迫力のあるサウンドで音楽・映画・ゲームを楽しみたいならスピーカー再生がおすすめです。ただし、スピーカーは場所を取りがちなのが欠点。このために導入をあきらめている方もいるでしょう。しかし、壁掛けスピーカーなら空いている壁に掛けることにより、部屋のスペースそのままに導入できます。

そこで、今回は壁掛けスピーカー特有の選び方のポイントとおすすめ機種をご紹介。場所を取らずに高音質再生を目指す方は必見です。

壁掛けスピーカーのメリット

設置スペースの節約

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一般的なスピーカーは床・テーブル・スタンドなど置台が必要です。スピーカーは奥行きが20~30cmあるモノもあり、場所を取りやすいのがデメリット。賃貸のワンルームなどでは置き場所が確保できないケースもあります。

しかし、壁掛けスピーカーなら生活空間を占領せず邪魔になりません。スタンドも不要なので、その分の費用や手間を節約できるのもメリットです。

壁掛けスピーカーは奥行きが10cm台の薄いモデルが多いので圧迫感が少ないのもポイント。テレビやプロジェクターなどのホームシアター用としても、その存在感の薄さで画面への集中力を高め、高画質に没頭できる環境を作ってくれます。

音質面のメリット

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スピーカーは置台との共鳴・共振による音質低下が起こりやすいのがデメリット。その点、壁掛けスピーカーなら共振部分が少なく、音の濁りが少ないサウンド傾向が利点です。

また、壁の上方に設置することにより、音の放射を妨げにくい置き方が可能で、部屋全体に音が響き渡るような広がりのある再生ができるのもメリットと言えます。

壁掛けスピーカーの選び方

パッシブタイプかアクティブタイプかで選ぶ

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スピーカーは音を鳴らすのに別途アンプが必要なパッシブタイプと、アンプがスピーカーに内蔵されているアクティブタイプに分かれます。これは壁掛けスピーカーでも同じです。

パッシブタイプには、天井知らずなほど高額なモデルも存在します。壁掛スピーカーはそこまでではありませんが、数万円のモデルもあるので、自分の求めるレベルや予算に応じたモデルを選びましょう。

最近のアクティブタイプ壁掛けスピーカーは、Bluetoothスピーカーが大半です。カジュアルなモデルが多く、バッテリー駆動でモバイル使用に対応するモノもあります。Bluetooth対応の壁掛けスピーカーで、より高音質を求めるならホームシアター用のサウンドバータイプがおすすめです。

取り付けの簡単さで選ぶ

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壁掛けスピーカーには、ブラケットやネジなど壁掛け用の道具が付属しているモノとそうでないモノがあります。

付属しない場合は、後から壁掛け用の器具を買い足す手間と費用が余分に必要。また、別売りでの壁掛け対応スピーカーは、あくまで壁掛けもできるというモデルであり、壁掛けがやりにくい、難しい場合もあります。

対して器具もセットのモデルでは、壁にかけて使用することを前提としたモノがほとんどなので、作業もやりやすいのが特徴。取り付けの簡単さもチェックするのがおすすめです。

なお、取り付ける際には、壁に穴を空ける必要があります。穴の数、程度はモデルによって違いますが、賃貸住宅では問題になることもあるので、どの程度の穴が必要なのかも前もって調べておきましょう。

一体型がステレオ分離型かで選ぶ

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オーディオにおいては左右別々のスピーカーで立体的な音場を再現するステレオ再生が基本。この2本のスピーカーを一つの筐体に収めているのが一体型で、分けているのが分離型です。

ステレオ音場の広がりは左右間のスピーカーの間隔が1m以上で適度に広い方が効果的。つまり、音質的には分離型が有利です。ただ、分離型では壁掛け作業が2倍になってしまうので、作業の簡単さでは一体型がおすすめ。なお、モノラルでも構わなければ分離型の1本だけを壁掛けにして楽しむのもひとつの方法です。

パッシブタイプ壁掛けスピーカーのおすすめモデル

ボーズ(Bose) FreeSpace Loudspeakers DS16S

パッシブタイプ壁掛けスピーカーの定番モデル。ボーズは商業や公共空間向けの業務用スピーカーを得意とする世界的オーディオメーカーです。大きさ、奥行きなどの条件が厳しい中でも高音質を鳴らす独自のノウハウにより、高いクオリティーを備えています。

本モデルも、壁掛け設置に特化した音波の放射により広い空間に響き渡る高音質を実現。奥行きもわずか12cmなので、家庭用にも最適です。取り付け用ブラケットが付属するので、すぐに壁に取り付けられるのも魅力。インテリアに合わせやすいホワイトカラーもあります。

ベリンガー(Behringer) 1 C-BK

本モデルは、ベリンガーのホームスタジオ向け壁掛けスピーカー。同社は音楽制作者向けの業務用機を中心としたオーディオメーカーで、コスパの高さに定評があります。

音楽制作用ということもあり、安くても確かな高音質と品位を備えています。リーズナブルな価格ながら、2WAY構成とすることで60Hz~23kHzのワイドレンジ再生を実現。壁掛け用マウントキットも付属するのですぐに使用できます。

雰囲気重視になりがちな壁掛けスピーカーですが、本製品はリアルな原音志向。白のカラバリは、よりリラックスした雰囲気を求める方におすすめです。

オンキヨー(ONKYO) スピーカーシステム D-109XM

ハイレゾ再生に対応した壁掛けスピーカー。CDを上回る高精細で広帯域の音源で再生が可能な40kHz以上の再生能力を備えています。

本モデルは高音用のツイーターユニットに高域特性に優れた「バランスドーム型振動板」を採用することにより、ハイレゾ対応を大きく超える80kHzまでの超高域再生を実現。低音用のウーハーユニットに自社開発の「N-OMF振動板」を採用することで、反応のよい低音も再生します。

光沢仕上げの外観も魅力。壁掛け用金具も付属しているので取り付けも簡単です。ハイレゾ音源の有無に関わらず、高音質な壁掛けスピーカーの代表として幅広くおすすめします。

ヤマハ(YAMAHA) ブックシェルフスピーカー NS-B210

ハイレゾ対応のハイスペックながらリーズナブルな壁掛けスピーカーです。ホームシアターのリア用スピーカーとして設計されており、壁掛けのしやすさや音質も考慮した完成度の高さが魅力。存在感を主張しないデザインもポイントです。

低~中音域のレスポンスに優れたアルミコーン型フルレンジユニットにより50kHz再生をクリア。ハイレゾ音源を含む音楽や映画を高音質で楽しめます。ヤマハの技術力を活かした力作として幅広くおすすめです。

パナソニック(Panasonic) 壁掛けスピーカー 木製タイプ WS-2030A

教室や会議室などでの使用を想定した業務用壁掛けスピーカーです。奥行きは135mmと薄いので圧迫感がありません。音が届きやすいようスピーカー面を下向きに7.5°傾斜させています。

設置方式は、壁面に設置するロック機構付きの取り付けユニットに本体をはめ込むだけと簡単。ただし、業務用なだけに工具が必要なので注意しましょう。再生周波数特性は120Hz〜12kHzと音楽用としては不向き。各種施設での館内放送、アナウンス用向けです。

TOA 壁掛型スピーカー BS-32Z

木製キャビネットを使用した壁掛けスピーカーです。スピーカーコンセント方式を採用しているので簡単に使用できます。

業務用向けのアナウンス使用に適した設計なので、150Hz~13kHzと再生周波数範囲が狭めですが、音楽用にも自然な音質。複数台使用して、ホームシアターのリアスピーカーにもおすすめです。

ケーズウェーブ(K’s Wave) 超薄型壁掛フラットスピーカー Wall Speaker

奥行き37mmと超薄型の壁掛けスピーカーです。薄型かつ小型ボディにも関わらず、再生周波数範囲は75Hz~20kHzとワイド。ホームシアターから本格オーディオまで使える実力を備えています。最大入力も40Wと大きいので、高出力アンプでの大音量再生も可能です。

背面に壁掛け穴が開いていて、壁掛け用ネジも付属するので簡単に設置できます。シンプルなデザインでスピーカーの存在を感じさせにくく、テレビの脇で高画質を目立たずに支えられるモデル。高音質と省スペースの両立を重視する方におすすめです。

JVCケンウッド(JVC) コンパクトスピーカー PS-S10

高音用に25mmドーム型、低音用に10cmコーン型を採用した2WAY構造。これにより、奥行き146mmのコンパクトサイズながら、再生周波数帯域70Hz~20KHzのワイドレンジを実現しています。金具やネジ類も付属しているので壁掛け設置も簡単です。

館内放送、アナウンス向けのハイインピーダンス動作と、オーディオ向けのローインピーダンス動作を切り替え可能。音楽用としても高音質を発揮します。ただし、ローインピーダンス時は4Ω動作に対応した本格的なアンプを用意する必要があることには注意しましょう。

オンキヨー(ONKYO) Dolby Atmosイネーブルドスピーカー SKH-410

ホームシアター規格、Dolby Atmos用のイネーブルドスピーカー。3次元的な立体音響を簡単に実現するために、天井に音を反射させるのが役目です。

一方、リアスピーカーにも使える汎用性も備えています。そのため、壁掛けスピーカーとしても使用可能で、壁掛け用ブラケットや3mのスピーカーケーブルも付属。高音質を備えながらリーズナブルな価格で、音楽用にも十分おすすめです。

ソニー(SONY) Dolby Atmos イネーブルドスピーカー SS-CSE

ホームシアター用のイネーブルドスピーカーです。広帯域化が難しいタイプながら再生周波数帯域は70Hz~32kHzのワイドレンジ。高音質な音楽用としても活躍できます。最大入力も100Wと余裕があるので、大出力アンプで大音量リスニングも可能です。

壁掛け用クッション・固定用金具・壁掛け用ブラケット・ネジ大小と壁掛け用器具も豊富に付属。広い空間でも大人数で楽しめるスピーカーとしておすすめです。

ケーイーエフ(KEF) T301 Satellite Speaker

奥行きわずか35mmながら高音質志向の壁掛けスピーカー。KEFは、放送局でも使用されるほどの高い評価と人気のあるイギリスのスピーカーメーカーです。本モデルは薄型テレビの脇に壁掛け設置して、音の補強やサラウンド出力用に設計されたモデル。薄型テレビの脇でも邪魔にならないよう薄型化を徹底しています。

薄型ですがしっかりと高音質を実現。専用のウーファーとツイーターユニットを搭載し、この薄さながら80Hz~30kHzの超ワイドレンジ再生を実現しています。

また、KEFの看板技術のひとつ、音の広がりを高める「タンジェリン・ウェーブガイド技術」も採用。部屋の隅々まで音楽を響き渡らせます。洗練されたデザインも魅力です。高価ですが、それに見合う音質を備えるので予算のある方におすすめします。

Bluetooth対応の壁掛けスピーカーおすすめモデル

ジェイビーエル(JBL) Bluetoothスピーカー IPX7防水 CLIP3

壁掛け対応のBluetoothスピーカー。「ビルトインカラビナ」と呼ばれる吊り下げ用のクリップが上部に付いているので、これを利用して壁掛けが可能です。手のひらサイズで約220gと小型軽量ながらも、パッシブラジエーターを搭載することにより、クリアな中高音とパワフルな低音を実現しています。

水没にも対応するIPX7の防水機能を備えるので、台所や風呂場にも設置可能。クリップはデイパックやベルトストラップに取り付けやすい形状なので、屋外への持ち出しでも活躍します。価格もリーズナブルなので、壁掛けスピーカーの入門機としてもおすすめです。

無印良品(MUJI) 壁掛式Bluetoothスピーカー MJBTS-1

壁掛け専用に設計されたBluetooth対応スピーカー。付属の金具を使って、石膏ボード壁・木壁・柱など幅広い場所に取り付けられます。無印良品らしいシンプルでスマートなデザインと使いやすさが特徴。照明器具のコードのような仕組みで電源のON/OFFができるのは便利です。リモコンも付属しています。

モノラルスピーカーに見えますが、2W+2Wのアンプを内蔵したステレオ仕様。FMラジオも搭載しているおすすめのモデルです。

ヤマハ(YAMAHA) フロントサラウンドシステム YAS-108

壁掛け対応のサウンドバーです。サウンドバーの多くはBluetooth対応で、壁掛けにも対応するモノも多くラインナップされています。中でも本モデルは特に人気です。奥行き131mmのスリムボディで、サブウーファーも内蔵しているので重低音も魅力。内蔵アンプは120Wの大パワーで大音量も鳴らせます。

バーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」により、前方スピーカーだけで立体的なサウンドを楽しめるのも特徴。4K/HDR映像にも対応したHDMI入出力により高画質、高音質での伝送が可能なのもおすすめのポイントです。音楽だけでなく、テレビ・映画・スポーツなど幅広く楽しみたい方におすすめします。

ボーズ(Bose) ワイヤレスサウンドバー Solo 5 TV sound system

Bluetooth対応サウンドバーの人気モデルです。奥行きがわずか86mmとサウンドバーとしては最薄クラスなのが特徴。独自の信号処理技術「TrueSpaceテクノロジー」によって、音の広がり感を高めているのが魅力です。

同軸/光デジタルとアナログ入力を備えているので、テレビに加え音楽プレーヤーでの使用にも向いています。見た目の圧迫感が少なく、生活に溶け込む壁掛けスピーカーを探している方におすすめです。なお、壁掛け使用には別売りの金具が必要となります。

ヤマハ(YAMAHA) フロントサラウンドシステム YAS-207

サブウーファー別体のサウンドバー。場所を取らずに壁掛け設置できるサウンドバーは、スピーカー口径と内容積を大きく取れないため、重低音再生が苦手という弱点があります。

そこで、重低音再生専用のサブウーファーを別に付けることで低音不足を解消。低音は音の出所がわかりにくいという特性を持っており、サブウーファーは床の置きやすい場所に置けばよいので、制約が少ないのもメリットです。壁掛けスピーカーでも迫力の重低音を楽しみたい方におすすめします。

Lenrue F4 Bluetoothスピーカー

コンパクトな円形壁掛けのBluetooth対応スピーカーです。本体上部にフック掛けを装備しているので壁のフックに簡単に掛けられます。また、専用カラビナも付属し、カバンやリュックに付けて持ち運ぶにも最適です。

IP45の防水・防塵規格に対応しているので、水回りでの使用も可能。出力5W+5Wの内蔵アンプとパッシブ型サブウーファーによりクリアな音質とサイズを超えた迫力を奏でます。

Bluetoothのほかにアナログ入力・SDカードにも対応しているので幅広い音源を再生可能。バッテリー駆動のスピーカーなので、普段はポータブルで使用し、在宅中は屋内での壁掛使用をしたい方におすすめです。

リズム時計(RHYTHM) 壁掛け時計 TOKIOTO 8RDA71RH03

時計一体型のBluetooth対応スピーカーです。中央に大きな表示部を備え、時間・日付・曜日を柔らかなLEDライトで表示します。

3W+3Wの内蔵アンプで57mm径のユニットを2つ搭載した本格的なステレオスピーカー。さわやかな高音質を奏でます。SCMS-Tにも対応しているので、地上デジタル放送音声もワイヤレス伝送可能です。

シンプルなデザインでインテリアにも溶け込みます。生活にさりげなく音楽を取り入れたい方におすすめ。プレゼントにも最適です。

AGPTEK CDプレーヤー 壁掛け式スピーカー

CDプレーヤー内蔵のBluetooth対応スピーカー。CDの回転部分が見えるおしゃれなデザインが特徴です。コンパクトながらステレオ音声でリモコンも付属します。

専用の壁掛けプレートとネジが付属し、プレートを壁に固定してスピーカーをはめ込むことで設置が可能。壁に釘で穴を開ける必要があるので、賃貸住宅の方は使用できるのかよく検討しましょう。

ビーアンドオープレイ(B&O Play) ワイヤレススピーカー Beoplay P2

スタイリッシュなデザインと高度な技術の両立で人気のコンパクトなBluetooth対応スピーカーです。アルマイト加工が施されたクールなトップ部分と、温かみのあるポリマー製のボトム部分のコントラストも特徴。吊り下げ用の本革製ストラップが付属するので、壁掛け使用もできます。

ポケットに収まるほどのサイズながら100Wものハイパワー内蔵アンプと、360°全方位に広がる「True360オムニディレクショナルサウンド」によって、広い空間にも響く高音質サウンドを実現。バッテリー駆動できるのでポータブル使用にもおすすめです。

ボーズ(Bose) ワイヤレスサウンドバー SoundTouch 300 soundbar

高音質で高品位なBluetooth対応サウンドバー。奥行き108mmの薄型ながら幅を978mm取ることにより内容積を確保し、ワイドレンジ再生を実現しています。

部屋の大きさや形、壁の材質を読み取りサウンドを自動的に最適な状態に調整する「ADAPTiQ」技術もポイント。メタルのラップアラウンドグリルやガラス製トップによる高級感のある外観も特徴です。

専用壁掛けキット「WB-300 wall bracket 」を別途購入することにより、簡単に壁掛け設置できます。ボーズらしいおすすめモデルです。

ソニー(SONY) ホームシアターシステム HT-ZR5P

多機能・ハイスペック・高音質な壁掛け対応Bluetoothスピーカー。左右の筐体が分かれた分離型なので離して置くことにより音の広がりを高められます。左右間もワイヤレス接続なのでケーブルの煩わしさがありません。

Bluetoothの対応コーデックはAAC・SBCに加え、ハイレゾ相当の伝送に対応するLDACもサポートしています。有線の入力はHDMI・アナログ・USBメモリと豊富。最大5.6MHzのDSD、192kHz/24bitまでのPCMファイルのハイレゾ再生にも対応しています。

総合120Wの大出力デジタルアンプと、低音を増強するパッシブラジエーターにより大迫力サウンド実現。他にも多くの機能を備えているので、ホームオーディオの中核として活躍できる実力機としておすすめです。