スピーカーをアンプやプレーヤーと接続するケーブルが「スピーカーケーブル」。スピーカーから音を鳴らすのに不可欠なだけでなく、製品によって音質も変化します。種類が多く、どれを選べばよいか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、用途や好みに合ったスピーカーケーブルの選び方とおすすめモデルをご紹介。スピーカーケーブルの品質に関わる知識についても解説します。
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- 目次
- スピーカーケーブルのメリット
- スピーカーケーブルの選び方
- スピーカーケーブルのおすすめメーカー
- スピーカーケーブルのおすすめモデル
- スピーカーケーブルのAmazon・楽天市場ランキングをチェック
- 番外編:スピーカーケーブルのつなぎ方
スピーカーケーブルのメリット
高音質な音を楽しめる
ミニコンポやエントリークラスのスピーカーに付属するスピーカーケーブルは、安価なモノが一般的。単品売りのケーブルに替えるだけでも大きな音質向上が見込めます。
適切なケーブルを選ぶことによって、好みのサウンドを追求することも可能。カーオーディオでも有効なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
ケーブルを延長できる
スピーカーで再生する際は、左右の間隔を空けると空間再現力が高まるため、臨場感が増す傾向にあります。しかし、ミニコンポやスピーカーに付属するスピーカーケーブルは1.5mほどの短いモノが一般的です。自由に長さを選べる単品販売のスピーカーケーブルを用いることで、音質改善に役立てられます。
また、ホームシアターシステムのリアスピーカーにケーブルをつなげたいときにも効果的。置き場所の都合でケーブルを長くしたい場合に便利です。
スピーカーケーブルの選び方
素材をチェック
最もベーシックな「銅」
銅は優れた電気特性を低コストで実現できることから、スピーカーケーブル用としてよく使われる素材。不純物が少なく銅の純度が高まるほど高価になる傾向にあります。
たとえば純度99.9%程度の「TPC(タフピッチ銅)」は一般的な銅線で、安価なスピーカーケーブルにも採用。銅の純度が99.96%以上と高い「OFC(無酸素銅)」は、不純物のなかでも酸素を積極的に除いたモノで、スピーカーケーブルをはじめオーディオ用のケーブルに広く使用されています。
銅は基本的に音域バランスに優れ、自然な描写力を持っているのが特徴。そこに純度の高さや構造の違いによるプラスの要素が加わります。スピーカーケーブルにおすすめのベーシックな素材です。
高音域に強い「銀」
スピーカーケーブルの素材として銅の次によく使われるのが銀。銅と同様に不純物の度合いと内容でグレードが分かれています。音域バランスに優れた銅に比べて高音が目立ち、低音は控えめです。
なお、音をまとめるのに高度な技術やノウハウが必要なため、銅に比べて高価な傾向にあります。多少予算をかけてでも、よい音を手に入れたい方におすすめです。
バランスの取れた「複合型」
銅と銀など、異なる金属を組み合わせるのが「複合型」。銅だけや銀だけでは実現が難しい、ハイクオリティなサウンドを狙って作られています。製造に高いノウハウとコストが必要なため、高額な製品が中心です。
高価な機材で使用したいときにおすすめ。オーディオ中〜上級者の方はぜひチェックしてみてください。
構造をチェック
シンプルな「平行型」
平行型ケーブルは、プラスとマイナス2本の撚り線を平行に並べた構造。シンプルで製造コストも抑えられるので、安価なモデルを中心に多く用いられています。
柔らかいケーブルが多く、取り回しやすいので初心者にもおすすめです。ただし、隣接している撚り線の相互作用によって音質が劣化しやすいのがデメリット。素材や絶縁体の工夫などにより、音質劣化を抑えている場合もありますが、音質重視のモデルは少ない傾向にあるので注意しておきましょう。
外部ノイズに強い「ツイスト型」
ツイスト型ケーブルは2本の撚り線をさらにねじり合わせた構造。隣接する撚り線同士のプラスとマイナスの相互作用を中和・低減することで、音質劣化を防げるのがメリットです。
さらに、外部からのノイズの入り込みに強いのも特徴。ケーブルを長く引き回すときの影響を抑制できるので、業務用としても多く用いられます。価格と音質のバランスに優れた、おすすめのタイプです。
低音がパワフルな「4芯型」
対角線方向の一対をそれぞれ並列に接続して、4本の導線で構成されているのが「4芯型」。ツイスト型よりもプラス・マイナスの相互作用が中和され、外来ノイズに強いのが特徴です。また、4本の導体を使うことで外径に対して導体断面積を多く使えるので、低音の伝送に適しています。
さらに、通常はチャンネル当たり2本のケーブルが必要な「バイワイヤリング接続」も、一対で高域と低域に分けて使用すれば1本のケーブルで対応可能です。
ただし、端末処理がされない切り売りケーブルの場合、被覆を剥がす手間がほかのケーブルの2倍かかるのがデメリット。被覆を剥がすのが苦手な方や初心者は留意しておきましょう。
端子の種類をチェック
バナナプラグ
スピーカーケーブルの端末処理をする際によく使われるのがバナナプラグです。接続の確実性が高く、振動の影響を受けにくいのがメリット。抜き差しがしやすく、端子の交換も簡単にできるため、頻繁にスピーカーのセッティングを変える場合にも便利です。通常の用途から、スタジオのような業務用まで広く使われています。
なお、スピーカーケーブル用端子にはネジ式(バインディングポスト式)とワンタッチ式がありますが、バナナプラグは内径4mmのネジ式のみに対応するプラグ。 ミニコンポやエントリークラスのオーディオ機器では使用できないことがあるので注意しましょう。
Y端子
Y端子はYラグ端子とも呼ばれ、バインディングポスト式のスピーカーケーブル用端子に適合する端子です。サイズは4mm・6mm・8mmの3種類。締め付けることでスピーカー端子と確実な接続ができるため、音質が優れています。
バナナプラグが使えないバインディングポスト端子でも接続できるタイプを探している方は、チェックしてみてください。
スピコンプラグ・フォーンプラグ
スピコンプラグはコネクターを回転させてロックする機能が付いている端子です。強固な固定により、不意にケーブルが抜けるのを予防。また、酸化に強くショートしにくいので、長期間取り外すことのない用途に適しています。
フォーンプラグは、イヤホン・ヘッドホン用の端子としても使われる2.5~6.3mm径の端子を使用。外部からのノイズの影響を受けにくく、長く引き回せるのがメリットです。
なお、スピコンプラグとフォーンプラグはいずれも楽器演奏や音楽制作などの業務用途向けで、一般的なスピーカーではあまり対応していないため留意しておきましょう。
端子なし
スピーカーケーブルの両端は、スピーカーやアンプに接続するための端子があらかじめ装着されているモノもありますが、端子なしのタイプもあります。別途バナナプラグやYラグ端子などを自分で取り付ける場合、好みの端子を選べるのがメリットです。
端子なしタイプは端子にかかるコストがない分、安いのも魅力。なお、両端の被覆を剥がしてケーブルを露出させる必要があり、工具が必要なので留意しておきましょう。
ゲージ(太さ)をチェック
スピーカーケーブルの太さは金属導線の太さを示すゲージ(AWG)という単位が目安になります。スピーカーケーブルではおもに12~18AWGのモノが主流です。18AWGで直径約1mm、14AWGは直径1.6mmと数字が小さくなるほど太くなります。
太いほど多くの情報を伝送可能。しかし、オーディオ信号の低音と高音はそれぞれケーブル内での伝達の特性が異なるため、太さだけでは判断できません。素材と設計によっても音質が変わります。
また、ゲージはケーブル内の導体の太さを示していますが、周囲の絶縁体や、ケーブル外側の被覆であるシースの太さが加わってケーブル全体の太さとなります。ケーブル全体の太さは設計によって異なるので、ゲージの数字だけで判断しないようにしましょう。取り回しのしやすさも考慮して太さを選ぶのがポイントです。
長さをチェック
伝送による信号の損失が皆無にはならない原理上、スピーカーケーブルの長さは短ければ短いほどよいとされています。ただし、ケーブルが張り詰めたような余裕のない状態では、ケーブルにストレスがかかりやすくなるので注意が必要です。
自分が普段聴いている配置でのアンプとスピーカー間の距離を測ったうえで、適度な余裕を持った長さを選ぶのがおすすめ。なお、サラウンドのリアスピーカーに使う場合は、フロントスピーカーよりも倍ほどの長さが必要なことに注意しましょう。
スピーカーの大きさや設置環境にもよりますが、一般的にステレオ用とサラウンドのフロント用には2m程度、リア用には4m程度の長さが適しています。
スピーカーケーブルのおすすめメーカー
ベルデン(BELDEN)
信号伝送に関わる機器や機材を扱うアメリカのグローバル企業「ベルデン」。産業用ネットワーク機器や放送映像機器も手掛けていますが、ケーブルブランドとして世界的に有名です。一般用だけでなく、放送局や音楽制作現場をはじめとする業務用でも高い支持を集めています。
リーズナブルな価格と、色づけの少ない素直なサウンドが特徴。スピーカーケーブル以外のオーディオ・楽器用ケーブルも多数取り扱っているため、機材一式をひとつのメーカーで統一したい場合にもおすすめです。
カナレ(CANARE)
1974年に設立した日本の電気メーカー「カナレ」。放送・音楽制作などの業務用を中心に、各種ケーブルや伝送関連の周辺機器を製造しています。現在では国内だけでなく、海外でも知られているメーカーです。
スピーカーケーブルにも定評があります。低価格かつオーソドックスな設計が特徴で、癖の少ない音質が魅力。外部からのノイズに強く、耐久性に優れた製品作りに長けています。長距離伝送をする際や、長期間使えるモノを探している場合におすすめです。
ゾノトーン(Zonotone)
世界的なレコード用カートリッジメーカーである、オルトフォンの国内法人社長だった前園俊彦氏が、2007年に興した国内のケーブルメーカー「ゾノトーン」。カートリッジの音質を大きく左右する内部配線のノウハウを活かした高音質なモデルを展開し、人気ブランドになりました。
高価でコストのかかる素材と凝った構成を採用しながらも、リーズナブルな価格に抑えているのが特徴です。音の解像感や音場感といった、オーディオ的な要素を重視した音作りが魅力。スタイリッシュなデザインもポイントで、見た目にこだわりたい方にもおすすめです。
スピーカーケーブルのおすすめモデル
ベルデン(BELDEN) スピーカーケーブル 8470
エントリークラスの価格帯ながら、オーディオマニアにも人気のスピーカーケーブル。低音から高音までバランスよくスピーカーを鳴らします。ツイスト型でノイズに強いほか、取り回しやすい細めのケーブルを採用しているのがおすすめのポイントです。
導体はETP高導電率錫メッキ銅撚線、ゲージは16AWG。被膜は黒・白に色分けされており、プラス・マイナスの極性を見分けやすいのもポイントです。
ベルデン(BELDEN) スピーカーケーブル 8471
低音から高音までバランスよい音を鳴らせるモデル。導体はETP高導電率錫メッキ銅撚線、ゲージは16AWGで、外径は6.96mmです。
被膜で覆い、強度を向上。本棚の裏を通すなど、ケーブルに負担がかかりがちな環境におすすめです。本製品はバナナプラグつきですが、端子なしのモデルもラインナップされているので用途に合わせて選んでみてください。
ベルデン(BELDEN) スピーカーケーブル 9497
オレンジと黒のツイストが特徴的なベルデンの9497。外観からウミヘビという愛称があります。導体はETP高導電率錫メッキ銅撚線、ゲージは16AWGです。
編み込みの細かさが魅力のひとつ。外部ノイズへの強度が高まっているため、長い距離を引き回したい方におすすめです。ベルデンならではのバランスのよさに加え、引き締まった低音が楽しめます。音楽ジャンルを選ばずに使えるスピーカーケーブルです。
カナレ(CANARE) スピーカーケーブル 4S6
プロの現場でも使われている、カナレの4芯型定番スピーカーケーブル。被膜は曲げ伸ばしに強いPVCで、端子にはバナナプラグが使われています。
迫力の中~低音が楽しめるのもポイント。また、ノイズに強く、ケーブルはしなやかで取り回しも良好です。被膜が赤・赤クリア・白・白クリアで色分けされているのも魅力。プラス・マイナスの極性が一目でわかり、配線を間違えにくいおすすめのモデルです。
ゾノトーン(Zonotone) スピーカーケーブル 6NSP-1500 Meister
複合型のスピーカーケーブルを試したい方におすすめのモデルです。導体は高純度4種素材ハイブリッドで、クリアかつバランスのよい音を実現しています。
2芯平行型なのでセッティングも簡単に行うことが可能。本製品は端末処理なしのモデルですが、端子が別売りで用意されているのでチェックしてみてください。
ゾノトーン(Zonotone) 6NSP-Granster 2200α
ゾノトーンのミドルレンジモデルです。導線は4種ハイブリッド素材による複合型でゲージは2.0sq。高い解像度と厚みのある中音域がサウンドの特徴です。ツイスト型を採用しており、アルミラップでシールドをすることで対ノイズ性能を高めています。
オーディオ銘機賞2017など、数々の賞を獲得しているおすすめのモデルです。
ゾノトーン(Zonotone) 6NSP-Granster 7700α
ゾノトーンのハイエンドモデルです。導体は高純度4素材によるハイブリッド多芯集合構造。太めのケーブルを4芯型にする贅沢な作りで、低音から高音まで厚みのあるサウンドを実現しています。
アンプ側はY端子で、スピーカー側の端子はバナナプラグを採用。また、標準タイプだと両端シングル仕様ですが、バイワイヤリング接続向け製品も受注生産しています。気になる方はチェックしてみてください。
モガミ(MOGAMI) スピーカーケーブル 3104
モガミの4芯型スピーカーケーブルを試したい方におすすめのモデルです。ケーブル外径は14.5mmで、情報量の多い厚みのあるサウンドを実現しています。
また、クセのないフラットな音作りも魅力。さらに、PVCを採用しており、強度に優れているのもポイントです。なお、太いケーブルなので、アンプとスピーカーが対応できるかあらかじめチェックしておくようにしましょう。
モガミ(MOGAMI) スピーカーケーブル 3082
プロの音楽現場でも活躍する「モガミ」の定番スピーカーケーブル。限られた外径で導体断面積を最大にするための同軸型構造を採用しているのが特徴です。
ほかの構造と比べて音質面で優れているのが魅力。外径6.5mmの細いケーブルながら、大きい導体断面積を実現しています。
長さ展開も幅広く、1mからの切り売りに対応。スピーカーの駆動に適したプロ用のスピーカーケーブルです。
オヤイデ スピーカーケーブル EXPLORER-2.0-V2
革新的な技術で独自の進化を遂げたスピーカーケーブルです。異なる径の銅線3種類をバランスよく並べることにより、隙間のほとんどない精密導体を作り上げています。
また、導体はピーリング処理され、不純物を極力排除。純度を高めて音の劣化を抑えることにより、クリアでバランスのよい自然な音を再現できます。
被膜にはフレキシブルポリエチレンを採用。平面をできるかぎり排除するようにデザインされており、床からの振動が伝わりにくくノイズに強いのが特徴です。
オヤイデ TUNAMI 2 SP-Y V2
オイヤデのハイエンドスピーカーケーブルです。独自の精密導体を採用し、ゲージが非常に太いのが特徴。サウンドは低音から高音までしっかりと厚みを持っているのが魅力です。
繊細な音を最大限に活かすため、電磁波吸収体・カーボン層・銅箔という3層でシールド。外部ノイズの影響は可能な限り減らしています。オリジナルのY端子も音の劣化を防ぐのに有効です。バナナプラグを採用したモデルもあるので、用途に合わせて選択できます。
キューイーディー(QED) REFERENCE SILVER ANNIVERSARY XT
クリアな高音を楽しみたい方におすすめのモデルです。銀メッキ銅線を使用しており、銀ならではのきらびやかな高音と、銅ならではのしっかりとした低音を楽しめます。
QED独自開発の端末「AIRLOC」を採用。導体と端子を密着させて、電気抵抗を減らすことにより、信号のロスを抑制しているのが魅力です。
また、独自技術「X-TUBE」もポイント。導体の中心にあえてチューブ状の空間を作り、高周波での減衰率を抑えてクリアな音像を実現しています。銀メッキ銅線ならではの高級感もポイントです。
キューイーディー(QED) Performance Micro Silver
QEDのエントリーモデルです。上位モデル同様に銀メッキ銅線を採用。また、独自技術「X-TUBE」も用いられており、きらびやかな高音が気軽に楽しめます。
硬めのスピーカーケーブルなので、長さに余裕を持って購入するのがおすすめ。比較的リーズナブルな価格でQEDのスピーカーケーブルを試したい方は、ぜひチェックしてみてください。
キューイーディー(QED) Profile79Strand
低価格でコスパに優れたスピーカーケーブルです。細かくて太い音の響きを楽しめるのが魅力のひとつ。中低音域には厚みが感じられるため、パワフルなサウンドを再生したいときに向いています。
ゲージは14AWG。ブラック・ホワイトの2色を展開しており、スピーカーや周辺機器の色に合わせれば統一感を演出できます。
モンスターケーブル(Monster Cable) スピーカーケーブル ME-S12
サウンドエンジニア兼ドラマーであるノエル・リーによって設立された「モンスターケーブル」の製品。優れた柔軟性を有しており、扱いやすいのが特徴です。
アンプやスピーカーはもちろん、家具の後ろなどスペースのない場所でスピーカーケーブルを取り回したい場合におすすめ。本製品は30.48mのモデルですが、3m・5m・7m・12mの切り売り製品もラインナップされています。
音質はモンスターケーブルらしくパワフル。豊かな低音とクリアな音場を感じられるおすすめのモデルです。
モンスターケーブル(Monster Cable) スピーカーケーブル ME-S16
モンスターケーブルのエントリーモデルです。断面積は1.3SQと同社の中では比較的細目。また、柔軟性に優れており、狭いスペースでも取り回しやすいのがポイントです。
導体の素材は銅クラッドアルミニウムで、0.254mmのケーブル26本を撚り合わせて作られています。モンスターケーブルらしい迫力の低音と、クリアな音場が魅力です。
フリーザトーン(FREE THE TONE) SPEAKER CABLE CS-8037-BS
スピーカーのパワフルな稼働を促すスピーカーケーブルです。電流をしっかりと流せるため、アンプやスピーカーの能力を引き出せるのが特徴。ツイスト構造を採用したことで安定した広域特性を実現しています。導体の素材にはOFCを使用。解像度の高いクリアな音を楽しめます。
プラグに刻まれた波形溝にも注目。同メーカー独自の設計で、プラグの抜き差しをスムーズにする効果が期待できます。編組スリーブを被せたことで、耐久性を高めているのもポイントです。
音光堂(ONKODO) Blue Y524
スピーカーケーブルやオーディオ自作用アイテムなどを展開している「音光堂」のオリジナルモデルです。ツイスト型で、非メッキケーブルを採用。太めの導体7本構成で仕上げられています。
端末にはリン青銅製のバナナプラグをハンダづけするなど、細かな点にもこだわっているのが魅力。0.5~20mまで長さのバリエーションが豊富なのもポイントです。
フジパーツ(FUJI PARTS) スピーカーケーブル C-077
安価なスピーカーケーブルを探している方におすすめのモデルです。細くてしなやかなため、本棚の裏を通したり、壁の穴を通したりといった用途にも便利。赤白に色分けされているので、プラス・マイナスの極性で迷いにくいのも魅力です。
導体にはOFCを採用。気軽に使えるスピーカーケーブルなので、ホームシアターや壁掛けのスピーカーなどさまざまな用途におすすめです。
ジャパンファインスチール(JFS) スピーカーケーブル JFSounds MS227C
特殊ワイヤーの製造を手掛けるジャパンファインスチールが製造するスピーカーケーブルです。芯材にマグネシウムワイヤを採用しているのが特徴。振動吸収性に優れているので、高い制振効果が期待できます。
外部ノイズに強いツイストペア構造を採用している点も魅力。クリアで臨場感ある高音質なサウンドを求める方におすすめです。
シャークワイヤー (SHARKWIRE) SP15122R
導体に銀を使用した高品質なスピーカーケーブルです。音の抜け感が心地よく、高音の綺麗な伸びを楽しめるのが魅力。中低音もキレのある音で、オーディオの種類や環境を問わずに音質の向上が期待できます。
ゲージは15AWG相当。1m単位の切り売りに対応しているため、必要な長さだけ購入できます。高品質なスピーカーケーブルを探している方におすすめのモデルです。
サエク(SAEC) SPC PC Triple C導体スピーカーケーブル SPC-650
世界で初めて「PC Triple C導体」を採用したと謳うミドルクラスのスピーカーケーブルです。一般的な無酸素銅導体よりさらに純度を高めた銅を使用しています。2芯ツイスト構造で外部ノイズに強いのもポイントです。
広いダイナミックレンジを持っており、情報量の多いハイレゾ音源もしっかり伝送できます。外径は約7.5mmと細めで、軟質PVC素材を採用。取り回しのしやすさにもこだわった製品です。
ワイバーンオーディオ(WYVERN AUDIO) バナナプラグ加工済 スピーカーケーブル
バナナプラグ装着済みのスピーカーケーブル。バナナプラグ部は24Kメッキと高品位で、しっかりと信号を伝達できます。取り回しやすい柔らかい被膜なので、初心者でも使いやすいのがポイント。ケーブルをまとめやすい、付属の専用ストラップも便利です。
3m×2本セットのほか、1.5m×2本、5m×2本セットもあり、ミニコンポからホームシアターまで幅広く対応できます。バナナプラグつきのケーブルとしてはリーズナブルな価格なのも魅力です。
Postta スピーカーケーブル 純銅スピーカー
2重構造を採用しているスピーカーケーブルです。外側にPVC絶縁シース、内側に柔らかい絶縁性の被覆が採用されているのが特徴。導体は純度99.99%の無酸素銅で、ノイズを軽減させて高音質を実現します。
ゲージ数は16AWG。長さ15mのロングケーブル仕様で、ホームシアターや会議室用のスピーカーなどにも活用できます。片方の被覆には赤線がついているため、プラス・マイナスを確認しやすいのも便利なところです。
アマゾンベーシック(AmazonBasics) スピーカーケーブル
16AWGゲージのスピーカーケーブル。素材に銅とアルミのクラッド鋼を採用した複合型で、構造は平行型の端子なしタイプです。オーソドックスな音質なので、ステレオシステムからカーオーディオまで幅広く活用できます。
ケーブルの片側に極性を識別するための白線が付いており、接続も簡単。プラスチックの被覆は柔らかく取り回しも楽なので、初心者にもおすすめです。
ケンウッド(KENWOOD) ハイクオリティOFCスピーカーコード CA-SP260
カー用品やオーディオを扱うメーカー「ケンウッド」のスピーカーケーブルです。高温になりやすい車内でも使用できる耐熱設計が施されているのが魅力のひとつ。カーオーディオ用におすすめの製品です。
両端の被覆が剥離処理済なのも便利なポイント。スピーカーケーブルの扱いに慣れていない方でも、導体を傷つける心配なく配線できます。ベーシックタイプの1.5倍の導体断面積を有しており、伝送ロスを軽減できるのも嬉しい点です。
導体は純度99.996%の無酸素銅。2本1組になったお得なセットで、3mと6mの2種類を展開しています。車内環境に合うモデルを購入してみてください。
オーディオテクニカ(audio-technica) スピーカーケーブル AT-ES1400
特徴的なスピーカーケーブルを探している方におすすめのモデルです。一般的な導体は細い銅線をより合わせて作られますが、本製品はOFC(無酸素銅)の太い銅線1本で作られています。しっかりとした低音と厚みのある中音、くっきりとした高音が魅力です。
端子なしのモデルですが、単芯のため導体がほつれにくくなっているのもポイント。なお、単芯という特性上ケーブルは硬めで折れ曲がりに弱いので、余裕を持って配線するようにしましょう。
オーディオテクニカ(audio-technica) OFCスピーカーケーブル AT6157
シンプルで高品質なスピーカーケーブル入門用モデルです。聴き疲れしにくい音質が魅力。ロックやジャズ、クラシックなど幅広い音楽ジャンルにマッチします。
素材はOFC(無酸素銅)でゲージは直径2mm。シンプルでしなやかな平行型により、配線作業も簡単です。端子なしのモデルなので、ほとんどのスピーカーに接続できます。
オーディオテクニカ(audio-technica) OFCスピーカーケーブル AT6159
太めでありながら取り扱いやすいスピーカーケーブルです。透明なシースを採用しており、メインスピーカーに配線をしても目立ちにくいのがメリット。スピーカーの配線周りをすっきりさせたい方におすすめです。
導体は伝導ロスを低減できるOFCで、直径0.12mmのケーブルを371本撚り合わせた設計。量感や情報量、押し出し感を得られやすいのが魅力です。ダイナミックながら、微妙なニュアンスや艶の再現性に優れています。
オーディオテクニカ(audio-technica) GOLD LINK Basic スピーカーケーブル AT365S
オーディオ入門用におすすめのスピーカーケーブルです。柔らかなモデルで配線の取り回しがしやすいのが魅力のひとつ。スピーカーの音質をワンランク向上させてみたい初心者の方におすすめです。
導体にはチタンが配合されており高音質の音楽を楽しめるのが特徴。価格も安いため、リーズナブルなスピーカーケーブルを探している方に向いている製品です。
オーディオテクニカ(audio-technica) フラットスピーカーケーブル AT-DV73FS
リアスピーカー用におすすめのスピーカーケーブルです。特に5.1chリアスピーカーのセットアップにぴったり。LチャンネルとRチャンネルを一度に引き回しできる平行4芯構造が特徴です。
導体には高純度の無酸素銅のみを採用。高さ約2.4mmのフラットケーブルのため、壁や柱、カーペット下などにも引き回しがしやすく、あらゆる環境に対応できます。オーディオテクニカの定番スピーカーケーブルのひとつです。
ジェイビーエル(JBL) スピーカーケーブル JSC550
抜けのよいサウンドが特徴のスピーカーケーブル。JBLのスピーカーはもちろん、それ以外のスピーカーでも使用可能です。
被膜表面に細かなスリットを入れることにより、スピーカーケーブルの振動を抑制。音の振動によって余計なノイズが入るのを抑えます。導体はOFCでシンプルな並行型ケーブルです。
エーモン(amon) スピーカーコード3477
コスパに優れたスピーカーケーブルです。長さ6mで、スピーカー同士の距離が離れている場合におすすめ。取り回しがしやすい細めなケーブルのため、配線作業なども比較的簡単に行えます。
導体には、純度99.97%以上の無酸素銅(OFC)を使用。一般的な銅のスピーカーケーブルより不純物が少ないため、伝導性にも優れています。端子なしのシンプルな製品で、コストを重視したい方におすすめです。
エアボウ(AIRBOW) 特殊エイジング済スピーカーケーブル SPK-300
必要な長さだけ購入できるスピーカーケーブルです。10cm単位の切り売りに対応しているのが特徴。使い始めから本来のパフォーマンスを発揮するための特殊エイジング加工が施されています。
導体には、オーディオに最適な構造を持つ「高純度ディップフォーミング」を採用。ツイスト型で外部ノイズにも強く、音を濁らせる原因の共振や帯電を取り除く工夫が施されています。
すっきりとした音質ながら、細やかな音の世界観を表現できるのも魅力のひとつ。コスパに優れており、オーディオ初心者でも挑戦しやすい価格帯を実現しています。
カナレ(CANARE) 4S8 スピーカーケーブル
カナレの定番スピーカーケーブルです。あらかじめ両端にスピコンプラグが取り付けられているのが特徴。自分で取り付ける必要がなく、プロ用のスピーカーやアンプなどのさまざまな機器に使用できます。
また、放射ノイズを軽減する4芯構造を採用しているのもポイント。外径は8.3mmで、太く硬めのしっかりとしたケーブルに仕上がっています。大出力のオーディオ機器におすすめの製品です。
ホサ(Hosa) スピコン-モノラルフォン スピーカーケーブル SKT-210Q
優れた耐久性と信頼性を持つ「Neutrikコネクタ」を採用したスピーカーケーブル。高品質かつ長寿命で、長期的に使用できます。
12AWG×2の2芯構造を採用。太めのケーブルですが柔軟性に優れており、比較的簡単に取り回しを行えます。ブラックPVCジャケットのため、ステージなどで使用しても目立ちにくいのが嬉しいポイントです。
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番外編:スピーカーケーブルのつなぎ方
スピーカーケーブルを接続する際に、まずはLとRを反対につないでしまわないようにすることが大切。ステレオのLRから正常に音を再生するためにも、しっかりと確認して接続しましょう。
また、プラスとマイナスの極性にも気をつける必要があります。スピーカーおよびアンプの端子部をチェックし、プラスの記載がある端子同士とマイナスの記載がある端子同士をスピーカーケーブルで接続しましょう。プラスとマイナスをつないでしまうと逆相接続となり、スピーカーのセンター付近で打ち消される音がでてしまうので注意が必要です。
確認した後は、ネジ式の場合は端子のネジを緩めてケーブルを下から差し込み、締めるだけで接続完了。レバー式の場合は、レバーを押してケーブルを差し込むだけで接続できます。
スピーカーケーブルを高品位なモノに替えると、音質が大きく変わり、好みのサウンドを楽しめます。製品によって素材が異なるのはもちろん、端子の種類や太さなど、さまざまな用途があるので、つなげたい機器に合わせて選ぶのが重要。ぜひぴったりな1本を見つけてみてください。