最近は専用アプリを使えば、ノートパソコンで誰でも手軽に写真編集ができます。しかし、画像の切り抜きや明るさ・コントラスト調節など、簡単な写真編集ならスマートフォンやタブレットでも可能ですが、クオリティの高さを求める場合は、ある程度スペックの高いノートパソコンが必要です。

そこで今回は写真編集におすすめのノートパソコンをご紹介。選ぶ際のポイントなども解説するので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

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写真編集向けノートパソコンの選び方

ディスプレイをチェック

画面サイズ

By: acerjapan.com

ひと口にノートパソコンといっても、コンパクトな13インチから大きな16インチ超まで、さまざまな画面サイズがあります。使う用途やシチュエーションによって適切な画面サイズが異なるので、まずはどのくらいの画面サイズにするのか検討しましょう。

外出先には持ち運ばず決まった場所で使うなら16インチ以上、たまに持ち運んで使うなら15インチ、外出先メインで使うなら13インチが選ぶ際の目安です。

携帯性を重視するなら、さらに画面の小さな11インチも選択肢のひとつ。しかし、画面が見にくく、本格的な写真編集の作業には適さないため注意が必要です。

表面加工処理

ノートパソコンのディスプレイにはグレア(光沢)、またはノングレア(非光沢)の表面処理が施されています。画質を重視するなら、色が鮮やかに映ってコントラストの高いグレアがおすすめ。しかし、ディスプレイの表面の映り込みが激しいため、長時間の作業だと目が疲れるといったデメリットもあります。

一方でノングレアは、ディスプレイ表面に特殊な加工を施すことで外部からの映り込みを軽減し、グレアよりも目が疲れにくいのが特徴。長時間作業をするならノングレアがおすすめです。ただし、発色が地味でコントラストが低いため、画質を重視する方にはあまり向いていません。

解像度

解像度とは、画像を構成する細かい粒(ドット)が画面にどのくらい並んでいるかを示す数値のことです。ドットの数が少ないと全体的に粗っぽい映像になり、ドットの数が多いと細部まで鮮明に表示できます。ノートパソコンの画質を大きく左右する重要なポイントなので、しっかりとチェックしましょう。

選び方の目安として、一眼レフカメラや業務用カメラなど、本格的なカメラで撮影した写真を編集するなら4K(3840×2160)、スマートフォンやタブレット、コンデジなどで撮影した写真を編集するならフルHD(1920×1080)を目安に選びましょう。

スペックをチェック

CPU

写真編集用のノートパソコンには、Intelなら「Core i7」または「Core i5」シリーズのCPUを搭載したモデルを選びましょう。一般的な写真編集ならばCore i5がおすすめです。コストパフォーマンスがよく、ミドルクラス以上のノートパソコンで採用されています。

写真を扱う作業で高いCPU性能を求める場合は、Core i7のモデルを選びましょう。特に、RAWデータをJPEGやTIFF形式に変換するRAW現像を行う場合は要チェック。情報量が多く、ファイルが大きくなるので、より高性能なCPUを選ぶと快適に操作できます。

なお、AMDのCPU「Ryzen 7」はIntelのCore i7、「Ryzen 5」はCore i5とほぼ同等の性能。用途によってはIntelのCPUよりも快適に操作できる場合もあり、リーズナブルなモデルが多いのがメリットです。

メモリ(RAM)

データを一時的に保管するメモリが多いほどノートパソコンはスムーズに動作します。本格的に写真編集を行いたい方には、メモリを16GB以上搭載したノートパソコンがおすすめです。

フォトグラファーに人気の現像ソフト「Adobe Lightroom Classic CC」では、16GB以上のメモリが推奨されています。

ただし、メモリ16GB以上のノートパソコンは、ほとんどがハイエンドクラスのモデルで高価です。デジカメやスマホで撮った写真のトリミングなどの軽い写真編集なら、8GBのモデルでも作業可能です。

ストレージ(ROM)

写真編集用ノートパソコンのストレージは、種類と容量をチェックしましょう。HDDは安価で大容量ですが、アクセス速度が遅いのがデメリットです。

写真編集時には頻繁にデータをやりとりするため、基本的にはSSDがおすすめ。アクセス速度に優れており、リサイズなどで大量の写真を一括処理しても、負荷が少ないのがメリットです。

なお、ハイクラスパソコンのSSD容量は256GBが一般的。ただし、外部ストレージに移すなど、こまめにデータ整理する方は値段の抑えられる128GBモデルもおすすめです。また、ハイエンドモデルのなかには大容量512GBのSSDを内蔵した製品もラインナップされています。予算と用途に応じて選びましょう。

グラフィックボード(GPU)

GPUは、映像の描画に関する計算処理を専門に行うプロセッサーです。写真編集に使うノートパソコンの場合、GPU性能の高さはあまり重視されません。

ただし、編集ソフトの効果が速く適用されたり、写真が速く表示されたりする場合もあります。より効率的に作業を行いたい方は、NVIDIAや、AMDのグラフィックボードが搭載されているかをチェックしてみてください。

写真編集のノートパソコンおすすめモデル

アップル(Apple) MacBook Pro 16インチ Apple M4 Proチップ MX2X3J/A

アップル(Apple) MacBook Pro 16インチ Apple M4 Proチップ MX2X3J/A

写真編集のプロフェッショナルにぴったりなハイエンドノートパソコンです。16.2インチの高精細Liquid Retina XDRディスプレイを搭載し、P3広色域と10億色表示に対応しています。写真の細かな色彩や陰影も正確に表現でき、編集作業の精度が向上します。

強力な14コアCPUと20コアGPUを備えたM4 Proチップにより、Photoshopなどの編集ソフトも快適に動作します。True Toneテクノロジーが周囲の環境に合わせて色温度を自動調整し、常に自然な色調で作業ができるのも魅力です。

最大24時間のバッテリー駆動で、外出先でも安心して編集作業が可能です。また、Thunderboltポートやカードリーダーなど接続オプションも充実しています。さらに、AIを活用した画像処理もスムーズに行えるため、写真編集を日常的に行うクリエイターにおすすめのモデルです。

アップル(Apple) MacBook Air 15インチ Apple M4チップ MC7A4J/A

写真編集のクオリティを高める15.3インチの大画面ノートパソコンです。10億色対応の美しいLiquid Retinaディスプレイを搭載し、写真の微妙な色彩も忠実に再現します。2880×1864の高精細な解像度で、細部までくっきりと表示できるのが特徴です。

10コアCPUと10コアGPUを備えたM4チップにより、RAW現像やレタッチ作業もスムーズに行えます。また、16GBの統一メモリは複数の写真編集ソフトを同時に使う場面でも安定した動作を実現。最大32GBまで拡張できるため、将来的な需要にも対応可能です。

最大18時間のバッテリー駆動で、外出先での長時間の編集作業にも安心です。さらに、12MPのセンターステージカメラを搭載し、ビデオ会議も鮮明に行えます。写真編集を本格的に行いたいクリエイターの方におすすめのモデルです。

エイスース(ASUS) ProArt P16 H7606WI H7606WI-AI9642R4070W

エイスース(ASUS) ProArt P16 H7606WI H7606WI-AI9642R4070W

プロフェッショナルな写真編集作業に対応する高性能クリエイター向けノートパソコンです。16インチの4K有機ELディスプレイを搭載し、3840×2400の高解像度で、細部まで鮮明に表示します。100%のDCI-P3色域とDelta E<1 の色精度により、写真の微細な色彩表現も正確に再現できます。

ハイスペックなのが魅力。AMD Ryzen AI 9 HX 370とGeForce RTX 4070を搭載し、複雑な画像処理もスムーズに行えます。64GBの大容量メモリと2TB SSDで、大量の高解像度画像データも余裕で扱えるのが魅力です。画像生成AI「MuseTree」も内蔵され、クリエイティブ作業の幅が広がります。

タッチスクリーン対応で直感的な操作が可能なのもポイント。また、ペン入力にも対応しており、細かい修正作業も直感的に行えます。ProArt Creator Hubで色域調整も簡単に実行できるため、写真の仕上がりの精度にこだわる方におすすめのモデルです。

エイスース(ASUS) Zenbook S14 UX5406SA-U7321WH

エイスース(ASUS) Zenbook S14 UX5406SA-U7321WH

快適に写真編集ができるミドルハイスペックのノートパソコンです。3K解像度のOLEDディスプレイはDCI-P3色域を100%カバーし、ΔE<1の高い色精度を実現しています。コントラスト比も100万:1と高く、鮮やかな発色と深い黒の表現によって、写真の微細なディテールまで忠実に再現できます。

インテル Core Ultra 7プロセッサーと32GBのメモリを搭載し、画像処理作業を高速化します。NPUも内蔵し、Photo Enhancerなどのアプリケーションと連携すれば、AIの力で写真の自動補正や色調整も簡単に行えるのがポイントです。操作性もよく直感的な編集作業が可能です。

また、わずか1.2kgの軽量ボディながら、20時間以上のバッテリー駆動を実現しているのも魅力。さらに、120Hzの高リフレッシュレートを実現しており、細かい作業も正確に行うことが可能。写真編集性能の高さと携行性を両立したいクリエイターの方におすすめのモデルです。

エイスース(ASUS) ROG Zephyrus G16 GU605MI-U9R4070W

エイスース(ASUS) ROG Zephyrus G16 GU605MI-U9R4070W

薄型軽量でありながら優れた処理性能を誇るゲーミングノートPCです。最薄部約15mmのスリムなボディながら、Intel Core Ultra 9プロセッサーを搭載しています。RTX 4070 GPUとの組み合わせにより、ヘビーなゲームプレイから動画編集まで快適に楽しめます。

写真編集のプロフェッショナルにも嬉しいディスプレイ性能が魅力です。Pantone認証を取得した16インチの高精細OLEDパネルを搭載し、Pantone認色再現性が優れています。DCI-P3色空間にも対応しており、RAW現像作業でも正確な色表現が可能です。AIを活用した画像処理にも対応しており、効率よく編集作業を行えます。

第2世代Arc Flow Fansによる優れた冷却システムにより、長時間の編集作業も安定して行えます。Thunderboltポートやカードリーダーを装備し、カメラからの取り込みもスムーズ。32GBの大容量メモリを搭載し、複数の編集ソフトを同時に使用するクリエイターにもおすすめのモデルです。

デル(Dell) XPS 16 9640 NX96T-ENL

ル(Dell) XPS 16 9640 NX96T-ENL

精度の高い写真編集作業を可能にする高性能ノートパソコンです。16.2型の4K+ OLEDタッチディスプレイを搭載。DCI-P3 100%カバーの色域を実現し、色表現に優れています。鮮明な色再現と高コントラストにより、写真の細部まで正確に確認可能です。

Intel Core Ultra 9プロセッサーとNVIDIA GeForce RTX 4060グラフィックスを搭載し、高性能なのも魅力。複雑な写真加工や4K画像の編集もしっかりと処理できます。32GBメモリと1TB SSDの組み合わせにより、大容量の画像データも快適に扱えるのもポイントです。

Thunderbolt 4対応のType-Cポートを3基備え、外部モニターや周辺機器の接続も容易です。さらに、microSDカードリーダーを内蔵しており、カメラからの写真データ取り込みもスムーズ。プロの写真編集作業に対応する高性能マシンを求めるクリエイターにおすすめのモデルです。

エムエスアイ(MSI) Prestige 16 AI Studio B1V Prestige-16-AI-Studio-B1VFG-7003JP

エムエスアイ(MSI) Prestige 16 AI Studio B1V Prestige-16-AI-Studio-B1VFG-7003JP 2024

解像度3840×2400の高精細な映像を表示できる写真編集におすすめのノートパソコン。表面は光沢のあるグレア仕様で、ディスプレイには有機ELパネルを採用しています。高精細で美しい映像を表示可能です。

画面のサイズは16インチあるので、広い作業領域を確保できます。CPUには、AI専用のプロセッサを内蔵したIntelの「Core Ultra 7 155H」を搭載。AIを用いた画像の処理なども、より少ない電力でスムーズに行えます。

さらに、GPUには「NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU」を搭載。写真編集以外にも、幅広い用途で使用できます。32GBの大容量メモリを搭載しているのもメリット。ストレージも1TBあります。本体重量は1.6kgと比較的軽量なので、持ち運んだり、場所を移動させたりする機会がある方などもチェックしてみてください。

エムエスアイ(MSI) Summit E13 AI Evo A1M Summit-E13-AI-Evo-A1MTG-1203JP

エムエスアイ(MSI) Summit E13 AI Evo A1M Summit-E13-AI-Evo-A1MTG-1203JP 2024

重量1.39kg、厚さ16.2mmの軽量スリムな、ビジネス・クリエイター向けノートパソコンです。気軽に持ち運びができるモデルを探している方におすすめ。画面のサイズは13.3インチで、ディスプレイ部分は360°回転します。タッチ操作が可能で、専用のスタイラスペン「MSI Pen 2」も同梱。キーボードでの入力に加え、指やペンを使ったさまざまなスタイルで使用できるのも魅力です。

また、ディスプレイの表面はグレアタイプなので、高コントラストで色鮮やかな映像を表示できます。CPUにはAI専用のプロセッサを内蔵した、Intelの「Core Ultra 5 125H」を搭載。写真編集は含む、クリエイティブな用途で快適に使用できます。32GBのメモリを内蔵しているので、マルチタスク性能も良好です。

バッテリー駆動時間は、動画再生時最大13時間、アイドル時最大20時間。屋外など充電ができない環境でも、バッテリー残量を気にすることなく長時間作業に没頭できます。

日本電気(NEC) LAVIE NEXTREME X1475/JAS

日本電気(NEC) LAVIE NEXTREME X1475/JAS

写真編集の中級者におすすめの高機能ノートパソコンです。14型の高精細ディスプレイはsRGB 100%の色域をカバーし、繊細な色調補正も正確に行えます。解像度はWUXGA、画面比率は16:10で、写真編集ソフトのツールパネルも見やすいのも魅力。快適な操作性と視認性を実現しています。

最大50TOPSのAI処理能力を持つRyzen AI 7 PROプロセッサを搭載し、サクサクと動作するのもポイント。画像編集時の負荷がかかる処理もスムーズに対応可能です。32GBの大容量メモリにより、複数の画像ファイルを同時に開いても快適に使用できます。

約11.7時間のバッテリー駆動で外出先での撮影データの確認・編集も安心です。Windows Hello対応の顔認証と指紋認証を搭載し、大切な作品データもしっかり守れます。4K画像を扱うのには不向きですが、使い勝手がよく、写真撮影も快適に行えるモデルを探している方にぴったりです。

レノボ(Lenovo) Legion Pro 5i Gen9 83DF006QJP

レノボ(Lenovo) Legion Pro 5i Gen9 83DF006QJP 2024

16インチサイズの大型ディスプレイを搭載した、写真編集におすすめのノートパソコン。大画面で効率よく作業を進められます。また、解像度は2560×1600で、高精細かつ視野角の広い映像を表示できるIPSパネルを搭載しているのも魅力のひとつです。

CPUにはIntelの「Core i7-14650HX」を採用し、独立したGPUである「GeForce RTX 4060 Laptop GPU」も搭載。写真編集などのクリエイティブな用途やゲームなどで快適に使用できる高いスペックを有しています。

そのほか、メモリは16GBで、ストレージには1TBのSSDを内蔵。USB 3.2 Gen1に対応したUSB Type-AやDisplayPort出力機能付きのUSB Type-C、有線LAN、HDMIなどの豊富なインターフェース類を搭載しているのもメリットのひとつです。

LGエレクトロニクス(LG Electronics) LG gram 2in1 14T90S-MA55J

LGエレクトロニクス(LG Electronics) LG gram 2in1 14T90S-MA55J 2024

使い勝手のよい14インチサイズのディスプレイを搭載した、写真編集におすすめのノートパソコンです。色鮮やかな映像を表示できるIPSパネルを搭載し、解像度は1920×1200。表面は光沢のあるグレア仕様で、DCI-P3も99%カバーしています。色域の広い映像を表示できるので、写真編集にぴったりです。

さらに、ディスプレイは360°回転し、タッチ操作にも対応しています。タブレットやスマホのように指先で直感的に操作ができます。また、4096段階の筆圧感知に対応した専用のスタイラスペン「LG Stylus Pen」も同梱。写真編集用途では、手書きの文字を写真に書き込みたいときなどに役立ちます。

CPUには「Core Ultra 5 125H」を搭載。高性能かつ省電力性に優れており、AIに関する処理などもスムーズに進められます。