液晶テレビのバックライトに小型LEDを採用したminiLEDテレビ。従来の液晶テレビと比べて、細かい範囲でバックライトを制御することが可能で、高コントラストの映像を表現できるのが魅力です。
そこで今回は、miniLEDテレビのおすすめモデルをご紹介。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- miniLEDテレビとは?
- miniLEDテレビのメリット・デメリット
- miniLEDテレビの選び方
- miniLEDテレビのおすすめメーカー
- miniLEDテレビのおすすめ
- miniLEDテレビの寿命は短い?
miniLEDテレビとは?

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miniLEDテレビとは、バックライト部分に0.1mm以下の超小型LEDを配置したテレビのこと。バックライト・液晶パネル・カラーフィルターで構成された「液晶テレビ」の種類のひとつで、バックライトの光をカラーフィルターに届けることで映像を表示します。
従来の液晶テレビでは、LEDの個数が少なく、光の制御が粗くなってしまうことがありました。一方、小型LEDを搭載しているminiLEDテレビは、1つのLEDで照らす範囲が狭くなり、画面を細かな領域に分けて明るさを制御できるようになっています。
miniLEDテレビのメリット・デメリット

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miniLEDテレビは、明るく高コントラストな映像を映し出せるのがメリット。従来の液晶テレビと比べて、より狭い範囲でバックライトを制御可能で、細かく明暗を調節することができます。
高い輝度性能により、昼間の明るいリビングでも鮮明な映像を楽しめる点も魅力。さらに、視野角が広いため角度による色の変化が少なく、複数人でテレビを見る場合にも快適に番組を楽しめます。
一方で、miniLEDテレビは多数のLEDを使用するため、有機ELテレビと比較して厚さや重みがあるのが特徴。壁掛けでの設置を検討している際は、壁の強度に注意が必要です。
また、miniLEDテレビは、従来の液晶テレビと比べて価格が高い傾向にあります。ただし、現在ではリーズナブルな価格の製品も増えてきているので、予算に応じたモデルをチェックしてみてください。
miniLEDテレビの選び方
画面サイズをチェック

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miniLEDテレビを購入する際は、視聴距離と部屋の広さに応じて、適した画面サイズを選ぶのが大切。miniLEDテレビは基本的に4K解像度に対応しており、4Kテレビの視聴距離は「画面の高さの1.5倍」といわれています。
モデルによって細かなサイズは異なりますが、人気の高い55V型は、高さが0.7m程度。そのため、視聴距離は約1.0mが目安になります。希望の画面サイズと設置場所を照らし合わせて、適した視聴距離が確保できるかチェックしてみてください。
画質をチェック

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テレビの画質では「解像度」が注目されることが多いですが、miniLEDテレビは基本的に4K以上の解像度に対応しています。そのため、画質を重視してテレビを選ぶ場合、映像処理エンジンの性能をチェックするのがおすすめです。
映像処理エンジンとは、映像信号に対して、画質向上や補正などを行う集積回路のこと。製品ページでエンジンについて紹介されていることが多いので、あらかじめ性能や機能を確認しておきましょう。
近年では、AIを搭載の高画質エンジンを採用した製品も多く販売されています。AI搭載モデルでは、シーンやコンテンツに応じて画質を自動調節してくれるため、細かな設定を行うことなく高画質の映像を楽しめます。
音質をチェック

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miniLEDテレビの音質を重視する方は、総合出力の「W(ワット)」数を確認しておきましょう。数値が高いほど、パワフルなサウンドを再生できるのに加えて、ボリュームを上げても音割れしにくいというメリットがあります。
スピーカーの数や種類も、テレビの音質に関わる大切なポイント。高音質のテレビでは搭載しているスピーカー数が多い傾向があり、高音域の再生は「ツィーター」、重低音の再生は「ウーハー」のように、役割が分けられています。
臨場感あるサウンドを楽しみたい場合は、立体音響技術の「Dolby Atmos」に対応したモデルがおすすめ。なかには、スピーカーの配置を工夫することで、より臨場感のある音場を作り出せるモデルも展開しています。
録画機能をチェック

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番組を録画して繰り返し視聴したい方や、あとからゆっくり楽しみたい方は、miniLEDテレビの内蔵チューナー数を要チェック。複数のチューナーを搭載したモデルであれば、番組を録画しながら別の番組を視聴できるため便利です。
また、録画機能を頻繁に利用する方は、ハードディスクの容量も確認しておきましょう。容量が大きいほど多くの番組を録画可能で、容量不足による録画ミスも防げます。
録画機能付きのテレビは、別途ハードディスクを購入する必要がない「内蔵タイプ」と、用途に応じて容量を変えられる「外付けタイプ」があるため、希望に応じて適したモデルを選ぶようにしましょう。
ゲーム用ならリフレッシュレートにも注目

miniLEDテレビでゲームをプレイするなら、製品のリフレッシュレートを確認しておきましょう。リフレッシュレートとは、ディスプレイが1秒間に何回映像を切り換えられるかを表した数値のこと。「60Hz」のように表記され、数値が高いほど滑らかな映像を映し出せるのが特徴です。
PS5やSwitch2は、最大120Hzのリフレッシュレートに対応しています。ゲーム機のスペックを最大限に活かすためにも、120Hz以上に対応したモデルを選ぶのがおすすめです。
動画配信サービス対応かどうか

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miniLEDテレビでネット動画を楽しみたい方は、動画配信サービスに対応したモデルがおすすめ。近年は、Netflix・YouTubeなどに標準対応したテレビが多く販売されていますが、モデルによって利用できるアプリは異なります。あらかじめ、よく利用するサービスが対応しているかをチェックしておきましょう。
また、利用サービスの拡張性も確認しておきたいポイント。対応OSによっては、好みのアプリを追加でダウンロードできるモノもあります。
miniLEDテレビのおすすめメーカー
ソニー(SONY)

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ソニーは、1946年に「東京通信工業」として創業された日本の企業です。家電や音響機器といったさまざまな製品を手がけているほか、映画・音楽・ゲームなど、幅広い事業にも取り組んでいます。
ソニーのminiLEDテレビは、独自のアルゴリズムによって、高コントラストの映像を表示できるのが特徴。また、音響システムにもこだわられており、立体的で迫力のあるサウンドが楽しめるのも魅力です。
TVS REGZA

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TVS REGZAは、国内で初めてカラーテレビを発売した老舗メーカー。テレビ以外にも、PCモニター・レコーダー・オーディオ機器など、さまざまな製品の製造や販売を行っています。
TVS REGZAのminiLEDテレビは、重視するポイントに応じて、適したモデルを選びやすいのが魅力。高画質の映像を楽しめるのはもちろん、録画機能が充実した「タイムシフトマシン」搭載モデルや、好みの番組や動画を探すのに役立つ「生成AI」搭載モデルなど、多彩な製品が販売されています。
ハイセンス(HISENSE)

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ハイセンスは、中国に本社を置く電機メーカー。グローバルに事業を展開しており、160以上の国に向けて製品を販売しています。
ハイセンスのminiLEDテレビは、コストパフォーマンスに優れているのが特徴。独自の「ULED技術」によって美しい映像を実現していながら、比較的手頃な価格で購入できます。テレビを選ぶ際に、価格と性能のバランスを重視する方におすすめのメーカーです。
miniLEDテレビのおすすめ
ソニー(SONY) 4K液晶テレビ BRAVIA 7 K-55XR70
独自のバックライト駆動技術を搭載したminiLEDテレビです。エリアごとに細かく映像を分析する「XRプロセッサー」と、暗い部分の電流を明るい部分に集中させる技術により、高コントラストでの映像表示を実現しています。
本体に合計4つのスピーカーを搭載しており、臨場感のあるサウンドがあじわえるのも魅力。画面の上部と下部に効果的にスピーカーを配置することで、立体的に音声が再生できるよう工夫が施されています。テレビのスピーカーだけで立体音響が楽しめるおすすめのminiLEDテレビです。
ソニー(SONY) 4K液晶テレビ BRAVIA 9 K-65XR90
従来モデルと比べて、最大1.5倍のピーク輝度を実現したminiLEDテレビです。バックライトの分割数も向上しているため、より細かく明暗の表現をコントロールできます。4Kアップコンバート機能により、地上波の番組やネット動画を高精細で表示できるのも魅力です。
音響システムでは、壁と天井に音を反射させる「ビームトゥイーター」を搭載。フレームを振動させて高音域を発する「フレームトゥイーター」にも対応しているため、高音質かつ立体的なサウンドが楽しめます。映画やスポーツを、迫力ある映像と音で楽しみたい方におすすめのminiLEDテレビです。
TVS REGZA タイムシフトマシン搭載4K Mini LED液晶レグザ 55Z870N
地デジ番組を最大6チャンネル録画可能な「タイムシフトマシン」搭載のminiLEDテレビです。別売りのUSBハードディスクを接続しておけば、見逃した番組をさかのぼって視聴することができます。また、放送中の番組をはじめから見たり、離席する際に映像を停止したりすることも可能です。
miniLEDバックライトと広色域の量子ドットシートを組み合わせることで、高画質かつ鮮やかな映像を実現しているのも特徴。さらに、合計7個のスピーカーによる、立体的でパワフルなサウンドが楽しめます。幅広い動画配信サービスに対応しているため、大画面でネット動画を視聴したい方にもおすすめです。
TVS REGZA 4K Mini LED液晶レグザ 75Z770R
生成AIとの会話機能を搭載したminiLEDテレビです。リモコンのボイスボタンを押しながら話しかけるだけで、AIが見たい番組を探してくれたり、おすすめの番組・動画を提案したりしてくれます。放送中の番組はもちろん、録画番組・未来番組・ネット動画からも検索するのが便利なポイントです。
また、新開発の「高輝度 Mini LED 液晶パネル」を採用しているのも特徴。従来モデルと比べて約5倍のピーク輝度・エリア分割を実現しており、高コントラストの映像を映し出すことができます。より便利にテレビを活用したい方におすすめの高性能モデルです。
ハイセンス(HISENSE) Mini LED 4K液晶テレビ 65U8N
AI搭載の「HI-VIEWエンジンII」を採用したminiLEDテレビです。テレビ番組・ネット動画などのコンテンツを認識して、適した画質に自動調節してくれるのが特徴。また、高視野角かつ低反射のパネルを使用しているため、斜めから画面を見る場合や、明るいリビングでも鮮やかな映像を楽しめます。
最大144Hzのリフレッシュレートに対応しているため、動きの速い映像も滑らかに映し出せます。さらに、入力の遅延を抑える「ゲームモードPro」や、細かな設定が行える「ゲーミングメニュー」など、ゲーム機能が充実。快適にゲームをプレイできるminiLEDテレビを探している方にもおすすめです。
ハイセンス(HISENSE) Mini LED 4K液晶テレビ 65U9N
明るい部屋でも画面が見やすいminiLEDテレビです。従来モデルと比べて、187%の高輝度化と、約4倍の制御エリア細分化を実現しているのが特徴。画面を細かくコントロールすることで、高コントラストな映像表現を可能にしています。
本体には、合計7つのスピーカーを搭載。2.1.2chのスピーカーシステムが、立体的で迫力あるサウンドを生み出します。また、NetflixやYouTubeなどのアプリがはじめから内蔵されており、手軽にネット動画を視聴できるのもメリットです。
パナソニック(Panasonic) 4K液晶テレビ VIERA TV-65W95A
miniLEDバックライトと量子ドット技術を組み合わせた、高性能の液晶テレビです。100万を超える映像シーンを学習した「AI高画質エンジン」を採用しており、シーンごとに適した画質に調節してくれるのが特徴。さらに、通常のテレビ番組やネット動画も、高コントラストの美しい映像に変換できます。
アプリストアにアクセスして、好みのアプリをダウンロードすることも可能。ネット動画の視聴はもちろん、音楽やゲームなど幅広いコンテンツを楽しめます。スタンドには、独自構造の「転倒防止スタンド」を使用。吸盤がテレビ台にぴったり吸着する仕様で、テレビの安全性を重視する方にもおすすめです。
シャープ(SHARP) mini LED/量子ドットテレビ 4T-C50GP2
画質だけでなく音質も自動調節してくれる「AIオート」機能を搭載したminiLEDテレビ。画面に表示する映像に加えて、外光や照明の明るさなど、視聴環境にも配慮して設定を変更します。低反射の「N-Blackパネル」によって、画面への映り込みを抑えられるのもポイントです。
音響には、総合音声出力100Wのサウンドシステムを採用。Dolby Atmosにも対応しているため、立体的で迫力のあるサウンドの再生が可能です。さらに、120Hzの高リフレッシュレートや、豊富なネット動画の視聴にも対応。幅広いコンテンツを楽しみたい方におすすめのminiLEDテレビです。
TCL 4K Mini LED液晶テレビ 55Q6C

miniLEDバックライト・量子ドット採用モデルながら、手頃な価格で購入できるminiLEDテレビです。プロセッサーには、独自の「AiPQ Pro プロセッサー」を搭載。表示するシーンに応じて、自動でカラーやコントラストなどを調節してくれます。
また、144Hz の高リフレッシュレートに対応しているのもメリット。FPSや格闘ゲームなどの動きの速いゲームも、滑らかな映像で快適にプレイが可能です。さらに、消費電力を抑える「エコモード」が用意されているため、使用時の電気代が気になる方にもおすすめです。
シャオミ(Xiaomi) TV S Mini LED 2025 55
精密な明暗表現が可能なチューナレスのminiLEDテレビです。画面を308のゾーンに分けて細かく制御を行うことで、高コントラストでの映像表示が可能。また、最大1200nitsのピーク表示輝度を実現しており、繊細かつ鮮やかな色彩が表現できます。
Google TVを搭載し、さまざまな動画配信サービスにアクセスしやすいのもポイント。また、最大144Hzの高リフレッシュレートに対応しているため、ゲームやスポーツなど動きの速いコンテンツも、ブレの少ない映像で楽しめます。チューナレスタイプのminiLEDテレビを探している方におすすめのモデルです。
miniLEDテレビの寿命は短い?

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miniLEDテレビを含めた液晶テレビは、バックライトの寿命に基づいて、平均寿命が「8~10年」程度とされています。一方、パネルの劣化が速い有機ELテレビは、平均寿命が「4~10年」と短いのが特徴。長期間使い続けられるテレビを探している場合は、液晶テレビから選ぶのがおすすめです。
また、miniLEDテレビは、通常の液晶テレビや有機ELテレビと比べて、画面の焼き付きが起きにくいと言われています。描画性能を損ねず、長期間にわたって安定した画質を維持できるのもポイントです。
通常の液晶テレビと比べて、より高コントラストで美しい映像を表示できるminiLEDテレビ。ただし、モデルによって搭載機能や特徴が異なるため、重視するポイントに合わせて製品を選ぶのが大切です。本記事を参考に、視聴環境や希望に合う1台を探してみてください。