卵焼きを作るのに便利な「卵焼きフライパン」。卵焼き以外の料理を作れるものもあり、ひとつ持っておくと重宝するアイテムです。

そこで今回は、人気の卵焼きフライパンを素材別にご紹介します。素材ごとの特徴や違いに加えて、美味しい卵焼きを焼くコツやおすすめレシピ情報もチェックしてみてください。

卵焼きフライパンの選び方

素材で選ぶ

1. 鉄製

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鉄製の卵焼きフライパンは耐久性に優れているのが特徴。また、熱伝導率が高くしっかりと火を通せるため、外側を固めに焼いた卵焼きが好きな方におすすめです。ただし、油を十分に引かないと卵がくっつきやすいため、調理の際は注意しましょう。加えて、錆びる恐れがあるため、正しい方法で手入れすることが大切です。

最初に使う際は、卵焼きフライパンを一度熱してから冷まし、油をなじませる「油ならし」をします。料理後は水洗いしてからしっかりと乾かし、再度油をなじませましょう。

2. 銅製

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プロの料理人も使用する銅製の卵焼きフライパンは、熱が全体にムラなく通り、厚みがあって柔らかく口当たりのよい卵焼きが作れます。

銅製の卵焼きフライパンのなかには、調理面を錫(すず)でコーティングしたタイプがあり、コーティングしていないモノと比べるときれいな見た目が特徴です。ただし、熱伝導率は落ちるため、柔らかい食感を重視したい方には、コーティングが施されていないタイプをおすすめします。

銅製も鉄製同様、最初使う前に火にかけ、油を塗る「油ならし」が必要です。また、変色や錆びが発生しやすいため、食材を長く入れたままにしないこと、湿気を避けて保管することを心がけましょう。

3. アルミニウム製

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お手入れが簡単で、手軽に使えるのがアルミニウム製の卵焼きフライパン。軽量で扱いやすく、熱伝導率が高いのも魅力です。アルミニウム製の卵焼きフライパンの多くは、テフロン加工が施されています。そのため卵がくっつきにくく、油の量を抑えて調理することが可能です。

ただし、高温にさらされるとテフロン加工が剥がれやすくなるため、弱火から中火程度で使いましょう。また、テフロン加工は衝撃にも弱いため、金属ヘラなど表面を傷つけやすい調理器具の使用は避けるのが無難です。洗うときも表面を強くこすらないように注意しましょう。

サイズで選ぶ

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自分に合ったサイズの卵焼きフライパンを選ぶことも大切です。一人暮らしの方や家族の少ない方には、卵1個でも調理できる9×14cm程度のコンパクトなサイズをおすすめします。

家族の多い方には、卵3~5個を調理できる、13~15×18cm程度のサイズが最適です。また、収納スペースも考慮して選びましょう。卵焼きフライパンはある程度深さがあり、取っ手の長さもあるため注意が必要です。

形状で選ぶ

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卵焼きフライパンはどの製品も同じような形状に見えますが、大きく分けて「関東型」と「関西型」の2種類があります。正方形の関東型は卵を一気に巻けるため、厚みのある卵焼きを作れるのが特徴。長方形の関西型は少しずつ巻いて卵焼きを作りたい方におすすめです。

現在販売されている卵焼きフライパンは関西型が一般的ではありますが、厚く巻きたい方はぜひ関東型の製品もチェックしてみてください。

IH調理器対応かどうかで選ぶ

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IH調理器を使っている方は、必ずIH対応のフライパンかどうかを確認してください。鉄製の卵焼きフライパンであればIHに対応しているものが多いですが、銅製やアルミニウム製は非対応の場合もあります。

ただし、IH調理器の種類によっては、銅製もしくはアルミニウム製でも使えることがあります。卵焼きフライパンだけでなく、IH調理器の仕様もあわせて確認しておきましょう。

卵焼きフライパンのおすすめ|鉄製

及源(OIGEN) 南部鉄器 フライパン 角玉子焼 F-141

及源(OIGEN) 南部鉄器 フライパン 角玉子焼 F-141

素材に南部鉄器を採用しているガスコンロ専用の卵焼きフライパン。熱をしっかりと蓄えられるため、ふっくらとした美味しい卵焼きが作れます。均一に熱が伝わることで、キレイな焼き色になるのもポイントです。また、先端がカーブしており卵をキレイに巻けます。

藤田金属 スイト 使いやすいふわふわ玉子焼き 68206

藤田金属 スイト 使いやすいふわふわ玉子焼き 68206

ハードテンパーという独自の加工が施された卵焼きフライパン。これにより、油ならしをする必要がないためすぐに使い始められます。使っていくうちに油のなじみがよくなるので、長く愛用できる卵焼きフライパンを探している方におすすめです。

錆びやこびりつきが起きにくいのも特徴で、ラクにお手入れをすることが可能。熱源はガスコンロやIHのほか、シーズヒーターやハロゲンヒーターなど幅広く対応しています。

ラバーゼ 有元葉子の玉子焼き器 LB-091

ラバーゼ 有元葉子の玉子焼き器 LB-091

高級鋼板のブルーテンパー材が採用されており、耐久性に優れている卵焼きフライパン。錆びにも強いので、通常の鉄素材と比べてラクにお手入れができます。熱が伝わりやすいため、キレイで美味しい卵焼きに仕上がるのも魅力。柄が必要最低限の長さなので、場所を取らずスマートに収納可能です。

匠 玉子焼き MGEG-M

匠 玉子焼き MGEG-M

高品質な日本製の鉄材を採用した卵焼きフライパン。細かいデコボコがあるマグマプレートを使用しているのが特徴で、熱がよく伝わるため卵焼きの美味しさをしっかりと活かせます。デコボコがあることで油がなじみやすいのもポイントです。厚みが約1.6mmと適度にあるため、焦げ付きづらく快適に使えます。

ビタクラフト(Vita Craft) エッグパン スーパー鉄 2009

ビタクラフト(Vita Craft) エッグパン スーパー鉄 2009

窒化4層加工と呼ばれる熱処理が行われており、錆びが発生しにくい卵焼きフライパン。表面のデコボコに油がしっかりなじむので、こびりつきづらくキレイな卵焼きが作れます。焼き入れなどのお手入れが必要ないため、すぐに使い始められるのもポイントです。

熱が伝わりにくいステンレス製の取っ手を採用しており、熱くなりづらく安心して握れます。デザイン性も高いので、スタイリッシュな見た目の卵焼きフライパンを探している方におすすめです。

卵焼きフライパンのおすすめ|銅製

田辺金具 ふわっと 銅のたまごやき 3997

田辺金具 ふわっと 銅のたまごやき 3997

ミニサイズでラクに扱える卵焼きフライパン。熱が全体に伝わりやすいためムラができず、ふわっとしたキレイな卵焼きが作れます。取っ手が上を向いているため、調理するときに握りやすいのもポイントです。

モノづくりの街として知られる新潟県燕市で製造されており、その品質は折り紙つき。それでいて価格は3000円前後と手が届きやすいため、質の高い卵焼きフライパンをリーズナブルに入手したい方はぜひチェックしてみてください。

浅草 銅銀銅器店 純銅製 玉子焼鍋

浅草 銅銀銅器店 純銅製 玉子焼鍋

台東区認定文化財に指定されている大正13年創業の老舗「銅銀銅器店」が製造している卵焼きフライパン。職人歴40年の星野氏が手作業で仕上げを行なっており、細かいところまで丁寧に作られています。フライパン本体と取っ手がしっかり繋がっているので、握ったときの安定感があるのが魅力です。

熱が均一に伝わるので、ふんわりとした卵焼きを作りたい方に最適。また、丁寧にお手入れをすれば50年は使えるため、一生モノの卵焼きフライパンを探している方にもおすすめです。

パール金属(PEARL METAL) お弁当用 玉子焼き器 銅職人 HB-1377

パール金属(PEARL METAL) お弁当用 玉子焼き器 銅職人 HB-1377

油なじみのよいビーズブラスト加工が施されているガスコンロ専用の卵焼きフライパン。焦げが付きにくいのも特徴で、調理しやすくキレイな卵焼きを作れます。熱が均一に伝わるほか、熱伝導性にも優れているため、焼きムラのない卵焼きフライパンを探している方におすすめです。

EBM 玉子焼 関東型

EBM 玉子焼 関東型

卵を厚く巻ける関東型の卵焼きフライパン。熱が均一によく伝わるので、焼きムラができずキレイな卵焼きを作れます。内側に銀色の錫引き加工が施されているのもポイント。正方形の卵焼きフライパンを探している方はぜひチェックしてみてください。

卵焼きフライパンのおすすめ|アルミニウム製

ティファール(T-fal) 卵焼きフライパン グランブルー プレミア エッグロースター D55118

ティファール(T-fal) 卵焼きフライパン グランブルー プレミア エッグロースター D55118

耐久性に優れた5層構造を採用している卵焼きフライパン。チタンコーティングが施されており、こびりつきにくいため調理時のストレスを軽減できるのが特徴です。耐久性テストをクリアしており、傷や摩擦にも強いので長く使えます。

フライパン内の適温マークをチェックすれば、最適な温度で卵焼きを作ることが可能。取っ手は握りやすい形状が採用されているので、負担を減らしてラクに調理できます。フライパンの外面にエナメル加工が施されており、キレイな見た目をキープできるのもポイントです。

ティファール(T-fal) 卵焼きフライパン キャストライン エッグロースター C76618

ティファール(T-fal) 卵焼きフライパン キャストライン エッグロースター C76618

アルミニウムとキャスト(鋳物)のメリットを併せ持っている卵焼きフライパン。熱をしっかりと蓄えられるのが特徴で、卵を入れても温度が急に下がらないためムラなく熱を伝えられます。

底面が5.5mmと厚いため、熱で変形しづらく快適に調理が可能。フッ素樹脂が施されており、汚れが落ちやすいのでお手入れもラクに行えます。調理のしやすさとお手入れのしやすさが両立したおすすめ製品です。

パール金属(PEARL METAL) 卵焼きフライパン ライズ ブルーダイヤモンドコート HB-323

パール金属(PEARL METAL) 卵焼きフライパン ライズ ブルーダイヤモンドコート HB-323

ダイヤモンド粒子が配合されたブルーダイヤモンドコーティングを採用している卵焼きフライパン。耐久性に優れており、傷にも強いため金属ヘラを使用した調理に適しています。汚れや焦げが付きにくいのも特徴です。

ガスコンロやIH調理器、シーズヒーターなど対応している熱源の種類が豊富なので、料理の環境を選ばないのが魅力。価格もリーズナブルなので、初めて卵焼きフライパンを購入するという方にもおすすめです。

ウルシヤマ 卵焼きフライパン 匠枝 プロスタイル

ウルシヤマ 卵焼きフライパン  匠枝 プロスタイル

アルミダイキャスト製の卵焼きフライパン。底が4mmと厚いので、熱をしっかりと蓄えられるのが特徴です。フライパンの内側にはテフロン プラチナプラスと呼ばれる加工が施されており、3層のフッ素樹脂でコーティングされているため、卵焼きを作るときのこびりつきを防げます。

木製の頑丈な取っ手を採用することで、握ったときに安定感があるのもポイント。フライパンの外側はアルミ研磨で仕上げられており、キレイで美しい見た目に仕上がっています。

グリーンパン(Greenpan) エッグパン ヴェニスプロ

グリーンパン(Greenpan) エッグパン ヴェニスプロ

ダイヤモンド粒子を配合したセラミックコーティングが施されており、耐久性に優れている卵焼きフライパン。傷に強いスクラッチガード加工を採用しているので、金属ヘラを使った調理に対応しています。また、銅が含まれた電磁誘導粉末を底に採用することで、熱をしっかりと食材に伝えられるのが魅力です。

取っ手はステンレス製のものを採用。根元でふたつに分かれており、熱が伝わりにくいので安心して握れます。食器洗い洗浄機に対応しているため、お手入れがラクに行えるのもポイントです。

番外編:美味しい卵焼きを焼くコツ

卵をかき混ぜすぎない

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卵がなめらかな状態になりすぎると、卵が固まりにくく食感が損なわれる恐れがあります。卵焼きを美味しく作るには、卵をかき混ぜすぎないように注意しましょう。

ポイントは、菜箸を上下に動かし、卵を切るようなイメージで混ぜていくこと。ムラがなくなるまで徹底的に混ぜるのは避け、白身と黄身が混ざり合った程度で止めましょう。また、卵を泡立てないことも意識してください。

ヘラを使う

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卵を焼きながら巻いていくとき、ヘラを使うと卵焼きの型崩れを防げるうえ、形も整えやすくなります。特に、卵が破れにくく、しなりがあって使いやすいゴムべらがおすすめです。

番外編:卵焼きフライパンで作れるおすすめレシピ

だし巻き卵

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最初に、混ぜすぎないように注意して、卵を溶きます。次に、希釈タイプの白だしと水を合わせ、卵に加えて混ぜましょう。このときもかき混ぜ過ぎには注意。

その後、卵焼きフライパンにサラダ油を引き、火にかけて熱します。卵とだし汁を合わせたものを約1/3流し入れて焼き、端から巻いていってください。奥から手前に巻いていくときれいに仕上がりやすいです。

さらに、卵とだし汁を合わせたものを新たに約1/3流し入れ、同様に巻いていきます。それをもう一度繰り返し、最後にヘラで形を整えてください。

そして、お皿にキッチンペーパーを敷き、その上へだし巻き卵を移しましょう。しばらく置いておくことで余熱により卵が固まります。冷めたらな大きさに切り分ければ完成です。

たこ焼き

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たこ焼き器を卵焼きフライパンで代用することで、四角い見た目がユニークなたこ焼きを作れます。たこ焼き器のない家庭でも手軽にたこ焼きを楽しめるためおすすめです。

まず、たこ焼き粉・卵・水を混ぜ合わせて生地を作ります。次に、卵焼きフライパンに油を引き、中火にかけて熱した後、生地を流し入れましょう。その後、小口切りにした青ネギ・紅ショウガ・天かすを生地の上に置きます。続いて、たこも生地の上に置いていきますが、手前側に入れるのがポイントです。

生地の周囲が固まってきたら、へらを使って半分に折ります。約1分焼いたらひっくり返し、もう約2分焼きましょう。そして、焼き上がった生地の形を整えてお皿に盛りつけます。ソースやマヨネーズ、青のりをかけて完成です。

バウムクーヘン

まず、バウムクーヘンを焼くための芯を用意しましょう。ラップの芯を卵焼きフライパンの幅に合わせて切ります。丸めた紙を使ってもよいです。そして、芯の外側にアルミホイルを巻きます。

ホットケーキミックス・卵・牛乳・はちみつ・溶かしたバター・バニラエッセンスを混ぜ合わせて生地を作りましょう。

卵焼きフライパンに溶かしたバターを塗り、中火で熱します。卵焼きフライパンに生地を流し入れ、弱火にして焼きましょう。流し入れる生地の量は、卵焼きフライパンの調理面が覆われる程度を目安にしてください。

表面に穴があき、裏面に焼き色がつくまで生地を焼いたら、まな板の上へ移しましょう。それから芯を生地の上へ置き、生地を巻いていきます。

その後、巻き終えた生地を卵焼きフライパンの奥側に乗せてください。手前側に生地を流し入れ、弱~中火で焼きましょう。焼き上がったら、既に巻いてある生地を中心に手前側に巻いていきます。

巻いた生地を卵焼きフライパンの奥側に乗せ、手前側に生地を流し入れて焼く、焼き上がったら生地を巻く、という工程を生地がなくなるまで繰り返してください。最後に、焼き上がったバウムクーヘンの粗熱を取り、芯を引き抜きます。バウムクーヘンを切り分ければ完成です。