包丁の切れ味を保つために欠かせない砥石。日頃から丁寧にお手入れすることで、より一層快適に料理を楽しめます。しかし、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、砥石のおすすめをご紹介します。選び方のポイントも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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砥石とは?

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砥石は、刃物を研いだり磨いたりするための道具。粒度の粗さを示す番手によって、荒砥石・中砥石・仕上砥石といった種類に分類されるのが特徴です。

使うときは事前に本体を水へ浸し、十分に吸水させることが基本。水が滑りをスムーズにする役割を果たします。刃こぼれがない場合は、中砥石から始めて研ぎ進めるのがおすすめです。

包丁の素材によって、適応する砥石が異なる点に注意しましょう。鋼やステンレスなど、素材に合ったモノを選ぶことが大切。硬度が非常に高いセラミック製の包丁には、ダイヤモンド砥石が推奨されています。

砥石の選び方

種類・番手をチェック

荒砥石(#80〜400程度)

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荒砥石は、3分類される砥石のなかでも粒子が粗いタイプ。研削力が非常に強いため、研ぎすぎに注意しながら作業することが重要です。

大幅に摩耗した刃先を整え直す場面などで活躍するのもポイント。日常的な包丁のメンテナンスよりも、刃こぼれや刃の形状修正を要する場合に用いるのが一般的です。

また、荒砥石を使用した後は、中砥石で研ぎ直すことが推奨されています。手持ちの包丁が欠けているなどの状態をしっかりと確認したうえで、該当するモノを選ぶようにしましょう。

中砥石(#800〜1500程度)

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中砥石は、日常的な包丁のメンテナンスで主役となるタイプです。切れ味が落ちたと感じたタイミングで、刃先の回復や再生を行う用途にぴったり。大きく欠けていない限り、家庭用の研ぎ作業は、中砥石だけで対応可能な場合が多くあります。

一般的な切れ味の回復から、刃付けまでに対応。ステンレス製包丁のお手入れにも適しているのがポイントです。

初心者の方は、汎用性に優れた中間の番手からスタートするのがおすすめ。異なる種類を組み合わせた、両面タイプの製品が多数存在します。迷ったときは、仕上砥石と一体になった両面仕様も検討してみてください。

仕上砥石(#3000〜8000以上)

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仕上砥石は、砥石のなかでも粒子が細かいタイプ。中砥石で研いだ後の段階に用いて、切れ味の最終仕上げを行う用途に向いています。より鋭利で滑らかな刃先を実現できるのがポイントです。

刺身を切る際など、食材に対する鋭い切れ味が求められる場合に役立ちます。ワンランク上の仕上がりや、刃物の切れ味にこだわりたい方におすすめです。

プロや上級者向けの製品のなかには、用途に応じて種類が細分化されたモノもラインナップ。手持ちの包丁を扱う目的や、研ぎ作業に求めるレベルに合わせて取り入れてみてください。

形状をチェック

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砥石の形状は、手持ちの包丁の種類に合わせて選ぶことが重要。代表的な形状として、長方形の角砥石が挙げられます。包丁を斜めに構えて前後に動かす標準的な研ぎ方に対応しており、汎用性に優れているのが魅力です。

家庭用として人気があるのが、異なる種類を組み合わせた両面砥石。中砥石と仕上砥石など、異なる粒度の砥石が一体になったアイテムです。保管場所を取りにくいうえ、コストパフォーマンスにも優れています。ケース付きの製品は、そのまま台座として使えるモノもあるのがポイントです。

波刃のような特殊な形状の包丁を研ぐ際は、刃の形状に合わせたスティック状などの専用砥石が適しています。研ぎたい部位のカーブに一致する形を選んで、効率よくお手入れを進めてみてください。

サイズをチェック

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砥石は、研ぎたい包丁に対して十分な作業面が確保できるサイズを目安に選ぶのがポイント。小さすぎる製品を選ぶと研ぐ際の安定感が低下し、包丁を当てる角度が一定に保ちにくくなります。選ぶ際は無理なく作業が行える、標準的なサイズから始めるのがおすすめです。

柳刃包丁や牛刀のように刃の長い包丁を扱う場合は、十分な長さと幅を備えた大きめサイズが適しています。砥石の長さが十分にあるモノほど、一度の動作で広範囲をカバーできて効率的です。研削面が広く確保できる製品を選んで、スムーズにお手入れを進めましょう。

長期間にわたって使い続けたい方には、厚みのある製品が適しています。本体は使用していくとともに表面が薄く削れていくため、ある程度の厚みが確保されていると安心。日頃の研削頻度を考慮しながら、扱いやすいサイズを見つけてみてください。

砥石台など付属品の有無をチェック

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砥石台は、本体を安定して固定するための付属品です。作業時の安全性と研ぎの精度を高める効果があります。台座には木製・プラスチック製のほか、底面に滑り止めゴムを備えたタイプなど、異なる種類があるため手持ちの環境に合わせて選びましょう。

これから研ぎ作業を始める方には、台付きのセット製品がおすすめ。別途で台座を用意する手間が省け、すぐに使い始められるのが魅力です。

お手入れ中の汚れを防ぎたい場合は、削られた粒子を受け止めるトレー仕様の製品が便利。周囲に汚れが広がりにくく、快適に作業を進められます。なかには、へこみを平らに戻す直しの道具が含まれるセット製品も展開されています。

砥石のおすすめ|初心者向け

シャプトン(Shapton) 刃の黒幕 #1000 中 オレンジ K0702

シャプトン(Shapton) 刃の黒幕 #1000 中 オレンジ K0702

荒砥不要といわれるほどの研削力を持つ、中砥セラミック砥石。粒度ごとに色分けされた刃の黒幕シリーズのひとつで、オレンジは#1000の中砥を示します。複数の砥石を使い分けるときも管理しやすい設計です。サイズは210×70×15mmで、水をかけるだけですぐに使えます。

研削力と仕上がりのバランスに優れ、荒・中兼用として活用できるのが魅力。料理包丁から出刃包丁まで幅広い刃物に対応しており、研ぎの基本をしっかり押さえたい方におすすめです。

購入者からは「削れている実感があり扱いやすい」「初心者でも切れ味が引き出しやすい」と評判。砥石を初めて選ぶ方や、日常の包丁メンテナンスを習慣にしたい方にもぴったりです。

キング砥石 キングデラックス中仕上砥石 標準型 1丁掛 #1000

キング砥石 キングデラックス中仕上砥石 標準型 1丁掛 #1000

特殊砥材を採用した、定番の中仕上げ用砥石。包丁・ハサミ・のみ・かんなといった幅広い刃物の中研ぎに対応するのが特徴です。

サイズは幅207×奥行66×高さ34mmで、刃物をしっかり乗せて安定して研ぎやすい標準型。使用前に水に浸すだけで準備が整うため、手軽に使い始められます。

購入者からは、滑らかな研ぎ感や扱いやすさが評価されています。包丁研ぎを日常的に行いたい方や、刃物のメンテナンスにこだわりたい方におすすめです。

ナニワ研磨工業 剛研 デラックス砥石 #1000 QA-0311

ナニワ研磨工業 剛研 デラックス砥石 #1000 QA-0311

砥泥が出にくく、素早く仕上る中砥石。粒度#1000の中研ぎ用として、一般刃物からステンレス刃物まで幅広く対応します。溶融アルミナ質の砥材を採用しており、日本製の高い品質を備えたアイテムです。

サイズは210×65×30mmで、さまざまな刃物の研ぎ直しに活用できます。吸水タイプで、使用前に10分程度水に浸せば準備が整います。

耐久性に優れた燃焼系砥石で、長く使い続けられるのも魅力。荒砥石で形を整えた後の中研ぎ仕上げに取り入れたい方や、切れ味を手軽に取り戻したい方におすすめです。

キング砥石 キングホームトイシ #1000 中仕上用 K-45

キング砥石 キングホームトイシ #1000 中仕上用 K-45

さまざまな刃物の中研ぎに対応した家庭用砥石。特殊砥材を使用した焼成製法により硬度にムラがなく、品質が長期間安定するのが特徴です。包丁やハサミ、ナイフ、彫刻刀など幅広い刃物の切れ味を短時間で回復できます。

粒度#1000の中仕上用として、日常的なメンテナンスに適した番手設計。使用前に約3分間水に浸すだけで準備が整い、砥石台付きで安定した研ぎ作業が行えます。サイズは約176×52×15mmです。

購入者からは刃の食いつきのよさと研ぎやすさが評価されており、切れ味の冴えた仕上がりが得られると好評。価格も比較的安いので、砥石を初めて使う方の練習用としてもおすすめです。

SK11 家庭用台付砥石 クリップ付 #1000/3000

SK11 家庭用台付砥石 クリップ付 #1000/3000

角度固定クリップ付きで、初めて包丁を研ぐ方にもおすすめの台付砥石。#1000の中仕上げ面と#3000の仕上げ面を両面に備えた2役砥石で、1本で研ぎ直しから仕上げまで対応します。砥石サイズは175×55×25mmで、一般料理包丁・ステンレス包丁の刃研ぎに適した設計です。

本体の「研げるよクリップ」は、包丁の背に差し込むだけで刃研ぎの角度を固定できる機能。角度が安定するため、研ぎ作業に不慣れな方でも扱いやすいのがメリットです。

クリップの取付可能厚は1~2.5mmで、砥材には溶融アルミナ質を採用。日々の料理をよりスムーズにしたい方への贈り物にもぴったりです。

SK11 一般刃物用砥石 荒研ぎ用 #220

SK11 一般刃物用砥石 荒研ぎ用 #220

刃欠けした刃物を集中的に削り直せる、荒研ぎ専用砥石です。粒度220番の溶融アルミナ質砥材を採用しているのが特徴。砥石サイズは約175×55×15mmで、包丁をはじめとした一般的な刃物研ぎに対応します。

#220の荒い粒度が、大きな刃こぼれや形崩れした刃先を短時間で整えるのがポイント。水をかけて手軽に使えます。中研ぎや仕上げ研ぎの前段階として使うことで、次工程の作業をスムーズに進められます。

刃物が使い物にならないほど傷んだときや、砥石での修正作業を一から始めたい方におすすめです。長年使い続けた包丁を、自宅で本格的に研ぎ直したい方もチェックしてみてください。

砥石のおすすめ|プロ向け

ナニワ研磨工業 刃物用砥石 剛研 205x75x50 GC 荒砥石 #220 QA-0300

ナニワ研磨工業 刃物用砥石 剛研 205x75x50 GC 荒砥石 #220 QA-0300

GC砥材を採用した、定番の荒研ぎ用砥石。粒度#220の粗い砥粒が高い研削力を発揮します。刃の欠けや刃先の大幅な修正を、素早くこなせるのが魅力。205×75×50mmの大きめサイズを採用しており、長期にわたって使い続けやすいのもメリットです。

吸水タイプの砥石で、使用前に5〜10分程度水に浸して十分に水分を吸わせてから使います。使用後は水洗いして日陰で乾燥させてから保管することで、砥石の品質を保てます。

刃物の刃先を一から整えたいときや、欠けた刃を修正する中砥ぎ前の工程におすすめ。荒研ぎ作業をしっかり行いたいプロの方や、本格的な刃物メンテナンスに取り組む方にぴったりです。

大谷砥石 超仕上砥石 北山 #8000 木製台付き 白名倉付き

大谷砥石 超仕上砥石 北山 #8000 木製台付き 白名倉付き

天然砥石に近い研ぎ味を持つ、#8000の超仕上砥石。高純度アルミナ配合の超微粒子研磨材を使用しており、包丁や鉋・鑿などの刃物をひときわ細かく磨き上げられるのが特徴です。

本体サイズは205×75×25mmで、安定感のある木製台が付属。さらに、砥石面が滑りやすくなったときに表面を整える白名倉も同梱されており、砥石のコンディションを保ちながら研ぎ続けられます。

購入者からは、研ぎ汁がよく出て天然砥石のような粘りのある研ぎ味と、高い研磨力が好評。本格的な切れ味を追求する方や、道具のお手入れにこだわりたい方におすすめです。

ALTSTONE 砥石 荒砥石 深 #300 コンパクトサイズ

ALTSTONE 砥石 荒砥石 深 #300 コンパクトサイズ

職人の手によって丁寧に生産されている荒砥石。WA研磨剤を高濃度含有するセラミック素材を採用しています。サイズは180×60×18mmで、扱いやすい形状です。

#300の荒砥石として、鈍った刃や刃こぼれの修正に活躍。中砥石の前に使うことで、研ぎの工程を効率化できます。

購入者からは、「力を入れなくても短時間で刃の修正ができる」と好評。包丁の刃線を整えたい方におすすめです。

シャプトン(Shapton) SHAPTON RockStar スタンダードモデル #1000 #60212

シャプトン(Shapton) SHAPTON RockStar スタンダードモデル #1000 #60212

力強い研削力で繊細に仕上げる砥石。事前吸水がほとんどいらないため、思い立ったときにすぐ研ぎ作業を始められます。

厚み10mmで耐久性が高く、コンディションを長期間維持できるのが特徴。減りにくい設計により研ぎ崩れが少なく、刃物の寿命を保ちやすいのがメリットです。

番手1000の中砥石として、包丁の切れ味を効率よく回復させます。日常的に包丁を使う方や研ぎに慣れた方におすすめのモデルです。

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砥石の使い方

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砥石を使うときは、事前の準備が重要です。人造砥石の場合は水に浸し、気泡が出なくなるまで十分に吸水させると滑らかに研げます。包丁の刃先と砥石の間は、10円玉2枚重ね分程度の隙間を一定の角度で保ちましょう。

実際に研ぐときは、包丁を斜めに置き、刃を前後にリズムよく動かします。手首ではなく肘を使い、押すときに力を入れて引くときは力を抜くのが基本。刃元や中央、切っ先など数か所に分けて、両面を均等に研いでみてください。

また、作業中に出る黒い研ぎ汁は、金属の粉と砥粒が混ざったモノなので洗い流さずに使い続けます。初心者は荒砥と中砥が含まれる両面タイプがひとつあると便利。作業後は、包丁と砥石の両方を十分に洗浄して乾燥させましょう。

砥石のお手入れ方法

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砥石のお手入れには、表面を平らに維持する「面直し」が欠かせません。使用するたびに中央がへこんでいき、そのままでは角度が安定せず切れ味の回復を妨げます。包丁研ぎは定期的に行い、面直しはこまめに行うのが理想です。

作業の際は、まず鉛筆や油性ペンで表面に十字線のチェックを書き込みます。次に、四つ角が対角線になるよう面直し用の砥石へ斜めに配置し、前後に真っ直ぐ動かして擦り合わせるのがポイント。書き込んだ線がすべて消えたら平らになった合図です。

お手入れ後の砥石は、汚れを水洗いし、日陰でしっかりと自然乾燥させます。なお、濡れたまま放置すると、気温の変化がひび割れの原因になるので注意が必要。割れを防ぐために直射日光や屋外放置を避け、湿気の少ない室内で保管するのがおすすめです。