単焦点レンズは1つの焦点距離にのみ特化した交換レンズです。ズームレンズよりも暗いシーンに強く、大きなボケも手軽に楽しめるため、多彩な表現をしたい場合に向いています。
そこで今回は、単焦点レンズからおすすめのモデルをご紹介。単焦点レンズの魅力や選び方も解説するので、単焦点レンズを選ぶための手引きとして役立ててみてください。
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- 目次
- 単焦点レンズの魅力とは?
- 単焦点レンズに適したシーンとは?
- 単焦点レンズの選び方
- 単焦点レンズのおすすめメーカー
- 単焦点レンズのおすすめ
- 単焦点レンズの売れ筋ランキングをチェック
- 単焦点レンズの使い方や注意点
単焦点レンズの魅力とは?
携帯性に優れたモノが多いのが単焦点レンズの魅力です。同じ焦点域をカバーするズームレンズと比べて小型・軽量なモノが多いのが特徴。より軽快に持ち歩きたい方にもおすすめです。
暗いシーンで高画質が得られるのも単焦点レンズのメリット。多くの単焦点レンズで、カメラレンズの明るさを決める開放F値がズームレンズよりも小さく設計されています。一度により多くの光量を取り込めるので、室内や夜景もノイズを抑えて鮮明に記録可能です。
ボケ表現が手軽に楽しめるのもポイント。開放F値の小さいモノほど、ズームレンズよりも被写体の背景や前景に大きなボケを作りやすくなっています。一眼カメラならではの撮影の醍醐味を深く味わいたい方にもピッタリです。
単焦点レンズに適したシーンとは?
単焦点レンズで人気の高い用途の1つがスナップ撮影です。軽量・コンパクトな作りを活かすことで、ズームレンズよりも軽快に街中を移動しながら記録できます。薄型設計のモノを選べば、よりコンデジに近い感覚で楽に収納や持ち運びも可能です。
夜景や星空の撮影も単焦点レンズが得意なシーン。小さい開放F値を活かせば、ISO感度をあまり上げなくても暗所を鮮明に描写可能です。また、暗所でも高速シャッターが使えるため、夜景を手持ちで撮影する場合も手ブレを防ぎやすくなります。
ボケを作りやすい単焦点レンズはポートレート撮影や物撮りでも活躍。前景や背景をぼかすことで主題となる被写体を立体的に浮かび上がらせられます。被写体の印象をより強調できるので、モデルを使った本格的な作品撮りにもおすすめです。
単焦点レンズの選び方
撮りたいモノに合わせて種類を選ぶ
広範囲を写した風景やダイナミックに写すなら広角レンズ
広角レンズは、焦点距離35mm以下を採用するカメラレンズのこと。標準レンズよりも写せる範囲(画角)が広く、眼前の風景を視野いっぱいに切り取れます。広大な風景や巨大な建築物などを記録したい場合などにおすすめです。
遠近感が誇張されるのも広角レンズの性質。焦点距離が短くなるほど近くのモノを実際よりも大きく、遠くのモノを小さく描写可能です。風景の広がりを強調したり、室内を広く見せたりするなどのダイナミックな表現が楽しめます。
なお、焦点距離20mm以下のモノは超広角レンズと呼ばれており、肉眼の視野よりも広範囲を記録可能。超広角の単焦点レンズは星景撮影にも人気があります。
目に見たままの景色を写すなら標準レンズ
標準レンズは、焦点距離50mm前後を採用するカメラレンズのこと。対象物に軽く注意を向けたときに目で見た範囲をそのまま切り取れます。汎用性が高く、スナップ・風景・ポートレートなどさまざまな撮影におすすめです。
自然な遠近感で記録できるのも標準レンズの性質。スナップや出品用商品の撮影などで被写体や周囲の形状を正確に伝えたい場合にも重宝します。
標準レンズは、描写のクセが少ないため初心者でも扱いやすいのが魅力。また、価格が安いモデルも多いので、初めて単焦点レンズを購入する方にも人気があります。
ポートレート撮影が得意な中望遠レンズ
中望遠レンズは、焦点距離70〜135mmを採用するカメラレンズのこと。標準レンズよりも画角が狭く、対象物を凝視したときに近い範囲を切り取れます。人間の上半身を画面内に収めやすいため、ポートレート撮影にもおすすめです。
被写体を威圧しない適度な間合いを確保できるのも中望遠レンズの特徴。また、標準レンズよりも背景を大きくぼかしやすいのも魅力です。
ポートレート撮影の初心者におすすめなのが中望遠85mmの単焦点レンズ。価格がリーズナブルなモノも多く、家族やモデルの撮影にもピッタリです。
遠くにあるモノを大きく写す超望遠レンズ
超望遠レンズは、焦点距離300mm以上を採用するカメラレンズのこと。ごく限られた範囲に画角を狭めることで、遠くにある被写体を引き寄せて大きく写せます。物理的に近づけない上空の飛行機や、警戒心の強い野鳥などの撮影にもおすすめです。
遠近感が強く圧縮されるのも超望遠レンズの性質。近くのモノと遠くのモノの距離感が近くなるので、画面から被写体が迫ってくるような臨場感のある表現が可能です。屋外スポーツの撮影で迫力のシーンを記録したい場合にも重宝します。
小さなモノを大きく撮影できるマクロレンズ
マクロレンズは、マクロ撮影に特化した特殊なカメラレンズのこと。実寸以上の大きさで被写体を記録できます。小さな被写体も画面一杯に大きく写せるので、花の一部や昆虫などを撮影する場合にもおすすめです。
接写を得意としているのもマクロレンズの特徴。最短撮影距離が通常のカメラレンズよりも短く設計されているため、近接距離から卓上に置いた料理・花・雑貨などを描写する場合にも重宝します。
初心者向けとしては、テーブルフォト撮影にも適した焦点距離50mmの標準マクロレンズが扱いやすく人気。普段は標準単焦点レンズとしても代用できます。
最短撮影距離をチェック
単焦点レンズを選ぶ際は最短撮影距離も重要なポイントです。最短撮影距離とは、ピントを合わせる際に最も被写体に近寄れる距離のこと。最短撮影距離よりも近づくとAFでもMFでも合焦できなくなり、ピンボケになるので注意しましょう。
最短撮影距離が短いカメラレンズほど、被写体により近づけるのがポイント。接写性能を重視するなら最短撮影距離が30cm以下の単焦点レンズを選ぶのがおすすめです。レストランで提供された料理も席に座ったまま撮影できます。
なお、最短撮影距離はカメラ上部のΦマークで示される位置が基点。レンズ先端からの距離ではないので、接写時に距離を目測する際は注意が必要です。
背景のボケの形は絞り羽根の枚数に注目
ボケ描写にこだわるなら単焦点レンズが搭載する絞り羽根の枚数も確認しましょう。絞り羽根とは、カメラレンズ内にある羽根のような形をした板のこと。絞り羽根を何枚も重ね合わせることで、光量を調節する機能を持つ絞りが作られています。
搭載する絞り羽根の枚数が多いカメラレンズほど、円形に近く美しい玉ボケを作れるのがポイント。絞り羽根の枚数があまりにも少ないと、ボケに角張りが目立ちます。
ポートレートやテーブルフォトなどの撮影で前景や背景を綺麗にぼかしたい場合は、絞り羽根の枚数が9枚以上の単焦点レンズを選ぶのがおすすめ。または、円形絞りを採用したモノも美しい形のボケが得られます。
単焦点レンズのおすすめメーカー
キヤノン(Canon)
キヤノンは、東京の大田区に本社を置く精密機器メーカーです。2018年には新開発のRFマウントを採用した高性能ミラーレス一眼「EOS R」シリーズの販売を開始。専用の交換レンズも充実しており、初心者向けの単焦点レンズも多く販売しています。
接写に強いモデルが多いのがキヤノンが手掛ける単焦点レンズの特徴。被写体を実寸の半分で記録するハーフマクロ撮影にも対応しているので、テーブルフォト撮影にもおすすめです。また、リーズナブルな価格の超望遠単焦点レンズも用意。飛行機・野鳥撮影用の入門レンズとして初心者にもおすすめです。
ソニー(SONY)
ソニーは、東京の港区に本社を置く1946年創業の総合電機メーカーです。2013年に世界初のフルサイズミラーレス「α7」を発売したことでも有名。現在はVlog撮影に特化した「VLOGCAM」を販売するなど、多くのカメラをラインナップしています。
選びやすくブランド分けされているのがソニーが手掛ける単焦点レンズの特徴。プロ仕様の高級モデル以外にも、初心者でも手軽に入手できるコスパ良好のソニーレンズも豊富に揃っています。また、動画向けの機能が充実しているのも魅力。Vlogを始めたい方や、動画クリエイターとして活動したい方にもおすすめです。
ニコン(Nikon)
ニコンは、東京の港区に本社を置く1917年設立の光学機器メーカーです。2018年から始めたZマウント採用の高性能ミラーレス一眼「Z」シリーズは、ヘリテージデザインの採用や動画機能の強化などにより人気を集めています。
手頃な価格で高画質が入手できる単焦点レンズを多く用意。また、軽量・コンパクトなモデルが充実しているのも特徴です。パンケーキレンズなど薄型タイプにも注力しており、軽快にスナップ撮影を楽しみたい方にもおすすめです。
標準マクロレンズも初心者が比較的手を出しやすい価格で提供。本格的なマクロ撮影が手軽に始められます。
シグマ(SIGMA)
シグマは、神奈川の川崎市に本社を置く1961年設立の光学機器メーカーです。他社のレンズマウントに対応するサードパーティレンズを開発。高品質ながらもコスパに優れており、高く評価されています。
対応マウントが複数展開されているのがシグマの手掛ける単焦点レンズの特徴。個性的な単焦点レンズが多いのも人気の理由。星景撮影におすすめの超広角レンズなども開発しています。
タムロン(TAMRON)
タムロンは、埼玉のさいたま市に本社を置く1952年設立の光学機器メーカーです。手頃な価格で入手できるサードパーティレンズの開発で知られており、初心者の選択肢としても人気。最近はソニーEマウントの互換レンズを主力で開発しており、広角域を中心に単焦点レンズのラインナップも増やしています。
広角域ながら最短撮影距離が短く設計されているのがタムロンが手掛ける単焦点レンズの特徴。被写体の寸前まで接近しつつ、背景を広く取り込んで記録できるので、スナップ撮影で多彩な表現を試したい方にもおすすめです。また、軽量コンパクトに作られているため、街歩きや旅行にも手軽に持って行けます。
単焦点レンズのおすすめ
キヤノン(Canon) RF50mm F1.8 STM
キヤノンRFマウント用の大口径標準単焦点レンズです。汎用性の高い標準画角50mmを採用しており、風景・スナップ・ポートレートなど多彩な撮影に活用可能。加えて、コスパも優れているので、初めての単焦点レンズとしてもおすすめです。
重さ約160g、全長約40.5mmと軽量・小型に設計されているのもポイント。ミラーレス一眼の機動性を損なわず、キットズームと一緒でも手軽に携帯可能です。街撮りや日常の記録用としても重宝します。
開放F1.8と明るいのも魅力。夜景など暗いシーンも鮮明に記録できます。本単焦点レンズは最短撮影距離30cmと接写性能も良好。最大撮影倍率0.25倍のクォーターマクロ撮影にも対応しており、料理や小物などのテーブルフォト撮影にもピッタリです。
▼撮影イメージ
キヤノン(Canon) RF85mm F2 MACRO IS STM
キヤノンRFマウント用の中望遠単焦点レンズです。被写体と適度な距離感が得られ、バストアップ撮影にも適した焦点距離85mmを採用。ポートレート初心者向けの単焦点レンズとしてもおすすめです。
開放F2と明るく設計されているのもポイント。9枚羽根の円形絞りと組み合わせることで、美しいボケ味を活かした撮影も手軽に楽しめます。カメラ側とも協働できる高性能な手ブレ補正も内蔵。夜景を背景にしたポートレート撮影にも重宝します。
最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ撮影に対応するのも本製品の魅力。最短撮影距離も35cmと中望遠レンズとしては短く、小物などの接写にも使えます。重さ約500g、全長約90.5mmと携帯性も良好です。
▼撮影イメージ
キヤノン(Canon) RF600mm F11 IS STM
キヤノンRFマウント用の超望遠単焦点レンズです。離れた位置にあり、接近するのが困難な被写体を大きく写せる焦点距離600mmを採用。超望遠域ながら価格がリーズナブルなので、野鳥や飛行機などの撮影に使う入門レンズとしてもおすすめです。
内部の光学設計をコンパクトにできる「DOレンズ」とF11の「固定絞り」を採用しているのもポイント。約930gと軽い単焦点レンズで、沈胴構造によって移動時は小さく収納可能です。野鳥を探すために野山を長時間歩き回る場合にも軽快に持ち運べます。
手ブレ補正機構を内蔵しているのも便利。超望遠域でも手ブレを抑えられるため、手持ち撮影時のストレスを低減します。別売りのエクステンダーにも対応。焦点距離を延長させることで最大1200mmまでの使用も可能です。
▼撮影イメージ
ソニー(SONY) FE 28mm F2 SEL28F20
ソニーEマウント用の広角単焦点レンズです。焦点距離28mmを採用。重さ約200gと軽量・コンパクトで持ち運びやすいため、風景やスナップの撮影に使う常用レンズとしてもおすすめです。
開放F2と明るく設計されているのもポイント。薄暗い室内や夜景も手持ちで鮮明かつシャープに記録可能です。静かで高速なAF駆動が可能な「リニアモーター」も搭載。Vlogなどの動画撮影も快適に行えます。
2種類の専用コンバーターレンズがオプション品で用意されているのも魅力。本単焦点レンズに装着することで、焦点距離21mmの超広角撮影と、強い歪みによるデフォルメ効果が付く魚眼撮影に対応します。1本の単焦点レンズで多彩な広角表現が可能です。
▼撮影イメージ
ソニー(SONY) FE 50mm F1.8 SEL50F18F
ソニーEマウント用の大口径標準単焦点レンズです。標準画角が得られる焦点距離50mmを採用。クセのない描写で初心者でも扱いやすく、フルサイズ対応モデルとしては価格が安いので、単焦点レンズの入門としてもおすすめです。
7枚羽根の円形絞りによる美しいボケ味が得られるのもポイント。家族などのポートレート撮影にも活躍します。加えて、開放F値がF1.8と明るく、暗所でもISO感度をあまり上げずに撮影可能。室内や夜景もノイズを抑えて鮮明に記録できます。
重さ約186g、全長59.5mmと軽量・コンパクトなのも魅力。持ち運びやすく、キットズームに代わる常用レンズとしても重宝します。
▼撮影イメージ
ソニー(SONY) FE 85mm F1.8 SEL85F18
ソニーEマウント用の大口径中望遠単焦点レンズです。ポートレート撮影で初心者にも人気のある焦点距離85mmを採用しており、人物やペット撮影にもおすすめ。中望遠レンズならではの立体的な表現がリーズナブルな価格で楽しめます。
開放F1.8の明るさと9枚羽根の円形絞りが作り出す自然で美しいボケ味も魅力。遠近感も適度に圧縮できるため、被写体の存在感を印象的に強調できます。「ダブルリニアモーター」の採用によって、静かで応答性のよい高速AFも使用可能です。
重量約371gと軽く、手持ち撮影がしやすいのもポイント。防塵・防滴に配慮した設計により、屋外撮影にも安心して使えます。鏡筒の「フォーカスホールドボタン」も便利。機能割り当てにも対応しており、よく使う機能を瞬時に呼び出せます。
▼撮影イメージ
ソニー(SONY) FE 50mm F2.8 Macro SEL50M28
ソニーEマウント用の標準マクロ単焦点レンズです。最短撮影距離16cmで等倍マクロ撮影に対応しており、卓上に置いた料理も席に座ったまま撮影可能。重さ約236g、全長71mmと軽量・小型なので、普段使い用の単焦点レンズとしてもおすすめです。
至近距離だけではなく、通常の撮影領域でも高画質が得られるのもポイント。多彩なシーンに使える汎用性の高さを備えるため、標準レンズの代用も可能です。近接距離では7枚羽根の円形絞りが作り出す美しいボケ味も楽しめます。
手頃な価格ながら便利な機能が充実しているのも魅力。任意の機能を割り当てられる「フォーカスホールドボタン」に加えて、ピントの合う範囲を限定することで接写時の合焦効率を高められる「フォーカスレンジリミッター」も利用可能です。
▼撮影イメージ
ニコン(Nikon) NIKKOR Z 26mm f/2.8
ニコンZマウント用の薄型広角単焦点レンズです。厚みは23.5mmで、グリップと同程度に薄く設計。重さも約125gと軽く、持ち運びしやすいのが魅力です。コンパクトカメラに近い感覚でミラーレス一眼を活用したい方にもおすすめです。
焦点距離は26mmを採用。街角のスナップ撮影など日常の記録にもピッタリです。また、最短撮影距離が20cmと短く、料理などテーブルフォト撮影にも手軽に楽しめます。
歪みを補正する非球面レンズが搭載されているのも特徴。スリム設計のパンケーキレンズながら、周辺部まで高画質が得られます。開放F2.8の明るさと7枚羽根の円形絞りも採用。暗所にも強く、ボケを活かした表現も可能です。
▼撮影イメージ
ニコン(Nikon) NIKKOR Z 40mm f/2
ニコンZマウント用の標準単焦点レンズです。焦点距離40mmを採用。一般的な標準レンズと比べて少し広い範囲を自然な遠近感で描写できます。扱いやすいため、初心者にもおすすめです。
重さ約170g、全長約45.5mmと軽量・コンパクトなのもポイント。沈胴解除の動作が不要な非沈胴式の設計なので、突然のシャッターチャンスにも素早く対応可能です。防塵・防滴に配慮した設計も採用。急な雨でも安心して撮影を続けられます。
小型ながら開放F2と明るいのも魅力。本製品には9枚羽根の円形絞りも搭載されており、イルミネーションでもきれいな玉ボケが得られます。最短撮影距離29cmと接写性能も良好。近距離からのポートレートやテーブルフォトなどの撮影にも好適です。
▼撮影イメージ
ニコン(Nikon) NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
ニコンZマウント用の標準マクロ単焦点レンズです。最短撮影距離の16cmで実寸と同じ等倍マクロ撮影が可能。また、テーブルフォト撮影との相性も良好な焦点距離50mmを採用しているため、料理・花・小物などの作品撮りにもおすすめです。
高い光学性能もポイント。特殊な補正レンズを搭載することで、手頃な価格ながら歪みや色にじみを抑えています。加えて、反射によるゴーストやフレアの写り込みも低減。逆光を活かしたドラマチックな表現にも重宝します。
重さ約260g、全長約66mmと軽量・小型なのも魅力。防塵・防滴に配慮した設計や、防汚効果のあるフッ素コートが採用されており、屋外撮影でも安心して使えます。接写時の設定内容を一目で把握できる鏡筒繰り出し部の撮影倍率表示も便利です。
▼撮影イメージ
シグマ(SIGMA) 20mm F1.4 DG DN Art
ソニーEとライカLに対応する大口径超広角単焦点レンズです。肉眼を超える画角を持つ超広角20mmを採用しており、大きな星座や夏の大三角も余裕を持って画面内に収録可能。開放F1.4の大光量も得られるので、星景撮影にもおすすめです。
画面周辺部でも星などの点光源が歪まずに点のまま描写できるため、広大な星空も違和感なく表現可能。フォーカスリングの操作を無効にする「MFLスイッチ」も便利。合焦後に意図せずピントがずれるのを防げます。
大口径の超広角レンズながら、前後両方にレンズフィルターを取り付けられるのも魅力。光害カットフィルターとソフトフィルターの併用も可能です。さらに、本単焦点レンズの鏡筒は、レンズヒーターを適切な位置でしっかり装着できるリテーナーも備えています。
▼撮影イメージ
シグマ(SIGMA) 45mm F2.8 DG DN Contemporary
ソニーEとライカLに対応する標準単焦点レンズです。「最適バランスの追求」をコンセプトに開発されており、重さ215gの小型・軽量ボディで汎用性の高い焦点距離45mmを採用。小型フルサイズミラーレスの常用レンズとしてもおすすめです。
7枚羽根の円形絞りを搭載しているのもポイント。絞り込めばシャープな切れ味を出せる一方で、絞り開放では美しく柔らかなボケ味が楽しめます。最短撮影距離24cmと接写性能も優秀。テーブルフォトも快適に撮影できます。
鏡筒のメイン素材に美しく耐久性も高い金属を使っているのも魅力。クリック感までこだわった絞りリングも搭載しています。高速かつ高精度なAF駆動を実現する「ステッピングモーター」も内蔵。顔/瞳優先AFや動画AFも使用可能です。
シグマ(SIGMA) 105mm F2.8 DG DN MACRO Art
ソニーEとライカLに対応する中望遠マクロ単焦点レンズです。最短撮影距離29.5cmで等倍マクロ撮影に対応。少し離れた位置からでも被写体を十分に大きく写せるため、自然の草花や昆虫などを記録する場合にもおすすめです。
色にじみがしっかり補正するのもポイント。繊細な描写に加えて、9枚羽根の円形絞りが作る素直で美しいボケ味も味わえます。ゴーストやフレアを低減するのに加え、逆光耐性を有しているのもポイントです。
屋外撮影に便利な防塵・防滴構造や撥水防汚コートも魅力。フォーカスリミッターや、クリック音を消せる絞りリングも備えています。さらに、本単焦点レンズのLマウントモデルでは、別売りのテレコンバーターとの併用にも対応。最大2倍のスーパーマクロ撮影が可能です。
▼撮影イメージ
タムロン(TAMRON) 24mm F/2.8 Di III OSD M1:2 Model F051
ソニーEマウント互換の広角単焦点レンズです。24mmと焦点距離が広く、景色をしっかり収められるのがポイント。一方で、広角特有のクセが抑えられており、風景からスナップまでさまざまな撮影に持ち出せる一本です。
最短撮影距離は0.12mと短く、被写体にグッと近づき、印象的な1枚を撮れるのが魅力。花や昆虫などをアップで撮影する際はもちろん、旅行時に食事中のテーブルを撮りたい場面にも役立ちます。また、被写体に寄ることで大きなボケ味を得られるのもメリットです。
特殊硝材の「LDレンズ」や「GMレンズ」を効果的に配置しています。色収差などの諸収差を大きく抑制し、単焦点レンズに求められる描写性能を備えているのがポイント。タムロン独自のBBARコーティングでゴーストやフレアを抑制しているため、外での撮影が多い方にもおすすめです。
タムロン(TAMRON) SP 35mm F/1.4 Di USD Model F045
ニコンFマウントに対応した、おすすめの単焦点レンズです。SPシリーズ節目の年に生まれたレンズで、高い描写力を持っていることが謳われています。絞りを開放しても被写体のディティールを緻密に捉え、シャープにピントを合わせつつ、ボケ感は滑らかに表現するのが特徴です。
単焦点としては多い、10群14枚というレンズ構成。画質の低下につながる諸収差を徹底的に排除しています。また、軸上の色収差を徹底的に排除することで、前ボケ・後ボケともに美しくとろけるようなボケ味を実現しているのがポイントです。
AF駆動には、タムロン独自の超音波モーターUSDを採用。F1.4のフォーカスユニットを高速・高精度に動かすための「ダイナミックローリングカム機構」を開発し、高温や低温など厳しいシーンでもスムーズにAFが動作します。
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単焦点レンズの使い方や注意点
構図を強く意識するのが単焦点レンズを上手に使うコツです。ズーム機能のない単焦点レンズでは、焦点距離の変更による画角の調節ができません。そのため、単焦点レンズを使った撮影で構図の完成度を高めるには、足で動いて適切な撮影位置や撮影アングルを見つけるといった工夫がズームレンズを使うとき以上に要求されます。
また、開放F値の小さい単焦点レンズではピント合わせがシビアになる点も注意。ズームレンズなど開放F値の大きいカメラレンズと違って、ピントが合ったように見える範囲(被写界深度)が狭くなります。ピンボケを防ぐため、初心者の場合はAF撮影時に顔/瞳認識機能や被写体検出機能をうまく活用するのがおすすめです。
表現力をより広げられるのが単焦点レンズの魅力です。明るい開放F値を活用すれば、キットのズームレンズが苦手だった暗いシーンの撮影やボケ表現も美しく仕上げられます。また、小型・軽量設計による機動力を活かした撮影も得意。ぜひ気になった単焦点レンズを導入して、ワンランク上の撮影表現に挑戦してみてください。