既製品とは異なり、自分で一からパーツを集めて組み立てる「自作PC」。初めての方にはハードルが高く感じるかもしれませんが、さまざまなメリットがあります。
本記事では、自作PCのおすすめパーツを予算ごとに分けてご紹介。PCを自作してみたいと考えている方やパーツ選びに苦戦している方などに役立つよう、メリットや選び方などについても解説しています。ぜひパーツ選びの参考にしてみてください。
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- 目次
- 自作PCのメリットとは?
- 自作PCで必要なパーツと選び方のポイント
- 自作PCのおすすめパーツ|予算10万円
- 自作PCのおすすめパーツ|予算15万円
- 自作PCのおすすめパーツ|予算25万円
- 自作PCのおすすめパーツ|予算30万円以上
自作PCのメリットとは?
自作PCの制作には時間や知識などが必要ですが、さまざまなメリットがあります。自分の用途と予算に合ったPCを組み立てれば、長期間快適に使用可能です。
自作PCならではのメリットとして挙げられるのは、自分の好みのパーツを選択できること。BTOでもある程度自分で選択できますが、パーツのメーカーやモデルまでは細かく指定できません。好きなメーカーのパーツを組み込めば、より愛着もわきます。
必要なパーツに予算をかけられるのもメリットです。そのほか、外観にこだわりたい方にも自作PCはおすすめ。イルミネーション機能を搭載したパーツも数多く販売されており、光るパーツを多用した派手なPCも組み立て可能です。
さらに、自作PCを組み立てることで、知識も増えるので、自分でパーツの交換やメンテナンスもできるようになります。一度自作PCを完成させてしまえば、2台目以降はよりスムーズに制作可能です。
自作PCで必要なパーツと選び方のポイント
必要なパーツ
CPU
CPUはPCの核となるパーツで、プロセッサなどとも呼ばれます。日本語では「中央演算処理装置」と訳され、人間でいうところの脳みそにあたる重要なパーツ。どのCPUを選ぶのかでおおよそのスペックが決まるので、自作PCを組み立てる際は、まずはCPUから決めるのがおすすめです。
PC向けのCPUを製造するメーカーは、インテルとAMDが主流。世界中でほとんどのシェアを占めており、インテルであれば「Core i」シリーズ、AMDであれば「Ryzen」シリーズが人気です。
CPUの性能を確認する際は、コア数/スレッド数やクロック周波数をチェックしましょう。コア数/スレッド数は「8コア16スレッド」などのように表記され、数値が大きいほど同時に多くの処理をこなせます。クロック周波数は処理速度の速さを示し、単位は「Hz」で表されるのが一般的です。
発売した時期を示す世代や、Core i5・Core i7などのグレード、型番の違いなどによっても性能は異なるので、併せてチェックしておきましょう。
マザーボード
マザーボードは、CPUやメモリ、ストレージなどの各種パーツを取り付けるメインの基板です。PCの土台となる必要不可欠なパーツで、CPUの種類やケースのサイズに合ったモノを選ぶ必要があります。
まず確認しておきたいのは、チップセットの種類です。チップセットは「B560」や「Z690」などがあり、インテルとAMDのメーカーの違いに加え、CPUの世代やグレードによっても異なります。対応するチップセットを搭載したマザーボードを用意しなければ、CPUを設置できないので注意が必要です。
また、マザーボードには、ATX・Micro-ATX・Mini-ITXなどのフォームファクタと呼ばれる規格があります。各規格ごとにサイズなどが決まっており、PCケースが対応するマザーボードを選ぶ必要があります。
メモリ
メモリはデータやプログラムを一時的に保存しておくスペースです。作業台や机に例えられることが多く、容量が大きいほどPCの処理速度が向上し、マルチタスクなどもよりスムーズにこなせます。
容量は、ゲームをプレイするのであれば16GB、動画編集やゲーム実況配信などをするのであれば32GBあると安心です。さらに高負荷な作業をするのであれば、32GB以上を検討しましょう。
メモリは、例えば同じ16GBでも16×1枚の単体で展開されている場合と、8GB×2枚のセットで販売されている場合があります。容量は同じですが、2枚1組のデュアルチャネルで使用する方がより多くのデータ転送可能です。特に理由がないのであれば、2枚1組のモノを選びましょう。
そのほか、「DDR」と呼ばれる規格もあり、マザーボード側も同じ規格に対応している必要があります。現在は「DDR4」が主流。2021年には「DDR5」が発表され、対応する製品が増えています。
ストレージ(SSD / HDD)
ストレージは、OSやアプリをインストールしたり、音声や画像ファイルなどのデータを保存したりするためのパーツです。容量が大きくなるほど多くのデータを保存しておけますが、その分価格も上がります。
ストレージは大きく分けてSSDとHDDの2種類に分けられ、現在はSSDをメインのストレージとして使用するのが主流。SSDは内部のチップにデータの読み書きをする構造で、高速な読み書き速度と優れた耐久性を有しています。自作PCで主に用いられるのは、「2.5インチ SSD」と「M.2 SSD」です。
一方、内部の磁気ディスクにデータを記録するのがHDD。SSDと比較して耐久性や読み書き速度は劣りますが、容量当たりの価格が安いのが魅力です。普段使用しないデータや容量の大きいデータの保存などに活用できます。
電源
電源は、内部のパーツに電力を供給するためのパーツ。電源には規格があり、主にデスクトップ向けの「ATX」、小型PC向けの「SFX」、サーバーやハイエンドPC向けの「EPS」の3種類に分けられます。
一般的なデスクトップPCにはATX電源を使用。製品数も多く、さまざまなモデルが販売されています。ただし、規格が同じでも奥行きなど、一部サイズが異なる場合があるので、しっかりと確認しましょう。
容量に関しては、グラフィックボードを搭載しないPCであれば400~500Wあれば十分。グラフィックボードを搭載したミドル~ハイスペックなPCであれば500~800W、最新のハイエンドグラフィックボードを搭載する場合であれば1000W以上の電源が必要です。
ケーブルの着脱が可能なプラグインタイプのモデルであれば、すっきりとした配線が可能。そのほか、電力変換効率の高さを示す「80PLUS認証」もチェックしておきたい重要なポイントです。
PCケース
PCケースには、ミドルタワーケースやフルタワーケースなどのさまざまなサイズがあります。PCの冷却性能や静音性、拡張性に関わるパーツです。また、内部のパーツが映えるサイドパネルを採用したケースなどもあり、見た目にこだわりたい方も要チェック。
自作PCでよく使用されるのは、ミドルタワー型のPCケースです。最大でATX規格のマザーボードを搭載できるので、ATXケースとも呼ばれます。製品にもよりますが、拡張性に優れ、内部のスペースも広いため、メンテナンス性も良好。さらにサイズの大きいフルタワーケースもあります。
コンパクトなPCを自作したい方は、ミドルタワーよりも一回り小さいミニタワー型のPCケースがおすすめ。対応するマザーボードのフォームファクタに合わせて、microATXケースやMini-ITXケースとも呼ばれます。組み立てる難易度は上がりますが、少ないスペースで設置できるのがメリットです。
OS
自作PCの予算を考える際は、OSの価格も考慮しておきましょう。OSはオペレーティングシステムの略称で、PCを動作させるために必要な基本となるソフトウェアです。OSにはさまざまなモノがありますが、マイクロソフトが開発するWindows OSを導入するのが無難です。
現在はWindows 11が最新で、一般向けのHomeエディションとビジネス向けのProエディションなどがあります。Windows 11 Homeは20,000円程度、Windows 11 Proは30,000円程度で購入可能。本記事では、OSの価格も考慮してパーツを選定しています。
用途に応じて追加したいパーツ
グラフィックボード
グラフィックボードとは、映像に関する処理を行うGPUを内蔵したパーツのことです。グラフィック機能を搭載したCPUであれば映像の処理も可能なので、グラフィックボードは必須のパーツではありません。しかし、グラフィックボードを搭載することで、映像の処理能力が大きく向上します。
特に、ゲームをプレイする場合や3Dグラフィックなどを扱う場合はあると便利。グラフィックボードの核となるGPUは、NVIDIAとAMDの2社が主に開発しており、NVIDIAの「GeForceシリーズ」とAMDの「Radeonシリーズ」が主流です。
フルHD環境でのゲームプレイであれば、RTX 3060 TiやRadeon RX 6650 XTなどがおすすめ。WQHD画質やフルHD画質で高いリフレッシュレートを求める場合であれば、RTX 3070/RTX 3080やRadeon RX 6800などの性能をもつグラフィックボードが適しています。
CPUクーラー
CPUクーラーは、マザーボードに搭載したCPUを冷却するためのパーツです。CPUに付属する場合もありますが、あくまでも付属品。冷却性能や静音性に大きな期待はできません。
CPUは性能が高くなるほど発熱が多くなる傾向にあります。高性能なCPUを使用する場合は、冷却性能に優れたCPUクーラーがあると安心。選ぶ際は、種類や形状、サイズを確認しましょう。
CPUクーラーは大きく分けて、空冷式と水冷式があります。空冷式は、ファンとヒートシックがCPUを冷却。CPUに対してファンが並行になる「トップフロー型」と、ファンが垂直になる「サイドフロー型」があり、サイドフロー型はより冷却性能に優れています。
水冷式は、冷却液(クーラント)がCPUの熱を吸収し、ラジエーターを経由してファンが冷却する仕組みのCPUクーラー。空冷式と比較して、より高い冷却効果が期待できます。
自作PCのおすすめパーツ|予算10万円
エーエムディー(AMD) Ryzen 5 5600 100-100000927BOX
低価格PCを組む際に筆頭に上がるAMDのCPU「Ryzen 5 5600」。スペックは6コア12スレッドです。フルHDでゲームをプレイするのはもちろん、動画編集などの作業をこなせる性能を備えています。
TDPは65Wと低めなのもポイント。消費電力をできるだけ抑えたい方にもおすすめです。純正クーラーである「Wraith Stealth Cooler」が付属しているため、CPUクーラーを購入する費用を省くことが可能。ただし、よりパフォーマンスを安定させたい場合は別途購入が必要です。コスパに優れたCPUを探している場合はチェックしてみてください。
エムエスアイ(MSI) MPG B550 GAMING PLUS MB5873
AMDの第3世代・第4世代5000シリーズに対応したマザーボード。チップセットヒートシンク部分にLEDライティングが施されているのが特徴です。M.2用のヒートシンクも標準搭載されており、1枚までは別途ヒートシンクを用意せずに組み込めます。
PCIeスロット部分には、頑丈な「MSI Steel Armor」を搭載。グラフィックボードを取り付ける際にスロット部分が傷つきにくいため、組み立て時のリスクを減らせるのが魅力です。IOシールドが組み込まれた状態なので、組み立ての手間がかからないのもポイント。初めて自作に挑戦する方にも適しています。
そのほか、最大10Gbpsに対応したType-C・Type-AのUSBポートを搭載。低価格ながら、機能性に優れたおすすめのモデルです。
サイズ(SCYTHE) 虎徹Mark3 SCKTT-3000
120mmのファンを搭載した空冷CPUクーラー。放熱フィンをずらした「オフセット設計」を採用しているのが特徴です。メモリスロットとの重なりを防ぐことで干渉を避ける仕組みなので、サイズの問題によりメモリの取り付けができないといったリスクを低減。なお、ベースプレートも中心からずれるよう設計されているため、グラボとの干渉リスクも減らせます。
ベースプレートは銅製で、CPUの動作熱をしっかり吸収。ヒートパイプにはニッケルメッキが施されており、サビにくくなっています。長期的に使えるCPUクーラーを探している方にぴったりです。
ファンの風を効率よく取り込む「多重エアフロー透過構造」が採用されているのもポイント。低コストながら冷却性に優れたおすすめのCPUクーラーです。
ゾタック(ZOTAC) GeForce GTX 1650 ZT-T16520F-10L VD7269
低予算でゲーミングPCを組みたい方に向いているGPU「GeForce GTX 1650」を搭載したグラフィックボード。サイズは約151×111.15×38.8mmとコンパクトなのが魅力です。小型なPCケースでも干渉しにくいため、省スペースな自作PCがほしい方に向いています。
出力端子はDisplayport、HDMI、DVIポートをそれぞれ1つずつ搭載。DVIポートがあるので、やや古めのモニターを使っている場合でも接続することが可能です。最大で3画面出力に対応しているため、マルチディスプレイ環境を構築したい方にも適しています。
ZOTACの専用ソフトウェア「FireStorm」が使えるのもポイント。ファンの回転などを簡単にコントロールできます。安いグラボを探している場合はチェックしてみてください。
シリコンパワー(Silicon Power) DDR4-3200 SP016GBLFU320B22 16GB
シリコンパワーの低価格メモリ。Ryzen 5 5600の最大メモリ速度である3200MHzに対応しているのが特徴です。容量は8GB×2枚の合計16GB。ゲームをプレイするには十分な容量を備えています。
LEDライティングなどの装飾はなく、基板がむき出しになったシンプルなデザインを採用しているのもポイント。目立ちにくいため、PC自体のデザインや雰囲気を壊さないメモリを探している方におすすめです。
ウエスタンデジタル(Western Digital) WD BLACK SN770 1TB
PCIe Gen 4.0のM.2 SSD。メーカーは自作PCユーザーから人気のあるウエスタンデジタルです。読み取り速度は最大5150MB/秒、書き込み速度は最大4900MB/秒。低予算のなかで、高速なSSDを購入したいといった方におすすめです。
容量は1TB。タイトルにもよりますが、Apex Legendsのような容量を要するゲームを5~7個ほどインストールすることが可能です。ゲームの数を減らし、プレイ動画を保存したい方にも適しています。
玄人志向 ATX電源 KRPW-BK550W/85+
平らで配線しやすいフラットケーブルが採用されたATXの電源ユニット。120mmの静音ファンが搭載されています。本体サイズ150×140×86mmとコンパクトで、電源ユニットのエリアからはみ出るリスクが低いのが魅力です。
容量は550Wで、ミドルスペック程度のゲーミングPCなら十分。低価格ながら80PLUS BRONZE認証を取得しているのもポイントです。安い電源ユニットを探している場合はチェックしてみてください。
エムエスアイ(MSI) MAG FORGE 110R CS8337
最大6基のファンを搭載できるPCケース。前面から空気を取り込み、上面および背面から排気するエアフローが採用されています。内部に十分なスペースがあるため、動作熱によるパフォーマンス低下が起こりにくいのが魅力です。
筐体上部にマグネットフィルターを備えているのもポイント。内部にホコリが入り込んでしまうのを防げます。簡単に取り外せる仕様なので、掃除しやすいというメリットも。また、サイドアクリルパネルも取り付け・取り外しがラクなので、初心者でも簡単にメンテナンスなどが行えるモデルを探している方におすすめです。
GPUは長さ330mmまで、CPUクーラーは上面に取り付ける場合高さ160mmまで対応。標準でリア部分にARGBファンが搭載されているコスパのよい製品です。
自作PCのおすすめパーツ|予算15万円
インテル(Intel) Core i5-14400F
コスパを重視する方向けのインテル第14世代CPU。前世代と比較してPコア、Eコアともに最大クロックがわずかに上昇しているのが特徴です。内蔵GPUが無い分価格が抑えられており、予算をできる限り低くしつつ性能も重視したい方に向いています。なお、映像出力にはグラフィックボードが必須である点に注意が必要です。
DDR4-3200のほか最大でDDR5-4800まで対応。購入時はマザーボードおよびメモリの規格をチェックする必要がありますが、より高速なメモリを採用することが可能です。15万円台で性能のよいゲーミングPCを組みたい場合はチェックしてみてください。
エムエスアイ(MSI) PRO B760M-A DDR4 II MB6318
インテル第12~14世代のCPUに対応したマザーボード。フォームファクタはMicro-ATXで小型のゲーミングPCを組みたい方に適しています。標準でM.2 SSDのヒートシンク「M.2 Shield Frozr」が搭載されているのが魅力。発熱により転送速度が低下するサーマルスロットリングを防げます。
スロット部分には、破損を防ぐ「Steel Armor」を採用。PCパーツ取り付け時のリスクが低減できます。また、M.2 SSDの取り付けはネジを使わないスクリューレス構造が用いられており、初心者でも簡単に取り付けすることが可能。初めてPCを自作する方にもおすすめです。
最大2.5Gbpsに対応したLANポートを搭載しているほか、Wi-Fi 6Eにも対応。安定した速度でオンラインゲームを楽しめます。コスパのよいマザーボードがほしい場合はチェックしてみてください。
玄人志向 NVIDIA GeForce RTX4060 GG-RTX4060-E8GB/SF
RTX 40シリーズのなかでもミドルスペックに類するGPU「GeForce RTX 4060」を搭載したグラフィックボード。92mmの大型ファンを搭載しているのが魅力です。備えているファンは同1基ながら、強力な風量・風圧でしっかりと冷却することが可能。動作熱によるパフォーマンス低下を防げます。
ブラケットを除いたサイズは157×111×41mmとコンパクト。小型ゲーミングPCを組みたい方はもちろん、ケース内に余裕が生まれるため性能アップとエアフロー改善を同時に狙いたい方にも向いています。
独自のソフトウェア「Xtreme Tuner」に対応しているのもポイント。ファンの速度や、自己責任にはなりますがクロックの設定が行えます。小型ながら性能がよいグラボがほしい場合はチェックしてみてください。
チーム(Team) Elite Plus PC4-25600 16GBx2枚
16GB×2枚の計32GBのデスクトップ用メモリです。ゲームはもちろん、動画編集などのクリエイティブな作業も十分こなせる容量が備えられています。
メモリの動作電圧は1.2Vと、消費電力が少ないのも特徴。消費電力が低いと発熱が抑えられるため、故障の原因となる高温状態を避けてパーツを長持ちさせられます。
また、メーカーの無期限正規保証が付いており、万が一トラブルが起きた際も安心。ゲームプレイや動画編集のために自作PCを使用する方におすすめのメモリです。
クルーシャル(Crucial) Crucial P3 Plus Gen4 NVMe SSD CT1000P3PSSD8
PCIe 4.0に対応した、ストレージ容量1TBのM.2 SSDです。データの読み込み速度は最大約5000MB/秒と、高速な通信ができます。
本製品は「Micron Advanced 3D NAND」を採用しています。大手半導体メーカーであるMicronの厳格な基準に従って検証されているため、高品質なのも魅力です。
自作PCの作成が初めての方でも、インストールガイドを確認すれば簡単に取り付けが可能。また、クローン作成ソフトウェア「Acronis True Image for Crucial」も無償提供されており、購入後のサポートも充実しています。
クーラーマスター(Cooler Master) MASTERLIQUID 120L CORE CPU LIQUID COOLER
シンプルで落ち着いたデザインを採用している水冷式のCPUクーラーです。ムダを省いたミニマルな設計なので、自作PCのケース内部をスッキリと見せたい場合にもおすすめ。ゲーミングPCのようなライティングにこだわりのない場合にも適しています。
ポンプ部分には、CPUからの熱をしっかりと吸収する銅製ベースを搭載。120mmのファンで冷却するラジエーターの表面積も広めに取られており、自作PCでの優れた放熱効率が期待できます。
さらに、高性能なサーマルグリス「CRYOFUZE」が付属しているのもポイント。ナノ粒子が配合されたグリスで、高い熱伝導率を実現しています。また、別途CPUグリスを購入する手間やコストが削減できる点もおすすめの自作PCパーツです。
クーガー(COUGAR) COUGAR ATLAS CGR BA-650
静音性に優れた120mmファンを内蔵している電源ユニットです。自動熱速度制御機能を搭載しているのが特徴。ファンが回転する際に発する音を抑え、自作PCでの作業やゲームプレイに集中したい場合にも適しています。
加えて、80PLUS BRONZE認証を得ており、高い電力変換効率を期待できるのもポイント。ムダを省いて自作PC使用時に電気代を抑えられる点もおすすめです。また、DC-DCテクノロジーによって、安定した電圧を提供するのもメリット。自作PCの安定性を重視する場合にも適しています。
さらに、105℃の日本製スタンバイコンデンサを使用。信頼性や耐久性が高く、長期間安心して使用できる点もおすすめの自作PCパーツです。容量は650Wモデルだけでなく、750Wモデルも展開されています。
エムエスアイ(MSI) MPG VELOX 100P AIRFLOW
ゲーム向けの自作PCに適したケース。内部の空間が広めに設計されており、大きめで高性能なグラフィックボードを搭載しやすいのが魅力です。また、高性能なCPUが発する熱を抑える水冷式のCPUクーラーを自作PCに採用する場合にも適しています。
本製品はケース全体のエアフローを考慮して設計されているのが特徴。標準で4基のファンを備えていますが、最大では7基までファンを搭載できます。加えて、グラフィックボードを縦置きするためのブラケットが付いているのもメリット。ライザーケーブルを用意すれば、グラフィックボードの垂直設置に対応できます。
フロント部分には、USB Type-Aだけでなく、USB Type-Cポートも搭載。外付けする周辺機器を頻繁に付け外しする場合にも便利です。
自作PCのおすすめパーツ|予算25万円
インテル(Intel) Core i7-14700KF BX8071514700KF
Pコア8とEコア12合わせて20コア28スレッドの高性能CPU。前世代の上位CPU「Core i9-13900K」に匹敵するスペックがあるのが魅力です。ゲームだけでなく、4K動画の編集などもスムーズに行えるCPUがほしい方に適しています。ただし、内蔵GPU非搭載モデルなので、PCを組む際は別途グラフィックボードを購入しましょう。
付属品として「シルバーストーン」のグリスが同梱されているのもポイント。買い忘れや前回の自作から期間が空き使えなくなってしまったなどの不測の事態を防げます。ハイスペックなゲーミングPCがほしい方におすすめです。
アスロック(ASRock) Z790 Pro RS
ASRockのなかでも人気のある、ProRSシリーズのマザーボードです。CPUソケットはLGA1700、チップセットはZ790搭載。第12世代・第13世代・第14世代Intel Coreプロセッサーに対応しています。フォームファクタはATX規格です。
オーバークロック時の数値である点に注意が必要ですが、最大DDR5-7200のメモリに対応しているのがポイント。高速なメモリを扱えるため、高負荷時でも動作が遅くなりにくいのが魅力です。
Type-CのUSBポートなどインターフェースが充実しており、複数のデバイスを接続可能。2.5GbpsのLANポートも搭載しているので、安定した通信でゲームがプレイできます。耐久性に優れた設計が採用されたコスパのよいマザーボードです。
サムスン(Samsung) 980 PRO MZ-V8P1T0B
最大読み込み速度が7000MB/秒、最大書き込み速度が5100MB/秒と高速なM.2 SSD。OSやゲームをインストールすることで、起動をより早い時間で行うことが可能です。容量は1TBと、一般的な用途であれば十分。複数のゲームをインストールできるM.2 SSDを探している方におすすめです。
熱対策として、ヒートシンクが標準搭載されているのもポイント。マザーボードに付属しているヒートシンクを使わずに済むので、メインはヒートシンクが付属していない別のM.2 SSD、サブは本SSDのような使い方が可能です。
そのほか、コントローラーにニッケルコーティングが施されているなど、サーマルスロットリングが生じにくい仕組みを採用。高性能なSSDがほしい場合はチェックしてみてください。
エムエスアイ(MSI) GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 16G OC
TORX FAN 4.0を搭載しているミドルクラスのグラフィックボードです。一対のファンブレードの外輪を結合し、エアフローを集中させる設計を採用した製品。低負荷時にファンを停止する「Zero Frozr」機能も備えており、騒音を抑えたい場合にも便利です。
また、16GBのGDDR6メモリを備えているだけでなく、Tensorコアの強力なAIアルゴリズム活用やRTコアのリアルな光源・反射・影の描写に対応しているのも魅力。美しいゲームグラフィックが楽しめる自作PCを構築したい方にも適しています。
出力端子は、DisplayPortやHDMIなど4ポートを搭載。マルチディスプレイ環境を整えたい場合にもおすすめの自作PCパーツです。
コルセア(Corsair) iCUE H100i RGB ELITE Liquid CPU Cooler CW-9060058-WW
ポンプヘッドに16個のRGB LEDを搭載している水冷式のCPUクーラーです。「CORSAIR iCUE」ソフトを使い、ライティングエフェクトをカスタマイズできるのが魅力。好みのカラーで自作PCをライトアップできます。
また、低負荷時にファンのノイズを抑制できるのもポイント。冷却ファンが回転する音によって、ゲームへの没入を妨げられるトラブルを防ぎたい場合に便利です。本製品はマウントブラケットで工具を使うことなく取り付け可能。自作PCを組む際の手間を軽減したい方にもおすすめです。
クルーシャル(Crucial) Crucial 32GB Kit 16GBx2 DDR5-4800 UDIMM CT2K16G48C40U5
DDR4のメモリに比べて、高速なデータ転送が期待できるDDR5に対応しているメモリです。読み込みやファイルの転送、ダウンロードなどにかかる時間を短縮し、自作PCで快適な作業やゲームプレイを実現したい方におすすめ。ブラウザで多くのタブを開いたり、複数のアプリを切り替えながら作業したりする場合にも適している自作PCパーツです。
また、品質テストによって裏付けされた信頼性の高さも魅力。安定した動作で長期間使用できる自作PC用のパーツを求めている方は、チェックしてみてください。
ADATA XPG PYLON 750W PYLON750B-BKCJP
ADATAが展開するゲーミングブランドの「XPG」から展開されている自作PCパーツ。80PLUS BRONZE認証を取得した電源ユニットで、優れた電力変換効率が期待できます。
また、耐熱105℃の100%日本製キャパシタを使用し、安定した電圧の供給を実現しているのもポイント。過負荷保護や過電流保護、過電圧保護など豊富な保護回路も有しており、長寿命で安心して利用しやすい自作PCパーツを求めている方におすすめです。
NZXT H7 Elite CM-H71EB-02
フロント部分に3基のRGB LEDファンを搭載したミドルサイズのPCケース。 E-ATX・ATX・Micro-ATX・Mini-ITXのマザーボードに対応しています。同社のソフトウェア「NTXT CAM」を使用すれば、自分好みのライティングにカスタマイズすることが可能。RGB照明のライトアップにこだわりたい方におすすめの自作PCパーツです。
前面もしくうは上面に、最大360mmのラジエーターを搭載できるのも魅力。内部にスペースがあるので、強力な簡易水冷CPUクーラーを搭載したい方はもちろん、今後パーツをグレードアップしたい方にもおすすめです。グラフィックボードは奥行き最大400mmまで対応しています。
マザーボード裏にケーブルガイドを備えており、エアフローを確保可能。配線がスッキリするので、見た目もきれいに整えられます。デザイン性に優れたPCケースがほしい場合はチェックしてみてください。
自作PCのおすすめパーツ|予算30万円以上
インテル(Intel) Core i9-14900KF BX8071514900KF
インテル第14世代のなかでもハイエンドクラスのCPU。性能が非常に高く、NVIDIAのRTX 40シリーズ上位GPUなどとの組み合わせに適しています。240Hz以上のゲーミングモニターや、4Kモニターをフル活用したい方におすすめです。
自己責任にはなりますが、オーバークロックが可能なので性能を突き詰められるのもポイント。グラフィックス機能がないため、映像出力にはGPUを要します。現行最高ともいえるスペックのPCを組みたい場合はチェックしてみてください。
エムエスアイ(MSI) Z790 GAMING PLUS WIFI MB6471
インテル第12~14世代CPU向けのATXマザーボード。最新のDDR5メモリに対応しているのが特徴です。オーバークロック時の数値にはなりますが、DDR5-7200まで対応しているため、高速なメモリを使いたい方に適しています。
重量級のグラフィックボードを取り付けられるよう、しっかりはんだ付けされているのもポイント。ほかにも、各部位でヒートシンクが備え付けられているなど、故障のリスクを低減するような設計が採用されています。マザーボードの耐久性を重視する方にもおすすめです。なお、重たいグラボを搭載する場合はサポートステイの使用を推奨します。
標準でWi-Fi 6E・Bluetooth 5.3に対応しているほか、2.5GbpsのLANポートを搭載。別途無線LAN子機などを買わなくてもよいため便利です。高速なネットワーク環境でゲームをプレイしたい場合はチェックしてみてください。
NZXT KRAKEN Elite 360 RL-KN36E-B1 FN1878
360mmの大型ラジエーターを搭載した簡易水冷CPUクーラー。水冷ヘッド部分に2.36インチの液晶パネルが備え付けられているのが特徴です。CPU・GPU温度などのインフォメーションを表示できるほか、専用ソフトを使用することで好みのGIFを映し出すことも可能。PCデザインのアクセントとして役立ちます。
NZXTのファン「F120P」を3基、Asetekのポンプを搭載。冷却性と静音性を両立させているのが魅力です。ハイエンドCPUをしっかり冷却できるモデルがほしい方に適しています。
ゴムチューブをナイロンのスリーブが覆っているのもポイント。液漏れを防げるため、故障リスクが気になる方にもぴったりです。おしゃれな簡易水冷CPUクーラーがほしい場合はチェックしてみてください。
玄人志向 GeForce RTX4080 SUPER GG-RTX4080SP-E16GB/OC/TP
NVIDIAのGPU「RTX4080 SUPER」を搭載したグラフィックボード。高性能なオリジナルファン「WINGS 2.0」が備え付けられているのが魅力です。エアフローおよび放熱性に優れており、高負荷時などに生じる熱を冷却可能。ゲームプレイ中も安定したパフォーマンスで動作するグラボがほしい方におすすめです。
拡張ファン「1-Clip Booster 2.0」および本体には、ARGB LEDが搭載されています。鮮やかに彩れるため、ゲーミングモデルらしいPCを組みたい方にもぴったりです。
サポートステイが付属しているのもポイント。マザーボードにあるスロットが重さでたわんでしまうのを防げます。保証は3年で、長期使用も安心。性能重視でゲーミングPCを組みたい場合はチェックしてみてください。
コルセア(CORSAIR) DOMINATOR PLATINUM RGB CMT64GX5M2B5200C40
32GB×2枚組のデスクトップ用メモリ。大容量かつ5200Mhzと高速なので、ゲームをプレイしながら配信したり、動画編集などを行ったりしたい方におすすめです。
専用のヒートスプレッダを採用。高負荷時でもメモリを冷却できるため、パフォーマンス低下を防げるのが魅力です。上部がLEDライティングで彩られているのもポイント。細部までデザインにこだわったPCを組みたい場合はチェックしてみてください。
キオクシア(KIOXIA) NVMe M.2 EXCERIA PRO SSD-CK2.0N4P/N 2TB
最大読み込み速度7300MB/秒、最大書き込み速度6400MB/秒と高速なM.2 SSD。2TBと一般的な用途であればHDDがなくとも困らない容量を備えているのが魅力です。購入からしばらくの間は、新しいゲームをインストールする際に別のゲームをアンイストールする手間を省けるため便利です。
保証は最大5年。コスパがよく、安心して使い続けられるストレージがほしい方はチェックしてみてください。
ウエスタンデジタル(Western Digital) HDD 4TB WD40EZAX-AJP
4TBと大容量なデスクトップ用HDD。長期間利用することを想定して検証された、高品質なモデルです。製品保証が2年付いているため、万が一動作不良が起こってもサポートしてもらえます。自作PCを長く愛用したい方にもおすすめのパーツです。
本製品は、バックアップソフトウェア「Acronis True Image WD Edition」を無料で使うことが可能。OSやシステム設定などを保存できるため、HDDが故障してしまった場合でも簡単に復旧できます。
また、「NoTouchランプロードテクノロジー」を採用。記録ヘッドがディスクに触れないように設計されており、ディスクの摩耗を避けて、故障の原因を減らせるのが嬉しいポイントです。
サーマルテイク(Thermaltake) Toughpower GF Plus 850W PS-TPD-0850FNFAGJ-3
80PLUS GOLD認定取得した、850Wの電源ユニットです。安定性のあるアクティブPFC回路を搭載しており、90%以上という高い電力効率を提供。フォームファクタはATXに対応しています。
冷却ファンのサイズは140mmで、軸受け部分に油を注入することで振動を防止する工夫が施されています。静音性と耐久性を高める役割を果たす、高性能なモデルです。
また、出力負荷が変わった際、高速で応答して変動幅を少なくするDC/DCコンバータの設計回路を採用。動作が安定しやすく、自作PCを長時間使用する方にもおすすめのパーツです。
フラクタルデザイン(Fractal Design) Pop XL Silent Black TG Clear Tint FD-C-POS1X-02 CS8025
サイドパネルに吸音フォームが貼り付けられているフルタワーPCケース。フロント・トップパネルが密閉式ということもあり、高負荷時でもファンの音を抑制することが可能です。静音性に優れたPCケースがほしい方に適しています。
ラジエーターは最大360mm、グラフィックボードは最大430mmまで対応。大きくなりがちな高性能パーツを搭載できるため、ハイスペックPCを組みたい方にもおすすめです。複数のドライブマウントが搭載されており、大容量のストレージを確保可能。ケーブルは固定マジックテープで整えられます。
サイドパネルは強化ガラスが採用されており、外から内部パーツが見える仕様。静音性を重視しつつ、見た目にもこだわりたい場合はチェックしてみてください。
PCの購入を検討している方は、自作してみるのも選択肢のひとつです。自作PCが完成して問題なく起動すれば、達成感があり、愛着も沸きます。知識が増え、パーツの交換や増設をスムーズに行えるのもメリット。初心者の方やパーツ選びで悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしつつ選んでみてください。