WordやExcelがあらかじめインストールされており、購入後すぐに使えて便利な「Office付きノートパソコン」。ノートパソコンとOfficeソフトを別々に購入するよりも、手頃な価格で手に入るのが魅力です。
今回は、Office付きノートパソコンのおすすめモデルをご紹介。ノートパソコンのスペックや機能、サイズの選び方も解説しています。パソコンの用途に合わせた、自分にぴったりのモデルを探してみてください。
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ノートパソコンにOfficeは必要?
Office付きノートパソコンは、初心者の方や1台のパソコンを長く使う方におすすめです。そもそもOfficeを購入する方法は、サブスクリプション版、永続ライセンス版、そしてPCにOfficeが標準搭載されたプリインストール版の3つがあります。
永続ライセンス版は、購入後インストールする手間がかかります。サブスクリプション版は、Officeのバージョンが自動更新される度に操作方法が変わり、混乱するかもしれません。したがって、初心者の方にはOffice付きノートパソコンが便利です。
また、永続ライセンス版は、プリインストール版よりも価格が高い場合がほとんど。サブスクリプション版は、利用期間が長ければ支払総額が高くなる可能性があります。1台のパソコンを長く使用する場合は、Office付きノートパソコンをチェックしてみてください。
Office付きノートパソコンの選び方
搭載されているOfficeの種類をチェック
ノートパソコンに搭載されているOfficeの種類は、PersonalとHome&Businessが主流です。Personalは、文書ツールのWord、表計算ソフトのExcel、メールが使えるOutlookが利用できます。
Home&Businessは、WordやExcelに加えて、プレゼンテーションソフトのPowerPointと、デジタルノートソフトのOneNoteが使用可能です。
スペックをチェック
CPU
CPUとは「central processing unit」の略で、中央演算処理装置のことを指します。パソコンの処理は一度CPUを経由して実行されるため、CPUは人間の脳のような役割を果たしています。
CPU製品は、IntelのCore iシリーズ、AMDのRyzenシリーズが有名です。CPUの種類は、Core i 9、Ryzen 9のように表記され、末尾の数字が大きいほど高性能。CPUの性能が高ければ値段も上がるため、用途と予算に見合ったモデルを選びましょう。
動画編集やゲームなど処理に負荷がかかる用途には、Core i7以上がおすすめ。ネットの閲覧や軽めの資料作成であれば、Core i3でも十分使用できます。Officeソフトを使った本格的な資料作成、マルチタスクをこなすにはCore i5がおすすめです。
GPU
GPUとは「Graphics Processing Unit」の略で、画像処理装置のことです。GPUはデータの処理速度が速く、ビッグデータの処理などにも活用されている場合があります。
ノートパソコンには、GPUが内蔵されているのが一般的。GPUのメーカーは、AMDのRadeonシリーズ、NVIDIAのGeForceシリーズなどがあります。発色がよいRadeonは動画編集、映像の描画スピードが速いGeForceはゲーム用途に適しています。
Officeの使用やネット閲覧のような一般的な用途だけであれば、GPUにこだわらなくても十分使用可能。ゲームもプレイしたい場合は、ゲームタイトルの公式サイトに推奨スペックが記載されているため、チェックしてみてください。
メモリ
メモリとは、データを記録する機能を指します。メモリの容量が大きいと、パソコンの動作速度が速くなるのが特徴です。
メモリの容量の目安は、インターネットの閲覧のみや簡単な文書作成であれば4GBでも十分。ブラウザを見ながらOfficeソフトを使うなど、複数ソフトを同時に使用する場合は、8GB以上がおすすめです。
動画編集や画像編集を行う場合は、16GB以上を選ぶと快適に作業が進められます。4K動画の編集やゲームなど、負荷の大きい作業をする場合は32GB以上がおすすめです。
ストレージ
ストレージとは、データをパソコン内に保存する記憶装置のこと。ストレージの容量が多いと、多くの書類や画像、動画などのファイルを保存できます。
ノートパソコンに搭載されているストレージの種類には、HDDとSSDが存在します。HDDは、ストレージ容量が大きくSSDと比較して価格が安いのが特徴。SSDは、衝撃に対する耐性が強く動作音が静かなため、持ち運びに適しています。
ストレージ容量の目安は、あまりファイルを保存しない場合は128GB、動画や画像の保存が多い場合は256GBがおすすめ。動画編集を行う場合は512GB以上あると安心です。
ディスプレイの性能をチェック
画面サイズ
ノートパソコンの画面サイズは、型やインチで表されます。画面サイズは、大きければ大きいほど見やすくなりますが、持ち運びやすさに影響します。ビジネスバッグに入れるなら、A4サイズに近い13インチ程度がおすすめです。携帯しやすい大きさで、視認性の高さも求める方は、14インチなどを検討してみてください。
一方で、据え置きでノートパソコンを使う場合は15インチ以上がおすすめ。表示できる領域が広く、ExcelやWordなどの作業効率アップが期待できます。また、大画面で迫力のある映像を楽しめるのもメリットです。
画質
解像度はディスプレイの画質を表す目安のひとつ。1920×1080のようにドットの密度で表記され、数値が高いほど高画質です。
ただし、高解像度だと作業領域が広がるため、画面全体が小さく表示されて視認性が低くなる場合もあります。Officeソフトをメインで使うなら、フルHDの1920×1080、WUXGAの1920×1200などがおすすめ。
解像度の高いWQHD、4Kなどは、動画編集や画像加工などを行うクリエイターに向いています。用途に合わせて、適切な画質を選んでみてください。
パネルの種類
ノートパソコンのパネルは、視野角の広いIPS液晶が一般的に搭載されています。発色の美しさにこだわる場合は、有機ELディスプレイがおすすめです。
有機ELディスプレイは、黒の表現が綺麗でコントラストが美しいのが魅力。ノートパソコンで動画や映画を視聴するなど高画質な映像を楽しみたい方に適しています。
また、パネルの表面加工には、光沢(グレア)、非光沢(ノングレア)があります。ノートパソコンを長時間使用する方は、目に優しい非光沢がおすすめ。画面の鮮やかさを重視する方は、光沢を選びましょう。
持ち運びたいなら軽いモデルを
ノートパソコンを快適に持ち運びたい方は、できるだけ軽いモデルを選びましょう。重さが1kg前後の軽量モデルであれば、携帯時の負担を少なくできます。
一方で、バッテリーや性能が不十分な場合がある点には注意。堅牢性とスペックを兼ね備えつつ、比較的軽いモデルを探している方は、重量1.5kg程度がおすすめです。
持ち運ぶことが少ない場合は、2kg以上の大きなノートパソコンもチェック。本体が重い代わりに、液晶が大きく見やすいモデルもあるため、持ち運びの頻度や用途に合わせて選んでみてください。
連続駆動時間をチェック
ノートパソコンを持ち運ぶ機会が多い方は、連続駆動時間をチェックしましょう。
特に、外出先でWeb会議をする方は、ロングバッテリーのモデルがおすすめです。外部通信をしながらカメラと画面を使用するため、バッテリー消費が早い傾向にあります。
バッテリーの連続駆動は7~9時間程度が一般的ですが、15時間以上のモデルもあります。外出時に充電ケーブルを持ち運びたくない方は、できるだけ駆動時間が長いモデルを探してみてください。
搭載インターフェースをチェック
パソコンの周辺機器を接続するためには、搭載インターフェースを確認しましょう。会議資料をモニターに投影したい場合は、HDMIがあるモデルがおすすめ。HDMIは、モニターやプロジェクターなどに接続して、映像や音声の出力ができます。
さらに、高速データ通信が可能なThunderboltのポートがあるモデルもおすすめです。Thunderboltケーブル1本で同時に複数のディスプレイに接続もできるため、デスク周りをすっきりとさせたい方はチェックしてみてください。
Webカメラの有無をチェック
オンライン授業がある大学生や、ビデオ会議などを行う会社員の方は、Webカメラの有無をチェックしましょう。内蔵のWebカメラがあれば、スムーズにWeb会議に参加が可能。動画や画像の撮影にも活用できます。
また、「Windows Hello」に対応したモデルは、顔認証などを使ってパスコードを入力せずにパソコンのロックを解除可能。毎回、ロック解除をする手間を軽減できます。なお、Webカメラによっては非対応の機種もあるため、注意が必要です。
テンキーの有無をチェック
会計ソフトやExcelを使う機会が多い方は、テンキーの有無をチェックしましょう。テンキーがない場合、数字キーで入力する必要があり、不便だと感じる場合もあります。テンキーがあれば、電卓のように快適なタイピングが可能です。
ただし、テンキー付きキーボードがあるノートパソコンは、サイズが大きくなる傾向にあります。持ち運びやすさを重視する場合は、15インチ以下のコンパクトなノートパソコンを選び、外付けのテンキーを購入するのもおすすめです。
Office付きノートパソコンのおすすめメーカー
ヒューレット・パッカード(HP)
ヒューレット・パッカードは、アメリカのカリフォルニア州で生まれた大手メーカー。コスパのよいモデルが揃う、初心者にもおすすめのメーカーです。
ヒューレット・パッカードの特徴は、ノートパソコンのラインナップが豊富な点。使いやすいエントリーモデルから、折り畳めてタブレットになるコンバーチブルモデル、ゲームプレイにも適したハイエンドモデルなどが揃っています。
デル(Dell)
デルは、アメリカのパソコン大手メーカー。顧客に合わせて受注生産するBTO方式を、いち早くパソコン製造に取り入れたことで知られています。コストパフォーマンスが高いノートパソコンを豊富に展開しているのが特徴。高性能かつ低価格なノートパソコンが選べるため、予算を抑えたい学生や新社会人の方にもおすすめです。
デルのOffice付きノートパソコンは、シンプルで飽きのこないデザインが多いのもポイント。ビジネスシーンに適した製品を多数ラインナップしています。
富士通(FUJITSU)
富士通は、コンピューターやネットワーク機器を取り扱う国内の大手電機メーカー。富士通のノートパソコンは、部品受入から検品といった製造工程を、国内で実施しています。安心して使える、高品質なノートパソコンを探している方におすすめです。
富士通のOffice付きノートパソコンには、軽量タイプのモバイルノートから、大画面のホームノートPCなどが種類豊富にラインナップ。初めてパソコンを購入する方や、Officeの操作に不安がある方におすすめです。
Office付きノートパソコンのおすすめ
ヒューレット・パッカード(HP) Pavilion 15-eg 3008TU
機能性と操作性に優れた15.6インチのOffice付きノートパソコンです。CPUは第13世代のCore i5、メモリは8GB×8GBのデュアルチャネルメモリを搭載しています。マルチタスクでも高速な処理が可能です。
ディスプレイを開くと、ヒンジによってキーボードの奥が立ち上がるのが特徴。キーボードに傾斜があり、快適にタイピングできます。テンキー付きのキーボードを採用しており、Excelなどを使う場合もスムーズな入力が可能です。HDMIが搭載されているため、モニターにも簡単に接続できます。
本製品はアルミニウム素材を採用。強度が高く、デザイン性にも優れています。長く愛用できる、おすすめのノートパソコンです。
デル(Dell) Inspiron 15 3530
Office Home&Businessを搭載したノートパソコンです。第13世代 Intel Core i5や16GBのメモリなど、Officeソフトを使用するのに適したスペックを備えています。
ディスプレイは、目が疲れにくい非光沢IPSパネルを採用。加えて、ComfortViewソフトウェアがブルーライトを抑えるため、長時間の使用でも目に優しい仕様です。画面解像度は、1920×1080のフルHD。表示される作業領域が広いため、視認性が高いのもポイントです。
飽きのこないシンプルなデザインのノートパソコンを探している方は、検討してみてください。
富士通(FUJITSU) LIFEBOOK WU-X/H1
軽量で身軽に持ち運べる、14インチのOffice付きノートパソコンです。重さが約689kgと軽量で、資料と一緒にカバンのなかに入れても負担になりにくいのがポイント。画面サイズは1920×1200と縦に見やすく、作業効率アップも期待できます。
CPUは第13世代のCore i5を採用。メモリ8GB、SSD256GBと、ビジネスシーンに適したスペックも備えています。Webカメラには、盗撮などを予防するプライバシーシャッター機能を搭載しているのも魅力です。
また、有線LANやUSB Type-Cなど、インターフェースが豊富なのもポイント。遠出の出張が多い会社員におすすめのモデルです。
富士通(FUJITSU) FMV Lite 3315/G FMV3315GB
コストパフォーマンスに優れたOffice付きノートパソコンです。気軽に購入できるリーズナブルなモデルながら、迫力ある映像が楽しめる15.6インチの大画面ディスプレイを搭載。目が疲れにくいノングレア液晶で、長時間の作業にもおすすめです。
CPUはIntel Celeron 6305、メモリは4GB DDR4、ストレージは256GB SSDを搭載。HDMI・USB Type-Cなど、便利なインターフェイスが充実しているのもポイントです。
本製品はスーパーマルチドライブを内蔵しており、CD・DVDの再生やデータのバックアップなど、さまざまな使い方が可能。付属の「マカフィーリブセーフ」を使えば、ウイルス・不正アクセスなど、さまざまな脅威からパソコンを保護できます。予算を抑えたい大学生などにもおすすめのモデルです。
マイクロソフト(Microsoft) Surface Laptop 5 QZI-00020
高画質なディスプレイとスタイリッシュなデザインが魅力のOffice付きノートパソコン。ディスプレイの解像度が、2256×1504と高画質なのもポイントです。
タッチスクリーンに対応しており、スマホやタブレットのような直観的な操作も可能です。ディスプレイは13.5インチで、外出先に持ち運んで使えます。
インターフェースには、Thunderbolt 4に対応したUSB Type-Cポートを搭載。スリムで使いやすい、Office付きノートパソコンです。
ダイナブック(Dynabook) PZ/MW W6PZMW3EAB
CPUに第13世代のCore i3を採用した、Office付きノートパソコンです。メモリは8GB、ストレージはSSD 256GBを備えています。
厳しい品質試験をクリアした、堅牢性の高いボディがポイントです。本製品は、急速充電を繰り返してもバッテリーの寿命を長持ちさせる技術を採用。長期間愛用できるのが魅力です。
Officeの操作などに困った場合は、「dynabook あんしんサポート」で無料相談できます。また、価格も安いため、初めてパソコンを購入する大学生や、Officeソフトに不慣れな初心者の方におすすめのモデルです。
エイスース(ASUS) Vivobook 15 M1502YA-BQ198WS
CPUにRyzen7を採用した、Office付きノートパソコンです。OfficeはHome&Businessを搭載。メモリが16GB、ストレージがSSD 512GBと、マルチタスクもしっかりこなせる高いスペックを備えています。
ディスプレイは15.6インチで、ブルーライトを低減する目に優しい仕様。画面が180°フラットに開くため、周りの方と相談をするときにも簡単に情報共有ができるのがおすすめポイントです。
エイスース(ASUS) Vivobook 17 X1704VA-AU162WS
17.3インチの大画面ディスプレイを搭載したOffice付きノートパソコン。解像度は1920×1080ピクセルのフルHDに対応しており、お気に入りの動画やゲームが迫力あるきれいな映像で楽しめます。目が疲れにくいノングレア液晶を採用しているのも特徴です。
スペック面では、第13世代のIntel Core i5-1335U、16GBのメモリ、1TB PCIe 3.0 SSDを搭載。処理の重いソフトやマルチタスクもサクサク快適に動作します。
「ASUSアンチマイクロバイアルテクノロジー」により、パソコンを清潔な状態に保てるのも嬉しいポイント。本製品は米国軍用規格「MIL-STD-810H」に準拠しているので、堅牢性を重視する方にもおすすめです。
日本電気(NEC) LAVIE Direct N15 Slim PC-GN135
ディスプレイが15.6インチと大きい、NECのOffice付きノートパソコンです。自社工場で一貫した品質管理を行っており、高品質なのが魅力。快適に使えるスペックを備えているのもおすすめです。
大きめの画面を採用しながら、重量1.65kgと軽量。ちょっとした外出や室内の移動であれば、持ち運ぶことも可能です。プライバシーシャッター機能を備えているため、カフェなどの作業にもぴったり。Webカメラの盗撮を防止できます。
パソコンの使い方やOfficeの操作方法が分からなくなったときは、「デジタルライフレスキューサービス」を使えるのも便利。高品質でサポートが充実したOffice付きノートパソコンを探している方におすすめです。
日本電気(NEC) LAVIE NEXTREME Carbon XC950/FAG PC-XC950FAG
機能性と携帯性のバランスに優れたOffice付きノートパソコンです。軽量かつ高強度のカーボン素材を採用することで、約0.935kgの軽量ボディを実現。外出先にも気軽に持ち歩いて使えます。1回の充電で最長約24時間使える「長時間バッテリー」を採用しているのも魅力です。
最大4.70GHzで駆動するパワフルな「Intel Core i7-1255U」をはじめ、16GBのメモリや、512GBのSSDを備えるなどスペック面も良好。さまざまな作業をスムーズにこなせます。
カメラを見るだけでサインインできる「スマートロック」や、屋外でも高速インターネットが利用できる「eSIM」、快適な音声通話を実現する「ミーティング機能」など、便利な機能が充実しているのもポイントです。
Office付きノートパソコンは、使い道によって選ぶモデルが大きく変わります。持ち歩んで使用する場合や、ゲームや動画編集のような高負荷の作業に使用する場合など、用途を確認してから選ぶのが重要です。予算や用途をふまえて、使いやすいモデルを見つけてみてください。