ノイズの少ないクリアなサウンドを楽しみたい場合に便利な「光デジタルケーブル」。音声データをデジタル方式で伝送するので、音質の劣化を抑えられるのがメリットです。
しかし、さまざまなメーカーが多種多様な製品を製造しているため、購入する際にはどれを選んでよいか迷ってしまいがち。そこで今回は、おすすめの光デジタルケーブルをご紹介します。選び方のコツも解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
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- 目次
- 光デジタルケーブルとは?
- 光デジタルケーブルを使うメリット
- 光デジタルケーブルの種類
- 光デジタルケーブルのおすすめモデル|光角型プラグ
- 光デジタルケーブルのおすすめモデル|光ミニプラグ
- 光デジタルケーブルのAmazon・楽天市場ランキングをチェック
- 光デジタルケーブルの選び方
- 番外編:光デジタルケーブルのおすすめ変換アダプタ
光デジタルケーブルとは?
「光デジタルケーブル」とは、音楽再生機器やテレビなどの音声を、スピーカーやアンプに伝送する際に使用するケーブルのことです。オプティカル(OPTICAL)とも呼ばれています。
ケーブルに光ファイバーを内蔵していることや、光角型プラグまたは光ミニプラグを採用しているのが特徴。光角型プラグは音楽再生機器、光ミニプラグはノートパソコンに採用されている傾向があります。
光デジタルケーブルを使うメリット
一般的なオーディオケーブルは音声をアナログ方式で伝送するため、音質の劣化やノイズが発生してしまう可能性があります。一方でデジタルの伝送方式を採用している光デジタルケーブルは、接続機器の熱や振動の影響を受けにくいのが特徴。「サー」というホワイトノイズを抑えたい場合に効果が期待できます。
高音質かつクリアなサウンドで音楽を鑑賞したい場合には、光デジタルケーブルの導入を検討してみましょう。
光デジタルケーブルの種類
テレビやPS4などで使われる「光角型プラグ」
光角型プラグは、先端が角形の形状をしている光デジタルケーブル。テレビやオーディオコンポ、PS4などの機器とスピーカーを接続できるので、ホームシアターを楽しみたいときにぴったりです。
対応している機種が多く汎用性が高いのも魅力のひとつ。スピーカーで立体感のある音を楽しみながらテレビ鑑賞やゲームをプレイしたい方におすすめです。
ポータブルオーディオなどに使われる「光ミニプラグ」
光ミニプラグは、先端が細長くて丸い形をしているのが特徴です。光角形プラグよりもサイズが小さいので、小型機器からデジタル音声信号を伝送する際に利用します。
ポータプルデジタルオーディオプレーヤーやゲーム機などのコンパクトな製品から、アンプやスピーカーにつなげて音楽を大音量で楽しめるのが魅力。片方が光角型プラグ、もう片方が光ミニプラグの製品が一般的で、なかには光角型プラグを光ミニプラグに変換できるモノもあります。
光デジタルケーブルのおすすめモデル|光角型プラグ
オーディオテクニカ(audio-technica) 光デジタルケーブル AT-OPX1
プラグ部にラバーグリップを備えた、抜き差しやすい光デジタルケーブル。接続する機器を頻繁に変更する場合に便利です。また、ラバーグリップによる防振効果も期待できます。
堅牢性に優れたメタルプラグを使用しているのもメリット。端末ラウンド加工が施されており、光による信号伝達がスムーズに行えます。コア素材にはプラスチックを採用。気軽に使用できる点もおすすめです。
オーディオテクニカ(audio-technica) オプティカルデジタルケーブル AT-EDP1100
サンプリング周波数192kHzに対応している光デジタルケーブル。高音質なハイレゾ音源を忠実に再現したい場合に便利です。
独自の制振構造が採用されているのも特徴。プラスチックファイバーが使われており、クセを抑えた落ち着いた音質を実現しています。さらに、ハイブラーが配合されているのも魅力。不要な振動を抑える効果にも期待できます。
メタルフェルールやメタル製プラグを備えているのも長所。接点周りの強化によって信号の揺れを低減し、ピュアな伝送ができるのもおすすめポイントです。
アマゾンベーシック(AmazonBasics) 光デジタルケーブル テレビ用
耐腐食性に優れた金メッキコネクタを備えている光角型プラグ採用の光デジタルケーブルです。端子の劣化を抑え、ノイズの発生を予防できるのが特徴。長期間クリアなサウンドを楽しみたい方におすすめです。さらに、バッファーチューブを採用しており、安定した音声信号の伝送を実現しています。
軽量かつ柔軟性の高いケーブルには、PVC外被を使用。着脱できるラバーチップも付属しており、使用しない際に端子部分を保護しておける点もメリットです。
ケーブルの長さは、1m・1.8m・3mを展開。サウンドバーやCDプレーヤー・ブルーレイプレーヤー・ゲーム機などに使用する光デジタルケーブルを探している方におすすめです。
エレコム(ELECOM) 光デジタルオーディオケーブル DH-OPT15
コア素材にプラスチックを採用した、しなやかで取り回しがしやすい光デジタルケーブルです。テレビやAVアンプをサウンドバーやHDD機器、DVD機器などに接続する際に便利。長さ約1.5mのモデルと約2mのモデルが展開されています。
また、端子部分を保護する防塵キャップを備えているのも長所。使用しない際に端子部にホコリが混入してしまうのを予防できます。さらに、プラグの先端に球面加工が施されているのもポイント。効率よく音声信号を伝送できます。
ケーブル部には、PVC外被を使用。折り曲げや切断からプラスチックファイバーを保護できる点もおすすめポイントです。
WiseTech Glass BlackII+
コア素材に高品質なグラスファイバーを使用している光デジタルケーブルです。音声信号を忠実に伝送できるのが魅力。サンプリング周波数は384kHzに対応しています。
音の定位感や空間表現および臨場感に優れているのもポイント。粒立ちのよいベースや伸びやかな高音域などをバランスよく再現できます。
PE内部被膜によって、衝撃を緩和できるのも長所。柔軟性や強靭性が高いPVC被膜も採用されており、ケーブルをしっかりと保護できる設計もおすすめポイントです。長さのラインナップは、0.5m・1m・1.5m・3mの4種類。付属品として、丸型変換コネクタが同梱されているのもメリットです。
富士パーツ商会 ハイグレード 光ケーブル VM-4068
芯線に7000コア採用したおすすめの光デジタルケーブルです。低音域から高音域までバランスのよいサウンドを再現できるのがポイント。192kHz/24bitまでのハイレゾ音源にも対応しており、臨場感あふれる音が楽しめます。
ケーブル部のステンレス鋼フレキシブルホースは、光ファイバーをしっかりと保護することが可能。振動や衝撃も低減できます。
スケルトンかつメタリックなプラグ内部にはスプリングを搭載。防振効果が期待できるだけでなく、スタイリッシュな外観も魅力です。
audioquest Toslink Fiber-Optic Cable + Mini-Adaptor Cinnamon Optical
導体の素材に低分散高純度ファイバーを採用している光デジタルケーブル。オーディオケーブルブランドとして高い支持を集めるaudioquestの製品らしく、高音質を期待できるのが魅力です。
メリハリがあり、しっかりとした輪郭のあるサウンドを再生できるのがポイント。中低域にエネルギー感があるので、活きた音質を好む方におすすめです。
SUPRA ZAC TosLink
無減衰コンセプト(Zero Attenuation Concept)から名付けられた光デジタルケーブルです。オーディオケーブルの製造で培われたSUPRAの技術により、樹脂ファイバーを特殊な湾曲形状に研磨しているのが特徴。強度や弾力性だけでなく、ガラスファイバーと同レベルの伝送特性および低ジッターを実現しています。
また、192kHz/24bitまでのハイレゾ音源に対応しているのもポイント。周波数特性が広く、解像度の高いサウンドを楽しめる、おすすめ製品です。
ortofon TOS LINK対応光ケーブル OPT-100
透明度が高く、無色透明な信号伝送が可能な光デジタルケーブルです。コア素材にはプラスチックを採用。外部ノイズや不要輻射による電磁波ノイズを抑え、純粋な音声信号の伝送が期待できます。
長さのラインナップは、1m・1.5m・2m・3mの4種類を展開。テレビやゲーム機、サウンドバーなどと接続するデジタルオーディオ機器までの距離が離れている場合にもおすすめです。
BOAACOUSTIC JIBドイツプレミアムToslink 光ケーブル オス-オス
ドイツで製造されている高級モデルの光デジタルケーブルです。良質な素材を使用し、三重シールド設計を採用しているのが特徴。純粋な音声信号を効率よく伝送できるのが魅力です。
また、ナイロン仕上げによって、内線をしっかりと保護できるのも長所。耐久性も高く、長期間使用できます。さらに、純銅のコネクタや強固な金属の外殻を備えているのもポイント。高級感あふれる外観を有しているだけでなく、音質の劣化を予防できる点もおすすめです。
オーム電機(OHM) 光デジタルケーブル 角型/角型 2m AC-0219
防塵キャップが付属している光デジタルケーブルです。使用しない際に端子部分をしっかりと保護できるのが魅力。持ち歩いて、外出先で使用する場合にも便利です。キャップはコネクタ部に付いているので、紛失のトラブルも予防できます。
プラグの形状は、両端ともに光角型のスタンダードなタイプ。ケーブルの長さは2mに設計されています。
光デジタルケーブルのおすすめモデル|光ミニプラグ
SAEC OPC-X11
ハイエンドな光デジタルケーブル「OPC-X1」の後継モデルにあたる製品。コア素材に純石英を採用しているのが特徴です。超広帯域に対応しており、情報量の多いハイレゾ音源のデータを伝送したい場合に適しています。
価格は高めですが、緻密で豊かな低音域を実現することが可能。透明感あるサウンドが楽しめるので、音質にこだわりたい方におすすめです。
FOSPOWER Toslink Male to Mini Male Cable
24K金メッキコネクタや金属コネクタを採用している光デジタルケーブル。腐食に強いだけでなく、振動を減衰できると謳われているのがメリットです。
また、歪みを緩和できるPVCジャケットが採用されているのもポイント。柔軟性に優れているので、ねじれや破損からケーブルを保護できます。芯線のプレミアムファイバーコアにより、低損失かつ低ジッターな信号伝送が可能です。
グリーンハウス(GREEN HOUSE) 光デジタルケーブル GH-CBALA0.1
ポータブルオーディオ機器とDAC内蔵アンプの接続を想定して設計された光デジタルケーブルです。ポータブルオーディオプレーヤーの製造で知られるiriver推奨の製品。ノイズの影響を受けにくく、音質を損失を抑えてデジタル信号の伝送を行えるのが魅力です。
長さは10cmとコンパクトにデザインされているのもポイント。ポータブルオーディオ機器と一緒に持ち運びやすい点もおすすめです。
VANAUX 光デジタルケーブル
5.1〜7.1chのサラウンドサウンドや高音質なDTS-HDハイレゾなどの音源データの伝送に対応している光デジタルケーブルです。端子部分には高品質な24K金メッキ導体と精密に研磨された光コアを採用。電気的な干渉を防ぐOFC無酸素銅も使用されており、信号のロスを抑えられるのが魅力です。
ケーブル部分には、柔軟なコットンブレードを使用。折り曲げた際のダメージを減らせるのがメリットです。また、汚れや酸化などを予防するゴム製のヘッドプロテクションカバーも付属しています。
オーディオファン 光デジタルケーブル
比較的リーズナブルな価格で購入できる光デジタルケーブル。コストを抑えたい方におすすめの製品です。ケーブルの長さは約1m。片方に光角型プラグ、もう一方には光ミニプラグの端子を備えています。
銅製の端子部分にはメッキ処理を採用。音声信号の劣化を抑制し、安定して音源データを伝送をできるのがポイントです。
VBESTLIFE オーディオケーブル ミニプラグ
柔軟性のあるPVCジャケットを採用した光デジタルケーブル。ストレインリリーフ構造も備えており、ねじれや折り曲げによるケーブルの損傷を抑えられるのが魅力です。
また、金メッキコネクタが使用されているのもポイント。端子部の変色や腐食を抑え、信号の劣化を防げます。クリアかつ滑らかなサウンドを楽しみたい方におすすめです。
RAWAUX ミニトスリンクケーブル
光ファイバーコアワイヤーにより、クリアで正確なデジタル音源の伝送を実現できる光デジタルケーブル。24K金メッキコネクタも備えているので、伝送の際の信号劣化を抑えたい方におすすめです。
加えて、アルミニウム合金のシェルやナイロンブレイドジャケットが採用されているのも魅力。耐久性に優れた長く使用できるおすすめ製品です。
EMK 光デジタルケーブル
ケーブル部に柔軟なナイロン編組を使用している光デジタルケーブルです。ケーブルの折り曲げやねじれによる損傷を防ぎ、長期間使用できるのが魅力。耐久性に優れた光デジタルケーブルを求めている方におすすめです。
ゴム製のヘッド・プロテクターが付属しているのもポイント。使用しない際に端子部分を保護できます。また、24K金メッキコネクタやアルミニウム合金のハウジングを採用しており、より正確な信号伝送ができる点も魅力です。
SOUNDFAM Mini 光デジタルケーブル
信号伝送中の損失やジッターを低減できる光デジタルケーブルです。芯線に精密研磨ファイバーコアを採用しているのが特徴。高音質なDTS-HSハイレゾや圧縮5.1ch/7.1chサラウンドサウンドにも対応しています。
また、金メッキの端子を備えているのも長所。耐腐食性に優れており、長期間使用した際の音質劣化を抑えたい場合にも適しています。
ケーブル部には、高品質なPVCやナイロン編組シースを採用。柔軟性が高く、よじれなどからケーブルを保護できます。
LCYOUTH 光デジタルケーブル
歪みを抑えた透明感のあるサウンドを楽しみたい方におすすめの光デジタルケーブルです。忠実な7.1chのサラウンドサウンドを楽しめるので、映画や動画などを鑑賞する場合にも適しています。
ケーブルの両端に備えている端子は光角型プラグですが、丸型変換プラグも付属。24K金メッキが施されたプラグにより、安定した音声信号の伝送ができます。
また、耐久性の高いナイロンケーブルを採用しているのもメリット。一定の弾性や靭性があり、内蔵されている光ファイバーの芯を保護できるのもおすすめポイントです。
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光デジタルケーブルの選び方
コア素材をチェック
音質にこだわるなら「石英・グラスファイバー製」
光ファイバーのコア素材に、石英や水晶を採用している光デジタルケーブルは、高級かつ高音質な音声伝送が可能。同じく二酸化ケイ素を主材料とした「グラスファイバー」を使っているモデルも高音質が期待できます。
折り曲げやねじれには強くないものの、高級なオーディオ機器と組み合わせて音楽を鑑賞する場合におすすめです。
「プラスチック光ファイバー」は取り回ししやすい
「プラスチック光ファイバー」は、石英・水晶・グラスファイバーを採用した製品より柔軟性が高め。耐久性が高いので、比較的神経を使わずに利用できます。音楽再生機器やテレビを壁面に近い位置に設置している場合にも便利。強めに折り曲げて配線する場合にも対応できます。
音質は石英や水晶、グラスファイバーを使ったモデルが優れていますが、比較的リーズナブルな価格の製品が多い点もおすすめです。
適した長さを選ぶ
光デジタルケーブルを購入する際は、使用する機器間の距離に適した長さの製品を選ぶのが重要。音質劣化の少ないデジタル方式を採用したモノでも、ケーブルが長くなるほど音声データの伝送時に信号の損失が増えます。過剰に長いケーブルを使用すると音質が低下するので注意が必要です。
逆に、使用する機器間の距離に対してケーブルの長さがギリギリだと、コア素材によっては引っ張った際にケーブルが破損してしまうリスクが高くなります。長すぎず短すぎず、多少長さに余裕を持った製品を選びましょう。
耐久性が高い「金メッキ加工」モデルがおすすめ
光デジタルケーブルを選ぶ際には、端子部分のメッキ処理についてもよく確認することが大切。端子表面が劣化すると接触抵抗が増えるため、ノイズの発生など音質に大きな影響を及ぼします。
コア素材が同じで価格も同程度の製品であれば、端子部に金メッキ加工を施したモデルがおすすめ。端子表面が酸化しにくく耐腐食性に優れているので、音の劣化を最小限に抑えられます。長期間クリアなサウンドを楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてください。
番外編:光デジタルケーブルのおすすめ変換アダプタ
F-FACTORY 光ケーブル HP-2 バルク
角型の光デジタルケーブルを光ミニプラグに変換できるアダプタです。CDプレイヤーやノートパソコンなどの小型デバイスと接続可能です。
変換プラグの重さは約5gと軽量なのもメリット。変換アダプタを2個使用した場合、両側のコネクタを変換することが可能。コスパに優れているため、安く光ミニプラグに変換したい方におすすめです。
NFJ 光ケーブル変換アダプター O458
光ミニプラグを変換して角型光デジタルケーブルとして使用できるアダプタです。光角型端子に変換することで、据え置き型のデバイスに接続できるのがメリット。臨機応変に対応できるので便利です。
変換アダプタの重量は約2.5g。軽量かつコンパクトな設計は、収納や持ち運びのしやすさを実現します。片側の端子が光ミニプラグのケーブルを使用する方におすすめです。
オーディオファン 光デジタル L字 変換コネクタ
光デジタルケーブルの角型コネクタを光ミニプラグに変換可能なアダプタ。小型デバイスをオーディオ機器と接続したい場面で重宝するアダプタを探している方におすすめです。価格設定が控えめで、安価で端子を変換できます。
先端部に防塵キャップが取り付けられているため、ホコリの付着などを防げるのがポイント。形状がL字で、光デジタルケーブルの断線を防ぎながらすっきりとした配線を実現できます。
光デジタルケーブルは従来のアナログケーブルと違い、ノイズの少ないクリアな音質が魅力です。同じ光デジタルケーブルでも内部コアの素材によって音質は異なりますが、いずれも臨場感のある音響効果が楽しめます。用途や求める音質に合った製品を見つけ、よりよい環境で音楽鑑賞を満喫してみてください。