包丁の切れ味を蘇らせるアイテムとして人気の「砥石」。天然砥石と人造砥石があり、粒の粗さによって荒砥石・中砥石・仕上げ砥石などに分けられます。鋼・ステンレス・セラミックといった包丁の材質や、用途に合わせて選ぶのがポイントです。

そこで今回は、砥石のおすすめ製品をご紹介します。初心者の方でも気軽に使えるセットもピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。

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砥石とは?

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砥石とは、金属などを研削・研磨する道具のこと。製品によって形状・材質・用途はさまざまです。砥石で刃先を研ぐことによって切れ味がよくなり、快適に使えるのがメリット。料理が好きな方や、お気に入りの包丁・ナイフを長く愛用したい方におすすめのアイテムです。

砥石には大きく分けて、天然砥石と人造砥石の2種類があります。天然砥石は、硬い地質の岩石を採掘したモノ。研磨剤を結合材で固めて作ったモノが人造砥石です。

天然砥石は仕上がりのよさが特徴。ただし、希少価値が高く価格も高めです。一方、人造砥石は性能にムラがなく、比較的安価な点が魅力。なかには、天然砥石に匹敵するような性能を有する製品もあります。

砥石の選び方

砥石の番手で選ぶ

家庭用包丁のメンテナンスには#800~#1200程度の中砥石を

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中砥石は、包丁の切れ味が悪くなったときに使用する砥石です。刃先が丸くなったり、摩耗したりした包丁を再び切れやすい状態に研ぎ直すことができます。

一般的に中砥石とされるモノは、粒度を示す番手が#800〜1200程度の砥石のことをいいます。削る力が強過ぎず弱過ぎない中間的な粗さなので扱いやすく、使い勝手に優れているのが魅力です。

日々のお手入れなど、家庭用として使う分には、中砥石のみでも必要十分な仕上がりが期待できます。初めて砥石を購入する方や、まだ包丁を研ぎ慣れていない方は、まず中砥石の購入を検討してみてください。

研ぎ慣れてきた後、必要に応じてほかの番手を組み合わせていくのがおすすめです。

よりきれいに仕上げるなら#2000以上の仕上げ砥石

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仕上げ砥石は、その名の通り、包丁研ぎの最終仕上げに用いる砥石です。研ぐというよりも、磨く感覚に近いのが特徴。中砥石の研ぎでできた細かな傷を滑らかにし、さらに切れ味を高めることができます。

また、日々包丁を使用した後、仕上げ砥石でお手入れすることで、刃先の強度を高めることも可能。中砥石よりもワンランク上の仕上がりを求める方におすすめです。

一般的に仕上げ砥石といわれるのは、番手が#2000以上のモノ。なかには、超仕上砥石ともいわれる#10000を超える砥石も展開されています。超仕上砥石は粒度が非常に細かいため、鏡面仕上げのように刃先をピカピカの状態に仕上げられます。

刃こぼれにも対応できるのは#500などの荒砥石

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荒砥石は研磨力が強いため、包丁を大きく削れるのが特徴です。中砥石では直せない、刃こぼれや型崩れの修正に適しています。そのほか、研ぎムラの修正や錆の除去など、幅広い用途に使えるのが魅力です。

また、刃に厚みがある包丁には、荒砥石で行う「肉抜き」という作業が有効。より切れる包丁に仕上げるためには、荒砥石で刃を大きく削り、適した薄さを確保することが重要です。

一般的な荒砥石の粒度は、#500前後。中砥石や仕上げ砥石に比べて使用頻度は少ないものの、優れた刃の土台を作るためには重要なアイテムです。

砥石の素材をチェック

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もともと砥石は鉱山から採掘された「天然砥石」が使われてきました。しかし、天然砥石は限りある資源であり、年々採掘量が減少しています。そのため、現在は工業用の砥粒を使って作られた「人工砥石」が主流です。

人工砥石とは、砥粒を結合剤で焼き入れて成形した砥石のこと。砥石のサイズや砥粒の種類・大きさ、結合度やなどの製造方法を自由に変更し、砥石の性能を調節しやすいのが特徴です。規格が細かく定められていることで品質が安定しています。用途ごとに選びやすいのがメリットです。

天然砥石は、採掘される地域によって特色が異なります。刃先を繊細に仕上げて包丁をより美しくするとともに、包丁で切った食材の断面もきれいに見せられるのが特徴。玄人好みの砥石といえます。ただし、流通量の減少から希少価値が高く、高価になりやすいのがデメリットです。

包丁の素材に合ったモノを選ぶ

ステンレス製

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ステンレス製の包丁は、普通ややわらかめの砥石を使うのがおすすめです。硬い砥石でも研げますが、硬い砥石は早く削れる一方で扱いにコツが必要なので、砥石の扱いに慣れるまでは研げている感覚を覚えにくいといわれています。

やわらかめの砥石なら初心者の方でも研ぎやすく、毎日手軽に使えるのが魅力。日々のメンテナンスにはやわらかい素材でできた中砥石を使い、より滑らかな切れ味にしたいときは、仕上げ砥石を使うなど、使い分けるのがおすすめです。

鋼製

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鋼製の包丁はプロの料理人も使う切れ味の鋭い包丁。硬い素材でできているので、砥石も硬い素材を採用したモノがおすすめです。

ステンレス素材よりも鋼素材の方が硬度が高いため、やわらかい砥石を使うと砥石の消耗が早くなります。砥石が削れた場合は、面直しなどの修復が必要です。

砥石をメンテナンスする手間を軽減するためにも、セラミック系の砥石を使うなど、硬度の高いモノを選ぶのがおすすめです。しかし、鋼素材のなかでも青砥系などでできた包丁の場合はやわらかめの砥石が合うので、包丁の素材をよくチェックしておきましょう。

セラミック

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セラミック製の包丁は、錆びにくく手入れも簡単なのがメリット。スタンダードな包丁よりも硬い素材でできているため、普通の砥石よりも硬い素材でできた砥石で研ぎます。

ダイヤモンド製の砥石を使えば研げますが、時間がかかり、包丁を研ぐ際もコツが必要なので上級者向けです。また、包丁の刃先が欠けた場合、自宅での修理は難しいため、メーカーへ修理に出したり業者に頼んだりすることも検討しましょう。

初心者には異なる種類の砥石が両面セットになっているモノもおすすめ

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粒度の異なる砥石が一体になっているモノもあります。包丁の切れ味に合わせて、簡単に使い分けられるのがメリット。砥石を買い揃える手間やコストも軽減できるので、コストパフォーマンスを重視する方にも適しています。

砥石を初めて使う方にも、異なる粒度の砥石が一体になっているタイプがおすすめ。中砥石と仕上げ砥石が一体となった砥石を使えば、中砥石で研いだ包丁を、より滑らかな切れ味に仕上げられます。

また、異なる種類の砥石が一体になっているタイプは、コンパクトに収納できるのもメリット。キッチン収納が少ない方にもおすすめです。

製造方法をチェック

焼結系

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真四角に固められている砥石の多くは、焼結系の砥石です。焼結系の砥石は、原料を焼いて固めることで作られるスタンダードな製造方法で、多くの砥石で採用されています。

焼結系の砥石は耐久力が高く、長期間使えるのがメリット。研磨力もキープできるので、長年愛用したい方におすすめです。セラミックなど硬い素材でできた包丁よりも、鋼やステンレスなど比較的やわらかい素材でできた包丁を研ぐのに向いています。

電着系

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電着系の砥石は、砥石の表面に研磨素材を電着させて作ります。シャープナーやダイヤモンド砥石の多くは、電着系です。電着系の砥石は研磨力が高いのがメリット。包丁の刃が削れやすいので、硬い素材の包丁を使っている方におすすめです。

また、電着系の砥石は表面に研磨素材を付けているだけのため、ある程度使うと研磨力が落ちます。短期的に使いたい方におすすめです。

吸水性の有無にも注目

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砥石の上で包丁をスムーズに滑らせるため、研ぐときには水が必要です。また、水を使うことで研ぐときに摩擦熱が発生しにくくなり、包丁の刃が熱で変形・変質するのを防ぎます。砥石には吸水性のあるモノとないモノがあるので、チェックしてみてください。

吸水性のある砥石は、細かい気孔から水が入って砥石全体に浸透します。砥石の内部にまで水が浸透するため、包丁を研ぐときに水をかけなくてもよいのがメリット。一方で、使用前に数分間水に浸けておいたり、使用後は乾燥させたりする必要があるなど、手間や時間がかかるのがデメリットです。

吸水性のない砥石は、水をかけながら包丁を研ぎます。水をかければすぐに研げるうえ、使用後もすぐに乾くのがメリット。しかし、包丁を研いだり砥石を傾けたりするうちに水がはけてしまうので、頻繁に水をかけなければならないのがデメリットです。

付属品をチェック

安定感を高める「砥石台・滑り止め付き」

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砥石を使い続けると、包丁を研ぐ部分がしだいに凹んできます。凹んだ状態で研ぐと包丁に悪影響をおよぼす可能性があるため、修正砥石で平たくする作業が必須です。しかし、繰り返すうちに砥石はだんだん薄くなります。

使い始めたばかりのときは特に問題ありませんが、砥石が薄くなると包丁を研いでいるときに机や作業台などに手をぶつけやすいのが難点。砥石台が付属している製品なら、砥石が薄くなっても手をぶつけずに使えます。砥石を砥石台に密着させることで、誤って砥石を割ってしまう危険性を減らせるのもメリットです。

砥石台の底部にゴムなどを配置し、滑りにくいよう工夫された製品もあります。また、包丁に取り付けることでずれを防ぐ補助具が付属したモノなら、はじめて包丁を研ぐ方でも容易に角度を安定させることが可能です。安全性を重視する方は、ぜひチェックしてみてください。

砥石の劣化が気になるなら「ケース付き」

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砥石を湿気のある場所に出したまま置いておくと、砥石が劣化してヒビが入ったり割れたりすることがあります。ケース付きの砥石なら、劣化を防ぐことが可能です。包丁以外のモノをうっかり削ってしまう、といった事態も防げます。

また、ケース自体を砥石台として使える製品も便利です。研ぎくずや研ぎ汁がケースの中にたまるモノもあります。周囲を汚さず、ケースを洗うだけで後片付けができるのがメリットです。

砥石のおすすめメーカー

シャプトン(SHAPTON)

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シャプトンは「SHARPEN YOUR LIFE」をコンセプトにした日本のメーカーです。シャプトンの砥石は、研磨剤の含有率が高く短時間で研げるのが魅力。また、水に浸さず使えるのですぐに研ぎ始められます。ヘリが少なく研ぎやすいのもポイントです。

代表的な製品は「刃の黒幕」シリーズ。粒の粗さごとに色分けされており、砥石台にもなるプラスチックケースに入っているのが特徴です。豊富なラインナップのなかから、刃に適した砥石を選びたい方に適しています。

キング砥石

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キング砥石は、愛知県にある砥石メーカーです。長年の研究を積み重ねて生まれた技術を用いて、さまざまな砥石を生産しているのが特徴。天然砥石で研いだような、鋭い研ぎ味に仕上がります。

キングデラックス・65シリーズ・仕上げ砥石など人気シリーズが多く、多種多様なラインナップが存在します。コスパの高い製品も多く、初心者の方から中〜上級者まで幅広い層に人気。使いやすい砥石を求める方におすすめのメーカーです。

貝印

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貝印は、刃物の都として知られる岐阜県関市で生まれた日本のメーカーです。カミソリ・ハサミ・包丁などの刃物を中心に、調理用・グルーミング用・美容用・医療用など、多岐にわたるアイテムを展開しています。

貝印の砥石は、刃物メーカーならではの視点をいかし、使いやすさにこだわった製品を数多く展開しているのが魅力。初心者向けのコンビ砥石や、セラミック包丁も研げるダイヤモンド砥石など、さまざまな製品があります。

砥石のおすすめ|両面タイプ

キング砥石 キングトイシの王様 PB-04

キング砥石 キングトイシの王様 PB-04

1つで中研ぎと仕上げの2役をこなせる、両面タイプの砥石です。ステンレス包丁やハサミなど、幅広い刃物研ぎに適しています。

片面には、切れ味が悪いときに使う粒度#800の中砥石を採用。もう片面には、刃先をより鋭くしたい場合に使う粒度#6000の超仕上げ砥石が配置されています。それぞれの面が色分けされており、一目で分かりやすいのが便利なポイントです。

本体サイズは長さ185×幅63×厚み25mm。付属のハードケースは、収納用としてはもちろんのこと、砥石を水に浸けておく容器としても活用できます。

貝印 コンビ砥石セット #400 #1000 AP0305

貝印 コンビ砥石セット #400 #1000 AP0305

表面に#400相当の荒砥石、裏面に#1000相当の中砥石が配置された、両面タイプの砥石セット。中砥石をメインとして使いつつ、刃欠けなどの大きな損傷にも備えておきたい方におすすめです。

本製品は研削力に優れ、目詰まりしにくいのが特徴。ステンレスや鋼の包丁研ぎに適しています。

さまざまな工夫が施された、付属の砥石台も魅力のひとつです。砥石台の裏面には、滑りにくい合成ゴムのリブが付いており、安定した作業が可能。また、台座に溝があることで研ぎ汁の受け皿になるほか、砥石を置いたまま乾燥できるのが便利です。

貝印 関孫六 コンビ砥石 #1000 #4000 AP0334

貝印 関孫六 コンビ砥石 #1000 #4000 AP0334

貝印が手掛ける人気ブランドのひとつ「関孫六」が展開する砥石です。1台2役で両面使いができるため、初心者の方でも扱いやすいのが魅力。また、日本製の高品質な砥石であることから、中級者から上級者の方にもおすすめです。

片面は、研削力が高く刃先の微調整ができる、汎用性の高い#1000の中砥石。もう一方の面には、より繊細で鋭い刃付けができる、#4000の仕上げ砥石が備わっています。

本体サイズは240×95×50mmで、重量は901g。便利な収納ケースが付属しているのも魅力のひとつです。

髙儀(TAKAGI) ダイヤモンド両面砥石

髙儀(TAKAGI) ダイヤモンド両面砥石

セラミックや超硬合金製の包丁など、硬い刃物を研げる砥石です。金属板にダイヤモンドを電着させているのが特徴。一般的な砥石とは異なり、面直しの必要がないため、簡単にメンテナンスできるのが魅力です。

本製品は両面仕様になっており、刃欠けの修正から刃研ぎまで1枚で対応可能。表裏それぞれの粒度は、#400の荒研ぎ用と#1000の中仕上げ用に分かれています。

本体サイズは幅88×高さ15×奥行225mm、重量は892g。合成ゴム素材でできた砥石台が付属しており、安定して研ぎ作業を行えます。

ツヴィリング(Zwilling) フィニッシングストンプロ 仕上砥石 32505-300-0

ツヴィリング(Zwilling) フィニッシングストンプロ 仕上砥石 32505-300-0

さまざまなキッチン製品を展開する、ドイツ生まれの老舗ブランド「ツヴィリング」が手掛ける砥石。仕上げ研ぎに特化した両面砥石で、日常の研ぎ直しはもちろんのこと、プロの切れ味も追求できるモデルです。

本製品は通常の仕上げに適した#3000と、光沢感のある仕上げが可能な#8000の2種類で構成されています。一般的な包丁のほか、高硬度の包丁も研げるため、さまざまな種類の包丁を扱う方におすすめです。

NESHEXST 両面砥石セット

NESHEXST 両面砥石セット

豊富な付属品が揃った、両面砥石セットです。作業の安定性を高める台座や、滑り止めシートのほか、面直しに必要なメンテナンス用品などが付属。研ぎ角度を固定できるホルダーも付いており、ムラの少ない研ぎをサポートします。

粒度はそれぞれ中砥石相当の#1000と、仕上げ砥石相当の#6000。さまざまな刃物に対応可能です。ただし、セラミック包丁には不向きなので留意しておきましょう。

扱いやすいほか、コストパフォーマンスにも優れているため、初めて砥石を購入する方におすすめの製品です。

藤次郎(TOJIRO) ホームコンビ砥石 #1000 #3000 F-433

藤次郎(TOJIRO) ホームコンビ砥石 #1000 #3000 F-433

家庭向けに作られたスリムサイズの両面砥石です。片面は包丁の刃先を整えるのに便利な#1000。もう一方の面には、より細やかな仕上げに適した#3000の砥石が配置されています。

中研ぎから仕上げまでを家庭でも気軽に行えるのが魅力。日々の料理のなかでも、鋭く繊細な切れ味を体感できます。付属の砥石台は、裏面にゴム製の足が付いており、シンクで滑るのを予防可能です。

砥石のおすすめ|中砥石(#800~#1200)

シャプトン(SHAPTON) 刃の黒幕 オレンジ K0702

シャプトン(SHAPTON) 刃の黒幕 オレンジ K0720

シャプトンの人気シリーズ「刃の黒幕」のなかでも定番といえる、粒度#1000の中砥石。セラミック素材に数種類の複合材を加えることで、高い研削力と滑らかな研ぎ感を実現しています。

中砥石でありながら、荒砥石として兼用できるほど、研削力に優れているのが魅力です。一般的な鋼製の包丁はもちろんのこと、硬質なステンレス包丁を研ぐ場合にも適しています。

本体サイズは210×70×15mm。付属している本体保管用のケースは、砥石台としても活用できます。

キング砥石 キングトイシ ネオ ST-4

キング砥石 キングトイシ ネオ ST-4

ステンレス製の刃物専用に作られた中砥石です。高品質な研磨剤を使用しており、硬度にムラがないのが特徴。また、刃付きのよいソフトなタッチを実現しているのが魅力です。

一般的な砥石とは異なり、使用前に水を含ませておく必要がなく、サッと水をかければ使えるのが便利なポイント。気軽に使える砥石を探している方は、ぜひチェックしてみてください。

ナニワ研磨工業 エビ印 本職超セラミックス砥石 台付 #800 SS-800

ナニワ研磨工業 エビ印 本職超セラミックス砥石 台付 #800 SS-800

粒度#800の中砥石です。表面の目詰まりや目つぶれが少なく、研削力に優れているのが特徴。研ぎ滑りが生じにくいため、より効率的な作業を実現します。

本製品はセラミック製で、幅広い用途に使用可能。一般的な鋼包丁はもちろんのこと、ステンレスや青紙2号など、高硬度の鋼製刃物を研ぐ場合におすすめです。ただし、セラミック包丁に対応していない点は、留意しておきましょう。

本体サイズは210×70×25mmです。砥石台に加えて、砥面の修正に用いるドレッシングストーンが付属。砥石本体のメンテナンス性まで配慮されているのが嬉しいポイントです。

フチオカ(FUCHIOKA) 亀印 セラミックトイシ 中砥 FC-1000

フチオカ(FUCHIOKA) 亀印 セラミックトイシ 中砥 FC-1000

快速性研磨剤を使用することで、スピーディーな刃付けを可能にした砥石です。さらに、高品質な天然粉末材を配合しているため、天然砥石に近い滑らかな研ぎ味を実現しています。

平面精度が高く、長時間使用した場合でも型崩れが少ないのが特徴。包丁の切れ味を均一に保てるのが魅力です。使い勝手がよい#1000の中砥石なので、汎用性が高い砥石を探している方に適しています。

末広(SUEHIRO) キッチンシャープニングプレート SKG-29

末広(SUEHIRO) キッチンシャープニングプレート SKG-29

形に捕われず自由に研ぐという発想から生まれた、丸型の中砥石です。一般的な砥石よりも使い方が簡単なのが魅力。刃物を一定の角度に保ちながら、くるくる回したりジグザグ動かしたりするだけで、スピーディーに研げます。

水受けトレーが付属しているため、作業中に周りが汚れにくいのも嬉しいポイント。粒度は、中研ぎから仕上げまで使える#1000です。

堺一文字光秀 特撰砥石 煌シリーズ 中砥石 #1000 14k1000-d

堺一文字光秀 特撰砥石 煌シリーズ 中砥石 #1000 14k1000-d

やや硬めで、研ぎを繰り返しても減りが少ない中砥石です。研いだときの感触が滑らかで、きれいに仕上げやすい砥石。地金と鋼の地境がくっきりとあらわれるので、和包丁を研ぐのに向いています。

アルミナ系の研磨剤とレジノイド樹脂の結合剤を混ぜ、200℃程度の低温で固めるレジノイド製法を採用。研磨力よりも、滑らかな研ぎ味ときめ細かい仕上がりにすぐれた砥石です。ただし、水や高温に弱いため、保管場所には気をつけてみてください。研いでも減りの少ない砥石が欲しい方におすすめです。

オルトウェイズ ALTSTONE 深 FUKAMI #1000

オルトウェイズ ALTSTONE 深 FUKAMI #1000

包丁研ぎに便利なさまざまな道具をセットにした砥石です。粒子が細かく滑らかな国産の高級粘土を使用。職人が窯焼きで仕上げたセラミック砥石で、組成が安定しており使いやすい製品です。

98%以上の高い純度を持つアルミナ含有の研磨剤を使用。初心者でも金属が削れていく感触を実感できます。また、本体と同じ粒度を持つ名倉砥石が付属。研ぎ汁出しのほか、砥石の目詰まりを解消するのに便利です。

ステンレス包丁・鋼包丁に対応。砥石台がなくてもキッチンですぐに研げるよう、滑り止めのマットが付いています。また、包丁の角度を一定に保つ補助具も付属。包丁を研ぐのに慣れていない方でも使いやすい砥石が欲しい方におすすめです。

砥石のおすすめ|仕上げ砥石(#2000~)

シャプトン(SHAPTON) 刃の黒幕 クリーム #12000 K0705

シャプトン(SHAPTON) 刃の黒幕 クリーム #12000 K0705

シャプトンが展開する「刃の黒幕シリーズ」なかでも、特に粒度が細かい超仕上砥石です。番手が#12000でありながら、研磨力に優れているのが特徴。優れた切れ味はもちろんのこと、光沢感のある仕上がりを追求できます。

鋼の和包丁やステンレス包丁をはじめ、日本剃刀の仕上げなど、より繊細さを求められる刃物にも適したモデルです。

本体サイズは210×70×15mm。砥石台にもなる、便利な収納ケースが付属しています。

ほんまもん 京東山砥石 ST #4000 仕上げ砥石 ほんまもんオリジナル

ほんまもん 京東山砥石 ST #4000 仕上げ砥石 ほんまもんオリジナル

水に浸けて準備する必要がない、不吸水性を備えた仕上げ砥石。砥面が濡れる程度に水をかけることで、すぐに研ぎ始められるのが特徴です。

本製品の粒度は、仕上げの研ぎに適した#4000。刃当たりがやわらかいため、軽い力で研げるのが魅力です。本体サイズは205mm×75mm×25mmで、重量は約710g。包丁をはじめ、ノミやハサミなど、刃物全般に使えます。

ナニワ研磨工業 刃物用角砥石 ダイヤモンド角砥石 135 #6000 DR-0160

ナニワ研磨工業 刃物用角砥石 ダイヤモンド角砥石 135 #6000 DR-0160

超硬ダイヤモンド砥粒により、優れた研削力を発揮する仕上げ砥石。粒度が#6000と非常にきめ細かいため、切れ味を向上させたい方におすすめのモデルです。

本製品は砥石面が凹みにくいため、一般的な砥石のように面直しをする必要がなく、メンテナンスが楽なのが特徴。また、焼結して製造されているため、高い耐久性が期待できます。

セラミックをはじめとした超硬素材のほか、ステンレス・鋼・石材など、幅広い材質に使えるのが魅力。使い方も簡単で、水をかけるだけで研ぎ始められます

ナニワ研磨工業 剛研 輝 #3000 NK-2230

ナニワ研磨工業 剛研 輝 #3000 NK-2230

滑らかな研ぎ感により、スピーディーな刃付けを実現した砥石。粒度は、中研ぎの後の仕上げに適した#3000です。

一般的な料理包丁やステンレス刃物のほか、カンナ・彫刻刀・鎌など、幅広いモノに対応できます。また、砥石の表面を水で濡らすだけで使用でき、準備に手間がかからないのが魅力です。

本体サイズは210×70×20mm。付属の収納ケースは、研ぎ台としても使えます。裏面に滑り止めが付いているため、安定して作業を行えるのがメリットです。

大谷砥石 北山 超仕上砥石 #8000 木製台付き OOTANI-K8000

大谷砥石 北山 超仕上砥石 #8000 木製台付き OOTANI-K8000

超微粒子研磨剤を使用した、超仕上げ砥石です。粒度が#8000と細かいのが特徴。一般的な仕上げよりも、さらに緻密な仕上がりを追求する方に適しています。

本体サイズは205×75×25mm。味のある木製の研ぎ台が付属しています。また、砥面のメンテナンスに使用する、白名倉が付いているのも嬉しいポイントです。

砥石のおすすめ|荒砥石(~#500)

シャプトン(Shapton) 刃の黒幕 ブルーブラック #320 K0709

シャプトン(Shapton) 刃の黒幕 ブルーブラック #320 K0709

小さな刃こぼれを修正するのに適した荒砥石です。粒度は#320で、荒砥石のなかではややきめが細かい部類に入ります。

刃物の表面に研ぎ目が残りにくいのが特徴。中砥石や仕上げ砥石をかけるときの作業が楽になります。また、削り過ぎてしまうリスクを軽減できるため、初めて荒砥石を使う方におすすめのモデルです。

本製品は、鋼の和包丁や硬質のステンレス包丁をはじめ、小出刃や切り出しナイフなどを研ぐのに適しています。本体サイズは、210×70×15mm。付属する砥石保管用のプラスチックケースは、砥石台代わりに使うことが可能です。

貝印 関孫六 荒砥石 #220 AP0328

貝印 関孫六 荒砥石 #220 AP0328

大きな刃欠けの修正や錆落としに適した、#220の荒砥石。貝印が展開するブランド「関孫六」のなかで最も粒度が荒いモデルです。研削力が高いため、刃物の形状を大きく修正できるほか、高硬度の包丁や和包丁の研ぎ直しにも使用できます。

研ぎ台として活用できる収納ケースが付属しているのも嬉しいポイントのひとつです。

堺一文字光秀 特撰砥石 ツバ印 PA 荒砥 #220 小 14t220-m

堺一文字光秀 特撰砥石 ツバ印 PA 荒砥 #220 小 14t220-m

優れた研磨力を持つ、粒度#220の荒砥石です。研磨剤と結合剤を混ぜて成形し、高温で焼結する製法により高い研磨力を実現。また、目詰まりが起こりにくいのも魅力です。

一般的な荒砥石に比べて、硬めに作られていることから、砥石の減りが少ないのが特徴。高耐久性で、よく研げる砥石を探している方におすすめのモデルです。

ツボ万(TSUBOMAN) アトマエコノミー本体 ゴム台付 荒目 ATM75-1.4ED

ツボ万(TSUBOMAN) アトマエコノミー本体 ゴム台付 荒目 ATM75-1.4ED

砥面を交換できる、替刃方式の荒砥石です。ダイヤモンドを電着させた替刃は厚さわずか1mmで、アルミ製の専用台に貼り付けて使用します。

粒度#140で砥粒保持力が高く、スピーディーに研削できるのが特徴。また、一般的な砥石のように変形することがないため、メンテナンスに手間がかからないのがメリットです。

一般包丁・出刃包丁・刺身包丁のほか、ノミやカンナなど、幅広い種類の刃物に対応可能。刃こぼれの修正はもちろんのこと、石質砥石の面直しにも使用できます。

江部松商事(EBM) 荒砥石 #220 一丁掛

江部松商事(EBM) 荒砥石 #220 一丁掛

調理道具の総合商社「EBM」が展開する荒砥石です。鋼・ステンレス・和包丁・洋包丁など、刃物の種類や材質に関わらず、幅広い用途で使えるのが魅力。粒度が#220で荒いため、刃の欠けや大幅な刃の修正に適しています。

また、荒砥石のなかでは比較的安いので、コストパフォーマンスを重視する方におすすめ。本体サイズは210×54×27mmです。

砥石の売れ筋ランキングをチェック

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砥石のお手入れ方法

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砥石は気温や湿度の変化に弱く、保存方法が雑だとヒビが入ったり割れたりすることがあります。使用後は砥石をよく乾燥させ、直射日光の当たらない場所で保存してみてください。また、複数の砥石を積み重ねて保存すると、重みで割れてしまう可能性があるので注意が必要です。

包丁を研ぐときに砥石が滑って研ぎにくいときは、「目詰まり」を起こしている可能性があります。砥石の目詰まりとは、砥粒と砥粒の間に研ぎくずなどが詰まった状態。砥石同士をこすり合わせる、目詰まり専用の砥石を使うなどのメンテナンスをしてみてください。

また、包丁を研いでいるうちに砥石が削れ、包丁の刃を当てる部分が凹んでいきます。凹んだ状態で研ぐと包丁に悪影響をおよぼす可能性があるため、砥石がまっすぐ水平になるよう「面直し」が必要。修正砥石などを使ってこまめに面直しをするのが、砥石を長く使い続けるコツです。

番外編:砥石と一緒に使いたいおすすめの砥石台

ソメイエ(Someie) 砥石台

ソメイエ(Someie) 砥石台

シンクのサイズに合わせてぴったり固定できる、ブリッジタイプの砥石台。シンクの上で水を流しながら使用できるため、衛生的かつ掃除しやすいのが魅力です。

本体を伸縮することで、長さ340〜440mmのシンクに対応可能。滑りにくい合成ゴムを採用しており、安定感のある作業が行えます。

台座に固定できる砥石のサイズは長さ80〜305mm。市販されているさまざまな砥石に対応します。また、作業中に砥石がズレないよう、台座で挟み込むことで、しっかりと固定できるのが便利なポイントです。