オーディオ機器のなかでも高価な製品が多い「アンプ」。最近は、安価ながら音質改善に効果が期待できる「中華アンプ」が続々とリリースされています。ただし、種類が多くどれを選べばいいかわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、リーズナブルでコスパが高い中華アンプをご紹介。手軽にオーディオ環境を整えたいと考えている方はぜひチェックしてみてください。

中華アンプの魅力

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そもそもアンプは音楽プレーヤーなどから出力される微小な信号を増幅して大電流に変え、スピーカーなどに出力するのが役割。なかでも「中華アンプ」は中国や台湾で製造されているアンプを指します。

人件費が抑えられるほか、大量生産体制も整っているので、日本国内や欧米ブランドよりも安価な製品が揃っていることが魅力。価格だけでなく、音質にも優れている製品が多いため、コスパ重視の方はチェックしておきましょう。

中華アンプの選び方

メーカーで選ぶ

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中華アンプは、文字面としては「中華スマホ」や「中華タブレット」と同様ですが、現状台湾ブランドは少なく、ほとんどが中国。傾向としては経済発展が著しい広東省に集中しています。

例えば、「S.M.S.L」や「Sabaj」は”中国のシリコンバレー”と呼ばれる広東省・深セン市の企業。「Moon Shadow Technology」は北京市や上海市とともに、中国本土の三大都市のひとつに数えられる広東省・広州市が拠点となっています。オーディオ分野におけるアンプは国内外を問わずあまり聞き慣れないメーカーが多いので、注意しておきましょう。

種類で選ぶ

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中華アンプに限らず、アンプには種類はいくつか種類があります。大枠ではアナログとデジタルに分けることができ、例えば、有名な真空管アンプはアナログに分類されます。

デジタルアンプは細分化されており、増幅機能のみ特化した製品をメインアンプ(パワーアンプ)、入力レベルを一定の電圧まで増幅する前処理を行うプリアンプ(コントロールアンプ)、それらを組み合わせた製品をプリメインアンプなどがあります。なお、一般的にアンプはスピーカーとセットで使うモノですが、ヘッドホンやイヤホンの音質をアップさせるヘッドホンアンプ(ポータブルアンプ)もあるので、それぞれ種類の違いについては確認しておきましょう。

接続方法で選ぶ

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音楽プレーヤーとアンプとを接続する方法は大きく分けて2種類。まずは有線接続か、ワイヤレス接続を選択するのがおすすめです。

有線接続は光デジタル入力・同軸デジタル入力・3.5mmアナログ(AUX端子)入力・USB(mini A)による入力など。一方、ワイヤレス接続はBluetoothで、スマホやタブレットの音楽データを再生する際に便利です。なお、Bluetoothの場合は音声を伝送するコーデックもポイント。上位規格であれば、高音質なハイレゾ音源にも対応できるのでおすすめです。気になる方はチェックしておきましょう。

中華アンプのおすすめモデル

LEPY LP-V3S

LEPY LP-V3S

リーズナブルながらクオリティに定評のあるパワーアンプ。音楽プレーヤーなどから出力される微小な信号を増幅して大電流に変え、スピーカーなどに出力する仕様で、本製品は特に低音再生に優れています。

フロントは左からトーン切り替えのボタン、高音コントロール、ベースコントロール、ボリュームコントロールとスタンダードな仕様。サイズは140×40×120mmと比較的コンパクトにまとまっています。室内用としてはもちろん、車載用のアンプを探している方にもおすすめの製品です。

LEPY LP-269S

LEPY LP-269S

Bluetooth接続に対応するパワーアンプ。スマホやタブレットに収録された音楽データの信号を増幅してスピーカーに出力できるので、手軽にオーディオ環境を改善したい方におすすめです。

SDカードスロットやUSB端子が用意されているのもポイント。また、リモコンも付属されているので、音楽再生側の端末を操作せずとも、ボリュームコントロールなどがスムーズに行えます。再生プレーヤー・アンプ・スピーカーとオーディオシステムを組みたいユーザーのなかでも、アンプのコストをなるべく抑えたいと思っている方はぜひチェックしておきましょう。

S.M.S.L SA-50

S.M.S.L SA-50

有線接続対応のデジタルアンプ。フロントは電源ボタンとボリュームコントールのみ、背面の接続端子も再生側とスピーカー2基分のみと、かなりシンプルな仕様になっているのが特徴です。

サイズは150×92×43mmとコンパクト。それでいてパワフルなサウンドを鳴らすので、既存のオーディオ環境をお手軽にパワーアップさせたい方におすすめです。

S.M.S.L SA-98E

S.M.S.L SA-98E

出力160W+160Wとパワフルなサウンドに増幅できるデジタルアンプ。筐体となるケースはアルミニウム素材を採用しており、スタイリッシュに仕上がっているのが特徴です。

有線接続に対応しており、フロントの操作系は電源ボタンとボリュームコントールのみ。リーズナブルな価格でありながら機能性は十分なので、中華アンプらしいコスパ良好のオーディオ機器を探している方はぜひチェックしておきましょう。

S.M.S.L SA-36A Plus

S.M.S.L SA-36A Plus

Bluetooth接続に対応するパワーアンプ。ペアリングしたスマホやタブレットはもちろん、外部接続によるSDカードやUSBメモリからでも音楽を再生できるのが特徴です。

アウトプット用のスピーカー端子は2基分のみ。音楽ジャンルによるモード切り替えは「EQボタン」で対応し、原音のフラットだけでなく、ロック・ポップ・クラシック・ジャズのなかから選べます。 さまざまな音楽をワイヤレス接続でスマートに聴きたい方におすすめの製品です。

ELEGIANT Multi-Mode Power Stereo Amplifier

ELEGIANT Multi-Mode Power Stereo Amplifier

手のひらサイズのパワーアンプ。78×38×70mmとかなり小型ながら、アウトプット用のスピーカー端子は2基分があり、出力は50W+50Wと十分な増幅ができるのが特徴です。

入力はBluetooth接続のほか、micro USBにも対応。調節はボリュームコントロールのみですが、コンパクトな形状なので、ストレスなく設置できます。デスク周りのスピーカーの音質強化を図りたい方におすすめの製品です。

Sabaj A2

Sabaj A2

光デジタル入力・3.5mmアナログ(AUX端子)入力・Bluetooth接続に対応するデジタルアンプ。アウトプット用のスピーカー端子は2基分あり、最大出力は55W+55Wです。

本体のフロントには360°回転するロータリーエンコーダーのスイッチを採用。ボリューム調節のほか、長押しで電源のオンオフ切り替え、短押しで入力モードの切り替えができます。なお、リコモンでの操作も可能。LED仕様のデジタルスクリーンも用意されているので、設定を目視できるのも魅力です。

価格は1万円前後とリーズナブルなのもポイント。使い勝手は良好なので、コスパ重視で中華アンプを選びたい方におすすめの製品です。

Sabaj A3

Sabaj A3

サイズ感・音質・価格のトータルバランスに優れたデジタルアンプ。アウトプット用のスピーカー端子は2基分あり、最大出力は80W+80Wです。

光デジタル入力・3.5mmアナログ(AUX端子)入力・USB(mini A)による入力・Bluetooth接続に対応。リモコンによる遠隔操作が可能なので、モード切り替えはスムーズに行えます。

本体の大きさは106×36×119mmで比較的コンパクト。パワーや接続切り替えが充実しているものの、価格帯としてはお手頃です。中華アンプの購入を検討している方はぜひ候補として検討してみてください。

Sabaj A4

Sabaj A4

出力端子が豊富なデジタルアンプ。光デジタル入力・同軸デジタル入力・3.5mmアナログ(AUX端子)入力・USB(mini A)による入力・Bluetooth接続に対応しており、汎用性が高いのが特徴です。

アウトプット用のスピーカー端子は2基分あり、最大出力は80W+80W。また、ヘッドホンアンプにも対応しており、ヘッドホンでも充実したサウンドを楽しめます。満足度の高い中華アンプを探している方におすすめです。

Sabaj PHA3

Sabaj PHA3

真空管が2基搭載されたヘッドホンアンプ。いわゆる真空管アンプとしては簡易的なアイテムですが、音楽プレーヤーとヘッドホンとの間にかませることで音質改善が図れるのが特徴です。

真空管は「6J9」を採用。低価格ながらカスタマイズされた電子回路を搭載することによって、ノイズ除去の効果が期待できるのも魅力です。1万円以下という価格もおすすめポイントなので、コスパ重視で中華アンプを選びたい方はぜひ候補として検討してみてください。

Moon Shadow Technology EP3A

Moon Shadow Technology EP3A

中華アンプとしてはやや高価なアイテム。「ヘッドホンアンプ」または「ポータブルアンプ」と呼ばれるタイプで、スマホや音楽プレーヤーと高級ヘッドホンを組み合わせる際に有効です。

そもそもスマホや音楽プレーヤーに高級ヘッドホンを接続することは容易にできますが、そのままではヘッドホンのポテンシャルをうまく引き出せないのが現状。ヘッドホンアンプを経由することで出力された信号を増幅したり、ノイズ除去を行ったりすることができます。

なお、本製品は3.5mmのイヤホンジャックではなく、約6mmの標準ステレオ端子なので、その点は注意が必要。ヘッドホンで満足度の高い音楽を聴きたい方はぜひチェックしてみてください。

TOPPING DX3 Pro

TOPPING DX3 Pro

ヘッドホンアンプとDACの機能を持ち合わせた中華アンプ。Bluetooth接続に対応しており、音声を伝送するコーデックは低遅延の「aptX-LL(Low Latency)」やハイレゾ相当の音源に適合する「aptX HD」までカバーしているのが特徴です。

ヘッドホンとの接続はフロントにある3.5mmのイヤホンジャックで対応。ヘッドホンで満足度の高い音楽を聴きたい方や、ゲーミングサウンドの向上を図りたい方におすすめの製品です。

Topping TP60

Topping TP60

シンプル仕様の高性能デジタルアンプ。フロントの操作系は電源ボタン・ボリュームコントロール・入力切り替えボタンと必要最低限ですが、しっかりと音楽プレーヤーなどから出力される微小な信号を増幅して、スピーカーに出力してくれるのが特徴です。

アウトプット用のスピーカー端子は2基分あり、最大出力は80W+80W。同ジャンルの製品としてはやや高価格帯ですが、その分クオリティの高いサウンドを発するので、スピーカーのポテンシャルをしっかりと引き出してくれる中華アンプを探している方はぜひチェックしておきましょう。

TOPPING NX3s

TOPPING NX3s

スマホや音楽プレーヤーのサウンドを手軽に向上させることができるポータブルアンプ。107×66×13.6mmと手に収まるサイズにまとまっているので、モバイルバッテリー感覚で持ち歩けるのが特徴です。

音の周波数は20Hz〜200kHzまでカバーしており、高音質なハイレゾ音源に対応しているのもおすすめポイント。搭載されているバスブースト機能スイッチをオンにすれば、より低音域を強調することができるのも魅力です。

電源はバッテリー仕様で、フル充電に要する時間は4時間。連続使用時間は最大18時間とスタミナも十分です。移動中に聴く音楽の質をアップさせたい方はぜひ導入してみてください。

TOPPING PA3

TOPPING  PA3

背面にアウトプット用のスピーカー端子2基とインプット用の端子2基が用意されている中華アンプ。高音質にチューニングできる「TDA7498Eサウンドチップ」を採用しており、スピーカーのポテンシャルをしっかりと引き出せるのが特徴です。

最大出力は80W+80W、サイズは120×168×37mmと、パワフルながらコンパクトにまとまっているのもポイント。既存のオーディオシステムに不満がある方や視聴環境の改善を効率的に図りたい方におすすめのアイテムです。

Dilvpoetry DAC-X6 PRO

Dilvpoetry DAC-X6 PRO

約6mmの標準ステレオ端子に対応するヘッドホンアンプ。一般的な赤白のRCA端子のほか、光デジタル入力や同軸デジタル入力も用意されているので、さまざまな機器と接続できるのが特徴です。

サイズは148×98×33mmとかなりコンパクトにまとまっているのもポイント 。なお、3.5mmのイヤホン端子を置換できるアイテムも付属されているので、標準ステレオ端子以外のヘッドホンやイヤホンにもスムーズに対応できます。汎用性の高いヘッドホンアンプを探している方はぜひチェックしておきましょう。

Dilvpoetry TUBE-01

Dilvpoetry TUBE-01

真空管が2基搭載されたプリアンプ。インプットとアウトプット用の端子はそれぞれ1基のみですが、その分価格が安いのが魅力です。

パワーアンプを組み合わせば、より音楽の改善が図れます。なお、本製品はボリュームコンロールのみのシンプルな仕様ですが、低音と高音のチューニングも可能な「TUBE-6J1」もラインナップされています。リーズナブルな中華アンプのなかでも特に安さを意識したい方は、ぜひそちらも検討してみてください。

Nobsound 真空管プリメインアンプ Mini 6N6+6N2

Nobsound 真空管プリメインアンプ Mini 6N6+6N2

真空管仕様のプリメインアンプ。プリアンプ・パワーアンプのいずれかに半導体を使用している安価なタイプとは異なり、真空管を両方に採用しているのが特徴です。

真空管は「6N2」×1 と「6N6」×2を使用し、出力は10W+10W。また、サイズは124×175×150mmとコンパクトにまとまっているのもポイントです。高価な本格機とは異なり、電源部の簡素化は価格相応と言えますが、真空管ならではの滑らかで奥行きのある音を手軽に楽しめます。真空管プリメインアンプを試してみたい方はぜひチェックしておきましょう。

YAQIN SD-CD3 6N8P

YAQIN SD-CD3 6N8P

中華アンプとしてはやや高価な真空管プリアンプ。真空管の設置は2基と簡易的、さらにプリアンプなのでインプットとアウトプット用の端子はそれぞれ1基のみですが、充実したオーディオ環境を整えることができるのが特徴です。

サイズは200×170×120mmで重さは約3.3Kg。音の周波数は10kHz~100kHzをカバーしています。パワーアンプと組み合わせて既存の音楽プレーヤーのサウンドクオリティをアップさせたい方におすすめの製品です。

YAQIN MC-13S EL34

YAQIN MC-13S EL34

中華アンプとしてはハイエンドクラスの真空管プリメインアンプ。一般的なアンプ(トランジスタアンプ)と比べて、温かみのある柔らかくて滑らかなサウンドにチューニングできるのが特徴です。

サイズは470×315×175mm、重さは約22kg。出力は40W+40Wで、音の周波数は10Hz〜60KHzをカバーします。音の生々しさや魅力的な音色を追求したい方にはぜひ購入候補として検討してみてください。