従来のCDを上回る情報量と音域の広さを持つ高音質な「ハイレゾ音源」。その音源のよさを活かすためには「ハイレゾ対応スピーカー」を使用する必要があります。

しかし、ハイレゾという言葉だけでどういうものなのかを知らない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ハイレゾの基礎知識とおすすめのハイレゾスピーカーをご紹介。選び方もあわせて解説するので、購入を検討している方はチェックしてみてください。

ハイレゾ対応スピーカーとは?

ハイレゾ対応スピーカーと普通のスピーカーの違い

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ハイレゾは高解像度を意味する「ハイレゾリューション」の略語。CDの何倍もの情報量であるハイレゾ音源の情報を余すことなく引き出せるのが、ハイレゾ対応スピーカーです。ボーカリストの息遣いや細かな残響といった、普通のスピーカーでは再現できない音域まで拾い上げてくれるので、生の演奏を聴いているかのような臨場感を楽しめます。

ハイレゾ対応スピーカーの選び方

パッシブ型かアクティブ型か

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スピーカーには、音を出すのに外部アンプとプレーヤーが必要な「パッシブ型」と、アンプを内蔵した「アクティブ型」に分かれます。

据え置きの本格的なオーディオシステム用としてはパッシブ型、PCスピーカーやBluetoothスピーカー、サウンドバーなど生活に溶け込んだホームオーディオ向けの製品にはアクティブ型のモノが主流です。

パッシブ型は、高品質ですが予算や手間、設置環境など要求度が高いのに対し、アクティブ型は大きさ、価格も手ごろなモノが多く、従来のラジカセ、ミニコンポ感覚で使用できます。

最近はアクティブ型でもハイレゾ対応化により高品質なモノが増えているので、ハイレゾ対応スピーカーに興味がある方にもおすすめです。

アクティブ型は入力対応スペックを確認

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一部のハイレゾ対応アクティブスピーカーには、デジタル入力を装備しているモノもあります。ハイレゾ音源の多くはPCから再生するので、USB入力があれば便利。もし、光か同軸のデジタル入力しかない場合は、USB-DDCを使えば利用可能です。

USB入力型では対応ハイレゾ音源のスペックを確認しましょう。PCM系の24bit/96kHzまで対応は最低条件。PCMなら24bit/192kHz以上に対応したモノがおすすめです。一方、DSD対応モデルは少ないですが、DSD音源はPC側でPCMに変換して出力・再生できます。

ハイレゾ対応スピーカーのおすすめ|アクティブ型

アンカー(Anker) Bluetoothスピーカー Soundcore Motion+

アンカー(Anker) Bluetoothスピーカー Soundcore Motion+ AK-A3116011

ケーブルで有線接続すればハイレゾ音源が再生できるアクティブタイプのハイレゾ対応スピーカー。高品位コーデック「Qualcomm aptX」の搭載により、Bluetoothでのワイヤレス接続時にも遅延の少ない高音質なサウンドが楽しめます。

持ち運びしやすいコンパクトサイズでIPX7規格の優れた防水性能を有しているため、さまざまな場所で使用できるのがポイント。内蔵バッテリーの容量は6700mAhで、最長12時間の連続再生が可能です。

ソニー(SONY) グラスサウンドスピーカー LSPX-S2

ソニー(SONY) グラスサウンドスピーカー LSPX-S2

縦に長い有機ガラス管の振動板を採用することで、部屋のすみずみまで広がる360°サウンドを実現したハイレゾ対応スピーカー。32段階に調光可能なLEDライトを内蔵しており、インテリアの雰囲気作りにおすすめのアイテムです。

Bluetooth接続時にもハイレゾ音質が楽しめる「LDAC」に対応しているほか、CD音源や圧縮音源をハイレゾ相当に高音質化する「DSEEHX」を搭載。実物の楽器と同じように加振器で物理的にガラス管の端面を叩く独自技術により、生演奏に近いリアルなサウンドを再生できます。

エディファイア(Edifier) デスクトップパワードスピーカー ED-S880DB

エディファイア(Edifier) デスクトップパワードスピーカー ED-S880DB

温かみのあるウッド調のデザインが目を引くハイレゾ対応スピーカー。Bluetoothを含んだ5系統の入力に対応しており、USB・OPTICAL・COAXIAL接続の場合にハイレゾ音源が再生可能です。

デスクトップに設置しやすいコンパクトサイズながらも、合計88Wによる高出力で良質な音圧を実現。背面のダイヤルを操作すれば、音量・低音・高音を好みに合わせて細かく調節できます。

ジェイビーエル(JBL) スマートスピーカー LINK20

ジェイビーエル(JBL) スマートスピーカー LINK20

話題のスマートスピーカー機能を内蔵したハイレゾ対応アクティブスピーカーです。Googleが開発した「Googleアシスタント」を搭載。「OK Google」という掛け声とともに話しかけると、質問に対して対話形式で回答してくれます。また、音声コマンドを使用し、天気や交通情報をチェックすることも可能。

Wi-Fiからの入力でも最大24bit/96kHzまでのハイレゾ音源再生に対応しています。そのほか、Bluetoothスピーカーとしても使用でき、各種音楽ストリーミングサービスにも対応。AC・USB・充電池電源対応の幅広さも魅力です。

ソニー(SONY) ワイヤレススピーカー SRS-ZR7

ソニー(SONY) ワイヤレススピーカー SRS-ZR7

テレビとの接続に適したハイレゾ対応アクティブスピーカーです。HDMI入力を装備しており、テレビやレコーダーなどのHDMI出力を搭載した機器の音声を再生可能です。

ハイレゾ音源の入力はWi-FiやUSB接続でPCM24bit/192kHzまで対応、さらにDSD音源やLDACコーデック「DSEE HX」機能にも対応するなど、同社の「SRS-HG1」とほぼ同等の機能を備えています。

スピーカーユニットはハイレゾ再生に最適化した設計で、サブウーファーを2基使用しており、良質な重低音が再生可能です。バッテリーは搭載していないので、コンパクトな据え置き用として音楽を楽しめます。

ソニー(SONY) ワイヤレススピーカー SRS-X99

ソニー(SONY) ワイヤレススピーカー SRS-X99

一体型のアクティブ型としては大きめのサイズを活かした高音質が魅力のモデルです。本体サイズは430×133×125mmで、重量は約4.7kg。これにより、余裕のあるスピーカー設計が可能になり、45Hz~40kHzまでの超ワイドレンジ再生を実現しています。

また高効率なD級アンプを採用することで出力154Wと、コンパクト機とは思えないパワーが特徴で、広い空間での大音量再生も可能です。本機も機能面では「SRS-HG1」とほぼ同じ。電源はAC専用で、本格志向の据え置きオーディオとしてもおすすめです。

デノン(DENON) ポータブルネットワークスピーカー HEOS 1 HEOS1HS2

デノン(DENON) ポータブルネットワークスピーカー HEOS 1 HEOS1HS2

拡張性と多機能が特徴のハイレゾ対応アクティブスピーカーです。無線LAN・有線LANの両方に対応し、AWA・Spotifyなどのストリーミングサービスや、インターネットラジオも楽しめます。さらに、USBメモリーやNAS、Bluetooth接続、アナログ入力などによる再生にも対応。

セットアップと操作は、iOS・Android・Kindle Fire対応の「HEOS」アプリから行え、多彩な機能を簡単に操れます。デノンのHEOS対応スピーカーと連携して複数の場所から同じ音楽を流したり、2台使用してのステレオ化したりも可能。

単体ではバッテリー駆動できませんが、別売りバッテリーパックで対応できます。さまざまな音源をいろいろな場所で流す用途にもおすすめです。

オンキヨー(Onkyo) ハイレゾ対応アンプ内蔵スピーカー WAVIO GX-D90

オンキヨー(Onkyo) ハイレゾ対応アンプ内蔵スピーカー WAVIO GX-D90

国内大手オーディオメーカーのオンキヨーは、他社に先駆けてアクティブスピーカーでのハイレゾ対応化を進めてきました。本モデルは2002年に発売したロングセラー。

USB入力には非対応ですが、96kHz/24bitに対応した光・同軸デジタル入力端子を備え、90kHzまで再生が可能な高性能バランスドーム型ツィーターを採用しています。

ヘッドホン出力に加え、サブウーファー用出力も備えるので、拡張性も十分。USB-DACと組み合わせての使用もおすすめです。

ヤマハ(YAMAHA) ハイレゾ対応PCスピーカー NX-N500

ヤマハ(YAMAHA) ハイレゾ対応PCスピーカー NX-N50

多彩なデジタル入力でのハイレゾ再生に対応しているのが特徴のアクティブスピーカーです。USB入力は24bit/192kHzまでのPCMに加えて、DSD 5.6MHzにも対応。さらに、Wi-Fi・Bluetooth・ネットワーク再生にも可能で、光デジタルも装備しています。

スピーカー再生周波数54Hz-40kHzのワイドレンジを44W+44Wの大出力内蔵アンプでパワフルに駆動。ヤマハの業務用モニタースピーカー同様の色付けの少ないリアルなサウンドでハイレゾを楽しめます。

大音量での再生も可能でリモコンも装備しており、広い空間でのメインスピーカーにもおすすめ。

ハイレゾ対応スピーカーのおすすめ|パッシブ型

ヤマハ(YAMAHA) 2ウェイブックシェル型スピーカー NS-BP401BP

ヤマハ(YAMAHA) 2ウェイブックシェル型スピーカー NS-BP401BP

グランドピアノと同等の塗料・工程による黒鏡面ピアノフィニッシュを採用したハイレゾ対応スピーカーです。ウーファーの振動板は剛性に優れレスポンスのよいアルミ製。高音用スピーカーの振動板にはコーティング処理を施し、ハイレゾ音源の超高音域にしっかり対応しています。

キャビネットの角は楔の原理で強固に結合され、ノイズの出にくい高剛性を実現。また、内部に不要な振動を抑える特殊なユニットを設置しているため、スピーカーから生まれる豊かなサウンドをクリアな状態で再生できます。

パイオニア(Pioneer) ハイレゾ対応2ウェイスピーカーシステム S-CN301-LR

パイオニア(Pioneer) ハイレゾ対応2ウェイスピーカーシステム S-CN301-LR

コンパクトさが人気のハイレゾ対応スピーカーです。口径2cmのソフトドーム型ツィーターにより、40kHzまでの高域再生が可能。

低域用には大振幅に対応したロングストローク設計の口径10cmグラスファイバー振動板ウーファーを搭載し、135×230×220mmの小型サイズながら重低音を鳴らします。

リアルウッド仕上げの筐体で、インテリアにも馴染む上質さも魅力です。

フォステクス(FOSTEX) ハイレゾ対応スピーカーシステム P804-S

フォステクス(FOSTEX) ハイレゾ対応スピーカーシステム P804-S

小型なだけでなく、奥行きも抑えたハイレゾ対応スピーカーです。幅140×高さ264×奥行172mmで重量2.33kg。似たような小型スピーカーと比べ奥行きが浅い分、置き場所を取りません。

さらに、普通は後面か前面に設置する低音放射用ポートを、底面に装備する珍しい設計を採用。これにより前後左右の空間を取る必要もないため小型化を実現しています。

世界的なスピーカーユニット供給メーカーであるフォステクスならではの、自然で透明感の高いサウンドも魅力。

ソニー(SONY) 3ウェイスピーカーシステム SS-CS3

ソニー(SONY) 3ウェイスピーカーシステム SS-CS3

リーズナブルなハイレゾ対応トールボーイスピーカーです。トールボーイ型は、同じ占有面積のブックシェルフ型と比較して内容積が大きくなるので、低音再生能力と鳴らしやすさに優れます。ブックシェルフ型と違い、スタンドが不要なのもメリットです。

ただ、高価なモデルが多いのが難点。その点、本モデルは比較的リーズナブルなのが魅力です。ソニー独自開発の「WDスーパートゥイーター」により、ハイレゾ音源の繊細な表現と空間性の広さを楽しめます。

オンキヨー(Onkyo) ハイレゾ音源対応2ウェイスピーカーシステム D-112EXT

オンキヨー(Onkyo) ハイレゾ音源対応2ウェイスピーカーシステム D-112EXT

高域再生能力の高さが特徴のハイレゾ対応スピーカーです。自社開発の「3cmリング型ツィーター」を搭載し、100kHzもの高域再生を実現。PCM 384kHz以上の音源や、DSD 11.2MHz以上の音源にも余裕を持って対応できます。

音の滑らかさや反応の速さを改善する「砲弾型イコライザー」を搭載したウーファーも優秀。ハイレゾのなかでもハイスペックな音源を所有する方におすすめです。

クリプトン(KRIPTON) ブックシェルフ型スピーカー KX-1

クリプトン(KRIPTON) ブックシェルフ型スピーカー KX-1

密閉型構造が特徴のブックシェルフ型ハイレゾ対応スピーカーです。現在スピーカーの多くは低音のボリュームを容易に得られるバスレフ型が大半。対して、本機のような密閉型はボリューム感が控えめになるものの、クリアな低音が得られます。

ただ、密閉型はノウハウが難しいためメーカーは敬遠しがちですが、クリプトンには、かつて大手メーカーで密閉型スピーカーを多数設計したエンジニアが在籍。長年のノウハウと最新技術を合わせた高性能モデルを送り出しています。低音の「質」にこだわるならおすすめです。

エラック(ELAC) 2ウェイ・バスレフ型スピーカー BS312

エラック(ELAC) 2ウェイ・バスレフ型スピーカー BS312

コンパクトながら低音再生能力の高いハイレゾ対応スピーカーです。小型でもハイレゾ対応の高音再生は比較的容易に実現できますが、低音再生には容積の大きさか、鳴らしやすさを犠牲にしたユニットを使用する必要があります。

本モデルは独自設計の11.5cm口径ウーファーを採用し、エッジとマグネットを強化。また、薄い金属筐体を使用することで内容積も確保しています。87dBと能率を犠牲にすることなく、このサイズとしては驚異的な42Hzからの低音再生が可能です。小さくても重低音が欲しい方におすすめ。

バウワース&ウィルキンス(B&W) スピーカー 685S2

同社は高域再生の理想を追求した独自の「ノーチラスチューブツィーター」を搭載したスピーカーメーカー。

本モデルはこれまでの技術を活かした「分離型ダブルドーム・トゥイーター」により50kHzもの高域再生を実現しました。Nautilus以来の伝統である、バスユニットにウォーブンケブラーコーンミッドを使用することで全音域でのリアルかつ滑らかなサウンドが魅力。

フロントに低音放射のためのバスレフポートを設置しているので、背面を壁に近づけて設置しやすいのも利点のひとつです。

JVCケンウッド(KENWOOD) ブックシェルフスピーカー SX-WD7VNT

ジェイブイシー(JVC) ブックシェルフスピーカー SX-WD7VNT

木製振動板を使用しているのが特徴のスピーカーです。スピーカーの振動板には一般的に紙・金属・繊維・樹脂が使われています。木はスピーカー用振動板に使うには技術的問題がありましたが、JVCはそれを克服し、スピーカーなどに搭載しています。

木製振動板特有の温かみのあるリアルサウンドが特徴で、特に木製をはじめとするアコースティック楽器の再現性が魅力。唯一無二の個性のあるおすすめモデルです。

ジェイビーエル(JBL) スピーカー 4312M II WX

ジェイビーエル(JBL) スピーカー 4312M II WX

本モデルは、スピーカー界の超定番「4312」シリーズの小型版として2008年に発売されました。高域特性に優れた「ピュアチタン振動板」を採用し、50kHzまでの再生を実現しています。

ピュアパルプによる白いウーファー、ブルーバッフルと呼ばれる青い前面デザインはJBLの象徴です。迫真のリアルサウンドが持ち味。あらゆる音楽好きにおすすめのモデルです。