中華料理全般の調理に欠かせない「中華鍋」。炒め物や揚げ物など、幅広い調理法に対応しており、家庭料理にも活用できるのが特徴です。初心者には少し敷居が高いイメージがあるものの、実は自宅でも難なく扱える製品も多くラインナップされています。

そこで今回は、中華鍋のおすすめをピックアップ。種類や選び方のポイントも含めて解説するので、これから中華鍋の購入を考えている方はチェックしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

中華鍋の選び方

種類で選ぶ

フライパンのように使える「北京鍋」

By: shop.daywear.jp

北京鍋とは、一般的なフライパン同様の形をした、長い持ち手がついた中華鍋のことを指します。片手で鍋を振りながら使えるので、野菜炒めやチャーハンなどの炒め物におすすめ。ただし、製品によって重量は異なるため、扱いやすさを重視するなら軽量のモノを選びましょう。

北京鍋の形状は、底の部分が深く丸みを帯びているのが特徴。ただし、フライパン感覚で使えるメリットはあるものの、フライパンほどの安定性は兼ね備えていません。落下のリスクなどを避けるためにも、調理中は中華鍋から手を離さないよう注意しましょう。

揚げ物が得意な「広東鍋」

By: kankuma.co.jp

広東鍋とは、本体の両側にひとつずつ持ち手がついた中華鍋のことを指します。北京鍋と比べると底の部分が浅く面積が広いため、安定性に優れているのが特徴です。食材に熱が伝わりやすい特性から、揚げ物をはじめ、蒸し料理など幅広い調理シーンで使えます。

ただし、広東鍋で炒め物をする際は注意しましょう。片方の持ち手を握るようにして持ち、鍋を振るため指の力が必要です。用途もよく考えたうえで、適した中華鍋を選ぶのがポイントです。

素材で選ぶ

料理の仕上がりを重視するなら「鉄製」

By: wahei.co.jp

本格的な中華料理を自宅で楽しみたい方には、鉄製の中華鍋がおすすめです。鉄は中華鍋の素材として主流であり、熱伝導率が高いので短時間で食材に火を通せるのがメリット。炒め物はシャキッと、揚げ物はカラっと仕上がるのが魅力です。

ただし、鉄製の中華鍋の多くはずっしりとした重みがあり、片手では扱いにくく感じることも。力に自信がない場合は、比較的軽いモノを選ぶのがおすすめです。また、鉄は特性上サビやすいため、こまめなメンテナンスも必要になることは留意しておきましょう。

鉄製の中華鍋には主に「打ち出し式」と「プレス式」の2種類があります。打ち出し式はプロにも好まれる中華鍋の定番で、とくに熱伝導性に優れているのがポイント。プレス式は比較的軽量で扱いやすく、リーズナブルな価格で展開されているのが特徴です。

軽さを重視するなら「チタン製」

By: amazon.co.jp

軽量かつ扱いやすさを重視して選ぶなら、チタン製の中華鍋がおすすめです。チタンは鉄よりも軽いため重みが軽減され、扱いやすくなります。加えて、チタンは高耐久でサビにも強いので、お手入れが簡単なのもメリットです。

ただし、チタンは鉄に比べると熱伝導率が低くなるため、時短調理にはあまり向いていません。また、性能が優れているぶん、販売価格が高価になりやすい点も留意しておきましょう。

焦げつきにくい「アルミ・ステンレス製」

By: amazon.co.jp

調理中の焦げつきが気になる方には、アルミ・ステンレス製の中華鍋がおすすめです。表面に焦げつきを防ぐ加工が施されているモノが多いので、少量の油でも快適に調理できるのがメリット。チタン製の中華鍋同様、調理後のお手入れに手間がかかりにくい点も魅力です。

アルミ・ステンレス製の中華鍋はバリエーションが少ないため、好みのサイズを選びにくいのがデメリット。また、使うほどに表面の加工が剥がれる可能性もあるので、長く使いたい場合は金属製のヘラやお玉などの調理器具の使用を控えるなど、対策する必要があります。

サイズで選ぶ

By: amazon.co.jp

中華鍋はさまざまな素材から選べるほか、サイズのラインナップも豊富です。普段食事をともにする人数や、作りたい料理の量に合わせて、適したサイズのモノを選びましょう。

基本的には普段使っているフライパンよりも、ひとまわりほど大きいサイズのモノを選ぶと失敗を減らせます。目安として例を挙げると、一人暮らしなら直径24~27cm程度、2~3人ほどで使うなら直径30cm程度のサイズの製品を選ぶのがおすすめです。

中華鍋を使う際はコンロの大きさも影響します。中華鍋のサイズが自宅のコンロに合わないと、うまく熱が伝わらない可能性もあるため、必ず事前に確認しておきましょう。

IH対応かチェック

By: wahei.co.jp

中華鍋のなかには、IH対応の製品もラインナップされています。IH対応の中華鍋の場合、ヒーターとしっかり密着するよう、設置面が広めに作られているのが特徴です。

ただし、IHで中華鍋を使う際は、ガス火調理のように鍋を持ち上げられないので注意しましょう。調理中は常にヒーターと鍋底が接している必要があり、中華鍋をゆすりながら調理を進めます。

ガス対応・IH対応の製品ともに、それぞれ対応する熱源で調理を行うのがおすすめ。中華鍋の購入前に、自宅の熱源も事前にチェックしておきましょう。

中華鍋のおすすめ

山田工業所 鉄 打出片手中華鍋 27cm 板厚1.2mm

山田工業所 鉄 打出片手中華鍋 27cm 板厚1.2mm

鉄を一つひとつハンマーで数千回と叩いて形を作る、打ち出し製法を採用した本格中華鍋です。形状は持ち手がひとつの北京鍋タイプで、片手で素早く調理できるのがポイント。サイズは直径27cmで重量は約820gと、鉄製ながら軽量で扱いやすい設計です。

使うほどに油の乗りがよくなるので、日頃から炒め物をよくする方におすすめ。中華鍋をゼロから育てる楽しみも味わえます。耐久性にも優れているため、長くよい状態で使える中華鍋を求める方にもぴったりの製品です。

サイズのバリエーションは豊富で、直径27cmから3cm刻みで、直径39cmまでラインナップ。一般家庭用に加えて業務用の製品も揃っており、中華料理店をはじめ、多くのプロの現場でも愛用されています。

ティファール(T-fal) エクスペリエンス+ ウォックパン 28cm E49819

ティファール(T-fal) エクスペリエンス+ ウォックパン 28cm E49819

ティファール史上最高峰とも謳われるコーティング技術と、優れた熱伝導性が魅力の中華鍋です。本体はアルミ合金製。食材に素早く均一に熱を伝えることが可能で、焼きムラも少なく仕上げられます。

耐摩耗層をはじめ、チタン粒子配合のトップコートなどで構成される多層構造のコーティングの一部には、独自素材である「ハードクリスタル」を採用。優れた耐久性の実現に加え、こびりつきにくさも備えており、お手入れも簡単です。

また、本製品はIHを含むすべての熱源で使えるのもポイント。さまざまなスタイルのキッチンに対応します。食材の投入に適したタイミングを色の変化で確認できる「お知らせマーク」も搭載。料理初心者にもおすすめの設計です。

和平フレイズ enzo 鉄中華鍋 26cm en-012

和平フレイズ enzo 鉄中華鍋 26cm en-012

誰でも扱いやすいよう、軽量・コンパクト設計を追求した中華鍋です。鉄製の中華鍋は熱伝導性に優れている反面、重さがデメリットになりやすいのが懸念点。さまざまな製法で試作を繰り返し、鉄のよさを残しながら重さを限界まで減らしたと謳われている中華鍋です。

歴史ある金物の街として知られる新潟県燕三条地域で生産されており、中華鍋の表面にも燕三条を物語る槌目模様が施されているのが特徴。硬さが増す現象を発生させることで、軽量かつ高耐久を実現し、変形にも強い仕様に仕上がっています。

持ち手は天然木とステンレスを組み合わせた設計で、握りやすいのがポイント。安定感があり、快適に使えます。また、本製品はガス火のほか、IHにも対応。さまざまなキッチンで使える中華鍋を求める方におすすめです。

和平フレイズ 味道 鉄北京鍋 33cm AD-658

和平フレイズ 味道 鉄北京鍋 33cm AD-658

シンプルで使いやすく、リーズナブルな価格帯が魅力の中華鍋です。鉄製ならではの優れた熱伝導性により、食材を投入しても鍋の温度が下がりにくいのが特徴。野菜炒めはシャキッと仕上がり、チャーハンもご飯が潰れずパラパラに仕上がります。

サイズは直径27cmから3cm刻みで、直径36cmまでラインナップ。一人暮らし向けから家族向けまで、幅広く揃っています。大型タイプも低価格で販売されているのがポイントです。

お手入れの方法は簡単。調理後に鍋の温度が下がった際、タワシなどを使ってお湯で洗うことで清潔さを保てます。次回の使用に備えるなら、お手入れ後に火にかけて水気を飛ばし、仕上げにキッチンペーパーなどで油を刷り込んでおきましょう。

タマハシ 陳建一 IH200V対応北京鍋28cm CK-333R

タマハシ 陳建一 IH200V対応北京鍋28cm CK-333R

「中華の鉄人」として広く知られる、陳建一氏がプロデュースを手掛けた中華鍋です。自宅でも手軽に本格中華料理を楽しめるよう、扱いやすさにこだわった設計。鍋底から縁にかけて余計な厚みを省いたスーパースピン加工により、軽量化を実現しています。

調理時は効率よく水分を飛ばせるため、炒め物やチャーハンなどを美味しく仕上げやすいのがポイント。持ち手部分には手になじむ天然木を使用しており、快適な使用感を味わえます。

ガス火のほか100V・200V対応のIHでも使えるので、さまざまなキッチンで対応可能。また、便利な中華お玉が付属しており、すぐに調理を始められます。

江部松商事 EBM 純チタン 超軽量 中華片手鍋 27cm 7279400

江部松商事 EBM 純チタン 超軽量 中華片手鍋 27cm 7279400

チタン製ならではの軽量な中華鍋です。サイズは直径27cmで、重量はわずか460gと非常に軽い設計。片手でも簡単に扱えるので、調理時の手首や腰への負担が気になる方におすすめです。

軽さに加え、優れた耐蝕性を備えているのもポイント。サビに強く、品質の劣化も起こりにくいのが特徴です。調理後はさっとお手入れできるため、衛生面を重視して中華鍋を選びたい方にも適しています。

本製品は優れた昇温速度を併せ持っており、素材の旨味を外へ逃がさない素早い調理が可能。スピードが求められる中華料理の基本を実現しています。鍋の表面にショット加工を施すことで凹凸を形成。油なじみのよさもおすすめのポイントです。

サイズは直径27cmから3cm刻みで、直径39cmまでラインナップしています。最も大きいサイズでも重量は1kgと軽量なので、軽さにこだわりたい方はチェックしてみてください。

廣田(Hirota) 底丸パンDX ガス用

廣田(Hirota) 底丸パンDX ガス用

特許取得のオリジナル構造が印象的な中華鍋です。鍋底の形状が内面と外面で異なるのが特徴。内面の底はすり鉢状でなめらかな丸みを帯びているものの、外面底のみ平面の形状を採用しており、コンロの上に置いても安定しやすい設計です。

調理面は広く、十分な深さもあるので食材をまわしやすいのがポイント。炒め物や焼き物のほか、揚げ物や煮込みなど、幅広い調理法に対応しています。また、本体の両側には注ぎ口を設けてあり、料理の盛りつけなども簡単です。

材質は熱効率のよいアルミダイキャスト製で、蓄熱性にも優れています。食材を投入しても温度が下がりにくいのに加え、少ない油でも調理しやすく、こびりつきを防げるのも魅力です。

フィスラー(Fissler) 中華鍋 セニット IH ウォック 28cm

フィスラー(Fissler) 中華鍋 セニット IH ウォック 28cm

ドイツ生まれの歴史ある高級キッチンウェアブランド「フィスラー」が手掛ける万能中華鍋です。炒め物や焼き物、揚げ物など、さまざまな調理を1台でこなせるのが特徴。深さがあるため油がはねにくく、鍋を振った際に具材が飛び散りにくい設計です。

独自の3層フッ素コーティングが施されており、焦げつきにくさや傷つきにくさが持続しやすい仕様。調理時のこびりつきも起こりにくく、お手入れも簡単です。高い熱伝導率に加え、熱保持力にも優れているので、食材にムラなく熱を伝えられます。

本体の材質にはアルミ合金を採用。IHに対応しているキッチンで使えます。幅広い調理に対応した汎用性の高さが魅力のおすすめの製品です。

パール金属(PEARL METAL) 鉄製IH対応底平北京鍋 30cm HB-4225

パール金属(PEARL METAL) 鉄製IH対応底平北京鍋 30cm HB-4225

強火で一気に高温調理ができる、鉄製の北京鍋タイプの中華鍋です。鍋底が平らになっているため、ガス火だけでなくIHでも使えるのがポイント。さまざまな熱源に対応する、汎用性の高い製品です。

IH対応の製品は直径27cm・30cm・33cmの3種類がラインナップしています。製品はすべて日本で生産されているので、国産製品にこだわったアイテム選びを意識したい方にもおすすめです。

遠藤商事 純チタン 北京鍋 27cm APK22027

遠藤商事 純チタン 北京鍋 27cm APK22027

長時間調理した際の腕や手首への負担を軽減できる、軽量タイプの中華鍋です。重量は約450gと非常に軽く、力に自信のない方でも使いやすい設計。快適に片手で扱える中華鍋を求める方におすすめです。

耐久性・耐食性に優れており、長くよい状態で使えるのがポイント。火の通りがよく、火力を抑えた場合でもしっかり温度が上昇するため、素早く調理できます。サイズは直径約27cmから3cm刻みで、直径約39cmまでラインナップ。用途に合うモノを使えます。

ジェットスロウ ヨコザワテッパン おやじ中華鍋

ジェットスロウ ヨコザワテッパン おやじ中華鍋

多くのキャンパーから人気を博したYoutubeキャンプドラマ『おやじキャンプ飯』と、ヨコザワテッパンがコラボレーションした特注中華鍋です。アウトドアシーンでも使いやすいよう試作を繰り返し、サイズは直径22.3cmに設定されています。携行性が高いのが魅力です。

黒皮鉄を2mmの厚さまでプレスしており、熱伝導性・蓄熱性ともに優れているのが特徴。食材にまんべんなく火を通せます。焚き火に直接当てて使える高火力対応設計の製品です。

製品には調理に役立つ中華お玉に加え、専用の袋も付属。屋外用の中華鍋として、キャンプ愛好家の方におすすめの製品です。

ユニフレーム(UNIFRAME) キャンプ中華鍋 17cm 660027

ユニフレーム(UNIFRAME) キャンプ中華鍋 17cm 660027

直径約17cmのソロサイズながら本格的な調理を可能な中華鍋です。本体の厚みは1.6mmで、高火力に対応。焚き火に直接当てながら調理もできるため、キャンプなどのアウトドアシーンでも活躍します。重量は約570gと軽量なので、持ち運びもしやすい設計です。

持ち手部分は空洞タイプのステンレス製を採用しています。木の枝などを差し込んで釘やネジで固定すれば、ハンドルの延長も可能。熱源から距離がある場合も使いやすいおすすめの製品です。

神田鉄鍋 鉄プレス両手中華鍋 30cm 001012

神田鉄鍋 鉄プレス両手中華鍋 30cm 001012

国内でも有数の金属製品の産地である、新潟県燕三条地域で生産されている中華鍋。鉄製のプレス式を採用した広東鍋タイプで、同じ鉄製でも打ち出し式に比べてリーズナブルな価格帯で販売されているのが特徴です。

本体の材質にはブルーテンパ材を使用。鉄板の表面にはクリアラッカー塗装を施しています。油なじみがよいのがポイントです。

サイズのバリエーションは非常に幅広く、直径30cmから3cm刻みで、直径60cmまで揃っています。さまざまな用途に対応するラインナップが魅力です。

岩鋳(IWACHU) 中華鍋深型 中 21052

岩鋳(IWACHU) 中華鍋深型 中 21052

岩手県を代表する特産品である、南部鉄器の伝統技術を用いて作られた中華鍋です。型に溶かした鉄を流し込んで作る鋳鉄製を採用。国産製品ならではの、クオリティの高い仕上がりが魅力です。

岩鋳の中華鍋は蓄熱性に優れているのが特徴。厚みがあるため熱をたくさん保有でき、食材を投入しても温度が下がりにくい仕様です。一定の温度をキープしやすく、食材にムラなく熱を伝えることが可能です。重量は約3.3kgと、ずっしりとした重みがあります。

表面は鋳物独特の細かい凹凸で覆われています。そこに加熱された空気が入り込むこむことで、調理中に焦げつきにくい仕様。加えて油なじみもよく、少量の油でもスムーズに調理できます。また、南部鉄器は炭素の含有量が多い特性から、サビに強い点もおすすめです。

島本製作所 鉄製中華鍋 味一鉄 30cm KS02-D3010

島本製作所 鉄製中華鍋 味一鉄 30cm KS02-D3010

揚げ物や炒め物をはじめ、煮る・焼く・茹でる・蒸すなど、さまざまな調理で活躍する便利な中華鍋です。丸みを帯びた鍋底に沿って火がまわるので、食材に均一に熱を伝えやすいのがメリット。油の乗りもよく、調理をスムーズに進められます。

優れた造形技術をもとに生産されており、加工はすべて国内の自社工場で行われているのがポイント。中華鍋に国産のクオリティを求める方におすすめです。さまざまな用途に対応できるよう、サイズは直径約27cmから3cm刻みで、直径60cmまでラインナップされています。

中華鍋の売れ筋ランキングをチェック

中華鍋のランキングをチェックしたい方はこちら。