最近は音楽を聴く際に、ヘッドホンやイヤホンはもちろん、スピーカーにもこだわりを持つ方が増えてきています。なかでも「ブックシェルフスピーカー」は高音質であるかはもちろん、デザインにもこだわったモノが多く、リビングや書斎などのインテリアとどう調和させるかも重要です。

そこで今回はブックシェルフスピーカーのおすすめモデルをご紹介。充実したオーディオ環境を整えたい方は、ぜひチェックしてみてください。

ブックシェルフスピーカーとは?

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ブックシェルフスピーカーとは、「bookshelf type speaker(本棚の中に置けるスピーカー)」のこと。具体的な規格はありませんが、目安としては幅20cm前後、高さ40cm程度までの直方体のスピーカーを意味し、最近では比較的コンパクトなスピーカー全般のことを指します。

ブックシェルフスピーカーの特徴

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ブックシェルフスピーカーは、音響的には比較的素直。なお、キャビネット(箱)の容積が小さいことにより、低い周波数の低音を出しにくいことは留意しておきましょう。

最近のブックシェルフスピーカーの性能向上ポイント

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スピーカーの大きさと低音再生能力には相関関係があり、本体サイズが大きいほうが低音をより低い周波数まで出しやすいのが原理です。

なお、小さいスピーカーでも音の出しやすさにつながる能率を犠牲にすれば、ある程度の低い周波数であればカバーできますが、そうなると駆動するアンプに負担がかかるため、製品化はなかなか困難でした。

その流れが変わったのは2000年代以降。技術革新が進んだことで低価格でも高出力で駆動力もある「デジタルアンプ」が普及し、昨今のラインナナップにおいては優秀なブックシェルフスピーカーも数多く出揃っています。

ブックシェルフスピーカーの選び方

大きさで選ぶ

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ブックシェルフスピーカーは小型とは言っても一律ではなく、大きさの違いがあります。PCデスクで使いたい場合は、片手サイズの幅15cm以下くらいがおすすめ。ある程度広い部屋でスタンドも使って本格的に使いたい場合は、幅20cm以上のモデルが向いています。

なお、設置場所に余裕があり、アンプへの負担も減らしたいのであれば、幅30cmくらいの中型ブックシェルフと呼ばれるやや大きめのタイプもおすすめです。

ハイレゾ対応で選ぶ

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現在のスピーカーのトレンドはCDを上回る高音質音源であるハイレゾ対応です。ハイレゾ対応スピーカーとは、高域再生能力が40kHz以上の製品のこと。対象製品には「ハイレゾロゴマーク」が付与されており、対応する製品ラインナップは国内メーカー品が中心となります。

低音再生能力で選ぶ

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最近のブックシェルフスピーカーの低音再生能力が高いと言っても、やはり本格的な大型機とは音質に差があることは否めません。特に幅15cm以下の小型機では低音が少ないと感じる場合もあります。

具体的な目安として、低音側の再生周波数範囲を見ましょう。数値が低い方がよく、40Hz台だと小型としては優秀です。なお、50~60Hz台であれば低音不足を感じることはあまりありませんが、80Hz以下が出ないとさすがに寂しく感じます。しっかりとチェックしておきましょう。

能率をチェック

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スピーカーを選ぶうえで重要なスペックは、能率とインピーダンスです。能率はdB(デシベル)で表示します。スピーカーに1Wの信号を加えて出る音の大きさを測定した数字です。能率が高いほど、少ないアンプの出力で大きな音が出せます。

ブックシェルフスピーカーは低音再生能力を高めるために能率が低いものも。標準は85dB程度ですが、80dB台前半ですとアンプのパワーが必要になります。アンプに気を使いたくない場合は85dB以上がおすすめです。

80dB台前半でも机の上などで近づいて聴くならそれほどパワーは要りません。また、デジタルアンプ(D級動作)と組み合わせることでも解決できます。なお、数W程度の低出力が多い真空管アンプとの組み合わせは避けたほうがよいでしょう。

インピーダンスをチェック

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インピーダンスはスピーカーが持つ電気抵抗の大きさを表す数値で、Ω(オーム)という単位で表します。一般的なスピーカーは4〜8Ωで、最も多いのは6Ωです。

気をつけたいのは4Ω。AVアンプやミニコンポのアンプでは4Ωに対応しない製品があります。音は出ますが、故障やトラブル時には保証対象外となることがあるので留意しておきましょう。

形式をチェック

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スピーカーの再生可能音域の広さと低音の質に関わってくるのが、スピーカーの形式です。ユニット数を増やせば再生音域は広がりますが、音の出所が分散するため、近づいて聴くと違和感が出る場合があります。

また、低音の出方と再生音域に関わるエンクロージャー形式は2種類あり、低音を豊かで再生音域を延ばせる「バスレフ型」と締まりのある低音が特徴の「密閉型」とがあります。なお、大きさが似通っている小型のブックシェルフスピーカーでは大半が「2ウェイ形式のバスレフ型」です。

小型のブックシェルフスピーカーおすすめ

パイオニア(Pioneer) ブックシェルフスピーカー S-LM2B-LR

片手サイズの小型ブックシェルフスピーカー。幅119×高さ179×奥行162mm、重量1.5kgのコンパクトボディで、再生周波数帯域は50Hz~40kHzとワイドレンジでハイレゾ再生にも対応します。後方に向かって湾曲した「ラウンドフォルムエンクロージャー」により、視覚的にも小さく見せているのがポイントです。

なお、小型でも低音再生が充実しているため能率は81dBとかなり低め。購入する際はしっかりとした出力のあるアンプを選ぶことも重要です。

フォステクス(FOSTEX) ハイレゾ対応スピーカーシステム かんすぴ P802-S

小さくて高性能なブックシェルフスピーカー。幅100×高さ195×奥行120mm、重量1.1kgと軽量かつコンパクトな本格的2ウェイ・バスレフ型です。

8cm口径のウーファーのエッジには動きのよいウレタンフォーム材を採用し、150Hzというスペック以上に豊かに聴こえる低音を再生します。軽量なUFLCソフトドーム振動板ツイーターによりハイレゾ対応で、コスパは良好です。能率は80dBとかなり低めなので、購入する際はデジタルアンプとの組み合わせも検討しておきましょう。

パイオニア(Pioneer) 2ウェイスピーカーシステム S-CN301-LR

小型で高音質ながらリーズナブルな価格帯のスピーカー。幅が135mmながら、再生周波数帯域45Hz~40kHzのワイドレンジをカバーしており、ハイレゾ対応の高域だけでなく、低音の伸びも秀逸です。

小型で低音を充実させたため、能率が81dBとかなり低め。50Wクラス以上のしっかりとした出力を持つアンプと組み合わせるのがおすすめです。

ヤマハ(YAMAHA) ブックシェルフスピーカー NS-B210(B)

幅105×高さ205×奥行132mm、重量1.6kgというコンパクトスピーカー。「アルミコーンウーファー」を搭載したフルレンジ構成で1ウェイ2ユニットという変則的な内容です。軽量で高剛性なアルミ素材の特性を生かした明快で反応の良い中低域再生を実現しています。

スピーカーを2基搭載していることにより、音の情報量も豊富です。薄型テレビの脇に置いても邪魔になりにくい縦長フォルムもポイント。2本で6000円台とリーズナブルな価格帯ながらもハイレゾに対応しているのも特徴です。

オンキヨー(Onkyo) スピーカーシステム D-109XM(B)

幅102×高さ175×奥行128mm、重量1.2kgとコンパクトタイプの本格的な2ウェイ設計スピーカー。低音用のウーファーユニットには自社開発の「N-OMF振動板」を採用。量感豊かで滑らかな低音を再生します。高音用のツイーターユニットには「バランスドーム型振動板」を使用し、ハイレゾ対応要件を大きく超える80kHzまでの高域再生を実現。微細な音の再生能力に優れています。

また、価格がペアで1万円以内とリーズナブルながら、光沢仕上げの前面キャビネットもポイント。能率が81dBと低く、低音の再生周波数が70Hzからというのは弱点ですが、高音重視で楽しみたい方にはおすすめです。

JVCケンウッド(KENWOOD) ブックシェルフスピーカー SX-WD9VNT

振動板に木を採用した個性的かつ高品位な小型ブックシェルフスピーカー。チェリー無垢材を使用したキャビネットは見た目に美しいだけでなく高音質にもひと役買っており、目に見えない内部にも響きを調整するための木製「人工熟成響棒」も音質向上に貢献しています。

幅120×高さ161×奥行264mmとやや奥行きがあるほかフルレンジなのでやや再生音域は狭いものの、満足度の高いブックシェルフスピーカーです。

エラック(ELAC) 300LINE マイクロスピーカー BS302

ブックシェルフスピーカーのなかで知名度の高いドイツの「ELAC」。本製品はサイズが91×111×121mm、重量は1.3kgと軽量かつコンパクトなモデルです。

小型でも低音の伸びた充実したサウンドがポイント。リア部と底面それぞれに6mmのインサート・ナットを搭載しており、ブラケットやスタンドを使用しての幅広いセッティングに対応できるのも魅力です。

低音に定評があるブックシェルフスピーカーのおすすめ

ジェイビーエル(JBL) 2ウェイ ブックシェルフ型スピーカー STUDIO 220

迫力ある低音に定評があるJBLのブックシェルフスピーカー。本製品は16.5mm径ウーファーを使用し、再生周波数帯域42Hz~22kHzと高い低音再生能力を要しているのが特徴です。

能率は88dB、インピーダンス8Ωと他に比べてもアンプに負担を掛けずに鳴らしやすいのもメリット。組み合わせて使うアンプ選びに気を使いたくない方にもおすすめです。

JVCケンウッド(KENWOOD) Speaker System LS-K901-M

お手頃なサイズ感と価格で低音が充実したブックシェルフスピーカー。幅160×高さ271×奥行271mmで、再生周波数帯域は40Hz~100kHzをカバーしているのも特徴です。

応答速度の速さや歪みの少なさを追求したウーファーユニットにより、ボリュームがありながらもすっきりとした低音も魅力。充実した機能でありながら、ペアで価格が2万円台とお得感が高いので、ハイコスパな重低音スピーカーを探している方にもおすすめです。

ソニー(SONY) スピーカー SS-NA5ESpe

ソニーによるブックシェルフスピーカー。2ウェイながら4ユニットの変則形式で、高音域ユニットを3つ配置した独特の構成による45kHzまで伸びた高音、高解像度でなめらかな音、広大な空間再現性などによりハイレゾ音源を存分に堪能できるのが特徴です。

一方でピアノ製造の技術を生かした美しい木製キャビネットと13cmウーファーの組み合わせにより、48Hzからの豊かな低音も再生。インピーダンスが4Ωなのは気になる点ですが、ハイレゾ音源を堪能できるおすすめの逸品です。

エラック(ELAC) 2ウェイ・バスレフ型スピーカー BS312

小型ブックシェルフスピーカーの名機「CL-310JET」の後継機モデル。同シリーズは独自の「JET方式ツイーター」を採用しており、アコーディオン状のプリーツを動かす独特な動作により、自然でリアルな高音を体感できるのが特徴です。

また、アルミ振動板の小型ウーファーと金属キャビネットなどの独自の技術により、本体サイズのわりには低音再生能力も良好。周波数特性は42Hz~50kHzとハイレゾ対応もクリアしたワイドレンジをカバーしています。

なお、専用スタンド前提の音作りなのでやや置き方に制約があることと、インピーダンスが4Ωなのでアンプ選びには注意が必要なことは留意しておきましょう。

PMC ブックシェルフスピーカー twenty5 22

イギリスのPMCのブックシェルフスピーカー。小型ながら質のよい低音を増強できる独自技術「ATL(Advanced Transmission Line)」を採用しているのが特徴です。これは吸音素材で覆われたトンネル状の内部空間構造を採用した特許技術で、幅192mmにして39Hzから再生可能。しっかりと低音を鳴らすのがポイントです。

大音量再生に強いのも魅力。89dBと高能率で、勢いやノリのあるサウンドを気持ちよく聴きたい方におすすめです。

オンキヨー(Onkyo) スピーカー D-77NE

30cmクラスの大型ウーファーを搭載した3ウェイ型で幅が40cm近くもあるブックシェルフスピーカー。同サイズのモデルは1980年代に多くの国内メーカーが発売し、スピーカーの主流をなしていましたが、置き場所の制約やオーディオのコンパクト化傾向から2000年台以降にはほぼ無くなってしまいます。

本モデルはその貴重な生き残りで、実にシリーズ11代目。「ノンプレスコーン」や「複合型ツイーター」、「シルクOMF振動板」など、これまでメーカーが培ってきた技術を投入した渾身の作品です。

大きめのスピーカーだけで得られる重低音、スケール感、音のボリューム感は秀逸。実際、30Hz~50kHzのワイドレンジをカバーするほか、90dBとアンプにかなり優しいのもポイントです。

ジャズやクラシック向けブックシェルフスピーカーのおすすめ

ジェイビーエル(JBL) 30cm3ウェイコントロールモニター 4312SE

金管楽器の輝くような再現性とドラムやベースの迫力、音全体のエネルギー感の高さが感じられるブックシェルフスピーカー。メーカーが培ってきた長年のノウハウと技術がしっかりと投入された製品です。

本製品は30cmのウーファーを擁する3ウェイ・バスレフ型。現在のブックシェルフスピーカーとしては大きめですが、鮮度の高いサウンドを求めている方におすすめです。

タンノイ(TANNOY) Revolution XT 6 WL

コンサートと同じような臨場感が楽しめるブックシェルフスピーカー。木製キャビネットを使用し、モノとしての品質も良好です。また、同メーカーの代名詞である「同軸ユニット」による定位のよさもポイント。89dBとブックシェルフ型にしてはかなり高い能率なので、アンプに負担もかけないのも魅力です。

ATC ブックシェルフ型スピーカー new SCM7

非常に強力な磁気回路を持つソフトドーム型ツイーターと密閉型構造を採用したブックシェルフスピーカー。厚みがあり実在感が高いサウンドを聴かせるのが特徴です。

迫ってくるような再現性はジャズ愛好家の好む音質傾向。高域の伸びはほどほどで、サウンドの響きをしっかり体感したい方におすすめです。

ケーイーエフ(KEF) ブックシェルフスピーカー Q350B

ジャズやクラシック再生において重要な、楽器の位置関係の描写力に長けたブックシェルフスピーカーです。

音域の異なる2つのスピーカーを同軸状に配置する「同軸ユニットUNI-Qドライバー」技術を採用しているのが特徴。これにより、2ウェイ以上のスピーカーでは避けられない音の出所の分散による定位の悪化を払拭しており、高音質サウンドをしっかりと楽しめるのもポイントです。

クォード(QUAD) ブックシェルフ型スピーカー S-2

リボン型ツイーターとケブラーコーン・ウーファーを採用したブックシェルフスピーカー。静電型ではありませんが、長年培ったチューニング力により、ブランドイメージ通りの音を聴かせます。スピーカーのツイーターとウーファーを別々のケーブルで接続することで、ウーファーで発生する逆起電力がツイーター側に入り込まなくなる「バイワイヤリング」にも対応しているので、興味がある方はぜひ試してみてください。

ワーフェデール(Wharfedale) DIAMOND 225

ペアで5万円台のブックシェルフスピーカー。不要な音の発生につながる分割振動を抑えた、ケブラー織布コーン採用の165mmウーファーを採用しており、音の歪みを抑える独自エッジも相まって、原音に忠実なサウンドを鳴らすのが特徴です。

低音放射用のポートを底面に配置しているのもポイント。設置場所に左右されにくい低音再生が魅力で、能率87dB、インピーダンス8Ωとアンプに負担をかけにくいスペックを要しています。

このクラスでは難しいアコースティック楽器の再生能力が高く、ジャズやクラシックに最適。ラインナップはブラックウッドやローズウッド、ウォールナットの3色から選べるので、インテリア性も良好です。

高級なブックシェルフスピーカーのおすすめ

バウワースアンドウィルキンス(Bowers & Wilkins) 800 Series Diamond 805D3/MR

高級ブックシェルフスピーカーの代表モデル。1998年に初代が発売された同社の「805」シリーズは、それまでのブックシェルフスピーカーとは一線を画する精密な設計により、圧倒的な高音質を実現。ブックシェルフスピーカーは大型の代わり、間に合わせという概念を覆した存在として知られています。

本体上部に据えられた「ノーチラスチューブ技術」ツイーターも805シリーズの象徴。ハイレゾ対応のハイスペックも備え、性能、音質ともに隙のない逸品です。

モニターオーディオ(MONITOR AUDIO) Platinum PL100 II

By: monitoraudio.com

ハイエンドながらコスパも良好のブックシェルフスピーカー。高度で独自の高音質化技術も多数備え、肝心の音質面も優れています。

独自の「C-CAM」と呼ぶハイテク振動板と、超高速で伸び縮みするアコーディオンに似たプリーツ状振動板を採用。40Hz~100kHzの広帯域を歪みなく再生できるのが特徴です。

非常に色付けの少ないサウンドで空間表現力も良好。88dBと高能率なのでアンプに負担がかかりにくいのも利点です。

スターリング ブロードキャスト(Stirling Broadcast) スピーカー LS3/5a V2

本製品は1970年代にイギリスのBBC放送が、業務用の検聴目的で規格化したスピーカー「LS3/5a」を踏襲したモデル。

正確でリアルな再現性を基本にしながらも、音楽のよさ、楽しさを自然に感じさせてくれる描写力の高さにより、オーディオ愛好家からも絶大な支持を受け続けています。

83dBの低能率、さらに11Ωという珍しいインピーダンスによりアンプの選定や置き方のセッティングなど、かなりクセはありますが、ハマった時には絶大のポテンシャルを発揮する名機です。

エラック(ELAC) ADANTE AS-61


 
高剛性アルミニウムを使用した135mm径のミッドレンジコーンで、色付けのない音色を奏でる高級ブックシェルフスピーカー。音楽や楽器が持つ特性を聞き分けられるほど、高音質なサウンドを体感できるのが特徴の製品です。

ダリ(DALI) ブックシェルフスピーカー EPICON2

ハイエンドクラスのブックシェルフスピーカー。ウーファーの磁気回路に「SMC」と呼ぶ素材を使用しており、よりスムーズな振幅が行なえるため磁気回路に起因する歪みを低減しているのが特徴です。

塗りと研磨をそれぞれ10回施し、塗膜の厚みは2mmにも達する木製キャビネットを採用しているのもポイント。再生周波数帯域は47Hz~30kHzと以外と狭く、ハイレゾにも非対応、インピーダンスも4Ωと使い勝手には難がありますが、レコード再生用のブックシェルフスピーカーとの位置付けであれば、しっかりとポテンシャルを発揮する製品です。

オンキヨー(Onkyo) ブックシェルフスピーカー Scepter SC-3

ノンプレス成形を施したウーファー用振動板により、軽量かつ高剛性のブックシェルフスピーカー。理想的な特性をハイレベルに網羅しているのが特徴です。

高音再生部にはメーカー開発のスーパー楕円形状を採用した「アルミダイキャストホーン」を搭載しており、28Hz~50KHzの再生に対応しつつも、インピーダンスは4Ω。自然な音の広がりを体感できるのがポイントです。

クリプトン(KRIPTON) 密閉型ブックシェルフスピーカー KX-5P

現在では希少な密閉型による高級ブックシェルフスピーカー。天然材突板に本格的なピアノ塗装を全6面に施しており、鏡面仕上げの美しさが秀逸の製品です。

50kHzまで再生できる砲弾型イコライザー付ツイーターもポイント。「アルニコ壷型内磁気回路」という非常に高価ながらも低歪みな特徴を活かして、超高音まで澄み切った音色を再現します。

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番外編:ブックシェルフスピーカーの置き方

高音質を引き出す基本的な置き方

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ブックシェルフスピーカーは本棚に置けるというのが名前の由来ですが、スピーカーは狭い場所に押し込めてしまうと音の広がりが減り、音もこもってしまうので、その名の通り設置するのは、あまりおすすめしません。スピーカーの前方と側方には空間を要すのはもちろん、後方に低音放射用ポート(バスレフポート)のある場合は後方も同じように空けましょう。

左右の間隔は1mから2mの範囲で空けるとステレオ効果が適度に発揮された臨場感の高い音になります。2台のスピーカーの高さを揃えるのも基本です。耳の高さに高音側のユニット(ツイーター)が来るようにしましょう。

何に置くか

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理想的な設置は、適切な高さに置けるブックシェルフスピーカー向けスタンドを活用する方法。別途用意する必要はありますが、予算と設置するスペースがある場合は検討の余地ありです。

スタンドを使わない場合は、カラーボックスのような設置面の弱い場所には置かないほうがよいでしょう。スピーカーは、底部の振動が設置面で増幅、共振しないことが基本。机の上などに置く場合は、設置面にオーディオ用インシュレーター(振動吸収素材)を置くのも有効です。