「Xマウントレンズ」は富士フイルムが手掛けるAPS-Cミラーレス専用の交換レンズ群です。フルサイズ対応レンズに匹敵する高画質とレトロな操作性が高く評価されており、日本のみならず海外でも人気を集めています。
そこで今回は、レンズを選ぶ際のポイントを踏まえたうえで、富士フイルムの純正品からおすすめのXマウントレンズをご紹介。Xマウントで次に購入する交換レンズを見つける参考として役立ててみてください。
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- 目次
- 富士フイルムのXマウントレンズとは?
- 富士フイルムのXマウントレンズの選び方
- 富士フイルムのXマウントレンズのおすすめ|広角・超広角レンズ
- 富士フイルムのXマウントレンズのおすすめ|標準レンズ
- 富士フイルムのXマウントレンズのおすすめ|望遠・超望遠レンズ
富士フイルムのXマウントレンズとは?
Xマウントレンズとは、富士フイルムがAPS-Cミラーレス「Xシリーズ」専用に開発している交換レンズ群のこと。放送業界で長年培ってきたFUJINONレンズの技術力をミラーレス用レンズに応用し、2012年から対応レンズの提供を始めています。
優れた解像力を持つのがXマウントレンズの特徴。富士フイルム独自設計のAPS-Cセンサー「X-Trans CMOS」と組み合わせることで、フルサイズ機に匹敵する高画質を実現しています。最近は4000万画素以上の高画素機で高い描写力を発揮できるモデルが次々に登場しているので、画質重視の方にもおすすめです。
レトロな操作性も富士フイルムのXマウントレンズが人気の理由。大半のモデルに絞りリングが搭載されているため、フイルム時代のクラシックカメラに近い感覚で操作が楽しめます。
富士フイルムのXマウントレンズの選び方
シーンにあわせてレンズの種類で選ぶ
自然の風景や街並みには広角・超広角レンズ
広角レンズとは、Xマウントで24mm以下の焦点距離を採用する交換レンズのことを指します。フルサイズ換算で35mm以下の画角に対応しており、肉眼の視野と同等以上に広い範囲を記録できるのが特徴。風景や街並みなどの撮影におすすめです。
遠近感が誇張されるのも広角レンズのポイント。焦点距離が短くなるほど、近くのものは実際よりも大きく、遠くのものは小さく写るので、空間の広がりを表現するのに有効です。また、画面の広範囲にピントをあわせやすいのもポイント。手前から奥までシャープに描写するパンフォーカス撮影も手軽に楽しめます。
なお、富士フイルムのXマウントでは、焦点距離14mm以下のモノは超広角レンズに分類。肉眼を超える広大な画角と強烈な遠近感が得られるため、やや現実離れしたインパクトの強い画像を撮影できます。
スナップや幅広いシーンで使える標準レンズ
標準レンズとは、Xマウントで33mm前後の焦点距離を採用する交換レンズを指します。換算50mm前後の画角に対応しており、普段の視野とほぼ同じ範囲を記録できるのが特徴。スナップやテーブルフォトなどの撮影におすすめです。
自然な遠近感を再現できるのも標準レンズのポイント。被写体と背景のサイズ比や距離感を肉眼で見たときと同じように描写できるため、状況を正確に伝えるのに好適です。また、汎用性の高さも魅力。引けば広角的な、寄れば望遠的な表現が楽しめるので、風景やポートレートも含めた多彩なジャンルの撮影に活用できます。
富士フイルムのXマウントは標準レンズのラインナップが特に充実。やや広角寄りの焦点距離と薄型デザインを用いたパンケーキレンズも人気があります。
スポーツや乗り物には望遠・超望遠レンズ
望遠レンズとは、Xマウントで50mm以上の焦点距離を採用する交換レンズを指します。換算75mm以上の画角に対応しており、離れた位置にある被写体を引き寄せて大きく写せるのが特徴。スポーツ・乗り物・動物などの撮影におすすめです。
遠近感が圧縮されるのも望遠レンズのポイント。焦点距離が長くなるほど被写体と背景との距離感が縮まり、両者のサイズ差がなくなるため、迫力のあるシーンを演出するのに効果的です。また、ボケを活用した立体的な描写が得意なのも魅力。ポートレートなどの撮影で被写体の存在感を強調するのに重宝します。
富士フイルムのXマウントでは、50〜90mmのモノは中望遠レンズ、300mm以上のモノは超望遠レンズに該当。前者はポートレート撮影で人気があります。後者は物理的に近付くのが難しい野鳥などの撮影にも有効です。
ズームの有無で選ぶ
解像度や描写力の高いモデルが豊富な「単焦点レンズ」
単焦点レンズとは、ズーム機能を持たない交換レンズのことです。焦点距離を1つに絞り設計をシンプルにした分、小型軽量に作られているのが特徴。富士フイルムのXマウントにはコンパクトな単焦点レンズが多く、軽快に持ち運べます。
ワンランク上の高画質が味わえるのも単焦点レンズの魅力。後述する開放F値が低く設計された明るい大口径レンズが多く、暗所でも鮮明に記録でき、ボケを活用した表現も手軽に楽しめます。また、解像性能も高く設定されているため、被写体を細部までしっかりシャープに描写したい場合にもおすすめです。
なお、使いこなすまでにある程度の慣れが必要なのが単焦点レンズの懸念点。ズーム機能が使えないので、撮影の際は自分の足で動いて、撮る位置やアングルを工夫することが求められます。
手軽に焦点距離を変えられて扱いやすい「ズームレンズ」
ズームレンズとは、名称通りズーム機能を搭載する交換レンズのことです。1本で複数の焦点距離が扱えるため、優れたシーン対応力を持つのが特徴。ズーム機能を活用すれば、現在いるところから動かずに多彩な構図の撮影が手軽に楽しめます。有名観光地やスポーツ大会など、撮影位置が制限される場合にもおすすめです。
一般的に、描写力や表現力では単焦点レンズに敵わないといわれているのがズームレンズの懸念点。開放F値が高めで、かつ、ズーミングすると変動するので、暗いシーンの撮影にはあまり向きません。また、得られるボケの大きさも限られます。
富士フイルムのXマウントには、高性能にこだわった最上位シリーズ「レッドバッジズームレンズ」もラインナップ。ズーム全域で単焦点レンズに迫る高画質を実現しているため、プロフォトグラファーも主力として愛用しています。
背景のボケ感を表現するなら開放F値は2.8以下がおすすめ
開放F値とは、レンズが使用できる最も小さいF値のこと。レンズの内部にある絞りが最大まで開いた状態になるので、開放F値はレンズの明るさを示す指標としても有効です。開放F値の小さいレンズほど多くの光量を取り込めるため、鮮明に写せるのが特徴。加えて、背景や前景に大きなボケを作りやすくなるメリットもあります。
ボケ表現を積極的に活用したいなら、開放F値が2.8以下の明るい大口径レンズがおすすめ。開放F2.8以下のレンズなら、富士フイルムXシリーズのようなAPS-Cミラーレスでも、特に意識せずとも大きなボケが得られます。ポートレートやテーブルフォトの撮影はもちろん、夜景撮影でイルミネーションをぼかして写したい場合にもぴったりです。
しかし、開放F値が小さいレンズほど、鏡筒は大きく重くなる傾向があるのは懸念点。価格も高くなるので、予算も多めに用意する必要があります。
オートフォーカスや手ブレ補正などの機能をチェック
レンズが備える機能も事前に確認したいポイントです。富士フイルムのXマウントレンズでは、レンズ名に記載された文字列で搭載機能が把握できます。
オートフォーカス(AF)は自動で被写体にピントをあわせる機能。被写体の位置に応じて手動でピントを調節する手間が不要なので、簡単な操作で瞬時に合焦できます。AF性能を重視するなら「LM(リニアモーター)」の記載があるレンズがおすすめ。高速かつ静かにピントをあわせられるため、動く被写体や動画の撮影にも重宝します。
手ブレ補正は手ブレの影響を抑える機能。手ブレとは、撮影時に手首の揺れがカメラに伝わって画像が不明瞭にぼける現象のことで、主に暗いシーンで多発します。「OIS(光学式手ブレ補正機能)」を内蔵した富士フイルムのXマウントレンズなら、手ブレを打ち消して抑制可能。手持ちでもシャープに撮れるので、三脚が使えないシーンで役立ちます。
特殊レンズにも注目
富士フイルムのXマウントには、個性的な機能を持つ特殊レンズもあります。特に人気なのがマクロレンズとAPDレンズの2種類です。
マクロレンズとは、マクロ撮影に特化した特殊レンズのこと。「最大撮影倍率」が1倍と高く、イメージセンサー上で被写体を実寸大で記録できるため、花や昆虫などの小さな被写体を画面一杯に写すのにおすすめです。また、「最短撮影距離」が短く、近接距離でも被写体に合焦できるので、テーブルフォト撮影にも重宝します。
APDレンズとは、上質なボケ味にこだわった特殊レンズのこと。ボケ像の輪郭を滑らかにするアポダイゼーション(APD)フィルターが光学系に搭載されており、にじむようにやわらかく、グラデーションのあるボケを実現します。ワンランク上の美しいボケ味が堪能できるため、ポートレートなどの本格的な作品撮りにもぴったりです。
富士フイルムのXマウントレンズのおすすめ|広角・超広角レンズ
富士フイルム(FUJIFILM) XF23mmF2 R WR
普段使いにも人気の、富士フイルムXマウントの準広角単焦点レンズです。眼前の光景をラフに切り取るのに適した換算35mm相当の画角を用いているので、スナップ撮影にもおすすめ。開放F2と明るく、暗いシーンも鮮明に描写できます。
金属パーツを使った高品位でスタイリッシュなデザインもポイント。重さは約180gと軽量コンパクトで持ち運びやすいため、街歩きにも重宝します。防塵・防滴・耐低温構造を備えており、厳しい環境の地域への旅行にも好適です。
ステッピングモーターの採用も本レンズの特徴。富士フイルムで最速クラスの0.05秒という高速・静音AFを実現し、街中のドラマも瞬時にさりげなく記録できます。
▼撮影イメージ
富士フイルム(FUJIFILM) XF16mmF1.4 R WR
風景を美しく描写できる富士フイルムXマウントの大口径広角単焦点レンズです。人間の視野よりわずかに広い範囲を画面に収められる換算24mm相当の画角を採用。後ろに下がれない状況で室内を実際より広めに写したい場合にも重宝します。
開放F1.4の明るさを備えているのも本レンズの魅力。光量が乏しいシーンも鮮明に記録できるので、夜景や星空などの撮影にもおすすめです。富士フイルム独自の反射防止技術「ナノGIコーティング」も使用。逆光でもクリアに描写可能です。
最短撮影距離が15cmと短いのもメリット。背景を広く取り入れる広角レンズならではの接写表現が楽しめます。MFへ瞬時に移行できるクラッチフォーカスも備えており、AF後のピント追い込みもスムーズ。重さは約375gと携帯性にも優れています。
▼撮影イメージ
富士フイルム(FUJIFILM) XF8mmF3.5 R WR
眼前の全てを写しやすい、富士フイルムXマウントの超広角単焦点レンズです。換算12mm相当の画角を採用しており、肉眼を超える広範囲をダイナミックに描写できるのが特徴。広大な風景や巨大な建築物などを画面内に収めるのにおすすめです。
画面全体で高画質が得られるのもポイント。富士フイルムの特殊な補正レンズによって、広角レンズの弱点である歪みや色にじみが周辺部まで抑えられています。優れた解像性能も魅力。4000万画素以上の高画素機でも、絞り開放から上質な描写が堪能できます。
本レンズは動画向けの機能も充実。自撮りスタイルでのVlog撮影にも活躍します。重さは約215gと軽く、ピントあわせで全長が変わらないので、ジンバルとの相性も良好。先端には口径62mmのNDフィルターなどを装着可能です。
▼撮影イメージ
富士フイルム(FUJIFILM) XF10-24mmF4 R OIS WR
本格的な広角表現が楽しめる、富士フイルムXマウントの超広角ズームレンズです。換算で超広角15〜準広角36mm相当の画角を採用。広角域で使用頻度の高い画角を1本で賄えるので、風景やスナップなどの撮影に使う常用レンズとしてもおすすめです。
ズーム全域で、開放F4通しの明るさを備えているのも特徴。鏡筒に内蔵されている光学式手ブレ補正機能「OIS」と組み合わせることで、室内や夕景などの薄暗いシーンでも、手持ちで安定した撮影が可能です。三脚禁止の観光名所でも重宝します。
重さ約385g、全長約87mmと軽量コンパクトなのも魅力。防塵・防滴構造が用いられているため、登山などのアウトドアシーンにも有効です。超広角レンズながら先端に口径72mmのレンズフィルターを装着できるのもメリット。PLフィルターやNDフィルターを使った多彩な風景表現が可能です。
▼撮影イメージ
富士フイルム(FUJIFILM) XF8-16mmF2.8 R LM WR
プロの風景写真家も愛用する、富士フイルムXマウントの大口径超広角ズームレンズです。換算で超広角12〜広角24mm相当の画角をカバー。肉眼を超えた画角と強烈な遠近効果が得られるため、旅行先の絶景もダイナミックに表現できます。
開放F2.8通しなのもポイント。光量が乏しいシーンでも鮮明に描写できます。Xマウントを代表する「レッドバッジズームレンズ」の一角として、絞り開放から優れた解像性能を発揮できるのも魅力。点を点のまま描写する点像復元性も良好なので、星や街灯などの点光源が入る星空・夜景の撮影にもおすすめです。
富士フイルム独自の反射防止技術「ナノGIコーティング」の採用も特徴。逆光のシーンでもゴーストやフレアを抑えてクリアに描写可能です。本製品は防塵・防滴構造で、前玉には防汚効果のある「フッ素コーティング」が施されています。
▼撮影イメージ
富士フイルムのXマウントレンズのおすすめ|標準レンズ
富士フイルム(FUJIFILM) XF27mmF2.8 R WR
少ない労力で高画質が得られる、富士フイルムXマウントの薄型標準単焦点レンズです。重さ約84g、全長約23mmの軽量スリム設計を採用。コンパクトなので、軽快なフットワークでスナップ撮影を楽しみたい方におすすめです。
フルサイズ換算で41mm相当の画角を用いているのもポイント。広角寄りの標準レンズとしてやや広めに撮影できるため、換算50mmでは少し狭く感じる方にもおすすめです。開放F値も2.8と明るめなので、薄暗い室内や路地裏の撮影にも活躍します。
小型設計ながら指標付き絞りリングを搭載しているのも特徴。電源OFFの状態でも設定中のF値を確認でき、スナップ撮影に欠かせない絞りに対する意識を高められます。また、防塵・防滴仕様のため、急な雨に降られても撮影の継続が可能です。
▼撮影イメージ
富士フイルム(FUJIFILM) XF33mmF1.4 R LM WR
日常を精緻に描き切る、富士フイルムXマウントの大口径標準単焦点レンズです。換算50mm相当の標準画角を採用。高解像で開放F値も1.4と明るく、暗所も含めた幅広いシーンで優れた描写力と汎用性を発揮します。スナップの本格的な作品撮りにもおすすめです。
光学系に特殊な補正レンズが贅沢に使われているのも特徴。Xマウント新世代の看板レンズとして、画質が全体的にブラッシュアップされています。加えて、リニアモーターの搭載によって、最速0.04秒の高速・静音AFを実現しているのも魅力。街中の決定的瞬間にも即反応できるほか、動画撮影にも重宝します。
最短撮影距離は30cmと接写性能も良好。豊かなボケを生かしたテーブルフォト撮影も楽しめます。重さ約360g、全長約73.5mmと軽量小型で、機動性に優れているのもメリット。防塵・防滴構造も用いられており、悪天候でも気にせず撮影に臨めます。
▼撮影イメージ
富士フイルム(FUJIFILM) XF30mmF2.8 R LM WR Macro
画質と汎用性に優れた富士フイルムXマウントの標準マクロレンズです。最大撮影倍率1倍に対応しており、小さな被写体も実寸大で記録可能。加えて、レンズ先端からわずか1.2cmまで接近できるため、テーブルフォトや草花の撮影にもおすすめです。
換算46mm相当の画角を採用しているのもポイント。近接距離から無限遠まで4000万画素機にも対応する高解像が得られるので、普段は標準レンズの代わりとしても活用可能です。また、重さ約195g、全長約69.5mmと軽量コンパクト。防塵・防滴仕様で、スナップやアウトドアの撮影にも重宝します。
AF機構に「LM」を搭載しているのも魅力。インナーフォーカス設計と組み合わせることで高速・静音AFを実現し、風に揺れる花などにも素早く合焦できます。
▼撮影イメージ
富士フイルム(FUJIFILM) XF18-120mmF4 LM PZ WR
1本で多彩なシーンに対応できる、電動標準ズームレンズです。換算で広角27〜望遠183mm相当の幅広い画角をカバーでき、荷物やレンズ交換の頻度を少なく抑えられるのが特徴。重さ約460g、全長約123.5mmと小型軽量で、防塵・防滴構造も備えているので、旅行撮影用のレンズとしてもおすすめです。
ズーム全域で開放F4通しと明るいのもメリット。高倍率ながら画質面も優れており、本格的な作品撮りにも対応可能です。最短撮影距離は全域で60cmと短めのため、望遠マクロレンズの代わりとしても有効。「LM」による高速・静音AFも利用できます。
速度を256段階で変えられるパワーズーム機構の搭載もポイント。プロの動画クリエイターが行うような、定速での滑らかなズーム操作も簡単です。全長が変わらない設計なので、ジンバルとの相性も良好。映像作品の制作にもおすすめです。
▼撮影イメージ
富士フイルム(FUJIFILM) XF16-55mmF2.8 R LM WR
プロ仕様の高画質を備えた、富士フイルムXマウントの大口径標準ズームレンズです。換算で広角24〜中望遠84mm相当という使用頻度の高い画角をカバー。加えて、ズーム全域で開放F2.8と明るいため、多彩な撮影ジャンルで主力レンズとして活躍します。
「レッドバッジズームレンズ」に相応しい高品位な描写も魅力。特殊な補正レンズを贅沢に使うことで、全域で単焦点レンズと同等の高画質を実現しています。富士フイルム独自の優れた反射防止技術「HT-EBC」や「ナノGI」も採用。逆光を入れた構図でもクリアな仕上がりが堪能できます。
「LM」による最速0.02秒の高速・静音AFが有効なのも便利なポイント。F2.8の明るさを生かした豊かなボケや高速シャッターも使えるので、人物・ペットのポートレート撮影にも重宝します。また、防塵・防滴仕様のため、悪天候でも撮影の継続が可能です。
▼撮影イメージ
富士フイルムのXマウントレンズのおすすめ|望遠・超望遠レンズ
富士フイルム(FUJIFILM) XF50mmF2 R WR
高コスパで使いやすい、富士フイルムXマウントの中望遠単焦点レンズです。フルサイズ換算で76mm相当の画角を採用。被写体を威圧することなく、ポージングなどの指示が出しやすい適度な間合いを得られます。加えて、価格が比較的安いので、ポートレート撮影の入門用としてもおすすめです。
開放F2と明るいのも特徴。9枚羽根の円形絞りが作る、豊かで美しいボケも手軽に楽しめます。AF駆動にはステッピングモーターを使用。静かで高速なAFが使えるため、子供やペットの寝顔もスムーズに記録できます。
金属パーツを使ったスタイリッシュなデザインも魅力。重さ約200g、全長約59.4mmと軽量コンパクトなので、旅行での持ち運びにも適しています。また、防塵・防滴・耐低温構造を備えており、野外でも安心して使用可能です。
▼撮影イメージ
富士フイルム(FUJIFILM) XF56mmF1.2 R APD
上質なボケ味が堪能できる、富士フイルムXマウントの大口径中望遠APDレンズです。ポートレート撮影に使いやすい、換算85mm相当の画角を採用。開放F値はF1.2と明るく、美しい形状のボケに欠かせない7枚羽根の円形絞りも備えています。
富士フイルムが独自に設計した「アポダイゼーション(APD)フィルター」の搭載もポイント。効果を適用するとボケ像の輪郭が滑らかになるので、やわらかくにじむような美しいボケを演出できます。ボケ描写に強いこだわりを持つ方にもおすすめです。
APDフィルターを適用してもAFが有効なのもメリット。また、先端に付属のNDフィルターを取り付ければ、日中の明るい屋外でもAPDフィルターの効果を生かした撮影が可能です。重さ約405g、全長約69.7mmと携帯性にも優れています。
▼撮影イメージ
富士フイルム(FUJIFILM) XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro
ネイチャー撮影を中心に活躍する、富士フイルムXマウントの中望遠マクロレンズです。最短撮影距離は25cmで、被写体を実寸大で写せる等倍マクロ撮影に対応。レンズ先端からの有効距離であるワーキングディスタンスも長く、少し離れた位置からでも画面一杯に大きく記録できます。
換算122mm相当の画角を採用しているのも特徴。適度な間合いを確保できるため、自然の草花や、警戒心の強い昆虫などの撮影におすすめです。特殊な補正レンズを贅沢に使った上質な描写も魅力。マクロ撮影に最適化された高精度AFも利用可能です。
光学式手ブレ補正機能「OIS」の搭載もメリット。接写時に発生しやすいシフトぶれにも対応しており、手持ちでも高精細なマクロ撮影が行えます。重さは約750g、全長は約130mmと機動性も良好。アウトドアに欠かせない防塵・防滴・耐低温構造も備えています。
▼撮影イメージ
富士フイルム(FUJIFILM) XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR
望遠域の迫力が手軽に楽しめる、富士フイルムXマウントの超望遠ズームレンズです。換算で中望遠107〜超望遠457mm相当の画角に対応。さらに、別売りのテレコンと併用すれば、最長914mm相当の超望遠域もカバーできます。スポーツ・鉄道はもちろん、野鳥や飛行機の撮影に使う入門レンズとしてもおすすめです。
長さ約132.5mmと、パスポート大のコンパクト設計も特徴。重量は約580gと軽く、防塵・防滴にも対応しており、野鳥を探して野山を歩き回る場合にも重宝します。光学式手ブレ補正機能「OIS」も内蔵。手持ちでも安定した超望遠撮影が行えます。
AF機構には「LM」を使用。本格的な動体撮影にも対応できる優れたAF性能を発揮します。超望遠レンズながら全域で最短撮影距離が83cmと短いのもポイント。最大撮影倍率が高めなので、望遠マクロレンズの代用としても有効です。
▼撮影イメージ
富士フイルム(FUJIFILM) XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
「スピードスター」の異名を持つ、富士フイルムXマウントの大口径望遠ズームレンズです。35mm判換算で中望遠76〜望遠213mm相当の画角をカバー。ズーム全域で開放F2.8と明るく、光量が乏しいシーンでも高速シャッターが生かせるので、スポーツなどの動体撮影にもおすすめです。
三重構造の「LM」をAF機構に搭載しているのもポイント。撮影距離に関係なくプロ仕様の高速・静音AFが使用可能です。重さ約995gの高機動ボディには、光学式手ブレ補正「OIS」を内蔵。三脚から解放された、自由なアングルからの望遠撮影が楽しめます。
「レッドバッジズームレンズ」ならではの上質な描写も魅力。「ナノGIコーティング」が施されており、逆光でもクリアな高画質を得られます。また、富士フイルム純正のテレコンにも対応。最長427mm相当の超望遠域が使えるため、野生動物や鉄道の撮影にも有効です。
▼撮影イメージ
Xマウントの誕生から10年余り。最近は超広角から超望遠までレンズラインナップが満遍なく揃っており、マクロレンズなどの特殊レンズも増えているので、自分の目的に合う1本が見つけやすくなっています。ぜひ気になった富士フイルム純正のXマウントレンズで、理想の表現や新しいジャンルの撮影に挑戦してみてください。