時短で煮込み料理やカレーなどを作れるのが魅力の「圧力鍋」。調理時間が短いため、電気代やガス代を抑えて料理を作りたい方にも適しています。
しかし、加圧方式・サイズ・機能などが製品によって異なるので、どの圧力鍋を選んだらよいのか分からない方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、圧力鍋のおすすめ製品を選び方のポイントとともにご紹介します。
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圧力鍋の魅力

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圧力鍋は密閉した鍋で蒸気を閉じ込めながら加熱し、水蒸気が膨張することで圧力がかかる仕組みです。通常の鍋と比べて時短で調理できるのが魅力。効率的に料理を作りたい方におすすめです。
蒸気を閉じ込めて調理するので、水の使用量を減らせるのもポイント。さらに、加圧することで、魚の骨もやわらかくできます。料理をよくする方におすすめの使い勝手に優れたアイテムです。
圧力鍋の選び方
加圧方式で選ぶ
加圧のタイミングが分かりやすいおもり式

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おもり式は、蒸気口を金属製のおもりで塞ぐのが特徴。圧力がかかり蒸気が出始めると、おもりが揺れて音が鳴るのがポイントです。
圧力のタイミングが分かりやすいので、火加減を調節しやすいのがメリット。初心者でも調理しやすいため、扱いやすさにこだわって圧力鍋を選びたい方にもおすすめです。
本体の構造がシンプルなのも魅力。お手入れしやすい圧力鍋が欲しい方にも適しています。
静かに調理できるスプリング式

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スプリング式の圧力鍋は、蒸気口に入れたバネの力で圧力を調節するのが特徴。蒸気が出にくいため、音があまりしないのがメリットです。静かに調理したい方に適しています。さらに、料理のニオイが漏れにくいのも魅力です。
しかし、圧力のかかるタイミングが、おもり式と比べて分かりにくい点には注意が必要。圧力鍋の使用になれていない方は留意しましょう。
圧力値をチェック

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圧力鍋を購入するうえで大切なのが圧力値。製品によって圧力値は異なるのであらかじめチェックしましょう。
圧力値はkPaと呼ばれる単位で表されるのが特徴。 圧力が高いほど、沸とうしたときの鍋の中の温度が高温になり、加圧時間を短縮できます。
高圧で野菜などを煮込むと、煮崩れしやすい点には注意しましょう。調理する食材や料理によって、圧力値を使い分けるのがポイントです。
食べる量や人数に合わせてサイズを選ぶ

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通常の鍋と同様に、圧力鍋も製品によってサイズが異なります。一度に作りたい料理の量や家族の人数を考慮したうえで選ぶことが大切です。
一人暮らしの方は、2.5L程度の容量がおすすめ。コンパクトサイズのため、キッチンが狭くても気軽に使用できます。二人暮らしの方は、3L程度がぴったり。3~4人家族の方は4L以上の大容量モデルをチェックしましょう。
家族の人数だけでなく、ライフスタイルを加味することも重要。大量に作って保存したい方は、大きめのモデルが適しています。
素材や構造をチェック

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圧力鍋は製品によって素材や構造が異なるのが特徴。主にアルミ・ステンレス・多層構造の3種類あるため、それぞれの違いを知っておくことが大切です。
アルミ製の圧力鍋は、軽量性に優れているのがメリット。気軽に扱える製品を選びたい方におすすめです。しかし、火を消した後は冷めやすいので、余熱を生かした調理をしたいときは注意しましょう。
ステンレス製は、保温性が高いのがポイント。火を消した後も冷めにくいため、余熱で食材に火を通す煮込み料理などに向いています。
多層構造は、アルミとステンレスのメリットを兼ね備えているのが魅力。使い勝手に優れた圧力鍋を探している方はチェックしてみてください。
機能性をチェック
圧力値の切り替え機能

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食材や料理によって圧力値を使い分けたい方は、切り替え機能に注目。かたまり肉を調理したいときや魚を骨ごと食べたいときは高圧、野菜を煮崩れすることなく調理したいときは低圧など、シーンに応じて使用できるのがメリットです。
圧力値の切り替え方は製品によって異なるため、あらかじめチェックしましょう。ダイヤルを回すだけで切り替えられる圧力鍋は、手軽に操作できるのが魅力です。
高圧と低圧だけでなく、超高圧と高圧に切り替えられる製品もあります。切り替えられる圧力値も確認することが重要です。
IH対応

IHコンロで圧力鍋を使いたい方は、 IHに対応した製品か確認しましょう。ガス火のみに対応した圧力鍋だと、IHコンロで使用できないため注意が必要です。
IHとガス火どちらにも対応したモデルは、引っ越しなどでキッチンのコンロが変わっても使いやすいのがメリット。さらに、ラジエントヒーターやハロゲンヒーターなど、オール熱源に対応した製品もあります。
タイマー機能

圧力鍋で調理をするうえで、弱火にするタイミングと火を止めるタイミングは重要。そのため、タイマー機能を搭載していると便利です。
タイマーが圧力開始と終了のタイミングをお知らせするのが特徴。タイマー機能によって加圧が始まったことが分かると、スムーズに火加減を調節できます。圧力鍋を初めて使う方にも安心の機能です。
安全性をチェック

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安心して使うためには、安全性もチェックしましょう。たとえば、蓋をロックできる機能が付いていると、誤操作で蓋が開くのを防止できます。
また、一定気圧以上の圧力になった場合に蒸気を逃がす機能を搭載していれば、過度に圧力をかけることなく安心して調理できるのがポイント。蒸気を逃がす構造は製品やメーカーによっても異なるため、あらかじめ確認しましょう。
お手入れのしやすさをチェック

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コンパクトサイズかつ軽量性に優れた製品だと、取り回しが簡単で気軽に洗えるのがメリット。さらに、鍋の内側にコーティングが施されている製品は、汚れがこびり付きにくいのが魅力です。汚れが付いてしまったときでもスムーズに落とせます。
本体だけでなく蓋の構造も確認しましょう。蓋がシンプルな構造の製品は、パーツを取り外す手間を省けるので、時短でお手入れでき便利です。
レシピ本付きなら料理の幅が広がる

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手軽に圧力鍋を使いたい方は、レシピ本が付属した製品がおすすめ。食材や調味料の分量に悩むことなくおいしい料理を簡単に作れるのがメリットです。
圧力の設定や火加減を自分で考えることなく調理できるのもポイント。初心者でもスムーズに圧力鍋を扱えます。選ぶ際は、レシピ本に記載されているメニューの種類や数をあらかじめ確認してみてください。
圧力鍋のおすすめ|おもり式
ティファール(T-fal) セキュア トレンディ 3.2L P2584000
安心して使用できる機能が搭載されている圧力鍋。初心者でも扱いやすい製品を選びたい方におすすめです。容量は3.2Lと小型で、人数が少ない家庭に適しています。
安全ロックピン機能は、内部に圧力がかかるとロックピンが上がり、蓋が開かないのが特徴。誤操作で蓋が開くのを防止できます。さらに、特別設計のパッキングと圧力蓋によって、圧力がかかりすぎると蓋と本体の間から余分な蒸気を逃がすのがポイントです。
低圧と高圧の2段階で圧力を調節可能で、料理や食材によって使い分けられるのが便利。また、蓋はスライドさせるだけで開閉できるため、圧力鍋の操作になれていない方でも使いやすいのが魅力です。
ガス火とIHどちらにも対応。コンロが変わっても使いやすい圧力鍋を選びたい方にぴったりです。
ティファール(T-fal) クリプソ ミニット パーフェクト 6L P4620735
タイマー機能を搭載したおすすめの圧力鍋。火加減を調節するタイミングをアラームでお知らせします。圧力調理が初めてでも、料理を作りやすいのがメリットです。
容量は6Lで、4〜6人用の料理を作るときにぴったり。家族分の料理だけでなく、来客時にも使いやすいサイズが魅力です。さらに、軽量性に優れていることで、出し入れやお手入れも手軽にできます。
中かごとガラス蓋が付属しているのもポイント。中かごを使用すると蒸し調理が可能で、ガラス蓋は料理をあたため直したいときに便利です。
オリジナルレシピブックも付いているので、さまざまな料理を作りたい方にも適しています。
ティファール(T-fal) クリプソ ミニット イージー ルビーレッド 4.5L P4620669
使いやすさに優れている両手鍋タイプの圧力鍋。ハンドルを上げ下げすることで、簡単にロック機能を使用できます。
ティファール独自の5つの安全設計を採用しているのもポイント。圧力がかかりすぎないように一定に保てるだけでなく、加圧中に蓋が開くのを防止できます。
中かごが付属しており、蒸し料理もできるのが魅力。さまざまな調理法に対応している製品が欲しい方に適しています。
蓋はシンプルな構造で部品の取り外しがないため、洗いやすいのがメリット。簡単にお手入れできる圧力鍋を選びたい方にもぴったりです。
アサヒ軽金属(Asahi Lightmetal) ゼロ活力なべ M
146kPaと、高圧で使用できる圧力鍋。内部温度は128℃と高温で、角煮や煮魚も20分程度で調理が完了するなど、スピーディーに料理を作れるのがポイントです。
「白米オモリ」と「高圧オモリ」の2種類を使い分けられるのがメリット。「白米オモリ」は、炊飯や野菜など火の通りやすい食材の調理に適しています。お米を炊く場合の加圧時間は1分間です。
「高圧オモリ」は、パワフルに加圧したいときにぴったり。加圧時間0分で作れる0分料理に対応しています。さらに、2種類のオモリを使うと、赤飯や玄米もおいしく炊けるのが魅力です。
ロックレバーや安全弁ゴムなど、5重の安全システムを採用しています。安心して使える機能が充実しているのが特徴です。
アサヒ軽金属(Asahi Lightmetal) ゼロ活力なべ パスカル L
ユニバーサルデザインの視点から開発された圧力鍋です。扱いやすさにこだわって圧力鍋を選びたい方におすすめ。おもりは1つだけのシンプルな構造もポイントです。
圧力鍋だけでなく、両手鍋・片手鍋・卓上鍋の役割も果たすのがメリット。左右に搭載されているダブルハンドルは、調理や食事の妨げにならない長さで設計されています。
鍋には、5層クラッド鋼の本体全面一体成型を採用しているのも魅力。蓄熱性や熱伝導性に優れたアルミニウムを耐久性の高いステンレスで包んでおり、側面までムラなく熱が伝わります。
パスカル独自のドーム型の形状の蓋も特徴。鍋の内部の熱と蒸気が対流することで、食材を包み込むように加熱できます。さらに、別売りのガラス蓋も使用できるため、あたため直しや卓上調理にも活用可能です。
パール金属(PERL METAL) 軽量単層NEO 片手圧力鍋3.0L HB-1734
ガス火だけでなく、IH・ラジエントヒーター・ハロゲンヒーターといったオール熱源に対応している圧力鍋。コンロの種類を問わず使える製品を選びたい方におすすめです。
容量は3Lと小さめで、気軽に使用できるのがメリット。さらに、重量は約1.7kgと軽量性に優れています。レバーを動かすとロック機能を利用可能。勝手に蓋が開くのを防止できるので便利です。
パール金属(PERL METAL) クイックエコ 3層底切り替え式圧力鍋3.5L H-5040
2段階圧力切替式を採用しているのが特徴の圧力鍋。魚や野菜などの煮崩れしやすい食材には60kPaの低圧、火の通りづらい肉を調理するときは100kPaの高圧を使用するなど、食材に合わせて切り替えられるのがメリットです。
蒸気の向きが一定方向に出る蒸気口を搭載。換気口の位置に合わせて置くことで、調理時のニオイや水蒸気が充満するのを抑えられます。
底はアルミとステンレスの三層構造なのもポイント。軽量性と保温性に優れているだけでなく、焦げ付くのを防ぎやすいのが魅力です。また、オール熱源対応なので、IHコンロで使用できる圧力鍋を探している方にもぴったりです。
北陸アルミニウム(HOKUA) EGG FORM 圧力鍋
デザイナーの高市忠夫氏が手掛けた、たまごのフォルムから導き出された形状が印象的な圧力鍋。シンプルなデザインなので、キッチンに馴染みやすいのがポイントです。見た目にこだわって圧力鍋を選びたい方にも適しています。
肉厚のアルミキャスト製で、強度・熱伝導性・熱保有力に優れているのが特徴。鍋全体を均一に加熱できるのが魅力です。
内面に曲面加工を施していることで、熱や蒸気の対流を起こしやすいのが利点。食材にじっくりと熱を加えて、甘みや旨味を引き出します。
通常気圧よりも1気圧高い圧力で調理するため、温度が約120℃と高温になるのもメリット。魚の骨や肉の筋もやわらかくなるだけでなく、白米がふっくらと仕上がります。
ワンダーシェフ 魔法のクイック料理 ZQシリーズ 両手圧力鍋5.5L ZQDA55
圧力の高さにこだわって圧力鍋を選びたい方におすすめの製品。調圧おもりを採用しており、140kPaの超圧力と80kPaの高圧を切り替えられるのがメリットです。食材や料理に合わせて使い分けられます。
高圧力で調理できるので、スピーディーに料理を作れるのが魅力。複数の安全装置も備わっているため、安心して使用可能です。
ワンダーシェフ エスプレッソスリッタ 魔法のクイック料理 AQシリーズ 640413
内側に全面フッ素樹脂加工を施している圧力鍋。肉を炒めた後もこびり付きにくく、お手入れしやすいのがメリットです。余分な油を使わずに調理できるため、できる限りヘルシーに調理できる製品を選びたい方にも適しています。
140kPaの高圧力で調理できるのもポイント。時短で料理を作りたいときにも使用できます。さらに、調理時間が短いことで省エネにつながるため、ガス代や電気代が気になる方にもぴったりです。
底が三層構造になっているのも特徴。アルミをステンレスで挟み込んだ構造で、鍋の底が焦げ付くのを防ぎやすいのが魅力です。
圧力調整装置やフロート式安全装置など、安心して使用できる機能が充実しています。また、スチームカバーが付いていることで、蒸気の噴射を制御可能です。
圧力鍋のおすすめ|スプリング式
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 両手圧力鍋 5L RAN-5L
蓋をワンタッチで開閉でき、扱いやすい圧力鍋。圧力調理中はロックピンにより、不意に開くのを防止できます。加圧中の音が小さいので、静かに使いやすく便利です。
ダイヤルを回すことで、手軽に低圧と高圧の切り替えが可能。ダイヤルに引かれている線の数で加圧の状態を確認できます。
付属のガラス蓋を使うと、通常の鍋としても利用できます。料理のあたため直しや鍋料理にもおすすめです。
フィスラー(Fissler) ビタビットプレミアム 4.5L
3段階の圧力設定とスチーム機能を搭載している圧力鍋。低・中・高と設定できるため、食材や料理に合わせて使い分けられます。スチーム機能は、蒸し料理を作りたいときにぴったりです。
安全レバーを押さないと蓋が開かない構造も特徴。誤操作で蓋が開くのを防止できるため、安心して使用できます。さらに、ロックインジケータによって、スムーズに蓋を開閉できるのがメリットです。
圧力が上がるにつれて、黄色・緑色・赤色の順にラインの色が現れます。火力を調節しながら、緑の状態をキープするのがうまく調理するポイントです。
独自のノボグリル加工で、素材の脂を出しやすいのが魅力。少量の油でも表面はカリッと、中はジューシーに仕上がります。
ヴェーエムエフ(WMF) パーフェクト S 圧力鍋2.5L W0791799990
小さめで一人暮らしの方にもおすすめの圧力鍋です。独自の高品質ステンレス鋼である「クロマーガン」を使用しているのが特徴。見た目が美しいだけでなく、傷が付きにくいのがメリットです。
底面には、アルミニウムをステンレス鋼で挟んだ三層構造を採用。熱伝導性と保温性に優れており、食材を均一に加熱できます。
蓋はスライド式で、スムーズに開閉できるので便利。さらに、ロック機能を搭載していることで、圧力がかかっている間に蓋が開くのを防止できます。
圧力鍋の使い方

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圧力鍋は、正しい方法で調理することで安心して使用できます。基本的な使い方は「材料を入れて蓋をセットする」「火にかける」「火を弱める」「放置」「蓋を開ける」の5ステップです。
材料を投入するときは、圧力鍋の規定量を超えないことが大切。さらに、水も規定量を守らない場合、圧力で蓋が開く可能性があるため注意しましょう。
材料と蓋をセットした後は、鍋底からはみ出ない程度の火で加熱します。その後、スプリング式の場合は蒸気が出なくなったとき、おもり式の場合は蒸気でおもりが揺れたタイミングで弱火にするのがポイントです。
加圧時間が経過して火を止めた後は、自然放置または水をかけて圧力を下げます。食材や料理に合わせて圧力を下げる方法を選ぶのがおすすめ。圧力が下がったら調理完了です。
圧力鍋は、おもり式とスプリング式の2種類の加圧方式があるのが特徴です。特徴や使い勝手を加味して選ぶことが大切。さらに、レシピ本が付属している製品は、自分で火加減や調味料の量などを考えることなく気軽に調理できるのがメリットです。