既製品とは異なり、自分で一からパーツを集めて組み立てる「自作PC」。初めての方にはハードルが高く感じるかもしれませんが、さまざまなメリットがあります。
本記事では、自作PCのおすすめパーツを予算ごとに分けてご紹介。PCを自作してみたいと考えている方やパーツ選びに苦戦してる方などの役に立つよう、メリットや選び方などについても解説しています。ぜひパーツ選びの参考にしてみてください。
- 目次
- 自作PCのメリットとは?
- 自作PCで必要なパーツと選び方のポイント
- 自作PCのおすすめパーツ|予算10万円
- 自作PCのおすすめパーツ|予算15万円
- 自作PCのおすすめパーツ|予算20万円
- 自作PCのおすすめパーツ|予算30万円
自作PCのメリットとは?

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自作PCの制作には時間や知識などが必要になりますが、さまざまなメリットがあります。自分の用途と予算に合ったPCを組み立てれば、長期間快適に使用可能です。
自作PCならではのメリットとして挙げられるのは、自分の好みのパーツを選択できること。BTOでもある程度自分で選択できますが、パーツのメーカーやモデルまでは細かく指定できません。好きなメーカーのパーツを組み込めば、より愛着もわきます。
必要なパーツに予算をかけられるのもメリットです。そのほか、外観にこだわりたい方にも自作PCはおすすめ。イルミネーション機能を搭載したパーツも数多く販売されており、光るパーツを多用した派手なPCも組み立て可能です。
さらに、自作PCを組み立てることで、知識も増えるので、自分でパーツの交換やメンテナンスもできるようになります。一度自作PCを完成させてしまえば、2台目以降はよりスムーズに制作可能です。
自作PCで必要なパーツと選び方のポイント
必要なパーツ
CPU

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CPUはPCの核となるパーツで、プロセッサなどとも呼ばれます。日本語では「中央演算処理装置」と訳され、人間でいうところの脳みそにあたる重要なパーツ。どのCPUを選ぶのかでおおよそのスペックが決まるので、自作PCを組み立てる際は、まずはCPUから決めるのがおすすめです。
PC向けのCPUを製造するメーカーは、インテルとAMDが主流。世界中でほとんどのシェアを占めており、インテルであれば「Core i」シリーズ、AMDであれば「Ryzen」シリーズが人気です。
CPUの性能を確認する際は、コア数/スレッド数やクロック周波数をチェックしましょう。コア数/スレッド数は「8コア16スレッド」などのように表記され、数値が大きいほど同時に多くの処理をこなせます。クロック周波数は処理速度の速さを示し、単位は「Hz」で表されるのが一般的です。
発売した時期を示す世代や、Core i5・Core i7などのグレード、型番の違いなどによっても性能は異なるので、併せてチェックしておきましょう。
マザーボード

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マザーボードは、CPUやメモリ、ストレージなどの各種パーツを取り付けるメインの基板です。PCの土台となる必要不可欠なパーツで、CPUの種類やケースのサイズに合ったモノを選ぶ必要があります。
まず確認しておきたいのは、チップセットの種類です。チップセットは「B560」や「Z690」などがあり、インテルとAMDのメーカーに違いに加え、CPUの世代やグレードによっても異なります。対応するチップセットを搭載したマザーボードを用意しなければ、CPUを設置できないので注意が必要です。
また、マザーボードには、ATX・Micro-ATX・Mini-ITXなどのフォームファクタと呼ばれる規格があります。各規格ごとにサイズなどが決まっており、PCケースが対応するマザーボードを選ぶ必要があります。
メモリ

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メモリはデータやプログラムを一時的に保存しておくスペースです。作業台や机に例えられることが多く、容量が大きいほどPCの処理速度が向上し、マルチタスクなどもよりスムーズにこなせます。
容量は、ゲームをプレイするのであれば16GB、動画編集やゲーム実況配信などをするのであれば32GBあると安心です。さらに高負荷な作業をするのであれば、32GB以上を検討しましょう。
メモリは、例えば同じ16GBでも16×1枚の単体で販売されている場合と、8GB×2枚のセットで販売されている場合があります。容量は同じですが、2枚1組のデュアルチャネルで使用する方がより多くのデータ転送可能です。特に理由がないのであれば、2枚1組のモノを選びましょう。
そのほか、「DDR」と呼ばれる規格もあり、マザーボード側も同じ規格に対応している必要があります。現在は「DDR4」が主流。2021年には「DDR5」が発表され、対応製品も徐々に増えつつあります。
ストレージ(SSD / HDD)

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ストレージは、OSやアプリをインストールしたり、音声や画像ファイルなどのデータを保存したりするためのパーツです。容量が大きくなるほど多くのデータを保存しておけますが、その分価格も上がります。
ストレージは大きく分けてSSDとHDDの2種類に分けられ、現在はSSDをメインのストレージとして使用するのが主流。SSDは内部のチップにデータの読み書きをする構造で、高速な読み書き速度と優れた耐久性を有しています。自作PCで主に用いられるのは、「2.5インチ SSD」と「M.2 SSD」です。
一方、内部の磁気ディスクにデータを記録するのがHDD。SSDと比較して耐久性や読み書き速度は劣りますが、容量当たりの価格が安いのが魅力です。普段使用しないデータや容量の大きいデータの保存などに活用できます。
電源

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電源は、内部のパーツに電力を供給するためのパーツ。電源には規格があり、主にデスクトップ向けの「ATX」、小型PC向けの「SFX」、サーバーやハイエンドPC向けの「EPS」の3種類に分けられます。
一般的なデスクトップPCにはATX電源を使用。製品数も多く、さまざまなモデルが販売されています。ただし、規格が同じでも奥行きなど、一部サイズが異なる場合があるので、しっかりと確認しましょう。
容量に関しては、グラフィックボードを搭載しないPCであれば400~500Wあれば十分。グラフィックボードを搭載したミドル~ハイスペックなPCであれば500~800W、RTX 4090などの最新のハイエンドグラフィックボードを搭載する場合などは1000W以上の電源が必要です。
ケーブルの着脱が可能なプラグインタイプのモデルであれば、すっきりとした配線が可能。そのほか、電力変換効率の高さを示す「80PLUS認証」もチェックしておきたい重要なポイントです。
PCケース

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PCケースにはミドルタワーケースやフルタワーケースなどのさまざまなサイズがあります。PCの冷却性能や静音性、拡張性に関わるパーツです。また、内部のパーツが映えるサイドパネルを採用したケースなどもあり、見た目にこだわりたい方も要チェック。
自作PCでよく使用されるのは、ミドルタワー型のPCケースです。最大でATX規格のマザーボードを搭載できるので、ATXケースとも呼ばれます。製品にもよりますが、拡張性に優れ、内部のスペースも広いため、メンテナンス性も良好。さらにサイズの大きいフルタワーケースもあります。
コンパクトなPCを自作したい方は、ミドルタワーよりも一回り小さいミニタワー型のPCケースがおすすめ。対応するマザーボードのフォーファクタに合わせて、microATXケースやMini-ITXケースとも呼ばれます。組み立てる難易度は上がりますが、少ないスペースで設置できるのがメリットです。
OS

自作PCの予算を考える際は、OSの価格も考慮しておきましょう。OSはオペレーティングシステムの略称で、PCを動作させるために必要な基本となるソフトウェアです。OSにはさまざまなモノがありますが、マイクロソフトが開発するWindows OSを導入するのが無難です。
現在はWindows 11が最新で、一般向けのHomeエディションとビジネス向けのProエディションなどがあります。Windows 11 Homeは15000円前後、Windows 11 Proは20000円前後で購入可能。本記事では、OSの価格も考慮してパーツを選定しています。
用途に応じて追加したいパーツ
グラフィックボード

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グラフィックボードとは、映像に関する処理を行うGPUを内蔵したパーツのことです。グラフィック機能を搭載したCPUであれば映像の処理も可能なので、グラフィックボードは必須となるパーツではありません。
しかし、グラフィックボードを搭載することで、映像の処理能力が大きく向上します。特に、ゲームをプレイする場合や3Dグラフィックなどを取り合う場合はあると便利です。グラフィックボードの核となるGPUはNVIDIAとAMDの2社が主に開発しており、NVIDIAの「GeForceシリーズ」とAMDの「Radeonシリーズ」が主流。
フルHD環境でのゲームプレイであればRTX 3060 TiやRadeon RX 6650 XT、WQHD画質やフルHD画質で高いリフレッシュレートを求める場合はRTX 3070/RTX 3080やRadeon RX 6800などの性能をもつグラフィックボードがおすすめです。
CPUクーラー

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CPUクーラーは、マザーボードに搭載したCPUを冷却するためにパーツです。CPUに付属する場合もありますが、あくまでも付属品。冷却性能や静音性に大きな期待はできません。
CPUは性能が高くなるほど発熱が多くなる傾向にあります。高性能なCPUを使用する場合は、冷却性能に優れたCPUクーラーがあると安心。選ぶ際は、種類や形状、サイズを要チェックです。
CPUクーラーは大きく分けて、空冷式と水冷式があります。空冷式は、ファンとヒートシックがCPUを冷却。CPUに対してファンが並行になる「トップフロー型」と、ファンが垂直になる「サイドフロー型」があり、サイドフロー型はより冷却性能に優れています。
水冷式は、冷却液(クーラント)がCPUの熱を吸収し、ラジエーターを経由してファンが冷却する仕組みのCPUクーラー。空冷式を比較して、より高い冷却効果が期待できます。
自作PCのおすすめパーツ|予算10万円
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) Ryzen 5 5600G
AMDが開発するRyzenシリーズの第4世代CPUです。「Zen3」マイクロアーキテクチャーを採用しており、先代モデルからパフォーマンスが大きく向上しています。6コア/12スレッドに対応し、基本クロックは3.9GHzで最大ブーストクロックは4.4Ghz。
CPUの内蔵グラフィック機能であるRadeon Graphicsを搭載しているので、グラフィックボードがなくても映像の出力が可能です。CPUソケットは「AM4」に対応しています。省電力性にも優れるため、電力の消費を抑えられるのも魅力のひとつです。
普段使いやビジネス用途で快適に使用できる高い性能を有しており、ゲームなどをプレイしない方やグラフィックボード非搭載のPCを自作したい方などにおすすめ。さらに、トップフロー型のCPUクーラー「Wraith Stealth cooler」が同梱するので、予算も抑えられます。
エイスース(ASUS) TUF GAMING B550-PLUS
第3世代のAMD Ryzen CPUを搭載できるAM4ソケット対応のATXマザーボードです。軍用グレードのTUFチョークコイルやTUFコンデンサなどの高耐久なパーツを採用しており、優れた堅牢性と安定性を実現しています。
自作初心者でもセットアップしやすいように考慮されているのも魅力のひとつ。初めてPCを自作する方などにもおすすめです。「EXCLUSIVE 2.5 GIGABITイーサネット」や「M.2 Wi-Fiモジュール用スロット」などを搭載しているので、ネットワークの安定性も良好。
さらに、AIノイズキャンセリングマイクや国産のオーディオコンデンサを搭載しています。「BIOS FlashBack」により、BIOSの更新も簡単。大型のVRMヒートシンクや高品質なサーマルパッド、M.2 ヒートシンクにより、冷却性能にも優れます。
シーエフデー(CFD) Panram DDR4-2666 8GB 2枚組 W4U2666PS-8GC19
高品質なチップを採用したデスクトップPC用のメモリです。本製品は8GB×2枚構成の16GBモデルで、メモリクロックは2666MHz。安心して使用できる永久保証に対応しているのもメリットのひとつです。
動作電圧は1.2Vで、省電力性にも優れています。また、「Intel Extreme Memory Profiles (XMP 2.0)」もサポートしており、2枚組での動作も確認済み。
比較的安い価格で購入できるコスパのよい製品なので、なるべく予算を抑えたい方などにもおすすめです。
クルーシャル(Crucial) Crucial P2 500GB PCIe M.2 2280 SSD CT500P2SSD8
普段使いから仕事、ゲームまで、用途を問わず快適に使用できるM.2 SSDです。本モデルの容量は500GBで、書き込み速度は940MB/sで読み取り速度は2300MB/sに対応しています。OSやアプリなどの高速起動も可能です。
何千時間もの検証や数十回にわたる品質テストをクリアしているので、耐久性も良好。無料で利用できるサポートソフトウェアも用意されています。ファームウェアのアップデートや性能の最適化など、SSDの管理ができるため安心して使用可能です。
250GB・1TB・2TBモデルもラインナップがあるので、用途や予算に合ったモデルを選択できます。
ウエスタンデジタル(Western Digital) WD Blue PC モバイル HDD WD20SPZX
容量2TBの2.5インチサイズの内蔵HDDです。容量の大きい動画ファイルや普段使用しないデータなどを保存しておくスペースとして役立ちます。回転数は5400rpmに対応。容量は2TBのほかに、320GB・500GB・1TBがラインナップしています。
古くからHDDの製造を行ってきた同社ならではのテクノロジーによって設計・製造されているので、安心して使用可能です。さらに、自社のラボで数々の互換性テストを実施。耐久性にも優れます。
本体には高耐久なアルミニウム素材や堅牢なタイドシャフトモーターを採用しており、従来モデルと比較して耐久性が約30%向上。無料で利用できるバックアップソフト「Acronis True Image WD Editionソフトウェア」も用意されています。
玄人志向 ATX電源 500W KRPW-L5-500W/80+
エントリースペックの自作PCにぴったりな電源ユニットです。容量は500Wで、ATX規格に対応しています。本体サイズは150×140×86mm。ALL105℃電解コンデンサーを搭載しており、長寿命を実現しているのもポイントのひとつです。長期間安心して使用できます。
冷却ファンには、ファンコントロール機能を搭載した120mmの静音ファンを搭載。Active PFC回路や、待機電力を抑えられる「ErP Lot6」をサポートしているので、省電力性も良好です。さらに、80PLUS STANDARD認証も取得しています。
そのほか、グラフィックボード用の6+2ピン×1/6ピン x1のPCI Express電源コネクターを搭載。補助電源を使用する必要があるグラフィックボードも接続できます。
サーマルテイク(Thermaltake) Versa H26シリーズ CA-1J5-00M1WN-01
コスパに優れた人気の高いミドルタワー型のPCケースです。安い価格で購入できるので、予算を抑えたい方などにおすすめ。本モデルは、ATX・microATX・Mini-ITXのマザーボードに対応しており、120mmファンを2基標準搭載しています。
加えて、合計で7基のケースファンと最大360mmの水冷ラジエーターを搭載可能。内部のパーツが映えるアクリルサイドパネルを採用しているのも魅力のひとつです。外観にこだわりたい方にもぴったり。
ダストフィルターは取り外して掃除ができるためメンテナンス性も優れています。内部は広々としているので、最大310mmまでの拡張カードを搭載可能。また、ケーブル類をまとめて、配線をすっきりとさせられる電源カバーなども搭載しています。
自作PCのおすすめパーツ|予算15万円
インテル(Intel) Core i5 12400F
インテルの第12世代CPUです。6コア12スレッドのミドルスペックモデルで、DDR5/DDR4のメモリやPCIe Gen 5.0に対応しています。ソケット形状はLGA1700。
高い性能を有していながらも、消費電力が少なく、ワットパフォーマンスに優れているのが魅力のひとつです。また、発熱が少なく扱いやすいので、自作初心者の方や、余ったパーツでサブPCを組みたい方などにおすすめ。
型番の末尾に「F」がある内蔵グラフィックスを搭載していないモデルのため、グラフィックボードは必須です。グラフィックス機能がない分価格が安いので、予算を抑えられます。
エムエスアイ(MSI) PRO B660M-P DDR4
第12世代インテルCPUに対応したMicro-ATX規格のマザーボードです。インテルのB660チップセットを搭載しており、ソケットはLGA1700に対応しています。最適化された電源供給回路による独自の「Core Boost technology」により、マルチコアCPUの性能も最大限発揮可能です。
メモリスロットは4基で、最大DDR4‐4600+(OC)MHzに対応しています。メモリ専用の独立した回路で設計されているので、安定した動作を実現しているのもポイントのひとつです。専用ソフト「MSI CENTER」を利用すれば、ファンの制御やLEDの演出、ハードウェア情報のモニタリングなど、さまざまな機能が利用できます。
そのほか、USB 3.2 Gen 1ポートやUSB 3.2 Gen 2 Type-Cポートなどを搭載しているため、容量の大きいデータもスムーズに転送可能です。
コルセア(Corsair) VENGEANCE LPX 16GB CMK16GX4M2A2666C16
純アルミニウム製のヒートスプレッダを搭載したデスクトップPC用のDDR4メモリです。短い時間で素早く熱を逃がせるので、高負荷時でも高いパフォーマンスを発揮できます。
メモリクロックは2666MHzで、XMP 2.0をサポート。また、互換性テストを実施しているためマザーボードの種類やメーカーを問わず安心して使用できます。
ヒートスプレッダを搭載していながらもコンパクトなデザインに仕上がっているのもメリットのひとつ。内部のスペースが狭い小型のPCケースなどへの取り付けにもぴったりです。
ADATA Premier SSD For Gamers 512GB APSFG-512GCS
PCIe Gen4x4に対応したM.2 SSDです。容量は512GBで、厚さ約4.3mmにスリムなデザインを採用しています。高耐久かつ動作の安定性に優れた3D NANDフラッシュを採用しているので、安心して使用可能。
1TBモデルと2TBもラインナップしているため、予算に合わせて容量をグレードアップできます。アルミニウム製のヒートシンクが付属するのもうれしいポイント。活用すれば、高負荷時でも安定した動作を実現します。
SSDの管理ソフト「SSD Toolbox」も利用可能。状態の監視やファームウェアのアップデートなどができるので、便利です。
サンディスク(SanDisk) Ultra 3D SSD SDSSDH3-500G-G26
最大速度560MB/sのシーケンシャルリード速度に対応した人気モデルの2.5インチSSD。ゲームやアプリなどを高速で起動でき、データの読み込みにかかる時間も短縮できます。本モデルの容量は500GB。250GB・1TB・2TB・4TBモデルもラインナップしています。
比較的抑えめな価格で購入できるので、自作PCのセカンドストレージなどにぴったりです。3D NAMDテクノロジーにより、優れた耐久性を実現しているのもメリット。また、独自の「nCACHE2.0技術」により、バースト速度も向上しています。
コルセア(Corsair) RMx White Series RM750x CP-9020187-JP
おしゃれでエレガントなデザインのPC電源です。外観にこだわりたい方やホワイトをベースとしたPCを自作したい方などにおすすめ。ATX規格を採用しており、容量は750Wです。
冷却ファンは高負荷時でもノイズを抑えられるように設計されているので、静音性にも優れます。また、低~中負荷時には冷却ファンの回転が止り、無音になる「ZERO RPM ファンモード」にも対応。
さらに、100%日本製のハイエンドコンデンサを採用しており、長寿命を実現しています。長く安心して使用できる製品です。そのほか、「80 PLUS GOLD 認証」も取得しています。
ケーブルを着脱できるモジュラー式(プラグイン式)のため、すっきりとした配線でPCを組み立てられるのもうれしいポイント。ケーブルには、ホワイトカラーのフラットケーブルが付属します。
サーマルテイク(Thermaltake) S100 TG CA-1Q9-00S6WN-00
コンパクトながらも拡張性と冷却性能に優れたミニタワー型のPCケースです。本体サイズは幅220×高さ411×奥行441mmで、重量は約6.1kg。microATXとMini-ITX規格のマザーボードに対応しています。
最大330mmの拡張カードが搭載でき、トップおよびフロントには最大280mmまでの水冷ラジエーターを設置可能です。ケースファンは最大5基搭載でき、背面に搭載された120mmが1基付属します。左サイドパネルには、強化ガラスパネルを搭載。スイングドア式なので、簡単に内部パーツへアクセスできるのもメリットです。
さらに、内部にはケーブルをよりすっきりとさせられる電源カバーを搭載しています。トップとボトム部分にあるダストフィルターはホコリの侵入を抑制。コンパクトさと使い勝手のよさを両立したおすすめのPCケースです。
アスロック(ASRock) AMD Radeon RX 6500 XT Phantom Gaming D 4GB OC
GPUに、AMDの「Radeon RX 6500 XT」を搭載したグラフィックボードです。エントリー向けのモデルで、フルHD解像度かつゲーム内の画質設定を下げれば、FPSゲームやAAAタイトルなどもプレイ可能。安い価格で、購入しやすいのもメリットです。自作初心者の方やサブPCを組みたい方などにもおすすめ。
本体はマットブラックを基調としたスタイリッシュなデザインで、2基の冷却ファンを搭載しています。「0dB サイレントクーリング技術」により、低負荷時はファンが完全に停止するので、不要なノイズを抑制可能です。
背面には頑丈でデザイン性に優れたメタルバックプレートを搭載しています。さらに、裏側のサーマルパッドが効率よく排熱。映像出力端子には、HDMI 2.1とDisplayPort 1.4aをそれぞれ1基ずつ搭載しています。
DEEPCOOL AK400 WH R-AK400-WHNNMN-G-1
直径6mmのヒートパイプを4本搭載したサイドフロー型のCPUクーラーです。本体サイズは127×97×155mm。独自の「マトリックスフィンデザイン」による高密度フィンを採用しているのが特徴で、優れた放熱性能を有しています。
冷却ファンには、流体軸受けの120mmファンを1基搭載。高い冷却性能を維持しつつ、静音性にも優れます。インテルとAMDのCPUに対応しており、付属する金属製のマウントプラケットを使用して簡単に取り付けが可能です。
自作PCのおすすめパーツ|予算20万円
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) Ryzen 7 5700X

Zen 3アーキテクチャを採用したAMDの第4世代CPUです。本モデルは8コア16スレッドで動作し、基本クロックは3.4GHzで最大ブーストクロックは4.6GHz。
上位モデルのRyzen 7 5800Xと同等のゲーミング性能を有していながらも、発熱と消費電力が抑えられてるのが特徴です。冷却もしやすくなっているので、CPUクーラーの選択肢が増え、予算を抑えられるのもメリット。
性能と価格のバランスがとれた扱いやすいCPUで、ミドルスペックのゲーミングPCを自作したい方などにおすすめです。
エムエスアイ(MSI) PROシリーズ MSI B550-A PRO
高品質な部品を採用し、安定した動作を実現したATXマザーボードです。負荷が高い状態でも優れた安定性を実現しています。チップセットは第3世代AMD Ryzen CPUに対応する「B550」。
本体には大型のPWMヒートシンクやサーマルパッドを搭載しており、冷却性にも優れます。高負荷時でもCPUをしっかりと冷却できるので、性能を最大限発揮可能です。さらに、高速で安定したインターネット接続を実現するLANポートも搭載しています。
そのほか、独自の「PCI Express Steel Armorスロット」により、重量級のグラフィックボードもしっかりと支持可能。また、ノイズも最小限に抑えられます。
コルセア(Corsair) VENGEANCE RGB RT 16GB CMN16GX4M2Z3200C16
鮮やかに光る10ゾーンのRGBライティング機能を搭載したデスクトップPC用のメモリです。光るバーツを組み合わせてケース内を鮮やかに彩りたい方におすすめ。容量は8GB×2の16GBで、メモリクロックは3200MHzです。
Ryzen向けに設計されているので、AMDのCPUとの組み合わせにもぴったり。本体にはアルミニウム製のヒートスプレッダを搭載しています。オーバークロックや高負荷時でも、しっかりと放熱可能です。
ライティングは、同社が提供するユーティリティソフト「CORSAIR iCUE」から設定できます。CORSAIR RGB製品との同期やライティングプロファイルの作成など、さまざまなカスタマイズに対応します。
ウエスタンデジタル(Western Digital) WD_BLACK SN770 NVMe SSD WDS100T3X0E
ゲーミングPCへの搭載にぴったりなM.2 SSDです。今回選定したモデルは1TBで、250GB・500GB・2TBモデルもラインナップしています。PCIe Gen 4に対応しており、5150MB/sの読み取り速度と、4900MB/sの書き込み速度を実現。
OSの起動やゲームのロード時間を短縮して、待機時間を減らせるのがメリットです。専用ソフトには、「WD_BLACK Dashboard」が用意されています。ゲームモードを活用すれば、さらにロード時間の短縮が見込め、ドライブの監視などもできるので安心です。
エムエスアイ(MSI) ATX電源 MPG A750GF
「80 PLUS GOLD認証」を取得したATX電源です。容量は750Wで、NVIDIAのGeForce RTX 30/20シリーズやAMDのグラフィックボードなど、さまざまなモデルに対応。幅広い用途で使用できます。
全てのケーブルを着脱できるプラグイン式なので、必要なケーブルのみ使用可能。配線しやすく、ケース内のエアーフローもしっかりと確保できます。本体サイズは150×160×86mm。
日本ブランドの105℃コンデンサなど、信頼性の高いパーツを採用しているため、安心して使用できるのもメリットです。また、10年間の長期保証にも対応しています。
付属するケーブルのコネクタ部分には、合金銅端子を採用。より高い電流に耐えられるので、安定した動作を実現します。
エムエスアイ(MSI) ミドルタワーPCケース MAG VAMPIRIC 010X
フロントパネルにRGB LEDを搭載した個性的なデザインのミドルタワー型PCケースです。本体サイズは幅210×高さ475×奥行420mm。サイドパネルには、4mm厚の強化ガラスパネルを採用しています。内部のパーツが映える自作PCを組み立て可能です。
水冷ラジエーターは最大360mm、CPUクーラーは最大167mmまで対応しています。ケースファンは最大で6基搭載可能です。本体上部にはマグネット固定式のダストフィルターを搭載。ホコリの侵入を軽減し、簡単に掃除できるので便利です。
最大4基のファンを接続して、ワンプッシュでARGB効果を変更できる「ARGB LED HUB」を搭載しているのもポイントのひとつ。7種類のLED効果を好みに合わせて選択できます。
玄人志向 GALAKURO NVIDIA GEFORCE RTX 3060 Ti GK-RTX3060Ti-E8GB
GPUにNVIDIAのGeForce RTX 3060 Tiを搭載したグラフィックボード。フルHD解像度でのゲームプレイにぴったりなミドルクラス帯のモデルです。FPSゲームなども設定次第では、高リフレッシュレートを維持しながら快適にプレイできます。
本体サイズは、285×124×58mm。ホワイトカラーを採用したシンプルかつスタイリッシュなデザインもポイントのひとつです。本体には冷却用のファンを2基搭載しています。映像出力端子には、HDMIを1基とDisplayPortを3基搭載。
便利なモニタリングツール「Xtreme Tuner」も用意されています。ファンの速度やクロックの設定などを自由にカスタマイズ可能です。また、モバイル版も用意されており、スマホなどからでもコントロールできます。
クーラーマスター(Cooler Master) HYPER 212 LED TURBO RR-212TW-16PW-R1
ホワイトカラーの冷却ファンを2基搭載したサイドフロー型のCPUクーラーです。4本のヒートパイプが直接CPUに接触するダイレクトコンタクトを採用しているのが特徴。熱をスムーズに吸収し、優れた放熱効果を発揮します。
本体サイズは、幅108×高さ160×奥行120mm。空気の流れをしっかりと確保できる高精度なヒートシンクを搭載しているのも魅力のひとつです。冷却ファンには、ホワイトLEDを搭載しており、PWM制御にも対応しています。
自作PCのおすすめパーツ|予算30万円
インテル(Intel) Core i7 12700

12コア20スレッドで動作するインテルの第12世代CPUです。高性能なハイエンドクラスに位置するモデルなので、普段使いからゲームやクリエイティブな用途まで、幅広く使用できます。
CPUソケットはLGA1700に対応。オーバークロックはできませんが、その分価格が抑えられており、コスパに優れるのも魅力のひとつです。また、最新の規格であるDDR5のメモリやPCIe 5.0などもサポートしています。最新の構成で自作PCを組みたい方などにも、おすすめです。
エイスース(ASUS) ATXマザーボード TUF GAMING H670-PRO WIFI D4
インテルのH670チップセットを搭載したATXマザーボード。TUF Gamingシリーズにラインナップする本製品は、ミリタリーグレードのパーツを採用しており、優れた耐久性を実現しています。
PCIe 5.0スロットやPCIe 4.0のM.2スロット、さらに背面にはUSB 3.2 Gen 2×2対応のType-Cポートなどを搭載。また、2.5Gbイーサネットと次世代規格のWi-Fi 6に対応しているので、インターネット接続も高速です。
独自の管理ソフト「Armoury Crate」が利用できるのもメリットのひとつ。ゲームやイルミネーションなどのさまざまな設定をまとめて管理できるため便利です。
シーエフデー(CFD) CX1シリーズ DDR4-3200 デスクトップ用メモリ W4U3200CX1-16G
16GB×2枚構成のデスクトップPC用のメモリです。比較的抑えめな価格でコスパに優れます。予算を抑えつつ、大容量メモリを搭載した高性能な自作PCを組みたい方におすすめ。
DDR4規格に対応し、メモリクロックは3200MHz。「XMP 2.0」をサポートしているので、オーバークロックも簡単に行えます。さらに、永久保証に対応しているため、安心して使用できるのもうれしいポイントです。
本体サイズは133.3×36×7.5mm。本体にはオープントップ型のヒートシンクを搭載しています。高負荷時でもスムーズに放熱可能。また、高さが抑えられたロープロファイル設計なので、小型のPCケースなどにも取り付けやすいです。
キングストン(Kingston) KC3000 PCIe 4.0 NVMe M.2 SSD 512GB SKC3000S/512G
3D TLC NANDを搭載したPCIe 4.0対応のM.2 SSDです。本モデルの容量は512GB。最大4096GBまでのモデルをラインナップしており、選択肢も豊富です。最大読み取り速度は7000MB/sで、最大書き込み速度は3900MB/sを実現しています。
薄型グラフェン・アルミニウムのヒートスプレッダーを搭載しているのも魅力のひとつ。狭いスペースにも設置しやすく、効率よく放熱できます。高負荷時でも高いパフォーマンスを発揮可能。
OSや頻繁にプレイするゲームなどをインストールしておく、自作PCのメインストレージにおすすめです。
トランセンド(Transcend) 内蔵2.5インチSSD 1TB TS1TSSD220Q-E

QLC NANDフラッシュを採用した2.5インチSSD。厳しい試験をクリアした製品なので、品質が高く、安心して使用できます。容量は、500GB・1TB・2TBから選択可能です。
自作PCで使用するのであれば、ゲームデータなどを保存しておくセカンドストレージとしての用途にぴったり。起動やロード時間を短縮して、ストレスなくゲームをプレイできます。
容量1TBの本モデルは、最大約550MB/sの読み取り速度と最大約500MB/sの書き込み速度を実現。SSDのパフォーマンスなどを管理できる専用ソフト「SSD Scopeソフトウェア」も用意されています。
玄人志向 80PLUS GOLD取得 ゲーミングPC向け ATX電源 850W KRPW-GA850W/90+
ハイエンドグラフィックボードなども接続できる高性能なATX電源です。快適にゲームをプレイできる自作PCを組み立てたい方などにおすすめ。容量は850Wで、「80PLUS GOLD認証」を取得しており、電力効率にも優れます。
本体サイズは、突起部分やケーブルを除いて150×150×86mm。ファンコントロール機能を搭載した135mmの大型ファンを搭載しているのも特徴のひとつです。
ケーブルを着脱できるフルプラグイン式なので、配線もすっきりとさせられます。
NZXT ミドルタワーPCケース H510 Elite CA-H510E-W1
シンプルでおしゃれなデザインを採用した人気モデルのミドルタワー型PCケースです。フロントパネルとサイドパネルには強化ガラスを搭載。内部のパーツが映える自作PCを組み立てられます。
前面・上面・背面に合計4基のケースファンを標準搭載しているのも魅力のひとつ。前面のファンは、RGB LEDに対応した同社の「Aer RGB 2 ファン」を採用しています。水冷ラジエーターは、フロントに280mmまで、リアに120mmまでのモノを設置可能。
そのほか、グラフィックボードの垂直設置にも対応しています。専用ソフト「CAM」を活用すれば、LEDのカラーや光り方を変更したり、CPUおよびGPUの状態をモニターしたりできるので便利です。
エイスース(ASUS) TUF Gaming GeForce RTX 3080 V2 OC edition TUF-RTX3080-O10G-V2-GAMING
放熱性に優れた高耐久なグラフィックボードです。GPUには、NVIDIAのGeForce RTX 3080を搭載しています。ハイエンドクラスのGPUなので、高解像度設定でも高いリフレッシュレートを維持しながら快適にゲームをプレイ可能。最新のAAAタイトルを美しい映像で楽しみたい方などにおすすめです。
冷却ファンは3基搭載しており、安定性と長寿命を実現するデュアルボールファンベアリングを採用しています。また、乱気流を低減するためにセンターファンは逆回転し、温度が50℃以下になるとファンストップモードが作動。
映像出力端子には、HDMI 2.1を2基とDisplayPort 1.4aを3基搭載しています。また、本製品を最大限活用するための便利な専用ソフト「GPU TWEAK II」も利用可能です。
NZXT KRAKEN X63 RL-KRX63-RW
鮮やかに光るライティング効果を楽しめる水冷式のCPUクーラーです。ラジエーターのサイズは280mmで、140mmファンを2基搭載。流体動圧軸受構造のファンを採用することで、高い冷却性能と優れた静音性を実現しています。
水冷ヘッドには、RGB LEDのロゴとリングを搭載。「インフィニティミラー」と呼ばれるおしゃれな合わせ鏡構造を採用しているのもポイントのひとつ。また、水冷ラジエーターの設置位置に合わせて、「NZXT」ロゴの角度も調節可能です。
ヘッドとラジエーターを繋ぐゴムチューブはメッシュスリーブで保護されているので、耐久性に優れます。LEDの変更やファンの設定に加え、PCのパフォーマンスをまとめて表示できる専用ソフト「CAM」が利用できるのも便利なポイントです。
PCの購入を検討している方は、自作してみるのも選択肢のひとつです。自作PCが完成して問題なく起動すれば、達成感があり、愛着も沸きます。知識が増え、パーツの交換や増設をスムーズに行えるのもメリット。初心者の方やパーツ選びで悩んでいる方で、ぜひ本記事を参考にしつつ、選んでみてください。