バッテリーを内蔵しており、電源のない場所でも気軽に掃除ができる「コードレス掃除機」。掃除の際にコードに引っ掛かる可能性がなく取り回しやすいため、楽に掃除できるのが特徴です。大容量バッテリーを備えたモデルも多く、幅広い家庭で取り入れられています。
そこで今回は、おすすめのコードレス掃除機をランキング形式でご紹介。コスパに優れたモデルもご紹介しているので、用途に合わせて適切なモデルを選んでみてください。
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- 目次
- コードレス掃除機のメリット
- コードレス掃除機のおすすめランキング|吸引力重視(サイクロン・紙パックレス)
- コードレス掃除機のおすすめランキング|吸引力重視(紙パック)
- コードレス掃除機のおすすめランキング|安い・コスパ重視
- コードレススティック掃除機の売れ筋ランキングをチェック
- コードレス掃除機の選び方
- コードレス掃除機のおすすめメーカー
- コードレス掃除機のよくある質問・Q&A
コードレス掃除機のメリット
コードレス掃除機の最大のメリットは、掃除中にコードの抜き差しをする必要がない点です。内蔵のバッテリーで動くため電源が不要で、コンセントの位置を気にせず使用できます。部屋間の移動が必要な場合や、車内などの電源がとれない場所でも使えるため便利です。
コードが家具やカーペットなどに引っ掛かって動きが妨げられる心配がないのも魅力。家具間の狭いスペースや階段など、動きにくい場所でもスムーズに掃除ができます。また、ゴミをコードで引きずってしまったり、コードが絡まって片付けにくかったりなどのトラブルも起きにくいため快適です。
サッと取り出してすぐに掃除に取り掛かれるのもポイント。掃除の準備に時間がかからないため、掃除をつい後回しにしてしまいがちな方も安心して使えます。気になったタイミングですぐに掃除をしたい方におすすめです。
コードレス掃除機のおすすめランキング|吸引力重視(サイクロン・紙パックレス)
第1位 ダイソン(dyson) Dyson Digital Slim Origin SV18 FF OR2
毎分最大12万回転してパワフルな吸引力を生み出す小型軽量モーターを搭載したサイクロン式のコードレススティック掃除機。液晶ディスプレイに残りの運転時間を秒単位で表示したり、現在の運転モードを表示したりできるのが特徴です。フィルターのメンテナンス時期なども表示してくれます。
10万G以上の遠心力を生み出す高効率スクロールサイクロンを搭載しているのも魅力。微細なゴミやホコリを空気から分離してクリアビンへ送り込みます。また、製品全体で5段階にわたってゴミを捕集。0.3ミクロンもの微細な粒子までとらえてきれいな空気を排出します。
クリアビンはスムーズに開閉する機構で、中に触れなくてもゴミ捨てが可能。クリアビン・フィルター・ブラシバーは取り外してお手入れできます。ボタンひとつでバッテリーの取り外しができるため、電池交換も簡単。隙間ノズルやコンビネーションノズルも付属した、使いやすいおすすめモデルです。
第2位 シャーク(Shark) Shark EVOPOWER SYSTEM NEO+ コードレススティッククリーナー LC301J
掃除の度に必要なゴミ捨ての手間を省ける、紙パックレス式のコードレススティック掃除機。約30日分のゴミをためておける自動ゴミ収集ドックを搭載した充電スタンドを採用しているのが特徴です。収集ドックにも紙パックが必要ないため、ランニングコストを抑えながら使用できます。
パワフルな吸引力と独自のヘッドによる「ハイブリッドパワークリーン」によって効率的にゴミを吸引できるのも魅力。さらに、2つのセンサーが掃除モードを自動で調整してくれる「Smart iQテクノロジー」も搭載しています。目に見えないゴミや絨毯の奥のゴミまで取り除けて便利です。
付属アクセサリーが充実しているのもポイント。家具の隙間やベッド、ソファなどのさまざまな場所を清掃できます。また、ダブルバッテリー搭載でコードレススティックなら最大50分、ハンディなら最大70分の連続運転が可能。スタイリッシュデザインで使いやすい、おすすめのモデルです。
第3位 パナソニック(Panasonic) サイクロン式コードレススティック掃除機 MC-SB34J
軽い力で動かせる自走式パワーノズルを採用したサイクロン式のコードレススティック掃除機。前後左右滑らかに動かせる「ラクスルアシスト」を搭載しており、家具の脚周りや壁際も快適に掃除できるのが特徴です。人間工学に基づいて作られたハンドルも採用しているため、楽に使えます。
2種類の毛先を採用したブラシを搭載しているのも魅力。硬い毛は絨毯の奥のゴミまで取り除き、柔らかいY字毛は床との接触点数が多いためフローリングをすっきりと掃除できます。また、ブラシ付きの「すき間ノズル」もついているので、家具の隙間までしっかりと掃除可能です。
ダストボックスの取り外しが簡単にできるのもポイント。水洗いにも対応しているため、清潔に使えます。また、使いたいときにサッと使える「立てかけ充電」に対応。壁ピタゴム付きで倒れにくく気軽に掃除ができる、一人暮らしにもおすすめのモデルです。
第4位 日立(HITACHI) ラクかるスティック PV-BL3K
片手で楽に扱える軽量1.1kgを実現したサイクロン式のコードレススティック掃除機。小型・軽量でも強力なパワーを生み出せる「ハイパワー3Dファンモーター」を搭載しているのが特徴です。空気の流れを効率よく制御できるため、気になるゴミをしっかり吸い込めます。
髪の毛などが絡まりにくい「からまんブラシ」を採用しているのも魅力。ブラシの先端がループ形状になっているため、すっきりと吸引できます。また、自走式の「パワフルスマートヘッドLight」により、取り回しも軽快。押すときだけでなく、引くときもゴミをしっかりと吸い取れます。
最も明るく感じる波長に近い緑色のLEDライトを搭載しているのもポイント。見えにくいゴミを照らし出して、取り除くサポートをします。集めたゴミは「からまんプレス構造」により圧縮するため簡単に廃棄が可能。ダストケースやブラシの水洗いにも対応した、清潔に使えるおすすめモデルです。
第5位 シャープ(SHARP) コードレススティック掃除機 RACTIVE Air EC-AR9
重心バランスがよい1.2kgの軽量ボディを採用したサイクロン式のコードレススティック掃除機。軽量モーターを搭載しており、細かいゴミまでしっかり吸い込めるのが特徴です。毛が入り込みにくい「からみにく~いブラシ」がヘッドの端まであるので、壁や家具のキワに沿って動かすだけでゴミをかき取れます。
パイプがついたままのヘッドが自立する「新スグトル構造」も魅力。パイプのレバーを引くだけで吸込口が簡単に着脱でき、ハンディクリーナーにすぐ切り替えができます。また、スグトルブラシやハンディノズルなどのアタッチメントも付属。さまざまな場所を掃除できて便利です。
付属品も収納できるスタンド台がついているのもポイント。サッと立てかけて置くのに便利な「ちょいかけフック」も搭載しています。ゴミ捨て時は内筒に巻き付いた髪の毛やホコリもスルッと引き抜けて簡単。独自の低騒音化技術により時間を気にせず使えるおすすめのモデルです。
コードレス掃除機のおすすめランキング|吸引力重視(紙パック)
第1位 日立(HITACHI) かるパックスティック PKV-BK50L
約4か月に1度のゴミ捨てで使える、紙パック式のコードレススティック掃除機。集めたゴミを圧縮するため、紙パックいっぱいまでゴミをためられるのが特徴です。紙パックがゴミで満杯に膨らんだ状態でも「紙パックするりん構造」によって簡単に取り出せるため、お手入れも簡単にできます。
小型・軽量ながらもパワフルな吸引力を実現するファンモーターを搭載しているのも魅力。自走式の「パワフルスマートヘッド」により、楽に掃除できます。また、髪の毛などが絡まりにくい「からまんブラシ」やゴミを見えやすくする「ごみくっきりライト」を採用。効率的に掃除ができます。
「ほうきブラシ」や「伸縮すき間用吸口」「ハンディブラシ」「布用ブラッシングヘッド」などのアタッチメントも付属。ハンディモードと切り替えながら、さまざまな場所の掃除に活用できます。掃除の始めから後のお手入れまで使いやすい、おすすめの製品です。
第2位 シャープ(SHARP) コードレススティック 紙パック式掃除機 EC-KR1
紙パックに触れることなくゴミを捨てられる紙パック式のコードレススティック掃除機。着脱式のダストカップに紙パックを装着する「パックinカップ」構造を採用しているのが特徴です。紙パックにゴミがたまった状態でも吸引力が低下しにくく、細かいゴミまで吸い込めます。
髪の毛などが絡みにくい「からみにく~いブラシ」を採用しているのも魅力。ヘッドの端までブラシがあるため、家具のキワまでキレイにゴミを吸い取れます。また、スグトルブラシやハンディノズルなどのアタッチメントも付属。ハンディ掃除への切り替えもしやすく便利です。
約35分の長時間運転ができるバッテリーを搭載しているのもポイント。バッテリーは取り外して充電できるため、本体はクローゼットなどにも収納できます。また、独自の低騒音化技術によって不快な音も抑制。1.3kgの軽量ボディで扱いやすい、おすすめの製品です。
第3位 アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) MagiCaleena SBD-201P
約1.1kgの軽さとコンパクトヘッドの採用により、小回りが利いて扱いやすい紙パック式のコードレススティック掃除機。軽く押すだけで前に進む自走式パワーヘッドにより、楽に掃除できるのが特徴です。ゴミを照らすヘッドライトやほこり感知センサーも搭載しているため、ゴミを逃さずとらえられます。
小型ながらも高性能なモーターを搭載しているのも魅力。ダストピックアップ率99%の強力な吸引力で、しっかりとゴミを取り除けます。すき間ノズルや静電モップなどのアタッチメントも付属。ハンディタイプとしても使えるため、さまざまな場所の掃除に活用できます。
お手入れが簡単にできるのもポイント。銀イオン加工が施された紙パックを採用しているため排気のニオイを抑えつつ、楽にゴミを捨てられます。さらに、回転ブラシもドライバーなしで取り外し可能。置くだけで充電できるスタンド採用で、手軽に使えるおすすめのモデルです。
第4位 パナソニック(Panasonic) 紙パック式コードレススティック掃除機 MC-PB60J
スティック時約1.3kgと軽量で、サッと使える紙パック式のコードレススティック掃除機。ノズルが自在に動いてスムーズに掃除機をかけられる「ラクスルアシスト」を採用しているのが特徴です。2か所に引っ掛かりをつけ、握力の弱い方でも握りやすい安定感のあるハンドル形状を採用しています。
紙パックにさえ触れることなくゴミが捨てられる「ラクポイ構造」を採用しているのも魅力。カップを取り出してレバーを押すと紙パックが落ちるため、ホコリの舞い上がりもなく衛生的です。また、空気の通り道があるためゴミがたまってきても吸引力が持続しやすく、快適に使えます。
部屋にそのまま置いても違和感がないデザインもポイント。柔らかい印象を与える「ラウンドフォルム」なので、暮らしや空間にしっくりと馴染みます。家具の隙間などの掃除に適した「すき間用ノズル」も付属。使いやすさにこだわって作られたおすすめのモデルです。
第5位 東芝(TOSHIBA) コードレスクリーナー VC-SL130DS
紙パック式のダストステーションを搭載したコードレススティック掃除機。充電台兼用のダストステーションに本体を戻すだけで集めたゴミを吸い取ってくれるのが特徴です。独自機能により本体フィルターに付着した細かいゴミもオートエアー洗浄するため、ゴミ捨てと同じ頻度のお手入れで使えます。
強力なパワーと軽い操作感で楽に掃除できるのも魅力。「滑らか自走ヘッド」により、壁際のゴミも横滑りで一気に集められます。ブラシは特殊編み込み加工をした「からみレスブラシ」で、ヘッドに2つの旋回輪を搭載。左右方向にも軽快に走るため便利です。
「床見極めセンサー plus」が使っている床を見極めて運転を調節してくれるのもポイント。さらに、床ピタ設計でヘッドが浮きにくいため、家具の下などの掃除も簡単にできます。吸い拭き2WAYワイパーやブラシ毛付きの2WAYノズル付きでさまざまな掃除方法に対応できる、おすすめのモデルです。
コードレス掃除機のおすすめランキング|安い・コスパ重視
第1位 アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 充電式サイクロンスティッククリーナー SCD-185P
約1.4kgの軽量スリムボディにパワフルな集塵力を備えたサイクロン式のコードレススティック掃除機。自走式パワーヘッドを搭載しており、回転するブラシが隙間のゴミをかき出しながらぐんぐん前に進んでいくのが特徴です。軽い力でも細かいホコリや髪の毛までしっかりと吸引します。
独自の「静電モップ クリーンシステム」を搭載しているのも魅力。帯電ケースで付属のモップに静電気を蓄え、ホコリを吸着した後は除電と吸引を同時に行うため棚上などの細かいホコリもすっきりと取り除けます。置くだけで充電できるスタンド付きなので、収納もスマートです。
お手入れが簡単にできるのもポイント。ダストカップはワンタッチで取り外せるため手を汚さず衛生的にゴミを捨てられます。また、ダストカップと回転ブラシ、付属の静電モップは水洗いが可能。サッと取り出してさまざまな場所を掃除できる、おすすめのモデルです。
第2位 マキタ(MAKITA) 充電式クリーナ CL107FDSHW
安い価格ながらも、パワフルな吸引力を備えたコードレススティック掃除機。パワフル・強・標準の3種類の運転モードを搭載しており、使用する場所に合わせて使い分けられるのが特徴です。パワフルモードでは32Wの吸込仕事率を実現しており、重たいゴミもしっかり吸い込みます。
重さ約1.1kgの軽量ボディも魅力。腕への負担を減らしながら快適に掃除できます。また、床面に密着して浮きにくく、まっすぐ立てられるノズルを採用。ソファ下の掃除も楽にできて、収納時は垂直に立てて省スペースで保管できます。
薄暗い場所の掃除に便利なLEDライトも搭載。バッテリー容量が少なくなったときには点滅して知らせてくれるため便利です。バッテリーはスライド取り付け式で、別売の予備バッテリーを購入すれば付け替えながらの使用も可能。ノズルなしでも掃除しやすい斜めカット吸い込み口で、家具の隙間なども掃除できるおすすめのモデルです。
第3位 山善(YAMAZEN) 充電式軽量コードレススティッククリーナー ZSC-L121
約870gと軽量で、高いところの掃除にも使用できるサイクロン式のコードレススティック掃除機。コンパクトながらも吸込仕事率は最大46Wとパワフルで、大きなゴミも取り除きやすいのが特徴です。持ち運びやすく、階段などの掃除も楽にできます。
ノズルを切り替えればハンディクリーナーとして使えるのも魅力。ブラシノズルや隙間ノズルがついているため、サッシの溝やソファの隙間にたまったゴミも強力吸引できます。運転時間は弱で約29分、標準で約20分、パワフルで約9分とたっぷり使えて便利です。
ゴミ捨てが簡単にできるのもポイント。ダストカップとHEPAフィルター、メッシュフィルターは水で丸洗いができるため、清潔さと吸引力を保ちながら使用できます。ぶら下げ収納に便利なストラップも備えた、省スペースで保管ができる安いおすすめモデルです。
第4位 ツインバード(TWINBIRD) コードレススティック型クリーナー TC-E264
小回りの利く自走式ヘッドを搭載した紙パック式のコードレススティック掃除機。独自のジョイント構造とボールキャスターを採用しており、軽い力でも思い通りの動きを実現できるのが特徴です。ヘッドが回転するため家具の脚周りや、壁際で真横に滑らせたいときもスムーズに動きます。
ゴミセンサーを搭載しているのも魅力。自動モードに設定していれば、センサーがゴミを自動で検知して運転の強弱を切り替えます。また、電源ボタンを長押しすれば常に強モードで運転できるため、使用シーンに合わせた使い分けが可能。吸込み仕事率は最大70Wとパワフルです。
使い捨てのダストパックは微細な粉末までしっかりとらえる不織布素材を採用。ハンディタイプとしても使用できるため、階段や車内の掃除にも対応できます。また、狭い場所の掃除に適したすき間ノズルも付属。多機能ながら比較的安い価格で購入できる、コスパのよいおすすめモデルです。
第5位 シロカ(siroca) 2way コードレススティッククリーナー かるピカ パワーSV-SP371
スティック時は約0.98kg 、ハンディ時は約0.6kgと軽量で扱いやすいコードレススティッククリーナー。部屋の掃除から机の上、車内の掃除まで、場所によって自由に使い分けられるのが特徴です。吸引力は標準と強の2段階で切り替えが可能。手元スイッチで楽に操作できます。
強力なパワーブラシを採用しているのも魅力。畳やフローリングだけでなく、絨毯の毛の奥にもぐりこんだゴミまでしっかりと吸い込みます。また、ヘッドは手首をひねるだけで縦横に回転。LEDライトも搭載しているため、壁際や狭い隙間も掃除しやすく便利です。
フィルターのお手入れに便利な「お手入れブラシ」がついているのもポイント。ダストカップ・フィルターケース・回転ブラシは取り外して水洗いもできるので、清潔に使えます。収納に便利な専用スタンドも付属した、コスパのよいおすすめモデルです。
コードレス掃除機の選び方
集塵方法の種類と違い
吸引力に優れた「サイクロン式」
サイクロン式は、吸引力に優れているのが特徴。ゴミを吸い込む際に一緒に吸い込んだ空気で強力な遠心力を発生させ、ゴミと空気を分離してダストカップに収集します。ダストカップに集めたゴミは簡単に捨てることができ、水洗いなどをして繰り返し使うことが可能です。
サイクロン構造に加えてフィルターを採用したモデルが多く、細かいゴミもしっかりとキャッチできるのが魅力。遠心分離でほとんどのゴミを取り除いているためフィルターは目詰まりしにくく、排気は比較的キレイに保てます。また、こまめなゴミ捨てにより、気になるニオイも発生しにくいため快適です。
紙パックを購入する必要がなく、経済的に使えるのもポイント。ただし、ダストカップやフィルターは定期的なお手入れが必要なため、こまめなお手入れが苦にならない方に適しています。吸引力の持続性や、排気が気になる方におすすめです。
ゴミ捨てが簡単な「紙パック式」
紙パック式は、吸い込んだゴミを本体に内蔵した紙パックにためるのが特徴。紙パック自体がフィルターの役割を果たすため、掃除機本体のお手入れに手間がかからず楽に使えます。紙パックにゴミがたまると吸引力は低下しますが、紙パックの交換によって吸引力が復活するため便利です。
ゴミが紙パックの中に集まっているため、ゴミ捨ての際にホコリが舞いにくいのも魅力。ゴミに直接触れる必要もなく、衛生的に使えます。また、サイクロン式に比べて集塵容量が多いモデルが多く、頻繁にゴミ捨てをしなくて済むのもポイント。ゴミ捨てやお手入れに手間をかけたくない方におすすめです。
ただし、紙パックの購入が必要な分、ほかの集塵方法に比べてランニングコストがかかる点には注意が必要。吸い込んだ空気は紙パック内のゴミも通って出てくるため、ゴミがたまっている際はニオイが気になる可能性があるのもデメリットです。
低コストで安い「紙パックレス式」
紙パックレス式は、本体に搭載されたダストケースにゴミを集めるのが特徴。ゴミを集める際に紙パックを必要としないため、ランニングコストがかかりにくいのが魅力です。サイクロンは搭載していないのでゴミは圧縮されませんが、モーターの力でパワフルにゴミを吸引します。
比較的安い価格で購入できるシンプルなモデルが多いのもポイント。新生活など、出費が多くイニシャルコストを抑えたい場合などにおすすめです。
また、スティッククリーナーでは、本体に大きなダストケースを備えず、クリーナードックを備えているモデルもラインナップ。集めたゴミをドックに吸い上げてためてくれるため、ゴミ捨ての回数を減らせます。やや価格は高いものの、掃除にかかる手間を減らせるため便利です。
吸引力重視なら「吸込仕事率」をチェック
吸込力を重視したい場合には「吸込仕事率」の数値を確認するのがおすすめ。吸込仕事率とは、W(ワット)という単位で表記される、掃除機の吸込性能を示す目安の数字のことです。数字が大きいほどパワフルな吸込力を備えています。
ただし、吸込仕事率はJIS規格で測定方法が定められており、ブラシを外した状態で計測されている点には注意が必要。実際の掃除機の吸込力はヘッドの種類やダストボックスへのゴミのたまり具合、使用する床材によっても異なります。選ぶ際にはブラシの性能や使い勝手などもあわせて総合的に判断してみてください。
また、コードレス式の掃除機は内蔵電池の消耗によって吸込力にバラつきが生じるため、吸込仕事率が公表されていない場合もあります。公表されている場合も満充電時など特定の条件下で測定されているため、常時同じパワーでは運転できないことを念頭に置いて選ぶようにしましょう。
ヘッドの種類をチェック
ヘッドは掃除機の集塵力を左右する重要なパーツです。ヘッドの種類は大きく分けて、モーターでブラシが駆動する「パワーブラシ」、吸い込んだ空気の力でブラシが動く「タービンブラシ」、ブラシのついていない「一般ブラシ」の3種類があります。
パワーブラシはヘッドに内蔵されたモーターによってブラシが回転し、ゴミをかき出せるのが特徴。自走式ならばヘッドが自動で前に進むため、軽い力で掃除ができて便利です。タービンブラシは掃除機が吸い込んだ空気の力でブラシを回転させます。モーター内蔵のモノよりもパワーは劣りますが、軽量で楽に扱えるのが魅力です。
一般ブラシはゴミをかき出すためのブラシが内蔵されていないシンプルな構造が特徴。比較的低価格で購入できるモデルが多く、フローリングなどの掃除に適しています。ほかにも、すき間ブラシや布団ブラシなどのアタッチメントが付属している場合もあるので、ぜひチェックしてみてください。
バッテリーと連続稼働時間をチェック
コードレス掃除機はバッテリーの充電が切れると止まってしまうので、連続稼働時間を確認しておくことが重要。特に、広い部屋の掃除をしたい場合には、掃除中に充電が切れてしまう可能性もあるため、連続稼働時間や充電にかかる時間を確認しておきましょう。
連続稼働時間は運転モードによっても異なりますが、ハイパワーで使うほど消費電力は多くなるため注意が必要。通常モードで30分以上使えるモデルでも、強モードでは10分未満という可能性があるので、運転モードも意識しておく必要があります。
また、バッテリーの容量が心配な場合には急速充電対応モデルや、バッテリーを入れ替えながら使えるモデルもおすすめ。充電切れでも素早く掃除を再開できます。どのような運転モードで使いたいのか、どのくらいの広さの部屋を掃除したいのかに合わせて適切なモデルを探してみてください。
軽量なモデルの方が扱いやすい
毎日の掃除にかかる負担を減らしたい場合には、軽量なモデルを選びましょう。コードレス掃除機は片手で動かしたり、高い場所を掃除したり、移動させたりすることが多いため、軽いモデルの方が扱いやすく快適です。
コードレス掃除機の主流であるスティックタイプの掃除機は、1.5kg前後のモデルが多くラインナップされています。さらに軽量なモデルも販売されているため、軽さを重視する場合には、1.5kg未満のモデルを選ぶのがおすすめです。
また、本体の重心の位置を確認しておくのも重要。重心が高い場合はモーターなどが引っ掛からないため隙間の掃除がしやすく、低い場合は動かす際に手元が軽く感じられます。掃除したい場所や操作性のバランスを考慮して、使いやすいモデルを探してみてください。
お手入れしやすいモデルを選ぼう
吸引力を低下させないためには、こまめなお手入れが重要。ダストケースやヘッド、フィルターなどのゴミに触れる部分は汚れがたまりやすいため、お手入れしやすいモデルを選びましょう。パーツが簡単に取り外せたり、水洗いに対応していたりするモデルがおすすめです。
紙パック式のモデルであれば、紙パック自体がフィルターの役割を果たすためお手入れの手間を少しだけ減らせて便利。サイクロン式や紙パックレス式のモデルでも、専用のお手入れツールが同梱されている場合があります。
また、ヘッドに備わったブラシは髪の毛などが絡まってしまう場合もあるため注意が必要。毛絡みの少なさを謳ったモデルも多数展開されているので、ブラシの種類も確認してみてください。
コードレス掃除機のおすすめメーカー
日立(HITACHI)
日立は、1910年に創業された日本の大手家電メーカー。多様化するライフスタイルに寄り添う家電を製造・販売しているのが特徴です。長年培ってきた技術力を活かし、顧客ニーズをとらえながら家事を効率化させる製品を多く展開しています。
コードレス掃除機においては、パワフルな吸引力を備えたモデルをラインナップ。本体質量も軽量で、腕力に自信がない方でも楽に扱えます。集塵方式は紙パック式とサイクロン式の2種類を展開。求める機能に合わせて複数のモデルから選べる、人気のメーカーです。
ダイソン(dyson)
ダイソンは、人々の生活の向上を使命として家電を製造するグローバルテクノロジー企業。床と空気を清潔に保つ技術の開発や、ヘアケアをはじめとした美容領域の家電を多く展開しているのが特徴です。世界で初めてサイクロン掃除機を発売したことでも知られています。
コードレス掃除機においては、軽量で耐久性に優れたモデルをラインナップ。強力な遠心力を生み出すサイクロンによって、パワフルな吸引力を実現しています。オリジナリティのあるおしゃれなデザインも人気。サイクロン掃除機が欲しい方におすすめのメーカーです。
シャープ(SHARP)
シャープは1912年に創業された、大阪に本社を置く大手家電メーカー。生活家電やAV家電、電気通信機器などさまざまな製品の製造・販売をしているのが特徴です。多様な技術開発を行っており、人々の生活だけでなく、オフィスシーンなどでも技術が活かされています。
コードレス掃除機においては、軽量で掃除しやすい「RACTIVE Air」シリーズを展開。サイクロン式と紙パック式で性能の異なるモノを複数ラインナップしているほか、ステーションタイプのモデルも販売されています。静音性に優れたモデルも多いため、集合住宅などで使いやすいモデルを探している方におすすめのメーカーです。
パナソニック(Panasonic)
パナソニックは、1918年に設立された「松下電気」から続く、日本の老舗家電メーカー。生活家電や美容・健康商品、カーナビ、パソコン、住宅設備など、さまざまな分野に事業を展開しているのが特徴です。人々の暮らしに寄り添いながら、センシングやAI、IoTなどの先進技術を組み合わせた家電製品を生み出しています。
コードレス掃除機においても、サイクロン式・紙パック式・セパレート型など多彩な製品を展開。価格と性能が異なるラインナップから、自分の使い方にあった製品を探せます。お手入れや操作がしやすいモデルも多いので、掃除機を使い慣れない方にもおすすめのメーカーです。
シャーク(Shark)
シャークはアメリカのボストン郊外に本社を置く家電メーカー。家庭用フロアケア家電とキッチン家電を中心に開発・製造しており、掃除機においてはアメリカでもトップクラスのシェア率を実現しているのが特徴です。消費者に寄り添った革新的な製品を、手頃な価格で提供しています。
コードレス掃除機においては、スリムで軽量ながらもパワフルな吸引力でゴミを取り除くスティッククリーナーを中心に展開。日本ではハンディタイプの製品も人気を集めています。コスパに優れた使い勝手のよいコードレス掃除機が欲しい方におすすめのメーカーです。
コードレス掃除機のよくある質問・Q&A
コードレス掃除機の寿命はどれくらい?
コードレス掃除機の寿命は、内蔵バッテリーに大きく左右されます。掃除機の使用頻度や充電の頻度によっても大きく異なりますが5年前後、長くても7年ほどで寿命に至ると考えておくのが無難です。バッテリーを交換することで寿命を延ばすこともできますが、一般的な掃除機の寿命も6~8年程度とされています。
掃除機の部品は、製造終了から6年は修理用の部品を保有しておく決まりがあるため、6年以内の故障であれば修理しての使用も可能。しかし、2024年に購入したモデルでも2020年に製造が終了しているモデルならば、2026年には修理ができなくなっている可能性があるため注意が必要です。
掃除機の性能は年々向上しているので、古い機種と比較すると新しいモノの方が掃除効率も向上します。長く使った掃除機が故障した場合には修理ではなく買い替えを検討してみてください。
充電しっぱなしはよくない?
多くのコードレス掃除機は充電完了後に自動で充電を停止する機能を備えているため、そのまま放置しても過充電になることはありません。使用後は常に充電台にセットしておくよう推奨しているモデルもあるので、使っていないときは充電するよう習慣づけておくのがおすすめです。
ただし、電池は時間経過で放電を行うため、アダプターを接続したままにすると再度充電を行う場合があります。充電しっぱなしにすると電力消費が発生するため、電気代が気になる場合はこまめに電源プラグを抜くようにしましょう。
バッテリーは残量がない状態で保管をすると性能低下や寿命短縮につながり、劣化してしまいます。1か月以上使用しない場合は満充電にして保管、さらに長期間使用しない場合は1年に1回以上の充電をするようにしてみてください。
バッテリーだけ交換することはできる?
バッテリーは消耗部品なので、繰り返し使うことによって使用時間が徐々に短くなります。正しい充電を行っていても使用時間が著しく短くなった場合には寿命を迎えているため、バッテリーの交換が必要です。
バッテリー交換の可否は製品によっても異なるため、取扱説明書などを確認するのがおすすめ。バッテリー交換に対応したモデルでも、自力で交換できる場合と、メーカーの修理窓口に依頼しなければならない場合があるのであわせて確認しておきましょう。
自力交換できるモデルは、バッテリーの取り外しが簡単な「カセット式」が基本。バッテリーがむき出しのモノや、電池蓋の取り外しが容易で本体の分解が不要なモノなどが該当します。ネジなどで電池部分が固定されている「内蔵式」のモデルは、安全上修理窓口に問い合わせるようにしてみてください。
コードレススティック掃除機を買い替えるときの捨て方は?
掃除機は「小型家電リサイクル法」という法律の対象品目として定められています。買い替えの際に古いコードレス掃除機を廃棄する場合には、各自治体の処分方法に従って捨てるようにしましょう。
ゴミとして捨てる場合は不燃ごみや粗大ごみとして扱われるのが一般的。どちらになるかは各自治体が定める上限サイズなどによって決まるので、事前に確認するようにしましょう。また、リチウムイオンバッテリーは別で回収している場合もあるため注意が必要です。
自治体によるゴミ収集のほかにも、家電量販店や認定事業者が有料回収を行っている場合もあります。購入先によっては配達時に配収料金を支払って引き取ってもらうこともできるので、購入時に引き取りサービスがあるかを確認しておくのがおすすめです。