家電量販店でもよく見かけるオーディオブランド、ボーズ(BOSE)。アメリカのメーカーで、世界中から絶大な人気を誇ります。とは言え、どんなメーカーで、何が特徴なのかまで知っている人は少ないかもしれません。
実は、BOSEはあのソニーをも凌ぐ世界的なブランドなんです。その理由は、卓越した技術と音質の両方にあります。BOSEをもっと知れば、オーディオについてもよくわかるようになるかも。
今回は、そんなBOSEの秘密と代表製品をまとめてご紹介します。
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BOSEは、1964年にマサチューセッツ工科大学(MIT)教授であるアマー・G・ボーズ博士により、同学内に設立されました。後に、高度な技術に裏付けられた高音質により、アメリカと欧州でのシェア第1位に登り詰めました。
多くのブランドがひしめき、しかも戦前からの老舗も多数の業界にあって、比較的新しいと言えるBOSEが、オーディオ界の頂点に君臨しているのは驚異的です。
特有の技術志向
他社に先駆けて、独自の技術を開発するのがBOSEの大きな特徴。加えて、他社ではあまり顧みられない方式にあえてこだわるのもポイントです。具体的には1989年にはノイズキャンセリング(NC)ヘッドホンを世界で初めて開発。ヘッドホンの世界を変えた革命的な技術です。
また、フルレンジにこだわるスピーカー、小型でも重低音を再生可能なアクースティマス、コンサートホールのような臨場感を再現するダイレクト/リフレクティング理論など、枚挙に暇がありません。多くの技術で特許も取得。技術面でも業界のトップです。
BOSEを象徴する製品は小型スピーカーの101MM。世界中の商業施設、公共空間で極めて広く使われてきました。
BOSEの代表作|イヤホン
ボーズ(Bose) ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン QuietControl 30
ノイズキャンセリング(NC)と、Bluetoothワイヤレス機能の両方を備えたBOSEのおすすめイヤホンです。この両方を備えるのはBOSEでは初の試み。イヤホン内外にある合計6つのマイクから騒音レベルを測定し、ノイズを打ち消す高度なNC機能を備えます。
効果を12段階で調節できるのはBOSEだけのメリットです。必要な音は聴こえるようにできるコントロール力は特筆もの。装着時の違和感と疲労の少ないネックバンド型もおすすめできるポイントの1つです。設定をカスタマイズして、個人に合った使いやすさを追求できる専用スマホアプリも先進的ですよ。
ボーズ(Bose) イヤホン SoundSport IE
防水性を備えたインナーイヤー型イヤホン。BOSEはイヤホンにおいて、独自のインナーイヤー型にこだわっています。現在主流のカナル型と違い、快適な装着性、スケール感のある高音質が得られやすいからです。
反面、音漏れの大きさ、遮音性の低さといったデメリットがあります。また、密閉性も低いため、防水対応も困難です。しかし、本機ではこのデメリットを全て克服。
アウトドアでのスポーツ使用に耐える防水性と、人前でも迷惑になりにくい適度な音漏れ、遮音性を実現しています。これにより、インナーイヤー型のメリットを保ったまま、使い勝手だけが向上。まさにBOSEが起こした奇跡ですね。高音質にこだわりたいアクティブな方におすすめのイヤホン。
BOSEの代表作|ヘッドホン
ボーズ(Bose) ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン QuietComfort 35
ノイズキャンセリング(NC)と、Bluetoothワイヤレスの両方を備えたおすすめヘッドホン。ノイズキャンセリング機能の元祖であるBOSEが、流行のBluetoothも取り入れたヘッドホンとして大いに人気があります。
ハウジングの内側と外側に搭載した集音マイクを使い、高精度ハイブリッド方式と独自アルゴリズムで音楽に悪影響を及ぼす騒音だけを取り除きます。伝統と実績のある独自方式により、業界最高と言われる圧倒的なノイズ低減効果をもたらしますよ。
BluetoothのコーデックはAAC、SBCを装備。話題のiPhone 7にもしっかり対応します。ガラス繊維を練り込んだナイロン樹脂採用の本体は、丈夫で長持ち。末永く使えるヘッドホンとしておすすめです。
ボーズ(Bose) ヘッドホン SoundTrue AE II
シンプルな単機能ヘッドホンです。装着感のよさと高音質を徹底的に追求。頭頂部への重みが均等に分散されるようなヘッドバンド形状に新設計されています。イヤーパッドにも、低反発素材を使用。これにより、従来にも増して長時間使用時の快適さが向上しています。
独自の低音再生技術、Triportテクノロジーによる充実の低音もポイント。音量に関わらず、バランスの取れた再生音を聴かせる独自のチューニング技術もさすがです。従来のモノトーン的なイメージから脱却したスタイリッシュなカラーリングも印象的。新時代のBOSEを感じさせる点でもおすすめのヘッドホンです。
BOSEの代表作|スピーカー
ボーズ(Bose) ポータブルBluetoothスピーカー SoundLink Mini Bluetooth speaker II
BOSEの代表的なBluetoothワイヤレス対応スピーカーです。18(幅)×5.1(高さ)×5.9(奥行)cmの手の平サイズ。大きさを超えた、という月並みな表現を遥かに超える低音と迫力が魅力です。
深みのある低音を再生可能な独自のフルレンジドライバーを、アルミニウム筐体に収めることにより達成しています。小型機とフルレンジに長年こだわってきたBOSEだからこそ。他社には容易に真似できません。本体ボタンは電源と音量のみという思い切った操作系も、先進的でおすすめです。
ボーズ(Bose) USB接続対応PCスピーカー Companion 5
BOSEにより普及した2.1chスピーカーのロングセラーです。サブウーファーに独自の低音増強技術、アクースティマス方式を採用することにより、大迫力の重低音を生み出します。108Wの大出力で広い部屋でも迫力のあるサウンドを響かせます。
USBによるデジタル接続にも対応。高品位なPCスピーカーとしても使えますよ。独自のTrueSpaceサラウンドデジタル処理回路による臨場感も特筆もの。音楽だけでなく、映画鑑賞にも活躍するおすすめスピーカーです。
BOSEの代表作|サウンドバー
ボーズ(Bose) ワイヤレスサウンドバー Solo 5 TV sound system
聴きやすい音を追求するBOSEの哲学が活かされたサウンドバーです。人間の声、歌が聴き取やすい独自のダイアログモードを搭載。テレビサウンドの補強におすすめです。
独自のTrueSpace signal processingにより、広がりのある臨場感の高い音で映画から音楽まで幅広く楽しめますよ。548×70×86mmの寸法、質量も1.7kgと軽量でコンパクト。取り回しのしやすさも考慮されています。
国内メーカーのように多機能ではないにも関わらず、サウンドバー市場トップクラスの人気です。それも、幅広いユーザーに好まれる親しみやすい高音質のゆえ。BOSEのサウンドデザインのうまさに脱帽です。
BOSEの代表作|オーディオシステム
ボーズ(Bose) パーソナルオーディオシステム Wave music system IV
BOSEによる一体型小型オーディオシステムです。BOSEは、CD、ラジオを装備したラジカセ状のオーディオにも力を入れてきました。他社との大きな違いは、サイズからは考えられないような低音の充実と、全音域での卓越した高音質です。
また、独自技術が満載です。パイプオルガンの原理を応用した独自技術、ウェーブガイド・スピーカー・テクノロジーを搭載。驚異的な低音と、コンサートホールのような臨場感を演出しています。
内蔵DSPと巧みなサウンドチューニングにより、音量、音楽の内容に関わらず、常に最適なバランスで再生するのも特筆もの。オーディオはこれで十分、そう思わせてくれるおすすめの逸品です。
BOSEが人気な理由
BOSEが人気なのは、高いコスパ、機能性ではありません。どちらかというと、大きさの割には高め、機能も他社よりシンプルなくらいです。
人気な理由は第一に音質です。技術的な能書きや、価格に関わらず、多くの人の耳を直観的に惹き付ける圧倒的な高音質。どこのメーカーでも、売れるための高音質は喉から手が出るほど欲しいものです。それを最大に実現しているのがBOSEと言えます。
BOSEの音質哲学
BOSEが高音質で売れるのは偶然でも魔法でもありません。深い哲学と、それを実現する技術、ノウハウがあるからです。BOSEの考える高音質は、他社とは違います。
一般的なメーカーは、物理測定によるスペックを重視します。再生音域の広さ、雑音の少なさ、音域バランスの平坦さ、などです。しかし、BOSEは一線を画し、人間が聴いた時に自然で心地よく、しかもリアルに聴こえることを重視。技術はもちろん、入念なヒアリングによって実現しています。
オーディオ界のパイオニア
BOSEが人気である主な理由として、常に時代を先取りするパイオニアであるということが挙がります。先述のようにノイズキャンセリングヘッドホンを開発し、騒音の多い場所でも音楽を楽しめるようにしてくれました。
また、現在PCスピーカーで人気の2.1chシステムも開発。狭い場所でもサブウーファーで低音を増強する方式を一般化させました。
近年もノイズキャンセリングとBluetooth機能を兼ね備えたイヤホンを世界に先駆けて開発するなど、「いつでも、どこでも、誰でも」音楽を楽しめるライフスタイルを実現しているのも人気の秘密です。
多様な製品ジャンルに多数の人気機を送り出しているBOSE。その完成度の高さ、使いやすさは見事です。スペック至上主義ではなく、使って聴く人のことを第一に考えたブランド思想が反映されています。
他では容易に真似できないBOSEの素晴らしさは、使って、聴いてみて初めて理解できるもの。オーディオ界の革新者にしてヒューマニストなBOSEを、全ての方におすすめします。