普通のテレビでゲームをプレイしていると、製品によっては「遅延が発生する」「操作がしづらい」など、ストレスを感じることもあります。そんなときはゲームに特化したテレビがあると便利。従来のテレビと違ってゲームが快適に楽しめるよう設計されているので、ストレスなく快適にゲームが楽しめます。

そこで今回は、2万円前後で買えるコストパフォーマンスに優れたモノから、最新の映像処理技術を搭載したハイスペックなモノまで、ゲームに最適なテレビを厳選して紹介します。

ゲーム向けテレビの選び方

テレビの種類をチェック

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テレビには大きく分けて「液晶テレビ」「有機ELテレビ」の2種類があります。ゲームのジャンルやプレイする場所などによってチェックする製品が大きく変わってくるので、ゲーム向けテレビを選ぶ際には最初にテレビの種類をしっかりと確認しましょう。

液晶テレビ

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液晶テレビは、バックライト・液晶・カラーフィルターから構成される「液晶パネル」を使って色を制御します。太陽の光や照明などによる画面の映り込みが少ないので、リビングから寝室までいろいろな場所でゲームが楽しめます。また、安価な製品が多くコストパフォーマンスにも優れているので、価格重視でゲーム向けテレビを選びたい方にもおすすめです。

ただし、液晶テレビは構造上黒い部分が白っぽく見えてしまう「黒浮き」が発生してしまうので、暗所が多いホラーゲームなどにはあまり向いていません。映像を表示するまでに少し時間が掛かるのもデメリットなので、FPSやレースゲームなど動きの激しいゲームをプレイする方は注意が必要です。

有機ELテレビ

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有機ELテレビは、一つひとつが発光する「有機EL素子」を使って色を制御します。液晶テレビよりもコントラスト比が高く色鮮やかな映像が楽しめるため、高画質でゲームを楽しみたい方におすすめです。

応答速度が早く動きの速い映像もキレイに表現できるので、FPSやレースゲームなど機敏なプレイが要求されるゲームもストレスなく快適に楽しめます。

一方で、有機ELテレビはサイズが小さいモノでも55インチ前後とかなり大きいので、狭い部屋でゲームをプレイするには向いていません。また、安いモノでも20万円前後と高価なため、コストパフォーマンスを重視する方にも不向き。あくまでも価格より画質や応答速度などパフォーマンスを重視する方におすすめです。

画面サイズをチェック

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ひと口にゲーム向けテレビと言っても、画面が小さく見やすい20インチ台から、迫力のある映像が楽しめる40インチ超まで、さまざまな画面サイズがあります。ゲーム向けテレビを選ぶ際には、画面のサイズ選びも重要なポイントのひとつです。

24~27インチ

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24~27インチは、ゲーム向けテレビの中でも比較的小さなモデルです。サイズがコンパクトで設置場所を取らないので、寝室や子供部屋のような狭い部屋でもストレスなく快適にゲームが楽しめます。

また、テレビの画面が小さいと「全体を把握しやすい」「目が疲れにくい」と言った利点もあるので、FPSのような動きの激しいゲームを楽しみたい方や、長時間ゲームを楽しみたい方にもおすすめです。

ただし、画面サイズが27インチ以下のモノでは、映像の迫力不足や画面分割時に見にくくなるなどのデメリットがあるので、ゲームを迫力ある映像で楽しみたい方や、家族や友人など複数人でゲームを楽しみたい方には向いていません。

32~37インチ

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32~37インチは、新聞紙を横に広げた大きさとほとんど同じ画面サイズです。小さすぎず大きすぎない適度なサイズなので、子供部屋や寝室のような狭い部屋から、リビングやワンルームのような広めの部屋まで、さまざまな場所でゲームが楽しめます。

画面サイズが大きいと価格も高くなるイメージがありますが、機能やデザインにあまりこだわらなければ2万円弱で買える製品もあるので、コストパフォーマンスを重視する方にもおすすめです。

画面サイズが32インチ以上になると、最低でも1.2m程度の視聴距離が必要になるので、PS4やニンテンドースイッチのようなコンシューマーゲームを楽しみたい方におすすめです。

42インチ以上

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迫力のある映像でゲームを楽しみたいなら42インチ以上がおすすめ。画面のサイズが大きいので、まるで自分がゲームの世界にいるような臨場感溢れる映像が楽しめます。

画面が大きいと複数人でゲームを楽しむのにも向いているので、家族や友人と一緒にゲームを楽しみたい方にもおすすめ。映像のきめ細やかさを表す「解像度」が高く、キレイな映像でゲームが楽しめるのも大きなポイントです。

ただし、画面のサイズが42インチを超えると価格や設置場所の制限など欠点もあるので、コストパフォーマンスを重視する方や、狭い部屋でゲームを楽しみたい方には向いていません。また、画面の小さなテレビよりも視線を多く動かす必要があるので、長時間ゲームを楽しみたい方にも不向きです。

解像度をチェック

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解像度とは、画面の中にどれだけ多くの正方形の点(ドット)が並んでいるかを示す数値です。テレビの解像度は「横のドット数×縦のドット数」で表されており、基本的にはその値が高ければ高いほどキレイな映像が楽しめます。高画質でゲームを楽しみたいなら解像度も重要なポイントなので、こちらもしっかりと確認しましょう。

HD(1366×768ドット)

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HD(1366×768ドット)は、27インチ以下の小型テレビで多く採用されている解像度です。製品の価格が安くコストパフォーマンスに優れているので、価格重視でゲーム向けテレビを選びたい方におすすめです。

ただし、解像度に関してはそれほど高くはないので、キレイな映像でゲームを楽しみたい方には向いていません。また、画面のサイズが32インチを超えると、HDでは映像が荒く表示されるので、画面の大きなテレビを選ぶ際には注意が必要です。

フルHD(1920×1080ドット)

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フルHD(1920×1080ドット)は、32インチ以上の中型テレビで多く採用されている解像度です。ドットの数が多く映像がキレイに見えるので、高画質でゲームを楽しみたい方におすすめ。価格の安い製品も充実しているので、コストパフォーマンスを重視する方にもおすすめです。

ちなみに、フルHDは画面サイズが小さいと細かな文字や描写が見にくく、大きすぎると映像が荒く表示されるので、フルHDを選ぶなら画面サイズは「32~47インチ」を目安に選ぶとよいでしょう。

4K(3840×2160ドット)

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4K(3840×2160ドット)は、一部の40インチ以上ある大型テレビで採用されている解像度です。フルHDよりもドットの数がさらに多く、髪の毛や肌の質感といった細かなディテールまでくっきりと表現できます。

美しい明暗差や自然界に近い鮮やかな色合いは4Kならではの魅力なので、ワンランク上の映像でゲームを楽しみたい方におすすめです。

一方で、4Kに対応したテレビは価格が高いので、コストパフォーマンスを重視する方には向いていません。また、4Kコンテンツ以外を表示すると、画面全体がぼやけて画質が劣化することもあるので、選ぶ際にはゲームが4Kに対応しているのかもしっかりと確認しましょう。

遅延の少なさをチェック

ゲーム向けテレビを選ぶ際には、遅延の少なさが重要。基本的にテレビの遅延は「応答速度」「表示遅延」の性能によって大きく変わってくるので、ゲームを快適に楽しみたい方はこれらのポイントをしっかりと押さえておきましょう。

応答速度

基本的にテレビは自己発光ができないので、動きの速い映像を表示するとわずかながら残像が発生してしまいます。そこで重要になってくるのが応答速度です。応答速度とは、画面上のドットが他の色へと変化するまでの時間のことで、応答速度が短ければ動きの速いゲームも残像が軽減され滑らかに表示されます。

選び方の目安として、ロールプレイングやシミュレーションゲームのような動きの穏やかなゲームを楽しむなら「5~20フレーム(0.33~0.08秒)」、アクションゲームやスポーツゲームのような動きの激しいゲームを楽しむなら「0.2~0.05フレーム(0.0025~0.00083秒)」の応答速度を参考に選ぶとよいでしょう。

表示遅延

表示遅延とは、入力信号を受けてから画面に反映されるまで時間のことを指します。動きの穏やかなゲームを楽しむ場合はあまり気にする必要はありませんが、FPSやレースゲームのような動きの激しいゲームをプレイする際は重要な性能です。

表示遅延が短いテレビはさまざまですが、中でもソニーの「ブラビア(BRAVIA)」・東芝の「レグザ(REGZA)」はゲーム向けに表示遅延が最適化されているので、より快適にゲームを楽しみたい方におすすめです。

ちなみに、最近では意図的に画質を落として表示遅延を最小限に抑える「ゲームモード」を搭載した製品もあるので、FPSや格闘ゲームのようなコンマ数秒を争うゲームをプレイする方は、ゲームモードの有無も合わせてチェックするとよいでしょう。

ゲーム向けテレビの人気メーカー

ソニー(SONY)

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ソニーは日本を代表する総合電機メーカーです。寝室や子供部屋に最適な小型テレビから、画面サイズが100インチを超える大型テレビまで、さまざまな種類のテレビを取り扱っています。

他メーカーの製品と比べると価格は若干高めですが、テレビに関しては世界でもトップクラスの技術力を持っているので、機能性や品質にこだわりたい方におすすめです。

東芝(TOSHIBA)

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東芝は1875年に創立された大手総合電機メーカー。地上デジタル放送をまるごと録画できる「タイムシフトマシン」や、迫力ある重低音が楽しめる「バズーカオーディオシステム」といった他メーカーにはない独自機能が魅力です。

新しいモデルの中には、映像処理の遅延時間を大幅に短縮する「ゲームダイレクト機能」を標準搭載しているモノもあるので、FPSやアクションゲームのような動きの激しいゲームを楽しみたい方にもおすすめです。

LGエレクトロニクス(LG Electronics)

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LGエレクトロニクスは1958年に設立した韓国の世界的家電メーカーです。最新の「OLED」を採用した有機ELテレビから、コストパフォーマンスに優れた安価なテレビまで、さまざまな製品をリリースしています。

特に有機ELテレビの技術力が高く、コントラストの美しさでは業界トップクラスなので、キレイな映像でゲームを楽しみたい方におすすめです。

ゲーム向けテレビのおすすめモデル

東芝(TOSHIBA) REGZA 32S21 32インチ

東芝が販売するこの製品は、画像処理の遅延時間を約0.83msecに短縮する「瞬速ゲームダイレクト」が付いているので、FPSやアクションゲームのようなボタンを押すタイミングが重要なゲームもストレスなく快適に楽しめます。

いつでもゲームのジャンルに適した映像で楽しめる「オートモード」や、臨場感溢れるサウンドが楽しめる「クリアダイレクトスピーカー」など、オプション機能が充実しているのも大きな特徴。これだけ高性能なゲーム向けテレビにも関わらず、3万円弱で購入できるのでコストパフォーマンスを重視する方にもおすすめです。

ソニー(SONY) BRAVIA KJ-32W730E 32インチ

本製品は、画像処理で発生する映像遅延を大幅に短縮する技術を採用しているので、ゲーム中の遅延をわずか0.1フレーム(0.0016秒)まで短縮できます。遅延のほとんどないダイレクトなプレイ感が楽しめるので、レーシングゲームやリズムアクションゲームのような機敏なプレイが要求されるゲームもサクサク快適に楽しめます。

映像処理エンジンには、データベースを参照してゲームに最適化した超解像処理を行う「X-Reality PRO」、液晶パネルにはあらゆる映像を高画質に表示する「フルHDパネル」を採用することで、キレイな映像でゲームが楽しめるのもポイント。

東芝(TOSHIBA) REGZA 24S12 24インチ

コンパクトなゲーム向けテレビなら本製品がおすすめ。画面サイズは24インチと小さめなので、寝室や子供部屋のような狭い部屋でもストレスなく快適にゲームが楽しめます。

コンパクトながら、残像を低減する「レグザエンジンファイン」や、コントラストのある立体表現が可能な「質感リアライザー」、コンテンツに合わせて映像処理を最適化する「映像モード(ゲーム・映画)」を搭載しているので、ゲーム向けテレビの機能性を重視する方にもおすすめです。

オリオン電機 RN-32SF10 32インチ

本製品は、2万円弱の低価格テレビにも関わらず、色鮮やかな映像が楽しめる「LEDバックライトモジュール」や、迫力のあるサウンドが楽しめる「高出力オーディオアンプ回路」など高性能なので、コストパフォーマンスのよいゲーム向けテレビをお探しの方におすすめです。

他にも、長時間ゲームをプレイしても目が疲れにくい「ブルーライト軽減モード」や、さまざまなゲーム機を接続できる豊富な入力端子、購入後も安心して使える3年間長期メーカー保証など、便利な機能や保証が充実しています。

ゲーム向けテレビのおすすめモデル|4K対応

ソニー(SONY) BRAVIA KJ-65X9500E 65インチ

ソニーが販売する高性能4K対応テレビです。処理能力の高い4K高画質プロセッサー「X1 Extreme」、独自の高輝度技術「X-tended Dynamic Range PRO」を採用することで、遅延の少ない滑らかな映像でゲームが楽しめます。

音質面では、ハイレゾ音源の再生が可能な「磁性流体スピーカー」や、音源をハイレゾ相当の高解像度音源にアップスケーリングする「DSEE HX」を採用しているので、臨場感溢れるサウンドでゲームを楽しみたい方にもおすすめです。

LGエレクトロニクス(LG Electronics) OLED77W7P 77インチ

世界最大サイズの有機ELテレビです。77インチの大画面OLEDパネルを採用することで、他のテレビとは一味違った迫力のある映像が楽しめます。さまざまなHDR規格に対応する最新技術「Active HDR」や、高品位なHDR規格「ドルビービジョン」に対応しているので、キレイな映像でゲームを楽しみたい方にもおすすめ。

スピーカーには、音が360°移動する「ムービングスピーカー」を採用。まるで映画館でゲームを楽しんでいるかのような臨場感溢れるサウンドが体験できます。大型テレビにも関わらず、パネルの重さはわずか「12.3kg」とサイズのわりに軽いので、テレビを壁にかけてゲームを楽しむことも可能です。

4Kのゲーム向けテレビについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。