スマホやタブレットの高性能化が進み、一眼レフ並みの高画質な写真を誰でも手軽に撮影できるようになってきています。そこで需要が高まってきているのが、撮影した写真を編集するためのパソコンです。

一般的なパソコンでも簡単な写真編集であれば行えますが、やはり本格的な写真編集ともなると、それに見合ったスペックが必要。そこで今回は、写真編集に最適なパソコンとその選び方を分かりやすくご紹介します。

写真編集におすすめのパソコンの選び方

パソコンの種類で選ぶ

ノートパソコンは手軽に持ち運びができるため、室内はもちろん外出先や移動中にも快適に使用できます。ただし、携帯性に優れている分、デスクトップパソコンと比べると若干スペックが低いため、作業内容によっては十分な処理速度が得られません。

一方、デスクトップパソコンは机やデスクの上に設置して使うため、持ち運びはできません。その分、パソコン本体のスペックが優れているため、処理の重い作業でも快適に使えます。

ディスプレイで選ぶ

imac-1094834_640

写真編集を快適に行うためには、ディスプレイの性能が非常に重要です。ディスプレイを選ぶうえで、まずチェックしたいのが画面サイズ。画面サイズは大きければ大きいほど、1度に表示できる情報量が多いため、作業効率を向上させたい方はチェックすべきポイント。ちなみに、デスクトップパソコンなら20インチ以上、ノートパソコンの場合は、携帯性も考慮すると15〜17インチくらいのディスプレイでれば十分です。

次にポイントとなるのが解像度。写真をより繊細に細かく描写するためには、なるべく解像度の高いパソコンを選ぶ必要があります。目安として、高性能一眼レフカメラや業務用カメラなど、本格的なカメラで撮影した写真を編集するなら「4K(4000×2000程度)」、コンデジやスマホなどで撮影した写真を編集するなら、「2K(1920×1200程度)」に対応したディスプレイがおすすめです。

さらに、写真編集を快適に行うためにはコントラストも重要。コントラスト比が高ければ高いほど、鮮やかな写真を仕上げることができます。ちなみに、選ぶ目安としてはコントラスト比が「3000:1」以上のものであれば、高解像度の写真編集でも快適です。なお、コントラストはバックライトの性能も大きく影響してくるため、最低でも「250cd/m2」以上のバックライトを搭載しているものを選びましょう。

OSで選ぶ

By: amazon.co.jp

パソコンのOSはWindowsとMacが主流ですが、まずWindowsは価格がリーズナブルでコスパに優れているので、あまり予算が確保できない方におすすめ。Macと違ってハードウェアの拡張が簡単に行えるので、購入後にスペック不足を感じてもカスタマイズによって対応できます。

一方、MacはWindowsと比較するとやや価格が高めですが、写真編集するソフトウェアが充実しており、世界中で多くのクリエイターに愛用されています。デザインもおしゃれなので、見た目やデザインにこだわりたい方にもおすすめです。

CPUの性能で選ぶ

CPUは人間の頭脳にあたるパーツで、パソコンの処理性能を大きく左右します。もちろんCPUは写真編集の際にも非常に重要です。

CPUを選ぶポイントとしては、高解像度の写真を快適に編集したいなら「Intel Core i7 3.0GHz」以上のCPUを搭載したパソコンがおすすめ。ただし、このクラスの高性能CPUを搭載したパソコンは価格が高いため、コスパを重視する方は性能と価格のバランスが取れた「Intel Core i5 2.0GHz」以上のCPUを搭載したパソコンがおすすめです。

ちなみに、「Intel Core i7」よりスペックの高い「Xeon」と呼ばれる業務用の超高性能CPUを搭載したパソコンもあるので、写真編集以外にも動画編集やゲームを快適に楽しみたい方はチェックしてみてください。

メモリの容量で選ぶ

ram-424813_640

メモリとは、1度に作業できるスペースのようなもので、容量が大きければ大きいほど多くの作業を同時に行えます。写真編集のメモリ容量に関しては8GB以上搭載していれば支障はありませんが、より高解像度の写真を編集する際には16GB以上のメモリ容量があるとより安心です。

グラフィックボードの性能で選ぶ

video-card-572659_640

グラフィックボードとは絵や文字をディスプレイに表示するための処理を行うパーツで、写真や動画編集などのグラフィック処理を行う際には非常に重要です。よくディスプレイの解像度が高ければきれいな映像が楽しめると思っている方もいますが、実際にはグラフィックボードの性能が低いと十分な画質を引き出せないので注意しましょう。

ノートパソコンやデスクトップパソコンには、NVIDIA社が販売する「GeForceシリーズ」、ATI社が販売する「RADEONシリーズ」の2種類があり、使う用途やスタイルによって最適なスペックが異なってきます。

GeForceシリーズはエントリーモデルからハイエンドモデルまでさまざまなタイプがあり、特に3Dグラフィックの表示性能に優れているのが特長。GeForceの後に続く数字が大きくなるほど高性能になるため、処理の重い作業をサクサク快適に楽しみたいのなら「GeForce GTX 980M」、価格と性能のバランスで選ぶなら「GeForce GTX 750Ti」クラスのグラフィックボードを搭載したパソコンがおすすめです。

一方、RADEONシリーズは映像や動画などの再生表示に定評があり、コストパフォーマンスにも優れているのがポイント。パフォーマンス重視なら「Radeon R9 Fury/Nano シリーズ」、コスパ重視なら「Radeon R9 200 シリーズ」を搭載したパソコンがおすすめです。

ストレージ性能で選ぶ

ストレージとは写真などのデータを保存しておく場所のこと。多くのデータを扱う方は、最低でも1TB以上のストレージがあることが目安です。また、ストレージにはHDD・SSHD・SSDの3つのタイプがあります。価格重視ならHDD、速度と価格のバランス重視ならSSHD、速度重視ならSSDを搭載したパソコンがおすすめです。

写真編集に最適なおすすめデスクトップパソコン

アップル(Apple) Mac Pro MD878J/A [3500]

独創的な形状にアップル製品の中で最も高性能なスペックを搭載したプロ仕様のデスクトップパソコンです。プロセッサーには、インテルがサーバーやワークステーション用に開発している「Xeon」を搭載。メモリ16GB、SSD256GB、高性能グラフィック機能など画像編集を快適に行える性能を備えています。

2017年にはCPUとGPUのマイナーアップデートも行われており、写真編集向けのデスクトップパソコンならまず検討したいモデルです。

アップル(Apple) iMac Retina 4Kディスプレイモデル:MNE02J/A

Mac Proほどのスペックが必要ではない方には本製品がおすすめ。パソコンと4Kディスプレイが一体になったモデルです。CPUは第7世代のCore i5、メモリは8GBと、写真編集に必要なスペックを備えています。

同梱物として「Magic Mouse 2」や「Magic Keyboard」など、デザイン性の優れたアップル純正の周辺機器が付属。写真編集においても使い勝手のよいおすすめのデスクトップパソコンです。

アップル(Apple) Mac mini MGEN2J/A

OSはMacを使用しつつ価格も抑えたいという方におすすめなのが「Mac mini」です。ディスプレイを自由に選択できるので自由度は高め。197×197mmの省スペース設計のため、デスクの目立たないところに配置できます。

サブPCとして使用するだけでなく、通常の写真編集ならラクラクとこなすスペックも備えたコスパ良好のモデルです。さらに、高速通信ができるUSB3.0端子やBluetooth、Wi-Fi機能にも対応。写真編集だけでなくさまざまな用途にも使えるデスクトップパソコンです。

エイスース(ASUS) ROG G20CI G20CI-K7P1070

Windows搭載モデルで快適に写真編集を行いたいなら本製品がおすすめ。元々はPCゲームユーザー向けに作られたパソコンですが、もちろん画像編集にも最適です。

CPUは最新のCore i7-7700 プロセッサー、メモリは16GB、グラフィックボードはNVIDIA GeForce GTX 1070を搭載しています。4K出力にも対応しているのもポイント。高速読み込みが可能な256GBのSSDに加えて、大量の保存領域を確保するための2TBのHDDを搭載しているので、読み込みから編集後の保存までの作業が快適です。

自然対流を最大限に生かす放熱設計で、排気口がないフラットデザインを採用。また、内部には2つの大型ブロアーファンを搭載しているので、長時間の写真編集にも耐えられます。

デル(Dell) XPS タワー スペシャル・エディション DX80VR-7HLPP

高性能かつ落ち着いたデザインのデスクトップパソコンを求めているなら本製品がおすすめ。そのままでも十分高性能ですが、拡張性が高いので自分でパーツを追加していくことで、より快適に使い続けられます。

SDカードリーダーを搭載しており、デジカメで撮影した写真をそのまま本体に保存することも可能。USB3.1 Type-Cポートも搭載しているので、写真編集以外にも活躍します。

高性能グラフィックカードのNVIDIA GeForce GTX 1060を搭載しているのもポイント。動画編集にも快適に使用できるデスクトップパソコンです。

写真編集に最適なおすすめノートパソコン

アップル(Apple) MacBook Pro MLL42JA

Mac搭載のノートパソコンで写真編集を行うなら本製品がおすすめ。CPUはcore i5、メモリは8GB、SSD256GBと、写真編集ソフトの動作には十分です。また、バッテリーは最大10時間駆動するので、外出先でもたっぷり作業できます。

また、MacBook ProはこれまでMacのノートパソコンに搭載された中でも高品質のRetinaディスプレイを採用。画像編集にぴったりのおすすめノートパソコンです。

富士通(Fujitsu) FMV LIFEBOOK UH75/B1

持ち運んで外出先でも画像編集ができるWindows搭載ノートパソコンなら本製品がおすすめ。13.3型で作業スペースを確保しながら、約777gという軽量さも魅力です。

メモリ容量が4GBとやや少ない点は留意しておく必要がありますが、総合的なスペックなら写真編集もカバーするノートパソコンです。

デル(Dell) XPS 15 9560

写真編集に特化したノートパソコンなら本製品がおすすめ。特殊な製法によって14インチ相当のサイズに15.6インチディスプレイを搭載しているので、コンパクトながら快適な写真編集が行えます。また、解像度が3840x2160の4Kディスプレイを搭載しているので、高解像度写真の編集も可能です。

ノートパソコンの中ではハイスペックなNVIDIAのGeForce GTX 1050を搭載しているので、動画編集やPCゲームなどの用途にも耐えられるおすすめモデルです。

エイスース(ASUS) ASUS ZenBook UX390UA

11.9mmの薄型ボディに写真編集にも十分なスペックを備えたノートパソコン。アルミニウム合金を採用することで強度を維持しつつ軽量化しており、持ち運びしやすいモデルです。

また、ディスプレイはフルHDに対応。タッチパッドには、生体認証機能「Windows Hello」に対応した指紋センサーを内蔵しているのもポイントです。

ヒューレット・パッカード(HP) OMEN by HP 17-w203TX

高性能のノートパソコンを探している方には本製品がおすすめ。CPUにCore i7-7700HQ、メモリは16GB、保存領域はSSD256GBに加えてHDD1TBを搭載しています。さらに、グラフィックボードにNVIDIA GeForce GTX 1060を搭載しているので、ゲームや動画編集でも高いパフォーマンスを発揮するノートパソコンです。

さらに、17.3型液晶なのでそのままでも快適に作業できますが、ディスプレイに接続すれば最大4096×2160の4K映像を出力できます。