人気のPCゲームがどこでも遊べる「ポータブルゲーミングPC」。携帯型ゲーム機に近いコンパクトなボディに高性能なパーツを搭載しており、負荷の高いゲームも快適にプレイすることができます。
そこで今回は、ポータブルゲーミングPCのおすすめをご紹介。選ぶ際のポイントもあわせて解説しているので、購入を検討している方はぜひチェックしてみてください。
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ポータブルゲーミングPCとは?

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ポータブルゲーミングPCとは、PCゲームを手軽に遊べるコンパクトなPCのこと。一般的なゲーミングPCとは異なり、持ち運びやすいように設計されているのが特徴です。外出先はもちろん、ベッドやソファに寝転がりながらでもゲームプレイができます。
形状はディスプレイの両サイドにスティックやアクションボタンを備えたモノが主流。解像度もフルHD画質以上のモノが多く、美しい映像を楽しめます。大容量のメモリやストレージなどを搭載しているため、データの大きいゲームを遊びたいときも安心です。
大ヒットしたタイトルは家庭用ゲーム機にも移植されることが多くありますが、PCのみのソフトも少なくありません。PCゲームをプレイしてみたいけれど予算を抑えたい初心者の方から、外出先でも遊びたいヘビーゲーマーの方まで、幅広いユーザーから注目を集めています。
ポータブルゲーミングPCの選び方
画面サイズと解像度をチェック

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ポータブルゲーミングPCでゲームを遊ぶ際に重要なのが「画面サイズ」と「解像度」です。どのようなゲーム体験をしたいかによって適切なサイズや解像度が変わってくるので、事前にチェックしておくことで製品を選びやすくなります。
ポータブルゲーミングPCの画面サイズは、6~8インチ程度の大きさが主流です。6インチ以下のモノは、スマホのようなサイズ感で楽に使えるのが魅力。7インチは携帯性と視認性のバランスに優れており、最もラインナップが豊富。8インチ以上は迫力を重視したい方におすすめです。
解像度は、数値が高いほど精細に描写されます。ポータブルゲーミングPC程度のサイズならば、1920×1080のフルHD解像度がおすすめ。グラフィックを重視したい方は2560×1600のWQXGA解像度もおすすめですが、そのぶん要求されるスペックが高くなってしまう点には注意しましょう。
リフレッシュレートにも注目

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リフレッシュレートとは、ディスプレイが1秒間に何回映像を切り替えられるかを表したもの。単位は「Hz」で、1秒間に60回映像が更新される場合は60Hzと表記されます。更新回数が多いほど、映像のカクつきが少なくなるのが魅力。PCゲームを遊ぶ際には重要な数値のひとつとされています。
ポータブルゲーミングPCでは、リフレッシュレート120Hz以上のモデルがおすすめ。FPSやアクションゲームなど、動きの激しいゲームも快適に遊べます。ただし、アドベンチャーゲームのような比較的動きが少ないゲームをメインに遊ぶ場合はリフレッシュレートが低くても問題ありません。
性能や各種スペックをチェック
CPU

CPUとはCentral Processing Unit(中央演算処理装置)の略で、周辺機器やソフトウェアから送られる指示の処理を行ったり、各パーツの動きを制御したりするパーツのこと。CPUの性能が高いほど複雑な処理ができるため、PC全体の性能にかかわる重要なパーツです。
通常のPCは用途が幅広く、慎重に選ばないとスペック不足に陥る恐れがありますが、ポータブルゲーミングPCは元々ゲーム用として作られているので、いずれも高性能。安価なモデルでも快適にプレイできます。
PCゲームには推奨スペックが記載されているため、遊びたいゲームがある場合は基準を満たすように選ぶと安心です。CPUが高性能であるほど快適に遊べますが、そのぶん価格も高くなるため注意が必要。予算を考慮したうえで選ぶようにしましょう。
GPU

GPUはGraphics Processing Unit(画像処理装置)の略で、画像を描写するための計算をするパーツです。高性能なGPUを搭載したモデルほどグラフィックが美しく表示され、滑らかな動作でゲームをプレイできます。
ポータブルゲーミングPCの場合、コンパクトな筐体に収めるためにCPUにGPUが内蔵されていることがほとんど。仕様書では「インテル Arc グラフィックス」や「AMD Radeon Graphics」などと表記されています。
最近の内蔵GPUは性能が上がっており、2Dゲームや負荷が少ない3Dグラフィックスのゲームならば問題なく遊べます。グレードが同じ場合、世代が新しいほど高性能なので、性能を重視するならば新しいモデルがおすすめです。
メモリ

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メモリは、CPUが処理しているデータやプログラムを一時的に保存しておくためのパーツ。メモリの容量が大きいと扱えるデータ量も多くなるため、処理効率が上がります。スムーズにゲームをプレイしたい場合には、大容量のメモリを搭載したモデルがおすすめです。
ポータブルゲーミングPCに搭載されているメモリの容量は、16GBが主流。多くのPCゲームで設定されているメモリの推奨スペックが8GB以上なので、16GBあればほとんどのゲームで快適なプレイが可能です。
上位モデルでは32GB以上の大容量メモリを搭載している場合もあります。大容量メモリを搭載したモデルは価格が高くなりますが、さらに快適なプレイを楽しみたい場合や、処理の重いゲームをプレイしたい場合などにはおすすめです。
ストレージ容量

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ストレージとは、ゲームのデータを保存しておくための記録用パーツのこと。ストレージ容量が大きければ大きいほど、たくさんのゲームをインストールして遊べます。一般的なPCと同じく、ポータブルゲーミングPCも読み書きの速度が速いSSDを採用したモノがほとんどです。
PCゲームのデータは年々大容量化しており、なかには100GB以上のデータ容量を必要とするゲームもあります。快適に遊ぶためには少なくとも512GB以上、さまざまなタイトルを遊びたい場合には、1TB以上の大容量ストレージを搭載したモデルがおすすめです。
なお、ストレージにはゲームのデータだけでなく、OSをはじめとしたPCを動かすためのデータも保管されています。空き容量が少なくなると動作が重くなることがあるため、余裕を持っておくと安心です。
バッテリー駆動時間をチェック

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ポータブルゲーミングPCを外出先などで使いたい場合は、バッテリーの駆動時間を確認しておくことが大切です。バッテリー容量は「Whr」などの単位で表記されることが多く、数字が大きいほど駆動時間も長くなります。
カタログスペックの「最大駆動時間」は、動画視聴時のものが記載されている場合があるので要注意。CPUやGPUは多くの電力を必要とするため、PCゲームを遊ぶ際は最大駆動時間よりも早くバッテリーが切れてしまいます。
目安としては、PCゲームが3時間以上遊べるモデルがおすすめ。充電する手間も少なく、プレイに集中することができます。
ポータブルゲーミングPCのおすすめメーカー
エイスース(ASUS)

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エイスースは、1989年に設立された台湾の総合エレクトロニクスメーカーです。PC本体をはじめ、PCパーツや周辺機器、スマートフォンなど、さまざまな製品を扱っているのが特徴。特にマザーボードに定評があり、世界的にも高いシェアを獲得しています。
ポータブルゲーミングPCとしては「ROG Ally」シリーズを展開。幅広いプラットフォームに対応しており、PCゲームはもちろん、Androidのゲームまでプレイできます。スペックに対して価格が安いのも魅力です。
スチーム(Steam)

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Steamは、アメリカに本社を置くValve社が提供しているサービス。PCゲームの購入や起動ができるほか、ゲーマー同士のコミュニケーションをサポートするPCゲーム用の配信プラットフォームとして知られています。
PCゲーム用のデバイスも展開しており、ポータブルゲーミングPCとしては「Steam Deck」シリーズをラインナップ。自社プラットフォームであるSteamのゲームが快適に遊べるため、多くのユーザーから人気を集めています。
レノボ(Lenovo)

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台湾に本社を置く、大手コンピューターメーカー「MSI」。ゲーミングブランドとしての知名度が高く、eSportsチームなどと提携しながら、ゲーミングPC・モニター・デバイスなど、幅広い製品を展開しています。
ポータブルゲーミングPCとしては「Claw」シリーズをラインナップ。OSにWindowsを採用しており、PCゲームを快適に遊べるのはもちろん、通常のPCと同じようにネットや動画を閲覧したり、オフィスソフトを使用したりと幅広い使い方ができます。初めて購入する方にもおすすめです。
ポータブルゲーミングPCのおすすめモデル
エイスース(ASUS) ポータブルゲーミングPC ROG Ally X RC72LA-Z1E24G1T
どこでも本格的なゲームプレイを楽しめるポータブルゲーミングPCです。ゲーマーの声から生まれたROG Ally のアドバンスドモデル。AMD Ryzen Z1 Extremeプロセッサーと24GBのメモリを搭載しており、ハイエンドなスペックとなっています。
OSはWindows11を採用。Steam をはじめ、XBOX GAME PASSやEpic Gamesといったさまざまなプラットフォームのゲームタイトルを遊べるのが魅力。1TBのSSDストレージによってAAAタイトルも余裕を持って保存できます。
バッテリー容量は80Whと、ROG Allyの2倍にパワーアップ。高負荷なヘビーゲームでも最大約3時間、動画再生時間ならば約11.7時間と長時間使えます。性能重視の方におすすめのモデルです。
エイスース(ASUS) ポータブルゲーミングPC ROG Ally RC71L-Z1E512
性能と価格のバランスに優れたASUSのポータブルゲーミングPCです。本製品は2モデル展開されている「ROG Ally」のうち、CPUにAMD Ryzen Z1 Extremeを搭載した上位モデル。高性能なAMD Radeon グラフィックスにより、PS5に迫る高画質な映像を実現しています。
ディスプレイは、7インチのフルHDディスプレイ。リフレッシュレートは120Hzと高く、FPSやレースゲームといったスピードの速いゲームも滑らかに表示できます。
バッテリー容量は40Wh。ヘビーゲームは最大約2時間と駆動時間は短めですが、そのぶん重さが約608gと軽量なため、手が疲れにくいのが魅力です。ハイコスパなポータブルゲーミングPCを探している方はチェックしてみてください。
スチーム(Steam) Steam Deck OLED 1TB
2023年に発売されたSteam Deckシリーズの最新モデルです。前モデルからの変更点として、ディスプレイに有機ELを搭載しているのが特徴。高いコントラストや鮮明度に加え、豊かな色彩と深い黒でゲームへの没入感を高めます。
AMDと提携して携帯型ゲーミング用に開発されたカスタムチップを搭載。最新環境と比べるとスペックは高くないものの、描画負荷が少ない1280×800解像度を採用しているので、AAAタイトルもプレイできます。
また、ゲームパッド操作に特化して設計されているのも魅力。手に馴染みやすいボディに加え、約640gの軽さも実現しています。比較的安い価格で購入できるので、初めてのポータブルゲーミングPCとしてもおすすめのモデルです。
エムエスアイ(MSI) Claw 7 AI+ A2VM; Copilot+ PC Claw-7-AI+A2VM-202JP
Clawシリーズの2025年モデルです。高性能GPUを内蔵したCPU「Core Ultra 7 プロセッサー 258V」を搭載しているのが特徴。従来モデルと比較としてグラフィックス処理性能が向上しており、32GB大容量メモリと合わさって負荷の大きいゲームもサクサクと動きます。
また、コントローラー部分に改良が加えられているのもポイントです。家庭用ゲーム機のトレンドに合わせて設計されているほか、アナログスティックには摩耗や劣化が少ない「ホールエフェクト式」を採用。勝手にコントローラーが入力されてしまう、いわゆるドリフト現象を軽減できます。
さらに、ユーザーからの声に応えてThunderbolt 4 Type-Cを2ポート搭載。ACアダプタから給電しつつ、外付けモニターと接続できます。外出先ではポータブルゲーミングPCとして、家では据え置きのゲーミングPCとしても使えるおすすめのモデルです。
エムエスアイ(MSI) Claw A1M Claw-A1M-002JP
「Claw A1M」は、ゲーミングPCメーカーであるMSI初のポータブルゲーミングPCです。CPUには高性能なインテル Core Ultra 7 プロセッサーを搭載。メモリ容量も16GBと十分で、さまざまなPCゲームを1920×1080のフルHD解像度で楽しめます。
タッチ対応の7インチディスプレイを搭載。120Hzのリフレッシュレートによって、残像感が抑えられているのが魅力です。音質面としてはHi-Res オーディオに対応しており、Hi-Res対応のイヤホンやヘッドホンと接続することで高音質なサウンドを楽しめます。
大容量バッテリーを搭載しており、動画は最大約7時間の連続再生、負荷の大きいヘビーゲームも最大約2時間プレイできます。冷却性能が高い「ハイパーフロー強冷クーラー」により、長時間のゲームプレイでもパフォーマンスを維持。高スペックなおすすめモデルです。
・本体
・専用アクセサリーキット
レノボ(Lenovo) Lenovo Legion Go 83E10027JP
「Lenovo Legion Go」は、着脱式コントローラーを採用したポータブルゲーミングPCです。ニンテンドースイッチのように、画面両サイドのコントローラーを取り外せるため、自由なスタイルでプレイできます。
CPUには高性能なAMD Ryzen Z1 Extremeプロセッサーを搭載。ストレージは512 GBのSSDと少なめですが、micro-SDカードスロットを備えているため、容量を簡単に拡張できます。たくさんゲームを保存したい方にぴったりです。
また、発色が美しい8.8 インチのIPSディスプレイを採用しているのもポイント。2560×1600のWQXGA解像度もあわさって、美しいグラフィックを大画面で楽しめます。リフレッシュレートが144Hzと高いのも魅力。映像重視の方にもおすすめのモデルです。
GPD ポータブルゲーミングPC GPD WIN4 2025 GPDWIN4-25BK-3220R
本体にスライド式メカニカルキーボードを搭載したポータブルゲーミングPCです。QWERTYのフルレイアウトキーボードを採用しており、チャットやメッセージを送るときに便利。スライドするとホワイトバックライトがオンになるため、暗い場所でも視認性良好です。
ハイエンドCPUの「AMD Ryzen AI 9 HX 370」を採用。メモリも32GBと大容量で、AAAタイトルのゲームも快適に遊べます。コンパクトながらストレージ容量は2TBと、データの保存には困りません。
また、Type-Cポートは外部ディスプレイへの出力用と、充電用の2つ搭載されているのもポイントです。家ではディスプレイに繋いで長時間プレイ、外出先では移動時間にプレイするなど、時や場所を選ばずにPCゲームを遊べます。ヘビーゲーマーにおすすめの製品です。
One-Netbook ポータブルゲーミングPC OneXFLY F1 Pro ONEXFLYPRO376440BR
One-NetbookのフラッグシップポータブルゲーミングPC「OneXFLY F1 Pro」。CPUにはAMD Ryzen AI 9、メモリは64GBを搭載するなど、非常に高いスペックを有しているのが特徴です。ストレージも4TBのSSDと大容量。AAAタイトルをたくさん保存できます。
専用のランチャー「OneXConsole」を採用しており、SteamやXBOX GAME PASS、Epic Gamesといった異なるプラットフォームのPCゲームを一覧表示可能。遊びたいソフトをすぐに起動できるのが便利です。
また、ジョイスティックにドリフト対策が施されていたり、RPGライトを光らせられたりなど、細かい部分にもこだわって作られているのもポイント。性能に対して妥協したくない方におすすめのモデルです。
ポータブルゲーミングPCは、人気のPCゲームをどこでも気軽に遊べるのが魅力。一般的なゲーミングPCよりも価格が安いモデルが多く、PCゲームをプレイしてみたい初心者の方にもおすすめの製品です。プレイしたいゲームによって必要なスペックは異なるので、自分に合った製品を探してみてください。