「圧力鍋」は時短調理を可能にする優秀な調理器具。硬さのある根菜や魚の骨を柔らかく調理することができるため、1台持っていると重宝します。

また、圧力鍋があれば料理のレパートリーが広がるのも魅力です。そこで今回は、おすすめの圧力鍋をブランド別にご紹介します。

圧力鍋とは?

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圧力鍋は、鍋の内部に圧力をかけることで100℃以上の高温調理ができる調理機器です。普通の鍋では何十分も加熱しないと柔らかくならない食材でも数分で柔らかくなるので、時短調理ができます。特に硬い材料を使う調理に向いているため1台持っていると便利です。

圧力鍋が得意とする料理としてまず挙げられるのが煮込み料理。長時間煮込まないとなかなか柔らかくならない豚の角煮や牛すじ煮込みを作ると、短時間で完成するだけでなくとろけるような柔らかい食感に仕上がります。

また、ごぼうやレンコンなどの根菜もあっと言う間に柔らかくし、鯖の味噌煮を作れば骨ごと食べられるので、カルシウムの摂取にも最適です。さらに、野菜の煮物や魚の煮付けだけではなく、ご飯も炊けるのがポイント。釜で炊いたような味わいを楽しめるため、硬くて食べにくい玄米を炊くと食感の違いを楽しめます。

圧力鍋の選び方

1.種類をチェック

おもり式

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おもり式の圧力鍋は蒸気口に金属製のおもりをのせて穴を塞いでおき、圧力がかかって蒸気が出ると蒸気の力でおもりが揺れて音が鳴る仕組みになっています。

おもり式のメリットは、圧力がかかるとシュッシュという大きな音が出るため、キッチンから離れていても火を止めるタイミングがわかる点です。火を止めるタイミングがわかるため、加熱のしすぎで食材がドロドロに崩れてしまうトラブルを防げます。

デメリットは、圧力の調整ができないモデルを選ぶと、自分で時間を計って火を止めなければならない点です。蒸気口から漏れる蒸気によって部屋に食材のニオイが充満しやすい点も人によっては気になる場合があります。

スプリング式

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スプリング式の圧力鍋は蒸気口にバネが入っており、このバネの力で圧力を調整する仕組みです。圧力がかかると表示ピンが持ち上がり、調理完了を知らせてくれます。

メリットは、おもり式のようなシュッシュと大きな音がしないところです。圧力の調整ができるモデルが多く、煮込みすぎて食材が煮崩れてしまうトラブルも防げます。また、蒸気の放出も少なくニオイ漏れがないのもポイントです。

ただし、スプリング式は表示ピンが上がったかどうかを目で判断する必要があるため、調理中は圧力鍋を見ていないといけないところがデメリット。加熱をしすぎて起こるトラブルを防ぐため、圧力調整ができるモデルを選びましょう。

2.圧力鍋の材質をチェック

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時間を短くしたいなら「アルミ製の圧力鍋」

アルミ製の圧力鍋は圧力がすぐにかかるため、調理を時短できるのがメリットです。アルミは素材が軽いので圧力鍋自体も軽量で扱いやすく、女性やお年寄りにもおすすめ。

デメリットは圧力値がやや低いところです。アルミの金属素材は柔らかいので、あまりに高い圧力をかけることができません。また、ステンレスに比べると保温性が低いので、加熱後の余熱調理には不向きです。

保温性が高く煮込み料理が得意な「ステンレス製の圧力鍋」

ステンレス製の圧力鍋は圧力値が高いので、根菜や肉などの硬い食材の調理に向いています。保温性も高く余熱調理ができるのも魅力。カレーや肉じゃがなどは軽く圧力をかけたら火を止め、そのまま余熱調理をすればあっという間に仕上がるのでガス代や電気代の節約にも期待できます。

デメリットは圧力がかかるまで少し時間がかかるところです。スレンテスは素材自体が重いので、圧力鍋を移動したり洗ったりする際に扱いにくく、人によっては後片付けが負担に感じることがあります。

両方とも追求したいなら「多層式の圧力鍋」

アルミとステンレスを組み合わせた多層式は、素材のメリットを十分に活かした圧力鍋。最近はステンレスでアルミを挟んだ3層構造の圧力鍋が増えています。

加熱をするとすぐに圧力がかかり、保温性が高く余熱調理できるのがメリット。圧力値も高いので硬い食材を短時間で柔らかくでき、ガス代や電気代も節約できます。ステンレスに比べると軽量なので扱いやすいところも魅力。ただし、アルミ製やステンレス製に比べて価格が高いのがデメリットです。

3.圧力鍋の容量をチェック

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圧力鍋にはさまざまなサイズがあるため、家族の人数に合わせて最適なサイズを選ぶ必要があります。圧力鍋は満量まで食材を入れられず、最大でも鍋の3分の2までしか食材が入らないため、サイズ選びの目安は家族の人数に1Lを足した容量が最適。4人家族なら4+1=5で5Lがベストです。多めに料理を作る家庭なら、さらにプラス1Lの大きいモデルを選びましょう。

一人暮らし向け

一人暮らしにおすすめの圧力鍋の容量は2~2.5L程度が最適です。最近は一人暮らしでも圧力鍋を使いたいというニーズが増えているため、各メーカーからさまざまな小型圧力鍋が発売されています。

二人暮らし向け

二人暮らしにおすすめの圧力鍋の容量は3〜4L程度です。共働きで食事を多めに作り置きしておきたい場合は、4L以上の圧力鍋を購入したほうが活用しやすくなります。

3〜4人暮らし向け

3~4人家族なら4~5.5L程度の容量がおすすめ。友人や親戚がよく遊びに来る家庭であれば、6Lの大型モデルを購入しておくと安心です。煮物などを多めに作ってタッパーで保存したい場合も、家族の人数を考えると大きめの圧力鍋を購入しておいたほうが活用の幅が広がります。

4.圧力値をチェック

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圧力鍋の圧力値とはどのくらいの力で圧力をかけられるかを数値にしたもの。メーカーによって表記が異なり、パスカル(Pa)表記と気圧表記があります。パスカル表記なら80~150kPa程度、気圧表記なら1.78~2.48気圧程度が高圧の圧力鍋です。

圧力値が高いほど鍋内部の温度が高くなり、食材がしっかり柔らかくなります。高温になる分だけ加圧時間も短くできるので、時短調理や省エネにも優れているのも魅力です。少し高めと感じるハイスペックモデルでも、ガス代や電気代を節約できればトータルコストが減らせます。

また、圧力鍋のなかには高圧と低圧を切り替えられるモデルがあり、食材に合わせて加圧できるため利便性が高く使いやすいのがポイントです。圧力値をチェックする際には圧力の切り替え機能の有無もよく確認しておきましょう。

5.圧力鍋がIHに対応しているかをチェック

自宅でIHを使用している場合、圧力鍋がIH対応モデルかどうかも必ず確認しましょう。最近の圧力鍋はほとんどがIHに対応していますが、価格の安いモデルはIHに対応していないこともあります。

IH対応でない鍋を使用すると、温度センサーが反応せず高温になり、火災や故障の原因になる恐れがあるため、購入前は必ずチェックするようにしましょう。

圧力鍋のおすすめメーカー・ブランド

ティファール(T-fal)

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フライパンをはじめとする調理器具が人気のティファール。圧力鍋はおもり式の両手鍋が多く、特に取り外し可能なタイマー付きのモデルが人気です。カラーバリエーションも多く見た目がおしゃれなのも魅力。

また、片手でフタの開け閉めとロックがハンドルの上げ下げだけでできるのもポイントです。安全性を重視した圧力鍋なので、初めての方でも安心して購入できます。ティファールの公式サイトには200以上の圧力鍋レシピが掲載されているため、料理のバリエーションを広げる際にも便利です。

パール金属(PEARL METAL)

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社名のとおり金属製品を多数扱うパール金属は、キッチン・リビング用品を中心に展開しているメーカーです。また、アウトドアで使用されるレジャー用品、パーティ用品、ファンシー用品など、幅広い分野に取り組んでいます。

圧力鍋は、片手鍋の「クイックエコ」シリーズが大人気です。サイズのバリエーションも2.5〜5.5Lと豊富。機能性が高くリーズナブルなため、価格重視の方におすすめです。

ワンダーシェフ(Wonderchef)

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「キッチンに立つ全ての人をシェフに」というコンセプトのもとに圧力鍋を製造しているワンダーシェフ。家庭用だけでなく業務用の大型圧力鍋も取り扱っているメーカーです。軽量モデルや、日本最高クラスの圧力をもつハイクラス圧力鍋が人気を集めています。

圧力鍋はおもり式が多く、サイズのバリエーションが豊富なのが特徴。圧力鍋にセットできる網目のバスケットやガラスフタなどのオプションも多いため、1台あればさまざまな料理を手軽に楽しめます。

フィスラー(Fissler)

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ドイツ発のフィスラーは高級調理器具のトップブランド。世界70カ国以上で圧力鍋やフライパンを取り扱っているメーカーです。圧力鍋はスプリング式の片手で使える「プレミアムプラス」と「コンフォートプラス」の2シリーズをラインナップしています。

プレミアムプラスは圧力設定と圧力をかけずに調理ができるスチーム機能が特徴。高圧と低圧の2段階設定を使ってさまざまな食材の調理ができるだけでなく、スチーム機能でプリンなども作れます。圧力表示も見やすく初心者の方でも安心して扱えるところも魅力。ドイツらしい重厚でシンプルなデザインも人気です。

圧力鍋のおすすめモデル

ティファール(T-fal) 圧力鍋 クリプソ ミニット デュオ P4605136

ティファール(T-fal) 圧力鍋 クリプソ ミニット デュオ P4605136

チタンコーティングが施されており、こびりつきにくい圧力鍋。熱伝導性に優れたアルミ素材を採用しているのが特徴で、食材に熱を素早く伝えられます。65kPaの加圧調理により、通常の鍋よりも短い時間で料理を作れるのが魅力です。

調理モードが「圧力なべ」と「なべ」の2種類用意されており、作りたい料理に合わせて切り替えられるのもポイント。上部のハンドルを上げ下げするだけでラクにフタを開けられますが、圧力中は開かない安全設計が採用されているため安心して使えます。

ティファール(T-fal) 圧力鍋 セキュア ネオ P2534045

ティファール(T-fal) 圧力鍋 セキュア ネオ P2534045

圧力のかかり方を高圧と低圧の2パターンに切り替えられる便利な圧力鍋。食材を蒸すときに使える中かごも付属しているため、この圧力鍋ひとつでさまざまな料理が作れます。

取っ手に安全ロックピンが付いており、指で引けばフタを開けることが可能。閉めるときは指を離せば自動でロックされるため、安全設計ながらラクに操作できます。容量は3Lなので、二人暮らしなど少人数分の料理が作れる圧力鍋を探している方におすすめです。

パール金属(PEARL METAL) 圧力鍋 クイックエコ H-5040

パール金属(PEARL METAL) 圧力鍋 クイックエコ H-5040

ステンレス鋼+アルミニウム+ステンレス鋼の3層底を採用している圧力鍋。これにより、保温性の高さを実現しているのが魅力です。こびりつきにくいのも特徴で、ラクにお手入れができます。圧力を100kPaと60kPaの2段階で切り替えられるため、作りたい料理によって使い分けられるのがポイントです。

ぶり大根や豚の角煮など、新宿調理師専門学校が監修しているレシピも付属するので、初めて圧力鍋に挑戦する方でも安心して料理ができます。

パール金属(PEARL METAL) 圧力鍋 節約クック H-5434

パール金属(PEARL METAL) 圧力鍋 節約クック H-5434

一人暮らしに最適な2.5Lをはじめ、3.5L・4.5L・5.5Lと容量のバリエーションが豊富な圧力鍋。ガスコンロはもちろん、IHやシーズヒーター など全ての熱源に対応しているため、環境を選ばずに料理が楽しめます。比較的軽量で扱いやすいのも特徴です。

圧力は100kPaと60kPaに切り替えが可能で、熱が通りにくい食材の場合は高圧、煮崩れが起きやすい食材の場合は低圧と便利に使い分けられます。

ワンダーシェフ(Wonderchef) 圧力鍋 魔法のクイック料理 AQDA55GRY

ワンダーシェフ(Wonderchef) 圧力鍋 魔法のクイック料理 AQDA55GRY

140kPaの高圧力で調理時間をしっかり短縮できる圧力鍋。圧力が上がりすぎてしまうのを防ぐノズルフィルターや、フタを開けるときに余分な圧力を抜いてくれるスライド式装置などさまざまな機能を備えているため、圧力鍋を初めて使う方でも安心して料理ができます。

底はステンレスとアルミを組み合わせた3層構造が採用されており、熱を均一に伝えられるのが魅力。掃除用のピンが付いているため、お手入れもラクに行えます。

ワンダーシェフ(Wonderchef) プロミドル 両手圧力鍋 NMDA10 610232

ワンダーシェフ(Wonderchef) プロミドル 両手圧力鍋 NMDA10 610232

本体の全面に3層構造を採用している圧力鍋。これにより、熱を素早く均一に伝えられます。容量が10Lと非常に大きいため、大量の料理を一度に作りたいときにおすすめ。白米であれば約1升が炊けます。取っ手がスマートな両手タイプで、使った後に収納しやすいのも魅力です。

フィスラー(Fissler) 圧力鍋 ビタクイックモノ プラス 90-04-00-900

フィスラー(Fissler) 圧力鍋 ビタクイックモノ プラス 90-04-00-900

スプリング式で蒸気がほとんど出ないため、静かに調理ができる圧力鍋。熱伝導性に優れた3層構造を採用しているので、食材に熱をしっかりと加えられます。火力によって低圧と高圧の調節が可能なのもポイント。容量は4.5Lと6Lの2種類が用意されているため、作りたい料理の量や用途に応じて選べます。

ヴェーエムエフ(WMF) パーフェクトS 圧力鍋 W0792626349

ヴェーエムエフ(WMF) パーフェクトS 圧力鍋 W0792626349

質の高いステンレス素材を採用しており、錆びに強い圧力鍋です。耐久性にも優れているため、長く使い続けられます。3層構造で熱を均一に加えられるのも特徴です。フタに付いているハンドルはワンタッチで着脱ができるため、水洗いがしやすくラクにお手入れできます。

熱くなりすぎた場合、自動で圧力を下げる安全機能が搭載されているので、安心して使用が可能です。また、圧力をかけているときの音が静かなのも魅力のひとつ。デザインもスタイリッシュなので、機能のみならず見た目も重視したいという方はぜひチェックしてみてください。

ラゴスティーナ(Lagostina) 圧力鍋 ドミナ・カーサミア 012014010205

ラゴスティーナ(Lagostina) 圧力鍋 ドミナ・カーサミア 012014010205

内側から密閉する「落としぶた式」を採用した圧力鍋。これによりフタが軽くても圧力をかけられるほか、フタをホールドさせておく部品なども必要ないため、軽量で扱いやすいのが魅力です。圧力調整装置や安全弁などが搭載されている安全設計なので、安心して加圧調理ができます。

81種類のレシピに加えてスチームバスケットも付属するため、さまざまなバリエーションの料理を作りたい方におすすめです。

ドウシシャ(DOSHISHA) ルミナスプラス DPKA5.5D

ドウシシャ(DOSHISHA) ルミナスプラス DPKA5.5D

圧力鍋ではあまり見かけない内面フッ素コーティングを採用している製品。これにより、炒め物をしたりカレーを作ったりしてもこびりつきにくいため、ラクにお手入れができます。

ガスコンロやIHコンロのほか、シーズヒーターやハロゲンヒーターなど全ての熱源に対応しているのが魅力。圧力を2段階で調節できるため、料理によって使い分けられるのもポイントです。

ヘイワ 圧力鍋 PC-60A

ヘイワ 圧力鍋 PC-60A

厚みがあるアルミ素材を採用しており、保温性に優れている圧力鍋。熱をムラなく均一に伝えられるのも特徴です。フタの開け閉めがしやすいスライド式を採用していますが、加圧中は開かない設計なので安全に使えます。付属している重りで高圧と低圧を切り替えられるため、料理のバリエーションが広がるのも魅力です。

北陸アルミニウム EGGFORM 圧力鍋 EFC-P30LG

北陸アルミニウム EGGFORM 圧力鍋 EFC-P30LG

企画・開発・製造を日本国内で行なっている国産製品。全体に熱が広がるアルミキャスト素材を採用しているのが特徴で、食材の芯までしっかりと熱を加えられます。肉や魚などの料理はもちろん、白米を炊く際にもっちりと仕上げられるのもポイント。さまざまな料理に使えるおすすめの圧力鍋です。