170年以上の歴史をもつドイツの老舗カメラメーカー「ライカ」。カメラレンズの分野でも有名で、空気まで写すと謳われる銘玉を数多く世に送り出しており、世界的な地位を確立しています。
そこで今回は、ライカのカメラレンズのおすすめをご紹介。選び方も詳しく解説するので、ライカのカメラレンズを検討する際の参考にしてみてください。
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- 目次
- ライカのカメラレンズの魅力
- ライカのカメラレンズのおすすめ|LEICA M-System
- ライカのカメラレンズのおすすめ|LEICA SL-System
- ライカのカメラレンズの売れ筋ランキングをチェック
- ライカのカメラレンズの選び方
ライカのカメラレンズの魅力
高画質を味わえるのがライカのカメラレンズがもつ魅力です。歪曲を抑える非球面レンズや、色にじみを防ぐアポクロマートレンズなどの補正レンズも積極的に採用。さまざまなシーンで優れた光学性能を発揮することから、ライカのカメラレンズは「空気まで写す」と高く評価されています。
小型軽量で持ち運びやすいモノが多いのもライカのカメラレンズならではのメリット。マウントからイメージセンサーまでの距離が特にM-Systemでは短いため、カメラレンズも画質を保ちつつコンパクトに設計できます。軽快にスナップ撮影を楽しみたい方にもおすすめです。
洗練されたデザインもライカのカメラレンズで人気。細部の質感までこだわって製作されています。実用的ながらもレトロな外観もポイント。所有する喜びを感じながら撮影に臨めます。
ライカのカメラレンズのおすすめ|LEICA M-System
ライカ(LEICA) アポ・ズミクロンM f2/50mm ASPH. 11141
ディテールを自然に再現する、ライカM-System用の標準単焦点レンズです。効果的に色収差を抑えられるアポクロマートレンズを採用。画面全体の50%を超えるコントラストで、さまざまな撮影シーンをシャープに描き出します。
高いシャープネスを備えていながら、豊かなボケ味を楽しめるのも魅力です。ピントが合う部分は鮮明ながら、アウトフォーカス描写は自然といった、相反する要素を併せ持っているのが特徴。被写体の質感まで伝えるような、絶妙な解像感がポイントです。
重さは約300gと軽量で、全長は約47mmと取り回しやすい点もおすすめ。優れた光学性能を実現しながらも、カメラレンズそのものは小型に設計されています。
ライカ(LEICA) ズミクロンM f2/28mm ASPH. 11618
最短撮影距離40cmを実現した、ライカM-System用の広角単焦点レンズです。回転域を拡大した、ライカ独自の「デュアルカーブ機構」を採用。被写体により接近できるよう設計されています。
撮影距離70cmまでは、M型ライカの距離計と連動したピント合わせが可能。撮影距離が40~70cmの場合は、ライブビュー対応のカメラであれば液晶モニターでピント調整が可能です。そのほか、外付けビューファインダーやライカ専用アプリを通したピント調整も行えます。
優れた操作性に加え、コンパクトでエレガントな外観も魅力的なポイント。デザイン性にこだわってカメラレンズを選びたい方にもおすすめです。
ライカ(LEICA) ノクティルックスM f1.2/50mm ASPH. 11686
カメラレンズの銘玉の復刻版として発売された、ライカM-System用の標準単焦点レンズです。1966~1975年にかけて製造された、世界初の非球面レンズを用いたライカの希少なモデルをベースにしています。
オリジナルの光学設計を維持しつつ、現代のガラス材料や製造工程に合わせて作っているのがポイント。優れた描写を実現しているのはもちろん、開放F値を絞り込めばシャープな描写も可能です。
ライカ(LEICA) アポ・テリートM f3.4/135mm 11889
ライカM-Systemのカメラレンズのなかでも、最も長い焦点距離の望遠単焦点レンズです。望遠効果を活かした風景撮影をはじめ、遠くから画面端まで写し込むポートレート撮影などにおすすめ。遠距離でも被写体をとらえます。
アポクロマート補正を採用することで色収差を効果的に抑えられるほか、口径食や歪曲収差も低減。どのような撮影シーンでも高画質を維持しやすいので、ハイレベルな性能が求められるプロの現場でも活躍します。
ライカ(LEICA) ズミルックスM f1.4/35mm ASPH. 11726
さまざまな撮影スタイルでオールラウンドに活躍する、ライカM-System用の広角単焦点レンズです。適度に広い画角と、目で見るような自然な遠近感が特徴。細部まで再現する風景写真から、ボケを活かした近接写真まで、幅広く対応している点がおすすめです。
本カメラレンズでは、ライカ独自の「ダブルカムユニット」を採用しています。コンパクトなボディはそのままに、フォーカスリングの回転角を176°まで拡大。最短撮影距離は40cmなので、さまざまなシーンを撮影できます。
ライカ(LEICA) ノクティルックスM f0.95/50mm ASPH. 11602
優れた明るさの非球面レンズを採用した、ライカM-System用の標準単焦点レンズ。「ノクティルックスM f1/50mm ASPH.」の後継として発売されたモデルです。
最先端の光学設計とメカニズムにより、開放F値0.95を実現。長年にわたり光学系の壁とされてきた、開放F値1を超える明るさが魅力です。ろうそく1本の灯りでも、手持ち撮影で美しく描き出します。
近接撮影で優れた描写力を発揮する、「フローティングシステム」を採用しているのもおすすめのポイント。口径食や歪曲収差を抑えられます。重さ約700g、全長約75.1mmで、収納式のレンズフードを内蔵しているのも特徴です。
ライカ(LEICA) スーパー エルマーM 3.4/21mm ASPH. 11145
風景を細部まで美しく描き出せるライカM-System用の超広角単焦点レンズです。肉眼の視野よりも広い範囲を、強い遠近感を活かしてダイナミックに切り取れる焦点距離21mmを採用。主に自然風景の雄大さを記録するのにおすすめです。
光学系に両面非球面レンズ1枚と異常部分分散ガラス4枚を組み込んでいるのもポイント。画面周辺部の歪みや口径食をしっかり補正するため、眼前に広がる自然風景をカメラレンズの画角一杯まで迫力たっぷりに記録できます。
重さ約279g、全長約43mmと軽量・コンパクトで持ち運びやすいのも魅力。旅行先でのスナップ撮影にも重宝します。フルメタル製のねじ込み式レンズフードが付属。逆光下でもフレアを抑えてシャープに撮影可能です。
ライカ(LEICA) ズマロン M f5.6/28mm 11695
往年の銘玉を復刻させたライカM-System用の広角単焦点レンズです。1955〜1963年まで製造された同名の伝説的カメラレンズをベースに開発。旧モデルの光学設計を受け継いでおり、オールドレンズ特有の個性的な描写が楽しめるので、フィルムライクな仕上がりで作品を撮影したい方にもおすすめです。
重さわずか約165g、全長約18mmと小型・軽量に設計されているのも特徴。スナップ撮影で街中の自然な様子を手軽に記録できます。
最新の技術を取り入れているのもポイント。視認しやすい被写体深度目盛や高精度なフォーカスリングなどにより、ピントを素早く合わせられます。無垢の真鍮から削り出されたビンテージデザインのレンズフードが付属するのも魅力です。
ライカ(LEICA) ズミクロン M f2/35mm ASPH. 11673
卓越した描写性能が手軽に味わえるライカM-System用の広角単焦点レンズです。焦点距離35mmを採用。ライカでも定番の画角で、使い勝手がよいため、カメラレンズ1本だけで散歩や旅行のスナップ撮影を行う場合にもおすすめです。
開放F2の明るさを備えているのも魅力。11枚羽根の円形絞りが採用されており、滑らかで自然なボケが楽しめます。また、絞り開放から全ての撮影距離で優れた描写力を発揮できるように設計されているので、開放F値も積極的に活用可能です。
重さ約252g、全長約35.7mmと小型・軽量で持ち運びやすいのもポイント。ねじ込み式のフルメタル製角型レンズフードと、フードを使わない場合にカメラレンズの前面に装着できる保護リングが付属します。
ライカ(LEICA) ズミクロン M f2/50mm 11826
優れた性能バランスを備える、ライカM-System用の標準単焦点レンズです。普段の視野とほとんど同じ範囲を自然な遠近感で切り取れる焦点距離50mmを採用。汎用性が高く、M型ライカで使えるカメラレンズとしては価格がリーズナブルなので、ライカ初心者の方にもおすすめです。
開放F2の明るさを備えているのもポイント。暗いシーンでも鮮明に描写可能です。また、絞り開放からコントラストが高く、画面周辺部の歪みもほとんど気にならないレベルに抑えられているため、開放F2を積極的に活用できます。
重さ約240g、全長約43.5mmと小型・軽量。持ち運びや取り回しが簡単なのも魅力です。
ライカ(LEICA) マクロ・エルマーM f4/90mm 11670
高い汎用性をもつライカM-System用の中望遠マクロレンズです。撮影時に被写体のより近くまで鏡筒を繰り出せる沈胴構造を採用。別売りの「ライカ マクロ・アダプターM」と併用することで、最大撮影倍率1:2のマクロ撮影が可能なので、M型ライカで接写を楽しみたい方におすすめです。
本カメラレンズは単体だと通常の中望遠単焦点レンズとしても使用可能。鏡筒を沈胴させれば無限遠に合わせられるため、ポートレートやスナップの撮影にも重宝します。
沈胴構造によってコンパクトに収納できるのも魅力。重さ約230g、全長約59mmと小型・軽量です。
ライカ(LEICA) ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH. 11728
現代のライカを体現するM-System用の標準単焦点レンズです。「ズミルックス」の名を冠しており、標準画角50mmで開放F1.4の明るさを実現。さまざまな光の状況下で細部まで高コントラストで卓越した描写が得られるので、画質や表現にこだわりのある本格派にもおすすめです。
ライカの技術者が特別に開発した「ダブルカムユニット」が搭載されているのもポイント。最短撮影距離が45cmと、一般的なM-Systemのカメラレンズと比べて短く設計されているため、テーブルフォトなどの近接撮影にも活用できます。
11枚に増やされた絞り羽根が作り出す、個性的で美しいライカルックの円形ボケが楽しめるのも魅力。重さ約337g、全長約59.3mmと手軽に携帯できます。カメラレンズの前方部に収納された組み込み式レンズフードも利用可能です。
ライカ(LEICA) ライカ ズミルックスM f1.4/35mm 11301
ライカ屈指の人気をもつM-System用の広角単焦点レンズです。1961年に「世界で最も明るい広角レンズ」として新機軸を打ち立てた銘玉を現代に復刻。開放F1.4での豊かな表現力に定評があるため、個性的な写りのカメラレンズを愛用したいライカファンにもおすすめです。
「ボケの王者」とも称される魅惑の美しいボケ味が堪能できるのもポイント。逆光のシーンで絞りを開放すれば、レンズフレアを意図的に発生でき、ボケと組み合わせることで幻想的な雰囲気を演出可能です。絞れば歪みがほとんどなくなり、シャープで端正な描写が得られるので、目的に応じて表現効果を使い分けられます。
初登場時とほとんど変わらないレトロな外観を採用しているのも魅力。重さ約200g、全長約26mmと軽量・コンパクトなため、スナップ撮影にも重宝します。
ライカ(LEICA) アポ ズミクロン M f2/75mm ASPH. 11637
細部まで鮮明に描き出すライカM-System用の大口径短望遠単焦点レンズです。標準域に近い焦点距離75mmを採用。家族や友人など人物のポートレート撮影などにおすすめです。
開放F2の明るさを活かした豊かなボケが得られるのもポイント。被写体の存在感を印象的に強調可能です。また、非球面レンズや異常部分分散ガラスの採用によって、さまざまな撮影距離で高画質が得られるように設計されています。重さ約430g、全長約66.8mと、持ち運びや取り回しは良好です。
ライカのカメラレンズのおすすめ|LEICA SL-System
ライカ(LEICA) スーパー・バリオ・エルマリートSL f2.8/14-24mm ASPH. 11194
コンパクトかつ高機能で撮影の可能性を広げる、ライカSL-System用の超広角ズームレンズです。SL-Systemでは初となる、焦点距離14mmを含むカメラレンズを採用。対角画角は114°までカバーでき、幅広い撮影シーンを最適にとらえます。
ズームの段階にかかわらず、明るさを維持できる点もおすすめです。どのような光の状況下でも、高画質で鮮明なスチール撮影や動画撮影を実現。本体素材は防塵防滴性能を備えたアルミニウム製で、堅牢な構造はアクティブな撮影シーンにも適しています。
ライカ(LEICA) バリオ・エルマーSL f5-6.3/100-400mm 11191
コンパクト設計のカメラレンズながら、ライカSL-Systemのなかで最も幅広いズーム範囲を実現した望遠ズームレンズです。焦点距離は100~400mmまでをカバー。ズーム全域で高精細に描き出すので、スポーツなど動きのあるシーンの撮影にもおすすめです。
単に高画質ではなく、ライカならではの空気感も巧みに表現。光学式手ブレ補正機能や高精度オートフォーカス機能など、撮影に役立つ機能性も充実しています。重さも軽量のため、取り回しがよいズームレンズを求める方はチェックしてみてください。
ライカ(LEICA) スーパー・バリオ・エルマーSL f3.5-4.5/16-35mm ASPH. 11177
広角域で幅広い焦点距離をカバーできるライカSL-System用の超広角ズームレンズです。16〜35mmのズーム全域で優れた描写性能を発揮。風景・建築物・イベントなどの撮影で広角域を柔軟に活用したい方におすすめです。
重さ約990g、全長約123mmと、ライカSL-System用のズームレンズとしては携帯性が良好。カメラレンズの内部にはフォーカスレンズを直線的に移動できるステッピングモーターが搭載されており、高速AFが使用できます。
プロ仕様の堅牢性を備えているのもポイント。高い撥水効果をもつライカ独自の「アクアデュラコーティング」などが施されています。悪天候下でもクリアな描写で撮影が可能です。
ライカ(LEICA) アポ・バリオ・エルマリートSL f2.8-4/90-280mm 11175
プロも愛用するライカSL-System用の大口径望遠ズームレンズです。中望遠90mmから望遠280mmまでの焦点距離に1本で対応。開放F値も広角側でF2.8、望遠側でF4と明るいため、ポートレートやスポーツなどの撮影におすすめです。
ライカ独自の駆動ユニット「Dual Syncro Drive TM」を採用しているのもポイント。優れた耐久性をもちつつ、ワンランク上の高速・高精度・静音なAFが使用可能です。
異常部分分散ガラスが7枚使われているのも本カメラレンズの魅力。色にじみを抑えて高画質な画像が記録できます。三脚に素早く取り付けられる着脱式プレートや、カメラ位置を90°ずつ回転できるリング式三脚座なども付属します。
ライカ(LEICA) スーパー・アポ・ズミクロンSL f2/21mm ASPH. 11181
高画質にこだわったライカSL-System用の超広角単焦点レンズです。超広角21mmに対応しており、肉眼の視野よりも広範囲をダイナミックな描写で切り取り可能。加えて、開放F2と明るく、暗所でも鮮明に記録できるので、夜間にスナップ・夜景・星空・建築物などの撮影を行う方にもおすすめです。
特殊な異常部分分散ガラスが設計の大部分に採用されているのもポイント。色にじみが高精度に補正されているため、絞り開放から高解像が得られます。
最短撮影距離が21cmと短いのも魅力。超広角の特性を活かして背景を広く取り込みつつ、接写で被写体を至近距離から迫力たっぷりに演出できます。
ライカ(LEICA) バリオ・エルマリートSL f2.8-4/24-90mm ASPH. 11176
使用頻度の高い焦点距離をカバーできるライカSL-System用の大口径ズームレンズです。広角24mmから中望遠90mmまで1本で使用可能。風景・スナップ・ポートレートなど多彩なジャンルの撮影を効率よく進めたい方におすすめです。
手ブレ補正機構「OIS」を内蔵しているのもポイント。シャッター速度換算で最大3.5段分の補正効果が得られます。広角側F2.8、望遠側F4の明るい開放F値と併用すれば、暗所でも手持ちで安定した撮影が可能です。
高速・高精度なAFを実現するステッピングモーターも搭載。反射を低減する角型の専用レンズフードが付属します。
ライカ(LEICA) アポ・ズミクロンSL f2/28mm ASPH. 11183
焦点距離28mmの画角にテクノロジーを融合させたSL-System用の広角単焦点レンズです。歪みを抑えた自然な描写を実現します。両目で眺めた範囲を無理のない遠近感で記録できるので、風景やスナップなどの撮影におすすめです。
開放F2と明るいのもポイント。ボケにくいといわれる広角レンズながらボケを活かした表現が手軽に楽しめます。ライカ独自の駆動ユニット「Dual Syncro Drive TM」も内蔵。高速AFが使用できます。
フォーカスリングに、リング状の磁石が搭載されているのも特徴。回すと磁極が反転し、その情報に基づきピントの位置を調整する仕組みを採用しています。本カメラレンズの最短撮影距離は24cmと短く、接写も可能です。
ライカ(LEICA) ズミクロンSL f2/35mm ASPH. 11192
SL-System用のレンズのなかでも軽量な準広角単焦点レンズです。重さ約370gと、アポ仕様のモノと比べて重量が半分程度で持ち運びやすいのが特徴。加えて、ライカのカメラレンズとしては価格がリーズナブルなので、入門用としてもおすすめです。
焦点距離は35mmを採用しており、スナップ撮影などで活躍します。開放F2と明るいのも便利。薄暗い室内や夕方以降の暗いシーンでも鮮明に記録できます。
比較的手頃な価格のカメラレンズながら、補正レンズを効果的に使うことで高画質を実現しているのもポイント。最短撮影距離24cmからの接写にも対応します。「リニアダイレクトドライブ方式」の採用によって、高速かつ滑らかでスムーズなAFも可能。写真と動画両方の撮影に活躍します。
ライカ(LEICA) アポ・ズミクロンSL f2/35mm ASPH. 11184
幅広い用途に対応できる高画質なSL-System用の準広角単焦点レンズです。使い勝手のよい焦点距離35mmと明るい開放F2を採用。カメラ本体と同様の堅牢な設計で作られており、過酷なアウトドアでの撮影にもおすすめです。
描写力に優れているのもポイント。合焦した部分のコントラスト差がより強く表れるため、ドキュメンタリー撮影で被写体の印象を強調したい場合にも重宝します。「Dual Syncro Drive TM」による高速AFも使用可能です。
重さは約750g、全長は約102mm。75mmや90mmを採用するアポ・ズミクロンのカメラレンズとサイズがほとんど同じなので、レンズ交換で操作感が変わりにくいのも魅力です。
ライカ(LEICA) アポ・ズミクロンSL f2/50mm ASPH. 11185
汎用性に優れたSL-System用の標準単焦点レンズです。標準画角ともいわれる焦点距離50mmを採用。注意を向けた対象を肉眼で見るときに近い視野と遠近感で描写できるため、風景・スナップ・ポートレートなど多彩なジャンルの撮影におすすめです。
高画質な仕上がりが得られるのもポイント。開放絞り値もF2と明るく、暗所での撮影にも積極的に活用可能です。「Dual Syncro Drive TM」も採用。コンパクトな駆動システムで高速AFを実現しています。
最短撮影距離35cmと、テーブルフォトなどの近接撮影にもピッタリです。リング状の磁石によって滑らかなピント調整が可能。ホコリや水滴の侵入にも強い構造かつ、重さ約740gと取り回しも良好です。
ライカ(LEICA) アポ・ズミクロンSL f2/90mm ASPH. 11179
被写体を印象的に演出できるライカSL-System用の中望遠単焦点レンズです。威圧感を与えない適度な間合いも保てるので、モデルのポートレート個撮や街角でのスナップ撮影などにおすすめです。
光学系の大半に異常部分分散特性を備えた特殊なガラスが使われているのもポイント。色にじみを抑えた高画質な仕上がりが得られます。開放F2の明るさと中望遠の特性を活かした豊かで美しいボケ味も魅力。ポートレート撮影で主力のカメラレンズとして重宝します。
AF駆動ユニットに「Dual Syncro Drive TM」を採用しているのも便利。高速で静音かつスムーズなAFが使用できます。フォーカスリングにはリング状の磁石も内蔵。MF時も快適に操作可能です。
ライカのカメラレンズの売れ筋ランキングをチェック
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ライカのカメラレンズの選び方
展開しているレンズラインをチェック
LEICA M-System
ライカのM-Systemではレンジファインダーカメラ用のカメラレンズを展開。Mはドイツ語で距離計(レンジファインダー)を意味するMesssucherに由来しており、1954年に登場してから現在まで受け継がれています。
解像度やコントラスト、豊かな諧調表現などに優れているのが「Mレンズ」がもつ特徴。コンパクトなレンズが多いのも魅力です。
スナップ撮影の主力となる広角から標準のカメラレンズを中心に、新旧の豊富なラインアップが用意されているのもライカMマウントレンズの魅力。オールドレンズを撮影に活用したい方にもおすすめです。
LEICA SL-System
ライカのSL-Systemでは優れた描写性能を発揮するレンズを展開。SLはドイツ語でミラーレスを意味するSpiegellosに由来しており、2015年に発売されたシリーズ初号機のライカSLから採用されています。
画質と汎用性を両立しているのがSL-Systemのカメラレンズがもつ特徴。ライカの先進技術を積極的に取り入れており、高品質でクリエイティブな撮影を実現します。高性能なオートフォーカス(AF)も使用できるので、実用性を重視する方におすすめです。
SL-Systemのカメラレンズは共通規格「Lマウント」を採用しているのもポイント。同じ「Lマウントアライアンス」に加盟するパナソニックやシグマの製品とも互換性があるため、システム活用の幅を広げられます。
LEICA CL/TL-System
ライカのCL/TL-SystemではAPS-Cのカメラレンズを展開。2014年から始まり、APS-Cの特性を活かした小型軽量で持ち運びやすいモデルが主に販売されていました。
しかし、CL/TL-Systemのカメラ本体とカメラレンズは生産完了になっているのが難点。現在は中古での取り扱いが基本となるため、カメラレンズ購入時は品質や状態に注意しましょう。
所有するカメラのマウントに適したレンズを選ぼう
マウントとは、カメラ本体とカメラレンズとの装着部分の規格のこと。マウントが異なると、同じメーカーから販売されたモノであっても双方を直接は取り付けられず、撮影に使用できません。カメラレンズは原則的に使用するカメラ本体と同じマウントを採用しているモノを選ぶのがおすすめです。
ライカにはM-System用のMマウントと、SL-System用のLマウントの2種類が存在します。例外的にSL-Systemのボディには、ライカ純正のマウントアダプターを介してMマウントのカメラレンズも装着が可能です。
迷ったら開放絞り値が小さいレンズを選ぼう
開放絞り値とは、カメラレンズの内部に搭載された絞り機構が最も開いた状態で作れる穴の大きさのこと。開放F値とも呼ばれており、カメラレンズの明るさを示す指標としても使われています。
カメラレンズ選びで迷った場合はなるべく開放絞り値が小さいモノを選ぶのがおすすめ。開放絞り値が小さいほどより多くの光量を取り込めるため、暗所での撮影により有利になり、ボケを活用した表現もより手軽に使いやすくなります。
ライカでは開放絞り値に応じてカメラレンズの名称が付けられているのもポイント。開放F3.5はエルマー、開放F2.8はエルマリート、開放F2はズミクロン、開放F1.4はズミルックスと区別されています。しかし、開放絞り値の小さい、明るい大口径レンズほど高価な傾向にあるのが難点。予算と相談して選びましょう。
被写体の大きさや距離に適した焦点距離を選ぼう
ダイナミックな写真を撮るなら広角レンズ
広角レンズは、35mm以下の焦点距離を採用するカメラレンズのこと。標準レンズと比べて画角が広く、肉眼の視野より広範囲が切り取り可能です。ライカでは主に風景・建築物・スナップの撮影用カメラレンズとして人気があります。
焦点距離が短くなるほど遠近感を強調して表現できるのも広角レンズの特徴。手前にある被写体が実際よりも大きく、奥にある背景が小さく写ります。風景をダイナミックに演出したい場合や、部屋を広く見せたい場合などにもおすすめです。
ライカは広角レンズのラインナップが充実。特にM-Systemでは21mm以下を採用するカメラレンズもさまざまなモデルから選択可能です。
日常的のスナップ撮影におすすめ標準レンズ
標準レンズは、焦点距離50mmを採用するカメラレンズのこと。人間の視野とほとんど同じ範囲を切り取れることから、50mmの画角は標準画角とも呼ばれています。主に日常を記録するスナップ撮影におすすめです。
遠近感を自然に表現できるのも標準レンズの特徴。被写体と背景とのサイズ比が肉眼で見ている場合とほとんど同じように記録可能です。街歩きの最中に見つけた被写体をありのままの形状で伝えたい場合にも重宝します。
ライカは標準レンズのバリエーションも豊富。特にM-Systemでは、開放F値F0.95の明るいカメラレンズが展開されています。
遠くの被写体やポートレート撮影に適した望遠レンズ
望遠レンズは、一般的に80mm以上の焦点距離を採用するカメラレンズのこと。標準レンズよりも画角が狭く、離れた場所にある被写体を大きく引き寄せて撮影できます。威圧感を与えない適度な間合いを保てるので、ポートレート撮影にもおすすめです。
焦点距離が長くなるほど遠近感が圧縮して表現されるのも望遠レンズの特徴。被写体と背景との距離感が消失することで迫力のある演出が可能です。また、前景や背景がよりボケやすくなるため、被写体の印象を強調させたい場合にも重宝します。
ライカではSL-System向けに高性能な望遠レンズを用意。M-Systemでは135mmまで望遠レンズがラインナップされています。
撮りたい被写体に合わせてズーム機能の有無を選ぼう
ラインナップが豊富な単焦点レンズ
単焦点レンズとは、ズーム機能をもたないカメラレンズのこと。被写体の大きさや背景の範囲を調整する際は、フットワークを駆使して位置やアングルを工夫する必要があります。難易度はやや高めですが、豊かな表現が可能です。
開放F値が小さく設計された明るいカメラレンズが多いのも単焦点レンズのポイント。暗所でも鮮明に撮影でき、ボケも手軽に活用可能です。また、ライカにはF値に応じてカメラレンズの描写が一変する銘玉が数多く存在します。
ラインナップが豊富なのもライカの単焦点レンズがもつ魅力。目的に合った1本を見つけたい方にもおすすめです。
自由に画角を調整できるズームレンズ
ズームレンズとは、名前通りズーム機能に対応するカメラレンズのこと。撮影位置が限られている場合でもズームで被写体の大きさや背景の範囲を柔軟に調整できます。使える画角の自由度が高いため、撮影時の対応力を重視する方におすすめです。
1本で複数の焦点距離を活用することで、レンズ交換の頻度を減らせるのもズームレンズのポイント。換装中にカメラ内にゴミが入るリスクも低減可能です。ライカのSL-Systemでは、超広角から超望遠まで幅広いズームレンズをラインナップしています。
Made in Germanyの真髄が体感できるライカのカメラレンズ。SL-Systemでは実用性も重視した高性能レンズが、M-Systemでは往年の銘玉も含む製品がラインナップされています。ぜひ気になったライカのカメラレンズを入手して、ライカだからこそ味わえる上質な描写を堪能してみてください。