中華料理全般の調理に欠かせない「中華鍋」。炒め物や揚げ物など、幅広い調理法に対応しており、家庭料理にも活用できるのが特徴です。初心者にはハードルが高いイメージがあるものの、実は自宅でも難なく扱える製品も多くラインナップされています。
そこで今回は、中華鍋のおすすめをピックアップ。種類や選び方のポイントも含めて解説するので、これから中華鍋の購入を考えている方はチェックしてみてください。
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- 目次
- 中華鍋の特徴
- 中華鍋のおすすめメーカー
- 中華鍋のおすすめ|一人暮らし向け(24〜27cm)
- 中華鍋のおすすめ|2〜3人分(28〜30cm)
- 中華鍋のおすすめ|4〜5人分以上(30cm以上)
- 中華鍋の売れ筋ランキングをチェック
- 中華鍋の選び方
- 番外編:中華鍋のお手入れ方法
中華鍋の特徴
中華鍋は、食材へ素早く均一に熱を伝えやすいのが特徴です。炒め物・揚げ物・焼き物・煮物など幅広い料理に対応可能。万能鍋と呼ばれるほど使い勝手のよい調理器具なので、自宅での調理でも活躍するのが魅力です。
底が丸くて程よい高さがあるため、鍋をあおりやすいのがポイント。食材にまんべんなく熱を伝えやすいうえ、強火でも焦がさずに仕上げられます。また、少量の油でもカラッと揚げたり、煮汁が全体に回りやすかったりするのもメリットです。
中華鍋は英語で「ウォック」というため、ウォックパンという名称で販売されているモノも。底面の一部が平たいので、家庭用のコンロやIHヒーターでも安定感のある調理をサポートします。
中華鍋のおすすめメーカー
山田工業所
「山田工業所」は、1957年に横浜市で創業した老舗メーカーです。打ち出し式で鉄鍋を製造する日本唯一のメーカーで、優れた品質を備えているのが魅力。多くのプロも愛用する製品を展開しています。
代名詞でもある打ち出し片手鍋をはじめとして、多数の中華鍋を販売。両側に持ち手がついた広東鍋やチタン製もラインナップされています。一般家庭向けモデルも展開しているため、本格志向の方や長く愛用できるモノを選びたい方におすすめです。
ティファール(T-fal)
「ティファール」は、1956年にフランスのパリ郊外で設立された調理器具・小型家電メーカーです。世界ではじめて「こびりつかないフライパン」を開発するなど、優れた発想力や技術力を活かした製品が揃っています。世界を代表する調理器具メーカーのひとつです。
ティファールの中華鍋は、ウォックパンやマルチパンという名前で展開しています。高耐久のコーティングを施しており、こびりつきや焦げつきを抑制。お手入れも簡単なので、普段使いしやすい中華鍋を選びたい方におすすめです。
和平フレイズ
「和平フレイズ」は、新潟県燕市に本社を構えるメーカーです。家庭用品・調理用品・インテリア用品・生活雑貨など、幅広い分野を手掛けているのが特徴。とくに調理器具が充実しており、人気の「レミパン」をはじめとしてさまざまなブランド・シリーズを展開しています。
和平フレイズの中華鍋は、鉄製の「エンゾウ」や「ダンチュウ」が人気。軽くて扱いやすかったり、優れた耐久性を備えていたりと、実用的な設計を採用しています。IH対応や30cmの大きめのモデルもラインナップされているため、使用シーンに合わせて選びやすいのがポイントです。
中華鍋のおすすめ|一人暮らし向け(24〜27cm)
山田工業所 鉄 打出片手中華鍋 27cm 板厚1.2mm
ひとつひとつハンマーで叩いて成型した打ち出し式の中華鍋です。場所によって厚みが異なるため、食材へ均一に熱が伝わりやすいのがメリット。表面には凹凸があるので、油なじみがよく焦げつきも予防します。
耐久性に優れているため、長く愛用しやすいのが魅力。使い込むほどに風合いが増します。炒める・揚げる・茹でる・蒸すなど幅広い調理に対応できるので、普段使いにぴったりです。
サイズ展開が豊富なため、使用シーンに応じて選びやすいのも特徴。プレゼントにもおすすめの中華鍋です。
ティファール(T-fal) IHルージュ・アンリミテッド マルチパン 26cm G26277
人気メーカー「ティファール」の製品です。本体にはアルミニウム合金、底面にはアルミニウム合金とステンレス鋼を採用したIH対応モデル。ティファール史上最高峰と謳う「チタン・アンリミテッドコーティング」を施しており、こびりつきにくさが長持ちします。
素早く均一な熱伝導を実現しているため、効率的な調理が可能です。また、予熱完了・適温の合図である「お知らせマーク」を搭載。食材を入れるタイミングを把握しやすいのがメリットです。
広い注ぎ口と細い注ぎ口が両サイドについているので、料理や用途に応じて使い分けられて便利。全体的に丸みのあるフォルムのため、キッチンツールが使いやすいのもおすすめポイントです。
和平フレイズ エンゾウ 鉄中華鍋 26cm en-012
軽くて扱いやすい鉄製中華鍋です。表面に槌目模様を入れることで強度が向上しており、変形にも強いのがメリット。軽さと強さを両立させるスピン加工も施しています。
蓄熱性に優れた国産の鉄を採用。高温調理に強く、食材を入れても熱が下がるのを予防します。ガス火・IHに対応しているため、熱源を気にせずに使いやすいのもメリットです。
おしゃれなデザインも魅力。ハンドルは、天然木のブナとステンレスのフラットバーを組み合わせています。しっかり握りやすいので、中華鍋をあおりやすいのがポイント。手軽に使える中華鍋を探している方におすすめです。
リバーライト(RIVER LIGHT) 極 JAPAN 炒め鍋 24cm IH対応
直径24cmと小型の中華鍋です。扱いやすく深さもあるため、チャーハンや野菜炒めといった振りながら炒める料理にぴったり。油の移し替えなどに役立つ注ぎ口がついているので、揚げ物調理にも対応します。
特殊熱処理を施した「窒化鉄」を採用。表面に窒化鉄層と酸化鉄層を作ることで、鉄の弱点であるサビに強いのがメリットです。高温調理で食材の旨みを閉じ込めやすい鉄の特性をキープしたまま、取り扱いやすさが向上しています。
本製品は使いはじめの空焼きが不要。基本的に水洗いだけなので、メンテナンスも簡単です。耐久性が高く使うほどに油なじみが進むため、長く愛用できます。小さめサイズで1~2人分の調理がしやすいモノを探している方におすすめです。
フィスラー(Fissler) アダマント ウォック 100-800-26-100
振りやすくて使いやすい北京鍋をベースにデザインした、ドイツ発の人気キッチンウェアブランド「フィスラー」の中華鍋です。本体にはアルミニウム合金、底面にはアルミニウム合金とステンレス鋼を使用。内面には、傷や汚れに強いアダマントコーティングを施しています。
熱伝導力と熱保持力が優れているため、熱ムラの発生を抑制しながら効率よく熱が伝わるのが魅力。温度も下がりにくいので、炒め物をシャキッと仕上げられます。また、深さがあるため、油ハネや具材の飛び散りなどを気にせずあおりやすいのがメリットです。
底から側面にかけて、膨らみをもたせているのも特徴。焼く・炒める・煮る・茹でる・蒸す・揚げるなど、さまざまな調理に対応できます。人間工学にもとづいて設計したハンドルを搭載しており、優れた操作性を発揮。濡れた手でも、しっかりグリップできます。
遠藤商事 打出 北京鍋 APK13027
打ち出し式の中華鍋です。鉄の分子を締めつけて表面積を広げているため、強度や熱効率が向上。使うほどに油がなじみ、長く愛用できるのが魅力です。
北京鍋タイプのため、フライパン感覚で扱いやすいのがメリット。はじめて鉄製中華鍋を使う方にもおすすめです。炒める・揚げる・煮る・蒸す・焼く・茹でるなど、多彩な調理に使用可能。本格仕様ながら、価格が安いのもうれしいポイントです。
中華鍋のおすすめ|2〜3人分(28〜30cm)
山田工業所 鉄打出 中華両手鍋 30cm 板厚1.2mm
両側に持ち手がついた広東鍋タイプの中華鍋です。ひとつひとつハンマーで叩いて作った打ち出し式を採用。丈夫で熱伝導性に優れているのが魅力です。
場所によって厚さが異なるため、熱が均一に伝わるのが特徴。食材をまんべんなく加熱できます。また、表面に凹凸があるので、油なじみがよいのもメリット。高火力で調理しても、焦げつきを予防します。
使うほどに黒々とした風合いが出るため、経年変化を楽しめるのもおすすめポイントです。
ティファール(T-fal) ハードチタニウム・インテンス ウォックパン 28cm D51919
アルミニウム合金を採用した製品です。ガス火用で最高ランクの耐久性と謳う「チタン・インテンスコーティング」を施しているのが特徴。使いはじめのこびりつきにくさが長期間続きます。
外面はエナメル仕上げで、傷・汚れ・火に強いのもポイント。スタイリッシュで高級感のある美しいデザインをキープします。
優れた熱伝導率により、熱が素早く全体に広がります。食材を入れるタイミングを把握できる「お知らせマーク」を備えているので、初心者でも使いやすいのがメリットです。
ガス火・電気プレートコイル・セラミックヒーター・ハロゲンヒーターに対応可能。角が丸い金属へらも使えるほど耐久性が高いため、毎日のように使えるモノを選びたい方におすすめです。
遠藤商事 純チタン 北京鍋 30cm APK22030
チタン製の中華鍋です。鉄製などに比べて軽量なため、腕や手首への負担を軽減できます。多くの食材を入れても扱いやすいうえ、毎日の調理もスムーズに行えて便利です。
昇温スピードが速いので、食材の旨みが逃げるのを予防。熱容量は小さいため、少ない熱量でも温度が上昇します。また、耐食性に優れているので、サビなどの劣化に強いのも特徴。簡単にお手入れできます。
チタン特有の光沢感による、高級感のあるおしゃれな見た目もおすすめポイント。サイズ展開が豊富なため、シーンに合わせて選びやすいのもメリットです。
タマハシ 陳建一 IH200V対応北京鍋 28cm 中華お玉 CK-333R
ガス火・IHに対応している鉄製中華鍋です。人気シェフである陳建一氏公認のキッチンウェアシリーズ。スーパースピン加工によって底面からフチにかけて余分な厚みを取り除いているため、軽量で扱いやすいのが魅力です。
ハンドルには天然木を採用しており、手にしっくりなじむのがメリット。効率よく水分を飛ばせるので、野菜炒めやチャーハン作りにぴったりです。
本製品は中華お玉も付属。価格もリーズナブルなため、初心者やコスパ重視の方におすすめです。
パール金属(PEARL METAL) 鉄製IH対応底平北京鍋 30cm HB-4225
ガス火・IHをはじめとしたオール熱源対応の中華鍋です。引っ越しなどで環境が変わりやすい場合でも、長く愛用しやすいのが魅力。底平仕様で安定感に優れているため、はじめての中華鍋としてもおすすめです。
素材には鉄を採用しており、シリコーン樹脂塗装を施しています。日本製で優れた品質を備えているため、強火調理などでタフに使いやすいのもメリット。サイズも豊富にラインナップされています。
中華鍋のおすすめ|4〜5人分以上(30cm以上)
山田工業所 片手 中華鍋 打出 木柄 33cm
木製ハンドルを搭載した鉄製の中華鍋です。持ち手が熱くなりにくいのに加えて、手にしっかりなじむのがメリット。初心者でも扱いやすいのもおすすめポイントです。
ハンマーで数千回叩いて作った打ち出し式で、優れた熱伝導性を備えています。表面に細かい凹凸があるため、油なじみがよいのも魅力。丈夫で軽いので、普段使いにもぴったりです。プロも愛用する品質のため、本格志向の方にも適しています。
江部松商事 EBM 純チタン 中華片手鍋 33cm
チタン製で軽いため、片手でもスムーズに扱いやすい中華鍋です。手首や腰への負担を軽減できるので、普段使いにぴったり。サビに強いため、衛生的に使いやすいのもメリットです。
表面にショット加工を施しているのが特徴。表面に凹凸が形成され、油なじみがよくなります。また、昇温速度に優れているので、食材の旨みを逃がさないように素早く調理可能です。
ハンドルと本体を一体成型しているため、優れた強度を備えています。お手入れもしやすいので、手軽に使える大きめサイズのモノを選びたい方におすすめです。
カンダ 神田鉄鍋 鉄プレス両手中華鍋 33cm
素材にブルーテンパー材を採用した中華鍋です。表面にクリアラッカー塗装を施しているのが特徴。熱回りがよく油がなじみやすいため、素早く美味しい仕上がりを実現します。耐久性に優れており、ハードな使用や強火調理にも使用可能です。
また、両側にひとつずつ持ち手がついた広東鍋なので、安定感が高いのがメリット。プレス式のため、価格がリーズナブルなのもうれしいポイントです。
フジノス アルミクラッド三層中華鍋 31cm
ステンレス・アルミの3層構造を採用した中華鍋です。内側に熱伝導率が高いアルミを挟むことで、温度ムラが生じにくいのがメリット。食材に素早く火が通りやすいため、炒め物や煮込み料理など幅広い調理を楽しめます。
ガス火・直火・IHに対応しており、熱源を気にせず使用可能です。また、軽量で取り回しやすいのも魅力。持ち運びも簡単なため、自宅だけでなくキャンプなどアウトドアシーンでも活躍します。
焦げついてしまっても、たわしでガシガシ洗えるのでお手入れが簡単。メンテナンスの手間を軽減しながら、タフに使えて便利です。
岩鋳(IWACHU) 中華深型 中 21052
南部鉄を使用した中華鍋です。機能性とデザイン性を兼ね備えているのが魅力。そのまま食卓に出せば、おしゃれな空間を演出できます。使いやすさを考慮したフォルムで、普段使いにぴったりです。
鋳鉄製で厚みがあるため、優れた蓄熱性を発揮。食材をたくさん投入しても、温度が下がるのを抑制します。また、蓄えた熱が効率よく食材に伝わり、素材の味を引き出すのが特徴です。
ハードな使用にも耐えられる頑丈さも備えているので、長く愛用しやすいのがおすすめポイント。内径は31.5cmで、ガス・直火に対応しています。
中華鍋の売れ筋ランキングをチェック
中華鍋のランキングをチェックしたい方はこちら。
中華鍋の選び方
種類で選ぶ
フライパンのように使える「北京鍋」
北京鍋とは、一般的なフライパン同様の形をした、長い持ち手がついた中華鍋のことを指します。片手で鍋を振りながら使えるので、野菜炒めやチャーハンなどの炒め物におすすめ。しかし、製品によって重量は異なるため、扱いやすさを重視するなら軽量のモノを選びましょう。
北京鍋の形状は、底の部分が深く丸みを帯びているのが特徴。ただし、フライパン感覚で使えるメリットはあるものの、フライパンほどの安定性は兼ね備えていません。落下のリスクなどを避けるためにも、調理中は中華鍋から手を離さないよう注意しましょう。
揚げ物が得意な「広東鍋」
広東鍋とは、本体の両側にひとつずつ持ち手がついた中華鍋のことを指します。北京鍋と比べると底の部分が浅く面積が広いため、安定性に優れているのが特徴です。食材に熱が伝わりやすい特性から、揚げ物をはじめ、蒸し料理など幅広い調理シーンで使えます。
ただし、広東鍋で炒め物をする際は注意しましょう。片方の持ち手を握るようにして持ち、鍋を振るため指の力が必要です。用途もよく考えたうえで、適した中華鍋を選ぶのがポイントです。
素材で選ぶ
料理の仕上がりを重視するなら「鉄製」
本格的な中華料理を自宅で楽しみたい方には、鉄製の中華鍋がおすすめです。鉄は中華鍋の素材として主流であり、熱伝導率が高いので短時間で食材に火を通せるのがメリット。炒め物はシャキッと、揚げ物はカラッと仕上がるのが魅力です。
ただし、鉄製の中華鍋の多くはずっしりとした重みがあり、片手では扱いにくく感じることも。力に自信がない場合は、比較的軽いモノを選ぶのがおすすめです。また、鉄は特性上サビやすいため、こまめなメンテナンスも必要になることは留意しておきましょう。
鉄製の中華鍋には主に「打ち出し式」と「プレス式」の2種類があります。打ち出し式はプロにも好まれる中華鍋の定番で、とくに熱伝導性に優れているのがポイント。プレス式は比較的軽量で扱いやすく、リーズナブルな価格で展開されているのが特徴です。
軽さを重視するなら「チタン製」
軽量かつ扱いやすさを重視して選ぶなら、チタン製の中華鍋がおすすめです。チタンは鉄よりも軽いため重みが軽減され、扱いやすくなります。加えて、チタンは高耐久でサビにも強いので、お手入れが簡単なのもメリットです。
ただし、チタンは鉄に比べると熱伝導率が低くなるため、時短調理にはあまり向いていません。また、性能が優れていることもあり、販売価格が高価になりやすい点も留意しておきましょう。
焦げつきにくい「アルミ・ステンレス製」
調理中の焦げつきが気になる方には、アルミ・ステンレス製の中華鍋がおすすめです。表面に焦げつきを防ぐ加工が施されているモノが多いので、少量の油でも快適に調理できるのがメリット。チタン製の中華鍋同様、調理後のお手入れに手間がかかりにくい点も魅力です。
アルミ・ステンレス製の中華鍋はバリエーションが少ないため、好みのサイズを選びにくいのがデメリット。また、使うほどに表面の加工が剥がれる可能性もあるので、長く使いたい場合は金属製のヘラやお玉などの調理器具の使用を控えるなど、対策する必要があります。
製造方法をチェック
より本格的に調理を楽しむなら「打ち出し式」
打ち出し式は、金属板を手作業によってハンマーで叩いて形成しているのが特徴。ひとつずつ丁寧に、ハンマーの位置をずらしながら数千回も打ちつけています。場所によって厚さが変わるため、熱伝導率が向上。食材に火が伝わりやすいので、時短調理も可能です。
ハンマーで叩いて表面に凹凸があるため、油なじみがよいのもメリット。焦げつきを予防するのにも役立ちます。また、お手入れをしっかりすれば、長く使いやすいのも魅力です。本格的に調理を楽しみたい方はチェックしてみてください。
リーズナブルな製品が多い「プレス式」
プレス式は、機械で一気にプレスして成型したタイプ。大量生産しやすいので、打ち出し式と比べて価格がリーズナブルなのが魅力です。薄くて軽いモデルもラインナップされており、扱いやすいのがメリット。自宅でも手軽に使えます。
強度があまり高くないため、本格的な調理では変形する恐れがあるのがデメリット。ただし、家庭用としては問題なく使える強度を備えているので、コストを抑えたい方におすすめです。
サイズで選ぶ
中華鍋は、家族の人数や作る料理の量に合った大きさのモノを選ぶのがポイント。1~2人分なら直径24~27cm、3~4人分であれば28~30cm、4人分以上作るときは30cm以上を目安にするのがおすすめです。
サイズにゆとりがあれば、炒め物などで勢いよく中華鍋をあおっても食材がこぼれにくいのがメリット。ただし、サイズが大きいほど、重さが増す点には留意しておきましょう。コンロの大きさによっては、扱いにくさを覚えるケースもあるので注意が必要です。
逆に小さすぎると、一度に作れる量が限られるのが難点。使用シーンや使いやすさを考慮しながら、サイズをチェックしてみてください。
IH対応かチェック
中華鍋のなかには、IH対応の製品もラインナップされています。IH対応の中華鍋の場合、ヒーターとしっかり密着するよう、設置面が広めに作られているのが特徴です。
ただし、IHで中華鍋を使う際は、ガス火調理のように鍋を持ち上げられないので注意しましょう。調理中は常にヒーターと鍋底が接している必要があり、中華鍋をゆすりながら調理を進めます。
ガス対応・IH対応の製品ともに、それぞれ対応する熱源で調理を行うのがおすすめ。中華鍋の購入前に、自宅の熱源も事前にチェックしておきましょう。
番外編:中華鍋のお手入れ方法
中華鍋を長く愛用するには、しっかりお手入れすることが大切。とくに、鉄製の中華鍋は、使いはじめや使用後にひと工夫が必要です。
購入したあとはサビ止め加工を落とすため、何も入れずに加熱する「空焼き」を行いましょう。中性洗剤をつけたキッチンスポンジで、中華鍋表面の汚れやホコリを落とします。水分を拭き取ったら中火で空焼きして、白い煙が発生したら強火に変えるのがポイントです。
鍋の表面が青白い色に変化すれば、サビ止めを焼き切ったサイン。空焚き後は、油を注いで加熱する「油ならし」をします。油を鍋肌に浸透させることで表面に油の皮膜がついて、焦げつきを予防できるのがメリットです。
油ならしをしたあとは、普段のお手入れも含めて洗剤を使わずに洗うことが大切。洗剤を使うと油の皮膜が落ちてしまい、焦げつきの原因につながります。使用後はお湯とたわしだけで洗い、しっかり水気を拭き取りましょう。
中華鍋は業務用だけでなく、家庭で使えるモデルも多くラインナップされています。豊富なバリエーションの種類や素材から選べるほか、アウトドアに特化したモノなど、個性的な製品も揃っているのが特徴です。本記事を参考に、求める用途にぴったり合う中華鍋を見つけてみてください。