キックスタンドを備えたマイクロソフトの「Surface」シリーズが登場して以降、ラインナップが増えているタブレットPC。既存のノートパソコンと比較してそれぞれメリットとデメリットがあるので、違いを把握しておくことが重要です。
そこで今回は、ノートパソコンとタブレットPCの違いを解説したうえで、それぞれのおすすめ製品をご紹介。ノートパソコンとタブレットPCで迷っている方はチェックしておきましょう。
- 目次
- ノートパソコンとタブレットPCの違い
- ノートパソコンとタブレットPCのメリット・デメリット
- Android搭載のタブレットPCはあるの?
- ノートパソコンのおすすめモデル
- ノートパソコンのAmazon・楽天市場ランキングをチェック
- タブレットPCのおすすめモデル
- タブレットのAmazon・楽天市場ランキングをチェック
ノートパソコンとタブレットPCの違い

By: amazon.co.jp
ノートパソコンはディスプレイとキーボードが一体で、サイズは11〜15インチ程度が主流。インターフェースも充実しており、パソコン周辺機器との接続も比較的スムーズに行うことが可能です。文書作成のほか、画像や映像データを作成するための高性能なソフトも多いのが特徴。ビジネスやクリエイティブなPC作業を行う際にも適しています。
一方、タブレットPCのサイズは7〜12インチ程度で、取り外し可能なキーボードが付属しているデバイス。製品によっては、キーボードはオプションパーツとして販売されているモデルもあります。
なかでもWindows10を搭載したモデルはタブレットPCとして認識されることが多く、Office各種ソフトを使うことが可能。検討する際は手軽に動画を視聴したり、ネットサーフィンを楽しんだりする既存のタブレットと分けて考えましょう。
ノートパソコンとタブレットPCのメリット・デメリット
ノートパソコンのメリット

ノートパソコンはメモリやストレージなどのスペックが高く、重いデータ処理もサクサクと対応できます。Officeソフトで文書データを作成したり、画像編集や映像編集ソフトでさまざまなデータを扱ったりと、PC作業を快適にこなせるのが強みです。
また、インターフェースが充実しているのもポイント。USBやHDMI、SDカードスロットなどを利用し、プロジェクターなどのさまざまな周辺機器と接続できます。USBメモリやSDカードなどの記憶装置にも対応できるため、汎用性が高いのもメリットです。
さらに、ノートパソコンはキーボードが一体となっているので、文章入力を行う頻度が高い方にもおすすめ。打鍵感のよい高性能なキーボードを搭載した製品も多く、長時間の作業にも向いています。
ノートパソコンのデメリット

ノートパソコンはタブレットPCと比較すると、重量とサイズで携帯性が劣ります。ノートパソコンは軽量モデルであっても1000〜2000gの製品が中心です。
製品によっては1000gを下回るモデルもありますが、携帯性を重視し過ぎるとスペックを犠牲することになり兼ねないので、注意しておきましょう。
タブレットPCのメリット

By: microsoft.com
タブレットPCはサイズが7〜12インチ程度とコンパクトで、軽さは300〜800g程度。気軽に持ち歩けるのが魅力です。ネットサーフィンはもちろん、電子書籍や動画配信サービス、ゲームなどのアプリも豊富で、さまざまなコンテンツを楽しめます。
携帯性に優れているため、場所や姿勢を選ばず使えるのもメリット。ソファや寝室で寝転びながら使用したり、電車で立ちながら使用したりと幅広いシーンで活用できます。
また、タブレットPCはタッチパネルを採用していることが多く、ペンで直接画像やデータに書き込みやすいのもポイント。さらに、多くの製品がカメラを搭載しているので、写真の撮影やビデオチャットなどもスムーズにできます。
タブレットPCのデメリット

By: amazon.co.jp
タブレットPCはノートパソコンと比較すると、基本的にスペックは低めで、重いデータを扱う用途では不便に感じることがあります。
また、タブレットPCのキーボードは携帯性を重視して設計されているので、製品によってはやや打鍵感が劣るのも懸念点。なお、Windows OSを搭載したタブレットPCはiOSやAndroid OSを搭載した通常のタブレットと異なり、Windows対応のノートパソコンと遜色なく使えるモデルもあります。
Android搭載のタブレットPCはあるの?

タブレットのOSは、主に「iOS」「Android OS」「Windows OS」の3種類です。GoogleによるAndroid OSを搭載したタブレットは、ほか2つのOSと比較してラインナップが豊富。幅広い価格帯のなかから、用途に適した製品を選べます。
また、Officeなどのソフトが使える場合もありますが、一部機能が制限され、PC版と仕様が異なるモノもあるので注意。Android OS搭載のタブレットは、PC作業よりもスマホに近い用途で使用するのがおすすめです。
Android/iOSタブレットについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
ノートパソコンのおすすめモデル
アップル(Apple) 2021年モデル 14インチ MacBook Pro MKGP3J/A

8コアCPU、14コアGPUを備えた高性能チップ「M1 Pro」搭載のノートパソコン。ネットサーフィンはもちろん、動画編集やオーディオ制作などのクリエイティブな作業も快適に行えるハイスペックなモデルです。
高精細な映像を出力できる「Liquid Retina XDRディスプレイ」もポイント。細部まで鮮やかな色表現が可能なので、映画やゲームなどの美麗な映像を楽しみたい際や、画像編集を行う際にも活躍します。立体的で高音質なサウンドが楽しめるよう、「6スピーカーシステム」も搭載。画質だけでなく、音質もこだわりたい方におすすめです。
内蔵されているファンは、ブラウザ閲覧などの軽い動作では起動しないので、集中して調べ物などが行えます。バッテリー連続駆動時間は、ネットサーフィンであれば最大11時間まで可能。幅広い用途に対応した製品を探している場合はチェックしてみてください。
ヒューレット・パッカード(HP) ノートパソコン ENVY x360 13-bd0000 28P04PA-AAAA

13.3インチのスタイリッシュなノートパソコンです。サイズは約306×194.5×15.5mm。重量が約1240gと軽量で、手軽に持ち運べます。SSDは256GB、メモリは8GBのスペック。スムーズにソフトやOSを立ち上げられます。
バッテリーの駆動時間が最大で11.5時間と長いのも特徴。出先でも長時間の作業ができます。加えて、急速充電にも対応しており、30分で50%充電できると謳われているのもポイントです。
また、「HP Sure View」を内蔵しているのも魅力。ワンタッチで画面の覗き見を防止できます。カメラの切り忘れを防ぐ「カメラキルスイッチ」も搭載しているので、ビデオ会議などにも便利です。
エイスース(ASUS) ZenBook Duo UX481FL UX481FL-HJ122T

エイスースの技術が詰まったハイスペックノートパソコンです。色鮮やかな高精細映像が楽しめるメインの「14型ワイドTFTカラー液晶」とは別に、キーボード上部に「12.6型ワイドTFTカラー液晶」を搭載。動画を見ながら調べモノをしたり、ゲームをしながらSNSを楽しんだり、1台でさまざまな使い方ができます。
最大4.90GHzで駆動する「Intel Core i7-10510U」、大容量の「16GB LPDDR3-2133」、多くのデータが保存できる「SSD 1TB」など、全体的なスペックが高いのもポイント。強い衝撃や圧力が加わっても壊れにくいMIL規格「MIL-STD 810G」に適合しているので、ノートパソコンの耐久性が気になる方でも安心して使えます。
エムエスアイ(MSI) Prestige 15 A11 Prestige-15-A11SCS-006JP

ビジネスクリエイター向けに開発されたPrestigeシリーズのノートパソコンです。高性能な第11世代インテル Core i7プロセッサーと、インテル Iris Xeグラフィックスを搭載。ノートパソコンならではの携帯性と高い処理能力を兼ね備えています。
さらに強力冷却システム「Cooler Boost 3」を採用。長時間安定して動作をしやすいのが魅力です。画像や動画編集ソフトの処理もスムーズに行えます。
最大16時間の使用が可能。バッテリー持ちも良好です。バッグなどに入れて持ち運びたい方にもおすすめのハイスペックなノートパソコンです。
エイサー(Acer) SWIFT 5 SF514-55TA-74EC

抗菌仕様と謳われているノートパソコン。キーボードや指紋リーダーなどに、BPRおよびEPA準拠の銀イオン抗菌剤をコーティングしているのが特徴です。
薄さ約1.495cm、重さ約1000gと薄型軽量。高級感のあるカラーを採用しており、使用シーンを選びにくいのも魅力。また、ディスプレイは、14インチフル HD IPSのタッチスクリーンを採用しています。スリムなベゼルで、広々とした画面を実現しているのもポイントです。
バッテリーは最大17時間駆動。外出先でパソコン作業をする機会が多いビジネスパーソンにも適しています。
LGエレクトロニクス(LG Electronics) LG gram 17Z95P-KA78J

重さ約1350kg、サイズ38.02×26.01×1.78cmと軽量コンパクトなノートパソコン。17インチの広いディスプレイを搭載しているのが魅力です。ブラウザを2分割で並べるなど、効率よく作業したい方に適しています。
直感的な操作が行いやすくなるよう、大きいタッチパッドを搭載しているのもポイント。マウスを忘れてしまっても、スマホを扱うような感覚で簡単に操作できます。
バッテリー連続駆動時間は最大22時間と長め。普段の外出はもちろん、出張や旅行の移動時などにも活躍します。端子はHDMIが1つ、Type-Cが2つ、Type-Aが2つあるほか、UFS・microSDに対応したカードスロットも搭載。モニターなどの幅広いデバイスを接続できます。
電源ボタンに触れるだけで指紋認証が可能。ロック解除までにかかる手間が省けるため便利です。ビジネスシーンで活躍する製品を探している方にも適しています。
富士通(FUJITSU) FMV LIFEBOOK NH77 E3 FMVN77E3G

17.3インチの大画面ながらコンパクトなノートパソコン。広視野角のフルHDディスプレイを採用しており、色鮮やかな映像表示ができるうえに、横からの角度でも画面が見やすいのが特徴です。家族や友人と一緒に映画を楽しむのにも適しています。
また、AIノイズキャンセリング機能を搭載。周囲の声を拾うモードと周囲の音をカットするモードで切り替えできて便利です。「Dirac Audio」のボイスモードを使用すると、相手の音声がクリアに聞こえます。オンラインミーティングをするときに重宝する機能です。
さらに、生体認証機能の「Windows Hello」を採用。画面の前に座るだけでサインインが可能です。パスワードを入力する手間が省けるので、スムーズにパソコンを立ち上げられます。
レノボ(Lenovo) IdeaPad Flex550i Chromebook

FHD IPS 液晶を採用しているおすすめのノートパソコンです。どの角度からでも鮮明な映像を確認できるのが特徴。また、2W×2ステレオスピーカーを採用しているのもポイント。臨場感のあるサウンドを楽しめます。
microSDメディアカードリーダー、USB 3.0 Type-C×2、USB 3.0と豊富なポートを搭載。さまざまなデバイスを接続できます。高速通信規格Wi-Fi 6に対応しているので、高速で安定感のある通信が可能です。
起動が速いのも魅力。長時間バッテリーを備えているため、外出先でも使いやすいノートパソコンです。価格も抑えられており、エントリーモデルとしても適しています。
タブレットPCのおすすめモデル
マイクロソフト(Microsoft) Surface Pro 7 QWT-00006

機能性と携帯性のバランスに優れたタブレットPCです。重量わずか770gのコンパクトなボディを実現していながら、第10世代の「Intel Core i3 1005G1」や、大容量の「4GB LPDDR4」「128GB SSD」を搭載。負荷のかかる処理も可能です。
クリアな音声通話が可能な「デュアルマイク」をはじめ、1回の充電で終日使える大容量バッテリー、カメラを見つめるだけでロック解除できる「Windows Hello」など、便利な機能が充実しているのも魅力。オフィスソフト「Office Home & Business 2019」がプリインストールされているので、プライベートはもちろんビジネスユースでの使用にもおすすめです。
マイクロソフト(Microsoft) Surface Go 2 STV-00012

本体サイズは24.5×17.5×8.3cm、本体重量は544gと、コンパクトかつ軽量なタブレットPC。持ち運びに便利なモデルを探している方におすすめです。バッテリーの駆動時間は最大10時間で、外出先での軽作業用としても活躍します。
「Office Home & Business 2019」が付属しているため、仕事や授業で資料作成が必要な方にもぴったり。別売のタイプカバーと接続することで、ノートパソコンへの切り替えが可能です。
また、MicroSDカードリーダーを内蔵しているのもポイント。搭載されている64GBのeMMC ドライブのほか、最大1TBまでストレージを追加できます。音楽ファイルや写真などをたくさん保存して楽しみたい場合や、家族と共有して使いたい場合にも適しているモデルです。
日本電気(NEC) LAVIE T11 T1195/BAS PC-T1195BAS

大画面かつ高画質のタブレット。サイズは11.5型ワイド、ディスプレイは有機EL、OSはAndorid 10を採用しているのが特徴です。別途ペアリング可能なキーボードやスタイラスペンを使用すれば、ノートパソコンとしても活躍します。
CPUは8コアのQualcomm Snapdragon 730 2.2GHz、メモリは6GB、ストレージは128GBとスペックが充実しているのもポイント。内蔵スピーカーは4基、さらにコンテンツに合わせてサウンドを調節できるDolby Atmos対応と、エンタメ要素が高いのも魅力です。
なお、同社製品にはスタンドカバー付きキーボードや、4096段階の筆圧感知に対応したデジタルペンもラインナップされており、用意すれば外出先やリモートワークでもクリエイティブな作業ができます。
パナソニック(Panasonic) Let’s note XZ6 CF-XZ6KFKQR

パナソニックの人気シリーズ「Let’s note」の2in1タイプ。本体の素材に剛性のあるマグネシウム合金や、強化ガラスを採用することで、強い衝撃や圧力が加わっても壊れにくい仕様になっています。また、どこでもインターネットが使えるSIMフリー対応モデルなのもポイント。外出先で頻繁に作業をする方にもおすすめです。
さらに、スムーズにキーボードの着脱ができるドッキング構造、文字を読み取ってデータ化する「OCRモード」、消しゴム機能がついた専用アクティブペンなど、実用性に優れた機能が揃っているのも魅力。CPUには、最大3.10GHzで駆動する「Intel Core i5 7200U」を搭載しているので、ハイスペックなタブレットPCが欲しい方にもおすすめの1台です。
レノボ(Lenovo) IdeaPad Duet Chromebook ZA6F0038JP

Chrome OSを搭載したタブレットPC。電源を入れてからわずか数秒で起動するため、どこでもサッと取り出して気軽に使えます。数週間ごとに更新が行われる「アンチウイルス機能」で、ウイルス・マルウェアに感染するリスクを軽減できるのもポイントです。
ディスプレイには、明るく見やすい10.1型の「WUXGA IPS液晶」を搭載しており、動画コンテンツの視聴やゲームにもぴったり。付属の「フォリオカバーキーボード」を取り付ければ、タブレットとしてだけでなくノートパソコンとしても使えます。さまざまな用途やシチュエーションで使えるマルチな1台です。
ASUS Chromebook Detachable CZ1 CZ1000DVA-L30019

自在に着脱可能なキーボードを備えたChrome OS搭載のタブレットPC。カバーに付属したスタンドにより本体を立てて動画視聴ができるほか、付属のタッチペンを使用してイラストを描くことが可能。使用用途に合わせてさまざまな使い方ができるので便利です。
エルゴリフトヒンジを採用しているのも特徴。キーボードに傾斜を付けることでタイピングがしやすくなり、打鍵時の負担軽減が期待できます。また、耐久性に優れているのもポイント。本体の4つ角には衝撃吸収材を使用しているため、本体が落下したときの衝撃を抑えます。
さらに、ボディにマイクロディンプル加工を施しており、傷や指紋が目立ちにくいのも魅力。1回の充電で約11.5時間駆動するので、電源のない環境での作業にも適しています。
タブレットPCは通常のタブレットとノートパソコンとの間に位置する存在のように思えますが、操作感やディスプレイのクオリティ、耐久性などチェックしておきたい項目はさまざま。また、キーボードやペンが付属しているかどうかで利便性や価格帯も変わるので、製品を細かくチェックして購入を検討してみてください。