1つのキーボード・マウスで複数台のPCを操作できる「KVMスイッチ」。リモートワークや勉強など、さまざまな場面で活躍します。しかし、どれを購入すればよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、家庭向けのおすすめのKVMスイッチをご紹介。選び方や注意すべきポイントも解説しているため、購入の参考にしてみてください。
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- 目次
- KVMスイッチとは?Bluetoothデバイスも使える?
- KVMスイッチのメリット・デメリット
- KVMスイッチのおすすめメーカー
- KVMスイッチのおすすめ
- KVMスイッチの売れ筋ランキングをチェック
- KVMスイッチの選び方
KVMスイッチとは?Bluetoothデバイスも使える?
「KVM」はKeyboard・Video・Mouseの略称です。KVMスイッチとは、1組のキーボードやマウス、ディスプレイで複数台のコンピュータを操作するための装置のことを指します。メーカーによって「CPU切替器」や「コンソールスイッチ」と呼ばれる場合もあります。
製品によって接続できる機器が異なるのが特徴。接続できるデバイスは、基本的に有線接続のモノが多い一方、ワイヤレス接続やBluetooth接続を行えるモデルもあります。有線マウスやキーボードを持っていない方でも利用可能です。
KVMスイッチのメリット・デメリット
KVMスイッチを使用する大きなメリットは、PC台数分のマウスやキーボードを購入する必要がない点です。ノートPCとデスクトップPCを操作する場合、通常であれば2組のマウス・キーボードを用意します。しかし、KVMスイッチがあれば、1組のマウス・キーボードで操作が可能です。
使用するデバイス数を減らせるので、デスクの作業スペースを広く確保しやすいのも嬉しいポイント。PCデスクのサイズが気になる方におすすめです。
一方で、KVMスイッチを使用するには配線が必要なため、ケーブルがデスクに散乱しやすいのがデメリット。接続機器が多いほどケーブルの数が増えるため、置き場所や取り回しに工夫が必要です。複数のケーブルを接続したくない場合は、コードレスで接続できるワイヤレスやBluetooth対応製品を利用しましょう。
KVMスイッチのおすすめメーカー
エイテン
エイテンは、個人向けのシンプルなモデルから企業向けの本格的な製品まで、さまざまなKVMスイッチを製造している世界的なメーカーです。台湾に本社を置く企業で、日本にも東京・大阪・福岡などに拠点を展開しています。
KVMスイッチは、ケーブル一体型、ボックス型の両方を展開しており、高性能な製品が多いのが特徴。3台以上のPCを接続できるモデルや4K対応製品などもラインナップしています。
さまざまなOSに対応した製品が豊富なのも嬉しいポイント。複数台のPCを所有している方にもおすすめです。
エレコム(ELECOM)
エレコムは、さまざまなPC周辺機器やデジタル機器を扱う日本のメーカーです。購入しやすい価格の製品を数多く展開しており、コストを抑えたい方や国内メーカーの安心感を得たい方におすすめです。
KVMスイッチは「パソコン切替器」という名称で販売されており、さまざまな種類のポートに対応した製品を扱っているのが特徴。キーボード・マウスの切り替えのみ行いたい方に向けた安価なモデルもあり、用途に応じたモノを購入できます。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY)
サンワサプライは、岡山県に本社を置く、PC周辺機器などを販売するメーカーです。KVMスイッチの種類も豊富で、ケーブル一体型・ボックス型の製品を複数取り扱っています。搭載しているポートの種類も多く、接続したい機器に合った製品を購入できるのが魅力です。
リーズナブルな製品が多いのも嬉しいポイント。コスパを重視したい方におすすめです。また、WindowsやMacに対応している製品も豊富にラインナップしています。
KVMスイッチのおすすめ
エイテン 2ポート USB VGA ケーブルKVMスイッチ CS22U
クロスプラットフォーム連携に対応しているKVMスイッチです。Windows・Mac・Linux・Sunに対応しており、OSが異なる機器の切り替えを行えるのが魅力。Windows PCとMacの両方を使用しているユーザーにおすすめです。
接続可能台数は2台。ケーブル一体型で、映像出力に対応している製品のなかでは比較的安価なのもポイント。ワンタッチで切り替えを行えるワイヤードリモコンのケーブルも1.8mと長めのため、リモコンのみデスクに置くなど、置き場所を調整しやすいのもメリットです。
エイテン 4ポート USB 3.0ハブ搭載 HDMI KVMPスイッチ CS1824
4台のPCと接続できる高性能KVMスイッチです。KVMポートには、HDMI・USB 3.1 Gen1 Type-B・ステレオミニジャックなどが搭載されています。仕事や趣味などで3台以上のPCを使用する方におすすめです。
UHDやDCIなどの4K画質に対応し、高画質な映像を表示できるのも魅力のひとつ。2台のPCの音声をミックスするオーディオミキサーモードも備えており、さまざまな用途で活用できる製品です。
エレコム(ELECOM) DVI対応 パソコン切替器 KVM-DVHDU2
USBハブに対応したKVMスイッチです。2つのUSB Type-Aポートを備えており、USBハブを接続すれば3つ以上のUSB機器を利用できるのが魅力。3.5mmステレオミニプラグを搭載しているため、スピーカーを共有したい方にもおすすめです。
スピーカーのみの切り替えに対応しているのも嬉しいところ。多ボタンマウスやワイヤレスキーボードも使用できるため、周辺機器の機能を活かしたい方にもおすすめです。
また、本製品にはエミュレーション機能を搭載。パソコンの切り替えを素早く行えるためストレスを感じにくく、直感的に操作を行えます。機能性を重視したい方におすすめの製品です。
エレコム(ELECOM) キーボード・マウス用パソコン切替器 KM-A22BBK
1セットのキーボード・マウスを2台のPCで共有可能なKVMスイッチです。安価で購入できるのがメリット。ノートPCの接続に対応しているため、デスクトップPCと切り替えて効率的に作業を行えます。コスパを重視したい方におすすめです。
切替器本体と手元スイッチがセットになったコンパクトな形状も特徴のひとつ。切替器と手元スイッチの両方にLEDランプが搭載されており、一目で切り替え先を確認できます。
マグネットシートが付属しているのも便利なポイント。手元スイッチや切替器本体を金属面に固定できるため、デスク横などの場所に設置できます。デスク周りをきれいに保ちたい方にぴったりです。
エレコム(ELECOM) KVM切替器 VGA・4ポート用 KVM-NVXSN4
サーバー管理などの業務におすすめのKVMスイッチです。VGA端子やPS/2端子を備えており、古いディスプレイやデバイスでも使用できるのが特徴。接続台数は最大4台で、多数のPCを切り替えながら使用したい場合にぴったりです。
画面切り替えをスムーズに行える「エミュレーション機能」を備えているのもポイント。一定の間隔で自動的に表示するPCを切り替える「AUTOSCAN機能」も搭載しており、3秒・5秒・10秒・20秒の4種類から設定できます。
また、本製品はバスパワー駆動に対応しているため、ACアダプターを接続しなくても利用可能。ケーブルの数を減らし、スッキリ設置できます。高機能なKVMスイッチを探している方におすすめです。
エレコム(ELECOM) パソコン切替器 4ポート KVM-NHUS4
ワイヤレスマウスやキーボードを使用している方におすすめのKVMスイッチ。有線・無線の両方に対応するUSBポートやスピーカー用のステレオミニジャックなどを備えており、所有しているデバイスをそのまま利用できます。
最大4台までのPCを接続できるのもポイント。HDMI接続の4Kディスプレイや著作権保護規格のHDCP2.2に対応しており、高画質でゲームや映画などを楽しめます。
本体の前面にセレクトボタンが搭載されているため、必要に応じて表示するPCを素早く切り替え可能。「エミュレーション機能」を搭載しており、切り替え時もエラーやタイムラグを軽減してスムーズに画面を表示できます。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY) HDMI対応 手元スイッチ付き パソコン自動切替器 2:1 SW-KVM2WHU
HDMIディスプレイの接続に対応したKVMスイッチです。デスクトップPCのほか、ノートPCやタブレットでも利用できるのが魅力。解像度は、WUXGAやフルHDに対応しており、ワイド画面出力も行えます。
接続は2台まで。複数の切り替え方式に対応しており、ボタンひとつで切り替えできる「手元スイッチ」や、キーボードのキー入力で切り替えできる「ホットキー切り替え」などを利用可能です。
また、HDCPに対応しているのもポイント。Blu-rayディスクなどの映像も再生できます。Windows・Macの両方で使える便利な製品です。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY) USB Type-C/HDMI パソコン切替器 2台切替 KVMスイッチ 400-SW037
ノートPCとデスクトップPCを併用したい場合におすすめのKVMスイッチ。USB Type-CとHDMI接続に対応しており、1つのディスプレイやキーボードで最大2台のパソコンを切り替えて操作できます。
USB PD対応のUSB Type-Cポートを備えており、接続したノートPCを充電しながら利用できるのもポイントです。フロントパネルには4つのUSBポートを搭載。WEBカメラやプリンターなども2台のPCで共有して利用できます。
また、本製品はWindows・Macの両方に対応。いずれのOSを併用する状態でも使用できます。接続用の各種ケーブルも付属しているため、購入後すぐに使いやすい便利な製品です。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY) 4K対応HDMIパソコン切替器 SW-KVM2HUUS
4Kに対応したKVMスイッチです。HDMIポートを備えており、高画質で映像を出力できるのが特徴。対応台数は最大2台で、Nintendo SwitchなどPC以外の機器も接続可能です。
ACアダプター不要で使用できるのも魅力のひとつ。USBポートから給電できるため、設置場所を選ばずに使用できます。コンセントの数が限られている場合にも便利です。
操作方法も簡単で、本体中央のボタンを押すだけで機器の切り替えが可能。多機能マウスや特殊なドライバーを使用するキーボードなどにも対応しているなど、さまざまなデバイスを接続できるおすすめの製品です。
サンワサプライ(SANWA SUPPLY) キーボード・マウス用パソコン切替器 SW-KM3UU
最大3台のPCを接続できるKVMスイッチです。ケーブル一体型で、付属のケーブルを各PCのUSBポートに接続するだけで利用できるのが特徴。ソフトウェアのインストールも不要なため、購入後すぐに利用できます。
キーボードのホットキーを利用して素早くPCの切り替えを行えるのもポイント。切り替え方法も順送りと任意のPCを選択できるモノの2種類に対応しており、効率的にPC業務を行いたい方におすすめです。
OSはWindows・Macの両方に対応。2種類のOSを併用している方でも問題なく利用できます。また、底面にマグネットが付属しているため、スチールデスクなどの側面に貼り付けての設置も可能です。
ラトックシステム DVIパソコン切替器4台用 RS-430UDA
DVIディスプレイ対応のKVMスイッチです。最大4台のPCを接続できる高性能モデルで、用途に応じて複数のPCを使い分けている方におすすめ。USBドングル接続タイプのワイヤレスマウスやキーボードの接続にも対応しています。
3.5mmミニジャックが搭載されているため、スピーカーやヘッドホンでPCの音なども視聴可能。また、キーボードのホットキーを使用した切り替えに対応しており、手元でスムーズに画面を変更できます。
電源をONにするだけであらかじめ設定した解像度の出力を行えるのも便利なところ。約166×70×25mmとコンパクトモデルで、省スペースで設置可能です。
ラトックシステム HDMIパソコン切替器2台用 RS-230UH
持ち運びやすい手のひらサイズのKVMスイッチです。約幅70×奥行き45×高さ20mmのコンパクトなモデルで、デスクの上に省スペースで設置できるのが魅力。小さめのデスクやテレワークにもおすすめです。
接続用のケーブルが付属しているのも嬉しいポイント。USB・HDMI一体型のケーブルを採用しているためデスク上がごちゃつきにくく、スッキリと配線を行えます。前面にはHDMIやUSBポートを備えており、マウスやキーボード、ディスプレイを接続可能です。
対応OSも幅広く、WindowsやMac、Chromebook、Androidタブレットなどに接続可能。接続台数は最大2台で、1つのディスプレイでさまざまなデバイスを操作したい方におすすめです。
アンカー(ANKER) KVM Switch A83K25A1
11個のポートを備えた高性能なKVMスイッチ。複数のUSBポートを備えており、キーボードやマウス、モニターなど、さまざまなデバイスを2台のPCで利用したい方におすすめです。
デュアルモニターに対応しているのもポイント。HDMIポートとDisplayPortの両方を備えており、2画面で効率的に業務を行えます。手元でデバイスを選択できるリモートセレクターも付属しており、スムーズな切り替えが可能です。
KVMスイッチの売れ筋ランキングをチェック
KVMスイッチのランキングをチェックしたい方はこちら。
KVMスイッチの選び方
ポート数をチェック
KVMスイッチを選ぶ際は、ポート数をチェックするのがおすすめです。KVMスイッチに搭載されているポート数で多いのは2つですが、なかには、3つ以上のポートを備えているモノもあります。自身が利用したいPC数に応じて選ぶのが大切です。
また、映像出力に対応したポートを2つ以上搭載したモデルであれば、2台のディスプレイに映像を表示できます。大きな画面で映像を確認したい場合などに便利です。
ポートの種類をチェック
KVMスイッチを選ぶときは、搭載しているポートの種類を確認するのがおすすめ。所有しているデバイスの端子とポートの種類が合っていなければ、せっかく購入しても接続できない可能性があります。
特に、ディスプレイを接続する場合は注意が必要。映像出力に対応した端子には、HDMIやDVI、DisplayPortなどさまざまな規格があります。自身が使っているディスプレイの規格をチェックしておきましょう。
そのほか、スピーカーやマイクを共有したい場合は、専用のポートが必要です。使用したい方は、対応可否を確認するようにしましょう。
接続可能台数をチェック
3台以上のPCを接続したい場合は、KVMスイッチの接続可能台数をチェック。KVMスイッチは、接続可能台数が2台のモデルが多くラインナップされている傾向があります。3台以上のPCを操作したい場合は対応する製品を探すようにしましょう。
接続可能台数のラインナップは2台・4台・8台・16台など。接続台数が多いほど、高性能で価格が高くなる傾向にあるため、所有しているPCの台数や接続予定のPCの数に合わせた製品選びが大切です。
対応OSをチェック
接続するPCのOSやバージョンが対応しているかどうかも重要なポイントです。特にMac製品は、変換アダプタを使用しなければならない場合があり、アダプタの性能によっては画質が劣化してしまう恐れもあります。「Mac対応」と記載のあるKVMスイッチでは、注意事項をよく確認してみてください。
また、Windows PCとMacBookなど、2種類のOSを1組のキーボードやマウスで操作する場合は、切り替えに対応しているかに注目。「クロスプラットフォーム対応」などの記載があるかを探してみましょう。
サイズや形状をチェック
KVMスイッチは、主にボックス型とケーブル一体型の2種類があります。ボックス型は、ケーブルの挿し口が一定のため、配線しやすいのがメリット。高機能・高耐久の製品も多く、機能性や耐久性を重視したい方におすすめです。
一方、ケーブル一体型は、コンパクトで接続が簡単なのがメリット。また、ボックス型と比べて安価な製品も多く、コスパを重視したい方におすすめです。
1組のキーボード、マウスで複数のPCを操作したい場合に便利なKVMスイッチですが、ポートの種類やワイヤレス対応の有無など、気を付けるべきポイントも複数あります。まずは接続したいデバイスや用途を考え、対応する機器を絞っていくのがおすすめです。