家庭菜園やガーデン二ングに便利な「耕運機」は、家庭用に適した小型モデルも多数製造されています。しかし、電動式・ガソリン式・ガス式など動力が異なったり、ローターの位置が異なったりと、ラインナップは豊富。購入する際に、どれを選ぶべきか悩んでしまいがちです。

そこで今回は、耕運機のおすすめモデルと人気メーカーをご紹介。選び方のコツも解説するので、参考にしてみてください。

耕運機とは?

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耕運機は、畑や田んぼを耕すのに使用する道具。農家で使用されるイメージが強くありますが、小型の製品も多数存在しており、家庭菜園やガーデニングに使用する方も増えています。

耕運機は電気・ガス・ガソリンなどを動力にして、なた状の爪を搭載した「ロータリー」を回転させて土を耕す構造。手作業では体力のいる耕運作業の負担を軽減できるのがメリットです。

また、小型化にともなって、手頃な価格で購入できる製品が増えているのもポイント。趣味で農業を楽しむ方を中心に、人気を集めています。

耕運機の種類

車軸ローター式

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小型で軽量なモデルが多い「車軸ローター式」。車軸にロータリーが取り付けられており、ほかのモデルと違ってタイヤがない分コンパクトです。ハンドルが折り畳める製品であれば、小型のワンボックスやバンタイプの軽自動車への積み込みも可能。

充電式やカセットガスを動力にするモデルも多く、家庭でも扱いやすいのがポイントです。また、パワー面ではフロントロータリー式やリアロータリー式のほうが優れていますが、車軸ローター式には比較的リーズナブルな価格で購入できるメリットがあります。

フロントロータリー式

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「フロントロータリー式」は、耕運機の前側に搭載されているロータリーを押すようにして使うタイプ。重量バランスに優れており、ロータリーを地面に押し付けやすいのが特徴です。耕運機の使用に慣れていない場合でも、土を深く耕しやすく初心者にもおすすめ。足元に刃がないため、安全性にも優れています。

畑の端を耕しやすいのもフロントロータリー式の魅力。耕運機フロント部の重量が比較的軽く、方向転換しやすい点もメリットです。

リアロータリー式

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ロータリーが本体の後ろ側に搭載されている「リアロータリー式」は、耕運機のなかでもスタンダードなタイプです。エンジンの重みでロータリーを土に強く押し付けられるのが特徴。強力なパワーで細かく土を耕せます。

ただし、回転する爪が足元にあるので取り扱いには要注意。最近では、旋回時にロータリーが停止する安全機能を備えた製品もラインナップされています。

耕運機の選び方

動力をチェック

電動式

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電源が取れる庭や畑で使用するのであれば、「電動式」の耕運機が便利。コンセントにケーブルを挿して使用するので、コードの取り回しには注意が必要ですが、ガソリン式やガス式に比べて手軽に使えるメリットがあります。

また、パワー面ではガソリン式にやや劣るものの、排気ガスがなく動作時の音も比較的静か。コンパクトなモデルが多いのもポイントです。最近では、バッテリーを内蔵した充電式の耕運機も存在します。

電動式の場合はコンセントの位置や電源コードの長さをチェックし、充電式の場合は駆動時間や充電時間をチェックしておくのがおすすめです。

ガソリン式

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ガソリンで駆動するエンジンを搭載しているのが、「ガソリン式」の耕運機。軽油・ガソリン・オイルを混ぜた混合ガソリンなどを使用するモデルがあり、強力なパワーを備えているのが特徴です。

燃料の準備や使用後にガソリンを抜く手間は必要ですが、高出力で硬い土も細かく耕せるメリットがあります。本格的に野菜を作りたい場合や、土の硬い新しい畑を耕運する場合にもおすすめです。

ガス式

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カセットガスで駆動する「ガス式」の耕運機は、小規模な家庭菜園におすすめ。コンセントのない場所で使えるだけでなく、燃料の交換も簡単に行えます。パワー面ではガソリン式モデルのほうが優れていますが、排気ガスを心配する必要がなく、メンテナンスの手間も軽めです。

ただし、寒い季節はエンジンがかかりにくい傾向にあるので、レンタル菜園やあたたかい季節の野菜作りに適しています。

耕作面積に合ったモノを選ぶ

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耕運機を購入する際は、耕作面積に合ったモデルを選ぶことも重要。パワーが足りない耕運機で広い面積を耕すと、作業に時間がかかってしまうこともあります。広めの畑で使用する場合には、パワーに優れたガソリン式モデルや、硬い土でも耕しやすいリアロータリー式モデルを使うのがおすすめです。

比較的小規模な家庭菜園で使うなら、取り回しのしやすいコンパクトなモデルがぴったり。狭い範囲を耕したい方には、電動式モデルやガス式モデル、車軸ローター式モデルが適しています。

土質に合った重量のモノを選ぶ

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畑を耕運機で耕す場合は、土質に応じた製品かどうかも要チェック。柔らかい土質の畑であれば軽量設計の耕運機でも快適に使えますが、粘土質の土や硬めの土質の場合は、30kg以上の重量を備えた製品がおすすめです。

軽量なモデルは取り回しがしやすいものの、体重をかけてロータリーを土に押し付ける必要があります。一方、重量のあるモデルは、耕運機の自重で深く土を耕せるのがメリット。扱いやすさと土質を考慮して、耕運機の重量を検討してみてください。

耕幅をチェック

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耕運機は、製品ごとに耕せる幅が異なります。耕幅が広いモデルは一度に耕せる面積も大きいので、広大な畑で使うのにぴったりです。一方、小規模な家庭菜園で使用する場合は耕幅の狭いモデルが便利。取り回しがしやすく、畑の端もスムーズに耕せます。

事前に耕幅を確認し、使用する畑を何往復で耕し終えられるかチェックしておくのもおすすめです。

操作のしやすさをチェック

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耕運機を選ぶ際は、操作のしやすさもチェックしておきたいポイント。耕運機のハンドルには自転車のようなY字型やループ型などが存在します。自分にとって持ちやすいハンドルが搭載されたモデルを選びましょう。

握るだけでロータリーが回転する「クラッチレバー」や、上から押し下げて作動する「デッドマンクラッチ」を搭載した耕運機も便利。また、左右のハンドルに「旋回レバー」が搭載されているモデルであれば、方向転換も簡単に行えます。

対応するアタッチメントの種類をチェック

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耕運機には、さまざまなアタッチメントが存在します。耕運用の爪や土を盛り上げて畑の溝が作れる「畝立て」や、雑草を除去する際に便利な除草用の爪、道路を移動する際に使用する車輪など、用途に合わせて使い分けられるのがポイント。

なお、対応するアタッチメントは製品ごとに異なるので、対応の有無を事前に確認しておきましょう。

耕運機のおすすめメーカー

ヤンマー(YANMAR)

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農機・建機・小型船舶などを製造する「ヤンマー」。操作性・機能性・デザイン性を考慮して設計された、家庭菜園向けの耕運機を製造している日本のメーカーです。使い勝手に優れていることから、高い人気を集めています。

車軸ローター式やフロントロータリー式、リアロータリー式など、耕運方式の異なる製品を幅広くラインナップ。好みのモデルを選びやすい、おすすめメーカーです。

クボタ(Kubota)

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「クボタ」は産業機械・建築材料・鉄管などを製造する日本のメーカーで、農機メーカーとしては世界的にも有名です。耕運機においては、プロの農家で使用される高性能なモデルから家庭菜園用のコンパクトなモデルまで、幅広いラインナップを取り揃えています。

比較的メンテナンスの手間が少ない電動式やガス式などの耕運機も製造しており、初心者にもおすすめのメーカーです。

ホンダ(HONDA)

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車やバイクなどで有名な「ホンダ」ですが、耕運機においてもさまざまなモデルを製造しています。コンパクトで使いやすいモデルやパワフルでスピーディに畑を耕せるモデルなど、ラインナップも充実。

土の外跳ねを防ぐ「サイドディスク」や畑の溝が作れる「畝立て」など、多種多様なアタッチメントも別売りで用意されています。また、車やバイクを製造するホンダらしく、ガソリン式の耕運機を多数取り揃えているのも特徴です。

耕運機のおすすめ

ヤンマー(YANMAR) 車輪タイプ YK-QTシリーズ YK300QT

コンパクトなサイズと軽量な設計が魅力の、車軸ローター式耕運機です。力の入れやすいY字型のハンドルが採用されており、自転車感覚で操作できるのが特徴。ハンドルの高さ調節や左右回動も簡単にでき、狭い場所で扱いやすいメリットがあります。

エンジンを始動させれば、左手のレバーを握るだけで作業をスタート可能。また、ハンドル手元の振動を軽減できる「低振動爪」が採用されているのもポイントです。爪には、ポップでかわいらしいイエローカラーが採用されており、デザイン性にも優れています。

片付ける際や車に積む際には、ハンドルを折り畳んでコンパクトに収納可能。上側と下側の両方にハンドルが折り畳めるのもポイントです。

ヤンマー(YANMAR) フロントロータリータイプ YK300FP

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スタイリッシュなデザインを採用した、フロントロータリー式の耕運機。ロータリーがタイヤの前に配置されており、安全性に優れています。また、硬い土を耕す際に機体の飛び出しが軽減できるのも特徴。爪に抵抗がかかると本体前部を持ち上げる力が発生し、後部のタイヤを地面に押し付けるグリップ力が高まる仕組みです。

エコ爪「ミニ正宗」が採用されているのも魅力。作業時の振動が少なく快適で、畑を深く耕せます。サイズの大きいデッドマンクラッチ式のレバーや、色分けされた旋回レバーなどのユニバーサルデザインにより、操作性を高めているのもポイント。さらに、ハンドルの高さは体格や作業内容に合わせて調節できます。

そのほか、畝立てや除草用の刃、耕運した畑をキレイに仕上げる「均平・ならし」などのアタッチメントが別売りされているのもメリットです。

クボタ(Kubota) NEW 陽菜 Smile TRS500

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パワフルでスムーズに作業が行える、重量87kgのリアロータリー式耕運機です。耕運作業はもちろん、畝立てにも使用可能。ロータリーカバーの開閉によって畝立てマットの角度を調節できるので、さまざまなサイズの畝が簡単に作れます。

ループ型ハンドルを採用しており、変速レバーやハンドルの角度を変更するレバー、駐車ブレーキなども搭載。また、「あんしん作業レバー」を旋回に入れると直進のロックが解除されてロータリ―が停止するため、安心してスムーズに方向転換が行えます。

牽引力の大きい大径タイヤが採用されているので、安定して作業できるのもメリット。3段階でタイヤのトレッドが変えられる点も便利です。さらに、本体後部には「移動尾輪」が付いているため、畑までの移動も快適に行えます。

クボタ(Kubota) NEW 菜ビ なび FTR3500

畑の隅まで耕しやすい、フロントロータリー式の耕運機です。本体前部にロータリーを搭載しているのが特徴。足元にゆとりがあり、安全性に優れています。ループ型のハンドルは折り畳みが可能。コンパクトなサイズで持ち運びや収納ができる点も魅力です。

運転の操作は、ハンドルに搭載されたレバーで行う仕様。旋回をスムーズするデフ機構が採用されています。外側の爪が正回転すると内側の爪が逆転する、「一軸正逆転」を採用しているのもポイント。

重量は53kgで、硬い畑でもしっかりと耕せます。対応面積は約120坪で耕幅は約50cmなので、広い面積を耕したい場合にも便利です。

ホンダ(HONDA) プチな FG201 JT

軽くてコンパクトな車軸ローター式の耕運機です。49cm³のガソリン式エンジンを搭載しており、車体バランスに優れているのが特徴。作業時の安定感を考慮した設計です。耕幅は、外爪取り付け時で45cm、内爪のみの場合は25cm。使用する畑の広さに応じて耕幅を調節できるのもポイントです。爪の取り付けには、方向を気にせず差せるロックピンを使用します。

Y字型のハンドルには、スロットルバーを搭載。握るとローターが回転し、放すと止まる仕様です。使用後のガソリン抜きは工具なしで完了できるので、お手入れも簡単。容器に燃料を出しやすいよう、ホースが付いているのもメリットです。

また、ハンドルも工具なしで折り畳み可能。幅47.5×奥行72.3×高さ63.4cmのコンパクトなサイズで、すっきり収納できます。本体の重量は18kg。持ち上げやすさを配慮したフロントガードが搭載されている点も魅力です。

ホンダ(HONDA) ピアンタ FV200

小規模な家庭菜園で手軽に使用できる、車軸ローター式の耕運機です。カセットガスで駆動するので、電源の確保やガソリンの準備が必要なく、メンテナンスの手間を省けます。

49cm³のエンジンを搭載しており、力強く土地を耕せるのもポイント。排気ガスを心配せず使える点も魅力です。耕幅は、外爪取り付け時で35cm、内爪のみの場合は20cm。除草や土寄せが目的の中耕培土作業にも使えます。

ハンドルにはスタンダードなY字型を採用。握るとローターが回転するスロットルレバーも搭載されています。また、本体に「アジャスターピン」が搭載されているのも魅力。アタッチメントが簡単に脱着できます。

ハンドルを折り畳んだ際のサイズは幅48.5×奥行78×高さ53cmと、車の荷台に積み込みやすい仕様。移動時の負担を軽減できるキャリーボックスや車輪が付いているのもメリットです。

イセキ(ISEKI) ミニ耕うん機 マイペットKMR400

硬い畑もしっかりと耕せる、リアロータリー式の耕運機です。外側の爪が正回転した際に内側の爪が逆回転する、「一軸正逆転」を採用しているのが特徴。耕運機の飛び出しを防げます。

ループ型のハンドルは、高さの調節が可能。レバーを握るだけで簡単に作業しやすい高さに変更できます。標準で「うね立てプレート」を搭載しているのも魅力。プレートが土を左右に寄せる仕様なので、簡単に畝が作れます。また、本体後部に尾輪が備わっているため、畑までの移動もスムーズです。

マキタ(MAKITA) 充電式耕うん機 MUK360DWBX

手軽に使える車軸ローター式の耕運機です。本製品は充電式で、36Vのリチウムイオンバッテリーが2本付属。1本のバッテリーで約15分作業できるので、2本充電しておけば最大30分畑を耕せます。マキタのエンジン式耕運機と同じ「ナタ爪」が搭載されているのもポイント。ヒネリ形状を採用することにより、効率よく耕運できます。また、トルクを高められる「2段減速ギア」が搭載されている点も魅力です。

さらに、工具レスで簡単に分割できる「分割式ロータリー刃」の搭載により、さまざまな作業に対応可能。耕運だけでなく、中耕除草作業でも活躍します。車輪が付いているため、畑までの移動も簡単。作業時にワンタッチで車輪を収納できる点もメリットです。

Y字型のハンドルは、折り畳みが可能。幅48.8×奥行76.1×高さ60.4cmのコンパクトなサイズで収納・持ち運びできます。そのほか、付属の「アンダートレー」を利用すれば、爪回りに土が付着したままでも持ち運び可能。車に積んだ際に荷室を汚しにくい点も便利です。

高儀(TAKAGI) EARTH MAN 36V充電式耕うん機 GCV-360LiA

コスパに優れた車軸ローター式の耕運機です。充電式のバッテリーで駆動し、静音性に優れているのが特徴。住宅地で使いたい方にも適しています。バッテリーは、1回の充電で約60m²の耕運が可能。急速充電に対応しているので、70分ほどでフル充電できます。

爪の上部には、丈夫な金属製のカバーを搭載。安全性に優れている点も魅力です。ループ型のハンドルは分割式。コンパクトなサイズで収納や持ち運びができるのもポイントです。さらに、リーズナブルな価格ながら収納バッグも付属しています。

京セラ(KYOCERA) 電気耕うん機 ACV-1500

コンパクトながら、パワフルな動力性能を備えた車軸ローター式の耕運機です。ハンドル部のコードを利用して給電する設計。ガソリンやカセットガスなどの燃料が必要なく、手軽に使えます。また、本製品には約10mの延長コードが2本付属。広い範囲で使いやすいのもメリットです。

電動式ながらパワフルで、細かく土を耕せるのもポイント。静音性にも優れているので、住宅地で使用する耕運機としてもおすすめです。

ブラック・アンド・デッカー(BLACK+DECKER) ミニ耕運・除草機 LGC120N

電動工具メーカーとして有名な「ブラック・アンド・デッカー」が製造しているミニ耕運機です。18Vリチウムイオン充電池で駆動するので、手軽に使用可能。バッテリーを含んでも約3.64kgと軽量で、扱いやすい点も魅力です。

コンパクトな爪を採用した特徴的なデザインで、小規模の家庭菜園や花壇の土ほぐしに便利。リーズナブルな価格で購入できるため、初めて耕運機を使用する方にもおすすめです。

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