プロの調理道具のイメージが強い「鉄フライパン」。家庭で使いこなすにはハードルが高いと思われがちですが、基本的なメンテナンスをしっかりおさえておけば、長く使い続けられる便利なアイテムです。

そこで今回は、鉄フライパンのおすすめ製品をご紹介。特徴や選び方についても解説するので、興味がある方はぜひチェックしておきましょう。

鉄フライパンの特徴と魅力

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熱伝導がよく保温性に富んだ鉄フライパンは、表面の温度ムラが少なく、食材をすばやく均一に加熱できるのが特徴。食材の持ち味を存分に引き出して、野菜はシャキシャキに、お肉は旨みを閉じ込めてジューシーに焼き上げられます。

また、耐久性が高いのも魅力。しっかりとお手入れをすれば、世代を超えて長く愛用できるおすすめアイテムです。

鉄フライパンの選び方

重さで選ぶ

鉄フライパンは重みがあり、直径30cmほどの大きいサイズでは2000g近い製品もあります。同サイズで一般的なアルミ製のフライパンは1000g前後なので、使い勝手を考慮すると重さは1200g程度までに抑えておくのがベスト。鉄板が薄い1000g以下の軽量鉄フライパンもラインナップされているため、あわせてチェックしてみてください。

サイズで選ぶ

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プロが扱う直径30cm以上から朝食作りに便利な手のひらサイズまで、鉄フライパンのサイズはさまざま。家庭で使うなら、必要人数分の料理が一度に作れるサイズを選びましょう。

たとえば直径24cmなら1〜2人分の調理に適しています。直径26cmなら、ハンバーグをちょうど4つほど焼ける大きさで、4人家族におすすめ。また、直径28cm以上なら大きな食材も丸ごと入り、フライパンをあおる必要のない料理にも使えて便利です。

厚みをチェック

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食材をよりおいしく焼き上げるためには、鉄フライパンの厚みも重要なチェックポイントです。厚みによって適した調理法が異なるので、違いをしっかりと押えて用途に合った1台をセレクトしましょう。

一般的に、野菜炒めやチャーハンなど手早く調理してすばやくお皿に移すような料理には、薄めの鉄フライパンを要チェック。ステーキやハンバーグなど中までじっくりと火を通してジューシーに仕上げたい料理には、厚み2mm以上の鉄フライパンが適しています。

また、料理にこだわりのある方は、食材に合わせて厚みの異なる鉄フライパンを使い分けるのもおすすめです。

持ち手の素材で選ぶ

木製

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木製の持ち手は手になじみやすいのが特徴。熱が伝わりにくく火傷するリスクが低いので、調理中にフライパンをゆすることが多い方や、鉄フライパンの扱いに慣れていない方にもおすすめです。

キッチンのインテリアに映えるデザイン性の高いモノが多いほか、木の温もりが感じられるのも魅力。ただし、木製の持ち手はゆるんで取れてしまう恐れがあるため、留意しておきましょう。

樹脂製

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鉄フライパンに限らず、他素材のフライパンや鍋などの持ち手にもよく使われているのが樹脂製。多くはフェノール樹脂が採用されており、木製と同様に熱が伝わりにくいのが特徴です。

また、軽くて扱いやすく、握りやすいのもポイント。利便性を優先するなら、持ち手が樹脂製の鉄フライパンがおすすめです。ただし、木製と同じようにゆるんで取れてしまうことがあるので注意しましょう。

金属製

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長く愛用できる鉄フライパンを求めているなら、金属製の持ち手がおすすめです。金属製は本体一体型のほか、ステンレスなどの持ち手がついたタイプもあります。耐久性に優れており、しっかりメンテナンスすれば長く使えるのがポイントです。

金属製は、長時間の加熱や高火力で使用すると持ち手が熱くなりやすいため、注意が必要。金属製のなかでは熱伝導率が低く、熱くなりにくいステンレス製がおすすめです。

IHに対応しているかチェック

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自宅のキッチンの熱源がIHの場合には、鉄フライパンがIHに対応しているかどうかも忘れずにチェックしましょう。最近ではIHに対応した鉄フライパンが数多くラインナップされていますが、なかにはガス火専用のモノもあるため注意が必要です。

また、IH調理器は加熱ムラが生じやすいので、鉄フライパンの大きさには要注意。IHのコイルからはみ出さないサイズで、底に厚みがあるタイプを使うことが料理をおいしく仕上げるポイントです。

空焼きが不要なモノも

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一般的な鉄フライパンは、サビ止めのコーティング加工が施された状態で販売されており、使用前に高温の火でコーティングを焼き切る「空焼き(焼き込み)作業」が必要。空焼き作業は強火でフライパンを熱し続けるため煙がでたり、フライパンの大きさや火力によっては時間かかったりすることもあります。

熱源がIHしかない場合や購入後なるべく手間をかけずに使い始めたい場合には、フライパンの表面にシリコンコーティングや窒素加工が施されたアイテムなど、空焼き不要の鉄フライパンをチェックしてみてください。

鉄フライパンのおすすめメーカー

リバーライト(RIVER LIGHT)

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世界中にユーザーが多い国産の鉄製フライパンメーカー。社名が刻印された木製の持ち手が特徴です。見映えだけを重視せず、ユーザーの健康やライフスタイルまで考慮した「質の高い道具」を作り続けています。

柳宗理

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柳宗理(やなぎ そうり)は、日本におけるインダストリアルデザインのパイオニア的存在。これまでさまざまなデザインを手掛けていますが、鉄フライパンもそのひとつで、特に左右が張り出した製品を展開しているのが特徴です。

ターク(turk)

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ドイツの鍛冶職人、アルバート=カール・ターク氏が創業したターク。品質に定評があるのが特徴です。フライパンは鉄の板を高温で熱し、鍛造を繰り返しながら成形。継ぎ目のない一体型のフライパンを展開しています。

また、しっかりとメンテナンスを行えば半永久的に使えるのもポイント。熟練の職人が作る鉄フライパンを求めている方は要チェックのブランドです。

及源(OIGEN)

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及源(おいげん)は、岩手県奥州市の南部鉄器鋳造メーカー。溶けた鉄を鋳型に流し込んで作る鋳物製の南部鉄器で素朴な質感が魅力です。160年以上受け継がれる伝統技は、現代のキッチンにも調和します。長くつき合えるフライパンを探している方は、ぜひチェックしてみてください。

鉄フライパンのおすすめ

リバーライト(RIVER LIGHT) 鉄フライパン 極ジャパン

熱伝導率がよく、スピーディに調理できる

表面に特殊な熱処理を施しており、サビにくい鉄フライパンです。熱伝導率がよく、スピーディに調理できるため炒め物などがおいしく仕上がるのが特徴。また、強度に優れているので、金属製のお玉やヘラも気兼ねなく使えます。

ハンドルは優しい雰囲気の木製。ナチュラルテイストのインテリアが好きな方におすすめです。さらに、加熱しても熱くなりにくいためスムーズに使用できます。

サイズは16〜28cmまで計7種類がラインナップ。バリエーションが豊富で、ちょうどよいサイズが見つけやすいおすすめの製品です。

柳宗理 マグマプレート鉄フライパン

シルバーとブラックのスタイリッシュなカラー

独特の美しいデザインが印象的な鉄フライパン。おしゃれな鉄フライパンを探している方におすすめの製品です。シルバーとブラックのスタイリッシュなカラーリングで、さまざまなインテリアにマッチします。

表面に「マグマプレート加工」を施しているのが特徴。表面に細かな凹凸があり、熱伝導率が高まるためスピーディに調理できます。また、油なじみがよいので食材が焦げつきにくいのもポイントです。

耐久性にも優れており、金属製のお玉やヘラなども気軽に使用可能。ハンドルは手になじみやすいフェノール樹脂で、調理中にも熱くなりにくいため鉄フライパン初心者の方にもおすすめです。

サイズは18cm・22cm・25cmの3種類。1~2人で使用するなら22cm、料理を多めに作りたいなら25cmがおすすめです。

ターク(turk) クラシックフライパン 65524

表面はパリッと、中はふっくらと焼き上げられる

素朴さとスタイリッシュさを兼ね備えた鉄フライパン。鉄の塊から高温で加熱を繰り返しながら鍛造していくため、つなぎ目がないのが特徴です。

熱伝導率がよく、表面はパリッと、中はふっくらと焼き上げられるのもポイント。お肉やパンケーキ、お餅などさまざまな食材をおいしく調理できます。

サイズは20〜30cmまで計6種類をラインナップ。ステーキなど、大きめの食材を調理するなら28cm以上のモノをチェックしてみてください。

及源(OIGEN) 南部鉄器 フライパン

厚みがあり、蓄熱力の高い南部鉄器製の鉄フライパン。お肉はカリッとジューシーに、野菜はシャキッと仕上がるためいつもの料理もおいしく仕上がるのが魅力です。

深さがあり、対流熱をも有効に活用するので食材をじっくりと加熱できるのもポイント。片側には注ぎ口がついているため、焼き物や炒め物だけでなくソースやスープのような汁気のある料理の調理にもおすすめです。

サイズは15cm・20cm・24cmの3種類。底面が厚く作られており、直火やIHなどさまざまな熱源で使用できる鉄フライパンです。

島本製作所 フライパン 味一鉄

シンプルなデザインが特徴の鉄フライパン。表面が多孔質なので、使うほどに油がなじみ使いやすくなっていくのが魅力です。ハンドルを含めすべて鉄製のため耐久性に優れており、長く愛用できます。

底が2.3mmと厚く、熱がムラなく伝わりやすいのも魅力。また、底が厚いおかげで変形しにくく、油が均等に回るのも魅力です。

直火だけでなくIHコンロも使用可能。重量は900gと軽めで、取り回しやすい鉄フライパンを探している方におすすめの製品です。

和平フレイズ エンゾウ(enzo) 鉄フライパン en-009

底面が広く、大きな食材もスムーズに焼けるのが特徴の鉄フライパン。底には2mmの厚さを持たせており、熱ムラが少なく食材をスピーディに焼き上げられます。

ハンドルにはブナの天然木とステンレスのフラットバーを採用。握りやすく、加熱時にも熱くなりにくいため初心者でも安心して使用できます。キッチンをおしゃれに演出する、スタイリッシュなデザインもポイントです。

和平フレイズ ラバーゼ 鉄フライパン LB-094

取っ手が短い鉄フライパン。通常のアイテムよりも、ひとこぶし分短く設計しているため、収納性に優れています。片付けるスペースが狭くても、しまいやすいのがメリットです。

また、オーブンに入れやすいのもポイント。ハンバーグを作るときにオーブンを併用することで、ふっくらジューシーに仕上がります。より美味しく料理を仕上げたい方にもおすすめです。

そのほか、ガスコンロだけでなく、IHに対応しているのも魅力。なお、調理中や直後は取っ手も熱くなるので、ミトンを用いる必要があります。

藤田金属 鉄フライパン スイト 匠の技 064000

美しいシルバーの鍋肌と、黒いハンドルとの組み合わせがスタイリッシュな雰囲気の鉄フライパン。直火をはじめ、IHやハロゲンヒーターなど、幅広い熱源に対応しています。

鉄ならではの熱伝導率のよさで、食材をスピーディに焼き上げるため料理がおいしく仕上がるのもポイント。ハンドルは加熱しても熱くなりにくい樹脂製で、鉄フライパンに不慣れな方にもおすすめの製品です。

フタが浮かずにきちんと閉まるアップハンドルタイプのデザインも嬉しいポイント。サイズは20cm・24cm・26cm・28cmの4種類から選べます。なお、なかには深型タイプもあるので、気になる方はチェックしてみてください。

藤田金属 使いやすい鉄フライパン 065809

使い込むほど油なじみがよくなる鉄フライパン。700℃近くの熱で焼き入れ、オリーブオイルをなじませる「ハードテンパー加工」を施しています。使い始めるときに、空焼きや油ならしをしなくてもよいのが特徴です。

油がしっとりなじんでいるので、焦げ付きにくく、サビにくいのもポイント。また、余分な油分や水分が食材に戻りにくいため、美味しく調理したい方にもおすすめです。

持ち手は、握りやすく、熱くなりにくいのが魅力。さらに、フタをのせやすいアップハンドルタイプなので、調理時にラクに扱えます。

ビタクラフト(Vita Craft) フライパン 2002

ビタクラフト独自の「窒化4層加工」により、サビにくいのが特徴の鉄フライパン。表面に凹凸があり油なじみがよいため、料理がおいしく仕上がりやすいのが特徴です。

使用前の「焼き入れ」や使用後の「油ひき」など、鉄フライパンにつきものの面倒なお手入れが必要ないのもポイント。使用後はぬるま湯で洗うだけと簡単にお手入れできるため、鉄フライパンを初めて使う方にもおすすめです。

ハンドルはお手入れも簡単なステンレス製。丈夫で交換の必要がないので長く愛用できます。また、直火はもちろん、IHでも使用可能。使い勝手に優れたおすすめの鉄フライパンです。

岩鋳(IWACHU) フライパン 24112

重厚感のあるたたずまいが素敵な、南部鉄器の鉄フライパンです。表面にサビ止めの窯焼き仕上げを施しているのが特徴。フタがついているため、食材のうまみを逃さずおいしく調理できます。

本体の両側には蒸気をほどよく逃す注ぎ口つき。フタをしたままでも吹きこぼれにくいので、快適に調理が進められます。

サイズは1~2人分の料理を作るのにちょうどよい24cm。ハンドルやフタのツマミまですべて鋳鉄製で、耐久性に優れているため長く愛用できる鉄フライパンです。

岩鋳(IWACHU) オムレット

流線形のデザインが特徴的な鉄フライパン。スタイリッシュな鉄フライパンを探している方におすすめの製品です。おしゃれなので、吊り下げて見せる収納にするとキッチンのさりげないアクセントになります。

厚みのある南部鉄器製で、蓄熱性に優れているため食材にムラなく熱が伝わるのが魅力。浅い作りで、オムレツなど崩れやすい料理でも皿に移しやすいのもポイントです。

ずっしりとした重みがあり、肉や卵などをじっくりと焼きたい方におすすめ。サイズは22cm・24cmの2種類から選べます。

デバイヤー(deBUYER) 鉄フライパン ミネラルビー エレメント 5610

しっかりとした重みがあり、安定感のある使い心地が味わえる鉄フライパン。また、厚みがあるので熱ムラが少なく、食材がキレイに焼き上がるのも魅力です。

表面には、未使用時の酸化を防ぐためにオーガニックビーワックス(蜜蝋)を採用。天然成分なので、子供がいる家庭や化学物質が気になる方にもおすすめです。

シンプルなデザインでお手入れしやすいのもポイント。サイズは12cm・20cm・24cm・26cm・28cmの5種類で、用途に応じて選べます。

双葉工業 鉄フライパン スーパーエンボス SE-5

表面に無数の凹凸を浮き立たせる「スーパーエンボス加工」を施した鉄フライパン。凹凸のおかげで油なじみがよく、食材がこびり付きにくいため鉄フライパンを初めて使う方にもおすすめの製品です。

また、こびり付きが少ないのでお手入れも楽にできるのもポイント。鉄ならではの熱伝導率のよさで、料理がおいしく仕上がるのが魅力です。

深さがあるうえ、重量も鉄フライパンにしては軽めなので炒め物の調理にもおすすめ。サイズのバリエーションも豊富に揃っています。

パール金属(PEARL METAL) 極深 炒め鍋 鉄職人 HB-1045

深さがあるので焼き物・炒め物のほか、揚げ物の調理にも使える鉄フライパン。両側に注ぎ口がついているため、ソースを盛りつけたり油を切ったりするのもスムーズにできます。

ハンドルは筒型で持ちやすく、安定感のある使い心地が味わえるのが魅力。熱伝導率がよく、スピーディに調理できるので、食材のうまみを逃さず料理がおいしく仕上がります。

重量は20cmだと550g、22cmだと640gと取り回しやすく、炒め調理にもぴったり。重すぎるフライパンが苦手な方にもおすすめの鉄フライパンです。

ラバーゼ(la base) 鉄フライパン LB-092

シンプルでスタイリッシュなデザインが素敵な鉄フライパン。ハンドルは拳ひとつ分と短く、収納しやすいうえオーブンにもまるごと入れられるのが特徴です。

本体には表面に焼き入れを施した「ブルーテンパー材」を採用。耐久性に優れているため取り扱いやすく、長く愛用できるのが魅力です。

ガスコンロだけでなく、IHでも使用可能。調理したあとそのままテーブルに出し、皆でアツアツの料理を楽しめるのもポイントです。

プリンス工業 鉄のフライパン FDスタイル 786-00403

工業デザイナーの萩野光宣氏が手がける鉄フライパン。シンプルながらスタイリッシュな見た目に仕上がっているのが特徴です。鉄板部分にはオキシナイトと呼ばれる加工が施されており、サビに強いほか、食材などがこびり付きにくいため、快適に調理できます。

腐食に強い天然木を持ち手に採用しているのもポイント。フライパンの直径は約26cmで、さまざまな料理に使えます。

日本洋食器(NIHON YOSHOKKI) 匠 マグマプレート フライパン MGFR

使い込むほど食材の焦げつきが少なくなる鉄フライパン。表裏両面に細かい凹凸がある「マグマプレート」を採用しており、油なじみがよいのが特徴です。耐久性に優れているため、炒め物などハードな高火力調理におすすめ。食材をスピーディーに加熱できます。木製の持ち手で熱くなりにくく、使い勝手も良好です。

IHに対応しているのもポイント。本製品は26cmですが、20cmや24cmなども展開しており、家族の人数や料理に合わせて選べます。

江部松商事(EBEMATSU) ブルーテンパー フライパン

ガスコンロはもちろん、IHやハロゲンヒーター、シーズヒーターなどさまざまな熱源に対応した鉄フライパン。新築祝いや結婚祝いなど、料理が好きな方への贈り物としてもおすすめです。

素材には、サビに強いブルーテンパー材を採用。表面に細かな凹凸があり、油なじみがよいのが魅力です。透明シリコン加工が施されており、徐々に剥がれながら油がなじむため、空焼き不要ですぐに使用できます。業務用に作られた製品で、本格的な料理を楽しみたい方におすすめです。

ソト(SOTO) GORA フライパン22cm ST-950FP22

アウトドア用品を扱うブランド「ソト」のフライパンです。焚き火でも使えるほどの、高い耐久性が魅力。シリコン塗装が施されているのもポイントです。家庭用としてはもちろん、アウトドアでの使用にも向いています。

持ち手は別売りですが、GORAシリーズの他調理器と兼用できるのがポイント。スタッキングしてスッキリ収納できるので、セットで揃えるのもおすすめです。

イシガキ産業(ISHIGAKI) 鉄鋳物 フライパン 15cm 720A AHL27015

温度が低下しにくくスピーディに調理ができる鉄フライパン。ハンバーグをはじめ、パスタや焼きそばなどの幅広い料理がスムーズにおいしく仕上がります。IHやオーブンにも対応しているので、家庭の調理器に応じて汎用的に使えるのもポイントです。

また、直径15cmとコンパクトなサイズで、アウトドアでの調理にも便利に使えます。なお、サイズは直径18cmと21cmのタイプもラインナップ。家族構成などの人数によって選べるためチェックしてみてください。

アンバイ(ambai) オムレツパン 240 FSK-004

使い手にとって、良い塩梅(ambai)となることを目指して作られたアンバイの鉄製オムレツパンです。サイズは使い勝手に優れた直径24cm。表面にはファイバーライン加工が施されているのが特徴で、細かな凹凸によって焦げ付きやこびり付きを軽減できるのが魅力です。

取っ手には、水に強いチーク材を採用。熱も伝わりづらいのでミトン不要で気軽に使えます。オムレツはもちろん、野菜炒めやソテー、パンケーキなど、さまざまな料理にも対応可能。鉄フライパンを初めて購入する方にもおすすめです。

ラフリンクルズ(LAUGH WRINKLES) 白木ハンドル 育てる鉄フライパン

サビを抑えるロウなどを焼き落としたり、油を表面になじませたりする作業「シーズニング」を行わずに使用できる鉄フライパン。職人があらかじめ高温で焼き入れ、油を浸す「ハードテンパー加工」を施しているため、手間を掛けずにすぐ使い始められるのが魅力です。

焦げつきにくくなるよう、表面には微細な凹凸加工も施されています。お手入れに時間をかけたくない方にぴったり。持ち手部分には白木ハンドルを採用しているので、熱した際にミトンを用意せず持てるのも嬉しいポイントです。

重さは約620gと軽量。自宅での使用はもちろん、持ち運びやすいためアウトドア用としても活躍します。初めて鉄フライパンを購入する方でも扱いやすい製品を探している場合はチェックしてみてください。

京都活具(Kyoto Katsugu) 鉄フライパン

扱いやすいように軽量化された鉄フライパン。調理に必要な強度などを確保しつつ、側面部分を薄く削って重さを減らしています。初めての方でも使いやすいおすすめの製品です。

700℃以上の直火で熱処理をすることで、サビにくく仕上げているのもポイント。また、油ならしも完了しています。使い込むほど油がなじみ、こびり付きを減らせるのも魅力です。

持ち手の素材には、非常に硬く、湿気に強い樫の木を採用しています。そのほか、先端にリングを付けているため、引っ掛けて収納可能です。

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番外編:鉄フライパンのお手入れ方法

使用前には焼き込みや油ならしが必要

鉄フライパンは、サビ防止のために出荷時はニスが塗られている場合がほとんど。使いはじめには、サビ止めのニスを取り除いて、油をなじませるため「焼き込み」と「油ならし」作業が必須です。

基本的にこの2つの作業はどの鉄フライパンも同様に行いますが、製品の形状や各メーカーによって微妙に作業手順が異なります。購入する鉄フライパンのメーカーで推奨された手順に従いましょう。

また、直火にかけて高温で鉄フライパンを熱する必要があるため、IH調理器で直火が使えず作業が困難な場合は、あらかじめ焼き込み処理済みで販売されている鉄フライパンがおすすめです。

最初の1ヶ月は油返しを行う

油返しとは、調理前の熱した鉄フライパンにたっぷり油を注ぎ、全体になじませたら油ポットへと戻す方法です。鉄フライパンに油がなじみ、温度ムラを防いで焦げつきにくくする役割があります。

鉄フライパンは使うごとに油がなじみ、焦げつきは徐々になくなっていきますが、使いはじめは油が十分になじんでおらず食材が付着しやすい状態です。最低でも最初の1ヶ月間は使うたびに油返しを行うようにしましょう。

調理前にはフライパンを十分に予熱する

金属は温度が80℃になるとタンパク質と結合する性質を持っています。鉄フライパンに食材が付着するのは、鉄の表面温度が80℃に達する前に調理をはじめてしまうため。食材の付着を防止するには、油と鉄フライパンを煙が出る寸前くらいまで十分に予熱し、その後適正な火力に調節してから調理するようにしましょう。

また、鉄の表面温度を80℃以上に保つためにも、冷たいままの食材は入れず、食材を入れた後も温度が急激に下がらないよう火力を調節します。表面温度が200℃まで上がると焦げつきの原因となるので、表面温度は120〜180℃が理想です。

調理後の洗浄には洗剤を使用しない

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調理後に洗剤を使って洗ってしまうと、せっかくなじませた油の効果がなくなってしまうため、鉄フライパン洗いの基本はお湯とタワシのみがおすすめ。鉄フライパンはフッ素樹脂加工などと異なり、何もコーティングされていないので、思い切ってゴシゴシこすっても大丈夫です。

お湯で洗い流した後は、水気を火にかけて飛ばすか、十分に乾かした後に再度油を薄く塗ってから保管しましょう。油のヌメリが気になる場合は、新聞紙などに包んで保管するのがおすすめです。

焦げつきやサビはお湯でふやかしてから取り除く

通常洗いでは取れなくなってしまった焦げつきや長期間保管している間に発生したサビは、熱いお湯でふやかしてからタワシやヘラなどで取り除きましょう。サビた部分をヘラで取り除いた後、水を入れて火にかけてから汚れを浮かせるのもおすすめです。

普段はなじんだ油がはがれないよう洗剤は使いませんが、焦げつきやサビを落とす場合は、重曹やクレンザーを使って落とします。洗い終わった鉄フライパンは火にかけてしっかりと水分をとばし、再度油ならしを行うのが鉄フライパンを長持ちさせるコツです。

番外編:鉄フライパンで作れるおすすめレシピ

餃子

外側はパリッとし、中はジューシーな調理を得意とする鉄フライパンに、餃子は最適なメニューです。まずはしっかりと予熱して油返しをした鉄フライパンに、餃子を並べます。表面温度が80℃を下回ると皮が鉄板にくっついてしまうので、蒸し焼きするときは水ではなくお湯を入れて表面温度を下げないようにしましょう。

温度を保ったまま、水分がなくなったところにゴマ油をまわしかければ、おいしい餃子のできあがりです。

パンケーキ

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鉄フライパンは熱伝導に優れているため高温調理が得意です。あたたまったら冷めにくいので、一定の温度を保ってじんわりと火を通すことも比較的容易。そんな特性を生かしておいしく焼けるのがパンケーキです。

パンケーキにおすすめなのは、小ぶりで厚みのある鉄フライパン。南部鉄器やスキレットなどの鋳物製なら、蓄熱性に優れているため極弱火でじっくりと焼くのに適しています。

予熱した鉄フライパンを極弱火まで下げた後、パンケーキのタネを流し入れてじんわりと火を通していくのがコツ。外は黄金色で、中はふんわりふっくらのパンケーキが焼き上がります。

チキンソテー

皮をパリパリに焼きたいチキンソテーも鉄フライパンならスムーズ。

まずは、表面に塩コショウをした鶏肉を、十分に予熱したフライパンで皮目を下にして焼きます。強火で、皮を香ばしく焼いていきましょう。予熱や火力が不十分だと、皮が十分に焼けないため注意が必要です。

また、ミートプレスなどで上から鶏肉をおさえるとキレイに皮目が焼けて、肉自体も縮まらないのでおすすめ。皮目も焼きつつ加熱ムラを防ぐため、上からフタをして蒸し焼きにしましょう。

焼き色がついたら、肉を返して反対の面も同様に対応。最後にもう一度皮目に火を入れると、さらにパリパリになり、旨みが凝縮されたチキンソテーに仕上がります。