ユーチューバーの台頭によって身近になったネット上への動画投稿。その際に欠かせないのが編集作業で、スムーズに行うためにはある程度のスペックを要するパソコンが必要になります。さらに最近は情報共有のスピードも重要なポイントとなるので、汎用性の高いノートパソコンを選ぶのがおすすめです。

そこで今回は動画編集におすすめのノートパソコンをピックアップ。選び方やポイントも紹介するので、興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

動画編集におすすめのパソコンとは?

“GPU”を考慮しよう!

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パソコンのスペックというと、はじめにチェックすべきはCPUの処理速度とメモリの容量。さらに、最近ではSSDを搭載しているモデルは立ち上がりが早く、読み込み・書き込みのスピードが速いほど使いやすさが向上します。

しかし、動画編集用のパソコンを選ぶ際にはCPUとメモリ容量に加えてGPU(Graphics Processing Unit)の性能も注目すべきポイント。なぜなら、Adobe社の「After Effects」や「Premiere Pro」、Appleの「Final Cut」のようなプロ仕様のソフトを使う場合、GPUが動画圧縮作業における重要な役割を担うためです。

CPUにグラフィックが内蔵されているCore iシリーズを搭載したパソコンも選択肢としてはアリ。しかし、よりハイスペックな動画編集用のパソコンを求めるのであれば、RadeonやNVIDIAのGPUを搭載したモデルを選ぶのがおすすめです。

「やっぱSSDでしょ!」の落とし穴

近年リリースされるノートパソコンに搭載されるSSDは、動画編集を考える場合には注意が必要。SSD搭載モデルは、そもそもの容量が少なめなので容量不足に陥ってしまう可能性があります。HDD容量といえば、最近のノートパソコンでは1TBから2TB程度が主流。デスクトップパソコンともなれば、3~6TBといった大容量の製品までさまざまです。

これに対して、SSDの容量は128・256GBが多いというのが現状。ノートパソコンはパーツを搭載できるスペースに限りがあるため、SSDとHDDを両立するとHDDの容量はやや少なくなってしまいます。

さて、動画編集をする上では高画質の動画素材が大量に必要です。最近は、4Kディスプレイのようなメディアの高画質化も進んでおり、10分の動画で1GBを超えるようなファイルも珍しくありません。素材をいくつか撮り、編集が完了したデータも保存しておくと考えたとき、現在主流のSSDの容量だけでは足りないということが大いにあり得ます。

OSの起動速度や読み書きの速度は遅くなってしまいますが、動画編集を考えるのであれば、保存容量だけはしっかりと確保しておくのがおすすめ。少なくとも1TB、できれば2TB以上の容量をもったモデルを選択するとよいでしょう。

動画編集に最適なノートパソコンの選び方

CPUで選ぶ

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CPUはパソコンの部品の中でも技術の進歩が著しいパーツ。2年ほどの間隔で新しいCPUが開発され、後に発表された世代ほど処理能力が高くなります。現在販売されているパソコンに搭載されているインテルのCPUは第6世代と第7世代が主流。最新の第8世代のCPUを搭載したノートパソコンも徐々に増えてきています。

なお、インテル製のCPUにおけるCore i5の「i5」は世代を表しているのではないことに注意しましょう。「Core i7」や「Core i5」はインテルのブランド名であり、「Core i7」はハイエンド向け、「Core i5」はミドルレンジ向け、「Core i3」はローエンド向けと位置付けられています。そのため動画編集をメインに考えているのなら、「Core i7」か「Core i5」のパソコンを選ぶのがおすすめです。

メモリで選ぶ

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最低でも8GB、できれば16GBのメモリ容量があると望ましいでしょう。メモリは、例えるなら作業机のようなものなので、少なくなければ大きな問題にはなりません。大きすぎても処理速度に大きな違いはないので、なるべく余裕があるものを選ぶのがポイント。16GBもあれば、動画編集には十分な容量です。

PCモニターを使う場合は

HDMI端子やD端子、DisplayPort端子、Thunderbolt端子がノートパソコン本体についていれば、映像をPCモニターに出力して、デュアルディスプレイで使用可能。1枚のPCモニターを使用するだけであれば、ほとんどの機種が対応します。また、上記以外の端子を搭載していなくても、外部アダプタをUSBで接続することで外部出力できる場合があるので、チェックしてみてください。

ただし、PCモニターを同時に2つ接続したい場合は、映像出力端子が複数搭載されていても対応していない機種が多いので注意が必要です。

MacかWindowsどちらを選ぶ?

Macを選ぶポイントとは?

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Mac OS搭載のノートパソコンを選ぶ上でのおすすめポイントは、ハードウェアとソフトウェアのメーカーが同一であるということです。そもそもOSをはじめとしたソフトウェアは、それを動作させるハードウェアに合わせて設計されている必要があります。MacはOSもハードウェアもAppleが開発していますから、ハードウェアに完璧にマッチしたOSを使用することができるのがメリットです。

一方、Windowsを搭載したノートパソコンは、OSを開発しているのはMicrosoftで、ハードウェアを開発しているのは各メーカーという構図。そのため、OSとハードウェアを繋ぐためのドライバをインストールしなくてはなりません。そしてこのドライバは、OSのアップデートによって、不具合を引き起こす可能性があります。

その他、メーカーがプリインストールした機能は動作しますが、日々のOSアップデートには対応できていないのが現状です。その点、MacはOSの開発元が自社のデバイスなので、ある程度不安要素は軽減されます。

また、Final Cutなど、Appleがリリースしているプロ向けのソフトウェアは、Macのみの動作を想定。Windows向けのソフトウェアは作られていません。これらAppleのソフトウェアを使いたいという方はMac一択です。

Windowsを選ぶポイント

Windowsの魅力は汎用性の高さ。CPUやメモリ、GPUの性能はもちろん、プリインストールソフトやインターフェースといったパソコンとしての性能をさまざまな機種から選べます。価格にも幅があるので、一見似たようなスペックでも違いを比較してよりよい選択ができるのもポイントです。

動画編集に最適なノートパソコンのおすすめモデル

デル(Dell) ノートパソコン Inspiron 15 5570 Core i7モデル

インテルのハイエンド向けCPUである「Core i7」を搭載したノートパソコン。高スペックでありながらコストパフォーマンスに優れ、低予算で動画編集を考えている方におすすめ。最新の第8世代CPUを搭載し、動画の処理もストレスなく行えます。

画面サイズは15.6インチを採用。フルHD「1920×1080」と高解像度で、ノートパソコンでも動画編集の作業がはかどります。また、画面は非光沢仕様なので、長時間の作業でも目に負担をかけません。本体重量が2.2kgあるので、日常で持ち運んで使用するよりは、省スペースのデスクトップとしての活用がおすすめ。

本体には動画編集に便利なAdobe社のPhotoshop ElementsとPremiere Elementsを標準搭載。ノートパソコンを購入してすぐに作業が可能です。

マウスコンピューター(MouseComputer) m-Book B MB-B504HS-A

リーズナブルな価格ながら動画編集に必要な処理能力を備えたノートパソコン。CPUにインテルCore i7を搭載し、メモリも標準で8GB、追加で最大32GBの容量が可能なので、動画編集もスムーズです。さらに、ハードディスクは1TB、SSDも512GBと大容量のため、長時間の動画ファイルが大量に保存できます。

本機はOffice Home and Business Premiumを標準搭載しているので、動画編集以外にもさまざまな用途に対応。なるべく費用を抑えつつ十分なスペックを求める方におすすめです。

マウスコンピューター(MouseComputer) DAIV BC-DAIVNG5720S1

マウスコンピューターがクリエイター向けに開発したノートパソコンブランド「DAIV」モデル。CPUにはインテル第7世代のCore i7を搭載しており、クリエイターによる動画編集のパフォーマンス向上に役立ちます。メモリも標準で16GBを搭載しているので、動画編集ソフトなどの負荷の高い処理もスムーズです。

ディスプレイのサイズは15.6インチで、解像度はフルHDの1920×1080ドットと、動画編集には十分なスペックを備えます。液晶パネルはsRGB比95%で、一般的な液晶に比べて色を鮮やかに再現。本体の工場出荷時に測定した「色域出荷データシート」が同梱しているほどのこだわりがあります。

インターフェースはUSB3.0ポートが3つ、USB3.1ポートが2つあり、拡張性も十分。周辺機器も活用できるので、ビジネスシーンでの利用もおすすめです。

レノボ(Lenovo) Legion Y520 80WK002SJE

本機はゲーミングノートパソコンですが、高い演算処理能力を持つCPUを搭載しているため動画編集にも適しています。Core i7-7700HQのCPUを搭載しているほか、標準で16GBのメモリを備えているためストレスなく動画編集の作業ができます。

動画ファイルは容量が大きくなりがちですが、データの格納用に1TBの大容量ハードディスクを搭載しているのもメリット。加えて高速接続が可能な256GBのSSDも利用できるので、動画編集ソフトの処理時間が短縮可能です。

ゲーミングPCとして販売されていますが、本体のデザインも通常のノートパソコンとほぼ同じなので、動画編集で使用しても違和感がありません。価格も手頃でコストパフォーマンスに優れた1台としておすすめです。

ヒューレットパッカード(HP) Spectre13

本体のデザイン性に優れ、持ち運びにも適したノートパソコン。厚さ12.5mm、重量1.11kgとコンパクト&軽量なため、持ち運びが苦になりません。

本体天板の塗装には自動車などで使われる「アニオン電着」を採用し、一般的なノートパソコンの塗装に比べて耐久性が向上しています。カバンなどに入れても傷を防げて安心。バッテリーもフル充電で約10時間持つので、外出先などでも動画編集を行いたいという方におすすめです。

本体はコンパクトですが、高スペックCPUの第7世代Corei7を搭載し、動画編集もスムーズに行えます。薄型のノートパソコンですが、インターフェースにUSB 3.1のポートが3つあるので拡張性も十分。据え置きから持ち運びまで、用途が広がるノートパソコンです。

イイヤマ(iyama) PC STYLE-17FH053-i7-HNFS-M

動画編集にも十分対応するリーズナブルなノートパソコン。画面サイズは17.3インチと大型で、フルHDの解像度1920×1080ドットを備えため細かい作業にも適しています。

CPUが第7世代Core i7、8GBのメモリと240GBのSSDを搭載するなど、スペックは動画編集に十分。本体サイズ42×29×3.6cm、重量2.73kgとノートパソコンの中では大きいですが、デスクトップパソコンを置くほどのスペースがない場合の据え置き用としての使用がおすすめです。

マイクロソフト(Microsoft) Surface Laptop DAL-00054

マイクロソフトのハイエンド向けノートパソコン。CPUは第7世代のCore i7を搭載しており、ストレスなく動画編集ができるモデルです。

13.5インチのディスプレイはタッチスクリーンに対応。動画編集でもより直感的に操作ができるので、作業が快適に行えます。約1.28kgと軽量コンパクトで、バッテリーはフル充電の状態で最大14.5時間動作するため、外出先での使用にもおすすめです。

キーボードはイタリア製のAlcantara製布地に包まれ、上質なキータッチと耐久性を兼ね備えています。水分が染み込みにくいため、うっかり作業中に飲み物をこぼしてしまったときも安心です。

マイクロソフトOffice Home & Businessがプリインストールされているので、ビジネス用途としても活用できます。OSとハードが同じメーカーなので、ソフトが常に最適化される安心感は長く使用するのにおすすめです。

アップル(Apple) MacBook Pro Touch Bar MLH42JA

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動画編集におすすめのMac OS搭載ノートパソコン。Touch Barを搭載しており、さらにユーザビリティが向上しています。厚さ15.5mm、重さ1.83kgと軽量コンパクトで持ち運びに便利でありながら、CPUにはCore i7を搭載しておりスペックは十分です。メモリの容量も標準で16GBを搭載しているので、Mac専用の動画編集ソフトとして定評のあるFinal Cutもスムーズに動作。

液晶サイズが15.4インチのRetinaディスプレイは動画を美しく再現し、解像度が2880×1800ドットと細かい部分まで描写します。iPhoneで撮影した動画を編集したい場合にも連携させやすいのがメリットです。