ボケ感のある写真を撮影したい方におすすめの「単焦点レンズ」。F値が小さく明るい写真が撮れるので、暗くなりがちな室内での撮影にも向いているのが特徴です。そこで今回は、単焦点レンズの選び方やメーカー別のおすすめ製品をご紹介します。

そもそも単焦点レンズってどんな写真が撮れるの?

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単焦点レンズは、明るさを示す「F値」が小さいのが特徴。F値が小さいと光を多く取り込むことができるため、F値が大きなレンズに比べ明るい写真を撮影することができます。

また、F値が小さい単焦点レンズは、通常のレンズよりも背景をぼかした写真を撮ることができるのもポイント。屋外での花や動物、人物を引き立てた写真のほか、自然光が取り込みにくい屋内での撮影などにも単焦点レンズはおすすめです。

単焦点レンズの選び方

焦点距離と画角

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単焦点レンズは、焦点距離がひとつだけ決められているのでズームができません。つまり、どんな被写体をどれくらいの大きさで写したいのかによって購入すべき単焦点レンズが変わってきます。

単焦点レンズは焦点距離が小さいほど画角が大きく、焦点距離が大きいほど画角は小さくなります。焦点距離50mmが標準レンズとされており、これより焦点距離が小さければ広角、大きければ望遠になることを覚えておくとよいでしょう。

F値

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F値はレンズの絞りの開き具合を数値で表したもので、F値が小さいほど明るく、背景や前面をぼかした写真を取ることができます。単焦点レンズの中でもさまざまなF値が設定された製品があるので、自分がどのような明るさやぼかし具合の写真を撮りたいのか、ある程度構想を持った上で、目的にあった単焦点レンズを購入するようにしましょう。

価格

単焦点レンズはラインナップが豊富で、価格もリーズナブルなモノで1万円程度からハイエンドクラスでは数十万円以上とさまざまです。単焦点レンズを初めて購入する方は1〜3万円程度のものから試してみて、レンズの使い心地や性能を理解してから、より高性能のレンズへとステップアップしていくのがおすすめです。

レンズを選ぶ時に注意したいポイント

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単焦点レンズを選ぶ際は、どんな写真を撮りたいかを事前にイメージしておくことが重要です。ズームレンズとは違い、単焦点レンズは焦点距離が最初から決まっているため、被写体を大きく撮りたい場合はカメラマンから近づき、接写するのがおすすめです。

自分が主にどんな被写体をどんな距離感で撮りたいか、さらには被写体は主にどんなものかなど、ある程度使用シーンをイメージした上で選ぶようにしましょう。

どんな写真が撮りたいかは決まっていないけれどとにかく単焦点レンズで色々な写真を撮りたい、ズームレンズとの違いを感じてみたいという方は、まずは50mmの標準タイプから検討するのがおすすめです。

キヤノンのおすすめ単焦点レンズ

キャノン(Canon) EF50mm F1.8 STM フルサイズ対応 EF5018STM

焦点距離50mm、重さ160gと軽量な標準単焦点レンズです。F値も1.8と非常に明るく、背景のボケ感もしっかりと楽しむことができます。比較的リーズナブルな価格で購入できるため、単焦点レンズ入門者にもおすすめです。

また、APS-CサイズのCMOSセンサー搭載のキャノン一眼レフ「EOSシリーズ」と組み合わせると、焦点距離が80mm相当のレンズとしても使用でき、撮影の幅が広がるのもポイントです。

キャノン(Canon) EF-S24mm F2.8 STM APS-C対応 EF-S2428STM

焦点距離が24mmと、目で見た風景に近い写真が撮れる単焦点レンズです。室内での撮影で、標準タイプの50mmでは少し距離があり過ぎるというにもおすすめ。また、被写体に9cmの距離までぐっと近づいて撮影することも可能です。

さらに、F値2.8の大口径レンズなのでキレイなボケ感を演出できるのも魅力。広角単焦点レンズの導入を検討している方は要チェックしてみてください。

ニコンのおすすめ単焦点レンズ

ニコン(Nikon) AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G

焦点距離50mmの、像が歪んだりボケてしまう「収差」を軽減した写真が撮影できる「非球面レンズ」を採用した大口径単焦点レンズです。重さは185gと、軽量でコンパクトなのが魅力。F値は1.8で、明るく柔らかなボケ感のある写真が撮影できます。

ピントを自動で合わせるオートフォーカス機能も優れており、的確かつスピーディに被写体へピントを合わせることが可能。カメラ初心者でも扱いやすいモデルです。

ニコン(Nikon) AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

ニコンDXフォーマット専用の標準単焦点レンズです。焦点距離35mm、F値1.8のスペックは光量が少ない環境でも明るく鮮明な写真を撮ることができます。

小型の一眼レフカメラに装着する際にもバランスがよい、コンパクトさが魅力。スナップ写真など、より気軽に撮影を楽しみたいという方におすすめです。

ペンタックスのおすすめ単焦点レンズ

ペンタックス(PENTAX) FA 50mm F1.4 Kマウント フルサイズ・APS-Cサイズ 20817

F値1.4という非常に明るい写真が撮影可能な、焦点距離50mmの単焦点レンズです。大口径レンズを生かした室内撮影や、ボケを最大限生かした写真を撮影したい方におすすめです。

街歩きでのちょっとした撮影はもちろん犬や猫などの写真、花や草木の接写など幅広く対応することができます。

ペンタックス(PENTAX) DA35mm F2.4AL Kマウント APS-Cサイズ 21987

像の歪みやボケの補正に優れている「ハイブリット非球面レンズ」を採用した、高い描写性能を有する単焦点レンズ。コントラストが高いシャープでキレイな画質を楽しめます。

また、風景からスナップ撮影まで幅広く使えるコスパの高さも魅力。カメラ初心者はもちろん、中級者がサブレンズとして購入を検討するのもおすすめです。

その他レンズメーカーのおすすめ単焦点レンズ

タムロン(TAMRON) 単焦点レンズ SP35mm F1.8 Di VC キヤノン用 フルサイズ対応 F012E

F値1.8、焦点距離35mmの単焦点広角レンズです。標準レンズに焦点距離が近いため、利用シーンが広がるのがメリット。また、優れた近接能力も特徴のひとつ。最短撮影距離20cmで、マクロレンズのようにクローズアップした写真が撮影できます。

さらに、大口径レンズで発生しやすい色収差は、特殊硝材の「LDレンズ」1枚に加えて高性能な「XLDレンズ」1枚を採用することで補正効果を高めて優れた描写性を実現。広角、標準域の明るい単焦点レンズを探している方におすすめのモデルです。

なお、キヤノンフルサイズ用の他、ソニーAマウントフルサイズ用、ニコンフルサイズ用もラインナップしています。

タムロン(TAMRON) 単焦点マクロレンズ SP90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD ニコン用 フルサイズ対応 F017N

焦点距離90mm、F値2.8と明るめな単焦点マクロレンズ。ピントが合ったスポットは解像度が高く、前後はキレイにボケてくれるのでポートレート撮影にもおすすめです。

手ブレ補正機構「VC」を採用。角度ブレセンサーに加えて、本モデルではシフトブレを感知するセンサーも搭載しています。2つのセンサーからの情報を解析することによって、望遠域からマクロ域まで高い補正効果が得られるのがメリットです。

また、「フルタイムマニュアル機構」も搭載。スイッチを切り替えることなく、オートフォーカス後にマニュアル操作でピントの微調整が可能です。

さらに、レンズ全面には耐久性が高い防汚コートを施した、防塵防滴構造なのもうれしいポイント。細かい点まで改良が重ねられている、タムロンのロングセラーモデルです。

シグマ(SIGMA) 単焦点標準レンズ Art 30mm F1.4 DC HSM ニコン用 APS-C専用 301552

F値が1.4の明るいレンズです。焦点距離は30mmで、肉眼に近い画角で撮影できるのが魅力です。スナップをはじめ、人物や風景写真などが美しいボケ感のある写真を撮影できます。

レンズには「両面非球面レンズ」を採用しており、球面収差などの歪みを補正して、周辺部のにじみが軽減できるのもポイント。オートフォーカス時の静粛性と高速性を高めるために「超音波モーターHSM」を搭載しているのも魅力です。

シグマ(SIGMA) 大口径中望遠レンズ Art 85mm F1.4 DG HSM キヤノン用 フルサイズ対応 321954

シグマの大口径中望遠レンズです。85mmの適度な焦点距離とF1.4という明るさでキレイなボケが表現できるので、ポートレート撮影に最適なモデル。

特殊低分散ガラスのSLDレンズを採用して、色のにじみの原因となる色収差を補正。クリアな画像と自然なボケ味を両立しています。

レンズには「スーパーマルチレイヤーコート」を採用。強い光が反射して、画像が白っぽくなってしまうフレアや、光が玉状に写りこんでしまうゴーストなどの発生を抑えています。また、付属の花形フードを利用すれば有害光を防ぎ、内面反射の発生を抑えることが可能です。

レンズマウント部にゴム製シーリングを採用した簡易防塵防滴機構を装備。マウント部からゴミや水滴が入るのを防ぎます。ポートレートや風景を美しく撮りたい方におすすめの大口径中望遠レンズです。