DIYで作業する際に役立つ「ワークベンチ」。木材加工のほか、金属の加工や機械の組み立て作業をする際にも便利です。

ただし、ワークベンチには据え置き式や折りたたみ式などの種類があり、使用されている素材も木や金属など製品ごとに異なるので、購入する際はどれを選べばよいか迷ってしまいがち。そこで今回は、おすすめのワークベンチをご紹介します。選び方のコツも解説しているので、参考にしてみてください。

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ワークベンチとは?

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ワークベンチは、作業台や仕事台、工作台などのことです。事務用や家庭用のデスクとは異なり、木材を挟んで固定したり、工具を収納したりと、作業を快適に行うために必要な機能が多数搭載されています。

手で押さえるだけではズレやすい木材をしっかりと固定できるので、切断や釘打ちなどを効率よくできるのがポイント。金属の加工や溶接などを行う際にも便利です。ワークベンチは製品ごとにサイズはもちろん、使われている素材も異なります。購入する際は使用目的を考慮して、使い勝手に優れた製品を選択するのがおすすめです。

ワークベンチの選び方

タイプをチェック

据え置き式

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ワークベンチで作業する頻度が高い場合は、「据え置き式」の製品がおすすめ。天板と脚部が固定されているだけでなく重量のあるモデルが多いので、比較的安定感に優れているのが魅力です。また、衝撃に強く、木材に釘を打ったり穴を開ける場合にも活躍します。

思い立った際にすぐ作業ができるのも据え置き式ワークベンチのメリット。作業を中断した際に使った材料を片付ける手間が省けるのもポイントです。なお、据え置き式はスペースを占有するため、購入する際は設置スペースを考慮して適切なサイズの製品を選びましょう。

折りたたみ式

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作業する際にだけワークベンチを設置したい場合は「折りたたみ式」の製品がおすすめ。使用後に折りたたんでコンパクトに収納できるタイプです。設置スペースが限られている場合はもちろん、収納場所を取りたくない場合にも適しています。

ただし、作業に入る際に、ワークベンチを出して設置する手間がかかる点には注意が必要。作業頻度が低い場合におすすめです。なお、据え置き式に比べると、リーズナブルな価格で購入できるモノが多い傾向にあります。

素材をチェック

木製

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木製のワークベンチは、スタンダードでラインナップも豊富。使用用途に応じたサイズや機能を搭載しているモノが選びやすく、初めてワークベンチを購入する方におすすめです。

天板の木材が作業時の振動をある程度吸収するので、作業がしやすいのもポイント。堅牢性の高いワークベンチを探している場合は、天板以外の脚部にはアルミニウムやスチールなどの金属素材を採用している製品がおすすめです。また、耐水加工が施されているモデルであれば、腐食しにくく長期間愛用できます。

金属製

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金属製のワークベンチは、頑丈で耐久性に優れているのが魅力。木製のワークベンチと比べて強度が高い傾向にありますが、作業時に振動が伝わりやすいため、ハンマーで叩くなど衝撃を伴う作業を行う場合には注意しましょう。

オールステンレスの製品であれば、サビに強く長期間の使用が可能。耐久性だけでなく、耐熱性や耐油性、耐薬品性に優れている製品も販売されており、本格的なDIY作業を行う場合にも便利です。

サイズと重さをチェック

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ワークベンチを購入する際は、事前に製品のサイズをチェックしておくのが重要なポイント。設置スペースに合うモノを選ぶのはもちろんですが、作業の内容に合わせて使いやすいサイズの製品を選択するのがおすすめです。

一般的なDIYの作業であれば、50~70cm四方の天板を搭載しているモノでも充分使用可能。大きすぎるワークベンチは、設置スペースを取ってしまううえ、作業のしにくさを感じることもあるので注意しましょう。DIYで比較的大きなサイズのモノを作る場合は、作業スペースの広い製品が便利です。

頻繁に設置場所を変更する場合や、使用後に収納する場合は、なるべく軽量なモデルがおすすめ。持ち運ぶ際の負荷を考えて選択しましょう。

高さを変えられる作業台も

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ワークベンチには、天板の高さを調節できるモデルがあります。作業しやすい高さは、使用する方の身長によって異なるので注意が必要。一般的に「身長÷2+5cm」が作業に適した天板の高さといわれています。

高さ調節が可能なワークベンチであれば、作業を行う際に適切な位置にセッティングが可能。複数人がワークベンチを使用する場合でも、使う人に応じた高さに調節できるので、家族で使用する場合にもおすすめです。

あると便利な機能をチェック

固定機能

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作業効率をアップしたい場合は、「固定機能」を搭載したワークベンチがおすすめ。万力(バイス)やクランプがついている製品であれば、木材などの工材をしっかりと固定して作業できます。ただし、固定器具の形状や材質は製品ごとに異なるので、事前にチェックしておきましょう。

また、工材を切断したりサンダーをかけたりする際に手で押さえる場合と比べて、作業時の負担を軽減できるのもポイント。力の弱い方はもちろん、DIY初心者の方にも便利な機能です。固定機能を搭載したワークベンチを購入する際は、バイスやクランプで固定できる幅を事前に確認しておきましょう。

目盛り

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ワークベンチには、天板などの作業スペースに「目盛り」がついている製品もあります。作業台で加工する材料の寸法や角度を簡単に計測できるのが魅力。測定工具を別途用意する手間を省き、効率よく作業が行えるだけでなく、工具を購入するコストも抑えられます。

DIY作業を行う際は、材料のサイズや角度を正確に測るのが重要なポイント。目盛りのついたワークベンチは、DIY初心者の方にもおすすめです。

傾斜機能

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「傾斜機能」とは、ワークベンチの天板を作業しやすい角度に調節できる機能のこと。作業時に屈む必要がなくなるので、快適にDIYを楽しめるのが魅力です。

また、天板の角度を適切に設定しておけば、作業時に力が入れやすくなります。作業効率を向上させたい場合にも便利です。

キャスター付き

脚部にキャスターがついたワークベンチは、設置場所を移動する場合に便利。ワークベンチには重量のあるモデルもありますが、キャスター付きであれば比較的軽い力で移動できます。

また、購入する際はキャスターだけでなくロック機能も確認しておくのがおすすめ。キャスターをロックしておけば、作業時の安定感をしっかりと保持できます。

収納付き

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ワークベンチには、工具を収納できる製品もあります。DIYに使用する工具をまとめて収納しておけば、必要なときにスムーズに取り出しが可能。作業効率を高めたい場合にもおすすめの機能です。

収納付きのワークベンチは、工具の収納場所に困っている場合にも便利。引き出しや天板下の収納スペースのほか、壁面に収納可能な製品であれば、より多くの工具を収納できます。

ワークベンチのおすすめ

キプロスター(KIPROSTAR) 業務用ステンレス作業台 NSD-7545

キプロスター(KIPROSTAR) 業務用ステンレス作業台 NSD-7545
耐食性に優れておりサビにくい

素材にステンレスを使用した据え置き式のワークベンチです。脚部には「ステンレス SUS201」、天板には「ステンレス SUS430」を使用。耐食性に優れており、サビにくいのが特徴です。据え置き式ながら重量は12.8kgと軽く、設置場所を頻繁に変更する場合にも適しています。

本体サイズは幅750×奥行450×高さ800mm。天板の均等耐荷重が200kgと耐久性に優れている点もおすすめです。

キカイヤ(KIKAIYA) 作業台 OSD-2

キカイヤ(KIKAIYA) 作業台 OSD-2
オイルパンを備えたワークベンチ

オイルパンを備えた据え置き式のワークベンチです。天板に傾斜がついており、作業時にこぼれたオイルが受け皿に集まる構造。天板表面を清潔に保ちやすく、作業中に何度も拭く手間を省けます。

天板下には、サイズ約幅340×奥行410×高さ108mmの鍵付き引き出しを配置。脚部の下方にも棚板がついており、工具箱などを置けます。本製品は、脚部にロック機能付きのキャスターを搭載。重量は59kgと重めですが、軽い力で移動できます。

キカイヤ(KIKAIYA) 作業台 KS-2

キカイヤ(KIKAIYA) 作業台 KS-2
ミーティングテーブルにもなるワークベンチ

据え置き式ながら、比較的軽量で使いやすいワークベンチです。本体サイズは約幅1200×奥行600×735mm。厚さ19mmの天板は、素材に合板が使われています。脚部には角パイプが採用されており、安定感に優れている点も魅力。耐荷重は300kgなので、重量のある加工物を天板に置いて作業が行えます。

本製品はワークベンチとしてはもちろん、ミーティングテーブルとしてもおすすめです。

キカイヤ(KIKAIYA) 作業台 TSD-1

キカイヤ(KIKAIYA) 作業台 TSD-1
工場やオフィスのサイドテーブルとしても

天板の角度が調節できる据え置き式のワークベンチです。天板の高さは800~1000mmまでの間で調節が可能。ハンドルを回せば、角度は最大30°まで傾きます。脚部にはロック機能付きのキャスターも搭載。本体重量は36kgですが、軽い力で移動できます。

ワークベンチとしてはもちろん、工場やオフィスでサイドテーブルとして利用する場合にもおすすめです。

Seville Classics UltraHD ライト付きワークベンチ

Seville Classics UltraHD ライト付きワークベンチ
LEDライトで、作業時に手元を明るく照らせる

壁面収納上部にLEDライトを備えた据え置き式のワークベンチです。作業時に手元を明るく照らせるのがポイント。DIYだけでなく、細かい作業を行う際にもおすすめです。

また、2つのUSBポートを搭載した電源タップがついている点も魅力。電動工具を使用する場合はもちろん、スマホやタブレットで情報を検索しながら作業を行う場合にも便利です。

コーナン オリジナル 万能作業台 LFX-50-076

コーナン オリジナル 万能作業台 LFX-50-076
折りたたんで簡単に持ち運びや収納ができる

DIYに使用する工具や木材などを販売するホームセンター「コーナン」の折りたたみ式ワークベンチです。本体サイズは約幅605×奥行620×高さ755mmとコンパクトなのがポイント。重量は5.5kgと軽く、フラットに折りたためるので持ち運びや収納が簡単です。

脚部には強度の高いスチールを使用。90kgまでの材料を積載できる仕様です。ハンドルを回すだけで開閉する天板を備えている点も魅力。工作物のサイズや形状に合わせて固定するキャッチは4個付属しており、天板に開いている穴に差し込んで使用します。

脚部にはツールラックも搭載。ドライバーやペンチなどの工具を差し込んで保管できるのもおすすめポイントです。

ブラック・アンド・デッカー(BLACK+DECKER) ワークメイト WM225

ブラック・アンド・デッカー(BLACK+DECKER) ワークメイト WM225

電動工具の製造で有名な「ブラック・アンド・デッカー」の折りたたみ式ワークベンチです。最大負荷荷重が204kgで耐久性に優れているのが特徴。木材などの切断や穴あけ、ネジ締め、研磨など幅広い作業に利用できるのがポイントです。

天板の高さは2段階で調節が可能なので、作業に適した高さにセッティングできるのがメリット。本体サイズは約幅630×奥行370×高さ770mmで、収納する際はコンパクトな形状に折りたためます。

天板下のハンドルを回せば、天板が開閉する構造。幅最大240mmまで開く仕様です。

ワークス(WORK) ワークテーブル Pegasus WX051

ワークス(WORK) ワークテーブル Pegasus WX051

作業台のほか、サポートスタンドとしても利用できる折りたたみ式のワークベンチです。収納する際は約幅127×奥行635×高さ889mmのフラットな形状になるのが特徴。天板のサイズは約幅787×奥行635mmで充分な作業スペースが確保できます。

天板部分には、最大約457mmまで開くバークランプを搭載。加工物をしっかりと固定して作業できるのがメリットです。本製品はリンクロック機能を備えており、連結が可能。DIYでサイズの大きなモノを作る場合におすすめです。

耐荷重は135kgと耐久性にも優れており、重さのあるモノも積載できます。

ボッシュ(BOSCH) ワークベンチ PWB600

ボッシュ(BOSCH) ワークベンチ PWB600

業務用からDIY用まで、さまざまな電動工具を製造する「ボッシュ」の折りたたみ式ワークベンチです。折りたためば厚さ約90mmのスリムな形状になるので、すっきりと収納が可能。折りたたみ式ながら耐荷重は200kgと、耐久性に優れている点も魅力です。

天板の素材には竹を採用。フレームにはアルミニウムを使用しており、比較的軽量で楽に持ち運べます。天板の穴に差し込んで使うクランプは4個付属。加工するモノの形状に合わせて設置すれば、しっかりと固定が可能です。

また、天板中央には目盛りも備えており、加工する材料の寸法を簡単に計測できます。

パオック(PAOCK) SSPOWER ミニワークベンチ MWB-60

パオック(PAOCK) SSPOWER ミニワークベンチ MWB-60

軽量かつコンパクトな設計で、持ち運びやすい折りたたみ式のワークベンチです。本体サイズは約幅485×奥行520×高さ600mm。折りたためば、約幅485×奥行170×高さ760mmのスリムな形状で収納できます。

MDF材を使用した天板のサイズは485×120mmで、ハンドルを回せば開閉する構造。天板の穴に差し込んで使うクランプも4個付属しており、さまざまな形状の加工物をしっかりと固定できます。

比較的リーズナブルな価格で購入できるので、DIY初心者の方にもおすすめのワークベンチです。

DCM 万能作業台

DCM 万能作業台

工具ポケットを備えた折りたたみ式のワークベンチです。脚部にドライバーやペンチなどを差し込んで収納できるのがポイント。必要な工具をすぐに取り出せるので、効率よく作業が行えます。

加工物を固定するバイスは12個付属。さまざまな形状の素材をしっかりと固定して作業できます。折りたたみ式としてはスタンダードなデザインながら、リーズナブルな価格で購入できる点も魅力。コスト重視でワークベンチを探している方にもおすすめです。

また、天板部分に定規や分度器がついており、加工物のサイズや角度を簡単に計測できるのもメリットです。

藤原産業(Fujiwara Sangyo) SK11 ワークテーブル SWT-6000

藤原産業(Fujiwara Sangyo) SK11 ワークテーブル SWT-6000

DIYから軽作業まで、幅広い用途に使える折りたたみ式のワークベンチです。使用する際は脚部を開いて固定金具を止めるだけ。設置に時間がかかりにくく、スムーズに作業に移れます。重量は16.2kgですが、取っ手がついているので持ち運びが簡単。収納する際はもちろん、設置場所を変更する場合にも便利です。

また、脚部に工具ホルダーがついているのも本製品のポイント。ドライバーやペンチなどを差し込んでおけば、必要な際にすぐ手に取れます。

アークランドサカモト GREATTOOL ワークベンチバイス GTWB-300

アークランドサカモト GREATTOOL ワークベンチバイス GTWB-300

リーズナブルな価格で購入できる、コスパに優れた折りたたみ式のワークベンチです。本体サイズは約幅605×奥行635×高さ785mm。収納する際は折りたたんでコンパクトなサイズにできます。重量も約6.7kgの軽いので、出し入れする際の負荷も軽め。軽量ながら、耐荷重は約50kgと耐久性に優れています。

加工物を固定するバイスは4個付属。さまざまな形状のモノをしっかりと固定して作業できる点もおすすめです。

デウォルト(DEWALT) EXPRESS FOLDING WORKBENCH DWST11556

デウォルト(DEWALT)EXPRESS FOLDING WORKBENCH DWST11556

本体に取っ手がついており、簡単に持ち運びができる折りたたみ式のワークベンチです。本体サイズは約幅600×奥行840×高さ110mm。天板部分の素材にはプラスチックを使用しており、本体の軽量化を図っています。

また、脚部素材にスチールを採用しているため、堅牢性も良好。約450kgの重量に耐えられる点もおすすめです。

フィールドア(FIELDOOR) ワークテーブル

フィールドア(FIELDOOR) ワークテーブル

天板の幅が1800mmで、作業スペースが広く取れる折りたたみ式のワークベンチです。テントやクーラーなどのキャンプ用品で有名な「フィールドア」の製品。自宅でDIYを楽しむ場合だけでなく、アウトドアシーンで利用する場合にもおすすめの製品です。

本体サイズは約幅1800×奥行740×高さ730mm。折りたためば約横930×縦740×厚さ80mmのコンパクトなサイズになり、収納スペースが限られている場合にも便利です。また、本体重量が約12.2kgと比較的軽く、取っ手がついているので気軽に持ち運べます。

天板部の素材には高密度ポリエチレンを使用。表面がザラザラしており、天板に載せた工具や加工物が滑りにくいのもメリットです。脚部の素材にはスチールを採用。耐荷重約120kgと耐久性にも優れています。