プライベートからビジネスシーンまで、日常生活に欠かせない「ノートパソコン」。サイズの大きなデスクトップPCと違って、ノートパソコンはコンパクトに作られているため、自宅はもちろん外出先でも気軽に使えます。
今回は、10万円以下で買える人気のおすすめノートパソコンをご紹介。持ち運びしやすい軽量コンパクトなモノやハイスペックなモノなど、さまざまな製品を厳選しているので、チェックしてみてください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
10万円以下のノートパソコンの選び方
スペックをチェック
CPU

CPUとはさまざまな計算処理や制御をしている、人間でいう脳に当たるパーツのことです。現在はインテルの「Core」シリーズとAMDの「Ryzen」シリーズが主に組み込まれています。
ほかのパーツとの兼ね合いもありますが、基本的にはCPUの性能が高いほど処理能力も高くなり、パソコンが快適に動きます。オンラインゲームなどをするのであれば、ミドルレンジのCore i5やRyzen 5以上を選びましょう。
もちろん、CPUの性能が高いほうが高価で消費電力も大きくなります。パソコンを使用する目的がネット閲覧や文章作成の方は、ローエンドモデルのCore i3やRyzen 3もおすすめです。
メモリ

メモリとは、作業中のデータを一時的に記憶しておくパーツのことです。メモリ数が多いと、パソコン全体の処理速度アップが期待できるので、複数の処理を同時に行いやすくなります。
反対にメモリ数が不足していると、パソコンの動作が遅くなったり、開いているファイルが強制終了したりして作業を滞らせることも。そのため、用途にあったメモリ容量を選ぶ必要があります。
ネットの閲覧や文章の作成がメインの方には、4~8GB程度がおすすめ。動画編集やオンラインゲームをする方は、高負荷作業にも耐えられるように、16~32GBのメモリのパソコンを選んでみてください。
ストレージ

ストレージとは、パソコン内のデータをまとめて保存しておくパーツのことです。ノートパソコン内にデータを保存することで、いつでも保存したデータを読み込めます。現在のノートパソコンに搭載されているストレージは、主にHDDとSSDとeMMCの3種類です。
HDDは大容量のモデルでも比較的安価で購入できる特徴があります。SSDは読み書きの速度が速く、比較的衝撃に強いことなどが魅力。eMMCは消費電力が少ないといわれています。
それぞれメリット・デメリットがありますが、コスパを重視するならHDD、快適さを重視するならSSD、充電持ちを重視するならeMMCがおすすめです。
画面サイズをチェック

ひと口にノートパソコンといっても、画面サイズは製品によってさまざま。ノートパソコンの使いやすさや、持ち運びやすさを左右する重要なポイントなので、自分にあった画面サイズをしっかりと選びましょう。
基本的にディスプレイは大きいほど見やすくなりますが、それに伴い本体サイズも大きくなります。ほとんど移動させず据え置きで使うなら、15インチ以上の大画面ディスプレイが便利。たまに外出先で使う場合であれば、画面の見やすさと携帯性のバランスに優れた12〜13インチを選ぶのがおすすめです。
携帯性を重視するなら、12インチ以下のコンパクトなモデルを選ぶのもひとつ。ただし、サイズが小さいと画面が見にくく、キーボードが打ちにくい場合があるので、書類や文書作成などの用途で使う際は注意が必要です。
持ち運びたいなら軽量なモデルをチェック

By: amazon.co.jp
ノートパソコンを選ぶ際には、本体の重さも大切なポイントです。室内で据え置いて使うならあまり気にする必要はありませんが、ノートパソコンを持ち運ぶ機会が多い方は、できるだけ軽いモデルを選ぶのがおすすめです。
通勤や通学などで頻繁に持ち歩いて使うなら、重量は1kg以下の軽量ノートパソコンを選んでみてください。ただし、軽量ノートパソコンは本体を軽くするために、熱が発生しやすい高性能なパーツを搭載していなかったり、インターフェースの数が少なかったりするなどのデメリットもあります。
携帯性だけでなくスペックや使いやすさも重視するなら、バランスの取れた重量1.5kg前後のモデルを選ぶのもおすすめです。
テンキーの有無をチェック

By: fujitsu.com
ノートパソコンのなかには、数値の入力を素早く集中して行えるテンキーを搭載したモデルがあります。使う用途がネットの閲覧や動画視聴ならテンキーは必要ありませんが、文章作成や数字入力などの事務的な作業の場合には、テンキーがあった方が効率よく進められます。
ただし、テンキーを搭載したノートパソコンはサイズが大きく取り回しが悪くなるので、デスクがあまり広くない方や、携帯性を重視する方は注意が必要です。
テンキーを利用する頻度が低い方は、テンキーレスのノートパソコンを選んで、必要なときだけ取り出して使える外付けテンキーを別途購入して利用するのも選択肢のひとつです。
大学生やビジネス用途ならOffice付きモデル

Officeソフトは、レポートや資料の作成を行う学生・社会人にとって必須アイテム。単品のパッケージ版や、月額・年額課金型のMicrosoft 365など、さまざまな購入方法がありますが、おすすめなのはあらかじめOfficeソフトがインストールされたノートパソコン。単体で購入するよりも安くOfficeソフトが利用できます。
あまりお金をかけずにOfficeソフトを使いたいなら、Microsoft Officeよりも手ごろなキングソフトのWPS Officeや、ジャストシステムのJUST Officeを選ぶのもおすすめです。
DVDドライブ搭載モデルもチェック

By: fujitsu.com
ノートパソコンをより快適に使いたいなら、DVDドライブを搭載したモデルがおすすめ。場所を気にせずお気に入りのDVDを楽しんだり、CD音源をパソコンに取り込んだりできます。大切なデータのバックアップに使えるのも嬉しいポイントです。
さまざまな使い方ができる便利なDVDドライブですが、非搭載のモデルと比べると本体に厚みがでて、重さが増してしまうのがデメリット。室内で据え置いて使うなら問題ありませんが、ノートパソコンを持ち運ぶ機会が多い方は、重量やサイズもしっかりと考慮したうえで選びましょう。
デザインをチェック

By: acerjapan.com
ノートパソコンを選ぶ際は、デザイン性もチェックしましょう。特にボディの素材などはメーカーによって特徴が異なり、美しく高級感のあるアルミニウムボディから薄くて持ち運びやすいマグネシウム合金などさまざまです。
なかには、カラーバリエーションが豊富な製品もあります。持ち運びやすさなどの機能性のほか、自分好みの製品かも確認して選んでみてください。
用途によってはChromebookという選択肢も

By: rakuten.co.jp
Chromebookとは、Googleが提供する「Chrome OS」を搭載したノートパソコンのこと。OSの動作が非常に軽く、低スペックのノートパソコンでも快適に使えるのが特徴です。
ゲームや動画編集のような処理の重い作業には向いていませんが、ネットの閲覧や動画視聴、文章作成などのライトな使い方であれば、サクサク利用できます。比較的安価なので、なるべくコストを抑えてノートパソコンを購入したい方にもおすすめです。
なお、Chromebookはインターネットに繋がっていないとほとんどの機能が使えないため、オフライン環境での作業が多い方にはあまりおすすめできません。
Chromebookについて詳しく知りたい方はこちら
10万円以下のノートパソコンおすすめ|Windows
マイクロソフト(Microsoft) Surface Laptop Go 2 8QC-00054
マイクロソフトが販売するSurfaceシリーズのエントリーモデル。12.4インチサイズのタッチスクリーンディスプレイを搭載しており、さまざまなスタイルで使用できます。解像度は1536×1024で、3:2の縦横比を採用しているのも特徴。縦の表示領域が多いので、画面内により多くの情報を表示できます。
おしゃれで高級感のあるデザインも魅力のひとつ。本体重量は1.127kgと軽量なので、気軽に持ち運びができます。CPUにはインテルのCore i5-1135G7を採用。メモリは8GBで、ストレージには128GBのSSDを搭載しています。Webサイトの閲覧や資料の作成などの用途で快適に使用可能です。
また、Microsoft Office Home & Business 2021も搭載。Officeソフトを使用する機会が多い大学生の方などにもおすすめのモデルです。
レノボ(Lenovo) IdeaPad Flex 570 82R900CSJP
リーズナブルながらも高いスペックを有した10万円以下のノートパソコン。CPUにAMDのRyzen 7 5700Uを搭載しており、普段使いやビジネス用途で活用できる高いスペックを有しています。メモリも16GBあるので、複数のアプリを起動するなどのマルチタスクも快適です。
画面のサイズは14インチで、解像度は1920×1200。スリムベゼルのスタイリッシュなデザインもポイントのひとつです。また、ディスプレイ部分は360°回転し、タッチ操作にも対応しています。さまざまなスタイルで使用できる2in1モデルを探している方にもおすすめです。
ストレージには512GBのSSDを内蔵。インターフェース類には、USB Type-AポートやHDMI、4in1メディアカードリーダーに加え、USB PDに対応したUSB Type-Cポートも搭載しています。
エムエスアイ(MSI) Modern 14 C7M Modern-14-C7M-3103JP
薄型かつスリムなデザインのビジネス向けノートパソコン。本体重量は1.4kgと比較的軽量なので、持ち運びにも便利です。画面のサイズは14インチで、解像度は1920×1080のフルHD画質。マイクとWebカメラを内蔵しているので、ビデオ会議などもスムーズにこなせます。
CPUにはAMDのRyzen 5 7530Uを内蔵しており、文章や資料の作成はもちろん、画像編集などの負荷が多めの作業も快適。メモリは8GBで、ストレージには512GBのSSDを内蔵しています。大型のタッチパッドやバックライトを内蔵したキーボードを搭載しているのもメリットのひとつ。環境を問わず、快適に操作できます。
バッテリー駆動時間は最大10.5時間と、充電しにくい環境でも長時間の作業が可能。インターフェース類には、USB Type-AポートやUSB PD対応のType-Cポート、HDMI、microSDカードリーダーなどを搭載しています。
エイスース(ASUS) Vivobook Flip 14 TP470EA-EC515WS
ディスプレイを360°回転させられる2in1仕様のノートパソコンです。タッチとスタイラスペンによる操作に対応しているので、タブレットのような使い方も可能です。重さ約1.63kg・厚さ約18.7mmの薄型なデザインもポイントのひとつ。持ち運びたい方などにもおすすめです。
20000回にも及ぶ開閉テストが実施したと謳っており、耐久性も良好。CPUにはインテルのCore i3-1115G4を採用しています。メモリは8GBで、ストレージには128GBのSSDを内蔵。普段使いなどの軽めの用途であれば、快適に使用できます。
画面のサイズは14インチで、解像度は1920×1080のフルHD画質。バッテリー駆動時間は約7.5時間です。
エイスース(ASUS) Vivobook 15X K3504ZA-BQ022W
スタイリッシュかつ高耐久なボディを採用した10万円以下のノートパソコン。アメリカ国防総省が定める「MIL規格」にも準拠しています。また、よく触れる部分には抗菌処理が施されているので、安心して使用できるのもメリットのひとつです。
画面のサイズは15.6インチで、解像度は1920×1080のフルHD画質。表面はノングレア仕様なので、光を映り込みを気にすることなく、設置できます。HDMI端子を搭載しており、最大解像度4096×2160での映像出力も可能です。オンライン会議などで役立つ92万画素のWebカメラも搭載しています。
CPUにはインテルのCore i3-1215Uを内蔵し、メモリは8GB。Webサイトの閲覧や動画視聴などの普段使いに適しています。WPS Officeのライセンスも付属しており、ちょっとした事務用途やレポート作成にもおすすめです。
富士通(FUJITSU) FMV LIFEBOOK WA1/G3 FMVWG3A151
人気の高いエントリーモデルのノートパソコン。広々とした15.6インチサイズの液晶ディスプレイを搭載しています。CPUにはCore i5-1135Gを採用しており、普段使いなどの用途でスムーズに動作。OSにはWindows 11を採用しています。
ストレージには256GBのSSDを内蔵。パソコンの起動やデータ転送なども高速かつスムーズに行えます。DVDスーパーマルチドライブを搭載しているのも便利なポイント。DVDの鑑賞や音楽CDの取り込みをしたい方にもぴったりです。
キーボードは、タイピングのしやすさを考慮したヒンジ設計が採用されています。また、テンキーもあるので、数字を入力しやすいのもメリット。インターフェース類にはUSB Type-A/Type-Cに加え、有線LANポートやHDMIを搭載しています。
エイサー(Acer) Aspire 3 A315-58-F58Y/B
CPUにインテルのCore i5-1135を内蔵した10万円以下のノートパソコン。メモリは8GBで、ストレージには512GBのSSDを内蔵しています。普段使いで快適に使用できるスペックです。OSにはWindows 11 Homeを採用しています。
画面のサイズは15.6インチで、解像度は1920×1080のフルHD画質。4つのモードを選択できるブルーライト軽減機能「Acer BluelightShield」にも対応しています。キーボード部分は画面を開くと傾斜がつくようになっているので、より自然な角度でタイピング可能です。
バッテリーの連続駆動時間は最大約9時間。充電の心配を軽減して長時間使用できます。
10万円以下のノートパソコンおすすめ|Chromebook
エイスース(ASUS) Chromebook CX1 CX1102CKA-N00059
画面を180°開けるフラットヒンジを採用したChromebook。11.6インチサイズのディスプレイを搭載したコンパクトなモデルなので、カバンなどに入れて気軽に持ち運べます。比較的安い価格のコスパのよい製品で、サブ機を探している方にもおすすめです。
CPUにはインテルのCeleron N510を搭載しており、メモリは8GB。軽い作業なら快適に使用できるスペックです。バッテリー連続駆動時間は約10.1時間あるので、外出先などでも長時間安心して使用できます。
そのほか、給電に利用できるUSB Type-Cポートを左右に搭載しているのも便利なポイント。ストレージには32GBのeMMCを搭載しています。
レノボ(Lenovo) IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen 8 82XH001KJP
軽量コンパクトで持ち運びに便利なChromebook。画面のサイズは12.2インチで、ディスプレイ部分は360°回転できます。解像度は1920×1200。縦横比が16:10で表示領域が多いのもメリットのひとつです。
バッテリー駆動時間は最大12時間あるので、充電を気にすることなく長時間使用できます。インターフェース類には、USB Type-A・Type-CやHDMI、microSDカードリーダーを搭載。薄型ながらもインターフェース類も豊富です。
CPUにはインテルのN100を搭載しており、メモリは4GB。ストレージには64GBのeMMCを搭載しています。予算を抑えたい方にもおすすめです。
エイスース(ASUS) Chromebook Vibe CX55 Flip CX5501FEA-NA0258
さまざまなシーンで快適に使用できるChromebookです。CPUには、インテルのCore i3-1115G4を採用しており、アプリなどもスムーズに動作します。メモリは8GBで、ストレージには128GBのSSDを内蔵。アプリの起動も高速です。
また、ゲーミング用途も想定されており、高速な144Hzのリフレッシュレートにも対応しています。滑らかな映像を表示可能。動きの激しいゲームも快適にプレイできます。加えて、ディスプレイは360°回転し、タッチ操作にも対応。さまざまなスタイルでゲームをプレイできます。
画面のサイズは15.6インチで、解像度は1920×1080のフルHD画質。USB Type-A・Type-C・HDMI・microSDカードリーダーなどを搭載しており、インターフェース類も豊富です。
ひと口に10万円以下のノートパソコンといっても、バリエーションは豊富。機能やデザインだけでなく、インストールされているソフトをしっかりと確認するのもノートパソコンを選ぶうえでは大切です。今回ご紹介したポイントを参考にして、自分にあったお気に入りの1台を見つけてみてください。