オーディオ機器は振動に弱く、机や床の上に直接置くと音質劣化の要因になることもあります。そこで導入したいのが「インシュレーター」。オーディオ機器が発生させる振動と、設置面との作用で生じる振動の双方を減少させて、音質を向上させるアイテムです。

今回は、インシュレーターのおすすめモデルをご紹介します。基礎知識や選び方も解説するので、併せてチェックしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

インシュレーターとは?

By: piano-bouon.jp

インシュレーターとは、何らかの作用の遮断を目的として用いる絶縁材のことで、電気工学や建築といった幅広い分野で使用されています。

オーディオにおいて遮断すべき作用とは「振動」のこと。スピーカーは、振動を発することによって音を出している原理上、振動はオーディオにおいて不可欠です。

しかし、実際にはスピーカーを置く場所や設置方法によって、共振をはじめとする余計な振動が起きることもあります。余計な振動は音を濁らせるなど、本来の音楽信号の再生を妨げてしまうのが難点です。

また、オーディオ機器の電気回路は振動により音質が劣化するため、オーディオ機器は種類によらず振動への対策が必要。その具体的な対策が、オーディオ用のインシュレーターです。

インシュレーターにはどんな効果がある?

By: audio-technica.co.jp

CDプレーヤーやレコードプレーヤーは、内部に回転機構をもつため振動が発生するのが特徴。設置場所によっては外部からの振動や共振によって、さらに振動が増幅される場合もあります。

インシュレーターは、オーディオ機器からの振動が設置面を通して外部に伝わり、共振や干渉が起こるのを防止。加えて、オーディオ機器内で発生する振動も吸収する働きがあります。

これらの働きにより、機器内外の振動によるオーディオ機器への悪影響を低減。入力される音楽信号を忠実に再生できます。振動対策をしないときよりも高音質で音楽を楽しめるのが特徴です。

インシュレーターの種類

スパイクタイプ

By: rakuten.co.jp

床や置台に接する面積を減らすことで、振動の影響を減少させるのがスパイクタイプ。先が尖っている面を下にして使います。そのまま使うと置く面を傷つけてしまう場合があるので、受け皿とセットで使うのが一般的です。そのため、受け皿とセットになっている製品が多数存在します。

音は全体的に鮮明でクリアになる傾向が強く、細かい音も聴き取りやすくなるため、録音された音の細かい部分まで漏らさず楽しみたい方におすすめ。しかし、振動の遮断性が高く、音が痩せてしまうといった面もあるので注意が必要です。

キューブタイプ

By: rakuten.co.jp

立方体の形をしたインシュレーター。木材でできているモノが大半です。設置面の広さと素材に由来する傾向が相まって、音はやわらかくあたたかみがあり、深みを感じられます。

一方で、細部の描写力が弱く、穏やかになりすぎると感じる場合も。振動を強固に遮断するのではなく振動を整え、響きを調節するタイプです。

円形タイプ

By: amazon.co.jp

上から見ると円形で、高さのある円筒形状のインシュレーター。インシュレーターとしてはベーシックな形状で、スパイク受けになっているモノもこの形状に含まれます。

さまざまな素材で作られているため、音質の傾向も製品によってさまざま。多くのメーカーが独自技術や素材で高音質を競いあっており、自分好みの音質を追求したい方にもおすすめです。

通常は、直径20~30mm程度、高さ10mm程度が主流ですが、これよりも小さいモノや高さが1mmほどの薄いモノもあります。薄いモノは、ほかのインシュレーターと併用するのが前提の場合もあるので注意しましょう。

インシュレーターのおすすめ|金属製

オーディオテクニカ(audio-technica) スパイクベースインシュレーター AT6902ST

オーディオテクニカ(audio-technica) スパイクベースインシュレーター AT6902ST 2022

中低域をより豊かに響かせたい方におすすめのインシュレーターです。別売りのスパイクインシュレーターと組み合わせることで、小型〜中型スピーカーの音質を向上させると謳っています。素材にはステンレスを採用。左右のスピーカーを3点ずつ支持することを想定した、6個入りの製品です。

また、同メーカー別売りのスパイクインシュレーター「AT6901BR」または「AT6901ST」との組み合わせにより、さまざまな音のアレンジを楽しめるのもうれしいポイント。豊かな中低域で迫力のある音や、美しい高域を実現した音など多彩なバリエーションを体感できます。

耐荷重は1個あたり7kgまで、3点支持時には21kgまでの重さに対応可能。スパイクインシュレーターと組み合わせた際の高さは18mmと、本体と設置面との間に指を入れやすい設計なのもメリットです。設置後の細かな位置調整を快適に行えます。

オーディオテクニカ(audio-technica) ハイブリッドインシュレーター AT6900BR

オーディオテクニカ(audio-technica) ハイブリッドインシュレーター AT6900BR 2022

スピーカーの音質の向上が期待できるインシュレーター。ブックシェルフ型などの小型〜中型スピーカーに適したアイテムを求めている方におすすめの製品です。パッケージには左右のスピーカーをそれぞれ3点で支持することを想定した6つのインシュレーターが含まれています。

本体素材に3層構造を採用しているのも魅力のひとつ。真鍮削り出しの金メッキ処理に加えて、ハネナイト特殊制振ゴムを搭載しています。真鍮ならではの響きを金メッキ処理によって向上させ、伸びやかな高域を実現。また、不要な振動を抑えて中低域を増強すると謳っています。

さらに、設置面とスピーカーの間に指が入りやすい設計もメリットです。本体の高さは18mm。位置調整がスムーズに行えるため便利です。

オーディオテクニカ(audio-technica) スパイクインシュレーター AT6901BR

オーディオテクニカ(audio-technica) スパイクインシュレーター AT6901BR 2022

音源本来の音を楽しめるインシュレーターを求めている方におすすめのアイテムです。本体には、接触面積が徐々に小さくなるスパイクタイプの形状を使用。床などからの反射音や不要振動が伝わりにくい点接触によって、音の分離感を高めると謳っています。

さらに、スパイクベースインシュレーターとの組み合わせ時の高さは18mmと、設置面との間に指を入れやすいのもポイント。細かな向きの調整などを簡単に行えて便利です。

加えて、組み合わせるスパイクベースインシュレーターの素材によって、さまざまな音のアレンジを楽しめます。なお、異素材で組み合わせた際には、スピーカーに接する素材の傾向が音に強く出る点も留意しておきましょう。

TAOC インシュレーター TITE-13GS

TAOC インシュレーター TITE-13GS 2009

コンパクトなモノを探している方におすすめのインシュレーター。インシュレーターの魅力を比較的リーズナブルに実感できるエントリーモデルです。

大きさは直径25×高さ10mm、重さは1個30gと、小型スピーカー向けに開発された製品。1パッケージに8個のインシュレーターが含まれています。

また、本体にはグリップシートが付属するのもメリット。安定性を向上させたい場合などに好みにあわせて使用できるのが特徴です。スピーカーがもつ繊細な表現や迫力のサウンドをそのままに、しっかりとした響きと音像を楽しめると謳っています。

TAOC インシュレーター TITE-35S4

TAOC インシュレーター TITE-35S4 2019

2パターンの音色を1つのパッケージで楽しめるインシュレーターが欲しい方におすすめの製品。メーカーの繊細な技術を反映した「スーパーインシュレーター」シリーズのフラッグシップモデルです。

また、振動絶縁テクノロジーと、摩擦制振テクノロジーの2種類の制振技術を融合しているのもメリット。サウンド全体に落ち着きを作り出すハイカーボン製スパイクに加えて、粒立ちのよい音の華やかさを楽しめるアドバンスド・ハイカーボン製スパイクブレードを採用しています。

さらに、直径は50mmと、スパイクタイプながらさまざまなスピーカーやアンプなどに対応できるのも魅力のひとつ。スパイクを下に置いた場合と上に置いた場合で、2種類の音を実現可能なデュアルセッティング方式を使用しているのもポイントです。パッケージにはウレタン樹脂素材のインシュレーターグリップシートが付属します。

NAGAOKA オーディオ用インシュレーター INS-SU01

NAGAOKA オーディオ用インシュレーター INS-SU01 2017

洗練されたデザインのインシュレーターが欲しい方におすすめの製品です。本体素材にはルビー球と金属を採用しているのも特徴のひとつ。製品設置時にはルビー材の一部が光の当たり方によってさまざまな表情を見せます。

硬度が高い単結晶材料であるルビーは、共振を抑えてインシュレーター間の振動を分離する効果があるのもポイント。コンピューター制御加工で削り出されたステンレス材との組み合わせにより、低域が締まり、クリアな中高域や高い解像度などを実現していると謳っています。

大きさは、スパイク直径25×高さ23mm・ベース直径25×高さ6mm。パッケージにはスパイクとベースがそれぞれ4つずつ含まれています。耐荷重は200kgと、さまざまな機器に使えるのもメリットです。固定用の両面テープが付属します。

BELLOTA 化 オーディオ インシュレーター 8個セット

BELLOTA 化 オーディオ インシュレーター 8個セット 2017

重厚感のあるデザインのインシュレーターです。パッケージにはインシュレーター本体とスパイク受け・テープが4つずつ同梱。必要なモノがセットで入ったアイテムのため、手もちのスピーカーが1つであれば、スパイク受けなどを揃えずにすぐに使い始められます。

大きさはスパイク約直径28×高さ25mm、スパイクプレート約直径25×高さ5mmです。

オヤイデ インシュレーター INS-BS

オヤイデ インシュレーター INS-BS 2009

さまざまな使い方ができるのが魅力のインシュレーターです。本体は単体使用に加えて、同メーカーの「INS」シリーズのはめ込み用としても使用可能。ねじ止めにも対応しています。

また、本体素材に高純度真鍮である「クリスタルブラス」を採用しているのもメリット。音響用に適した素材で、不要振動を減衰しつつも音楽に必要な響きと躍動感は損なわないと謳っています。

表面部分には「ハーフブライトクロムメッキ」を使用。耐久性の向上と外観のスタイリッシュな美しさを実現しています。

さらに、本体の片面にはカーボンFRP板を搭載。単体使用の場合には、カーボン面は上下どちらでも使えるリバーシブル仕様のため、気分や求める音像によって音色を使い分けられます。

クリプトン(KRIPTON) HRインシュレーター IS-HR10

クリプトン(KRIPTON) HRインシュレーター IS-HR10 2023

小型かつハイクオリティのモノを探している方におすすめのインシュレーターです。カーボンマトリックス3層材を採用しているのが特徴。上下にはカーボンを使用しており、速めた振動の音速をネオフェードで熱交換することで、振動をスムーズに吸収すると謳っています。

また、本体はカーボンマトリックス3層材とステンレス材を組み合わせたハイブリッド構造。独自の減衰特性により、ハイレゾ音源の魅力を引き出せるのも特徴のひとつです。

加えて、上下には耐摩耗性に優れた「Oリング」を搭載。共振の制御と滑り止め効果を両立しています。

クリプトン(KRIPTON) HRインシュレーター IS-HR3

クリプトン(KRIPTON) HRインシュレーター IS-HR3 2014

多彩な機器に対応できるのが特徴のインシュレーターです。PCオーディオなどのハイレゾ音源機器からピュアオーディオ機器まで幅広く使用可能で、それぞれの機器のパフォーマンスをしっかりと引き出せます。

さらに、スパイク受けを搭載しているのもメリット。大型フロアスピーカーなどにも使えるため便利です。

本体にはカーボンマトリックス3層材とステンレス材のハイブリッド構造を採用。音声の空気感や低重心の安定感、高域の抜けなどが高まると謳っています。上下に搭載している滑り止めには、特殊シリコンゴム素材を使用。底面への高い密着度を実現しています。

クリプトン(KRIPTON) HRハイブリッドインシュレーター IS-HR5

クリプトン(KRIPTON) HRハイブリッドインシュレーター IS-HR5 2012

ハイレゾ音源に対応したインシュレーターを求めている方におすすめの製品です。理想の減衰特性をもたせたメーカー独自設計により、音源のよさをフルに引き出せると謳っています。本体上下に特殊シリコンゴム素材「Oリング」を搭載しているのもうれしいポイント。高い滑り止め効果を実現しています。

また、異なる素材を組み合わせたハイブリッド構造を採用しているのもメリット。カーボンマトリックス3層材とステンレス材により、振動の音速を速めてエネルギーを熱交換することで振動をスムーズに吸収します。

クリプトン(KRIPTON) HRインシュレーター IS-HR1

クリプトン(KRIPTON) HRインシュレーター IS-HR1 2017

ハイエンドなアイテムが欲しい方におすすめのインシュレーターです。本体素材にはオーディオ分野専用素材の「炭素繊維強化プラスチック」と強力な制振素材「ネオフェード」を使用したカーボンマトリックス3層材を使用。ステンレス材と組み合わせたハイブリッド構造により、振動をスムーズに吸収し、高音質を楽しめます。

滑り止めには特殊シリコンゴム素材を採用しているのもメリット。底面へのしっかりとした密着を実現しています。

インシュレーターのおすすめ|木製

ACOUSTIC REVIVE ヒッコリーキューブインシュレーター HQ-4

ACOUSTIC REVIVE ヒッコリーキューブインシュレーター HQ-4 2022

躍動感のある音を楽しめるインシュレーターを探している方におすすめのアイテムです。素材にはドラムの高級スティックなどに使用される「ヒッコリー」を採用。表面には天然蜜蝋塗装を施しており、高音質に加えて高いデザイン性を実現している製品です。

ヒッコリー素材は独自の癖が少なく、有機的かつ躍動感にあふれたサウンドを楽しめると謳っています。1パッケージにつき4個入りです。

また、コンパクトなサイズ感もうれしいポイント。本体は20mm角設計で、オーディオ機器やルーター・小型ネットワーク機器などさまざまな機材に対応できます。高級木材を使用しているにもかかわらず、比較的リーズナブルな価格で手に入るのもメリットです。

山本音響工芸 スプルース製キューブベース QB-1

山本音響工芸 スプルース製キューブベース QB-1 2005

軽快な音を楽しみたい方におすすめのインシュレーターです。本体にはバイオリンなどに使用されるスプルース材を採用しているのも魅力のひとつ。大きさは34mm角です。キューブ型かつ天然素材のため、オーディオ機器の設置空間をおしゃれに彩ります。

本体は軽めの作り。手もちのスピーカーの音質が固い場合などに組み合わせるのもおすすめです。耐荷重は4つで50kgと、しっかりとした大きさのスピーカーにも対応。さまざまな機器の音をカスタマイズできるアイテムです。

山本音響工芸 アフリカ黒檀製キューブベース QB-3

山本音響工芸 アフリカ黒檀製キューブベース QB-3 2009

高級感のあるデザインのインシュレーターが欲しい方におすすめのアイテムです。本体素材にはオーボエやクラリネットなどに使用されるアフリカ黒檀を採用しているのが特徴。ブラックが多いスピーカーの足元に馴染みやすいカラーです。

大きさは34mm角で、耐荷重は4つで50kg。本体比重は1.4と重めの設計のため、引き締まったクリアなサウンドを実現できると謳っています。スピーカーの音をはっきりと聴こえるようカスタマイズしたい場合に適した製品です。

山本音響工芸 黒檀製三角セッティングベース PB-22

山本音響工芸 黒檀製三角セッティングベース PB-22 2009

ユニークな三角形の形状が特徴のインシュレーターです。素材には、ギターのネックやバイオリンの駒などに使われる黒檀を採用。比重は約1.1で、響きのよさに定評があると謳っています。

また、個性的な見た目ながら安定性に優れているのもポイント。上部の先端が線形のため、上に載せるスピーカーなどに傷がつきにくい製品です。

さらに、スピーカーはもちろん、アンプやCDプレーヤーなどにも対応。天然素材なので、設置する稜線の向きの違いによってさまざまな音を楽しめます。

山本音響工芸 大型スピーカー用ウッドブロックベース BB-50

山本音響工芸 大型スピーカー用ウッドブロックベース BB-50 2014

大型スピーカーに使えるインシュレーターを探している方におすすめの製品です。幅95×奥行き95×高さ50mm、重さは1つ約340gと、しっかりとスピーカーを支えられるサイズ感も特徴のひとつ。素材には北海道産アサダ桜無垢材を使用しており、美しい木目を楽しめます。

また、高さが高すぎないため大型スピーカーを少しだけ持ち上げたい場合にも便利。表面は薄茶色エコ塗料仕上げで、高いコストパフォーマンスを実現していると謳っています。

音工房Z バーチブロックインシュレーター角型 小サイズ

音工房Z バーチブロックインシュレーター角型 小サイズ 2018

薄くて小さいサイズのインシュレーターです。本製品は8個で1セット。リーズナブルな価格で手軽に試せるため、インシュレーターを初めて使用する方にもおすすめのアイテムです。大きさは約幅30×長さ30×厚み15mm。防振対策により音質向上が期待できます。

また、小サイズのほか、厚み約58mmの大サイズ、厚み約28mmの中サイズもラインナップ。木製のためナチュラルな印象が魅力の製品です。

インシュレーターのおすすめ|ゴム・VFE製

東京防音 オーディオ用インシュレーター 極厚タイプ 防振ゴムマット THI-500

東京防音 オーディオ用インシュレーター 極厚タイプ 防振ゴムマット THI-500 	2013

高い防振性を求めている方におすすめのインシュレーターです。本体には高性能防振の「ハネナイトゴム」を採用しているのがうれしいポイント。両面に配置された円柱状突起により、振動を効果的に吸収すると謳っています。

また、大きさは幅50×長さ50×厚み17mm。耐荷重は4つで200kg以内と、本格的な機材でも安心して使えるのも魅力のひとつです。

さらに、スピーカーやアンプなどをはじめ、コピー機やシュレッダーにも使用できる製品。滑り止め効果も高く、さまざまなシーンで便利に使えるアイテムです。

東京防音 オーディオインシュレーター 吸盤タイプ 防振ゴムマット THI-425

東京防音 オーディオインシュレーター 吸盤タイプ 防振ゴムマット THI-425 2012

硬質な音が好みの方におすすめのインシュレーター。大きさは底面直径40×上面直径24×厚さ11mm、直径4mm穴に対応した製品です。耐荷重は4個で10kg。1パッケージに4つのインシュレーターが入っています。

また、本体素材には「ハネナイトゴム」を使用しており、しっかりと振動を吸収できるのも特徴のひとつ。吸盤タイプの形状で、スピーカーなどを強力に固定可能です。さらに、AV機器の音がすっきりしないときにも適していると謳っています。

本体は付属の粘着テープまたはビスでの固定が可能。リーズナブルな価格ながら、手軽に音質を向上できるアイテムです。

東京防音 オーディオインシュレーター 半球体タイプ 防振ゴムマット THI-304

東京防音 オーディオインシュレーター 半球体タイプ 防振ゴムマット THI-304

オーディオ機器下のお手入れがしやすいモノを求めている方におすすめのインシュレーターです。本製品は直径30×厚さ15mmで、ほこりやゴミなどを簡単に掃除できます。また、半球体タイプのデザインを採用しており、さまざまな機器をしっかりと固定できます。

パッケージには4つのインシュレーターが入っているのに加え、粘着テープも付属。ビスを使いたくない場合でもしっかりと取りつけが可能で、安心して使用できます。

さらに、素材に非反発ゴム「ハネナイト」を使っているのも特徴。優れた防振効果を発揮し、しゃきっとした硬い音質を楽しめると謳っています。耐荷重は4個使用時で15kgです。

AET インシュレーター VFE-8015

AET インシュレーター VFE-8015

スピーカーやアンプのかぶり防止ができるのが特徴のインシュレーターです。軍需・工業需要から生まれた高性能素材「VFE」を採用しており、機能性と耐久性に優れているのもメリット。へたりや劣化が少なく、長く使えるためおすすめです。

粘性発泡エラストマー「VFE」は粘性のあるジェル素材を発泡させて作られており、振動吸収性能に優れているのが魅力。また、高性能ながらリーズナブルな価格で手に入るため、コストパフォーマンスが高いのも特徴のひとつです。

大きさは80mm角で、厚さ15mm。1パッケージには4個のインシュレーターが含まれます。

AET インシュレーター VFE-4010

AET インシュレーター VFE-4010 2020

シンプルな見た目のモノが欲しい方におすすめのインシュレーター。本体素材には粘性発泡エラストマー「VFE」を採用しており、優れた振動吸収性能を発揮すると謳っています。また、工業分野で開発された素材のため、へたりや劣化が少ないのも魅力のひとつです。

大きさは40mm角。制振機能を備えながら柔らかさは感じない弾力感で、クリアかつパワフルでハイスピードなサウンドを実現しています。

加えて、振動蓄積歪みが少ないのもメリット。スピーカーやアンプなどのかぶり防止が期待できる製品です。

AET インシュレーター VFE-5002NS

AET インシュレーター VFE-5002NS

制振だけでなく滑り止めに特化したインシュレーターを求めている方におすすめのアイテムです。大きさは直径50×厚さ2mmと、薄型設計を採用しているのもうれしいポイント。スピーカースタンドはもちろん、ラックやオーディオボード・家電製品にも使えます。

また、M4規格のホールを搭載しているのも特徴のひとつ。脚部にも装着可能で、機器の安定性をしっかりと高められます。素材には粘性発泡エラストマー「VFE」を使用。粘性のあるジェル素材を発泡させて作られており、粘性と発泡の二重振動吸収性能を発揮します。さらに、表面には滑り止め加工が施されている製品です。

オーディオファン ゴムクッション 丸形 16粒

オーディオファン ゴムクッション 丸形 16粒

大容量タイプのインシュレーターが欲しい方におすすめの製品です。大きさは約直径13×厚み5mm。1シート8個が2枚で、計16個のインシュレーターが封入されています。

さらに、インシュレーターとしてはもちろん、電子機器ケースや周辺機器にも使用できるのも特徴のひとつ。ファンがついている機器の場合にも、本製品を使用することで下部から放熱ができるため便利です。

インシュレーターの売れ筋ランキングをチェック

インシュレーターのランキングをチェックしたい方はこちら。

インシュレーターの選び方

材質ごとの特徴をチェック

クリアな音が好みなら「金属製」

By: amazon.co.jp

引き締まったクリアな音を楽しみたいなら、金属製のインシュレーターがおすすめ。金属によっても多少の違いはありますが、かたさがあるため響きを完全に吸収するわけではなく、振動をすばやく抑えて音をぼやけさせず美しく響かせる効果が期待できます。

楽器にもよく使われる真鍮などの材質を採用したモノならば、しっかりと機器を支えつつ、抜けのよい音を実現可能。細かい音まで聴き取りたい方や、クリアなサウンドを楽しみたい方は金属製の製品を選びましょう。

やわらかな響きが好みなら「木製」

By: amazon.co.jp

やわらかく響く音が好みならば、木製のインシュレーターがおすすめ。金属よりもかたさがないため、適度に振動を吸収しつつ、多少の響きを残せるのが特徴です。

やや音の解像度は低くなりますが、響きをバランスよく調節できるのが魅力。木材特有のあたたかみを感じられるやわらかなサウンドを楽しみたい方は、木製のインシュレーターを選びましょう。

振動の抑制力に優れた「ゴム・VFE」

By: rakuten.co.jp

振動をしっかり抑制したいならば、ゴム製やVFE製のインシュレーターを選びましょう。素材自体がやわらかいため振動を吸収しやすく、外部からの振動や共振なども軽減できます。

ただし、設置する場所によっては、振動を吸収しすぎて機器の自然な響きを阻害してしまう場合がある点には注意が必要。振動に敏感な機器を使う際や、集合住宅などで階下に音が響かないように配慮したい場合におすすめです。

使用機器に合わせて必要な個数をチェック

By: rakuten.co.jp

インシュレーターはスピーカーやコンポなど、底面が平面で長方形の機器を点で安定的に支える原理上、必要な個数があります。基本的には機器ごとに四隅を4個のインシュレーターで支持。この個数を基準に、手もちのコンポの数と合わせて自分に必要なインシュレーターの数をチェックしましょう。

予算の都合で個数を多く用意できない場合は、振動の大きいコンポ・アンプ・DACの順番で揃えるのがおすすめです。なお、機器の底部は3個のインシュレーターで支持することも可能。逆に5個以上で支持しても、音質的なメリットは少ないとされています。

耐荷重をチェック

By: amazon.co.jp

耐荷重とは、インシュレーター1つあたり何kgまでの重さに耐えられるかの基準を示したモノを指します。1つの機器に対して通常は3〜4つのインシュレーターを使用。仮に機器を支えるのに必要なインシュレーターが4つの場合、1つのインシュレーターの耐荷重が5kgのとき、実際の耐荷重は20kgと計算できます。

インシュレーターを選ぶときには、使いたい手もちのスピーカーなどの音響機器の重さを事前にチェックしてみましょう。