オーディオ機器に敷設することによって、音質を向上させる「オーディオボード」。スピーカーや再生機器などのオーディオ機器にこだわっている方でも、オーディオボードの敷設は意外に見落としがちです。
そこで今回は、オーディオボードのおすすめモデルをご紹介。選び方もあわせて解説するので、オーディオボードの導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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オーディオボードの効果
オーディオボードは、オーディオ機器の振動を吸収したり、機器本来の「鳴り」を引きだしたりするためのアイテム。オーディオ機器を鳴らした際は、スピーカーなどから振動が発生します。
振動が床やオーディオラックを通じてオーディオ機器に伝わると、音に悪影響を及ぼす場合も。オーディオボードを敷設すれば、振動の解消が期待できます。
オーディオボードの選び方
材質で選ぶ
低音域がクリアに響く「木材」
木材はあたたかみがあり、見た目にもやわらかな印象を与えるのが特徴。ウッド調のインテリアやスピーカーとも調和するので、インテリアコーディネートの際にもおすすめの材質です。
オーディオボードとして使用される木材は、桜やヒッコリーなどが一般的。木材製のオーディオボードは、振動吸収率が高く低音域をクリアに響かせます。
ノイズを抑える「大理石」
大理石のオーディオボードは重量があるため安定性が高く、低音を引き締め中音域の輪郭をはっきりとさせるのが特徴。また、静電気を帯電しにくいので、オーディオ機器のノイズを抑える効果も期待できます。
シャープな音質を楽しむ「御影石」
主に墓石などで使われる御影石。大理石と同じ石材製なので音の安定性が高く、低音が際立ってぼんやりしがちな中音域の輪郭を明瞭にさせる効果が期待できます。
特に御影石は火成岩といった種類に属する石で、大理石よりも比較的硬質なため、よりくっきりとシャープな印象の音質に改善できるのが特徴。見た目にもシャープな印象なので、クールな雰囲気のインテリアとも相性がよくおすすめです。
木材と金属を使用したハイブリッドタイプも
オーディオボードには、単一の素材だけでなく、複数の素材を組み合わせたハイブリッドタイプと呼ばれるモノがあります。ハイブリッドタイプには、主に木材製の素材と金属製の素材を組み合わせたモノが多いのが特徴。
低音域をクリアに響かせる木材製オーディオボードのメリットと、金属製オーディオボードの持つ制振性を兼ね備えているなど、それぞれの材質のよい部分を活かしたタイプです。
重量をチェック
軽そうに見えるオーディオボードですが、比較的軽めのモノでも2kg程あり、なかには10kg超のヘビー級のモノまでさまざまです。
大理石など重量のあるアイテムはオーディオ機器の安定性が増し、制振性も高くなるので、音質や機器の「鳴り」が改善される傾向にあります。設置する場所の安定性や耐えられる重さをチェックし、上乗せ分のオーディオ機器の重量も確認しておきましょう。
厚みをチェック
音質改善のためには、厚みも重要なチェックポイント。オーディオボードの厚みは1cm以下のモノから、なかには5cm以上のモノまでさまざまです。一般的に厚みがあるほど音質への効果が高くなる傾向にありますが、それに伴い価格が高価になる点にも留意しましょう。
まずは薄いシート状のボードを導入して、音質を微調整するといった使い方もおすすめです。
オーディオボードのおすすめ
ハミレックス(HAMILeX) Glenn オーディオボード G-3611
木材の質感が低コストで味わえる木製のオーディオボードです。木材の小片を接着剤と混合して熱圧成型したパーティクルボードを素材に使用。内部構造の均一性が高く、比較的安い価格ながら高い堅牢性と制振性を備えるので、コスパの優れた木材のオーディオボードを探している方にもおすすめです。
スピーカーと調和する洗練されたおしゃれな外観も魅力。幅591×奥行き550×高さ30mm、重さ約6.5kgで、最大約100kgまでのオーディオ機器を支えられます。また、底部には必要に応じて、デザイン性を高める台座・移動を楽にするキャスター・高さ調節できるアジャスターなどの別売りパーツを装着が可能です。
山本音響工芸 スピーカー・アンプ用プレート型ベース B-45
バランスのよい再生音を引き出すコスパ良好の木製オーディオボードです。素材にはアサダ桜材を加工によって再構成した集成材を使用。天然木ならではの防振性と響きのよさが手頃な価格で味わえます。
幅450×奥行き430×厚さ25mmと、適度なサイズと厚みがあるのもポイント。ラックのなかに敷いて使う場合にもおすすめです。本体の重量は3.6kgで、最大60kgまでのオーディオ機器を上に載せられます。
オーディオボードの表面にウレタン家具調の塗装仕上げが施されているのも魅力。家具のような美しい仕上がりが楽しめるほか、畳とも調和しやすいので和室にも違和感なく置けます。
アコースティックリバイブ(Acoustic Revive) ヒッコリーボード RHB-20
有機的で躍動感に溢れる音楽再生が堪能できる木製のオーディオボードです。ドラムのスティックなどに使われている希少木材のヒッコリーを素材に使用。低域が深く沈み込みつつも音色に癖がなく、帯域バランスもフラットなので、原音に忠実で開放感のあるライブのような音響で音楽を鑑賞したい方におすすめです。
サイズは幅470×奥行き385×厚さ20mmと薄型なのもポイント。ラックの棚板間にも簡単に設置できるほか、ラックによる音響の癖を排除する効果も得られます。重量は約2.7kgで、スリム設計ながら最大200kgまでのオーディオ機器を支えられる堅牢性を備えているのも魅力です。
クリプトン(KRIPTON) 自然材モアビつき板 ゴムの木ランバーコア材オーディオボード AB-333
音質のよい素材を吟味して作られた薄型高性能の木製オーディオボードです。ベースの素材にゴムの木を使ったランバーコア合板を採用。木材の密度がぎっしり詰まっているのが特徴です。
表面材には高級家具にも使われているモアビ(南洋桜)材を使用しているのもポイント。音質にこだわりのあるオーディオファンの方にもおすすめです。
幅450×奥行き400×厚さ30mmと場所を選ばず設置しやすいサイズなのも特徴。重さは4kgで、最大で約100kgまでのオーディオ機器を搭載できます。高品位な質感ながら価格がリーズナブルなのも魅力です。
クリプトン(KRIPTON) 自然材表面材高級オーディオボード AB-3200
優れた防振性と音質を有する高級仕様の木製オーディオボードです。比重の重いMDF材を挟み込む形で自然の木材を表面材として使用。自然材ならではの響きのよさと重量の増加によって、解像度・透明度・安定度など音質がトータルで向上します。
オーディオボードの中に封入材として鉄球が入っているのもポイント。機器への防振と電磁ノイズの予防効果が高められています。重さは15kgで、最大重量150kgまで耐えられるため、重量級の大型スピーカーを使用する場合にもおすすめです。
幅490×奥行き450×厚さ55mmとしっかりとした厚みがあるのも特徴。表面には硬質なウレタン塗装が施されているので、高級家具のような仕上がりも楽しめます。
エアボウ(AIRBOW) 人工大理石ボード JDB354506
人工大理石で作られたおすすめのオーディオボード。低価格ながら、オーディオ機器の振動を抑えて音質を向上できるので、手軽に使えるオーディオボードを探している方におすすめです。
幅350×奥行き450×厚さ6mmと薄型コンパクトなのもポイント。小型スピーカーや小型オーディオ機器に使用するオーディオボードとして重宝します。また、本製品のほかに、220×260mm〜440×490mmまでの5種類と、厚さには6mmと12mmの2種類からなるバリエーションがあるのも魅力です。
石専門店.com イタリア産白大理石オーディオボード ビアンコカラーラ bia5050-30
高級感あふれる外観と音質が楽しめる天然大理石製のオーディオボードです。素材にはイタリアのカラーラ地方で産出された白大理石「ビアンコ」を使用。重量と高い強度を持つので、機材の振動を抑えつつ濁りのないピュアなサウンドが味わえます。
高級感のある外観も魅力。古来から彫刻などに使われてきた素材で、おしゃれなオーディオボードを探している方にもおすすめです。
幅500×奥行き500×厚さ30mm、重さ約21kg。また、オプションでエッジ加工や全面鏡面仕上げなども注文が可能です。
石専門店.com 白御影石オーディオボード ホワイトセサミ ses5050-30
コスパの優れた天然御影石製のオーディオボードです。素材には中国の内陸部で算出された白御影石「ホワイトセサミ」を使用。自社工場を持つ石材の専門店が産地から素材を直接買い付けることで価格を抑えているため、リーズナブルな価格で入手できます。御影石のオーディオボードを探している方にもおすすめです。
カジュアルで明るいグレーのベーシックな柄なのもポイント。白をベースに、小さな黒粒が所々に入っており、さりげない自然体の外観が楽しめます。
本製品は幅500×奥行き500×厚さ30mm。また、追加料金でエッジをシャープやラウンドに加工したり、全面を鏡面のようにピカピカに磨き上げたりも可能です。
石専門店.com 黒御影石オーディオボード 山西黒 san5050-30
上質なサウンドとインテリアとしての質感を兼ね備えた天然御影石製のオーディオボードです。素材には中国の山西省で産出された黒御影石「山西黒」を使用。優れた耐久性と安定性を備えながら、産出量が豊富でコスパが高いため、近年では黒御影石のスタンダードとして人気があります。
フルコースディナーテーブルにも多用されている高品位な外観も魅力。一見、漆黒に見える石の表面には、金粉とも表現される個性的できめ細かい天然模様が入っています。音質はもちろん、外観の美しさにもこだわりたい方におすすめです。
重さ約23kgと、重量があるため、上に載せたオーディオ機器の振動をしっかりと抑えられるのもポイント。また、大理石と同様、御影石も非磁性体で、静電気や電磁波などのノイズに強いため、機器本来の性能を引き出せます。
クリプトン(KRIPTON) 鉄球入り・薄型オーディオボード AB-555
ハイレゾ音源のよさをフルで引き出せる薄型のオーディオボードです。理想の自然減衰特性を持たせた設計を採用。豊富な情報量を持つハイレゾ音源もマスターレベルで再現できるため、ハイレゾ対応のスピーカーなどで音楽鑑賞を堪能したい方にもおすすめです。
重さ5.2kgの重量級ボディにオリジナル技術「鉄球サンド」を採用しているのもポイント。大きくなった比重でオーディオ機器の電磁ノイズを予防し、内部に封入した鉄球の振動によって外部からの振動を吸収できるので、安定した高音質が味わえます。
幅450×奥行き400×厚さ21mmのスリム設計を採用しているのも特徴。薄型ながら高い音質改善効果が得られるため、スピーカーのほか、パソコン、CDプレーヤー、アンプなどで使用する場合にも重宝します。
エアボウ(AIRBOW) ウェルフロートボード ARB-WFB2129-60A4HD
高い耐荷重に対応する樹脂製のオーディオボードです。幅295×奥行き210のコンパクトサイズながら最大60kgまでの機器を支えられるのが特徴。ミニコンポ・ノートパソコン・ブックシェルフ型スピーカーなどでの使用におすすめです。
木製と遜色ない安定性と音質向上効果が得られるのもポイント。倍音の透明感を改善し、エコーの濁りを低減することで、スピーカーからは澄み切ったサウンドが広がります。フローティング構造を採用していますが、低音もしっかり出力が可能です。
高いコスパを実現しているのも魅力。作りを木製から樹脂成形に変更し、量産することで、良質なオーディオボードを手頃な価格で提供しています。
タオック(TAOC) オーディオボード SUB-HC50C
優れた制振性を発揮するハイブリッドタイプのオーディオボードです。蜂の巣状の構造体に鋳鉄粉が敷き詰められた独自の振動吸収構造「ハニカムコア」を中材に採用。振動を受けた際に鋳鉄粉同士が擦れ合うことで振動を熱に変えて打ち消すため、オーディオ機器の不要な振動を低減できます。
ハニカムコアは高密度の木質ボードで挟まれており、クリアな低音が味わえるのもポイント。表面材には硬質メラミン材が使われているので、美しい木目と光沢のある仕上がりも楽しめます。
外形の寸法は幅495×奥行き445×厚さ22mm、重さは5kg。薄型の省スペース設計を採用しているので、オーディオラックの棚間にスピーカーなどを設置する場合などにおすすめです。
ティグロン(TiGLON) 仮想アース付オーディオボード TMB-DR20E
2種類の音質改善効果を備えたハイブリッドタイプのオーディオボードです。上段に高級ロシアンバーチ材、中段に純度の高いマグネシウム板、下段に高密度MDF板を用いた3層ハイブリッド構造を採用。オーディオ機器の振動をしっかりと吸収しつつ、上質なサウンドが味わえます。
音質をさらに向上させる手段として、マグネシウムアースケーブル「D-REN Earth」が付属するのもポイント。純マグネシウム板とオーディオ機器との接続に使用することで、臨場感のあふれるサウンドが広がります。
幅470×奥行き425×厚さ20mmで、重さは3.3kg。音質にこだわりのあるオーディオファンの方にもおすすめです。
ティグロン(TiGLON) ファントムアーシングボード TMB-300
音質を向上させる新技術が搭載されたハイブリッドタイプの高級オーディオボードです。アース線を接続することなく仮想アース効果が得られる「ファントムアース構造」を採用。リアルなステージ感が味わえます。
幅470×奥行き425×厚さ32.5mm、重さ5kgで、4層ハイブリッド構造を採用しているのもポイント。最上段に高級ロシアンバーチの積層板、中上段にピュアマグネシウム板、中下段にチーク、最下段に高密度MDF板を使用しています。
同社が発売しているオーディオラック「マグネシア」シリーズの棚板にフィットするサイズで設計されているのも特徴。本製品を活用することで棚板と支柱の両方に振動吸収性能を備えた理想的なラックに強化できるので、マグネシアのユーザーにもおすすめです。
クリプトン(KRIPTON) HRハイブリッドオーディオボード AB-HR5
ハイレゾ音源もマスターレベルで再現できるハイブリッドタイプのオーディオボードです。クリプトンと三菱ガス化学が共同開発した強力な制振素材「ネオフェード カーボンマトリックス3層材」を表面パネルに採用。振動を素早く自然減衰できる理想の減衰特性が得られるので、音源のよさを最大限に引き出したい方にもおすすめです。
安定した強度を持ち、反りやねじれが生じにくい針葉樹系のMDF板を本体部分に使用しているのもポイント。また、額縁部分には本木のホワイトアッシュ材を採用しており、優れた耐久性に加えて、低域と高域の再生特性のよさも両立しています。
黒色ポリウレタン塗装が施されており、表面パネルとの組み合わせで高級感を醸し出しているのも魅力。幅450×奥行き400×厚さ25mm、重さ約4kgで、最大100kgまでのオーディオ機器を搭載できます。
オーディオボードは、材質や重量によって得られるサウンドや効果はさまざまです。また、使用目的や敷設場所、予算などによっても選ぶ製品が変わります。音質改善に悩んでいる場合はぜひ本記事を参考にして、適したオーディオボードをチェックしてみてください。