「圧力鍋」は時短調理を可能にする優秀な調理器具。硬い根菜や魚の骨を柔らかく調理できるため、1台持っていると重宝します。

また、圧力鍋があれば料理のレパートリーが広がるのも魅力です。そこで今回は、おすすめの圧力鍋をブランド別にご紹介します。

圧力鍋とは?

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圧力鍋は、鍋の内部に圧力をかけることで100℃以上の高温調理ができる調理機器です。普通の鍋では何十分も加熱しないと柔らかくならない食材でも数分で柔らかくできるので、時短調理ができます。特に硬い材料を使う調理に向いているため、1台持っていると便利です。

圧力鍋が得意とするのが煮込み料理。長時間煮込まないとなかなか柔らかくならない豚の角煮や牛すじ煮込みなどに最適です。また、魚は骨まで食べられるほど柔らかくなるので、食材を丸ごと楽しめます。さらに、ご飯も炊けるのもポイント。釜で炊いたような味わいを楽しめるため、ご飯の食感や香りにこだわる方にもおすすめです。

圧力鍋の選び方

圧力値をチェック

高圧

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圧力鍋は圧力値が高いほど鍋の温度が高くなるため、短い時間で調理が可能。「高圧」は80~90kPa以上のタイプで、もっとも一般的な圧力レベルです。かたまり肉や魚の骨、玄米などの硬い食材をやわらかくするのに適しています。特に野菜は、高圧で調理すると甘さを引き立たせられるのでおすすめです。

ただ、高圧で調理するとやわらかい素材は煮崩れしやすくなるため注意しましょう。また、お米を高圧で調理するとアルファ化(のり化)してもちもちになりすぎることがあるので注意が必要です。

低圧

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50~70kPaほどで高圧ほど鍋の温度が高くならない「低圧」は、普通の鍋で調理するような感覚で使える圧力鍋です。微妙な調整ができるため、やわらかい食材を調理する際に適しています。火の通りやすい野菜などは、高圧で調理するより煮崩れしにくく栄養素も壊しにくい傾向にあるのでおすすめです。

低圧の圧力鍋は、白米を炊けばふっくらとおいしく炊けるほか、野菜を蒸したり茶碗蒸しを作ったりする際にも向いています。また、高圧と低圧を切替えられる圧力鍋なら、それぞれのメリットを持ちあわせているので便利です。

超高圧

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高圧よりさらに圧力値が高いのが「超高圧」です。温度は約125℃まで達し、加圧する時間も極めて短く済みます。

たとえば、通常時間のかかる豚の角煮は20分ほどで作ることが可能です。なお、やわらかく煮崩れしやすい食材の調理には向かないので注意しましょう。

種類をチェック

おもり式

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おもり式の圧力鍋は蒸気口に金属製のおもりをのせて穴を塞いでおき、圧力がかかって蒸気が出ることによって蒸気の力でおもりが揺れて音が鳴る仕組みになっています。

おもり式のメリットは、圧力がかかるとシュッシュという大きな音が出るため、キッチンから離れていても火を止めるタイミングがわかる点です。火を止めるタイミングがわかりやすいので、加熱のしすぎで食材がドロドロに崩れてしまうトラブルを防げます。

デメリットは、圧力の調整ができないモデルを選ぶと、自分で時間を計って火を止めなければならない点です。蒸気口から漏れる蒸気によって部屋に食材のニオイが充満しやすい点も人によっては気になる場合があるので注意しましょう。

スプリング式

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スプリング式の圧力鍋は蒸気口に内蔵されたバネの力で圧力を調整する仕組みです。圧力がかかると表示ピンが持ち上がり、調理完了を知らせてくれます。

メリットは、おもり式のようなシュッシュと大きな音がしないところです。圧力の調整ができるモデルが多く、煮込みすぎて食材が煮崩れてしまうトラブルも防げます。また、蒸気の放出も少なくニオイ漏れがないのもポイントです。

ただし、スプリング式は表示ピンが上がったかどうかを目で判断する必要があるため、調理中は圧力鍋を見ていないといけないところがデメリット。加熱しすぎることによって起きるトラブルを防ぐためにも、なるべく圧力調整ができるモデルを選びましょう。

圧力鍋の材質をチェック

時間を短くしたいなら「アルミ製の圧力鍋」

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アルミ製の圧力鍋は圧力がすぐにかかるため、時短調理できるのがメリットです。アルミ素材を用いているので圧力鍋自体も軽量で扱いやすい傾向があり、女性やお年寄りにもおすすめ。

デメリットは圧力値がやや低いところです。アルミの金属素材は柔らかいので、あまり高い圧力をかけることができません。また、ステンレスに比べると保温性が低いので、加熱後の余熱調理には不向きなので注意が必要です。

保温性が高く煮込み料理が得意な「ステンレス製の圧力鍋」

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ステンレス製の圧力鍋は圧力値が高いので、根菜や肉などの硬い食材の調理に向いています。保温性も高く余熱調理ができるのも魅力。カレーや肉じゃがなどは軽く圧力をかけたら火を止め、そのまま余熱調理をすればあっという間に仕上がるのでガス代や電気代の節約も期待できます。

デメリットは圧力がかかるまで少し時間がかかるところです。スレンテスは素材自体が重いので、圧力鍋を移動したり洗ったりする際に扱いにくく、人によっては後片付けが負担に感じることがあるので注意しましょう。

両方とも追求したいなら「多層式の圧力鍋」

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アルミとステンレスを組み合わせた多層式は、素材のメリットを十分に活かした圧力鍋です。多層式の圧力鍋は、加熱をするとすぐに圧力がかかるほか、保温性が高いので余熱調理も可能なのがメリット。圧力値も高いので硬い食材を短時間で柔らかくでき、ガス代や電気代も節約できます。

ステンレスに比べると軽量なので扱いやすいところも魅力。ただし、アルミ製やステンレス製に比べて価格が高いのでコスパを求める方は注意しましょう。

圧力鍋の容量をチェック

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圧力鍋を選ぶ際には、家族構成や調理するメニューによって最適な容量をあらかじめ把握しておきましょう。

目安は「家族の人数×1L」です。一人暮らしであれば2L程度、2~4人くらいの家庭であれば3~5.5L程度のモデルから選ぶことをおすすめします。

また、容量に悩んだ場合は、少し大きめのものを選びましょう。使用してみたら思ったより作れる量が少なかったり、多めに作って保存しておきたかったりと、大きめのほうがなにかと役立ちます。

なお、圧力鍋に入れられる食材の量は、鍋の大きさの最大3分2ほどです。実際の容量よりも少なめになることも踏まえて最適な容量を選びましょう。

圧力鍋がIHに対応しているかをチェック

自宅でIHを使用している場合、圧力鍋がIH対応モデルかどうかも要チェック。最近の圧力鍋はほとんどのモデルでIHに対応していますが、価格の安いモデルはIHに対応していないこともあります。

IH対応でない鍋を使用すると、温度センサーが反応せず高温になり、火災や故障の原因になる恐れがあるので要注意。IH式のコンロを使用している方は、購入前に必ずチェックするようにしましょう。

圧力鍋のおすすめメーカー・ブランド

ティファール(T-fal)

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フライパンをはじめとする調理器具が人気のティファール。圧力鍋はおもり式の両手鍋が多く、特に取り外し可能なタイマー付きのモデルが人気を博しています。カラーバリエーションも多く、見た目がおしゃれなのも魅力です。

また、片手でフタの開け閉め、ハンドルの上げ下げだけでロックができるのもポイント。安全性を重視した圧力鍋なので、初めての方でも安心して購入できます。

ちなみに、ティファールの公式サイトには200以上の圧力鍋レシピが掲載されているため、料理のバリエーションを広げる際にも便利です。

パール金属(PEARL METAL)

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社名のとおり金属製品を多数扱うパール金属は、キッチン・リビング用品を中心に展開しているメーカーです。アウトドアで使用されるレジャー用品のほか、パーティ用品やファンシー用品など、幅広い分野に取り組んでいます。

圧力鍋は、片手鍋の「クイックエコ」シリーズが大人気です。サイズのバリエーションも2.5〜5.5Lと豊富。機能性が高くリーズナブルなので、価格重視の方におすすめです。

ワンダーシェフ(Wonderchef)

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「キッチンに立つ全ての人をシェフに」というコンセプトのもとに圧力鍋を製造しているワンダーシェフ。家庭用だけでなく業務用の大型圧力鍋も取り扱っているメーカーです。軽量モデルや、日本最高クラスの圧力をもつハイクラス圧力鍋が人気を集めています。

圧力鍋はおもり式が多く、サイズのバリエーションが豊富なのが特徴。圧力鍋にセットできる網目のバスケットやガラスフタなどのオプションも多いため、1台あればさまざまな料理を手軽に楽しめます。

フィスラー(Fissler)

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ドイツ発のフィスラーは高級調理器具のトップクラスブランド。世界70カ国以上で圧力鍋やフライパンを取り扱っているメーカーです。圧力鍋はスプリング式の片手で使える「プレミアムプラス」と「コンフォートプラス」の2シリーズをラインナップしています。

プレミアムプラスは圧力設定と圧力をかけずに調理ができるスチーム機能が特徴です。高圧と低圧の2段階設定を使ってさまざまな食材の調理ができるだけでなく、スチーム機能でプリンなども作れます。また、圧力表示も見やすく初心者の方でも安心して扱えるところも魅力。重厚でシンプルなデザインも人気です。

圧力鍋のおすすめモデル

ティファール(T-fal) クリプソ ミニット パーフェクト 4.5L


世界的に人気の調理器具メーカー「ティファール」の2~4人用の4.5L圧力鍋。ハンドルを片手で上げ下げするだけで簡単にロックや解除、フタの開閉が同時にできるので便利です。

火加減のタイミングがわかりやすいタイマーを搭載されているのもポイント。火を弱める、止めるなどのタイミングがわかりやすいため、初めて圧力鍋を使用する人におすすめします。

ガスはもちろんIH調理器・電気コンロ・セラミックヒーター・ハロゲンヒーターなど、あらゆる熱源に対応しているのも魅力です。

また、「安全ロックピン」の採用によりフタがしっかりと閉まっていないと圧力がかからないので、安心して使用できます。

ティファール(T-fal) 圧力鍋 クリプソ ミニット デュオ P4605136


普通の鍋としても使える圧力鍋です。フタについているセレクターを回すだけで簡単に切り換えられます。素材は、圧力がかけやすい軽量なアルミニウム。ティファール独自のチタンコーティングが施されており、こびりつきにくく油汚れも落ちやすいのでお手入れも簡単です。

フタの開け閉めがしやすいのもポイント。ハンドルを軽く上げ下げするだけで、簡単に開け閉めが可能です。IH調理器具や直火にも対応しているので、安心して使用できます。

ティファール(T-fal) 圧力鍋 セキュア ネオ P2534045


高圧と低圧、2パターンで圧力のかけ具合を調整できるおもり式の圧力鍋。容量は3Lと、一人暮らしや二人暮らしの方に最適です。取っ手部に「安全ロックピン」を装備しているのも特徴。指で引くだけでフタを開けられ、指を離せば自動でロックするので安全に操作できます。

食材を蒸す際に使用する「中かご」も付属しているため、さまざまなメニューが楽しめるおすすめモデルです。

ワンダーシェフ(Wonderchef) あなたと私の圧力魔法鍋 両手 5.5L ZADA55


リーズナブルかつ安全性の高い製品が人気のワンダーシェフの圧力鍋です。容量は5.5Lと、4人以上の大人数家族にも対応できる大きさです。

圧力値は140kPaの超高圧。調理温度は約126℃にまで達するので、かたまり肉や魚の骨など硬い食材も驚くほど短時間でやわらかくなります。

たとえば、肉じゃがの加圧時間はたったの30秒。普通の鍋と比べて3分の1から5分の1程度の調理時間なので、時間を節約したい忙しい人におすすめしたい圧力鍋です。

なお、超圧力のみでしか調理できないことから、柔らかい食材や蒸し料理には適さないので注意してください。

ワンダーシェフ(Wonderchef) プロミドル 両手圧力鍋 NMDA10 610232


業務用としても最適なサイズ感の両手圧力鍋です。サイズは36×26×30cmで縦長なフォルムが特徴。容量は10Lと、白米を最大で1升も炊ける大型モデルです。

最大の特徴は、アルミニウムをステンレスで挟み込んだ3層構造を採用していること。熱伝導率に優れており、すばやく均一に熱を鍋全体に伝えられます。

圧力値は98kPa。200VのIH調理器具にも対応しています。そのほか、両手タイプの取っ手は邪魔にならない大きさなので、収納しやすいのもポイント。大家族やイベント時など、大容量の圧力鍋を探している方におすすめのモデルです。

ワンダーシェフ(Wonderchef) オースプラス 両手圧力鍋 3.5L

ドイツ生まれのスタイリッシュでおしゃれなデザインが印象的なおもり式圧力鍋。容量は3.5Lで、2~4人程度での使用に適しています。開閉はプッシュボタンを押すだけの簡単操作。360°、どの部分からでもフタを閉じられるので便利です。

圧力値は超高圧の140kPa。調理温度は126℃にまで達するので、本格的な料理もあっという間のスピーディーな調理ができます。電気代やガス代を節約することができるので、家計にもやさしいおすすめモデルです。

パール金属 クイックエコ 3層底切り替え式圧力鍋 5.5L


低価格ながらも、造りがしっかりしたスプリング式圧力鍋です。熱伝導率に優れたアルミニウムをステンレスで挟み込んだ厚底3層構造を採用。焦げ付きにくく、食材の芯までしっかりと熱を通せます。

圧力値は高圧100kPaと低圧60kPaを2段階で切り換え可能。野菜など煮崩れしやすい食材から、肉のかたまりや魚の骨などの硬いものまでさまざまな調理に対応できます。

ガスコンロはもちろん、IH調理器具・ハロゲンヒーター・シーズヒーターなどにも対応しているので、対応熱源を気にせず使用できるおすすめモデルです。

パール金属(PEARL METAL) 圧力鍋 節約クック H-5434


容量2.5Lの圧力鍋。重さは約1.74㎏と軽量で扱いやすく、一人暮らしや二人暮らしにおすすめのモデルです。圧力値は60kPaの低圧と100kPaの高圧が選べる2段階切り換え式を採用しています。

煮崩れしやすい食材は低圧、分厚い肉や魚など火の通りにくい食材は高圧と適時切り換えて使用すれば、調理時間が短縮できガス代も節約可能です。

もっとも容量の小さい2.5Lをはじめとして、3.5・4.5・5.5Lと豊富なラインナップもポイント。家族構成や使用シチュエーションを考慮して最適な大きさが選べます。

アサヒ軽金属 ゼロ活力なべ


世界最高クラスの圧力値を誇る高圧タイプの圧力鍋。容量は3.0Lで、カレーなら約6皿分です。一般的な高圧の圧力鍋より10℃ほど高い128℃まで温度が上昇するため、トロトロの豚の角煮をわずか20分で作れます。

また、カレーを作る際は、圧力がかかった瞬間に火を消して放置しておけばよいため、加圧時間は実質0分。驚異的な時短調理が実現可能です。高圧・低圧それぞれで用いる重りが用意されており、フタの突起部分に差し込むだけで切り換えができます。ダイヤル式と異なり設定を間違えることがないので、圧力鍋をはじめて使う初心者にも操作しやすいおすすめモデルです。

フィスラー(Fissler) ビタクイック プラス 3.5L


ドイツの高級調理器具ブランド「フィスラー」のシンプルかつ高機能の圧力鍋です。音の静かなスプリング式を採用したモデルで、加圧中の音や蒸気などが気になりにくいのもポイント。弁の圧力調整装置を搭載していたり、正しくフタがロックされない限り加圧しなかったりと、高い安全性を備えているのが特徴です。

ロックはフタの取っ手部に表示する色で判断できるため、わかりやすいのもポイント。蒸し器と三脚が付属しており、1台で2品まとめて調理できるおすすめモデルです。

ヴェーエムエフ(WMF) パーフェクトプラス 圧力鍋4.5L W0793126040


ヴェーエムエフはドイツの老舗調理器具メーカー。圧力鍋は1927年の発売以来絶大な人気を誇っています。シンプルかつスタイリッシュな無駄のないデザインが特徴。機能性にも優れており、調理中の音がまったく気にならないスブリング式を採用しています。

最大の特徴はワンタッチで着脱できるヴェーエムエフ独自開発のハンドル。お手入れが簡単にできるので、常に清潔に使いたい方におすすめです。容量は4.5Lで2~4人程度での使用に最適。低圧約110℃と高圧約119℃の2段階切り換えで、低圧と高圧の調整がわかりやすい圧力ピンを採用しています。

ラゴスティーナ(Lagostina) 圧力鍋 ドミナ・カーサミア 012014010205


イタリアの調理器具メーカー「ラゴスティーナ」の圧力鍋。デザイン性と機能性を兼ね備えた製品は世界中で人気があります。当モデルの特徴が内側から密閉する「落としぶた式」を採用していること。フタが軽くても圧力をかけられるので扱いやすく、フタをホールドする部品もないため軽量です。

また、圧力調整装置や圧力弁などを搭載しているのもポイント。安全性にも優れているので、圧力鍋を使い慣れない方におすすめです。

シリット(Silit) 圧力鍋2.5L ブラック S8222250014

ドイツの調理器具メーカー「シリット」のベーシックタイプの圧力鍋です。最大の特徴は独自比率で調合している「シラルガン」を素材に採用していること。キズやひび割れに強く、酸やアルカリの影響も受けにくいため、圧倒的な耐久性を実現しています。

また、スプリング式タイプでさまざまな調理メニューに対応する高圧・低圧の2段階切り換え式なのもポイント。圧力表示ピンに表示される2本の白いラインによって加圧状態を容易に確認できます。