1台あると料理のレパートリーが一気に広がる「蒸し器」。温野菜や蒸し鶏、肉まん、シューマイといったさまざまな蒸し料理を作れます。最近では、昔ながらのせいろタイプだけでなくステンレス製やガラス製、シリコン製の蒸し器など幅広い製品が発売され、使いやすいモデルを見つけることが可能です。

そこで今回は、蒸し器のおすすめモデルと選ぶ際のポイントをご紹介。ヘルシーでおいしい蒸し料理を手軽に作り、ぜひ日々の食生活をより豊かなモノにしてみてください。

蒸し器の種類

プレートタイプ

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プレートタイプの蒸し器は、手持ちの鍋に乗せて使えるため、扱いやすいのがポイント。価格も安いので初めて蒸し器を使う方やコストをかけたくない方におすすめです。サイズ調節ができるモノを選べば、蒸したい食材の量や鍋のサイズに合わせて使えます。また、コンパクトな製品も多く、収納場所を取りにくいのもポイント。手持ちの蒸し器が大きくて出し入れするのが面倒な場合に1つ持っていると重宝します。

なお、プレートタイプの蒸し器はやや小さめで使用できるお湯の量も少ないため、大量の食材を蒸すのには不向きです。シュウマイを少量だけ蒸したり、茶わん蒸しを2~3人分作ったりするのに適しています。家族の人数が多い場合は、プレートタイプよりも大きい鍋タイプを選ぶのがおすすめです。

鍋タイプ

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鍋タイプの蒸し器は、一度に多くの食材を調理できるのがポイント。たっぷりの蒸し野菜や4~5人分のプリンを作りたい方には、鍋タイプが適しています。鍋タイプの蒸し器には上段と下段があり、下段にたっぷりのお湯を入れて食材を蒸すことが可能。本格的な蒸し料理に挑戦してみたい方にもおすすめです。

また、鍋タイプを選ぶ際には、収納場所があるかどうかをチェックしておきましょう。鍋タイプの蒸し器は一般的な鍋よりも高さがあるため、収納場所がないと邪魔になる場合があります。使用後は上段と下段の両方を洗う必要があるため、やや手間がかかる点も理解したうえで購入することが大切です。

蒸し器の選び方

素材で選ぶ

ステンレス・ガラス製

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ステンレス製やガラス製の蒸し器はニオイや汚れが付きにくく、手軽に丸洗いできるため衛生的に使えます。

ガラス製の蒸し器は、電子レンジやオーブンに対応しているモデルが存在するのもメリット。より調理の幅が広がりさまざまなシーンで活用できるので便利です。また、ステンレス製のモデルは熱伝導性に優れており、ほかの素材よりも短時間で蒸し調理を行えます。

木・竹製(せいろ)

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木や竹で編まれたせいろタイプの蒸し器は、水蒸気がこもりやすいので野菜や中華料理などをおいしく蒸し上げられます。さらに、不要な蒸気を自然に外へ逃がすため、火を消した後も水分量をほどよく保ち、冷めてもおいしい蒸し料理を作れるのも魅力です。

また、食材へほのかに木や竹の香りが付くのも特徴。デメリットは、ほかの素材よりもややお手入れに気を配る必要がある点。カビが生えないように使用後はよく乾かし、調理中も焦げ付かないように気を付けて使いましょう。

その他

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そのほかの素材を使用しているモノとしては、シリコン製やホーロー製の蒸し器が挙げられます。主にプレートタイプの製品が多く、やわらかく軽量で手軽に使えるのが魅力。また、汚れが付きにくいのでお手入れも容易なうえ、折りたたんでコンパクトに収納することも可能です。

さらに、シリコン製の蒸し器には電子レンジでの蒸し調理に対応しているモデルも存在。リーズナブルな製品が多いため、手軽に蒸し料理を作りたい方にもおすすめです。

ホーロー製の蒸し器は見た目がおしゃれなので、そのまま食卓に出しても料理を華やかに演出できるのがメリット。表面がガラス質で覆われているため、汚れが付きにくく洗いやすいのも魅力です。

サイズ・形状をチェック

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蒸し器のサイズは、一度に作る蒸し料理の量や家族の人数、収納スペースなどを総合的に考慮して検討するのがおすすめです。プレートタイプの場合は、併せて使う鍋やフライパンの口径に適したサイズをチェックしてみてください。

せいろタイプは鍋やフライパンよりも直径が3cm程度小さなモノを選ぶと、快適に使用できておすすめです。また、せいろタイプと鍋タイプの蒸し器は段数も重要なポイント。サイズと同様に、段数の数も1回で作れる蒸し料理の量に関わるので、忘れずに確認してみてください。

さらに、鍋タイプの蒸し器は主に角型と丸型の形状が存在します。手持ちの調理器具や作りたい蒸し料理を考慮して選ぶと、快適に使用できるのでおすすめです。

IHに対応しているかチェック

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鍋タイプの蒸し器を選ぶ際には、対応熱源をしっかり確認しておきましょう。特にキッチンでIHを使用している場合は、IH対応のモノを選ばないと使用できません。IHには100Vと200Vがあるためどちらのタイプかを確認することも大事。キッチンのIHとカセットガスコンロの直火の両方で使用したい場合は、両方の熱源に対応しているかをチェックしてから購入しましょう。

ラジエントヒーターで蒸し器を使いたい場合は、オール熱源対応のモノを要チェック。ラジエントヒーターだけでなくIHなどでも使えるので、引っ越しなどで熱源が変わっても使えておすすめです。

蒸し器のおすすめアイテム|プレートタイプ

下村企販 蒸し調理プレート 19462

直径26cmのフライパンや鍋にぴったりなサイズのプレートタイプの製品。鍋タイプの蒸し器を収納する場所がない方や手軽に使えるモノを探している方におすすめです。本体の厚さが2.3cmと薄いため、食器棚の空きスペースにも収納できます。本体の底面に高さ約1cmの足が3つ付いているため、安定感があるのがポイントです。

ステンレス製で錆びにくく耐久性も高いので、長く使用できます。底面にある足は丸く加工されており、フライパンの表面を傷つけにくいのもポイント。本体中央には取っ手があり、熱くても箸などで取り出せるので便利です。価格も安いので初めて蒸し器を購入する方にも適しています。

ヨシカワ(Yoshikawa) 栗原はるみ フリーサイズ蒸し器 YH8734

本製品は、料理家の栗原はるみ氏が考案した蒸し器。何枚ものステンレスの板が重なっており、スライドさせることで16~24cmにサイズ調節ができます。大小さまざまな鍋を蒸し器として使用できるので便利です。食材がこぼれにくい丸みを帯びた形状のため、もやしなどの細かい野菜も蒸せます。

本体中央に取っ手があるため、調理が終わったらそのまま取り出して皿に盛り付けられるのもポイント。収納場所に合わせてサイズを小さくしたり広げたりできるのも便利です。丈夫なステンレス製で、手入れも簡単なのも魅力のひとつ。使いやすくコスパ良好な製品です。

ティファール(T-fal) 蒸し器 インジニオ スチームバスケット K21430

赤と黒のコントラストがおしゃれで調理が楽しくなる蒸し器。サイズ調節が可能で直径16cm以上の鍋やフライパンで使えるため、一人暮らしの方にもおすすめです。本体には耐熱温度220℃のナイロン樹脂を採用しており、耐久性も高いので長く使えます。

本体底面にはシリコン製の足が付いており、滑りにくいので安心して使うことが可能。取っ手が長めで食材が蒸し上がったらすぐに取り出せます。使用後は小さく折りたためるため、狭い場所にも収納可能。汚れも落としやすく楽に扱える製品です。

和平フレイズ 蒸し台&カバー ME-7195

蓋がないフランパンを蒸し器として使いたい方におすすめの製品。 本製品は蒸しプレートと蓋がセットになっており、直径24~26cmのフライパンで使用できます。日本製で品質が高いのも魅力です。

プレートの底面からフタの上部までの高さが9cmあるため、ジャガイモを丸ごと蒸すことも可能。大きな肉まんも蒸せるので便利です。蒸し野菜をたっぷり作り、さまざまな料理に使いたい方にもおすすめ。手軽に本格的な蒸し料理をしたい方にも適しています。

amleso 蒸しラック

本製品は、9つある穴に卵を入れて蒸し卵を簡単に作れる蒸し器。蒸す時間を調節すれば、黄身がしっかり固まった蒸し卵や柔らかい温泉卵が簡単に作れます。蒸し卵をたくさん作っておけば、さまざまな料理やお弁当のおかずに活用できるので便利。温泉卵はラーメンやうどんのトッピングにぴったりです。

卵のほかにも、野菜や肉まんなどを皿に乗せて蒸すことも可能。直径が約20cmなので、小さめの鍋でも使えます。本格的な蒸し器ではなく簡単に使えるものを探している一人暮らしの方にもおすすめ。汚れがついても落としやすい形状なので、手入れも簡単です。本製品を2つ購入して重ねれば、一度に大量の卵や食材を蒸せます。

蒸し器のおすすめアイテム|鍋タイプ

貝印 蒸し鍋 ユータイム3 DZ2004

一人暮らしの方や、少量の蒸し料理を作りたい方におすすめの製品。鍋の直径が約15cmと小さくてコンパクトなので、収納場所も取りません。下の鍋にも蓋ができるため、少量の煮物を煮込んだりみそ汁を作ったりできるので便利です。

新潟県三条市の工場で製造されている日本製の蒸し器なので、安心して使える品質の高さも魅力。直火だけでなくIHの200Vと100Vにも対応しています。コンパクトなのでキッチンにぶら下げて収納することも可能。蒸し器としても小鍋としても使える便利な製品です。

パール金属(PEARL METAL) 蒸し器 NEWだんらん H-5875

蒸し料理をたっぷり作れる直径26cmの本格的な蒸し器です。オール熱源に対応しており、直火や200VのIHクッキングヒーターだけでなくハロゲンヒーターでも使えるのがポイント。下鍋だけでも料理に使えるので、パスタやうどんを茹でたり煮物を作ったりするのに便利です。

約1升のもち米が蒸せるサイズのため、赤飯やおこわをたっぷり作れます。シュウマイや肉まんなども一度にたくさん蒸せるので、ホームパーティーなどにも最適です。蓋はガラス製のため、蒸し器の中身を見ながら火加減の調節ができます。家族の人数が多い方におすすめの蒸し器です。

アデリア(ADERIA) 蒸し器 セラベイクファイア K-9470

本製品はセラミックコーティングを施した耐熱ガラスを採用しているのが特徴。直火だけでなく電子レンジやオーブンでも使えるので、さまざまな調理に活用できます。下の鍋でスープや煮物を作りながら上の鍋で蒸し料理ができるため時短調理も可能。ガスコンロが2口しかなく、3つの鍋で同時調理ができないという問題も解決できます。

透明で中身が見えるため、水分量や火加減を調節しやすいのがポイント。食材がこびりつきにくく楽に洗えるため、手入れも簡単にできます。そのまま食卓に出せるおしゃれなデザインも魅力のひとつ。蒸し料理だけでなくオーブンを使った大皿料理にも使える便利な製品です。

ワールドクリエイト ViV シリコンスチーマー

電子レンジで手軽に蒸し料理ができるシリコン製の製品。蒸し料理に鍋を使うのは面倒な方や一人暮らしの方におすすめです。スチームトレイの下に少量の水を入れて蒸し料理ができるため、野菜やシュウマイなども美味しく仕上がります。シリコン製で汚れが付きにくく、楽に洗えるので手入れも簡単です。

肉や魚を入れて電子レンジで蒸せば、簡単に余分な脂を落とすことが可能。食べ残しが出ても蓋をして冷蔵庫で保存できるので便利です。デザインとカラーもおしゃれなので、そのまま食卓に出せるのがポイント。手間をかけずに少量の蒸し料理を作りたい方におすすめの製品です。

Minsell 中華セイロ

本製品は本格的なせいろタイプの蒸し器。直径は21cmと小さめですが、せいろが3段あるので一度にたくさんの蒸し料理ができます。鍋付きなので、自宅に蒸し料理に適した鍋がない方におすすめ。サイズ違いで直径26cmのタイプもあるため、収納場所の広さや作りたい蒸し料理の量に合わせて選べます。

直径30cmの蒸し布が6枚付属しているため、おこわや肉まんなどを蒸すのに便利。竹製のせいろは職人の手作りで造られているため、変形しにくく丈夫なのがポイントです。下鍋は深さがあり、蒸し料理以外にも活用することが可能。ふんわり蒸し上がったおいしい料理を味わえる蒸し器です。

蒸し器で作れるおすすめレシピ

茶碗蒸し

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口の中ですっと溶ける茶わん蒸しは、大人も子供も大好きなメニュー。手持ちの鍋にプレートタイプの蒸し器を入れて作ることも可能なので、料理のレパートリーを増やしたい方におすすめです。

作り方は非常に簡単。だし汁に溶き卵、塩、醤油を加えて卵液を作ります。具材は椎茸、かまぼこ、銀杏、えびなどが一般的ですが、カニカマやシメジなどでも代用可能です。銀杏の代わりに冷凍の枝豆を入れるのもおすすめ。卵液を茶わん蒸し用の器に入れ、具材を入れて蒸し器で10分程蒸すと完成です。出汁の量を調節すれば、硬めや柔らかめに調節できます。

プリン

子供のおやつに最適なプリンも蒸し器があれば簡単に作れます。卵を割りほぐしながら砂糖を加え、沸騰寸前まで加熱した牛乳を少しずつ混ぜ入れます。また、プリン液と並行して、カラメルを作りましょう。水と砂糖を混ぜて鍋に入れ、茶色くなるまで煮詰めるだけなので簡単です。カラメル、プリン液の順にゆっくりと耐熱容器に注ぎ、アルミホイルを被せます。

その後、十分に加熱した蒸し器に器を並べ、ごく弱火で10~15分ほど蒸して、蓋をしたまま予熱で火を通せば完成。カラメルを作るのが面倒な場合は、黒蜜やメイプルシロップをあと添えするのもおすすめです。

蒸すだけなので、子供と一緒に作れるのもプリンの魅力。砂糖の量を好みで調節できるのも手作りプリンのポイントです。柔らかく作りたい場合は牛乳の量を、よりコクを出したい場合は全卵のほかに、卵黄の量を多めにして作りましょう。バニラアイスやホイップクリームをプリンに添えても美味しく味わえます。

温野菜

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温野菜は健康的な食事を心がけている方におすすめのレシピ。野菜は蒸すと味が濃く感じられるため、美味しく食べやすいのも魅力です。好みの野菜をたっぷり蒸して、味付けをせずに食べたり好みのドレッシングをかけて食べたりしてみましょう。

なお、温野菜はプレートタイプの蒸し器でも簡単に作れます。野菜を洗って一口大に切り、蒸し器に並べて中火で8~10分蒸すだけです。蒸す時間を調節すれば、好みの硬さに仕上がるのもポイント。蒸し野菜をたっぷり作ってタッパーに入れておけば、翌日のサラダやお弁当にも使えるのでおすすめです。