音楽制作の現場で正確な音を確認したいときに重宝するモニタースピーカー。ミックスやマスタリングの精度向上に役立つアイテムで、原音に忠実な音質で再生します。製品によって音響特性や機能などが異なるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、モニタースピーカーのおすすめモデルをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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モニタースピーカーとは?

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モニタースピーカーは、音楽制作の現場などで使われるスピーカーです。スタジオモニターとも呼ばれ、録音した音を正確に確認できるよう設計されています。音を加工せず、ありのままをフラットに再生するのが大きな特徴です。
一般的なリスニング用スピーカーは低音・高音を強調して迫力や臨場感を演出する一方、モニタースピーカーは音の色付けを行わないのがポイント。音の細部まで均一に再生するので、制作者は音のバランスを精密にチェックできます。
DTMでのミックスやマスタリング、映像編集でのノイズ確認など、用途はさまざまです。ヘッドホンだけでは分かりにくいステレオイメージや定位感を把握したいときにも役立ちます。音のニュアンスを逃さず、作品のクオリティを高めるための重要な機材です。
モニタースピーカーの選び方
設置する場所に合わせてサイズを選ぶ

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モニタースピーカーは、設置する部屋の広さに合わせてサイズを選ぶのがポイントです。デスクトップ周りや6畳ほどの部屋で使う場合は、3〜4インチのウーファーサイズが適しています。比較的小さな音量でもバランスよく再生するのが魅力です。
6〜8畳の部屋なら、5インチサイズが定番。低音の再現性と扱いやすさのバランスがよく、多くの方にとって使いやすいタイプといえます。また、8畳以上の広い部屋で豊かな低音を求める方は、6〜8インチの製品も検討してみてください。
なお、狭い部屋に大きなスピーカーを置くと、低音が響きすぎて音がこもってしまう場合も。スピーカーと自分が正三角形になるように配置し、高さを耳に合わせると、より正確なモニタリングができます。
出力W数をチェック

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モニタースピーカーの出力(W数)は、供給できる電力の目安を示す数値です。音の質を直接表しているのではなく、どれくらいの音量を出せるかに関係します。同じW数でも、スピーカーの感度(dB)によって実際の音の大きさは変わるのがポイントです。
デスクトップ周辺の近距離に置いて作業するなら、片側10W程度の出力でも十分な音量が得られます。一方、広い部屋でスピーカーから離れて音を聴く場合は、より出力の大きなモデルが必要です。自分のリスニング環境を考えて選ぶようにしましょう。
小さな音量でもベースやキックの低音をしっかり確認したい場合は、出力に余裕のある製品がおすすめです。また、スペック表にある周波数特性の下限も、低音の再生能力を判断する材料になります。
入力端子をチェック

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モニタースピーカーを選ぶときは、入力端子の種類を確認することが大切です。XLR・TRS・RCAが主な端子で、オーディオインターフェースなどの機材と接続するために使います。自分の機材に合った端子を備えた製品を選びましょう。
接続方法には、ノイズに強いバランス接続とアンバランス接続があります。XLR端子やTRS端子はバランス接続に対応しており、クリアな音質を求める方におすすめです。RCA端子はアンバランス接続に使われます。
なかには、XLRとTRSの両方に対応したコンボジャックを有しているモノも。また、アンプが内蔵されたアクティブスピーカーなら、ケーブルで直接機材につなぐだけで音を出せます。
モニタースピーカーのおすすめメーカー
ヤマハ(YAMAHA)

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ヤマハは、1887年に創業された楽器・音響機器メーカーです。楽器製造で培った音響技術を活かし、プロ用のオーディオ機器から家庭用オーディオまで幅広く扱っています。原音忠実再生を追求する姿勢が特徴です。
モニタースピーカーにおいては、世界中のスタジオで愛用される「HSシリーズ」や「MSPシリーズ」を展開。パワードタイプで音質調整機能を搭載しており、コンパクトながら設置環境に応じてクリアな音を再現できます。小規模なスタジオから本格的な制作環境まで対応可能。信頼性の高いメーカーです。
ジェイビーエル(JBL)

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ジェイビーエルは、1946年に創業したアメリカの音響機器メーカーです。プロフェッショナル向けスピーカーから民生用オーディオまで手がけており、世界中のスタジオや映画館で使われています。高音質と耐久性を兼ね備えた製品が特徴です。
モニタースピーカーにおいては、独自のホーン技術やコンプレッションドライバーを採用し、精密な音像定位と広いスイートスポットを実現。パワードタイプの「4305P」や「4329P」など、内蔵アンプとDSP制御で高解像度な音を提供します。伝統のブルーバッフルデザインも魅力です。
モニタースピーカーのおすすめ
ヤマハ(YAMAHA) パワードモニタースピーカー HS5
原音を忠実に再現するバイアンプ2ウェイのパワードスタジオモニターです。LFに5インチウーファー、HFに1インチドームツイーターを採用。54Hz~30kHzの再生周波数帯域をカバーします。
トータル70Wの高品位アンプ出力によって、定位の明確なクリアサウンドを実現。背面にはROOM CONTROLやHIGH TRIMがあり、設置環境に合わせて音質を調整可能です。
コンパクトながら音のディテールがくっきり聞こえ、ミックス作業がしやすいと支持されています。DTMや音楽制作で正確なモニタリング環境を求める方におすすめのモデルです。
ヤマハ(YAMAHA) パワードスタジオモニター HS4W
限られたスペースでも妥協のない音質を追求したスタジオモニターです。4.5インチウーファーと1インチドームツイーターを搭載した2ウェイバスレフ設計で、再生周波数特性は60Hz〜22kHz。コンパクトながら原音に忠実で、フラットかつ高分解能なサウンドを再生します。
ROOM CONTROLとHIGH TRIM機能により、設置環境に合わせて音質を調整可能。また、ヤマハ独自のツイステッドフレアポートを採用しており、クリアで正確な低音を実現します。
低音から高音まで良好なバランスの音質が評価され、音源の位置関係を明瞭に描き出す定位のよさも特徴。音楽制作からリスニングまで本格的に楽しみたい方におすすめのモデルです。
ジェイビーエル(JBL) 305P MkII
プロの制作現場で培われた音質設計を手頃な価格に落とし込んだ、パワード2ウェイスタジオモニター。5インチウーファーと1インチソフトドームツイーターを採用したバイアンプ構成により、43Hz~24kHzでの再生周波数帯域と最大108dBの高音圧を実現します。
独自のImage Control Waveguideを搭載し、広いスイートスポットを確保。軸外でも音質やバランスの変化が少なく、正確なモニタリングを行えるのが特徴です。
Slip Stream低周波数ポートによって、伸びと深みのある低域を再生。HFトリムとBoundary EQを備えており、部屋の音響特性や設置環境に応じて細かく音質を調整できます。また、XLRおよびTRS入力に対応し、入力感度スイッチで接続機器に合わせて設定可能です。
解像度と音像定位に優れたクリアなサウンドが高く評価されています。コスパを重視しつつ本格的なモニタースピーカーを求める方におすすめのモデルです。
ジェイビーエル(JBL) 104-BT
同軸ドライバー設計により高精度な音像定位を実現するパワードスタジオモニターです。4.5インチウーファーと0.75インチソフトドームツイーターを同軸配置しているのが特徴。60Hz~20kHzの周波数帯域で合計60Wの出力を発揮します。
指向角度は水平120°、垂直120°で、卓上設置時でも正確なモニタリングが可能。Bluetoothに対応しているほか接続端子が豊富で、オーディオインターフェースやスマートフォンとの接続も柔軟に行えます。最大音圧レベル104dBで、コンパクトながら迫力ある音を再生できるのもポイントです。
同軸構成による定位の明瞭さと中低域の締まりが好評。ボーカルや楽器の分離がよく、ミックス作業でも細部を聴き取りやすいと支持されています。デスクトップで手軽にリファレンス環境を構築したい方におすすめのモデルです。
エディファイアー(Edifier) MR5 ED-MR5
スタジオ品質のフラットなサウンドを追求した3ウェイモニタースピーカー。5インチウーファー、3.75インチミッドレンジ、1インチシルクドームツイーターの構成で、46Hz~40kHzの広帯域をカバーします。合計110Wの高出力により101dBの音圧を確保。音の細部まで明瞭に描き出すのが特徴です。
Bluetooth 6.0のLDACに対応し、ワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質再生が可能。XLR・TRS・AUX入力を備えており、オーディオインターフェースとの接続も行えます。
中高域の解像度が高く、ボーカルや楽器が聴き取りやすいと好評です。5インチウーファーにより低音の伸びがよく、小音量でも痩せにくいと支持されています。音楽制作から高音質なリスニングまで幅広く活躍するおすすめのモデルです。
アイケーマルチメディア(IK Multimedia) iLoud Micro Monitor
2ウェイ構成かつバイアンプ仕様のモニタースピーカーです。3インチウーファーと0.75インチシルクドームツイーターを搭載し、45Hz~22kHzの広帯域再生を実現。合計50W RMSのパワーで、コンパクトながら色付けのないリニアなレスポンスを提供します。
低域・高域の補正が可能なEQスイッチや、卓上での音の乱反射を抑えるDESKTOPスイッチも採用。設置環境に応じて音質を調整できます。RCA、3.5mm AUX入力に加え、Bluetooth接続にも対応。オーディオインターフェースやスマートフォンとの接続は簡単です。
小型ながら低音の伸びが良好で、定位も明確と高評価。ミックスやリスニング用途でバランスの取れた音を再現します。省スペースで本格的なモニタリング環境を求める方におすすめのモデルです。
アイケーマルチメディア(IK Multimedia) iLoud MTM MKII
コンパクトな筐体ながら、本格的なモニタリングに対応するモニタースピーカーです。MTMデザインを採用し、3.5インチウーファー2基と1インチシルクドームツイーターを上下左右対称に配置。ニアフィールド環境でも音像がまとまりやすく、定位の明瞭なサウンドを再生します。
リニアな位相特性によって透明で自然なサウンドを実現し、長時間のミックス作業でも疲れにくい設計。角度調整可能なスタンドやマイクスタンド用のネジ穴を備え、設置の自由度が高いのも特徴です。
サイズ以上に低域の量感がありつつ、ミックスやレコーディングに十分な解像度を有している点が評価されています。DTMや音楽制作に取り組む方におすすめのモデルです。
GENELEC スタジオ・モニター 8030C
正確な定位と高い信頼性を実現した、2ウェイアクティブスタジオモニターです。5インチウーファーと0.75インチツイーターを採用しています。47Hz~25kHzのフラットな周波数特性と、104dBの最大音圧を確保。DCWテクノロジーで指向性を正確に制御し、軸上・軸外ともに均一なサウンドを提供します。
ISS機能を搭載しているのもポイント。無信号時には自動的にスタンバイモードへ移行し、消費電力を抑えながら効率的に動作します。
忠実な音の再生によって、良好なミックス環境を構築できると好評。プロからアマチュアまで、本格的なモニタリングを求める方におすすめのモデルです。
エムオーディオ(M-Audio) BLUETOOTHマルチメディア・モニタースピーカー BX3 BT
有線接続に加えてBluetoothに対応した、コンパクトなモニタースピーカーです。3.5インチのドライバーと1インチのシルクドームツイーターを組み合わせた2ウェイ設計で、クリアな音質を実現。合計120Wの高出力により、迫力あるサウンドを楽しめます。
周波数特性は80Hz~22kHzと幅広く、低音から高音までバランスよく再生可能。High&Low EQを搭載しており、設置環境に応じてサウンドバランスを調節できます。
音量を絞っても解像度が保たれ、DTMや映画鑑賞、ゲームなどさまざまな用途で快適に使えると高評価。限られた設置スペースで本格的なモニタリング環境を整えたい方におすすめです。
ケーイーエフ(KEF) LS50 Wireless II
Metamaterial Absorption Technologyを採用したモニタースピーカー。ツイーター背面のノイズを効果的に吸収し、透明感のある自然な音を実現します。
AirPlay 2・Google Castによるストリーミング再生に対応しているほか、TVやゲーム機器、レコードプレーヤーと有線接続が可能。多彩な音源を高音質で楽しめます。
解像度が高く滑らかで、聴き疲れしにくい音が好評。洗練されたデザインで、インテリアとしても映えるおすすめのモデルです。


























DTMやレコーディングにおいて、サウンドのバランスを整えるときに役立つモニタースピーカー。自宅のデスクトップに設置できる小型モデルから広いスタジオ向けの大型モデルまで、種類は豊富です。自身の制作環境や求める音質傾向に合わせてスペックを比較し、適した一台を探してみてください。