eスポーツの普及に伴い、注目を集めているPCゲーム。グラフィックの美しいモノや、細部まで作り込まれたモノなどさまざまなタイトルが発売されていますが、快適に楽しむためには高い性能を備えた「ゲーミングPC」が必要です。
ゲーミングPCはメーカーによってコンセプトや構成が異なるため、どのメーカーから購入するのかも大切なポイント。そこで今回は、ゲーミングPCのおすすめメーカーをご紹介します。
※掲載情報は執筆時点のものであり、予告なく価格やスペックが変更される場合があります。
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ゲーミングPCは大きく分けて2種類
好みのカスタムが可能な「BTO」
BTOとは、予算や自分の求めるスペックに合わせてオーダーメイドで組み立てを依頼する方式のこと。「Build To Order」の頭文字をとった略称で、受注生産を意味します。
メモリやストレージなどの詳細なパーツ構成をカスタマイズできるのが魅力。あらかじめ用意されたベースとなる構成のなかから自分の希望に近いモノを選び、購入時にパーツを選択してカスタマイズする方法が主流です。
自作PCのように希望のパーツを選択しつつ、組み立てはプロに任せられるのもポイント。パーツの相性を考えたり、細かい作業をしたりする必要がないため、手軽に自分のニーズに合った製品を購入できます。
BTOメーカーについて詳しく知りたい方はこちら
初心者におすすめの「メーカーモデル」
メーカーモデルとは、メーカーやパソコンショップが独自に構成したゲーミングPCのこと。一定のスペックを満たして製造されているため、パーツに詳しくない方や、初心者の方でも安心して購入できます。
同一モデルでも、採用しているパーツによって型番が異なるのが特徴。スペックが明確に書かれているため、求める性能を備えたモデルが簡単に探せます。
パーツのカスタマイズや増設への対応は望めませんが、安定した市販品レベルの製品を購入したい場合にはメーカーモデルを選ぶのがおすすめです。
ゲーミングPCのおすすめメーカー
ドスパラ(Dospara) 「GALLERIA」
BTOメーカーのなかでも知名度が高い老舗パソコン店「ドスパラ」のゲーミングPCブランド。エントリーからハイエンドまで品揃えが豊富で、ゲーミングPCの定番として多くのゲーマーから人気を集めています。
バランスの取れたパーツ構成が特徴。カスタマイズ性に優れており、さまざまなアップグレードに対応しているので、自分の理想に近いゲーミングPCを購入できます。カスタムをしない初期構成でも快適に使用できるモデルが多く、ゲーミングPCを初めて購入する方でも安心です。
「ゲーム推奨モデル」や、「コラボモデル」を扱っているのも魅力。プレイしたいゲームが決まっているならば動作検証が行われたモデルを、ハイスペックなモデルが欲しいならばプロの要求するスペックを満たしたモデルを購入できます。
日本国内で熟練のスタッフにより製造されたPCは徹底した検査や試験を通過しており、初期不良が発生しにくいのもポイント。サポート体制も手厚く、初心者から上級者までさまざまな方におすすめのメーカーです。
マウスコンピューター(MouseComputer) 「G-Tune」
大手BTOメーカー「マウスコンピュータ」のゲーミングPCブランド。日本eスポーツ連合(JeSU)の正会員としてさまざまなゲーマーやeスポーツ大会、配信者に導入されるゲーミングPCを製造しています。
ゲーマーの意見を参考にした筐体を採用しているのが特徴。高い安定性を実現させるため、吸気と排熱を効率的に行えるようデザインされています。また、工具いらずでメンテナンスを行えるため、長く使い続けたい場合も安心です。
新世代CPUやグラフィックスなどの最新テクノロジーを積極的に採用。マニアックなこだわりまで実現する豊富な拡張性を備えており、自分の希望に沿ったモデルを組めるのが魅力です。
プロeスポーツチームやプロゲーマーが推奨する「eスポーツ/プロゲーマーモデル」をラインナップしているのもポイント。カスタムなしでも高スペックなモデルを購入できます。ゲーム推奨スペックモデルも用意されているため、プレイしたいゲームが決まっているPCゲーム初心者にもおすすめです。
パソコン工房 「LEVEL∞」
プロゲーミングチームやゲーミング大会とのコラボを積極的に行っているゲーミングPCブランド。東京ゲームショウなどの関連イベントにも出展するなど、eスポーツを盛り上げる活動を行っています。
人気チームや配信者とのコラボモデルは実際の使用者の意見をもとに構成されているため、実用性に優れているのがポイント。高性能なCPUやグラフィックボードを搭載したモデルを安い価格で購入できます。コスパに優れたモデルや、カスタムが苦手な方にもおすすめです。
品質にこだわりを持ってPCを製造しているのも魅力。各種パーツ類はメーカーや正規代理店の新品パーツを用い、厳正な品質検査基準を設けて製造しています。全製品を国内の工場で生産しているため納期が短く、ゲーミングPCを素早く入手することが可能です。
全国70か所以上に実店舗を構えているのも特徴。幅広い地域で直接専門スタッフの接客を受けられます。24時間365日対応の電話サポートにも対応。手厚いサポート体制が整っているため、初心者でも安心して購入できます。
ツクモ(TSUKUMO) 「G-GEAR」
自作PCを組む人にも人気の高い有名なPCパーツショップ「TSUKUMO」のゲーミングPCブランド。一見してわかりやすいサイト構成で、初心者から上級者まで求める性能のゲーミングPCを探しやすいのが魅力です。
パーツ専門店らしく、高品質なパーツを取り扱っているのが特徴。全てのモデルで厳しい動作検証が行われているため、パーツ同士の相性によるトラブルリスクを軽減できます。カスタマイズの幅が広く、自作PCのように自分好みの構成を組みたい方におすすめです。
エントリーからハイエンドまでさまざまなモデルを扱っており、ゲーム推奨モデルやコラボモデルも豊富。価格も比較的安価なので、目的に応じて必要なスペックを満たすゲーミングPCを安く購入できます。
サポートセンターの評価が高いのもポイント。実店舗は東京・名古屋・大阪・福岡・札幌の5拠点のみですが、予約制のオンライン購入相談や電話サポート、出張修理サービスなども行っています。信頼性が高く、コスパにも優れたおすすめメーカーです。
アーク(ark) 「arkhive」
自作PCを組むユーザーからも人気の高いBTOブランド。パフォーマンスを重視しつつ、目的に合わせたカスタマイズを行えます。BTOでは珍しいパーツを選択できたり、高品質パーツを採用していたりと、カスタムにこだわれるのが魅力です。
標準構成からカスタマイズパーツまで、可能な限りメーカーと型番が表記されているのが特徴。より的確なパーツ構成に対応できます。また、すべての製品はPCパーツのスペシャリストが組み立て、12項目、合計24時間以上の動作試験を実施。徹底した出荷前検査により、初期不良リスクを軽減しています。
プロゲーマー仕様のハイエンド・トップエンドPCを組めるのもポイント。映像模写や駆動における性能はもちろん、高い安定性と耐久性も実現しています。長期間安心してハイスペックなPCを使いたい方におすすめです。
24時間365日のサポート体制を整えており、万が一のトラブルにも迅速に対応。bitcoinやMANACOINといった仮想通貨での支払いができるため、仮想通貨ユーザーからも人気を集めています。
フロンティア(FRONTIER)
大手家電量販店であるヤマダ電機グループ傘下のBTOパソコンメーカー。ゲーミングPCでは、上級者向けの「GB」、ミドルクラスの「GA」、コンパクトな「GK」の3シリーズをラインナップしています。
グラフィック性能を評価する「ベンチマークスコア」が全製品分並んでいるため、一見して比較しやすいのが特徴。製品ごとのCPUやグラフィックボードなどの情報も表として載せられており、自分の求めるスペックの製品を簡単に探せます。
常時開催されているセールやキャンペーンにより、安価にハイスペックモデルを購入できるのが魅力。業界トップクラスの割引額により、最新パーツを搭載したモデルも安価に購入できます。
サポート体制が手厚いのもポイント。購入前相談から購入後のアフターサポートまで対応しています。コスパに優れた安いゲーミングPCが欲しい方におすすめです。
サイコム(@Sycom)
多彩なパーツを組み合わせられる、カスタマイズ性が高いBTOパソコンメーカーです。マザーボードやCPUクーラーなどの細かなカスタムにも対応。パーツの相性や物理的に組み合わせることが難しいパーツなどもデータベースに登録しているため、気軽に自分の理想のゲーミングPCを構築できます。
オリジナルのテクノロジーを採用したモデルを多く取り扱っているのが特徴。なかでも、水を循環させてCPUを冷却する水冷クーラーをグラフィックボードにも搭載した「デュアル水冷」モデルが人気です。
配線にこだわり、エアフローに優れた構造を採用。見た目にも美しく、将来的な増設まで視野に入れた組み立てを行っています。強化ガラスをサイドに配置したケースを採用しており、内部LED発光システムを組み合わせたゲーミングデザインで内装まで楽しめるのも魅力です。
迅速かつ丁寧なサポートが期待できるのもポイント。初心者でもわかりやすいよう、個々のパーツの詳細ページを作成していたり、専用の相談窓口を設けたりしています。こだわりの1台を購入したい方におすすめです。
パソコンショップSEVEN 「ZEFT」
コスパが高く、カスタマイズが豊富なゲーミングPCシリーズ。ミドルレンジ以上のハイスペックなモデルが多く、負荷の大きなゲームをプレイするヘビーゲーマーにおすすめです。ハイスペックモデル以外にも低価格モデルや定番モデルなども用意されており、ニーズに合わせて購入できます。
全パーツのカスタマイズに対応しているのが特徴。カスタムページでは相性に問題がなく、規格やサイズが合致するパーツのみを選択できるように設定されているため安心です。また、パーツごとに詳細な説明と画像が表示されているのもポイント。自分の希望に沿ったモデルをじっくりと考えられます。
組み立ては10年以上の経験があるベテランスタッフが対応。OSの有無にかかわらず、全ての注文でWindowsをインストールして動作確認を行っているため、購入直後から安定した動作を期待できます。
ケースの種類が豊富なのも魅力。デザインはもちろん、静音性や冷却性、拡張性などさまざまな特徴から選択できます。パソコンやパーツの知識がある中級者や上級者からの人気が高いおすすめメーカーです。
VSPEC
フルカスタマイズに対応していることで有名なBTOパソコンメーカーです。グラフィックボードやCPUはもちろん、マザーボードやCPUクーラーなどのカスタマイズも可能。300種類以上のPCケースと1900種類以上のPCパーツから自由に組み合わせられるので、自作のような自由度を求める方におすすめです。
ゲーミングPCでは全5種類のベースを準備。それぞれのパーツにはメーカー名や型番が表記されており、自分のこだわりに応じて選択できます。BTO相性チェックシステムにより、相性の悪いパーツを選択するとアラートが出るのも魅力です。
国内外から仕入れた高品質なパーツを採用。注文されたPCは熟練の職人が組み立てを行い、45項目のチェックリストをもとに、スペックに合わせた動作チェックを行っています。
実店舗はなく通信販売のみですが、サポート体制が整っているため安心して利用可能。人気パーツ以外は在庫を持たないためやや納期は長めですが、こだわりの1台を求める方はぜひチェックしてみてください。
エイスース(ASUS) 「ROG」
台湾に本社を置く大手パソコンメーカーASUSのゲーミングPCブランド。BTOパソコンではなく、メーカーモデルを多く取り扱っているのが特徴です。デザイン性に優れたケースを多く採用しており、世界中のゲーマーから高い人気を集めています。
ROGのゲーミングPCでは、13項目のテストを繰り返し実施。厳格な品質テストにより、高性能でも不具合の少ないハイスペックなモデルを実現しています。また、独自の冷却技術である「Active Aerodynamic System」を搭載。PCの動作を安定させ、高いパフォーマンスを期待できます。
高いパフォーマンスを維持しつつ携帯性も両立したゲーミングノートをラインナップしているのも魅力。軽量でバッテリー持ちもよく、持ち運んで使いたい場合にも安心です。また、ROG RangeBoost技術により、Wi-Fiの通信範囲を拡大して安定した通信を実現しています。
PC本体と周辺機器のライティングをコントロールできる「AURA SYNC」機能にも対応。ほかにもさまざまな機能を搭載しています。BTOに劣らない高品質なメーカーモデルを探している方におすすめです。
エムエスアイ(MSI)
世界的にも知名度の高い台湾のグローバル企業。多くのゲーミングPCに用いられているマザーボードや、グラフィックカードなどのパーツの製造と販売も行っています。ゲーミングPC以外の周辺機器の取り扱いも多く、ゲーミングPC周りを同一メーカーで揃えたい場合にも便利です。
ゲーミングPCは「AEGIS」「INFINITE」「TRIFENT」「META」の4シリーズをラインナップ。どのシリーズも特徴的なデザインを採用しており、個性を演出できます。また、ゲーミングノートPCのラインナップが豊富。薄型・軽量で持ち運びやすく、3Dゲームもスムーズにプレイできます。
エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広い層への対応が可能。シリーズごとにコンセプトが異なるため、ニーズに合わせて自分に適したゲーミングPCを購入できます。
海外メーカーですが、日本国内に認定サポートショップが設けられているためアフターサポートを受けられるのもポイント。カスタム不要で長く使える高性能なゲーミングPCが欲しい方におすすめです。
レノボ(Lenovo) 「Legion」
中国の大手パソコンメーカーレノボのゲーミングPCブランドです。パワフルなプロセッサーとオーバークロックに対応したグラフィックボードを選択できるのが特徴。ゲーミングデスクトップだけでなくゲーミングノートの取り扱いも多く、手軽に遊びたい方におすすめです。
公式サイトでゲーミングPCの性能を簡単に確認できるのもポイント。プレイした―ゲームを指定して、PCとCPU、グラフィックボードの種類を選ぶと最大フレームレート数が表示されるシステムを公開しています。どの程度快適にゲームをプレイできるかを判断しやすく、便利です。
静音性と冷却性能に優れているのも魅力。独自の「Legion Coldfront 2.0冷却システム」により、可能な限り無音・低熱の安定した動作を実現しています。高いパフォーマンスを維持しつつゲームをプレイできて安心です。
価格設定はゲーミングPCのなかでも比較的安価。特に、エントリーモデルからミドルレンジモデルの製品はコストパフォーマンスに優れており、初心者でも気軽に購入できます。
デル(Dell) 「ALIENWARE」
世界的にも有名なアメリカの大手パソコンメーカー「DELL」のゲーミングPCブランド。安価なビジネスモデルとは異なり、パフォーマンスを追求した高価なハイエンドモデルを多く取り扱っているのが特徴です。
ノートPC・デスクトップPCともにオーバークロックに対応した、ハイスペックなCPUを搭載できるのが魅力。高い冷却効率と大容量の電源により、負荷の大きなPCゲームも快適にプレイできるハイパフォーマンスを維持しています。
ゲーミングPCでのゲームプレイをサポートする高品質な周辺機器を取り揃えているのもポイント。高リフレッシュレートを実現したモニターや忠実な音を再現するヘッドセット、応答性に優れたキーボードなどを製造しています。同一メーカーで周辺機器を揃えたい方におすすめです。
ハイスペックなマシン性能だけでなく、近未来的なデザインも人気。国内BTOメーカーをはじめとしたゲーミングPCのなかでも個性的なデザインなので、特別感のある製品を購入できます。プロ仕様の性能とデザイン性を両立したゲーミングPCをつくるおすすめのメーカーです。
ヒューレット・パッカード(HP) 「Pavilion Gaming」「OMEN」
日本国内でも高いシェアを占める大手パソコンメーカー「HP」のゲーミングPCブランド。エントリー向けの「Pavilion Gaming」と、ハイエンド向けの「OMEN」の2ブランドを展開しています。
Pavilion Gamingは10万円を切る低価格で購入できるエントリークラスの製品の多さが特徴。FPSゲームやTPSゲームなどもプレイでき、遊びにも仕事にも使える汎用性を備えています。デザインが比較的落ち着いているため、派手なゲーミングPCが苦手な方も安心です。
OMENはプロeスポーツアスリートの要求にも応えられるスペックの高さが魅力。マルチコアスレッドを備えたCPUやハイスペックなグラフィックボードを備えた製品を多く揃えています。サポートスタッフが全員熟練のゲーマーなので、相談しやすいのもポイントです。
どちらのブランドにもゲーミングPC以外の周辺機器を多数準備。快適なゲーム環境を構築するのに役立ちます。予算や目的に応じて幅広いラインナップから選択したい方におすすめです。
エイサー(Acer) 「Predator」「Nitro」
台湾に本拠地を置く多国籍企業「Acer」のゲーミングブランド。ノートPCとデスクトップPCを扱う「Predator」と、スタイリッシュなゲーミングノートPCを扱う「Nitro」の2ブランドを展開しています。
Predatorはパワフルなスペックを備えているのが魅力。ノートPCでもリフレッシュレート240Hzを超える高性能なマシンをラインナップしています。独自機能「PredatorSense」を採用しており、グラフィックのオーバークロックや冷却ファンの個別制御など、システム設定の調節も可能です。
Nitroはスタイリッシュな外観が特徴。独自の冷却システム「Acer CoolBoost」を採用しており、効率よく排熱して高いパフォーマンスを維持します。「NitroSense」機能を用いることで発熱量のモニタリングやファン速度の調節も可能。常にPCの状態を確認できます。
販路が広く購入しやすいのもポイント。家電量販店で実機を確認してから購入したり、ネット通販で手軽に購入したりと、自分のスタイルに合わせて入手できます。自分でしっかりメーカーモデルを吟味したい方におすすめです。
PCゲームのプレイに特化したゲーミングPCはハイスペックな製品が多く、さまざまな用途に活用できます。メーカーによっても選べるパーツや機能性が異なるため、自分の求めるスペックを確認しておくことが重要。各メーカーの特徴やサービス、PCのスペックなどを吟味して、希望に沿った製品を探してみてください。