薄くて小さいスマホ。本体内蔵スピーカーの音は小さく、とても高音質とは言えません。イヤホンで視聴もできますが、みんなで聴きたい場合には不便です。

そこで活躍するのがスマホ向けスピーカー。スマホと接続することで、大幅に音質アップできる優れものです。手軽に楽しめるBluetoothでのワイヤレス接続タイプを中心に、スマホ向けスピーカーの選び方とおすすめモデルをご紹介。

スマホ向けスピーカーの選び方

音質で選ぶ

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スピーカーの音質は、内蔵アンプの出力と品位、ドライバーユニットの口径と質、スピーカーボックス部の容積などが組み合わさって決まります。ただ、大きければよいというほど単純でもありません。

目安としては、アンプ出力は10W以上、手のひらサイズは避け、できれば音の広がりの面で大きなアドバンテージのあるステレオタイプがおすすめです。低音については、重低音を効果的に増幅できる「パッシブラジエーター」機構を持つモデルに注目しましょう。

新興メーカーを中心に、数千円程度のモデルも増えていますが、ホームオーディオに長年の実績のあるソニー、ボーズ、JBLといった大手メーカー製が音質設計の上手さからもおすすめ。

接続方法で選ぶ

Bluetoothワイヤレス接続

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Bluetooth対応のスマホとコードレスで接続できる便利な仕組みです。コードの煩わしさがないので、飛躍的に普及しています。特にイヤホンジャックの無いiPhoneにおすすめの接続方法です。

標準コーデックのSBCでは音源データを大きくカットするため、音質が劣化するのがデメリット。より音質のよいAAC、aptX、さらにはハイレゾ相当の伝送にも対応したLDACコーデックを使うことでカバーできます。ただし、現在はSBC以外に対応するスピーカーは少ないのがネックです。

接続設定がワンタッチで可能なNFCや、複数機器と接続ができるマルチペアリング対応であればより簡単かつ便利に使えます。

しかし、Bluetoothは信号処理の関係上、入力よりも音が遅れる「遅延」が避けられないので、動画、ゲーム用には適さない点にも注意してください。 

ステレオミニ端子による有線接続

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Bluetoothを使わない接続方法として、イヤホンジャックを備えたスマホとの有線接続があります。基本的にAndroidスマホにおすすめですが、イヤホンジャックの無いiPhoneでも付属アダプターを使えば接続可能。スピーカー側がBluetooth接続にしか対応しない場合は接続できません。

有線接続はBluetoothと違い、音源を圧縮しないので原理的に高音質なのがメリット。通信環境による音声の途切れもありません。ただし、スマホ側の再生回路の音質に左右される面があり、また、コードが煩わしいのもデメリットです。iPhoneでは操作性や利便性を損なう可能性もあります。

ただし、Bluetoothのような遅延や音の途切れがないので、動画やゲームの音を聴きたい場合には有線接続がおすすめ。

そのほかの接続

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スマホとの接続方法は基本的にBluetooth接続とステレオミニ端子によるアナログ接続が主ですが、他の機器とも接続して幅広く使いたい場合は、USB、Wi-Fi、DLNAでの接続方法もあります。

他にも、iPhoneを含むiOS機と高音質でワイヤレス接続できるAirPlayや、テレビなどと高音質接続できる光デジタル接続などがあり、これらは主にAC電源専用の据え置き型の装備です。

音量で選ぶ

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スピーカーの音量は、アンプ出力とユニット口径が大きいほど最大音量が上がります。これにより、筐体の大きなホームオーディオであればかなりの大音量を出せますが、Bluetooth接続メインでポータブル使用にも対応するスマホ用スピーカーではそうはいきません。

スマホ用スピーカーでは、効率のよいD級アンプを使用する、響きのよい筐体にする、電力確保のためにAC電源に対応するなどで大音量を実現。同じモデルを2台以上同時接続することで音量を稼ぐモノもあります。

一般的には出力20W以上のスピーカーであれば、得られる音量は十分。なお、屋内での使用を考えているのであれば、AC電源対応機から選ぶのがおすすめです。

スマホ向けスピーカーのおすすめモデル|大音量タイプ

ジェイビーエル(JBL) IPX7防水Bluetoothスピーカー FLIP4

手頃な価格とサイズながら、大音量も実現したスマホ向けスピーカーの人気モデルです。ジェイビーエルはアメリカの世界的スピーカーメーカーで、迫力のあるサウンドを得意としています。

本機も最大出力は8W×2とほどほどですが、巧みな音質チューニングによって迫りくるようなパワフルサウンドを実現。音量を上げても音割れしにくいのも魅力です。

本機を2台使ってのステレオ化、さらには最大100台接続して同じ音源を流せる「JBL Connect」機能も装備。さまざまな大音量再生にも柔軟に対応します。広い空間で、複数の場所から同じ音源を鳴らしての大音量再生にもおすすめです。

ビーアンドオープレイ(B&O PLAY) ワイヤレススピーカー Beoplay A2

25.6×14.2×4.4cmのコンパクトボディながら、180W出力のアンプを内蔵。しかも、これだけの大出力にも関わらず内蔵バッテリーで最大24時間もの駆動が可能です。

このサイズに6つのスピーカーユニットを内蔵し、くっきりとした聴き取りやすいサウンドを奏でるのもポイントです。

大音量スピーカーにありがちな低音を強調したサウンドではなく、クラシック音楽もしっとりと聴かせる洗練されたチューニングも魅力。スタイリッシュなデザインも見事です。さりげなく大音量を楽しみたい方におすすめします。

ジェイビーエル(JBL) デジタルオーディオ用スピーカー Authentics L16

総合300Wの大出力と、大型筐体による大音量再生が可能なBluetoothスピーカーです。本体底面に低音を放射する「バスレフポート」を装備し、迫力のあるサウンドを全身で体感できます。

独自の音楽補正技術「クラリファイ」により、MP3などの圧縮音源も高音質で再生できるのもポイントです。AirPlay、DLNA、光デジタル、アナログ、さらにはレコード用のフォノまで備える豊富な入力も魅力。

ただし、サイズは690×205×260mmと大きく、AC電源専用の据え置き用であることには注意してください。ウォルナット材による家具調デザインもインテリア向け。スマホ以外からも幅広い音源を大音量でゆったり聴きたい方向けです。

ソニー(SONY) ワイヤレススピーカー 重低音モデル SRS-XB60

ソニー自ら「大音量Bluetoothスピーカー」と謳うモデルです。130mm径の大口径ウーファーを2基、50mm径のツイーターを2基搭載。これに響きのよい木製筐体を使用し、圧倒的な大音量と大音圧を実現。内蔵アンプも150Wと強力です。

コーデックはSBC、AACに加え、LDACにも対応しています。サイズは264x552x272mmで重量8000gと、スマホ用のポータブルスピーカーとしては大きめです。バッテリー駆動も可能なのでキャンプや屋外イベントにもおすすめ。

パナソニック(Panasonic) ワイヤレススピーカーシステム SC-UA7-K

合計10基のスピーカーと1100W出力のアンプを内蔵し、大出力を実現したBluetooth接続対応のワイヤレススピーカーです。

260×744×295mm、重量約14kgと完全にホームオーディオサイズ。電源もAC専用です。置き場所と大音量に問題がなければ、その空間をコンサート会場さながらに演出できます。ホームパーティーからイベントまで活躍できる優れものです。

スマホ向けスピーカーのおすすめモデル|高音質タイプ

サウンドピーツ(SoundPEATS) Bluetoothスピーカー P4

最近増えている円筒形状の360度スピーカータイプ。このタイプの製品は高価なモデルが多いなか、本製品はリーズナブルな価格魅力です。

左右に5W出力のスピーカーを2つ搭載。部屋のどこにいても広がりのあるサウンドが楽しめます。IPX4等級の防水性能なので、水回りやアウトドアにもぴったりです。内蔵バッテリーとUSB給電の両方で使えるのも便利。初めてのスマホ向けスピーカーとしてもおすすめです。

ソニー(SONY) ワイヤレスポータブルスピーカー h.ear go SRS-HG1

高音質なスマホ向けスピーカーの代表モデルです。独自開発の35mm口径フルレンジスピーカーユニットを搭載し、60Hzの低域から40kHzの高域までの広帯域再生をコンパクトな筐体で実現。ハイレゾ音源にも対応しています。

ハイレゾ相当のBluetooth伝送に対応するLDACコーデックに対応するほか、CD音源や圧縮音源をハイレゾ相当の高音質に変換再生できる「DSEE HX」も搭載。Wi-FiやUSB入力にも対応し、DSD音源にも対応するハイスペックです。

NFCでの簡単接続や各種音楽配信サービスを楽しめる「Google Cast」など、スマホとの連携性のよさも魅力。バッテリーも搭載しているので、屋外でも高音質を楽しみたい方におすすめです。

ボーズ(Bose) SoundLink Mini Bluetooth speaker II

ボーズがこだわる「小型でも高音質」を具現化したスマホ向けスピーカーです。独自の振動板とネオジウムリングマグネットを使用し、動かせる空気量を増やすことで中高域をクリアに鳴らします。

低音を効果的に増加できる「デュアル・オポージング・パッシブラジエーターⅡ」により、180×59×51mmのコンパクトサイズからは信じられないほどの重低音が特徴です。

音量に関わらず、聴きやすい音域バランスに整える技術もボーズの魅力で、考え抜かれた操作系の使いやすさもおすすめポイントです。もちろん、ポータブル使用にも対応。完成度の高さが光る逸品です。

アンカー(Anker) ポータブルBluetoothスピーカー SoundCore

アンカーはモバイルバッテリーで有名な世界的メーカー。ここ数年はハイコスパで高音質なスマホ向けスピーカーでも注目されています。

大手メーカー製と同等の内容・音質ながらリーズナブルな価格が魅力。本モデルも独自のデュアルドライバーと特許取得の螺旋状バスポートにより、ひずみの少ない高音質を実現。

バッテリー駆動で24時間再生可能なのも特筆ものです。アンプ出力は3W+3Wとほどほどなので、手近に置いて楽しむのに適しています。手頃で高音なワイヤレススピーカーとしておすすめです。

ビーアンドオープレイ(B&O PLAY) ワイヤレススピーカー BeoPlay M5

360度スピーカータイプとして品質の高い高音質モデルです。ポータブルスタイルが主流の360度スピーカーにあっては異色の据え置き専用モデル。AC電源専用とすることで、出力に余裕を持たせた高音質設計を採用しています。

165x185x165mmのコンパクトボディに5インチウーファー1基、1.5インチミッドレンジ1基、3/4インチトゥイーターを3基も搭載。再生周波数帯域は37~22000Hzと、360度スピーカーとしては驚異的なワイドレンジです。

テキスタイルと呼ばれる生地で覆われたデザインはインテリアに溶け込む柔らかさ。天板を動かすだけの操作系もおしゃれです。リビングで活躍できる高音質スピーカーとしてもおすすめ。

スマホ向けスピーカーのおすすめモデル|重低音タイプ

ジェイビーエル(JBL) IPX7防水Bluetoothスピーカー CHARGE3

重低音再生に優れたスマホ向けスピーカーの人気モデルです。50mm径ドライバーを2基搭載し、総合20W出力のアンプで力強く駆動。低音を増強させるパッシブラジエーターも搭載しています。

6000mAh大容量バッテリーによって最大20時間もの長時間駆動が可能なのもポイントです。Bluetoothスピーカーとしては最高レベルのIPX7防水性能も装備。屋外の水回りはもちろん、アウトドアでも活躍できるスピーカーとしておすすめです。

ボーズ(Bose) SoundLink Revolve Bluetooth speaker

360度スピーカータイプでは随一の重低音が魅力のモデルです。2基のパッシブラジエーターを向かい合わせに配置した「デュアル・オポージング・パッシブラジエーター」と効率のよい発音ユニットを搭載。コンパクトながら充実の低音を再生します。

NFCでの簡単ペアリングにも対応。スマートフォンアプリ「Bose Connect app」を使用して、本機2台によるステレオ再生や同時再生も可能です。IPX4防水、12時間再生可能なバッテリーなど屋外用にもおすすめできる性能も備えます。

ソニー(SONY) ワイヤレスポータブルスピーカー 重低音モデル SRS-XB20

ソニーのワイヤレススピーカーは、小型から大型まで数多くラインナップしていますが、本機は価格、大きさのバランスの取れた人気モデルです。

重低音再生に優れた直径42mmのフルレンジスピーカーユニットを2つ搭載。また、低音を強化する「EXTRA BASS」ボタンによって、パンチのある低音を楽しめます。最大10台まで連動できる「ワイヤレスパーティーチェーン」にも対応。複数台設置での低音強化も可能です。

スピーカーの前面が音楽に合わせて光る「ライティング機能」でパーティーやキャンプでの雰囲気づくりにもおすすめできます。

アルティメットイヤーズ(Ultimate Ears) UE MEGABOOM WS900

重低音に定評のある「UE BOOM」の上位モデルです。アンプ出力18W×2で、ユニットは50mm径のフルレンジ2基、105×47mmのパッシブラジエーター2基を搭載。これにより、パワフルでダイナミックな重低音を強化しています。

専用スマホアプリにより、電源ON/OFF、アラーム機能、イコライザーなども設定可能。好みのサウンドに調整できるのは魅力です。IPX7相当の防水性能と、最大20時間の連続再生も特徴。83×226×83mm、重量877gとやや大きめなことには注意してください。

アンカー(Anker) Premium Stereo Bluetooth Speaker A3143

アンカーの重低音強化機にして10W+10Wのアンプ出力を実現したハイエンドモデルです。そこに、低音再生を向上させる独自のMaxxBassテクノロジーとデュアルサブウーファーを組み合わせて、迫力とスケール感のある重低音サウンドを響かせます。

10mの接続範囲が可能なBluetooth4.0により、離れていてもスマホからの音楽を流せるのも魅力です。サイズは210x60x60mmとやや大きめですが、バッテリー内蔵なので屋外への持ち出しにも対応できます。性能に対して価格が安いのもおすすめポイントです。