード(HP) HP ENVY 13 x360 4ME09PA-AAAV

ヒューレットパッカード(HP) HP ENVY 13 x360 4ME09PA-AAAV

洗練された高品位なデザインとコストパフォーマンスの高さが魅力のコンバーチブル型2in1PCです。丈夫でスタイリッシュなアルミニウム素材のボディにダマスカス鋼の模様が施されるなど、美しいデザインが特徴。加えて、プレミアムモデルにも関わらず10万円を切る価格で購入できるのも魅力です。

CPUには、IntelのCore i3以上の性能を有するAMDのRyzen 3 2300Uを採用。GPUには描画性能に優れた、Ryzen Vega 6が搭載されています。メモリは8GB、ストレージは256GBあるので快適に作業できます。

ディスプレイは、左右のベゼルが最小限に削ぎ落とされているので、臨場感のある美しい映像美が楽しめます。コスパに優れたモデルを探している方におすすめです。

ヒューレットパッカード(HP) HP Spectre x360 15 5KU78PA-AAAB

ヒューレットパッカード(HP) HP Spectre x360 15 5KU78PA-AAAB

クリエイター向けに開発されたハイエンド仕様のコンバーチブル型2in1PCです。4Kの15.6型ディスプレイを搭載しているのが特徴。フルHDの4倍となる高い解像度と広いワークスペースがあるので、より細部の質感にこだわった写真や動画の編集に重宝します。

CPUはCore i7-8750H、メモリは16GB、ストレージは512GBとハイススペックであることに加え、GPUにはNVIDIA製の「GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design」を搭載しています。高負荷が要求される動画編集やゲームを楽しめるのがポイントです。

機能性に優れた上質なデザインも魅力。アルミニウム削り出しの強固なボディの側面には洗練された印象を演出するエメラルドカットが施されています。また、カットされたコーナー部にUSB-Cコネクタが搭載されているので、充電時や周辺機器の使用時にケーブルが邪魔になりません。

パナソニック(Panasonic) Let’s note CF-RZ8CFMQR

パナソニック(Panasonic) Let’s note CF-RZ8CFMQR

ノート感覚でライトに持ち歩ける高性能な10.1型のコンバーチブル型2in1PCです。液晶部が360°回転する機構を備えながらも約780gと軽量なのが特徴。さらに、机からの落下による衝撃や満員電車での圧迫にも耐えられる耐久性があるので、アクティブに活動するビジネスパーソンにおすすめです。

SIMフリーのLTE通信に対応しているのも特徴。契約したSIMカードをスロットに挿入すれば、外でもネットを通した作業ができます。また、インターフェースにUSB3.0やHDMIのほか、古いプロジェクターに採用されているVGAのコネクタも搭載。出張先でのプレゼン時にプロジェクターとの接続で困りません。

CPUはCore i5-8200Y、メモリは8GB、ストレージは256GB。ビジネスシーンで使うには十分なスペックを備えています。また、OSにはセキュリティ性能の優れたWindows 10 Proが採用されているのもポイントです。