日用品のメンテナンスから本格的なハンドメイドまで、さまざまな作業で活躍する「ミニルーター」。小型で扱いやすく、DIYや趣味のプラモデル製作などにも役立ちます。しかし、製品によって電源供給方法や回転数などが異なり、初めて購入する際には迷ってしまう方も少なくありません。

そこで今回は、おすすめのミニルーターをピックアップ。選び方も解説するので、気になる方はチェックしてみてください。

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ミニルーターとは?

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ミニルーターとは、ペンのように手に持って使用する電動工具のことです。やや大きめのタイプもあり、「ハンドグラインダー」や「リューター」とも呼ばれています。片手で持てるコンパクトなタイプは研磨や切断、彫刻など細かい作業で活躍。「ビット」と呼ばれている先端に装着する工具を使って作業します。

本格的な作業はもちろん、日用品のメンテナンスやDIY、アクセサリー作り、プラモデル製作など幅広い用途で役立つアイテムです。また、一口にルーターといっても重さ・使用時間・回転数・電源供給方法などはモデルによってさまざま。選ぶ際は、必要になるビットやバフなどをセットできるかを確認しておくのも重要です。

ミニルーターのおすすめランキング|コード式

第1位 高儀(Takagi) ホビールーターセット HRT-86

高儀(Takagi) ホビールーターセット HRT-86

彫金や精密な研磨、ガラス細工など幅広い用途に使えるミニルーターです。20種類のダイヤモンドビットに加えて、真鍮やスチールのホイールブラシ、ラバー砥石、切断砥石用シャフト、予備用コレットチャックなどが付属。貝がらや陶磁器、石材、木工などさまざまな素材で使用できます。

給電方式はコード式を採用。定格使用時間は10分、電源コードの長さは約1.6mあります。回転数は、約6000~13000min-1の間で無段階の調節が可能。ダイヤルを回すだけで回転数を設定できる点もメリットです。

ビットの交換はワンプッシュ式なので簡単。シャフトロック機構が採用されている点もおすすめです。

第2位 ドレメル(Dremel) DREMEL FINO 2050-N/11

ドレメル(Dremel) DREMEL FINO 2050-N/11

ペンのように握ってラクに作業できるミニルーター。コンセントからの給電でパワフルに作業できる製品です。電源コードの長さは2m。コンセントから離れた場所でも作業しやすく、取り回しにも優れています。

回転数は、5000〜22000min-1の間で無段階の調節が可能。ダイヤルを回すだけで回転数を設定でき、低回転のホビールーターとしても使えます。独立式のON/OFFスイッチを備えており、電源を入れたり切ったりする際に回転数を維持できる点もおすすめです。

第3位 プロクソン(PROXXON) ミニルーター MM100 No.28525

プロクソン(PROXXON) ミニルーター MM100 No.28525

先端部に特殊加工を施したミニルーター。ベアリングを2つ備えた専用アルミケースを搭載しており、芯ブレを軽減できるのがポイントです。精確な研磨を行いたい場合にも適しています。

また、ネオジオマグネットを使ったDC100Vモーターが採用されているのもメリット。小型ながら優れたパワーが期待できます。本体後部にあるダイヤルでは、回転数の設定が可能。8000〜18000min-1の間で、回転数を無段階に調節できます。

コレットチャックは、2.35mm径と3.0mm径の2種類が付属。先端のパーツをしっかりと保持できる設計です。本体の長さは230mm、太さは直径35mm。コンパクトかつ軽量なデザインで、携帯しやすい点もおすすめです。

第4位 プロクソン(PROXXON) ハンディーマルチルーター No.28473

プロクソン(PROXXON) ハンディーマルチルーター No.28473

ハイパワーモーターを搭載しているコード式のミニルーターです。無段電子コントロールを採用しているのが特徴。ダイヤルを操作し、回転数を8000〜18000min-1の間で調節できるのが魅力です。

また、ゴムグリップを備えているのもポイント。持ちやすさを重視する場合にも便利です。本体後部にはフックも搭載。作業終了後には、壁に引っかけて保管しておけます。

本製品は、プロクソンが製造するフレキシブルシャフトの「No.26620」にも対応。狭い場所の研磨を行う場合にもおすすめです。

第5位 京セラ(KYOCERA) ホビールーター MHR-26

京セラ(KYOCERA) ホビールーター MHR-26

使いやすいペンシルタイプのミニルーターです。細身で握りやすく、細かい研磨作業を行う際にも便利。彫刻に使用するミニルーターとしても適しています。

ビットの交換にはレバー着脱方式を採用。道具を使う必要がなく、簡単にビットを取り換えられます。また、コレットチャックでビットをしっかりと固定しておける点もおすすめです。

第6位 京セラ(KYOCERA) ホビールーター HR-100

京セラ(KYOCERA) ホビールーター HR-100

本体後部に回転数を調節するダイヤルを備えたミニルーターです。8000〜23000min-1の間で回転数を設定できるのがポイント。ガラスや金属素材への彫刻、金型修正、模型工作などの用途に使えます。

また、2.4mm径と3.0mm径のコレットチャックが付属しているのもメリット。先端に取り付けるビットをしっかりと固定できる点もおすすめです。

第7位 STRAIGHT 電動マルチミニグラインダー フレキシブルシャフト付き 17-951

STRAIGHT 電動マルチミニグラインダー フレキシブルシャフト付き 17-951

本体とモーターが別に設計されているミニルーター。モーターが焼けてしまうトラブルを予防したい場合にも便利です。また、フレキシブルシャフトが付属しているのもメリット。取り回しがしやすいだけでなく、狭い箇所の研磨作業にも適しています。

回転数は5000〜10000min-1の間で調節が可能。作業内容に合わせて設定できる点もおすすめです。モーター部分には、砥石やファイバーホイールも搭載。幅広い用途に使用できます。

ミニルーターのおすすめランキング|充電式

第1位 プロクソン(PROXXON) ミニルーターMM10 内蔵バッテリータイプ No.26500

プロクソン(PROXXON) ミニルーターMM10 内蔵バッテリータイプ No.26500

本体にバッテリーを内蔵している充電式のミニルーターです。コンセントに電源コードをつなぐ必要がなく、取り回しに優れているのが魅力。作業場所を選ばず使える点がおすすめです。

回転数は、9000〜15000min-1の間で調節が可能。無段電子コントロール機能を搭載しており、本体後部のダイヤルで回転数が設定できます。定格使用時間は20分。フル充電時には、20分間の作動を3〜5回繰り返して使えます。バッテリーは約3時間でフル充電が可能です。

第2位 ドレメル(Dremel) DREMEL LITE 7760-15

ドレメル(Dremel) DREMEL LITE 7760-15

シンプルな操作性で使いやすい充電式のミニルーターです。スライド式スイッチで電源のON・OFFや回転数の調節を行えます。初めてミニルーターを購入する場合にもおすすめの製品です。

本体に内蔵されているリチウムイオンバッテリーは、USBケーブルを使って充電が可能。コンセントが近くにない場合や屋外など、場所を選ばず作業できます。先端のビットを交換すれば幅広い用途に使用が可能。ビット交換が簡単にできる点もおすすめです。

第3位 高儀(Takagi) 3.7V充電式ホビールーター HRT-37LiA

高儀(Takagi) 3.7V充電式ホビールーター HRT-37LiA

家庭用コンセントからだけでなく、USBケーブルを使った充電にも対応するミニルーター。コードレスで手軽に使えるのが魅力です。比較的リーズナブルな価格で購入できるので、DIYで使用するミニルーターを探している場合にも適しています。

回転数は3段階で調節が可能。設定は、本体後部のボタンでコントロールできます。また、ラバーグリップが採用されているのもポイント。握りやすいだけでなく、作業時に滑りにくい点もおすすめです。

第4位 柳瀬(YANASE) ミニコングNEXT YWE-N

柳瀬(YANASE) ミニコングNEXT YWE-N

携帯性に優れたコンパクトな充電式のミニルーター。ダイヤモンドバー・軸付砥石A・ハイスビット・フェルトなど4種類のビットが付属しており、石材やガラスの研磨、一般金属のサビやバリ取り、真鍮や銀細工の彫刻、金属のツヤ出しなど幅広い用途に使えます。

本体重量は85gと軽量ながら、パワフルに作業できるのもポイント。回転数が、5000min-1・9000min-1・14000min-1の3段階で調節できる点もおすすめです。

第5位 DEPSTECH Rotary Tool Cordless Kit 30000RPM Multi Power Carving Tools for Handyman DC08

DEPSTECH Rotary Tool Cordless Kit 30000RPM Multi Power Carving Tools for Handyman DC08

5000〜30000min-1の間で回転数を調節できるパワフルなモーターを備えたミニルーター。本体には2000mAhのバッテリーを内蔵しており、USB Type-Cポートを使って充電できます。バッテリーの残量は、インジケーターライトで簡単に確認可能です。

また、127種類のアクセサリーが付属しているのもポイント。本体やアクセサリーを専用のケースにまとめて収納しておける点もおすすめです。

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ミニルーターでできること

木材や金属の加工

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木材や金属の切断や溝掘り、彫刻などの加工でミニルーターは活躍します。木材の加工ではバードカービングや木工の溝掘りで使用するのが一般的。ポリライトホイールビットを装着すれば、木材磨きや木材のケバ取りも可能です。

金属の加工ではルアー製作や金型の修正、切断などで活躍。金属のバリ取りや面取り加工にも使用されます。硬い金属面の切断に使用する場合は、パワーのあるモデルを選択するのがおすすめです。

金属の表面研磨

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金属の表面を滑らかに研磨する目的でも、ミニルーターは役立ちます。とくに、溶接で金属が盛り上がってしまった部分を削る作業にぴったり。金属部品や工具のバリ取りでも使用可能です。金属製品に傷を付けてしまったときに、目立たなくする目的でも使えます。

ただし、金属の表面研磨にはパワーが必要。パワフルで回転数の高いモデルを選ぶほか、研磨する金属の硬さに対応可能なビットを用意する必要があります。また、金属の表面研磨を行う際は、火花や粉塵が目や口に入らないよう十分な注意が必要です。

サビ・汚れ落とし

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ミニルーターは、さまざまな箇所のサビや汚れ落としでも活躍します。キッチン・水回り・工具などをはじめ、自転車のアルミやスチール、ステンレスなど金属部分のサビや汚れ落としにも便利です。

ただし、作業箇所や目的に適したビットを選ぶことが重要。ワイヤーブラシや軸付ゴム砥石、ポリライトホイールなど多くのビットがセットになっているかどうかをチェックしてみてください。

ミニルーターの選び方

定格使用時間をチェック

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ミニルーターには、連続して使用できる時間「定格使用時間」が定められています。記載がある場合はしっかりと確認しておきましょう。定格使用時間を過ぎて使い続けると、内蔵のモーターに負荷がかかり、最悪の場合は故障の原因になってしまいます。

なるべく長時間使用したい場合には、定格使用時間の長いモデルを選ぶのがおすすめ。なかには、本体とモーターが別で、モーター焼けを防ぎやすいタイプもあるので、チェックしてみてください。

回転数を調節できるモノを選ぶ

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作業対象の材料によって、適切な回転数は異なります。ミニルーターを選ぶ際は、回転数を調節できるかどうかを要チェック。柔らかい素材で高い回転数を選択すると、回転の熱で変形してしまうケースもあるので留意しましょう。

さまざまな用途に使用したい場合は、無段階で回転数をコントロールできるモデルがおすすめ。各材料に対応しやすく作業効率が向上するほか、美しい仕上がりをサポートします。

木材やプラスチック樹脂を加工したい場合は、低速回転のモデルでも十分。金属の加工や研磨を行う場合には、より高速回転するモデルが適しています。回転数は「min-1」「rpm」「回/分」などで表示されているので、チェックしてみてください。

本体のサイズや重量をチェック

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ミニルーターはペンを持つように使用するアイテムのため、本体のサイズや重量もチェックしておきましょう。自分の手の大きさに対して本体サイズが大きく重たいと、手に負担がかかる場合もあります。自分の手の大きさにフィットするかどうかを確認しておくことが重要です。

また、握りやすいグリップ形状かどうかも要チェック。握りにくかったり滑りやすかったりすると、安定した作業が困難になる場合もあります。比較的大型タイプの場合、「フレックスシャフト」と呼ばれるサポート器具が付属しているモデルもラインナップ。細かい作業の安定性を高められるのがポイントです。

電源供給方法をチェック

コード式

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長時間の作業で使用したい場合には、コード式のミニルーターがおすすめです。安定した電源供給により、ハイパワーで一定のトルクを保てます。

ただし、電源コンセントが近くにないと使いにくい場合も。また、コードに触れてしまいトラブルになるケースもあるため注意が必要です。とくに、足でコードを引っかけて高い場所から落下させてしまうと、破損の原因になります。用途や作業環境を考慮して選んでみてください。

充電式

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リチウムイオンバッテリーを内蔵し、コードレスで使えるのが充電式のミニルーターです。わずらわしいコードがなく、作業しやすいのが最大のメリット。手軽に使いやすく、屋外での作業など電源を確保できないシチュエーションでも活躍します。外出先に持ち運んで使用したい場合にも便利です。

ただし、作業中に突然充電が切れてしまうと使用できなくなるのがデメリット。また、充電が少なくなってくるとパワーが落ちてトルクが安定しない場合もあります。長時間の作業では不向きなケースもあり、用途や作業性などを考慮して選ぶことが重要です。

初心者はビットとセットになっているモノを選ぼう

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ミニルーターには本体のみのモデルと、ビットがセットになっているモデルがあります。ビットやバフ、ブラシなどどれを選んだらよいのか迷ってしまう初心者には、セットになったタイプがおすすめです。モデルによっては、さまざまなビットやバフが数多く付属しています。

また、ルーターにビットをセットする際に用いる「チャック」にも注目。チャックには対応可能な太さが決められており、太さが合わないとセットできません。本体とセットのビットなら、問題なく使用可能です。さらに、何種類かのチャックが付属しているモデルや、紛失に備えて予備のチャックが付いているモデルもあります。

ミニルーターのおすすめメーカー

プロクソン(PROXXON)

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「プロクソン」は、小型電動工具の製造・販売を主な事業内容とした「株式会社キソパワーツール」が手がけるオリジナルブランドです。ミニルーターや糸鋸盤をはじめ、さまざまなツールやアイテムを取り扱っています。

プロクソンのミニルーターは、コード式モデルと充電式モデルの両方をラインナップしているのが特徴。また、コンパクトなモノが多く取り扱われています。携行性に優れたモデルを探している方や、外出先でも活用できるモデルを探している方におすすめです。

ドレメル(Dremel)

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「ドレメル」は、1932年に設立された電動工具メーカーです。毎年のように事業を拡大しており、約80か国に製品を提供。世界中にいる多くのDIY好きやクラフトマンから支持される工具を取り扱っているのが特徴です。

ドレメルのミニルーターは、回転速度が無段階に変更できるモデルを複数ラインナップしています。また、軽量ながらも高性能のモデルが用意されているのもポイント。外出先でも活用できるモデルを探している方にもおすすめです。

京セラ(KYOCERA)

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「京セラ」は、リョービの電動工具事業を承継し、「京セラインダストリアルツールズ株式会社」として事業を始めたメーカー。DIY用電動工具やガーデン機器、清掃機器などのさまざまなパワーツールを取り扱っています。

京セラのミニルーターは、ダイヤルで回転数を無段階に調節できるモノや、ペンシルタイプで扱いやすいモノをラインナップ。ガラス・金属の彫刻や木材の切削・研磨、模型の工作など、さまざまな用途での使用におすすめです。