掃除機をこまめにかける方にとって気になるのが「音」。特にマンションやアパートなどの集合住宅の場合は、静音性の高い製品の方が気兼ねなく使えるので便利です。

そこで今回は騒音が少ない静音掃除機のおすすめモデルをピックアップ。サイクロン式・紙パック式・ロボット掃除機に項目を分けてご紹介するので、気になる方はぜひチェックしておきましょう。

静音掃除機の選び方

運転音で選ぶ

騒音の大きさは音圧レベルのdB(デシベル)で表記され、例えば1m離れた相手との通常の会話が約60dB、換気扇の運転音は50dBあたりが目安となります。通常の会話程度の運転音なら、隣室や階下に音が漏れにくいので、約60dB以下の掃除機を選ぶとよいでしょう。

なお、現在市場に流通している掃除機は、50dBあるいは40dB台といった静音性の高いモデルもラインナップさせています。ただし、掃除機の音は吸引力に比例して大きくなる傾向にあるので、その点は留意しておきましょう。

また、吸込口のブラシを回転させると運転音は大きくなりがちになります。静音性を重視する方はブラシの回転などがコントロールできるかなどもチェックしておきましょう。

掃除機のタイプで選ぶ

サイクロン式

By: amazon.co.jp

サイクロン式は、吸込口から吸い込んだ空気とゴミやホコリを遠心分離することにより、ゴミやホコリだけをダストボックスに溜めるタイプの掃除機です。溜まったゴミは空気の流れを妨げることがないため、吸引力が落ちにくいのが、サイクロン式掃除機のメリット。また、紙パック式と比べて消耗品もあまりありません。ただし、ダストボックスの容量が少ないことが多いので、溜まったゴミをこまめに捨てる必要があります。

なお、サイクロン式を代表するダイソンの掃除機は発売当初のモデルから比べるとだいぶ静かになりましたが、それでも運転音は総じて大きめ。一方、国内メーカーの掃除機は日本の住宅環境を考慮しており、静音性の高いモデルも揃えています。

紙パック式

By: rakuten.co.jp

紙パック式は吸い込んだゴミやホコリを紙パックに溜めるタイプの掃除機。構造がシンプルなので、比較的リーズナブルなモデルが多いのが魅力です。紙パック式掃除機には50dB台の静音タイプもリリースされています。

紙パック式の場合、吸引した空気は常に紙パックを通過するので、ゴミが溜まってくると吸引力が低下する傾向にあります。また、排気された空気のニオイが気になるケースもあるので、紙パックの交換するタイミングは気にしておきましょう。

なお、消耗品の紙パックを常備しておく必要がありますが、通常は1パックあたり1ヶ月ほどが使用期間の目安となります。

ロボット掃除機

By: amazon.co.jp

ロボット掃除機は掃除機自体が自走することにより、ユーザーの手間が省けるのが魅力。種類としては大きく分けて2つあり、通常の掃除機のようにゴミを吸引するタイプはじゅうたんで使用できますが、拭き掃除専用タイプは基本的にフローリングなどでしか使えません。ロボット掃除機の仕様はきちんとチェックしておきましょう。

ロボット掃除機の多くは段差を乗り越えられるとともに、センサー感知による落下防止機能を備えたモデルが多いのがポイント。ただし、性能に差があるので、自宅の実情に合わせたモデルを選ぶことが必要です。例えば、赤外線センサーは黒いフローリングやじゅうたんでは、段差を検知できずに落下してしまう場合もあるので、確認しておきましょう。

また、上位機種になるとWi-Fi機能を搭載したモデルもあり、スマホなどからリモート操作も可能。外出先から清掃の指示ができるので便利です。

吸引力で選ぶ

By: amazon.co.jp

静音掃除機の吸引力を表す指標として、ワット(W)数で示される「吸込仕事率」があります。だいたい200〜500Wほどが一般的です。ただし、あくまでも掃除機本体の吸引力を表しているのに過ぎず、実際に掃除した際の吸引力を反映しているとは限りません。そのため、あくまでも目安として考えておきましょう。

実際の吸引力は吸込口(ヘッド部)の構造によっても異なってきます。より高い吸引力を求めるのであれば、モーター式のヘッドを備えたモデルがおすすめ。ブラシをモーターで回転させることにより、ゴミをかき出します。

なお、掃除機に手軽さを求めるのであれば、軽く押すだけで自走するタイプのヘッドブラシもおすすめ。ヘッド部の重量は重くなりますが、女性やシニア層などでも使いやすくて便利です。ヘッド部の構造もしっかりとチェックしておきましょう。

サイズ・重量で選ぶ

By: amazon.co.jp

最近の掃除機はスリムで持ち運びしやすいスティックタイプが主流。本体重量に関しては1kg程度の軽量モデルが人気です。

一方、キャニスタータイプの重量は約2〜5kgほど。階段などの登り降りにおいて負担が大きいので、スティックタイプと比べると重さは気になりますが、タイヤがスムーズに動くように工夫されているなど、長時間の掃除にも対応できます。そうした点は考慮しておきましょう。

静音掃除機のおすすめモデル|サイクロン式

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) サイクロンクリーナー コンパクト 低騒音タイプ IC-C100K-S

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) サイクロンクリーナー コンパクト 低騒音タイプ IC-C100K-S

さまざまな部分で低騒音化を図ったアイリスオーヤマの静音掃除機。縦置きのモーターを振動吸収ゴムで宙吊り状態にすることで、振動音や接触音を軽減しており、53dBと静音なのがメリットです。

ボディ内部に2重防音壁構造を採用しているほか、各パーツに合わせた吸音材を用いて騒音を吸収。さらに、排気経路を長くしたことで風速が抑えられたことにより、排気音も減少しています。

本モデルは、大きなゴミと微細なゴミを分けて集塵する2段遠心分離サイクロンタイプの掃除機です。ワンタッチでゴミ捨てできるほか、ダストカップは丸洗いOKなので、メンテナンス性も優れています。

吸込口に独自技術の「超吸収毛取りヘッド」を採用。本体重量約4.7kgとやや重めですが、往復ブラシが毛をキャッチしてそのまま本体に吸い込まれるので、毛が絡まないのがポイントです。犬や猫など、ペットと一緒に住んでいる方はぜひチェックしておきましょう。

日立(HITACHI) コードレススティッククリーナー パワーブーストサイクロン PV-BFH900

日立(HITACHI) コードレススティッククリーナー パワーブーストサイクロン PV-BFH900

コードレス式ながら、吸引力が高いスティックタイプ掃除機です。モーターは小型で軽量なハイパワーファンモーターを搭載。吸込口には自走式の「パワフルスマートヘッド」を採用しています。

パワフルスマートヘッドは押し引きに合わせてヘッド前方のフラップが自動開閉するのが特徴。押す時はフラップが開いて大きなゴミを吸引し、ヘッドを引くとフラップが閉じることにより圧力を高めて後ろのゴミを吸引しやすくします。

また、壁に当たると上から下へ空気が流れる構造なので、壁際のゴミやホコリも吸い込みやすいのがメリットです。

パワフルスマートヘッドのほかにも、ミニパワーヘッドやマルチすき間ブラシなど、アタッチメント類が合計8点と豊富。重量も1.5kgと軽量なコードレススティッククリーナーです。

東芝(TOSHIBA) フィルターレスサイクロン式クリーナー トルネオ ヴイ VC-SG900X

東芝(TOSHIBA) フィルターレスサイクロン式クリーナー  トルネオ ヴイ VC-SG900X

目詰まりの原因となるサイクロン部のフィルターを除いたことにより、吸引力が99%以上持続すると謳うキャニスター式の掃除機です。

空気を10気筒の気流で吸引することによって、微細なホコリやチリを分離できる「ミクロトルネード分離」を採用。強い気流で圧縮するので、ゴミ捨てもラクラクです。

吸込口には自走式の「ラクトルパワーヘッド」を採用。フッ素加工ブラシやAgブラシなどの効果で、ブラシにゴミが付着するのを軽減しています。なお、ヘッド部は約380gと軽量です。

「節電ストップ機能」を備えているのもポイント。ヘッドを浮かせれば6秒後に一時停止、1分後には完全停止します。

さらに、暗い場所のゴミを見つけやすいLED照明「ワイドピカッとブラシ」を搭載。布団1枚を約80秒でキレイにできると謳う「電動ふとんブラシ」も付属しています。吸引力が高い掃除機を探している方におすすめのモデルです。

静音掃除機のおすすめモデル|紙パック式

パナソニック(Panasonic) Jコンセプト MC-JP810G

パナソニック(Panasonic) Jコンセプト MC-JP810G

アルミ製高効率モーターを採用したことにより、重量約2.0kgと軽量なキャニスタータイプ掃除機です。本モデルのポイントは、本体だけでなく、ホースと延長管、そして床ノズルなどアタッチメントの軽量化が図られている点。中空ガラス配合軽量プラスチックやPPFRPといった軽量素材を使用しており、アタッチメント合計重量も1.3kgと軽量です。

ホースの位置を下げるとともに、ロングハンドルを採用するなど、ハンドル部が改良されたことがポイント。姿勢よく掃除できるので、腰への負担が少ない掃除機です。

ヘッドには目に見えないハウスダストを検知する「クリーンセンサー」を搭載。スギ花粉、ダニの死骸やフンなど、約20μmの微細なゴミにも効果が期待できます。

ゴミがあると赤く点灯し、キレイになると消灯するのもポイント。汚れの状況がひと目で分かる、使い勝手のよい掃除機です。

エレクトロラックス(Electrolux) 紙パック式掃除機 エルゴスリーオート EET530SO

エレクトロラックス(Electrolux) 紙パック式掃除機 エルゴスリーオート EET530SO

静音掃除機として人気が高いエレクトロラックスのロングセラーモデル。吸引力の高いモードでも57dB、最小のパワーであればなら50dBと近隣住人に配慮できるのが特徴です。

吸い込み口から排気口まで、空気の流れを最適化する「Aero Pro System」を採用しているのもポイント。空気の通り道の気密性が高いので、排気漏れは少なめです。

紙パックの交換目安は比較的長く、約3ヶ月に1回程度。空気清浄機で使われている「HEPA12フィルター」を採用しており、排気もケアできます。小さな子どもがいる家庭でも安心して使えるおすすめモデルです。

静音掃除機のおすすめモデル|ロボット掃除機

パナソニック(Panasonic) 床拭きロボット掃除機 ローラン MC-RM10

パナソニック(Panasonic) 床拭きロボット掃除機 ローラン MC-RM10

面倒な拭き掃除を自動で行ってくれるロボット掃除機。拭き掃除は「水拭き」と「から拭き」の両方に対応しています。稼働音は静かながら床のベタつきやザラつきをキレイにできるため、フローリングのリビングルームをはじめ、廊下そしてキッチンなど、さまざまな場所で利用可能です。じゅうたんに乗り上げることもなく、落下防止機能を搭載しており、玄関でも使用できます。

走行ルートは拭き掃除の基本的に「コの字型」を採用。効率的に雑巾がけできるとともに、往復時に重ね拭きするので、丁寧な仕上げが魅力です。さらに、拭く面を5分半ごとに動かす「回転式ローラー」を採用しており、いつでもキレイな面で拭き掃除できます。

通常は専用モップを使用しますが「シートモード」を利用すれば、市販シートを取り付け可能。使った後は捨てるだけなので、手間もかからないのがメリットです。

パナソニック(Panasonic) ロボット掃除機 ルーロ MC-RS300

パナソニック(Panasonic) ロボット掃除機 ルーロ MC-RS300

三角形状を採用したロボット掃除機。静音に配慮しながらも部屋の隅や壁際にもしっかりブラシが届くのがメリットです。障害物検知センサーは従来の赤外線センサーと超音波センサーに加えて、レーザーセンサーを内蔵しているのも特徴。ゴミの量に応じて走行速度や動作をコントロールするのもポイントです。

高機能な「お掃除サポートリモコン」が付属しているのも魅力。「エリアメモリー機能」を利用すると、掃除したい場所を3つ登録できます。また、1週間分の掃除スケジュールが設定できるほか、掃除の結果やエラーを音声で知らせてくれる「お掃除結果レポート」も便利です。

「クリーンセンサー」は、約20μmの微細なゴミまで検知可能。ゴミの量に合わせて、パワーや走行速度を自動でコントロールします。ブラシやダストボックスは水洗い可能なので、メンテナンスも容易。使い勝手良好なロボット掃除機です。