緑茶や紅茶などを保存しておくための「茶筒」。湿気や酸化から茶葉を守り、おいしくお茶を淹れるのに必要なアイテムです。しかし、茶筒にはさまざまな容量や素材があり、どれを選んだらよいか悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、茶筒のおすすめ製品をご紹介します。選び方についても解説するので、茶筒選びの参考にしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

茶筒の選び方

密閉性が高いモノを選ぶ

By: amazon.co.jp

茶筒を選ぶ際は、密閉性が高いかどうかをチェックしましょう。茶葉は空気や湿気で劣化して風味が落ちてしまうので、美味しく淹れるためにも、しっかり密閉して保存しておかなければなりません。

おすすめは、蓋が隙間なくしっかり閉まるモノや、中蓋が付いているモノ。なかには蓋の重みで空気を逃がしつつ密閉できるモノなどもあるのでチェックしてみてください。

容量で選ぶ

By: amazon.co.jp

茶筒の容量は、飲むお茶の量によって選ぶことをおすすめします。開封して1ヶ月以内で飲み切れる量の茶葉を保存できるモノを選びましょう。お茶1杯に必要な茶葉の量は約3~4gなので、1日1杯飲む場合に1ヶ月で必要な量は約90~120gです。

茶筒の容量は各製品「煎茶が何g入るか」で設定されていることが多く、100g・150g・200gが一般的。数日おきに1杯飲む程度なら容量が100gのモノ、大勢でお茶を飲む方は150~200gのモノがおすすめです。

ただし、茶葉の種類によって体積が異なる点には注意しておきましょう。たとえば、煎茶と比べるとほうじ茶は同じグラム数でも体積が大きめです。茶筒に入れる茶葉の種類も考慮して、設定されているグラム数より大きめのモノを選んだ方がよい場合もあります。

素材で選ぶ

By: rakuten.co.jp

茶葉は光でも劣化が進むため、明るい場所で保管するなら遮光性の高い素材がおすすめです。茶筒に多い素材は、鋼板の表面にスズをメッキしたブリキ。遮光性が高いうえ、サビに強いので茶筒にピッタリの素材です。

ほかにも銅・真鍮・木などさまざまな素材があり、どの素材も遮光性が高いため茶筒に向いています。遮光性を考慮しつつ、インテリアや自分の持っている急須・湯呑みなどにマッチする素材のモノを選びましょう。

ただし、ステンレス製やアルミ製などのモノは金属のニオイが付いてしまうこともあります。また、プラスチック製や樹脂製など、周りのニオイを吸収しやすい素材のモノもあるので注意が必要です。

使い勝手がよいモノを選ぶ

By: amazon.co.jp

茶筒を日常的に長く使っていくうえでは、密閉性や素材はもちろん使い勝手も重要。たとえば、頻繁にお茶を飲む方は茶葉の取り出しや詰め替えがしやすいように、口が大きいモノがおすすめです。

また、茶さじ付きのモノなどもあり、茶葉をすくうのに便利。茶筒を使うシーンや頻度を考慮して、自分にとって使い勝手がよいモノを選びましょう。

茶筒のおすすめ

アサヒ 食楽工房 茶筒 CB510

湿気を防ぎ、茶葉の保存に適した純銅製茶筒

茶さじ付きの純銅製茶筒です。銅なので遮光性があり、湿気を防げるのがポイント。また、内蓋付きで密閉性もあり、茶葉の保存に適しています。箱を含めた大きさは13×10.5×9.5cmで、茶葉が約200g入る寸法。

約510gのずっしりとした重みと、渋みのあるブロンズ色で重厚感あふれるデザインも魅力。立派な桐箱に入っているため、贈り物にもおすすめです。

八柳 茶缶 平 150g 無地皮 桜吹雪

木の肌触りと桜柄が特徴

秋田県仙北市角舘にある樺細工の老舗「八柳」の茶筒です。8.5×9.5cmで緑茶が約150g入るサイズ。金属缶の表面に桜皮を施されており、木の肌触りを楽しめます。

表面にさりげなく桜の花や花びらがあしらわれているのもポイントです。全体が樺細工でできているモノと比べると、リーズナブルなのも魅力。お手頃な樺細工の茶筒を探している方におすすめです。

江東堂 生地缶 平型

さまざまなインテリアに合うシンプルなデザイン

平型でシンプルなスチール製の茶筒。直径8.9×高さ11cmで、煎茶が約200g入る仕様です。スチール製の中蓋が付いているので、密閉性もしっかりあるのが魅力。

全体が銀色で統一されており、スタイリッシュなデザインなので、さまざまなインテリアに合います。缶底にさりげなく江東堂のロゴが入っているのもポイント。容量は200gのほか、100g・150gも選べます。価格も安く日常使いにおすすめの製品です。

南海通商 ロクサン 茶筒

大きく書かれた「茶」の文字が印象的

ブリキでできた日本製の茶筒。遮光性が高く、内蓋が付いているので密閉性もあり湿気も防げます。約7.5×15.5cmとスリムながら約200gと大容量なのが特徴です。

白地に黒文字で大きく書かれた「茶」の文字が、おしゃれで分かりやすいデザイン。お茶をたくさん飲む方や、リーズナブルな茶筒を探している方におすすめです。

東屋 茶筒 大 銅

赤金色から飴色へと経年変化し味が出る

銅製で内側がスズメッキ、内蓋は真鍮でできた茶筒。直径9×高さ11.8cmで容積が480cm²と大容量です。体積が大きいほうじ茶などの茶葉の保存に適しています。

金属加工の名産地である新潟県燕市製で、側面につなぎがないのもポイント。外蓋・内蓋ともにピッタリ閉まるように高精度で作られているため、密閉性もあります。酸化防止加工などは施されておらず、最初の赤金色から飴色へと経年変化が楽しめるのが特徴です。

ニトリ 茶筒 8909112

シンプルかつスリムでリーズナブル

スチール製で、全体がシルバーのシンプルな茶筒。幅7.2×奥行7.2×高さ15cmで容量は約200gと、スリムかつ大容量なのが特徴です。

口にピッタリはまるプラスチック製の内蓋が付いており、密閉性もあります。茶筒としての機能はしっかりありながら、価格が安いのもポイント。シンプルさや価格を重視する方におすすめの製品です。

青芳 お茶缶ミラー150g 019722

機能性とデザイン性を兼ね備えたステンレス製茶筒

サビに強いステンレス製の、シンプルな茶筒。遮光性に優れており、内蓋付きで、高い密閉性を備えています。直径7.5×高さ11cmで茶葉が約150g入る仕様です。

本体がミラーのように、ツヤがあるのも特徴。蓋は少し丸みを帯びており、シンプルながらデザイン性も高い製品。ツヤ消しのマットシルバーも選べます。機能性とデザイン性を兼ね備えながら価格も安いので、コスパを重視する方にもおすすめです。

星燈社 茶筒 花飾り 小 C-023-B

地味すぎず派手すぎない小花柄の和紙デザイン

ブリキに和紙が貼り付けられた茶筒。直径7.5×高さ12cmで茶葉を約150g、コーヒー豆を約100g保存しておくのにちょうどよいサイズです。しっかり密閉できるプラスチックの内蓋も付いています。

和紙のデザインは地味すぎず派手すぎない、北欧感漂う小花柄で暮らしになじみます。さまざまなデザインがあるので、ティーバッグやコーヒー豆などを入れる缶として揃えるのもおすすめです。

きつさこ 京都生まれの友禅紙茶缶 桜

青い桜柄の友禅紙が和モダンな印象

ブリキ缶に日本の伝統工芸品である「友禅紙」を貼り付けた茶筒。ブリキに使われているスズは湿気を寄せ付けにくく、サビにも強いので茶葉の変質を抑えられます。縦8×横8×高さ14cmとスリムながら、煎茶が約150g入る大容量な製品です。

茶筒全体の青い桜柄が、和モダンな印象。「伝統あるモダン」を目指して作られているため、現代の日常生活にもマッチします。デザイン性と茶筒の機能性両方を重視する方におすすめです。

きつさこ 新潟・燕の職人製 本格銅茶筒

新潟県燕市製の純銅でできた茶筒。約7.6×10.5cmで茶葉が約150g入ります。熟練した職人の技術により本体側面に継ぎ目がなく、蓋を被せるとスムーズにすっと落ちていくのが特徴です。さらに、中蓋もあり、密閉性に優れています。

銅のツヤが控えめで、価格以上におしゃれで高級感あふれるデザインも魅力。インテリアとしてもおすすめです。

籐芸(TOUGEI) ビーチのティーキャニスター MTCA90BE-TE

ビーチ材を使用した木製の茶筒。サイズは直径9.5×高さ9.7cmと口が広く、茶葉が出しやすい仕様です。ウレタン塗装でニオイ移りの心配が少ないのもポイント。耐水性もあり、水洗いができて清潔に保てます。お手入れは柔らかいスポンジで優しく洗うだけなので簡単です。

「TEA」の文字と天然木の木目や色合いがあたたかみのあるデザインで、インテリアとしてもおすすめ。また、同デザインで「COFFEE」「SUGER」「SALT」などもあるため、複数揃えてもおしゃれです。

たつみや 茶筒 小 茜桜 350ml

ABS樹脂のプラスチック製容器に、石川県の山中塗りが施された茶筒です。1つ1つ手作業でこだわって作られています。直径8.7×縦9cmと直径が広く、茶葉も出しやすい設計です。中蓋付きなので、しっかり密閉もできます。

赤と黒のグラデーションと、桜が和を感じさせるデザインも魅力です。金色もちりばめられていて高級感もありながら、価格はリーズナブル。普段使いにもおすすめの製品です。

開化堂 真鍮 BS-007

By: kaikado.jp

外側は真鍮、内側はブリキでできた茶筒。直径6.5×高さ9.5cmで煎茶が約100g入る仕様です。「口止」の中蓋がついているため、密閉性もあります。

本体は金色で、高級感あふれるデザインを採用しているのも魅力。毎日茶筒を手のひらでなで続けると特有の光沢が出て、色の変化を楽しめるのもポイントです。同じ茶筒を長期間使い続けたい方におすすめです。

江東堂 木のNuku森缶 平型 オーク

天然木の薄いシートを貼ったブリキの平型茶筒です。7.3×8cmで、煎茶が約100g入る仕様。スチール製の中蓋が付いており、高い密閉性が備わっています。

木の種類は白系のオークのほか茶系のウォールナットもあり、木のぬくもりが感じられるのもポイント。和洋さまざまなインテリアに合わせられるので、デザインにこだわりたい方にもおすすめの製品です。

ラ・ルース(La Luz) 茶筒 112090

容器から外蓋、内蓋まですべてカバザクラを使った木製の茶筒。同じく木製の茶さじ付きです。職人がひとつひとつ手作りしており、内蓋がしっかり閉まるので密閉性にも優れています。

幅9×奥行9×高さ11cmで、茶葉が約100g入る仕様。木を樹脂で覆ったウレタン塗装で、ニオイ移りの心配が少ないのも特徴です。手作りと木のあたたかみが感じられ、和洋さまざまなインテリアに合います。

茶筒のAmazon・楽天市場ランキングをチェック

茶筒のAmazon・楽天市場の売れ筋ランキングもチェックしたい方はこちら。

番外編:茶筒を使うときに注意すること

保管場所

茶筒の保管場所はなるべく湿度が低い冷暗所が適しています。また、ニオイの影響が少ないかどうかも重要。日光が当たらないように食器棚などにしまっておくのがおすすめです。

冷蔵庫はほかの食品のニオイが付きやすいのに加え、湿度が高めなので、冷蔵庫や冷凍庫に茶筒を入れておくのはおすすめしません。冷凍庫で保管できるのは密閉状態で霜が付く心配が少ない、開封前の茶葉のみなので留意しておきましょう。また、開封時は常温に戻してから開封すると霜が付きにくくなります。

お手入れ方法

茶葉には湿気が大敵なので、基本的にお手入れは乾いた布で優しく拭くのみで構いません。金属製のモノは水分が付くと錆びる原因になり、和紙が貼られているモノは剥がれてしまうので注意しましょう。

なかには、プラスチック製などで水洗い可能なモノもあります。洗いたい場合は、洗剤を使わずに優しく水洗いするのがおすすめです。水分が完璧になくなるまで乾燥させてから使いましょう。また、茶筒内部のニオイが気になるときは、古くなった茶葉を少量入れて何回か振ると消臭できます。