原音通り正確に再生する「モニタースピーカー」。DTM(デスクトップミュージック)で、楽器演奏やボーカルなどを録音して出来栄えをチェックする際に欠かせないオーディオ機器です。しかし、さまざまなモデルがラインナップされているので選び方が分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのモニタースピーカーをご紹介。選び方も解説するので、本格的に作曲したい方や、これから始めたいと考えている方はチェックしてみてください。
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- 目次
- モニタースピーカーとは?
- モニタースピーカーの選び方
- モニタースピーカーのおすすめメーカー
- モニタースピーカーおすすめ|人気・定番
- モニタースピーカーおすすめ|高級・プロ向け
- モニタースピーカーおすすめ|小型・コンパクト
- モニタースピーカーの売れ筋ランキングをチェック
モニタースピーカーとは?
モニタースピーカーとは原音を忠実に再現し、細かい音までバランスよく聴けるオーディオ機器のことです。
一方、CDを鑑賞する際などに使われるスピーカーは、リスニングスピーカーあるいはオーディオスピーカーと呼ばれます。リスニングスピーカーの場合、メーカーやモデルによっては低音を強調する、高音を伸びやかに再現するなどのアレンジが加えられることもあり、必ずしも原音通りに再現するとは限りません。
モニタースピーカーを利用すれば、DTMなどで音楽アレンジやサウンドエフェクトを行う際に、狙い通りに意図した音を作り出せます。DTMはもちろん、リマスター作業でも便利に使えるアイテムです。
モニタースピーカーの選び方
サイズで選ぶ
スピーカーはサイズや形状によって、「ブックシェルフ型」「トールボーイ型」「フロア型」に分けられます。
ブックシェルフ型は「本棚に置ける大きさ」のスピーカー。設置位置の自由度が高く、モニタースピーカーでは主流のサイズです。最近では、幅や高さが20cm程度でデスクの上にも置ける卓上タイプもあります。パソコンを使ってDTMを行う際も邪魔になりにくく便利です。
トールボーイ型は、幅や奥行きなどの接地面積はブックシェルフ型とほぼ同程度で、背を高くして低音域を強調したスリムタイプのスピーカー。設置のしやすさからホームシアターなどで使われることが多く、モニタースピーカーではあまり採用されていません。
フロア型は大きなスピーカーユニットを搭載した大型のスピーカー。トールボーイ型同様に、モニタースピーカーでは採用されていないサイズです。
ウーファー(ウーハー)の大きさで選ぶ
ウーファーとは、低音域を出力するスピーカーユニットのことです。低音の再生能力は、振動させる空気の量に比例します。そのため、ウーファーの大きさがスピーカーの低音再生能力の目安になるので、ウーファーの口径を確認しておきましょう。
また、大きな音量で聴くことが多い方は、スピーカーの許容入力を表すワット数も併せて確認しておくと安心です。
出力をチェック
モニタースピーカーの出力数を表す単位には「ワット(W)」を用います。ワット数が大きいほど大音量で鳴らせますが、自宅で音楽の再生やDTMを楽しむのであれば、40~70W程度で十分です。
ただし、ワット数が小さすぎるとモニタリングしにくくなるので注意。また、ワット数の大きさは音質のよさを表すモノではないので、必要以上に数値の高いモノを選ぶ必要もありません。
そのほか、低音域から高音域までの再生可能な範囲を表す周波数特性も確認しておきたいポイント。単位は「ヘルツ(Hz)」で表します。
なお、好みの音域は人によってさまざま。曲のジャンルによっても適切な周波数帯域は異なります。制作したい曲やよく聴く曲の傾向にあったモノを選んでみてください。
入力端子の種類で選ぶ
アンプなどと接続してスピーカーへ入力するケーブル端子にはいくつかの種類があります。なかでも、一般的なのが「RCAプラグ」で、赤と白2本のケーブルそれぞれで左右の音声を入力するのが特徴です。
また、「フォーンプラグ」は1本のケーブルで接続します。RCAプラグよりノイズに強いのがメリット。ヘッドホンやカラオケマイクなどでも使われているプラグです。
「XLR(キャノン)プラグ」は高音質でノイズに強いのが特徴。ケーブルが長いステージマイクといったハイクオリティなマイクなどで主流の端子です。
エンクロージャーの方式で選ぶ
スピーカーの箱の部分をエンクロージャーもしくはキャビネットといいます。エンクロージャーの構造によってさまざまなタイプがあり、主流なのは「バスレフ型」と「密閉型」です。
バスレフ型は、エンクロージャーにダクトまたはポートと呼ばれる穴が設けられているのが特徴。低音域の特定周波数を搭載したダクトから放出するので、スピーカーユニットからの音と合わせて小型スピーカーでも量感のある低音を出力できるのがメリットです。
密閉型は、エンクロージャーが完全に密閉されたスピーカー。低音のボリュームはバスレフ型に劣りますが、シンプルな構造なのでバランスよく音を出力できるのが魅力です。
タイプで選ぶ
モニタースピーカーには大きく分けて「アクティブ・スピーカー(パワードタイプ)」と「パッシブ・スピーカー(ノンパワードタイプ)」の2タイプがあります。
アクティブ・スピーカーは、本体の中にアンプが内蔵されているので、モニタースピーカー単独で音の出力が可能。電源をつけるだけですぐに使用できるので、初期費用を抑えたい方におすすめのタイプです。
また、パッシブ・スピーカーは、スピーカーとアンプを組み合わせて自分好みにカスタマイズできる上級者向けのタイプ。アンプが搭載されていないため、本体重量が軽いのも特徴です。ただし、アンプを購入する手間と費用がかかる点は注意。スピーカーとアンプの相性なども考慮する必要があるので、オーディオの知識が豊富な方におすすめです。
モニタースピーカーのおすすめメーカー
ヤマハ(YAMAHA)
1987年に前身の日本楽器製造から社名変更によって誕生した「ヤマハ」。ピアノや電子オルガンなどの楽器以外にも、音響機器や半導体、バイクなど幅広い製品を手がける日本国内の大手メーカーです。
同メーカーが製造するモニタースピーカーは、スタジオやライブハウスで使用されるモノから自宅で使いやすいコンパクトなモノまでラインナップが豊富。特にパワードモニタースピーカーの「HS Series」や「MSP3A」などの製品で人気を集めています。
ジェイビーエル(JBL)
ジェームス・B・ランシング氏によって創立された「ジェイビーエル」は、ヘッドホン・イヤホン・スピーカー・アンプなどの製品を展開する大手オーディオメーカーです。
コンパクトな形状でアウトドアシーンで利用しやすいスピーカーで人気を集めていますが、プロ仕様のスタジオモニタースピーカーでも高い支持を得ています。
同メーカーが製造するモニタースピーカーは、解像度や精度の高さが魅力。原音に忠実なサウンドを実現しています。
フォステックス(FOSTEX)
「フォステックス」は、1973年にフォスター電機によって設立されたオーディオメーカーです。ヘッドホンやオーディオインターフェース、マイクアンプなど、幅広いレコーディング機器を製造しているのが特徴。スピーカーのラインナップも豊富です。
同メーカーは、本体にアンプを内蔵したアクティブスピーカーなどのモニタースピーカーを展開。コンパクトでデスク上に設置しやすいモデルを取り扱っている点もおすすめです。
モニタースピーカーおすすめ|人気・定番
ヤマハ(YAMAHA) HS Series HS5
精確な再生能力が魅力的なモニタースピーカーです。高性能な1インチツイーターや大型マグネットを採用したウーファーを搭載しているのが特徴。高音域が滑らかに再生できるだけでなく、制動感のある低音域も実現しています。
また、本体にパワーアンプを内蔵しているのもポイント。高音と低音の各帯域を専用パワーアンプで増幅するバイアンプ方式が採用されており、音質変化を抑えた均一なサウンドを再生できるのが魅力です。
さらに、剛性の高い肉厚MDFを使ったエンクロージャーを備えているのもメリット。不要な共振を抑え、サウンドの精度を高められる点もおすすめです。エンクロージャーはバスレフ方式を採用。ノイズを低減し、クリアな音質に期待できます。
壁際に置いたスピーカーで起こりがちな低域の強調を補正できる「ROOM CONTROL機能」も搭載。-2dBと-4dBの2段階で調節できるスイッチは、本体背面に配置されています。
ジェイビーエル(JBL) 305P MkII パワード12.7cm 双方向スタジオモニター 305PMKII
特許取得技術の「Image Control Waveguide」を搭載しているモニタースピーカー。音のディテールを精確に再現可能です。
「Slip stream」低周波ポートを搭載しているのもメリット。ボリュームの大きさにかかわらず、優れた低音再生能力が発揮できます。
本体には、カスタムD級アンプを2基内蔵。82Wの高出力とダイナミックレンジを実現している点もおすすめのモニタースピーカーです。入力端子は、XLRプラグとフォーンプラグの2種類に対応しています。
フォステックス(FOSTEX) Active Speaker NF04R
4インチ HR形状のウーファーユニットを搭載しているモニタースピーカーです。タイトかつハイスピードな低音を再生できるのが特徴。ウーファーのエッジ部分に採用された「UDR タンジェンシャル・エッジ」により、エッジの逆共振を排除してレスポンスに優れた中低域が実現できます。
また、ポリ・ウレタン樹脂から造られた「UFLC振動板」を採用したソフトドーム・ツイーターを備えているのも魅力。微小な信号に対しても再現性が高いサウンドを再生できます。
「高性能D クラス・アンプ」は、ウーファー用に30W、ツイーター用に20W出力する設計。独立して駆動するバイアンプ方式を採用しているので、ウーファーとツイーターの互いの干渉を抑えられるのもポイントです。
パイオニア(Pioneer) DM-40D 4 インチ アクティブ モニタースピーカー
リーズナブルな価格帯で手に入るモノを求めている方におすすめのモニタースピーカーです。本体にはDJモードとPRODUCTIONモードの2つのサウンドモードを搭載しているのがポイント。ノブの操作だけでモードをすばやく切り替え可能で、使用シーンにあわせて快適に音を使い分けられます。
また、96kHzのサンプリング周波数を実現するDSPとクラスDアンプを採用しているのもメリット。音の歪みを抑え、力強い音とバランスのとれた音を実現すると謳われています。さらに、独自開発の「Groove技術」を備えているのも特徴。壁などの反射の影響を受けにくく、クリアな低音を楽しめます。
RCA端子とステレオミニ端子を使えるのも魅力のひとつ。DJ機器をはじめとしたさまざまな機器に対応可能です。カラーはブラックとホワイトの2種類をラインナップしています。
マッキー(MACKIE) CR-X Creative Reference マルチメディアモニター CR3-X
ミュージシャンだけでなく、コンテンツクリエーターなどからも支持されるモニタースピーカーです。DTMでの使用はもちろん、ゲームプレイや音楽鑑賞まで幅広い用途に使用できるのが特徴。RCAやフォーン、ステレオミニAUX入力などに対応しており、さまざまな機器と接続可能です。
本体にはプレミアム低域ユニットと高域ドライバー、ハイヘッドルームパワーアンプを内蔵。スピード感あふれる低音やクリアかつ明瞭な中高音を実現しています。また、木製キャビネットを採用しているのもポイント。ナチュラルで原音に忠実なサウンドが再生できます。
アンプ搭載側のスピーカーには、ボリューム調節用のノブを搭載。直感的に音量を設定できるのも魅力です。
エディファイアー(Edifier) R980T Active 2.0
比較的リーズナブルな価格で購入できるコスパに優れたモニタースピーカーです。エンクロージャーの素材には高品質なMDF材を使用。インテリアや部屋の雰囲気を問わず、マッチしやすい外観を有したブックシェルフ型のスピーカーです。
接続にはRCAプラグを使用。RCAプラグを2つ備えており、2台の機器を同時に接続できます。また、3.5mmヘッドホン出力端子も備えている点もメリット。ヘッドホンを使ってDTMに取り組む場合にもおすすめです。背面にはフレア付きのバスレフポートも搭載。迫力のある低音域も期待できます。
KRK CLASSIS 5
5インチのグラスアラミド・コンポジットウーファーや1インチのソフトドームツイーターなどを搭載しているモニタースピーカーです。クリアな中音域とタイトな低音域を実現。ウェーブガイドを備えたツイーターでは、ナチュラルかつ明瞭な高音域の再生が可能です。
また、高域や低域のレベルがコントロールできるのもポイント。スピーカーの設置場所や部屋の音響に応じて設定できます。入力端子は、RCA・TRS・XLRなどのプラグに対応。幅広い機器との接続できる点もおすすめのモニタースピーカーです。
ベリンガー(BEHRINGER) リファレンス・スタジオモニター TRUTH 4.5
コンパクトながら高性能な、おすすめのモニタースピーカーです。スピーカー1基の大きさは幅163×高さ241奥行き204mmと、デスク上で幅を取りすぎないのが魅力。宅録など自宅で音楽制作を始めたい方にもおすすめの製品です。
また、アドバンスド・ウェーブガイド・テクノロジーを採用しているのもポイント。分離感に優れているため、細かな音を聞き分けたい際にも便利です。
ELAC Debut ConneX DCB-41
PCなどへの接続に加えて、テレビにも接続できるおすすめのモニタースピーカー。入力方式にはアナログRCA・USB・Bluetoothに加えてHDMI端子を搭載しており、さまざまな機器につないで音楽再生が可能です。
また、メーカー独自のエフェクト機能「X Bass エンハンサ」を搭載しているのも特徴のひとつ。リモコンによるオン・オフの切り替えが可能で、低音の伸びと出力を向上できます。
本体大きさは幅140×奥行き203×高さ245mmと、比較的コンパクトなのもメリット。普段はデスク周りに設置してDTMなどの作業用モニターとして、映画鑑賞時にはテレビ横に設置してハイクオリティな音質を楽しむなど、使用シーンにあわせて便利に使い分けられるアイテムです。
モニタースピーカーおすすめ|高級・プロ向け
KEF HiFi スピーカー LS50 Meta
スタイリッシュなデザインを採用した、おすすめのモニタースピーカーです。音質向上のために設計された、前面に丸みのある形状が特徴。設置する空間をミニマルに演出することも可能です。カラーはカーボンブラック・チタニウムグレー・ミネラルホワイト・ロイヤルブルースペシャルエディションの4種類をラインナップしています。
また、ツイーター背面のノイズを軽減するメーカー独自技術「Metamaterial Absorption Technology」を搭載しているのもメリット。さらに、高度なシミュレーションと分析ツールにより、透明感のある自然なサウンドを届けます。空間のさまざまな場所で、音を同じように体感できると謳われています。
ジェイビーエル(JBL) 4305P Studio Monitor JBL4305PWALJN
解像度や精度が高く、高音質なサウンドに期待できるモニタースピーカーです。BluetoothやWi-Fi通信に対応しているのが特徴。音楽再生機器とワイヤレスで接続したい場合にも便利です。
また、 USB-Bポートを利用した入力ができるのもメリット。パソコンとケーブル1本で接続可能です。入力は、XLR/6.3mmフォーンや3.5mmAUXなど、多彩な端子も使用が可能。幅広い機器との接続に対応できる設計です。
さらに、Bluetoothワイヤレスリモコンが付属しているのもポイント。DTMだけでなく、音楽鑑賞に使用する場合にもおすすめです。
タンノイ(TANNOY) GOLD 7
ナチュラルで正確なサウンドが再生できるモニタースピーカーです。タンノイ独自の設計を採用した「Dual Concentricドライバー」を搭載。原音に忠実な音を実現しています。
また、HFトリムコントロールや背面パネルフィルタースイッチを備えているのもポイント。モニタリングするサウンドの低周波特性を調節できます。
クラスABアンプは、バイアンプ構造を採用。低音量でも高音質なクラスAアンプと効率的なクラスBアンプの両方を備えています。
GENELEC スタジオ・モニター 8020D
サイズを超えたパフォーマンスに期待できるモニタースピーカーです。定番モデルともいわれる「8020」が進化した製品。消費電力を低減しているにもかかわらず、高い音圧レベルを実現しています。
サウンドは原音に忠実かつ高音質。「Directivity Control Waveguide」によって正確な周波数再現を実現しており、信頼性の高い音でミックス作業が行えます。美しく流麗な外観を有している点もおすすめです。
FOCAL スタジオモニター ALPHA EVO 50
アルミ製インバーテッド・ドーム・ツイーターや独自のスレートファイバー・コーンを搭載しているモニタースピーカーです。広い範囲への音の分散やダイナミクスなどを実現しているのが特徴。自宅やスタジオなど、使用する部屋を問わずミキシング作業に使用できるのが魅力です。
また、壁や天井に固定できるインサート付いているのもポイント。デスク上のスペースが限られている場合にもおすすめです。
FOCAL SHAPE 50
指向性が柔軟なツイーターを採用しているモニタースピーカーです。ポジションを変更してもサウンドをモニタリングできるのが特徴。フラックス・サンドイッチ・コーンによって、制動感ある低音域やナチュラルな中低音域、きめ細やかな中高音域を実現しています。
また、伸びのある低域特性が確保されている点もメリット。リスニング距離80cmを想定しており、6.5畳以下の部屋で使用する場合にもおすすめです。
さらに、マウント機能が搭載されているのもポイント。スピーカースタンドはもちろん、別売りのパーツを用意すれば壁面や天井への設置も可能です。
Graham Audio The BBC LS3/5A
ライセンス生産されたBBCモニター「LS3/5a」をGraham Audioが復刻した密閉型のスピーカーです。キャビネットは、12mm厚のバーチベニアの突き板仕上げ。ブラックカラーのバッフル面との相性もよく、おしゃれな外観を有しています。
伸びがよく、クリアなサウンドを楽しめるのがポイント。おしゃれなデザインで優れた音質を求めている方におすすめです。
ADAM AUDIO ニアフィールドモニター A4V
回転可能なHPSウェーブガイドを搭載したモニタースピーカーです。音質は維持したまま水平と垂直の両方向で設置できるのが特徴。デスク上やスタンドなどに合わせた向きを選択できるのが魅力です。
また、背面にルームアダプテーションEQが搭載されているのもポイント。壁面近くに設置したスピーカーの低音が過大表現されてしまった場合にもしっかりと音質が調節できる設計です。
サウンドは各帯域のバランスに優れており、原音にも忠実。モニタリングやマスタリングなどの作業を行う際にもおすすめのスピーカーです。
IK MULTIMEDIA iLoud Micro Monitor
色付けのない透明感あるサウンドが魅力的なモニタースピーカーです。50Wの高出力ながら、クリアな音質を鳴らせるのが魅力。ツイーターとウーファーそれぞれを独立したアンプで駆動させる設計により、正確な周波数特性を実現しています。
また、3つのEQスイッチを搭載しているのもポイント。設置する環境に合わせて低域やサウンドの補正を行えるのも便利です。底面に備えているスタンドは、2段階で角度調節が可能。耳の位置より低い場所にモニタースピーカーを設置したい場合にもおすすめです。
NEuMANN 2ウェイ・ミドルフィールドモニター KH 80 DSP A G Eu
コンピューターシミュレーションをベースにノイマンが独自開発したウェーブガイドを備えているモニタースピーカーです。正確な音像定位を表現できるのが特徴。振動を抑えるキャビネット設計や適切な素材選択によって、モニタースピーカーらしい高音質なサウンドを実現しています。
また、背面にモニターの位置を調節できる「Acoustical Control」スイッチを搭載しているのもポイントです。
・1本
・2本
reProducer Audio Epic 55
reProducerが自社開発した5.25インチのウーファー2基、ツイーター1基を搭載しているモニタースピーカーです。広大なダイナミックレンジに対応しているのが特徴。歪みを抑えたクリアなサウンドを再生できます。
また、「ポートレス・デュアル・パッシブラジエーター」を備えているのもポイント。エアフローによるノイズを抑えつつ迫力ある低音域が表現できる設計です。さらに、低域・高域のトリムが付いているのもメリット。スピーカーの設置場所や環境にマッチする音質に設定できる点もおすすめです。
モニタースピーカーおすすめ|小型・コンパクト
ヤマハ(YAMAHA) パワードモニタースピーカー MSP3A
原音が忠実に再現できるコンパクト設計のモニタースピーカーです。シンプルながら美しさを感じさせる外観が魅力。本体には22W出力のパワーアンプが内蔵されています。
また、10cmウーファーや2.2cmツイーターを搭載しているのもポイント。2ウェイ・バスレフ方式を採用しており、電子楽器のモニタリングやサラウンドシステムに使用するスピーカーとしてもおすすめです。
さらに、ヤマハ独自の「ツイステッドフレアポート」を備えているのもメリット。ポートの両端で発生するノイズをしっかりと抑制し、クリアな低域再生を実現できます。
ヤマハ(YAMAHA) パワードモニタースピーカー MS101-4
フロントパネルにコンボジャック入力を備えている人気のモニタースピーカーです。XLR入力や標準フォーンプラグにも対応。背面にもTRSを搭載しています。
底面には、3/8-16ネジ穴を配置。マイクスタンドに直接固定できるのも便利です。本体サイズはコンパクトながら、定格出力30Wのパワーアンプも内蔵。バスレフ型のキャビネットも採用されており、パワフルな音圧に期待できる点もおすすめです。
ヤマハ(YAMAHA) パワードスタジオモニター HS3
コンパクトかつ軽量なバスレフ型のモニタースピーカー。原音に近い忠実なサウンドを発するのが特徴で、ノートパソコンを使ってクリエイティブな作業したい方はもちろん、自宅で気軽に音楽制作や映像編集をしたいという方にもおすすめのモデルです。
サイズはLとRとで若干異なり、L側は幅132×高さ223×奥行189mmで、重さは2.8kg。R側は幅132×高さ223×奥行189mmで、重さは2.1kgが目安です。なお、この差はアンプの有無によるもの。スピーカー2台に対し、アンプを1台にすることで、ケーブル配線の集約化を図っているのも本製品のポイントです。
ジェイビーエル(JBL) 104-BT 104SET-BT-US
4.5インチLFドライバーと0.75インチソフトドームHFドライバーを搭載しているモニタースピーカーです。60WのクラスDパワーアンプを内蔵しており、各ドライバーに30Wを分配できるのが特徴。パワフルなサウンドが期待できます。
入力端子は、RCAやTRSに対応。Bluetooth通信にも対応しており、スマホやタブレットなどとワイヤレス接続して音楽鑑賞する際にも利用できます。
また、フロントパネルにボリュームコントロール用のノブや自動スピーカーミュート機能付きヘッドホンジャックを備えているのもおすすめ。使い勝手にも優れているモニタースピーカーです。
ベリンガー(BEHRINGER) モニタースピーカー 1C-BK
自宅やスタジオ、商業施設など、幅広い環境で使用できるパッシブタイプのモニタースピーカーです。60Hz〜23kHzと広範囲の周波数帯に対応しているのが特徴。歪みを抑えたピュアなサウンドを好む方におすすめです。
また、パワフルな5.5インチウーファーや0.5インチツイーターを搭載しているのもポイント。100Wの出力ができるので、さまざまな用途に対応します。さらに、壁面や天井に取り付けるマウント金具が付属しているのもメリット。別途取り付け用の金具を購入するコストや手間が省けるのもおすすめです。
プリソーナス(PreSonus) Eris E3.5 BT
機能性が十分でありながら比較的コンパクトなサイズにまとまっているおすすめのモニタースピーカー。既存のオーディオ環境から低音域はよりパワフルに、高音域はより洗練されたクリアなサウンドに改善できるのが特徴です。
本製品は型番語尾に「BT」と付くBluetooth対応モデルで、スマホやタブレットとの連携もスムーズ。サイズは幅140.5×高さ210×奥行164mmで、重さは3.1kgが目安です。
なお、同シリーズにはよりサイズの大きい「Eris 4.5 BT」や「Eris 5 BT」もラインナップ。スペックにも違いがあるので、購入を検討する際は意識しておきましょう。
M-Audio モニタースピーカー BX3
手に取りやすくリーズナブルな価格帯が魅力のモニタースピーカー。エントリーモデルながら高音質なスピーカーとサウンドバランスを調整する機能を搭載しており、DTMや楽曲制作を始めたばかりの方におすすめの製品です。
スピーカー1基につき、幅140×奥行き145×高さ208mmとコンパクトサイズなのもうれしいポイント。デスク上をすっきり見せたい場合や、さまざまな場所に持ち運んで使いたい場合にもぴったりのアイテムです。
L/Rアクティブスピーカーポジションスイッチを採用しているのもポイント。ボリュームコントロールを備えたスピーカーを右・左のどちらかに設定可能です。また、DAWソフト「MPC Beats」が付属するのも魅力。すぐに制作を始めるための機器を揃える手間が軽減できます。
厳密にサウンドチェックすることは音楽作りの基本です。原音そのままに再生できるモニタースピーカーがあれば、音楽制作も捗ります。パソコンを使うDTM用の軽量コンパクトでリーズナブルなモデルも数多くラインナップ。お気に入りのモニタースピーカーでワンランク上の音楽ライフを楽しんでみてください。