ボルトやナットを規定の値で締め付けるのに便利な「トルクレンチ」。緩みや締めすぎを予防できるため、自動車や自転車の整備などに欠かせない工具です。デジタル表示できるモノやPCでデータ管理できるモノなど、さまざまな製品が展開されています。
そこで今回は、おすすめのトルクレンチをご紹介。選び方のポイントも解説しているので、購入を検討している方は参考にしてみてください。
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- 目次
- トルクレンチとは?
- トルクレンチの種類
- トルクレンチのおすすめメーカー
- トルクレンチのおすすめ|自動車・バイク整備
- トルクレンチのおすすめ|自転車整備
- トルクレンチのおすすめ|タイヤ・ホイール交換
- トルクレンチのおすすめ|検査・測定
- トルクレンチの売れ筋ランキングをチェック
- トルクレンチの選び方
- トルクレンチの使い方の注意点
- トルクレンチの保管法法
トルクレンチとは?
トルクレンチとは、ボルトやナットなどを決められた力で締め付けるための工具です。締めたり緩めたりするときに発生する回転力はトルクと言われ、単位は「N・m(ニュートンメートル)」で表します。
ボルトの締め付けが規定よりも不足していると、自動車のタイヤのナットが走行中に脱落してしまう可能性も。一方で、ボルトを締め付けすぎると、部品の耐久性を超過した負荷がかかり破損する恐れがあります。
事故を予防するためにも、トルクレンチを使用して適切なトルクで締め付けを行いましょう。
トルクレンチの種類
自動車・バイク整備におすすめの「プレセット型」
プレセット型のトルクレンチは、事前に締め付けたいトルク値を設定できるのが特徴です。締め付けが設定したトルク値に到達すると、カチッという音と軽い振動で知らせます。
トルクの設定範囲内であれば、ソケットサイズを替えても使用できるのがメリット。さまざまなサイズのボルトやナットを締める必要のある、自動車・バイク整備におすすめです。
また、逆回転させると空回りするラチェット機構を搭載しているモデルであれば、連続した作業も可能。狭く入り組んだ場所での締め付け作業にも適しています。
自転車整備には現在のトルク値が一眼でわかる「デジタル型」を
デジタル型のトルクレンチは、トルクを液晶に表示される数字で確認できるのが特徴。一目でトルク値を確認できるため、さまざまな規定トルク値を設定して締め付ける必要のある自転車整備におすすめです。設定したトルク値に到達すると、音と表示によって知らせます。
なかには、トルクレンチに液晶モニターが付いており、現在どのくらいのトルクで締め付けているか表示できるモデルもラインナップ。確認しながら作業することで、ボルトやナットの締め付けすぎを予防できるのがメリットです。
タイヤ・ホイール交換など用途が決まっているなら「単能型」
単能型のトルクレンチは、製品ごとにトルク値が設定されているのが特徴です。設定されたトルク値に到達すると、カチッという音で知らせます。
プレセット型と基本的な構造は同じですが、設定されたトルク値から変更はできません。タイヤ・ホイール交換といった用途でのみ使用する場合や、連続して同じトルク値のモノを締め付ける場合におすすめです。
検査や測定にはシンプルな「ダイヤル・プレート型」がおすすめ
ダイヤル・プレート型のトルクレンチは、本体に搭載されている目盛と針を確認しつつ締め付けを行うのが特徴。シンプルな構造で比較的リーズナブルな価格ながら、正確なトルク値がわかるのがメリットです。
ただし、プレートを真上から確認しなければ、正確な値が読み取れない点には注意が必要。さまざまな角度からの締め付けを行うよりは、主にトルク値の検査や測定におすすめです。
トルクレンチのおすすめメーカー
東日製作所(TOHNICHI)
東日製作所は、1949年に設立したトルク専門のメーカーです。長い歴史のなかで培った技術や実績をもとに、高品質なトルクレンチを取り扱っています。
プレセット型からダイヤル・プレート型まで幅広くラインナップしているのが特徴です。特に、プレセット型のトルクレンチはラチェット機構を搭載し、連続で作業できるのが魅力。スピーディに作業を行いたい方におすすめです。
京都機械工具(KTC)
京都機械工具は、1950年に設立した一般作業工具から医療用工具まで幅広く取り扱っているメーカーです。高品質かつ安全な工具を提供することをコンセプトとしており、プロからも支持されています。
また、初心者向けのモデルも多くラインナップ。特にパワーセンサや大型LEDランプを搭載し機能性に優れた「デジラチェ」は、簡単に精度の高いトルク管理ができるのが魅力です。
トネ(TONE)
トネは、1938年に設立したプロ用作業工具やトルク管理機器の開発から販売までを行っているメーカー。ヘッドの形状がソケットタイプのモノやモンキータイプのモノなど、さまざまな取り扱いがあるのが特徴です。
トルク値が不意に変わるのを予防する「ロック機構」を搭載したモデルや、トルク値を確認できる目盛窓を搭載したモデルなど使い勝手に優れたアイテムを展開。初心者でも扱いやすいのがメリットです。
藤原産業
藤原産業は、明治30年に創業したDIYツールの専門商社です。ツールに関しては「イーバリュー(E-Value)」と「エスケー11(SK11)」と2つのオリジナルブランドを展開しており、さまざまなアイテムを開発しています。
トルクレンチはシンプルでコスパに優れたアイテムから、デジタル表示のハイスペックなモデルまで幅広くラインナップ。用途に適したモノを見つけやすいのが魅力です。
トルクレンチのおすすめ|自動車・バイク整備
東日製作所(TOHNICHI) ラチェット付プリセット形トルクレンチ QL200N4
ラチェット機構を搭載したプレセット型のトルクレンチです。ラチェット機構は24枚刻み、15°の振り幅に対応。狭い場所や入り組んだ場所での作業もスムーズに行えるのがメリットです。設定したトルクに到達すると、シグナル音で知らせます。
トルク調節範囲は40~200N・mと幅広く、自動車・バイクの整備に便利です。トルクの変更は目盛によって簡単に行えるため、初心者でも扱いやすいのがポイント。また、樹脂グリップでしっかり握れるのも魅力です。
東日製作所(TOHNICHI) シグナル式トルクレンチ/締付作業用 QL50N-MH
設定したトルク値になると、軽いシグナル音で知らせてくれるプレセット型のトルクレンチです。トルクの調節範囲は10~50N・m。新副目盛形状によって簡単にトルク変更ができるうえ、手に汗や油が付いていても操作しやすいのが魅力です。
メタルグリップを採用しており、油や薬品などを使う作業現場にもおすすめ。また、頭部には24枚刻み、15°の振り幅のラチェット機構を搭載しています。狭い場所でもヘッドを差し込み直す必要がなく、連続して締め付けを行えるのがメリットです。
京都機械工具(KTC) 12.7sq.プレセット型トルクレンチ GW200-04
トルク値を確認できる目盛の窓を搭載しているプレセット型のトルクレンチです。不意にトルク値が変わることを予防するロック機構を採用。設定した数値を保ったまま作業が可能です。設定したトルクに到達すると、軽いショックが手に伝わり、カチッという音で知らせます。
トルク値は40~200N・mまで調節でき、さまざまなシーンで使えるのがメリット。さらに、グリップにはエラストマー樹脂を採用しているので、劣化しにくくしっかり握れるのが魅力です。
丈夫な樹脂ケースが付属しており、保管や持ち運びにも便利。トルク値を視認しやすい、プレセット型のトルクレンチを探している方におすすめです。
トネ(TONE) プレセット形トルクレンチ ダイレクトセットタイプ T3MN50
グリップ部分に搭載されたデジタル表示値でトルク値を読み取れるプレセット型のトルクレンチです。数値で確認できるため、読み間違いが起こりにくく、初心者でも使いやすいのが魅力。トルク値は10~50N・mまで調節可能で、設定したトルク値になるとカチッという音と振動で知らせます。
ヘッドの形状はソケットタイプ。ラチェット機構を搭載しているのでスピーディに作業ができます。トルク値の設定が容易で初心者でも扱いやすい、プレセット型のトルクレンチを使いたい方におすすめです。
トネ(TONE) プレセット形トルクレンチ T4HC140
自動車のホイルナット専用のプレセット型トルクレンチです。トルク調節範囲が40~140N・mに対応しているのが特徴。また、トルク精度は±4%を実現しており、高精度で使いやすいモノを探している方におすすめです。
グリップ部分に、ゴミやホコリが付着しにくいゴムリングを搭載しているのもポイント。さらに、530mmと力を入れやすい長さを採用しています。
エスケー11(SK11) プレセット型トルクレンチ STR3-60
スタイリッシュなブラックボディがおしゃれなプレセット型トルクレンチです。ツールの見た目にこだわりたい方におすすめ。また、目盛は金色で視認性の高さも魅力です。
トルクの設定範囲は10~60N・mで、最小目盛は0.5N・m。右ネジ・左ネジの両回転に対応しており、さまざまな用途に使えます。さらに、専用ハードケースが付属しているので、保管しやすいのもメリットです。
イーバリュー(E-Value) プレセット型トルクレンチ ETR3-25
幅27×高さ273×奥行27mm、重さ592gと小型で軽量なプレセット型のトルクレンチです。狭く入り組んだ場所での作業が必要な自動車やバイクの整備におすすめ。軽いので長時間の作業で疲れにくいのも魅力です。
トルク調節範囲は5~25N・m。色付きの目盛で視認性が高いのもポイントです。設定したトルク値になるとカチッという音と振動、ヘッドの角度が変わることで知らせます。また、両回転対応型で右ネジ・左ネジどちらにも対応できるのもメリットです。
ハードケースが付属し保管や持ち運びにも便利。コンパクトで目盛が読みやすいプレセット型のトルクレンチを探している方は、チェックしてみてください。
エマーソン(Emerson) トルクレンチ ケース入 EM-29
リーズナブルな価格で購入できるプレセット型のトルクレンチです。14mm・17mm・19mm・24mmの4種類のソケットと、21mmの薄口ロングソケットが付属。さまざまなサイズのボルトやナットを締める必要のある自動車やバイク整備に適しています。
エクステンションも付属しており、タイヤ交換のときにも便利。本体とソケットを収納できるケースも付属しているので携帯性にも優れています。さまざまなサイズのボルトやナットに対応可能なプレセット型トルクレンチを使いたい方におすすめです。
角利産業(Kakuri Sangyo) マルチクラフト トルクレンチセット MTR-6
ショートソケット2個・ロングソケット2個・エクステンションバーの3種類のアタッチメントが付属する、プレセット型のトルクレンチです。自動車のアルミホイール交換や整備まで幅広いシーンで使えるのがメリット。収納に便利なケース付きなのもポイントです。
トルク調節範囲は、28~210N・m。設定したトルク値に達すると音で知らせます。ラチェット機構を搭載しているので、ヘッドを差し込み直す必要がなくスムーズに作業できるのも魅力です。
回転方向の切り替えレバーを採用。逆回転にも対応できます。幅広いシーンで使えるプレセット型のトルクレンチを探している方におすすめです。
ハゼット(HAZET) トルクレンチ 5123-3CT 1/2
工場などの過酷な使用現場にも対応可能なプレセット型のトルクレンチです。粉塵などの異物から本体を保護するシーリングリングを搭載。トルク調節範囲は60~320N・mで、設定トルク値に到達するとカチッという音と振動で知らせます。
目盛はレザー刻印されており、消えにくく読み取りやすいのが魅力です。また、丈夫なプラスチックケースが付属するので、持ち運びや保管にも便利。目盛が読み取りやすく、耐久性に優れたプレセット型のトルクレンチを使いたい方におすすめです。
スエカゲツール Pro-Auto トルクレンチ TRDC-030
左右どちらのネジも締め付け可能なプレセット型のトルクレンチです。ワンタッチ式のロック機構を搭載しており、設定したトルク値が不意に変わることを予防できます。トルク測定範囲は、6~30N・mで自動車やバイク整備におすすめです。
トルク値はグリップを回すことで設定可能。目盛は0.2N・m単位で細かく設定できるのがメリットです。さらに、保管に便利なブローケースが付属するのもポイント。トルク値のズレを予防可能なプレセット型のトルクレンチを探している方はチェックしてみてください。
DURATECH トルクレンチセット プレセット型 差込角12.7mm
鮮やかなブルーが特徴のプレセット型トルクレンチ。17mm・19mm・21mmのソケットや、125mmのエクステンションバーのセットです。
目盛の値はレーザー刻印で読み取りやすいのもポイント。トルクの設定も簡単のうえ、設定値に達すると手に軽い衝撃が伝わります。
最低トルク値での全長は、51.4cmと比較的コンパクトで扱いやすさも魅力。加えて、ハンドル部分には滑り止めのローレット加工が施されています。
Aurlloct トルクレンチ 差込角12.7mm
収納に便利なハードケースが付属しているセットです。プレセット型トルクレンチと17mm・19mm・21mmのソケット、3/8インチ角への変換ソケット、125mmのエクステンションバーが付属。幅広い用途に使えるモノを探している方におすすめです。
鮮やかな赤とマットなブラックを組み合わせたおしゃれな見た目もポイント。また、素材は強度に優れたクロムバナジウム鋼で、グリップ部分には滑り止めのローレット加工が施されています。
TORUKU プレセット型トルクレンチ NLBS-001
ラチェット機能を搭載したプレセット型トルクレンチです。トルク調節範囲は28~210N・mと幅広く、自動車やバイクの整備などに活用しやすいのが特徴。さらに、トルク調整メモリはレーザー加工とつや消し加工が施されており、作業時の視認性を高めています。
本体素材には、クロームバナジウムを採用。耐久性と防錆性を備えています。また、ワンプッシュで回転方向を切り替えられるため、扱いやすさを重視する方におすすめです。
PWT 3/8インチ 9.5mm トルクレンチ PWT-TW7112E
7~112N・mのトルク測定範囲に対応しているプレセット型トルクレンチです。本体重量は約830g。加えて、持ち手は滑りにくい加工が施されており、片手で操作しやすいのがメリットです。
回転式ロックスイッチ機構が搭載されているため、初めて使用する方でも使いやすいのが魅力。操作性に優れたトルクレンチを求めている方におすすめです。
トルクレンチのおすすめ|自転車整備
東日製作所(TOHNICHI) デジタル式トルクレンチ CPT100X15D
高輝度LEDインジケーターを搭載し、視認性が良好なデジタル型のトルクレンチです。液晶画面の数値で直感的にトルク値を把握できます。トルク調節範囲は20~100N・mと幅広いのもポイント。本体には固くて丈夫なアルミを採用しているので、耐久性が高いのも魅力です。
データメモリや通信機能を搭載しており、測定したデータをPCで管理できるのもメリット。また、約3分操作しなかった場合に電源が切れる「オートパワーオフ」を搭載し、電池の消費を抑えられます。視認性が高く丈夫なデジタル型のトルクレンチを探している方におすすめです。
京都機械工具(KTC) 12.7sq.デジラチェ GEK085-R4-L
トルク値がリアルタイムで確認できるデジタル型のトルクレンチです。パワーセンサを搭載しており、グリップ部分にかかる操作荷重を感知・分析。より精度の高いトルク測定が可能です。
暗い場所や狭い場所での作業時に便利な大型LEDランプを採用。トルク値を確認しやすいのがメリットです。トルク測定範囲は17~85N・m。設定したトルク値になるとブザー音とLEDの点灯で知らせます。また、設定トルクは最大5件までメモリー登録が可能。効率的に作業ができます。
締め付けトルクの最大値を表示する「ピークホールド機能」を搭載しており、正確に締め付けできたかを確認できるのも魅力。機能的でスムーズに作業ができるデジタル型トルクレンチを使いたい方におすすめです。
京都機械工具(KTC) 9.5sq.デジラチェ GEK060-R3
目視でトルクコントロールが行えるデジタルトルクレンチです。高精度なパワーセンサを搭載したグリップを採用。作業時の荷重を計測できるため、初めてトルク調節する方におすすめです。
設定トルク値付近になると、LEDランプと電子音で通知されるのもポイント。LEDランプの点滅は暗所で作業する際に活躍します。電子音設定はオフにできるため、深夜帯の作業などに活用できるのもメリットです。
測定精度は、左右両方向で±3%を実現しているのもポイント。高精度かつ汎用性が高いトルクレンチを探している方にもおすすめです。
エスケー11(SK11) デジタルトルクレンチ SDT3-060
設定トルク値に到達すると光と音で知らせるデジタル型のトルクレンチです。左ネジ・右ネジどちらの測定も可能なので、逆回転ネジにも対応できるのがメリット。約2分間操作しなかった場合に自動で電源が切れる「オートスリープ機能」を搭載しているのも魅力です。
トルク値の調節範囲は3~60N・mと低トルク値にも対応可能なため、ロードバイクなどの自転車整備におすすめ。さらに、専用のケースが付属しており、保管や持ち運びにも便利です。機能性に優れたデジタル型のトルクレンチを使いたい方は、チェックしてみてください。
エスケー11(SK11) デジタルトルクレンチ モンキ SDTM-085
モンキータイプのデジタルトルクレンチです。最大口幅が30mmあり、さまざまなモノの締め付けに使えます。測定範囲は4.2~85N・mで、精度は右ネジの向きで±3%、左ネジの向きで±4%です。
操作はシンプルで使いやすいのもポイント。設定トルクの90%に到達すると、ブザーとLEDの光で知らせます。また、トルクレンチとしては比較的コンパクトのため、細かな部分の作業がしやすいのも魅力です。
スタビレー(Stahlwille) デジタルトルクレンチ 1-20NM
ドイツの総合ツールメーカー「スタビレー」のデジタル型のトルクレンチです。トルク値の調節範囲は1~20N・m。低トルク値に対応しており、自転車整備におすすめです。コンパクトなサイズなので、狭く入り組んだ場所での作業にも適しています。
80ギアのラチェット機構を搭載。ヘッドを差し込み直す必要がなくスピーディに作業ができます。小型で取り回しやすいデジタル型のトルクレンチを使いたい方はチェックしてみてください。
バル(BAL) デジタル表示トルクレンチ6pcセット No.2067
ディープソケット3つとエクステンションバー、ケースがセットになったデジタル型のトルクレンチです。ディープソケットは、アルミホイールに対応した17mm・19mm・21mmの薄型タイプ。トルク調節範囲は30~200N・mと幅広いので、自転車だけでなく軽自動車の整備にも適しています。
グリップはサイドラバー付きで握りやすいのも魅力です。さらに、収納ケースが付属するので保管や持ち運びもしやすく便利。比較的リーズナブルな価格で購入できるデジタル型のトルクレンチを探している方におすすめです。
スーパーツール(Supertool) デジタルトルクレンチ ケーブル式 モンキタイプ DTMW30085
USBケーブルでPCと通信ができるデジタル型のトルクレンチです。メモリーは2000件まで、設定トルク値は9件まで保存可能で、頻繁に行う締め付け作業を効率化できるのが魅力。設定したトルク値に到達すると光と音で知らせます。
ヘッドは、モンキータイプで狭い場所や入り組んだ場所での作業におすすめ。特殊な形状でボルトの大きさが変わっても中心の位置が変わらないため、測定トルク値に影響が少ないのがメリットです。
軽量設計で長時間の作業でも疲れにくいのが特徴。軽く機能的なデジタル型のトルクレンチを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
ACDelco デジタルトルクレンチ ARM601-3
測定精度が±2%と精度の高いデジタル型のトルクレンチです。トルク調節範囲は5〜50N・m。設定トルク値の90%に到達すると警告ランプが点灯しアラームが鳴るため、過剰な締め付けを予防できるのがメリットです。
トルク値は4単位変換が可能なうえ、ピークモード・トラッキングモードなど機能が充実しているのも特徴。また、細身かつ軽量なデザインで長時間の作業にも疲れにくいのがポイントです。操作しなかった場合約1分で電源が切れるので、電池の消費を抑えられます。
プラスチック製の収納ボックスが付属しており、収納や持ち運びしやすいのも魅力。高精度で多機能なデジタル型のトルクレンチを使いたい方におすすめです。
Leolee デジタルトルクレンチ 6.8-135Nm 9.5mm ISO6789
6種類の目標値をセットできるデジタルトルクレンチです。自転車やバイクの整備など、効率的に作業したい方におすすめ。値のセットや数値の呼び出しは簡単に行えます。
リアルタイムに値を表示する「トラックモード」と、最大値を表示する「ピークモード」の2種類を搭載。締め付けやチェックなど、さまざまな用途に利用できます。
5分間操作がないと自動で電源が切れるオートスリープ機能付きで、バッテリーの無駄を軽減できるのもメリット。機能性に優れたトルクレンチを探している方におすすめです。
スエカゲツール 差替式デジタルトルクレンチ Pro-Auto WPC-085BN
軽量かつコンパクトなデジタルトルクレンチです。本体重量約440gを実現しているのが特徴。トルク調節範囲は4.2〜85N・mで、自動車をはじめとする多くの機械類の整備に使用できます。
設定したトルク値に達した際に、ブザー音とLEDランプが作動するのもポイント。トルクの締めすぎによる故障を防止できるため、安心して作業できます。さらに、液晶モニターで正確な数値を確認できるので、初めて作業する方におすすめです。
トルクレンチのおすすめ|タイヤ・ホイール交換
東日製作所(TOHNICHI) シグナル式トルクレンチ QSP100N4
トルク値の変更ができない単能型のトルクレンチです。20~100N・mの間で使用するトルクを指定可能。設定したトルク値に到達すると、軽いシグナル音で知らせます。
24枚刻み・15°のラチェット機構を搭載しており、ソケットを差し込み直さなくても連続した締め付けが可能。狭い場所でも作業がしやすい単能型のトルクレンチを探している方におすすめです。
京都機械工具(KTC) 12.7sq.ホイールナット専用トルクレンチ WCMPA103
自動車のホイールナット専用の単能型のトルクレンチです。規定トルクは103N・mで、トヨタやダイハツなどの車に対応しています。ほかにも、スズキ・日産軽自動車用の85N・mのモノと日産・ホンダ車用の108N・mのモノが展開されています。
本体の長さは423mmと長めで、タイヤ交換時に手が邪魔になりにくいのがメリット。また、36枚ギアのラチェットヘッドを採用しており、スムーズに作業ができます。自動車のホイールナット交換が素早く行える単能型のトルクレンチを使いたい方におすすめです。
京都機械工具(KTC) 12.7sq.プレロック型トルクレンチ GW300-04T
60~300N・mの範囲で任意のトルク値に設定可能な単能型のトルクレンチです。タイヤ・ホイール交換など、連続して同じトルク値の締め付けを行うのに便利。ラチェット機構を搭載しているので、ヘッドを差し込み直す必要がなく効率的に作業ができます。
太軸のエラストマーグリップを採用。握りやすいのもメリットです。また、専用の樹脂ケースが付属しており、保管・携帯しやすいのもポイント。特定の作業をスピーディ行える単能型のトルクレンチを探している方におすすめです。
トネ(TONE) スパナ形単能トルクレンチ TSP75-29
軽自動車のタイヤ・ホイール交換に適した、75N・mの締め付けのみを行える単能型のトルクレンチです。設定されたトルク値になるとカチッという音で知らせるのが特徴。タイヤ・ホイール交換のみを行いたい方におすすめです。
ヘッドの形状はスパナタイプで、ソケットが差し込めない狭い場所での作業もスムーズに行えます。ほかに、16N・m、38N・m、55N・mの締め付けを行えるモデルを展開しているので、作業内容にぴったりのモノを選べるのがメリットです。
エマーソン(Emerson) トルクレンチ ケース入 EM-29
自動車用工具ブランドのエマーソンのトルクレンチです。プレセット型でトルクの設定範囲は40~200N・m。購入時には103N・mに設定されています。
14mm・17mm・19mm・24mmのソケットに加え、21mmの薄口ロングタイプとエクステンションが付属。軽自動車・SUVなど、さまざまな車種のタイヤ交換が行えます。
読み取りやすい目盛付きで、トルク値の設定が簡単できるのもメリット。また、日本語による詳細なマニュアルが付属しており、トルクレンチ初心者の方にもおすすめです。
エマーソン(Emerson) デジタルトルクレンチ ケース入 EM-243
デジタル表示式を採用しているトルクレンチです。値を正確に設定しやすいのがポイント。設定はロックを解除し、グリップ部分を回すだけと簡単に行えます。
ソケットは、14mm・17mm・19mm・24mmと薄口の21mmが付属。タイヤ・ホイール交換以外の用途でも使用できます。
60秒でのオートオフ機能付きで、バッテリーを無駄にしにくいのも魅力。さらに、電池交換用の工具が付属しています。
ゲドレー(Gedore) 単能型トルクレンチ 011301
トルク精度±6%の単能型のトルクレンチです。トルク値に到達すると空転する仕様。トルクの締めすぎを防止できるため、初めて作業する方にも適しています。
本体サイズは横幅185mmで、作業しやすい設計を採用しているのもメリット。また、本体重量は約300gと軽量化を実現しています。単能型で取り回しやすいモノを探している方におすすめです。
カノン(KANON) メガネ式単能形トルクレンチ N9RSPK9
メガネ式の単能型トルクレンチです。スパナでは入らない狭い場所に対応しやすいのが特徴。また、本体は堅牢なクロムモリブデン鋼素材を採用しています。
メガネ口径は約9mmで、トルク調節範囲は2~9N・mの仕様。トルク精度は±3%で設計されており、高精度な調整ができます。
全長は約197mmで、持ち運びやすいサイズ感なのもポイント。使い勝手のよい単能型トルクレンチを求めている方におすすめです。
トルクレンチのおすすめ|検査・測定
東日製作所(TOHNICHI) プレート式トルクレンチ QF120N
直感的に読み取りができるプレート式のトルクレンチです。トルクの測定範囲は10~120N・mで、最小の目盛は2N・m。右ネジ方向・左ネジ方向の両方で使えます。
ラチェットは24枚刻みで、振り幅は15°と狭い場所でも効率的に作業しやすいのもメリット。連続しての検査などにおすすめです。
アームには摩擦部分がないため、耐久性に優れているのもポイント。お気に入りのツールを長く使いたい方にも適しています。
東日製作所(TOHNICHI) ダイヤル式トルクレンチ DB12N5-S
見やすい大型の目盛を搭載したダイヤル型のトルクレンチです。トルクの測定範囲は1.4~12N・m。低トルク値の検査や測定に適しています。また、重さは400gと軽量で取り回しやすいのもメリットです。
ダイヤルの目盛は回転可能。設定トルク値に指針を合わせて測定することで、0地点で完了できます。手をかける位置が変わっても測定精度には影響しないのも魅力です。
ダイヤルは全周プロテクタで覆っており、傷付きにくいのもポイント。精度が高く使いやすいダイヤル型のトルクレンチを探している方におすすめです。
東日製作所(TOHNICHI) プレート形トルクレンチ SF70CN
トルク範囲10~70N・mの測定ができるプレート式のトルクレンチです。差込角6.35mmで設計されており、最小目盛は2N・mまで対応可能。左右両方向のトルク測定ができるため、増し締めや戻しトルクの検査で重宝します。
持ち手は丸みを帯びたつまみのデザインが施されており、操作性に優れているのもメリット。また、本体重量は約50gの軽量化を実現しています。
東日製作所(TOHNICHI) ダイヤル式トルクレンチ T90N-S
ハンドルのように両手で操作するタイプのトルクレンチです。力を加えやすく、2人での締め付け作業にも対応。繊細な操作もしやすく、査用や締め付け用としておすすめです。
目盛には左右それぞれのトルクが刻まれており、直感的に数値を理解しやすいのがポイント。連続作業時のミスなどを軽減できます。
全長は376mmで、高さは163mm。重さは約800gとコンパクトかつ軽量なので、家庭での使用にもおすすめです。
京都機械工具(KTC) 9.5sq.ダイヤル型トルクレンチ CMD072
中央のダイヤルで測定値が読み取りやすいダイヤル型のトルクレンチです。置針式なので、裏向きに使用する場合でも測定ができるのがメリット。ダイヤルの0地点が本体の中心線上にあり、右トルクはもちろん左トルクの測定も可能です。
測定精度は左右とも±3%と良好。耐久性と精度に優れたKTC独自のトーションバーを採用しているのも魅力です。さらに、樹脂ケースが付属しているので、保管や持ち運びにも便利。測定精度が高く数値が読み取りやすいダイヤル型のトルクレンチを使いたい方におすすめです。
カノン(KANON) ダイヤル型トルクレンチ N6TOK
ダイヤル目盛付きのトルクレンチです。ダイヤル部分の直径は90mmと大きめなのが特徴。また、シンプルな設計で直感的に作業しやすいのもポイントです。
全長は260mmで、重さは500g。軽量かつコンパクトなので、手が疲れにくく、長時間の作業にもおすすめです。さらに、グリップ部分は幅37×奥行き21.5mmで、滑り止めの溝加工が施されています。
カノン(KANON) ダイヤル型トルクレンチ N140TOK-G
トルク精度±3%を実現したダイヤル型のトルクレンチです。左右両方向の負荷に対応しているほか、トルク測定範囲は20~140N・mの仕様。加えて、持ち手は手に馴染みやすい楕円形のデザインが施されており、力を加える際に身体への負担を軽減します。
赤色の羅針を搭載しているため、最大トルク値を目視確認しやすいのもポイント。アナログ式で、トルク値が確認しやすいモノを探している方におすすめです。
トルクレンチの選び方
自分の締めたいトルク値に合ったモデルを選ぶ
トルクレンチは、製品によってさまざまな測定範囲が設定されています。トルクレンチを選ぶときは、締めたいトルク値が測定最大値の30~80%以内に収まるようにしましょう。例えば、100N・m前後が規定値である普通車のホイールナットの場合は、測定最大値が約125~334N・mのモノがおすすめです。
締めたいトルク値が測定最大値の80%を超えると、規定のトルク値にするために大きな力が必要となります。体重をかけたり弾みをつけたりしてしまうこともあり、正確な値が得られません。
一方で、測定最大値の30%を下回ると、規定トルクに達したときのカチッという音や振動が感じにくくなる場合も。そのため、過剰な締め付けとなる可能性があり注意が必要です。購入前にしっかりとトルク値の測定範囲をチェックするようにしましょう。
ヘッドの形状をチェック
ソケットタイプ
トルクレンチを購入する際には、ヘッドの形状もあわせてチェックしておきましょう。ソケットタイプのトルクレンチは、プレセット型やダイヤル・プレート型タイプに多く、ボルトやナットに被せて締め付けを行うのが特徴。トルクの能力範囲内であれば、ソケットサイズを替えても使用できるのがメリットです。
また、ラチェット機構を搭載したモノなら、逆回転させても空回りするためヘッドを差し込み直す必要がありません。スピーディに作業を行いたい方におすすめです。
モンキー・スパナ・メガネタイプ
モンキー・スパナ・メガネタイプのトルクレンチは、ソケットが差し込めない狭い場所や入り組んだ場所での作業に適しています。調節範囲内であれば異なるサイズのボルトやナットでも締め付けが可能。複数の用途で使用できるのがメリットです。
また、ヘッド口径部の口開き寸法が変化してもボルトやナットの中心は変わらない専用ヘッドを採用しているモノは、力点から回転軸までの距離が変わらないのがメリット。精度の高いトルク値の測定をできるのが魅力です。
1本でさまざまな役割をこなすヘッド交換式も
車・バイク・自転車など、さまざまなアイテムの整備に使いたい場合、ヘッド交換式のトルクレンチもおすすめです。狭い場所の締め付けに便利なラチェッドヘッド、幅の調節が簡単に行えるモンキータイプ、連続しての作業に便利なスパナ型など、用途にあわせてヘッドを付け替えることで、幅広い用途に対応できます。
なお、幅広い用途に使用したい場合、締め付けたい値にトルクレンチが対応しているかもチェックしたいポイント。また、正確な値で作業するために、規格がマッチするヘッドを使うことも大切です。
サイズと重さをチェック
トルクレンチのサイズや重さは製品によってさまざまです。コンパクトサイズのモノは、狭く入り組んだ場所での作業におすすめ。一方で、長いサイズのトルクレンチは力が必要なタイヤ・ホイール交換作業に適しています。
また、長時間の作業が必要な場合は、長時間の作業時にも疲れにくい軽量なモノがぴったりです。使用用途に応じて使いやすいサイズ・重さのモノを選んでみてください。
トルクレンチの使い方の注意点
指定された場所を持って作業を行う
トルクは、「回転軸から力をかける場所までの距離」と「かける力の大きさ」で測定されています。そのため、指定された場所を持って作業を行うのがポイント。指定された場所以外を持って締め付けを行うと、正確な測定ができなくなってしまいます。
トルクレンチは精密機器なので、測定精度を保つためにも取り扱いには注意しましょう。
緩め作業や二度締めを行わない
トルクレンチはボルトやナットの締め付け作業に使う工具です。緩める作業に使用するとトルク測定機能が狂ってしまう可能性があるので、必ず締め付けのみに使いましょう。
また、カチッという音や振動・表示などで規定トルクに達したサインが出たら締め付けをやめることが大切。規定トルクに到達してからも作業を続けてしまうと締め付けすぎになり、ボルトやナットの破損につながる恐れがあります。
投げたり落としたりしない
トルクレンチは内部に搭載されているバネによってトルク値を測定する工具です。投げたり落としたりするとトルク値を正確に測れなくなる可能性があります。
トルク値を正確に測れなくなると、ボルトやナットの緩みや締め付けすぎによる破損につながる可能性も。使用する際は慎重に扱い、なるべく衝撃を与えないようにしましょう。
トルクレンチの保管法法
プレセット型のトルクレンチを保管するときは、測定範囲の最小値にセットし直しておきましょう。次に使うときに便利だからとトルク値を使用時のときのまま保管すると、内部のバネに負荷がかかったままとなり測定精度の低下の原因となります。
また、高温・多湿・ホコリのある場所で保管することも、測定精度の低下につながる可能性があるので注意が必要です。使用後は付属のケースなどに入れて保管し、使用前には異常がないかチェックするようにしてみてください。
トルクレンチは、ボルトやナットなどの過剰な締め付けを予防できる工具です。種類やヘッドの形状などさまざまな製品があるため、締め付ける対象に対応したモノを選ぶのがポイント。今回ご紹介した製品を参考に自分にぴったりなモノを選んでみてください。