釣りのラインシステムで、よりパワフルな魚を遠くで掛ける際に有効なのがPEライン+ショックリーダー。細くて強いPEラインと、ポテンシャルを十分に引き出せる「ショックリーダー」を組み合わせることで、キャストからランディングまでをスムーズに行えるのが特徴です。

そこで今回は、ショックリーダーのおすすめアイテムをピックアップ。ラインの結び方についてもご紹介するので、気になる方は併せてチェックしてみてください。

ショックリーダーとは?

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ショックリーダーとは主にPEラインとセットで使われるラインの総称。素材としては主にナイロンとフロロカーボンの2種類がありますが、いずれもPEラインとルアーとの間に挟んで結ぶことで、フックがガイドに絡みやすいPEラインのデメリットを打ち消すのが役割です。

PEラインの特性として代表的なのが伸縮性のなさ。伸びがない分、アタリが取りやすく、フッキングの力がしっかりと伝わるのも魅力です。また、引っ張り強度が高いのもポイント。例えば、12lbはナイロン・フロロカーボンだと太さ3号の0.28mmが相当しますが、PEラインでは0.6号の0.13mmが同等レベルとなり、より細いラインが使えることになります。

さらに比重が軽く空気抵抗が少ないため、軽いモノを遠くに飛ばすことが容易。ただし、コシがないのでPEライン直結だとライントラブルが多く発生します。特にハリ先が複数あるトレブルフックやエギのハリはPEライン単体だと絡みやすく、ショックリーダーを結ぶことである程度ケアできるので、留意しておきましょう。

ショックリーダーの選び方

素材で選ぶ

キャスティング重視ならナイロン

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ナイロンラインは比重が水に近く、沈みにくいのが特徴。素材としては柔らかさと、しなやかさを兼ね備えているのがポイントです。

糸の柔らかさは釣りでの扱いやすさに繋がり、ライントラブルの少なさがメリット。しなやかさはキャスティング性能に関わり、遠投のしやすさにも寄与します。

また、伸張性があるのも素材としての注目点。掛けてから急な衝撃が加わってもライン自体がクッションとなり、魚をうまくいなすことが可能です。

フォール重視ならフロロカーボン

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フロロカーボンラインは比重が水よりも重く、沈みやすいのが特徴。素材としては硬いほか、吸水率が低く、耐摩耗性が高いのがポイントです。

また、伸張性が低いため、魚のアタリや地形変化が手元に伝わりやすいのもメリット。操作性が高いのも魅力です。一方で巻き癖などがつくとライントラブルが起きやすいので、その点は注意。どちらかというとバーチカルに落とすフォールの釣りに向いています。

太さで選ぶ

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ショックリーダーの太さを考える際はPEラインの太さを考慮してセレクトするのがセオリーですが、狙うターゲットやフィールド状況によっても異なります。

例えば、アジングやメバリングなどのライトゲームで使うPEは0.8号など細めで、ショックリーダーも同等レベルの4lb。エギングであればPE1号前後でリーダーは8lb、シーバスであれはPE1〜1.5号に対しリーダー12〜16lbとちょっと太めがおすすめです。

一方、青物狙いなどで太めのラインを使う場合はPE3号に、ショックリーダー30〜50lbがベース。淡水でライギョを釣る場合はPE5号にリーダー60lbにしたり、怪魚のアカメを釣る際は鋭い歯で切られる可能性が高いので80lbまで用意したりすることもあります。悩む方は事前に釣行したアングラーのタックルデータを確認しておきましょう。

長さで選ぶ

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ショックリーダーは1タックルあたりで使う長さが限られているので、通常のラインの長さよりも分量は少なめ。50m巻きや30m巻きなどが主流で、製品によってはラインと太さによって分量も異なってきます。また、同じ製品でも長さによっては小さくて薄いケースに収納され、持ち運びやすいタイプもあるので、確認しておきましょう。

ショックリーダーのおすすめ

東レ(TORAY) パワーゲーム ルアーリーダー フロロ

同社ラインテスターの実釣から生み出されたショックリーダー。タイプとしてはフロロカーボンラインで、強度と柔軟性に配慮した「オプティマル・バランス・デザイン」、汎用性を図った「マルチ・エフェクト・デザイン」、操作性を高めた「アンチ・レジスタント・コート」を採用し、シーンを問わず使いやすいのが特徴です。

製品としては30m巻き共通で、0.6号3lbから14号50lbをラインナップ。指名買いをするのはもちろん、ポンドや太さ別に買い揃えたい方にもおすすめです。

モーリス(MORRIS) バリバス ショックリーダー フロロカーボン

オールラウンドに使えるおすすめのショックリーダー。タイプとしてはフロロカーボンラインで、耐摩耗性に優れているのが特徴です。高感度かつ低伸度で、ルアーの操作性も良好。

吸水によるライン劣化を抑えた「スーパータフコーディング加工」や紫外線をケアする「ノンストレスコーディング」が施されており、強度も十分確保されています。

製品としては30m巻き共通で、2.5号10lbから40号130lbまでをラインナップ。信頼と実績の高い製品なので、ショックリーダーを選ぶ際はぜひおさえておきましょう。

モーリス(MORRIS) バリバス オーシャンレコードショックリーダー

オフショア専用としておすすめのショックリーダー。タイプとしてはナイロンラインで、ラインシステムの組みやすさに配慮しているほか、キャスト時におけるガイドの抜け感、ルアーアクションの質などにもこだわって開発されているのが特徴です。

ラインナップとしては8号35lbから70号250lbまでが50m巻き、80号300lbから100号370lbまでが30m巻きとなっています。製品名の通り、大海原でレコードクラスのモンスターを仕留めたい方はぜひチェックしておきましょう。

サンヨーナイロン(Sanyo Nylon) アプロード ソルトマックス ショックリーダー

ナイロンとフロロのどちらも用意されているショックリーダー。衝撃吸収能力や耐久性が高いほか、太めのラインでもしっかりと締め込めるのが特徴です。

製品名にソルトとありますが、淡水でも十分使えるので、国内はもちろん、海外の怪魚を釣りたい方にもおすすめ。なお、ナイロンとフロロとでラインナップに違いがあり、ナイロンは50m巻きで30lbから200lbまで、フロロは30m巻きで30lbから100lbまでとなっています。

サンヨーナイロン(Sanyo Nylon) アプロード ナノダックスショックリーダー

素材にナイロンでもフロロカーボンでもない「ナノダックス」を採用した、おすすめのショックリーダー。しなやかさがありながらも低伸度、さらに強度も感度も高めで、釣りに求められる要素が揃っているのが特徴です。

同素材はポリアミド系のナイロンがベースとしながらもナノサイズの改質剤を加えることにより、分子同士の隙間に超微細粒子を結節させているのがポイント。引っ張り強度が高いので、ワンランク細めでもナイロン・フロロと同程度の引っ張り強度がほしい際に有効です。

製品としては0.6号2.5lbから8号30lbをラインナップ。よりショックリーダーにクッション性を期待したい場合はナイロン、沈ませたい場合はフロロ、それ以外はナノダックスと使い分けているアングラーもいるので、ぜひチェックしておきましょう。

デュエル(DUEL) ハードコア パワーリーダー カーボナイロン

ナイロンとフロロカーボンをブレンドしたおすすめのショックリーダー。「カーボナイロン」と銘打った素材を採用しており、双方のいいとこ取りをしているのが特徴です。

ナイロンのメリットであるストレスない操作感にフロロカーボンのよさが加わっているのがポイント。耐摩耗性に強く低伸度で、感度も良好です。吸水性も少なく、劣化もしにくいのも魅力。ラインナップとしては0.8号3lbから40号150lbが用意されています。

デュエル(DUEL) ハードコア パワーリーダー フロロカーボン

太さや引っ張り強度によってラインの硬さが異なる、フロロカーボンタイプのショックリーダー。同素材のメリットである低伸度、高感度はそのままに、シーンに合った使用感で釣りができるのが特徴です。

具体的には3号以下であれば硬調、4~7号であれば中硬調、8号以上であれば中軟調。ポンドでいうと、12lbから8号30lbはやや硬め、12号40lbから30号100lbはやや柔らかめといったように、糸の強さと結びやすさの両方に配慮しているのもポイントです。

デュエル(DUEL) TB CARBON ショックリーダー

糸の強さにこだわって開発されたフロロカーボン素材のショックリーダー。耐摩擦性や耐衝撃吸収性はもちろん、長期の釣行にも対応できる耐久性を備えており、過酷な状況下でも安心して使えるのが特徴です。

ラインナップとしては1号4lbから8号30lbまでが30m巻き、12号40lbから30号100lbまでが25m巻きとなっています。シーバスやエギング、ジギングなどさまざまな釣りで使えるほか、価格帯も比較的リーズナブル。コスパも良好のおすすめアイテムです。

サンライン(SUNLINE) ソルティメイト システムショックリーダーナイロン

1日中竿を振り続けるアングラーにおすすめのナイロン製ショックリーダー。異種特殊コポリマーナイロンをブレンドした製法を採用することによって吸水の影響が少なく、耐久性に優れているのが特徴です。

伸度のバランスにも配慮しており、魚が掛かった際はしっかりとクッション性があるものの、ルアーの操作性に関しても支障が少なく、使い勝手は良好。ラインナップとしては50m巻き共通で、3号12lbから40号150lbまでを用意しています。

サンライン(SUNLINE) ソルティメイト システムショックリーダーFC

耐摩耗性に優れたフロロカーボンタイプのショックリーダー。根ズレや歯切れに強く、積極的に攻められるのが特徴です。

ルアーの操作性もよく、アクションの質も良好。初期伸度も低いので、急な負荷がかかるフッキングもためらいなく対応できます。製品としては3号12lbから14号50lbが50m巻き、18号60lbから30号100lbまでが30m巻き。汎用性の高いおすすめのアイテムです。

よつあみ(YGK) ナイロンショックリーダー

同社の超耐摩耗ナイロン「DMV」を素材に採用したおすすめのショックリーダー。通常のナイロンよりも約20倍の耐摩耗性を謳っており、根ズレや歯切れに強いのが特徴です。

また、ラインが締め込みやすいため、結節がスムーズにできるのもポイント。ラインブレイクを恐れることなく果敢にファイトできるので、パワフルな魚とも十分対峙できます。淡水ではナマズやライギョ、海水ではGTや青物など、魚体の大きい相手との真っ向勝負を挑みたいアングラーはぜひチェックしておきましょう。

よつあみ(YGK) ガリス キャストマン アブソーバー

特殊ナイロン原糸の「スーパーブロン」を採用したショックリーダー。衝撃吸収力と柔軟性が高く、モンスタークラスの魚もしっかりといなせるのが特徴です。

ラインはしなやかで、巻き癖がつきにくいのもポイント。ロングリーダーはもちろん、ショートリーダーであってもラインの伸びがよいクッションとなり、結節部分の負担を軽減できるのも魅力です。

製品は4号16lbから100号330lbまでとラインナップも豊富。国内はもちろん、海外の怪魚を釣りたい方にもおすすめのアイテムです。

クレハ(KUREHA) シーガー プレミアムマックス ショックリーダー

フロロカーボンながらしなやかさのあるショックリーダー。ソルト専用と謳う製品らしく強度もしっかりとしており、安心して使えるのが特徴です。

非常に細い番手からラインナップが揃っているのもポイント。下は0.4号2lbから上は22号81.5lbまでが用意されています。汎用性の高いラインですが、特に軽量ルアーやライトリグを駆使して繊細なアタリをとりたい方におすすめのアイテムです。

クレハ(KUREHA) シーガー グランドマックスショックリーダー

強度の高さに定評があるフロロカーボンのショックリーダー。強度には単純な糸の強さを示す引っ張り強度ないし直線強度のほか、糸の結び目の強さを示す結節強度もありますが、本製品はどちらも高く、安心して使えるのが特徴です。

ラインナップはやや少なめで、1.5号8lbから10号44.5lbまで。ただし、同社の製品と比べるとポンド数がワンランク高めに設定されているのがポイントです。逆をいえば、同じポンド数でより細いラインを使えることになるので、購入を検討する際はぜひ確認しておきましょう。

山豊テグス(YAMATOYO) 耐摩耗ショックリーダー

しなやかさのあるナイロンタイプながら、耐摩耗性に優れたショックリーダー。ラインシステムが組みやすく結節強度もしっかりしているので、キャスト切れや高切れなど、いわゆる結び目のすっぽ抜けにも配慮できるのが特徴です。

0.8号3lbから40号130lbまでをラインナップ。ゴワつきにくいショックリーダーを求めている方は、ぜひ試してみてください。

山豊テグス(YAMATOYO) フロロショックリーダー

フロロカーボンタイプのショックリーダーのなかでも、比較的価格がリーズナブルな製品。質感としても同素材のなかではソフトなので、頻繁にショックリーダーを結び変える方におすすめのアイテムです。

0.6号2lbから22号80lbまでをラインナップ。コスパ重視でライン選択をしたい方はもちろん、フィールド状況やターゲットに応じてこまめに太さやポンド数を調節したい方は候補として検討してみてください。

ダイワ(Daiwa) モアザンリーダー エクストリーム

同社シーバスシリーズ「モアザン」のショックリーダー。タイプとしてはナイロンとフロロの双方が用意されており、よりルアーを浮かせて使いたい場合はナイロン、やや沈めたい場合はフロロと、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。

いずれも結節強度があり、巻きグセがつきにくいのもポイント。製品は4号16lbから12号40lbで統一されています。シーバスアングラーの方はぜひおさえておきましょう。

ダイワ(Daiwa) ソルティガ リーダー

サーフのフラットフィッシュ狙いや、ショア・オフショアの青物狙いにおすすめのショックリーダー。やや太めからのラインナップが揃っており、安心して使えるのが特徴です。

タイプとしてはナイロンとフロロのどちらも用意されており、ナイロンは8号30lbから50号170lb、フロロは8号30lbから35号100lbまでをラインナップ。しっかりとロングキャストをして大物を掛けたい方は、ぜひチェックしておきましょう。

シマノ(SHIMANO) エクスセンス リーダー EX フロロ

同社のシーバスシリーズ「エクスセンス」のショックリーダー。芯の部分は硬く、周囲は柔らかい2重構造を採用しており、糸としての強さがありながらも結びやすいのが特徴です。

タイプとしてはフロロカーボンで、原料の分子や結晶構造を大きているのもポイント。直線強力を高めることで、引っ張り強度や耐久性も十分にあります。なお、ラインナップとしてはシーバスで使うには十分ですが、3号12lbから8号30lbとやや少なめなので、その点は留意しておきましょう。

シマノ(SHIMANO) オシア ジガー リーダー マスターフロロ

ジギング専用を謳うフロロカーボンタイプのショックリーダー。数多くのテスターが開発に携わっており、強度はもちろん、衝撃吸収性やしなやかさにも配慮した仕様となっているのが特徴です。

4号16lbから18号60lbをラインナップ。糸グセがつきにくいほか、スプールとの馴染みもよいので、クイックに誘う場合はもちろん、スローな展開にも安心して使えます。やや価格帯は高めですが、その分満足度も高いおすすめのアイテムです。

メジャークラフト(Major Craft) 弾丸フロロショックリーダー

リーズナブルな価格帯が魅力のショックリーダー。タイプとしてはフロロカーボンで、アジングやメバリングなどのライトゲームのほか、遠投性が必要となるシーバス、シャクリが重要となるエギング、さらにサーフのフラットフィッシュや磯場の青物狙いなど、さまざまなシーンで使えるのが特徴です。

製品は0.6号2lbから30号100lbまでとラインナップが豊富なのもポイント。単品購入はもちろん、ショックリーダーを多用する方は太さやポンド別に買い揃えるのもおすすめです。

サーティフォー(34) ジョイントライン

アジングに精通する家邊克己氏が開発に携わるブランド「34」のショックリーダー。タイプとしてはフロロカーボンで、ライトゲーム専用となっているのが特徴です。

直線性に優れているほか、糸グセも少なく、結節強度も十分。ラインナップしては0.8・1.2・1.7号が用意されています。気になる方はぜひ試してみてください。

番外編:ショックリーダーの結び方

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ショックリーダーを用いる際に覚えておきたいのがPEラインとの結び方。PEラインはコシがなく、安易な結び方では抜けてしまうことがあるので、注意が必要です。

もっとも代表的なのが「FGノット」。強さに定評があるほか、結びコブが小さく、ガイドとの引っ掛かりもケアできるのが特徴です。ただし、慣れるまでには時間がかかるので練習が必要。専用の器具を使えばある程度自動で締め込めるので、苦手な方は購入を検討してみてください。

また、ビミニツイストのダブルラインを活用する「キングノット」もおすすめ。国内外を問わずさまざまな魚種に精通している村田基氏が考案したノットとして知られており、強い強度を備えています。

簡単な結び方としては「マグナムノット」がおすすめ。マグナム長尾氏が考案したとされるPEラインとショックリーダーを並べ重ねてから結ぶ方法で、双方が引っ張られるほどに締め込まれていくのがポイントとなります。

なお、糸同士を結ぶ際によく紹介される「電車ノット」も候補ではありますが、PEラインとショックリーダーはやや抜けやすいので注意。応急処置程度に考えておきましょう。