オーディオプレーヤーの音質向上を実現する「ヘッドホンアンプ」。ヘッドホンやイヤホンで音楽を聴くとき、より高音質なサウンドにこだわりたい方にぴったりの製品です。

ヘッドホンアンプは持ち運びに役立つポータブル型と、家庭用の据え置き型の2種類を展開。スマホやPCに入った音楽を高音質で楽しめる、USB-DAC内蔵のモデルも人気です。そこで今回は選び方のポイントも含め、ヘッドホンアンプのおすすめ製品をご紹介します。

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ヘッドホンアンプとは?

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ヘッドホンアンプとは、ヘッドホンへ送る音声信号を増幅させるためのオーディオ機器のことを指します。高品質なパーツや回路を備えており、能率が低いヘッドホンでも十分な音量を出力可能。音の厚みや迫力が増した高音質なサウンドを再生できる点がおすすめです。

ポータブルオーディオプレーヤーやスマホ、PCにもアンプは内蔵しているものの、出力が低く音質重視ではないモノがほとんど。現在のオーディオ環境に物足りなさを感じている方は、ヘッドホンの音質性能を引き出せるヘッドホンアンプをチェックしてみましょう。

ヘッドホンアンプのおすすめメーカー

フィーオ(FiiO)

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フィーオはポータブルオーディオの製品開発に注力する、中国のオーディオ機器メーカーです。デジタルオーディオプレーヤーをはじめ、高性能なヘッドホンやイヤホン、Bluetooth関連製品など幅広く展開しています。

ヘッドホンアンプはフィーオの主力製品のひとつであり、ポータブル型・据え置き型ともに豊富なラインナップが魅力。現行のモデルはUSB-DAC内蔵モデルがメインとなっているため、スマホやPCで音楽を楽しみたい方におすすめです。

アイファイオーディオ(iFi audio)

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アイファイオーディオは、イギリスのハイエンドオーディオシステムメーカー「AMR」が一般消費者向けに製品を展開するブランド。デジタル・アナログを問わず、優れた技術を活かした多彩なオーディオ機器を取り扱っているのが特徴です。

ヘッドホンアンプはリーズナブルな価格帯からプロ向けのモデルまで、幅広い種類をラインナップしています。コンパクトなポータブル型のモデルも展開しており、手軽に高音質なサウンドを楽しめる点がおすすめです。

オーディオテクニカ(audio-technica)

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オーディオテクニカは音響機器や映像機器の開発・販売を行う日本のメーカーです。個人向け製品ではヘッドホンやイヤホンを中心に、マイクや車載関連製品などを展開。そのほか、設備音響機器や業務用カラオケなど、法人向け製品も多数取り扱っています。

ヘッドホンアンプの種類は多くないものの、高音質なサウンドを実現するモデルがラインナップ。コンパクトサイズながら2台のヘッドホンを接続できるモデルもあるなど、幅広いシーンで音楽を楽しめる点がおすすめです。

ヘッドホンアンプのおすすめ|ポータブル型

フィーオ(FiiO) Bluetoothヘッドホンアンプ BTR17

フィーオ(FiiO) Bluetoothヘッドホンアンプ BTR17

Qualcommのフラッグシップチップ「QCC5181」Bluetoothプラットフォームを搭載したヘッドホンアンプです。Bluetoothの音質や利便性を向上する「LE Audio」規格に対応。ワイヤレスでもCDクラスのロスレス音質を実現しています。

Bluetooth 5.4を備え、LDAC・aptX Adaptiveといった主要な高音質コーデックに対応。ハイレゾオーディオ認証も取得しており、クオリティの高いBluetoothオーディオ体験を楽しめる点がおすすめです。

接続機器に応じた電源供給状態へ移行するのも特徴。PC接続時はPCからの電源供給で動作し、スマホ接続時は内蔵バッテリーで動作してスマホのバッテリー消費を抑制します。Bluetooth接続時も内蔵バッテリーで動作しますが、USB接続時は充電と給電も可能です。

POWER IN端子からUSB給電すると「デスクトップモード」に切り替えられます。バランス接続で最大650mWの高出力を達成し、より力強い音を表現できるのが魅力です。

フィーオ(FiiO) USB DAC内蔵ヘッドホンアンプ KA13

フィーオ(FiiO) USB DAC内蔵ヘッドホンアンプ KA13

小型・軽量のシンプルなデザインながら、パワフルな出力でハイレゾ音源も高品位に再生するヘッドホンアンプ。高性能なUSB-DACを内蔵しており、バスパワー駆動のため電源不要で使えます。ヘッドホン端子のないスマホやPCと組み合わせるのもおすすめです。

出力方法は3.5mmステレオミニプラグを用いたアンバランス接続のほか、4.4mmバランスヘッドホン端子によるバランス接続にも対応。「デスクトップモード」を搭載しており、バランス接続では最大550mWの高出力を実現しています。

USB Type-CケーブルやLightningケーブルが付属しており、接続するデバイスに合わせてケーブルの取り外しや交換も可能。ケーブルの買い足しをする必要なく、幅広いデバイスに接続して使えるのも魅力的なポイントです。

本体は精巧なCNC加工が施された金属製で、独特なラインが刻まれた洗練されたデザインが特徴。カラーバリエーションはブラック・シルバーの2色を展開しています。

フィーオ(FiiO) Bluetoothヘッドホンアンプ BTR11

フィーオ(FiiO) Bluetoothヘッドホンアンプ BTR11

高コスパのエントリーモデルながら、LDAC対応の高音質なサウンドを楽しめるヘッドホンアンプです。Bluetooth 5.3対応のチップのほか、デュアルコアCPUとデュアルコアNPUも備え、安定した性能とサウンド処理の強化を実現しています。

本体サイズは55×19×14.6mm、重量は13gのポケットサイズを採用。最大約15時間連続再生できるパワフルなバッテリーを内蔵しているため、充電切れを気にせず長時間使える点もおすすめです。充電時間は短く、1時間で約90%まで充電できます。

マルチポイントに対応しており、2台のBluetoothデバイスとの同時接続にも対応。複数のデバイスの使い分けも簡単です。また、高感度の全指向性マイクを内蔵しているのも特徴。ノイズリダクション機能付きで、クリアな通話も可能です。

カラーバリエーションはブラック・ホワイトの2色を展開。シルクスクリーン印刷を施したスタイリッシュな外観と、高級感のある質感も魅力です。

フィーオ(FiiO) USB DAC内蔵ヘッドホンアンプ KA11

フィーオ(FiiO) USB DAC内蔵ヘッドホンアンプ KA11

コンパクトで持ち運びに適したヘッドホンアンプです。本体サイズは約44.5mmで、重量は約8.5gと、小型・軽量にこだわった作りが特徴。ボディにはアルミニウム・マグネシウム合金を採用することで、優れた耐久性とデザイン性を両立しています。

ハイレゾオーディオ認証を取得しているほか、USB-DACも内蔵。独自のHiFi回路設計に加え、ケーブルには高純度のパラジウムメッキOFCケーブルを採用しており、スマホやPCに入った音楽をノイズの少ないクリアな高音質で再生します。

Android・iOSのスマホやタブレットに加え、WindowsやMac対応製品など、幅広いデバイスと接続可能。また、「UAC1.0」モードに設定すればNintendo Switchなどのゲーム機とも接続でき、低遅延のサウンドで高い没入感を得られる点もおすすめです。

アイファイオーディオ(iFi audio) xDSD Gryphon

アイファイオーディオ(iFi audio) xDSD Gryphon

1台でオールラウンドに使える設計が魅力的なヘッドホンアンプ。入力方法はデジタル・アナログ・ワイヤレスそれぞれに対応しています。ヘッドホン出力は3.5mmシングルエンドに加え、4.4mmバランスも搭載しています。

据え置き型のモデル同等の接続性の高さを持ちながら、手のひらサイズのコンパクト設計のため、ポータブル型として手軽に持ち運べるのがおすすめのポイント。シーンに応じてポータブル・据え置きと用途に合わせて使える点が魅力です。

Bluetooth接続時はLDAC・aptX Adaptive・aptX HDなどの幅広い高音質コーデックに対応。有線接続にも劣らないハイレゾ音源を高品位に再生します。低域増強機能「XBass II」や、音場補正機能「XSpace」も搭載しており、音楽に合わせた音質の調節も可能です。

オニキス(ONIX) Alpha XI1

オニキス(ONIX) Alpha XI1

ビンテージ感と高級感のあるブラック×ゴールドデザインを採用したヘッドホンアンプです。ディスプレイとハードウェアボタンを搭載しており、本体のみで内部設定や音量調節が可能。接続するデバイスを問わず、製品内部へアクセスできるのが特徴です。

音質面では、ハイレベルなノイズコントロール機能による透明度の高いサウンドが魅力。低消費電力設計のため、安定したシステム動作を実現しながら、消費電力を効果的に削減できるのもポイントです。

UAC1.0に対応し、ゲームモードへの切り替えも可能。ハイクオリティな臨場感あふれるサウンドで、ゲームへの没入感を高めたい方にもおすすめのモデルです。

アイバッソオーディオ(iBasso Audio) DC-Elite

アイバッソオーディオ(iBasso Audio) DC-Elite

フラッグシッププレーヤーに匹敵すると謳われる、精度の高いオーディオ回路を備えたヘッドホンアンプです。日本の電子部品メーカー「ローム」のDACチップ「BD34301EKV」を中心に、6つのデュアルオペアンプを搭載しています。

デスクトップクラスの電流出力DACチップを採用していながら、洗練されたオーディオ技術により、コンパクトサイズを実現しているのが魅力的なポイント。優れたダイナミクスと広い空間表現力が際立つ、高音質なサウンドを再生します。

出力方法はデュアルコネクション設計により、アンバランス接続・シングルエンド接続の両方に対応。ヘッドホンやイヤホンを自由に組み合わせ可能です。3.5mm出力は同軸デジタル出力にも対応しているため、外部DACやオーディオシステムに接続できる点もおすすめです。

アイバッソオーディオ(iBasso Audio) DC04PRO

アイバッソオーディオ(iBasso Audio) DC04PRO

アメリカの半導体設計開発メーカー「シーラス・ロジック」のオーディオDAC「CS43131」をデュアル構成で搭載したヘッドホンアンプです。DACの電源部には低ノイズLDOレギュレータを採用。クリーンな電源供給を実現し、ノイズを抑えた繊細なサウンドを再生します。

Android専用アプリと連携すると、ゲイン設定やエコモード設定のほか、出力モードやLRバランスなどのカスタマイズが可能。本体だけでは設定できないハードウェアオプションへスマホからアクセスできる点がおすすめです。

本体にボリュームコントロールキーを採用しているのもポイント。アプリを導入できないデバイスでも、100段階の繊細な音量調節を直接行えるのが魅力です。

アステル&ケルン(Astell&Kern) AK PA10

アステル&ケルン(Astell&Kern) AK PA10

同ブランドの優れたアンプ回路設計技術を活用している「Class-Aアナログアンプ」を搭載するヘッドホンアンプ。歪みや欠陥のない音声信号を増幅することで、あたたかみのあるクリーンなサウンドを再生可能です。

消費電力が大きい点がデメリットのClass-Aアンプながら、独自の回路設計により、消費電力を抑えつつ出力を向上させることを実現しています。4200mAhのバッテリーを内蔵しており、最大約12時間の連続再生が可能。長時間使用したい方にもおすすめです。

バッテリー残量は本体にLEDでお知らせ。バッテリー状態の目安は白色が70%以上、黄色が30~69%、赤色が30%以下とわかりやすく表示されます。

水月雨(MOONDROP) 破暁 DAWN PRO

水月雨(MOONDROP) 破暁 DAWN PRO

デザイン性・機能性ともに優れたヘッドホンアンプです。ボディに熱伝導設計のフルアルミ合金を採用することで、耐久性の高さと質感のよさを両立。熱を発しやすいチップ上部には気流孔を設けており、熱膨張後の気流を対流へ導き、熱伝導効率を高めています。

2基の高性能チップのほか、USBデジタルインターフェースチップとデュアル独立水晶発振子を搭載。加えて、3個の独立した電源チップで集積回路へ電力を供給することで、HiFiオーディオ回路を構成しています。

音量は100段階で調節可能。シーンに応じてスムーズに音量を設定しやすい点が魅力です。ヘッドホン出力は3.5mmシングルエンドと、4.4mmバランスにも対応。音質にこだわりたい方にもおすすめです。

ヘッドホンアンプのおすすめ|据え置き型

フィーオ(FiiO) USB DAC内蔵ヘッドホンアンプ K11

フィーオ(FiiO) USB DAC内蔵ヘッドホンアンプ K11

ムダのないシンプルで洗練されたデザインのヘッドホンアンプです。小型の据え置き型モデルながら、多彩な入出力と最大1400mWの高出力を実現したヘッドホンアンプ回路を備えているのが特徴。USB-DACも内蔵しており、スマホやPCのサウンドを高音質で再生します。

フロント部にディスプレイを採用しているのもポイント。視認性に優れ、サンプリングレートや音量、出力モードなどをひと目で確認できます。各種設定は前面のノブを使うため、直感的な操作が可能です。

本体サイズは147×133×32.3mmとコンパクトで、デスクにもすっきりと置きやすいモデルを求める方におすすめ。カラーバリエーションはブラック・シルバーの2色を展開しています。

フィーオ(FiiO) USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ K9 AKM

フィーオ(FiiO) USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ K9 AKM

旭化成のオーディオ用DACチップのフラッグシップシステム「AK4191EQ+AK4499EX」を搭載したヘッドホンアンプです。デジタル処理用チップとアナログ処理用チップを分離して動作させる、セパレートDAC方式を採用。S/N比の向上や高精度なD/A変換を実現しています。

オーディオ回路はフルバランス構成で、DAC・ローパスフィルタ・ボリュームコントロール・バッファアンプ・プリアンプ・ヘッドホンアンプの6つに分けられているのが特徴。入念な設計により、信号忠実性の高い高音質なサウンド再生を可能にしています。

入出力端子を豊富に備えており、入力方法はワイヤレスを含むデジタル入力とアナログ入力に対応しているほか、出力方法はアンバランス接続とバランス接続の両方に対応。ライン出力も備えているなど、幅広いシーンで活用できるのもおすすめのポイントです。

フィーオ(FiiO) USB DAC内蔵ヘッドホンアンプ K7

フィーオ(FiiO) USB DAC内蔵ヘッドホンアンプ K7

微細な音量調節を実現する「ADCボリュームコントロール機能」を備えたヘッドホンアンプです。ノブの回転変化量をAD変換した値に基づき、ボリュームICを制御して音量を調節。左右の音量差やノイズを抑制しながら、112段階の範囲で細やかな音量設定が可能です。

ヘッドホンアンプ回路には、オーディオ技術専門メーカー「THX」と共同開発した「THX-AAA 788+」を搭載。低能率から高能率まで、幅広いヘッドホン再生において理想的なサウンドを提供します。

豊富な入出力を備えているのもおすすめのポイントです。USB端子や角型光端子、RCA同軸端子を使用したデジタル入力や、RCA端子を使用したアナログ入出力のほか、アンバランス・バランス接続それぞれにも対応。さまざまなデバイスと接続して使えます。

フィーオ(FiiO) USB DAC内蔵ヘッドホンアンプ K19

フィーオ(FiiO) USB DAC内蔵ヘッドホンアンプ K19

アメリカのオーディオメーカー「ESS」の次世代フラッグシップDACチップ「ES9039SPRO」を2基搭載したヘッドホンアンプです。1基あたり8ch分のDAC回路を備えたDACチップをデュアル構成で採用することで、最大8000mWの超高出力を実現しています。

電源はAC電源に加え、DC電源からも給電できるのがポイント。デジタル回路とアナログ回路への電源を分離して供給する構造のため、音質に悪い影響を与える相互干渉やクロストークを効果的に抑制します。

多彩な出入力端子を備えており、幅広いデバイスと接続して高音質なサウンドを再生できるのも魅力。また、HDMI入出力およびARCにも対応しているので、映像コンテンツの音声の高音質化にも対応。没入感の高い映像体験も楽しめる点がおすすめです。

ボディはアルミダイキャスト製の一体成形フレーム構造を採用。制振性・耐久性ともに優れています。本体は縦置きと横置きを選択して設置できる点も魅力です。

アイファイオーディオ(iFi audio) ZEN DAC 3

アイファイオーディオ(iFi audio) ZEN DAC 3

DSD512・PCM768kHzの高いサンプリングレートの再生を実現したヘッドホンアンプです。幅広い音楽フォーマットに対応することが可能。電源はDC電源のほか、バスパワー駆動も可能です。

出力方法は6.3mmシングルエンド接続と、4.4mmバランス接続に対応。低音域を強化する「XBass+」に加え、ゲインをブーストできる「PowerMatch」も搭載しており、使用するヘッドホンに合わせてパワーをコントロールできます。

ライン出力には、固定・可変出力を切り替えられる4.4mmバランス出力とRCA出力を搭載。プリメインアンプやアクティブスピーカーなど、接続先を選ばない汎用性の高さもおすすめのポイントです。

アイファイオーディオ(iFi audio) ZEN CAN Signature Standard

アイファイオーディオ(iFi audio) ZEN CAN Signature Standard

オーディオマニアグレードのコンポーネントを備えたヘッドホンアンプです。バランスのよい回路設計をさらに強化しており、極めて低い歪みと卓越したサウンドを実現しています。

3イン・3アウト設計で、接続性が高い点もおすすめです。RCAや3.5mmシングルエンド・4.4mmのアナログ入力オプションを備えており、ヘッドホン出力は6.3mmシングルエンド接続と、4.4mmバランス接続に対応。アダプターが付属しているので、3.5mmプラグも接続できます。

「PowerMatch」機能では、0~18dBまで6dB刻みで4段階のゲイン設定が可能で、幅広いヘッドホンとの互換性を確保。「XSpace」と「XBass」の2つのアナログ処理モードも備え、サウンドステージと低域レスポンスの向上も実現しています。

アイファイオーディオ(iFi audio) NEO iDSD2

アイファイオーディオ(iFi audio) NEO iDSD2

Bluetooth 5.4搭載に加え、最大1200kbpsのビットレートを実現するaptX Losslessコーデックにも対応したヘッドホンアンプ。ワイヤレスでもオーディオの品質を落とさず、CDクラスの高音質なサウンドをストリーミングできる点がおすすめです。

ヘッドホン出力は、最大5551mWを実現。-12~16dBまでゲイン設定が可能なので、高感度なインイヤーモニターからパワーを要求するヘッドホンまで、さまざまな製品に適応します。

入力方法はデジタル・アナログそれぞれに対応しているほか、出力方法もアンバランス接続・バランス接続の両方に対応。ライン出力も備えており、幅広いデバイスと接続して使えます。

オーディオテクニカ(audio-technica) ヘッドホンアンプ AT-HA2

オーディオテクニカ(audio-technica) ヘッドホンアンプ AT-HA2

幅広いデバイスと接続できる汎用性の高いヘッドホンアンプです。アクティブスピーカーなどを増設できるスルー出力端子を備えているほか、ヘッドホン端子のないオーディオ機器でもライン出力からヘッドホンモニターが可能。幅広い用途で使えます。

本体前面には3.5mmミニジャックを2系統搭載しており、2人同時にヘッドホンを接続して音楽をシェアできるのが特徴。サイズは約幅7×奥行9.2×高さ3cmとコンパクトなので、省スペースで設置しやすい点もおすすめです。

アールエムイー(RME) ADI-2/4 Pro SE

アールエムイー(RME) ADI-2/4 Pro SE

ドイツのオーディオメーカー「RME」が出がけるヘッドホンアンプです。業務用・家庭用を両立する機能性の高さが魅力的なポイント。高音質なサウンドを再生できるだけでなく、豊富な入出力端子も備えており、プロ向けの楽曲制作などの用途でも使えます。

ヘッドホン出力は、ハイエンド品質の独立した6.3mm出力を2系統と、4.4mmバランス出力を1系統搭載。高性能なUSB-DACを内蔵しており、スマホやPCのサウンドもクリアに再生できる点もおすすめです。

フォステクス(FOSTEX) USB DAC HP-A3mk2

フォステクス(FOSTEX) USB DAC HP-A3mk2

バスパワー駆動で手軽にPCと接続できる、USB-DAC内蔵のヘッドホンアンプです。コンパクト設計に加え、USB端子をつないで簡単な設定を行えばすぐに使えるので、PCをメインに高音質なデスクトップオーディオを楽しみたい方におすすめです。

ゲインスイッチを配置しており、ヘッドホン出力アンプのゲインをHI・LOの2段階で切り替え可能。さまざまな再生ソースに対応します。また、本製品は日本国内生産なのも魅力。国産製品にこだわりたい方もチェックしてみてください。

ヘッドホンアンプの売れ筋ランキングをチェック

ヘッドホンアンプのランキングをチェックしたい方はこちら。

ヘッドホンアンプの選び方

種類をチェック

ポータブル型

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ポータブル型のヘッドホンアンプは「ポタアン」とも呼ばれ、コンパクト設計で持ち運びやすいのが特徴。電源アダプターを必要とせず、バッテリーやバスパワー駆動を採用しているため、屋外でも手軽に高音質なサウンドを楽しめます。

入力・出力端子の数や種類は限られるものの、据え置き型と比べるとリーズナブルな価格帯で購入しやすいのもポイント。USB-DAC内蔵モデルを中心にラインナップしており、主にポータブルオーディオプレーヤーやスマホで音楽を聴くことが多い方におすすめです。

据え置き型

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据え置き型のヘッドホンアンプは屋内での使用を想定して設計されており、自宅で音質にこだわって音楽を楽しみたい方におすすめです。電源は主に家庭用AC電源に対応。入力・出力端子の数や種類が多いモデルが多く、さまざまなデバイスに接続して使えます。

また、リーズナブルな入門用モデルからオーディオ愛好家向けの高級モデルまで、豊富なラインナップから好みを選べる点も魅力です。

入力方法をチェック

デジタル入力

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ヘッドホンアンプのデジタル入力には、USB端子や光デジタル端子、同軸デジタル端子などを使用します。ヘッドホンアンプに内蔵された「DAC」という回路を用いて、デジタルデータからアナログデータへ音声信号を変換して入力する方式です。

デジタル入力はポータブル型に加え、据え置き型のヘッドホンアンプの多くにも搭載されています。ノイズを抑えたクリアなサウンドを楽しめるほか、スマホやPCといったデバイスと接続しやすいのもおすすめのポイントです。

アナログ入力

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ヘッドホンアンプのアナログ入力には、3.5mmミニジャックのほか、RCA端子やXLR端子などを使用します。デジタル入力と比べるとカスタマイズ性が高く、ヘッドホンアンプの音と接続デバイスが備えたDACの性能を組み合わせ、好みの音質に変えられるのが特徴です。

レコードプレーヤーなどのアナログ機器を含め、多くのオーディオ機器と接続できる互換性の高さが魅力的なポイント。外部DACを組み合わせて使いたい方にもおすすめです。

BluetoothやWi-Fiを使うワイヤレス入力も

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日頃からワイヤレスで音楽を聴くことが多い方は、BluetoothやWi-Fi接続に対応したヘッドホンアンプがぴったり。ケーブルなしでデバイスと接続できるので設置場所を選ばずに使えるほか、外出先でも楽に持ち運びやすいなど、利便性が高い点が魅力です。

Bluetooth接続を使う場合、対応しているコーデックもチェック。ワイヤレスでハイレゾ相当の高音質なサウンドを楽しみたいなら、aptXやLDACに対応したモデルを選ぶのがおすすめです。

出力方法をチェック

一般的なアンバランス接続

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アンバランス接続は、一般的なヘッドホンアンプでは主流の出力方法です。ヘッドホン端子は3.5mmステレオミニプラグか、6.3mmステレオ標準プラグを使用。多くのデバイスに採用される端子なので使いやすく、汎用性が高い点が魅力です。

アンバランス接続の場合、ヘッドホン左右のマイナス信号を内部でグラウンドに共通化するシンプルな3極構造のため、製造コストを抑えやすいのもポイント。リーズナブルな価格帯のモデルが多く、手軽にヘッドホンアンプを試してみたい方にもおすすめです。

ハイエンドモデルに多いバランス接続

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バランス接続とは、ハイエンドモデルのヘッドホンアンプに多く搭載されている出力方法です。ヘッドホン端子は2.5mm4極プラグや、4.4mm5極プラグなどを使用。細部まで音質にこだわって楽曲制作を行うプロをはじめ、オーディオ愛好家にも好まれています。

バランス接続はアンバランス接続とは異なりグラウンドがなく、ヘッドホン左右のプラス・マイナス信号が、4本それぞれ分かれて接続されるのが特徴。回路構成が複雑になるのでコストがかかるものの、ノイズの少ないクリアなサウンドを再生できるのが魅力です。

電源タイプをチェック

AC電源

AC電源タイプを採用したヘッドホンアンプは、据え置き型を中心にラインナップしています。安定した電力を供給できるので、高性能のアンプやDACを搭載したモデルにも対応。高音質を実現するための複雑な電源回路を設計できるのもメリットです。

ただし、AC電源タイプの場合、使用する際に近くにコンセントを確保する必要があります。屋外での使用にはあまり向かない点は留意しておきましょう。

USB電源

USB電源は、ポータブル型・据え置き型と両方のヘッドホンアンプに採用されています。なかには、バスパワー駆動に対応し、スマホやPCなどのUSBポートから直接電力を供給できるモノも存在しています。近くにコンセントがない場所でも使える利便性の高さが魅力です。

USB電源に対応したタイプは、バッテリーを内蔵していないのが一般的。コンパクトで使いやすさを重視した設計のため、ヘッドホンアンプを外出先へ持ち運びたい方にもおすすめです。

内蔵バッテリー

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バッテリーを内蔵したヘッドホンアンプは、主にポータブル型に多く採用されています。充電の際は主にUSB端子を使用。バッテリー容量は製品によって異なり、なかには10時間以上の連続再生が可能なタイプも存在します。

外出先での長時間使用でバッテリー残量が気になる場合は、モバイルバッテリーを持ち歩くことも検討してみてください。手軽に充電して使える点もメリットです。

高音質の音楽を楽しめるUSB-DAC内蔵モデルも人気

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スマホやPCをメインにヘッドホンアンプを使う機会が多い方は、USB-DAC内蔵モデルに注目してみましょう。USB-DACとは、USB端子を用いてスマホやPCなどから送られるデジタル信号をアナログ信号へ変換し、アンプやスピーカーへ入力するDACのことを指します。

デバイス内蔵のDACを通さず、USB接続でグレードの高いDACに接続できるため、スマホやPCのサウンドをより高音質で楽しめるのがおすすめのポイント。USB-DAC内蔵モデルは現在のヘッドホンアンプの主流で、豊富なラインナップから選べる点も魅力です。