キーボードのタイピング操作やマウスのクリック操作を足で実行できるPC用フットスイッチ。手と足の双方を使ってPC作業することで、従来以上に効率を高められます。
PC用フットスイッチにはさまざまな種類があるので、どのような特徴があるのか知ったうえで理想のモデルを選ぶことが可能です。本記事では、PC用フットスイッチのおすすめをご紹介。PC用フットスイッチを使うメリットや選び方についても解説します。
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PC用フットスイッチとは?
PC用フットスイッチとは、キーボードやマウス操作を足踏みで実行できるスイッチのことです。通常のキーボードやマウスの操作をPC用フットスイッチに置き換えることで、さまざまな操作を足でコントロールできます。
例えば、ビデオの再生や一時停止、ソフトウェアの操作などが可能。多くのアプリケーション操作に役立ちます。また、足で操作する分、手を使った作業が減るので、PC作業の負担軽減につながるのが特徴です。
PC用フットスイッチを使うメリットは?
PC用フットスイッチは、複数のPC操作を同時に実行したり、繰り返し作業を効率化したりできるのがメリットです。本来のPC操作は手で動かせる範囲に限られますが、PC用フットスイッチを導入すれば足でも操作できます。
例えば、手で文書をタイピングしながら、足で音量の調節や再生・停止を行うことも可能です。また、PC用フットスイッチに特定の操作を割り当てれば、作業効率の向上も期待できます。
なかには、Excelを利用する際に「shift+space」キーをPC用フットスイッチに割り当てることで、簡単に現在の行を全選択できる製品も。このように、足を動かすだけで日頃よく使うキー操作を手間なく実行できるのがおすすめポイントです。
PC用フットスイッチの選び方
対応するOSを確認
PC用フットスイッチはWindows対応のモデルが多く、MacやLinuxに対応している製品は少ない傾向にあります。自分のPCと互換性がないモデルを選ぶと利用できない可能性があるので、事前にチェックすることがおすすめです。
また、OSの互換性だけでなく対応するバージョンもチェック。古いOSに対応した製品だとうまく作動しない可能性があります。
スイッチの数で選ぶ
PC用フットスイッチには、ペダル数が1~5個のモデルがラインナップされています。ペダル数は購入後に増やすことが難しいため、初めから必要な数を見極めて選ぶことがおすすめ。スイッチの数によって製品のサイズが変わる点も留意しておきましょう。
なかには固定のコマンド設定がされているモデルもあるので、事前に確認することも大切。操作に慣れるとさまざまな作業での活用ができるため、PC作業を効率的に行いたい方は余裕を持ったペダル数のモデルを選ぶことがおすすめです。
スイッチの配置をチェック
フットスイッチは目で確認しながらの操作が難しく、手のような緻密な動きも難しいのが特徴。そのため、足で押し間違えないように適度な距離でスイッチが配置されているモデルを選ぶことがおすすめです。
特に2ペダル・3ペダルのフットスイッチを検討する際は、ペダルの間隔に注意が必要。間隔が狭すぎると操作ミスが増える可能性があるので、選ぶときは足のサイズや操作スタイルを考慮することが大切です。
ペダルの踏む位置をチェック
PC用フットスイッチを快適に利用するなら、ペダルの踏む位置をチェックしましょう。フットスイッチは、ペダルの手前側を踏むタイプと奥側を踏むタイプの2種類に分かれます。
ペダルの手前側を踏むタイプは、つま先だけで操作できるのが特徴。深く踏み込む必要がないため、素早い反応が求められるゲームや作業に適しています。ただし、スムーズに操作しやすい反面、操作ミスが発生しやすいため注意が必要です。
一方、ペダルの奥側を踏むタイプは、足全体でペダルを押すように操作します。ペダルに足を乗せておけるので、長時間の作業で活用したい方にもおすすめです。
設定したいキー出力に対応しているかチェック
PC用フットスイッチで注意したいポイントは、自分が設定したいキー出力に対応しているかどうかです。とくに設定可能なキーの種類や数に注目しましょう。製品によっては、複数のキーを組み合わせたショートカットの設定にも対応しています。
また、マウスのクリック操作や再生・停止などの画面操作に対応している製品もおすすめです。頻度の高い操作を設定しておけば、作業の効率化にもつながります。さらに、素早い操作が求められるFPSゲームでは、キーボードのみでは実現できないワンランク上のプレイを楽しめます。
PC用フットスイッチのおすすめ
Elgato フットペダル型 Stream Deck
マイクの消音やカメラの切り替えなどに対応しており、ゲームをしながら割り当てた機能を足で操作できるPC用フットスイッチ。YouTubeやX、DiscordなどのSNSやチャットサービスでも利用でき、汎用性に優れています。
マルチアクション機能を使うことで、特定の作業を記録してワンタッチで実行できるのが魅力。3つのスイッチを配置しているため、複数の機能を割り当てられます。また、製品の底部に滑り止めが付いており、使用中にずれにくい仕様なのも特徴です。
画面の切り替えやライブ移動の作業を割り当てられるので、料理や音楽のセッション動画に必要な作業を足だけで操作できます。耐久性にも優れているため、汎用性の高い長期間利用できるモデルを選びたい方におすすめです。
エジクン(EDIKUN) フットスイッチ FS2P2
ストロークが短いので誤作動が少ないうえ、信号出力までの時間が短いので素早く操作できるPC用フットスイッチ。ペダルの前端部分の高さを低くしており、足を軽く持ち上げるだけで踏むことが可能です。
ペダルの特定の部位には凸状の設計が取り入れられており、足の感覚だけで正確な位置を認識できるのが特徴。目視確認の手間を省けるので効率的に操作できます。OSはWindowsとmacOSの双方に対応しているため、幅広いPCで利用可能です。
誤操作しにくい設計にすることで、軽い接触だけでの誤反応を引き起こすリスクを軽減。2つのスイッチを搭載しているので、複数のキーを割り当てられるのがおすすめポイントです。
また、各スイッチの配置が広すぎず狭すぎない一定の距離で離れており、押し間違いが起こりにくい設計なのも魅力です。
ナルコーム USB接続フットスイッチ NFS-01
1000万回以上の物理的な動作の試験に合格しており、耐久性に優れているPC用フットスイッチ。10万回以上の電気的抵抗負荷を試す試験も合格しており、安心して利用しやすいのが魅力です。
専用のソフトウェアを使うことで、任意のキーを組み合わせたショートカットキーを割り当てることが可能。特定のキーをフットスイッチに割り当てて、作業スピードを向上させたい方におすすめです。
スイッチの数はひとつなので場所を取らず、机下のスペースが限られている方でも利用できます。コンパクトで機能性に優れているモデルを選びたい方におすすめの製品です。
ルートアール(Route-R) メカニカルスイッチ搭載 USBフットペダルスイッチ 3ペダル グレー RI-FP3MG
3つのスイッチが搭載されており、各スイッチにキーボードのキーやマウスのクリック動作を割り当てられるPC用フットスイッチ。踏んだときにクリック感を得られるメカニカルスイッチを採用しているので、正確に操作できるのが魅力です。
USB対応のデバイスと認識されるため、ドライバをインストールせず接続するだけで利用可能。フットペダルの設置は本体に記録されるため、ほかのPCに接続しても同じ設定で実行できます。
ケーブルの長さは1.7mなので、配置する場所とPCの場所が離れていても接続可能。ミニ延長ケーブルが付属されており、隣のUSBポートと干渉しないよう接続できるのがおすすめポイントです。
オリンパス(OLYMPUS) フットスイッチ RS27H
PCやMacにUSB接続するだけで、多彩なアプリケーションの操作を足で実行できるPC用フットスイッチ。iTunesやExcel、オンラインゲームなど多岐にわたるソフトウェアとの互換性を有しています。
3つのスイッチが搭載されており、それぞれ好みに合わせてカスタマイズできるのが特徴。例えば、右のペダルにEnterキーを割り当てることで、両手で文字を打ちつつも足踏みだけで確定入力できます。
両手が忙しい作業中でも操作をスムーズに行いたい方や、複数キーのショートカットを手間なく実行したい方におすすめです。
PC用フットスイッチを使うことでPC作業を効率化できたり、手を動かす機会を抑えられたります。なかには、複数の処理を一定の作業としてフットスイッチに割り当てられるモデルもあるので、自分の用途に適しているのか確認することがおすすめです。また、自身のPCに対応しているOSかどうかも事前に確認しましょう。