車のタイヤを交換する際や自転車の整備を行う際には「トルクレンチ」があると便利。プレセット型やダイヤル型、デジタル型などの製品が存在します。

ただし、東日製作所や京都機械工具、アストロプロダクツ、藤原産業などのメーカーから多種多様な製品が展開されており、購入する際にはどれを選んでよいか迷ってしまいがち。そこで今回はおすすめのトルクレンチをご紹介します。選び方のコツも併せて参考にしてみてください。

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トルクレンチとは?

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「トルクレンチ」とは、ボルトやネジなどをどの程度の力で締め付けているか測定できる工具のこと。通常のレンチでは締め付けの力を測定することができず、ボルトの緩みや締めすぎなどのトラブルが起こりがちです。

トルクレンチはニュートンメートル(N.m)という単位で締め付ける力を測定できるので、作業者による締め付け精度のばらつきも抑えられます。

トルクレンチは、圧力センサや距離センサなどのような物理値を測定する精密機器のため、正しい使い方を把握して使用するようにしてみてください。

トルクレンチのおすすめメーカー

東日製作所(TOHNICHI)

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1949年に設立された東日製作所は、手動式や動力式のトルク機器・機械式および電子式のトルク計測機器・ソフトウェアやシステムなどの製造を行っているメーカーです。

東日製作所が展開するトルクレンチはラインナップが豊富。プリセット型やデジタル型、プレート型、ダイヤル型などの幅広い製品を取り扱っているのが特徴です。

京都機械工具(KTC)

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京都機械工具は、1950年に創立された自動車整備用工具や医療用工具、一般作業工具などを製造する日本国内のメーカーです。

京都機械工具が製造するトルクレンチには、ラチェットヘッドを採用したモデル以外にモンキヘッドを備えたモデルも存在します。また、ヘッドが交換できるトルクレンチを取り扱っている点も魅力です。

アストロプロダクツ

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アストロプロダクツは、アメリカ工具メーカーの正規代理店としてスタートしたメーカー。レンチやドライバー、プライヤーなどの手動工具だけでなく、インパクトレンチやインパクトドライバーなどの電動工具も取り扱っています。

アストロプロダクツは、プリセット型やプレート型、デジタル型などのトルクレンチを展開。特にプリセット型のトルクレンチはラインナップが充実しています。

藤原産業

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1897年創業の藤原産業は、ハンドツールやパワーツール、ガーデンツールなどを展開する日本国内のメーカー。工具単品だけでなく、複数種類の工具がセットになった製品でも人気を集めています。

藤原産業はトルクレンチのラインナップも豊富で、車のタイヤ交換用に設計されているモデルを取り扱っているのも特徴。また、車だけでなく、自転車の整備に使えるトルクレンチも製造しています。

トルクレンチのおすすめ|タイヤ交換

東日製作所(TOHNICHI) ダイヤル式トルクレンチ DB200N

東日製作所(TOHNICHI) ダイヤル式トルクレンチ DB200N

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大型の目盛りを備えているダイヤル型のトルクレンチです。測定したトルクの値を視認しやすいのがメリット。目盛りの読み間違いを予防したい場合にも便利です。また、ダイヤル部分を回転させることも可能。設定トルクに指針を合わせておき、「0」で締め付けを完了する使い方にも対応できます。

設定できる目標トルクの値は、20〜200N.m。ワイドレンジに対応しており、複数車種のタイヤ交換に使用できます。加えて、手力点が変わった場合でも精度に影響がなく、使いやすい点もメリット。持ち手には樹脂グリップを備えており、しっかりと握って作業できる点もおすすめです。

京都機械工具(KTC) 12.7sq.ホイール取付専用トルクレンチ WCMPB140

京都機械工具(KTC) 12.7sq.ホイール取付専用トルクレンチ WCMPB140

規定トルクが140N.mに設定されている単能型のトルクレンチです。BMWやトヨタのスープラなどの車種に適しているタイヤ交換向けの製品。目標トルクを設定する必要がなく、簡単に使えるのがメリットです。

締め付けが規定トルクに達した際には、軽いショックが手に伝わる仕様。カチッという音も鳴るので、スムーズに規定トルクへの到達が把握できます。測定精度は±3%。ISO基準をクリアしており、正確なトルクの測定が可能です。

プッシュボタンを押さないとトルクレンチがソケットから外れない、ユニオン機構が採用されているのもおすすめのポイントです。

アストロプロダクツ 1/2DR プリセット型トルクレンチ TQ030

アストロプロダクツ 1/2DR プリセット型トルクレンチ TQ030

普通自動車のホイールナットを締め付ける際に適したプリセット型のトルクレンチです。設定できる目標トルクの範囲は30〜180N.m。グリップを回すことでトルク値が設定できるモデルです。

目標トルクに達した際には、カチッという音で通知する設計。軽いショックもあるので、音と触感の両方でトルク値への到達が把握できます。

また、収納に便利なケースが付属しているのもメリット。保管時にホコリが混入するトラブルを予防したい場合にもおすすめです。

藤原産業 SK11 デジタルトルクレンチ SDT4-135

藤原産業 SK11 デジタルトルクレンチ SDT4-135

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デジタルの数値でトルクを確認できるのが特徴。高精度なトルク管理に対応できるデジタル型のトルクレンチです。事前に設定したトルクに達した場合には、ブザーと音、LEDの光によって通知する設計。3種類の通知機能を備えており、目標トルクへの到達を把握しやすいのがメリットです。

また、右ネジと左ネジの両方に対応できる点も長所。幅広い作業で使用できる点もおすすめです。電源には単4乾電池×2本を使用。約2分間操作がないと自動的に電源が切れるので、ムダな電池の消耗も抑えられます。

測定できるトルクの範囲は6.8〜135N.m。最小目盛りは0.1N.mなので、細かく目標トルクが設定できます。

エマーソン エマーソン トルクレンチ EM-29

エマーソン エマーソン トルクレンチ EM-29

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ソケットが5個付属しているトルクレンチです。14mm・17mm・19mm・24mmのソケットに加え、21mmの薄口ロングソケットも同梱。40〜200N.mのトルクに対応しており、タイヤ交換だけでなく幅広い作業に使用できます。

回転方向はスイッチ1つで簡単に切り替えが可能。レンチを外すことなく回転方向が変更できるので、作業を効率よく進めたい場合にもおすすめです。

専用のハードケースが付いているのもメリット。収納時や車に積載する際に便利なだけでなく、精密機器のトルクレンチが破損してしまうトラブルを予防したい場合にも適しています。

大自工業 メルテック トルクレンチ F-92

大自工業 メルテック トルクレンチ F-92

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アルミホイールにも対応できるタイヤ交換に適したトルクレンチです。設定できるトルクの範囲は28〜210N.m。ストッパーを備えており、設定したトルク値をしっかり固定したまま作業が行えます。

ソケット差込角は12.7mmサイズを採用。19mmと21mmの薄口ロングソケットやエクステンションバーも付属しており、別途ソケットを購入する手間やコストを削減したい場合にも適しています。

本体の素材にはカーボンスティールやスティールを使用。大きさは約幅470×高さ35×奥行47mm、重量は約2.4kgに設計されています。

エーモン トルクレンチ 4994

エーモン トルクレンチ 4994

誤差精度が±3%と、正確なトルクを測定できるトルクレンチです。ロックリング式で目標トルクを設定できるプリセット型の製品。ロックリングを下げると目標トルクが固定でき、作業中に設定がずれる心配もありません。

さらに、艶消しのボディとレーザー印字で目盛りを把握しやすいのもポイント。目盛りの読み取りミスを予防したい場合にも便利です。設定できるトルクの範囲は30〜210N.m。軽自動車から大型のSUVまで、幅広い車種のタイヤ交換に使用できる点もおすすめです。

ブローケースが付属しているのも長所。高温多湿やホコリを避けてトルクレンチを保管しておきたい場合にも適しています。

トルクレンチのおすすめ|自転車整備

京都機械工具(KTC) 6.3sq.プレセット型トルクレンチ CMPC0152

京都機械工具(KTC) 6.3sq.プレセット型トルクレンチ CMPC0152

3〜15N.mの間で規定トルクが設定できる自転車整備向けのトルクレンチです。設定トルクを変更する場合には、ロックリングを引き下げてグリップを回す設計。簡単にトルクを設定できるのも魅力です。

規定トルクに達した際は、軽いショックとカチッという音で知らせる仕様。締め付けの完了が把握しやすい点もおすすめです。測定の精度は±3%と正確。ISO基準をクリアしているので、安心して使用できます。

樹脂ケースが付属しているのもポイント。高温多湿やホコリの混入を避け、精密機器のトルクレンチを安全に保管しておきたい場合にも適しています。

藤原産業 SK11 デジタルトルクレンチ SDT3-030

藤原産業 SK11 デジタルトルクレンチ SDT3-030

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事前に設定したトルクに達した際には、ブザー音とLEDの光で通知するデジタル型のトルクレンチです。電源には単4乾電池×2本を使用。トルク値はディスプレイに数値で表示されるので、簡単に把握できます。

測定できるトルクの範囲は1.5〜30N.m。測定精度は右ネジで±3.0%、左ネジで±4.0%です。締め付けトルクを正確に測定したい場合にも適しています。また、約2分間操作がない場合に自動で電源が切れる点もメリット。オートスリープ機能によって、ムダな電池の消耗を抑えられる点も便利です。

専用ハードケースが付属しているのも長所。保管時や携帯時にトルクレンチが破損してしまうトラブルを予防したい場合にもおすすめです。

トピーク(TOPEAK) コンボトルク レンチ & ビット セット TOL23500

トピーク(TOPEAK) コンボトルク レンチ & ビット セット TOL23500

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レンチのねじれを利用して測定する簡易式のトルクレンチです。3mm・4mm・5mm・6mmなど4種類の六角レンチとT25のトルクスビットが付属した製品。規定トルクは3〜12N.mに対応しており、自転車の整備用としておすすめです。

また、比較的リーズナブルな価格で購入できるのもメリット。本体サイズは長さ122×幅42×高さ167mmとコンパクトなので、自転車で外出する際に持ち運ぶトルクレンチとしても適しています。

CYCLISTS 自転車 トルクレンチ セット CT-T01

CYCLISTS 自転車 トルクレンチ セット CT-T01

自転車のメンテナンスに便利な10種類のビットが付属しているおすすめのトルクレンチです。六角レンチソケットが7個とT型トルクスネジに対応したソケットが3個同梱されている製品。幅広いサイズのボルトに対応でき、自転車だけでなく車やバイクの整備にも使えます。

測定の精度は±4%と高め。ステムやハンドルなど、精密な締め付けが必要なパーツにも適しています。専用収納ケースが同梱されている点も便利。トルクレンチ本体に加えて、付属しているソケットもまとめてしまっておけます。

NOGUCHI トルクレンチ YC-617-2S

NOGUCHI トルクレンチ YC-617-2S

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3mm・4mm・5mm・6mm・8mm・10mmなどのアーレンキやT20、T25、T30などのトルクスビットが付いているトルクレンチ。自転車部品専門卸のパイオニアとして知られるNOGUCHIがプロデュースする製品なので、自転車整備用としておすすめです。

また、ハードタイプの収納ケースが同梱されているのもポイント。トルクレンチとソケット類をまとめて収納しておけるだけでなく、衝撃からしっかりと工具を保護できる点もメリットです。

ゴリックス トルクレンチ 小型 ビットセット付き GX-8847

ゴリックス トルクレンチ 小型 ビットセット付き GX-8847

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3〜10N.mの範囲でトルクが設定できるおすすめのトルクレンチ。レンチのねじれを利用して測定する簡易式の製品です。3mm・4mm・5mm・6mmの六角レンチやT25のトルクスビット、プラスドライバービットなどが付属。ロードバイクやマウンテンバイクのボルトを推奨されるトルクで締め付けたい場合に適しています。

本体サイズは約幅26×高さ50×長さ150mm。シンプルなグリップハンドルを備えた軽量かつコンパクトなトルクレンチです。

トルクレンチのおすすめ|自動車・機械整備

東日製作所(TOHNICHI) シグナル式トルクレンチ QL100N4-MH

東日製作所(TOHNICHI) シグナル式トルクレンチ QL100N4-MH

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トルクレンチのグローバルスタンダードとして知られる「QL」のハンドル部にメタルグリップを採用した製品。屋外はもちろん、油や薬品などが付着しやすいハードな現場で使用する場合にも適しています。

設定されたトルクに達した場合には、トグルが作動して軽くキレイなシグナル音が鳴る設計。目標トルクへの到達が把握しやすい点もおすすめです。ラチェットヘッドは24枚刻みで、振り幅は15°。狭いスペースで作業を行う場合にも便利です。

加えて、新副目盛形状が採用されているのもポイント。汗や油が付いた手でもトルクを設定しやすい設計です。

東日製作所(TOHNICHI) トーニチ トルクレンチ 全長310mm CL100NX15D-MH

東日製作所(TOHNICHI) トーニチ トルクレンチ 全長310mm CL100NX15D-MH

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1本のトルクレンチでスパナやリングスパナ、ラチェット、ヘックスヘッドなどが使用できる差し替えタイプの製品。幅広い用途に使えるので、複数のトルクレンチを購入するコストを抑えたい場合にも便利です。

設定したトルクに達した場合には、トグルが作動して軽くキレイなシグナル音が鳴る仕様。締め付けの完了を感知しやすい点もおすすめです。

アストロプロダクツ 3/8DR プレート型トルクレンチ 0-90N・m

アストロプロダクツ 3/8DR プレート型トルクレンチ 0-90N・m

グリップ部分の付近に目盛りを備えているプレート型のトルクレンチです。プレートを読み取るシンプルな構造を採用しているのが特徴。目視で締め付けトルクを確認できるので、簡単に使用できます。

プレートには正逆方向に数値が記されており、増し締めや戻しトルク検査にも対応が可能。測定できるトルクの範囲は5〜90N.mで、5N.m刻みの設定が可能です。

藤原産業 E-Value プレセット型トルクレンチ ETR3-110

藤原産業 E-Value プレセット型トルクレンチ ETR3-110

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カチッという音や手に伝わる軽いショックに加えて、ヘッドの角度が変わることで目標トルクへの到達を通知するトルクレンチです。締め付けの完了が把握しやすい製品を求めている場合にも適しています。

また、色付きの目盛りを採用しているのもメリット。視認性が高く、トルクが設定しやすい点も便利です。さらに、専用のハードケースが付属しているのも長所。トルクレンチをしっかりと保護しながら収納しておける点もおすすめです。

トルクの設定範囲は20〜110N.m。ソケットの差込角は9.5mmに設計されています。

藤原産業 SK11 デジタルトルクレンチ モンキ SDTM-085

藤原産業 SK11 デジタルトルクレンチ モンキ SDTM-085

モンキータイプのヘッドを備えているトルクレンチです。ソケットが入りにくいような狭いスペースで作業する場合にも便利。フレアナットの締め付けを行う場合にも適しています。

また、設定したトルクに90%到達したときからブザー音やLEDの光による通知が行われる点も魅力。目標トルク以上に締め付けてしまうトラブルを予防しやすいのもおすすめのポイントです。

測定できるトルクの範囲は4.2〜85N.m。トルクは液晶画面に数値で表示されるデジタル型の製品です。電源には単4乾電池×2本を使用。電池寿命は約48時間なので、長時間連続して作業を行う場合にも便利です。

スタビレー 日本仕様トルクレンチ 6-50Nm 730/5QUICK-JP

スタビレー 日本仕様トルクレンチ 6-50Nm 730/5QUICK-JP

一般的なダイヤルではなく、スライドバータイプの目盛りを備えている自動車・機械整備向けのトルクレンチです。目標トルクの設定をスムーズに行えるのが特徴。作業効率を高めたい場合にもおすすめです。

また、表示窓に拡大レンズを備えているのもポイント。トルク値を視認しやすい点も便利です。測定できるトルクの範囲は6〜50N.m。測定精度は±4%と高く、正確にトルク値を測れる点も魅力です。

加えて、使用後に最低トルクにリセットする必要がない点もメリット。コイルバネを採用していないスタビレー独自の構造が採用されており、バネがヘタってしまうトラブルも予防できます。

高儀 プレセット型トルクレンチ 9.5mm差込角 TTW-3

高儀 プレセット型トルクレンチ 9.5mm差込角 TTW-3

7〜112N.mの広い範囲で目標トルクが設定できる製品。自動車や機械の整備はもちろん、ホイールナットの締め付けや自転車の整備など幅広い用途に使えるのがメリットです。

使用する際は、事前に目標トルクを設定するプリセット型のトルクレンチ。設定トルクに達した際にはカチッという音や軽い振動による通知があります。

測定の精度は±4%と高め。正確な測定が可能です。加えて、収納ケースが付属しているのもポイント。トルクレンチを持ち運んで使用する場合にもおすすめです。

イチネン 高精度トルクレンチセット TA771ST-23S

イチネン 高精度トルクレンチセット TA771ST-23S

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フレアナットを締め付ける目的で設計されているスパナタイプのトルクレンチです。2本のトルクレンチがセットになった製品。17mmと22mmのスパナがヘッドに採用されており、フレアナットのサイズに合わせて使い分けできます。

17mmのモデルは17.2N.m、22mmのモデルは39.9N.mのトルクに対応。締め付けが規定トルクに達した場合には、カチンという感触が手に伝わります。

TONE プレセット形トルクレンチ ダイレクトセットタイプ T3MN25-QL

TONE プレセット形トルクレンチ ダイレクトセットタイプ T3MN25-QL

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デジタル型で数値を見て設定できるトルクレンチ。目標トルクの設定はグリップ部分にある液晶画面の数値を見ながら行えます。主目盛や副目盛を読み取る必要がなく、設定ミスを予防できる点もメリットです。

目標のトルクに到達した場合には、カチッという音と手に伝わる軽いショックで通知する設計。適切なトルク以上に締め付けすぎてしまうトラブルを予防したい場合にもおすすめです。

スエカゲツール スエカゲ フレアラチェットトルクレンチ 22mm 38N.m FRT-2238N

スエカゲツール スエカゲ フレアラチェットトルクレンチ 22mm 38N.m FRT-2238N

エアコンや冷媒機器などに使われているフレアナットの締め付け用に設計されているトルクレンチです。ラチェット式でスピーディに作業できるのが魅力。目標トルクは38N.mに設定されている単能型の製品です。

フレアナットは締め付け不足の場合には冷媒の漏れが発生し、締め付けすぎると破損してしまう危険性があります。適正なトルクで締め付けたい場合にもおすすめのトルクレンチです。

ツールカンパニーストレート 3/8″ 9.5mm トルクレンチ プリセット式 10-60Nm 15-5602

ツールカンパニーストレート 3/8 9.5mm トルクレンチ プリセット式 10-60Nm 15-5602

クイックロック機構を採用している車や機械の整備におすすめのトルクレンチです。事前に規定トルクを設定して使うプリセット型の製品。トルクの設定を簡単かつ素早く行えるのが魅力です。

設定できるトルクは10〜60N.m。最小目盛りは0.5N.mなので、使用用途に合わせて細かくトルクが設定できます。車や機械はもちろん、自転車の整備にも使用できます。

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トルクレンチの選び方

種類で選ぶ

事前にトルク値を設定できる「プレセット型(プリセット型)」

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トルクレンチには、「プレセット型(プリセット型)」「ダイヤル型・プレート型」「デジタル型」「単能型」などの種類が存在します。種類によって備えている機能が異なるので、購入する際は事前に特徴を把握しておきましょう。

プレセット型のトルクレンチは、あらかじめトルクを設定して使用するタイプ。主目盛や副目盛を備えおり、作業時に目標とするトルクを設定しておける機能が搭載されています。

締め付け作業中に目標トルクに達した際は、振動や音で通知されるのが一般的。目標トルクがずれてしまわないようにロック機構を搭載している点も特徴です。同じトルクでの締め付け作業を連続して行う際にも適しています。

検査や測定向きの「ダイヤル型・プレート型」

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「プレート型」のトルクレンチは、一定の力を加えた際に本体のビームと呼ばれる梁がたわむことで締め付けの力を検出するタイプ。構造がシンプルで低価格を実現しているモデルが多いにもかかわらず、高い精度が期待できます。ただし、力点の位置を正しく合わせる作業が必要な点は把握しておきましょう。

一方で「ダイヤル型」のトルクレンチは、円柱のねじれ角でトルクを検出するのが特徴。本体に備えているダイヤルの目盛りを読み取ることでトルク値を把握できるタイプです。

プレート型のトルクレンチに比べると大きくて重量がありますが、計測精度が高く人的ミスが起こりにくい点もメリットです。検査などで正確なトルクでの締め付けが必要な際に利用しましょう。

一目でトルク値がわかる「デジタル型」

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「デジタル型」のトルクレンチは、センサによってトルク値を電気信号に変換して測定するのが特徴。トルク値は数値で表示されるので、直読式のトルクレンチとは異なり目盛りを読み取る必要もありません。測定結果の読み取りによる狂いが生じにくい点もメリットです。

また、プレセット型のように事前に目標のトルク値を事前に設定できるのも魅力。締め付け時の力によるばらつきが発生しにくい点もおすすめです。

特定の整備に使うなら「単能型」

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「単能型」のトルクレンチは、トルク値が固定されているのが特徴。締め付ける力が一定に達した場合には、プレセット型と同じく振動や音で通知されます。

ただし、単能型はトルク値の変更ができないので注意が必要。一方で間違えてトルク値を変更してしまうトラブルを予防できるので、特定の作業を連続して行う場合に適しています。また、比較的リーズナブルなモデルが多い点もおすすめです。

自分の締めたいトルク値に合ったモデルを選ぶ

タイヤ交換なら普通車で90〜110N.m・軽自動車で70〜90N.m程度

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トルクレンチを購入する際は、使用する作業に必要なトルク値に合わせて製品を選択するのが重要。タイヤのホイールナットを締め付ける場合には、車種や車両重量にもよりますが、普通車では90〜110N.m、軽自動車では70〜90N.m程度のトルク値を目安に選びましょう。

ホイールナットの締め付けに必要な規定トルクは、車のサービスマニュアルなどにも記載されています。また、規定トルクは、高速道路の走行頻度や日常の走行距離によっても影響を受けます。自分で車のタイヤを交換する際は、適正なトルクについてしっかりと把握しておきましょう。

自転車整備なら15〜20N.m程度が目安

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自転車の整備に使うトルクレンチは、車やバイクほどの高トルクは必要ありません。ステムなどに使われている小さめのネジを締める場合には、10N.m以内のトルク値で作業するのが一般的です。

自転車用のトルクレンチを探している場合には、低トルクの測定ができるモデルを選ぶのがおすすめ。15〜20N.m程度のトルク値に対応したモデルを目安に選択しましょう。

自動車・機械整備なら10〜60N.m程度

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自動車のエンジンオイルを排出するドレンボルトを締め付ける際は、30~40N.mのトルク値を目安に選択するのがおすすめ。ただし、アルミ製のドレンボルトの場合には、一般的にやや低い20~30N.mのトルク値が推奨されています。

また、エンジンプラグの場合は10~35N.m程度で締め付けるのがポイントです。自動車や機械などの整備にトルクレンチを利用する場合は、10〜60N.m程度のトルク値に対応しているモデルを選択しましょう。

ヘッドの形状をチェック

ソケットタイプ

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トルクレンチのヘッド形状は、「ソケットタイプ」が一般的。ただし、「モンキー・スパナタイプ」や「差し替えタイプ」などの製品も展開されているので、使用する作業に適したモデルを選択しましょう。

ソケットタイプのトルクレンチは、ソケットを取り付けるラチェットヘッドを備えているのが特徴です。また、ソケットの差し込み口には、6.35Sq・9.5Sq・12.7Sq・19.0Sq・25.4Sqなどのサイズがあります。それぞれのサイズに互換性はないので、所有しているソケットがある場合には事前にサイズをチェックしておきましょう。

モンキー・スパナタイプ

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ソケットタイプのトルクレンチで作業がしにくい場所では、「モンキー・スパナタイプ」の製品を使用するのがおすすめ。ソケットタイプでは入りにくい狭いスペースのボルトやネジを締め付けたい場合に便利です。

また、モンキー・スパナタイプのトルクレンチは、配管に使用されるフレアナットと呼ばれるナットの締め付けにも使います。購入する際は締め付けたいナットのサイズに合ったモデルを選択しましょう。

差し替えタイプ

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「差し替えタイプ」のトルクレンチは、先端のヘッド部分を差し替えて使用できるのが魅力。ラチェットヘッドにソケットを付けた状態では作業しにくい場合に、モンキータイプやスパナタイプのヘッドに差し替えて使えるのがメリットです。

ただし、ヘッド部分を別途購入する必要がある点には注意が必要。差し替えタイプのトルクレンチを購入する際は、作業に必要なヘッドもあわせて用意しましょう。

サイズ・重さをチェック

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トルクレンチのサイズや重さは、製品ごとに異なります。作業する場所や用途に適していない大きさまたは重量のトルクスレンチを使用すると、使いにくさを感じてしまう場合があるので注意しましょう。

特に車のエンジンルームなどはスペースがなく、狭い場所で作業を行う必要があります。スペースが確保できない場所では、コンパクトなトルクレンチを使用しましょう。

また、長時間連続して作業を行う場合には、軽量なトルクレンチを使うのがおすすめ。手や腕にかかる負荷を軽減できるメリットがあります。

トルクレンチを使う際の注意点

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トルクレンチを使用する際は、事前に正しい使い方をしっかりと把握しておくのが重要。精密機器のトルクレンチは、正しく使わないと正確な測定ができません。規定トルクに対して締め付け不足や締めすぎなどの状態が発生すると、パーツの破損や締結部の外れなどトラブルに発展する危険性があるので注意しましょう。

まずは、トルクレンチの作業時には、正しい力点を持つのもポイント。力をかける位置がずれると、正確なトルク値が測定できないので気を付けましょう。

また、規定トルクに達したあとに、さらに力を入れて締める作業を行うのも推奨されていません。確認のために力をかけ続けると、規定のトルク以上に締め付けてしまう場合があります。振動や音で規定トルクに達した通知があった場合には、作業を終了するのがおすすめです。

トルクレンチの保管方法

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精密機器のトルクレンチは、使用する際だけでなく保管方法にも注意が必要です。粗雑な扱い方をすると測定の精度が低下してしまう恐れがあるので気を付けましょう。

トルクレンチを保管する際は、測定単位の最低値に設定しておくのがポイント。特に内部にスプリングを搭載しているモデルは、長期間保管しておく際に力がかかってヘタリが生じてしまいます。目標トルクを最低値に設定しておけば、スプリングのヘタリを抑えられます。

また、保管時は高温多湿やホコリを避けるのも重要。サビの発生やホコリの混入を抑えるには、専用ケースを使った保管もおすすめです。