α7C IIの魅力を最大限に引き出すなら、交換レンズ選びが大切。軽量なレンズから高画質を実現するレンズまで、さまざまな選択肢のモノがあります。レンズによって焦点距離や明るさも異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、α7C IIにおすすめのレンズをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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α7C IIとは?

By: sony.jp
α7C IIは、ソニーが発売したフルサイズのミラーレス一眼カメラです。有効画素数約3300万画素の高画質な写真撮影が可能。BIONZ XR画像処理エンジンにより、高性能な画像処理を実現します。光量の少ない場所でノイズを抑えたクリアな描写ができる点も魅力です。
フルサイズでありながら、本体が軽いのが特徴。日常のスナップから旅行まで、気軽に持ち運んで本格的な撮影を楽しみたい方におすすめです。さまざまな撮影機能も備わっており、多彩な表現をサポートしてくれます。
動きのある被写体にもスムーズにピントを合わせ続ける、優れたオートフォーカス機能を搭載しています。また、タッチ操作に対応した液晶モニターで、直感的なピント合わせや設定変更が可能。操作性にも優れているカメラです。
α7C IIにおすすめのレンズの選び方
レンズの種類をチェック
広角レンズ

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広角レンズは、広い範囲を一度に写せるのが特徴です。一般的に、フルサイズ換算で35mm以下のモノを指します。風景全体をダイナミックに捉えたり、室内を広く見せたりしたいときに活躍するレンズです。
主に広大な景色や大きな建物の撮影におすすめ。遠近感が強調されるため、手前のモノは大きく、奥のモノは小さく写ります。しかし、画面の端にあるモノは歪んで写ることがあるので、構図を工夫して撮影するのが大切です。
標準レンズ

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標準レンズは、人間の目で見た視覚に近い自然な画角で撮影できるレンズです。一般的にフルサイズ換算で50mm前後の焦点距離のモノを指します。ポートレート写真の撮影をはじめ、さまざま用途で活躍。背景が適度にボケるため、被写体を自然に引き立てられます。
標準レンズにはズーム機能があるタイプと、焦点距離が固定された単焦点タイプがあります。特に単焦点タイプの標準レンズは、明るく高画質な描写が期待できるのが特徴。1本持っておくと撮影の幅が広がります。
望遠レンズ

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望遠レンズは、遠くにある被写体を大きく写すことができるレンズです。運動会や発表会で子供の表情をアップで捉えたり、近づけない野生動物を撮影したりするのに適しています。一般的に焦点距離が80mm以上のモノが望遠レンズと呼ばれます。
遠くのモノを引き寄せるだけでなく、背景を大きくボカして被写体を際立たせる表現も得意です。ポートレート撮影で、モデルを印象的に見せたいときにも活用できます。
また、遠近感が少なくなる圧縮効果が得られるのも特徴のひとつ。圧縮効果を利用すると、背景が被写体に近づいて見えるため、迫力のある写真を撮影可能です。
単焦点レンズかズームレンズかどうか

焦点距離が固定された「単焦点レンズ」にするか、焦点距離を変えられる「ズームレンズ」にするかで選ぶのも重要なポイントのひとつです。
単焦点レンズは、背景を美しくボカした写真を撮りたい方におすすめです。構造がシンプルなため、比較的小型で軽い製品が多い傾向にあります。しかし、画角を変えられないので、自分で動いて構図を調整する必要があります。
ズームレンズは、焦点距離を手軽に変えられるのが特徴。汎用性に優れたタイプを探している方に適しています。どちらのタイプが自分の撮影スタイルに合っているか考慮してチョイスしてみてください。
F値をチェック

F値はレンズの明るさを示す指標です。数値が小さいほど、多くの光を取り込める明るいレンズといえます。F値が小さければ、暗い場所でもシャッタースピードを速く設定可能。手ブレを抑えて撮影したい方におすすめです。また、背景が大きくボケるので、被写体が際立つ写真を撮れます。
ポートレートで人物を際立たせたいときや、夜景をきれいに撮りたいときは、F値の小さいレンズが活躍。一方、風景写真などで手前から奥までくっきり写したい場合は、F値を大きく設定するのがおすすめです。
対応マウント・センサーサイズをチェック

レンズを選ぶ際は、手持ちのカメラとレンズの接続部分であるマウントの規格が一致しているか確認しましょう。また、対応のセンサーサイズをチェックするのも大切です。
α7C IIはEマウント規格に対応しており、イメージセンサーはフルサイズ。そのため、α7C II用のカメラレンズを探している場合は「FEマウント」のレンズをチェックしましょう。
オートフォーカス性能をチェック

オートフォーカス(AF)とは、カメラが自動でピントを合わせてくれる機能のこと。AFはカメラ本体とレンズ両方の性能で左右されます。
例えばフォーカスの駆動方式にリニアモーターを採用しているレンズなら、高速でピント合わせを行うことが可能。AF速度を重視する方におすすめです。また、レンズにAF/MFの切り替えスイッチが搭載されていると、カメラ側を操作しなくても素早くAFモードに切り替えられます。
軽量なレンズだと持ち運びやすい

By: sony.jp
カメラを持ち運ぶ機会が多い場合、レンズの重さもチェックするのが大切です。軽量なレンズを選ぶと、カメラ全体の重さが抑えられ、持ち運ぶ際の負担を軽減できます。
一般的に、単焦点レンズは構造がシンプルなので軽い製品が多い傾向にあります。パンケーキレンズと呼ばれる薄型の単焦点レンズもおすすめ。望遠レンズの場合でも、携帯性を重視した軽量タイプが存在するので、軽量性を重視する方は検討してみてください。
α7C IIにおすすめのレンズ
ソニー(SONY) FE 20-70mm F4 G SEL2070G
超広角20mmから標準域70mmまでの幅広いズーム域を持つレンズ。約488gの軽量設計で携帯性に優れています。1本で風景撮影からポートレートまで幅広いシーンに対応可能です。
色収差や収差を補正する性能に優れているのが特徴。高品質な画像を実現し、プロフェッショナルな仕上がりが期待できます。
0.39倍の撮影倍率により、接写撮影でも被写体を大きく写せるのが魅力。さまざまな撮影スタイルに活用できます。表現力豊かな写真や動画を撮りたい方におすすめのレンズです。
▼撮影イメージ

ソニー(SONY) FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G
広角から望遠まで幅広い焦点距離を1本でカバーできる標準ズームレンズ。24-105mmのズーム範囲により、風景撮影から人物撮影まで幅広い構図に対応できます。
高度非球面レンズとEDガラスを採用しているのが特徴。また、ナノARコーティングにより、逆光などでもフレアやゴーストを抑制したクリアな描写が得られます。
OSS機能を搭載しているため、手持ち撮影でも安定した画質をキープ可能。ダイレクトドライブSSMによる静音かつ高精度なAF駆動能力を備えており、動画撮影時にもモーター音が気になりにくいのがポイントです。
▼撮影イメージ

ソニー(SONY) Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z
カール・ツァイス設計のT*コーティングを採用した単焦点レンズ。優れた階調再現性と高解像力を有しています。F1.8の明るい開放値で、背景をボカした撮影が楽しめるのも魅力です。
5群7枚のレンズ構成に3枚の非球面レンズを組み込み、歪みを抑えた描写が可能。防塵防滴設計で、さまざまな環境で撮影できるのも特徴です。
55mm標準画角で、ポートレート撮影などにおすすめ。約281gの軽量設計により、持ち運びやすいのもおすすめポイントです。
ソニー(SONY) FE PZ 16-35mm F4 G SELP1635G
パワーズーム機能を備えた広角レンズ。353gの軽量ボディながら、電動ズームによるスムーズな操作性を実現しています。動画撮影向けのゆっくりとしたズームも可能です。
16mmから35mmのズーム全域で、解像力が安定しているのが魅力。また、コーティング技術によってゴーストやフレアを軽減します。ズーム時やフォーカス時にレンズの長さが変わらないインナーズーム設計を採用しているのも特徴です。
▼撮影イメージ

タムロン(TAMRON) 70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2
全域F2.8の明るさを実現した大口径望遠レンズ。70-180mmの焦点距離により、ポートレートから風景撮影まで幅広く対応します。855gの軽量設計で持ち運びやすいほか、長時間撮影時の負担を軽減できるのも魅力です。
VXDリニアモーターフォーカス機構を搭載し、高速かつ高精度なAFを実現します。独自のVC手ブレ補正により、手持ち撮影時の安定性も向上。ポートレート撮影を中心に、高品質な写真が撮りたい方におすすめです。
▼撮影イメージ

α7C IIは携帯性に優れたフルサイズ機です。レンズはコンパクトさを活かすか、描写力を追求するかで選択肢が変わってきます。スナップから本格的な撮影まで、目的に合うレンズ選びが重要です。ぜひ本記事を参考に、自分に適した1本を見つけてみてください。